JP2016156643A - 予兆診断システム、予兆診断方法及び予兆診断装置 - Google Patents

予兆診断システム、予兆診断方法及び予兆診断装置 Download PDF

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Abstract

【課題】機器の異常検知を効率的に行える予兆診断システム、予兆診断方法及び予兆診断装置を提供する。
【解決手段】モータへ入力される交流電流値を取得する電流値取得部111と、各時刻において、取得された電流値を、電流強度と周波数とを対応させた周波数スペクトルに変換する周波数解析部112と、該周波数スペクトルのうち、機器に入力又は機器から出力される電流値の機器周波数×N(N=1,2,3,・・・)である解析周波数に対応する周波数に対応する電流強度をAtとしたとき、As=m×At(0<m<1)となるAsにおける周波数幅を、各時刻で算出する異常判定値算出部113と、周波数幅が、正常時における周波数幅より広くなっているか否かを判定し、該判定の結果、周波数幅が、正常時における周波数幅より広くなっている場合、機器が異常状態であると判定する判定処理部114と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、機器の異常を判定する予兆診断システム、予兆診断方法及び予兆診断装置の技術に関する。
モータや発電機といった回転機(回転電機)に軸受損傷等による突発異常が発生すると、計画外の修理作業やリプレースが必要となる。そのため、回転機に突発異常が発生すると、生産設備の稼働率低下や生産計画の見直しが必要となる。従来は、回転機を適宜停止させ、オフラインによる診断がなされることで、回転機の劣化具合を把握することが行われてきた。このような診断を行うことで、突発異常を防ぐことができるが、オフライン診断のために回転機を停止させる必要がある。そのため、この診断方法は生産設備の稼働率低下を招く。
このような背景から、回転機運転中の診断が可能なオンライン診断へのニーズが高まっている。
回転機のオンライン診断の手法として例えば特許文献1に記載された技術がある。該特許文献1に記載の技術では、回転機の診断手法として、電動機の負荷電流信号スペクトルの電源周波数及びその高周波スペクトルを基に、診断パラメータを算出している。そして、特許文献1に記載の技術は、診断対象機械設備ごとに予め設定した判定基準値と、算出した診断パラメータとを比較し、算出した診断パラメータが判断基準より大きい場合に、機械設備が異常であると判断している。つまり、特許文献1に記載の技術では、特定の周波数成分に生じるピークを基に回転機の異常診断を行っている。
特開平11−083686号公報
しかし、回転機の異常が特定周波数成分にピークを持つスペクトルとして現れない場合がある。このような場合、特許文献1に記載の技術では、回転機の異常を検出することが困難であった。回転機の異常が、周波数ピークとして現れないことの理由としては、他の装置による周波数ピークに埋もれていることや、物理的にピークとして現れない異常である可能性がある。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、機器の異常検知を効率的に行うことを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、機器へ入力又は機器から出力される交流電流値を周波数解析し、該周波数解析した結果である周波数スペクトルの幅が、正常値より広くなっている場合、機器に異常が発生していると判定することを特徴とする。
本発明によれば、機器の異常検知を効率的に行うことができる。
第1実施形態に係る予兆診断システムの構成例を示す図である。 第1実施形態に係る予兆診断装置の構成例を示す図である。 第1実施形態に係る周波数経時変化情報200である。 第1実施形態に係る周波数経時変化情報200について説明するための図である。 電流強度増加値について説明するための図である。 電流強度増加割合について説明するための図である。 第1実施形態に係る異常診断処理の手順を示すフローチャートである。 第1実施形態に係る異常判定処理の手法を示す図である。 第2実施形態に係る予兆診断システムの構成例を示す図である。 第2実施形態に係る予兆診断装置の構成例を示す図である。 予兆診断処理の手順を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る電圧値に基づく異常判定処理の手法を示す図である。 第3実施形態に係る予兆診断システムの構成例を示す図である。 第4実施形態に係る予兆診断システムの構成例を示す図である。 第5実施形態に係る異常判定処理の手法を示す図である。 第6実施形態に係る異常判定の手法を示す図である。 周波数分布の例を示す図である。 本実施形態に係る操作画面の例を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
発明者は、特定周波数成分にピークを持つスペクトルとして現れない回転機の異常の中には、駆動周波数付近の電流強度の増加と、電流値が増加している時間が単位時間に占める割合が変化する異常が存在することを見出した。本実施形態は、駆動周波数(機器周波数)付近の電流値の増加と、電流値が増加している時間が単位時間に占める割合を基に回転機の異常診断を行うことを特徴とする。なお、駆動周波数付近の電流強度の増加、電流強度が増加している時間が単位時間に占める割合については後記する。
[第1実施形態]
(システム構成図)
図1は、第1実施形態に係る予兆診断システムの構成例を示す図である。
予兆診断システム10では、電源装置5から給電線2a〜2cを介してモータ3に電力が供給されている。そして、モータ(機器)3の回転エネルギによって機器7が動作している。
給電線2aには、給電線2aを囲むように電流センサ4aが設置されている。予兆診断装置1は、電流センサ4aから取得した交流電流値(以下、電流値と称する)を周波数解析することによって、モータ3の異常(ここでは、劣化)を検知する。また、予兆診断装置1は、異常診断の結果を、ネットワーク等で接続されているユーザ端末6等に送信し、ユーザ端末6は送信された異常診断の結果を表示装置に表示する。また、ユーザ端末6から入力された情報を基に、異常診断の設定を行うことも可能である。
なお、本実施形態では、給電線2a〜2cを3本利用する3相モータの場合を示したが、異なる相数であってもよい。また、電流センサ4aの種類について限定しないが、貫通型電流センサ、クランプ型電流センサ、分割型電流センサ、磁気光学効果を用いた光ファイバセンサ等を使用することができる。なお、本実施形態において、給電線2aを囲むように電流センサ4aが設置されているが、電源装置5及びモータ3間に流れる電流値を計測できれば、囲むように設置されるものでなくてもよい。また、電流センサ4aは、給電線2aに設置されているが、給電線2bに設置されてもよいし、給電線2cに設置されてもよい。
(予兆診断装置の構成)
図2は、第1実施形態に係る予兆診断装置の構成例を示す図である。適宜、図1を参照する。
予兆診断装置1は、メモリ101、CPU(Central Processing Unit)102、HD(Hard Disk)等の記憶装置103、電流センサ4aで計測された電流値が入力されたり、ユーザ端末6から情報が入力されたりする入力装置104、及び、予兆診断装置1による異常診断の結果をユーザ端末6に送信する出力装置105を有している。
メモリ101には、記憶装置103に格納されているプログラムが展開され、CPU102によって展開されたプログラムが実行されることにより、処理部110、及び、処理部110を構成する電流値取得部111、周波数解析部112、異常判定値算出部113、判定処理部114、送信処理部115及び設定処理部116を有している。
電流値取得部111は、入力装置104を介して、電流センサ4aが計測した電流値を取得する。
周波数解析部112は、電流値取得部111が取得した各時刻における電流値を周波数解析することで、周波数経時変化情報200(図3)を算出する。周波数経時変化情報200については後記する。
異常判定値算出部113は、電流強度増加値や、電流強度増加割合といった異常判定値を算出する。電流強度増加値や、電流強度増加割合については後記する。
判定処理部114は、算出された異常判定値を基にモータ3の異常を判定する。
送信処理部115は、出力装置105を介してユーザ端末6へ判定処理部114による判定結果を送信する。
設定処理部116は、入力装置1を介して異常診断の設定を反映させる。
なお、本実施形態では、各部111〜116及び記憶装置103が1つの装置に搭載されているが、これに限らず、各部111〜116及び記憶装置103のうち、少なくとも1つが別の装置に搭載されてもよい。
(周波数経時変化情報例)
図3は、第1実施形態に係る周波数経時変化情報の例を示す図である。
図3に示されるように、周波数経時変化情報200は、時間に対する周波数スペクトルの変化を示したものであり、横軸が時間に対応し、縦軸が周波数に対応している。
また、図3(a)が正常時における周波数経時変化情報200を示しており、図3(b)が異常発生時における周波数経時変化情報200を示している。
ここで、図4を参照して、図3に示す周波数経時変化情報200の見方を説明する。
図4(a)は電流強度と周波数との関係を示す周波数スペクトル図であり、図4(b)が図3に示している周波数経時変化情報200である。
ここで、図4(b)が示す周波数経時変化情報200の幅は、図4(a)において、任意の電流強度Asにおける周波数スペクトルの幅に相当する。ちなみに、周波数f0はモータ3を駆動させるための電流周波数である駆動周波数である。周波数スペクトルのピーク値をAtとしたとき、Asは以下の式(1)による電流強度である。
As=m×At(0<m<1) ・・・ (1)
そして、図4(b)における幅w0は、狭い周波数スペクトル500における電流強度Asでの幅w0である。
また、図4(b)における幅w2は、広い周波数スペクトル502における電流強度Asでの幅w2である。
そして、図4(b)における幅w1は、中間の幅を有する周波数スペクトル501における電流強度Asでの幅w1である。
なお、正常時では、周波数スペクトル500が示され、異常時では周波数スペクトル501,502が示される。
また、本実施形態では、図4(a)において電流強度の大きさは対数表示を想定しているが、測定結果に応じてリニア表示としてもよいし、ある関数で電流スペクトルの大きさを変換してもよい。
ここで、図3に説明を戻す。
図3(a)に示す正常時における周波数経時変化情報200では、駆動周波数f0を中心に周波数スペクトルの大きさが時間と共にあまり変化していない。
図3(a)に対し、図3(b)に示す異常発生時の周波数経時変化情報200では、符号201で示すように、周波数軸方向に広がる事象が発生している。つまり、異常発生時の周波数経時変化情報200では、ところどころで周波数スペクトルの幅が広がっている。そして、モータ3の劣化が進行すると、周波数スペクトルの幅が広がる事象の発生頻度が高くなると共に、該事象における周波数スペクトルの幅が大きくなっていく。
ここで、式(1)において、m=0.5としたときの幅w0〜w2を用いてもよい(このようなw0〜w2を半値幅という)。
このような半値幅をw0〜w2として用いることで、0.5<m<1のときよりも、幅w0〜w2の変化が大きくなり、後記する異常判定値の算出が容易となる。
(異常判定値)
次に、図5及び図6を参照して、異常判定値について説明する。
(電流強度増加値)
図5は、電流強度増加値について説明するための図である。
図5において、周波数スペクトル500〜502は図4(a)と同様である。
ここで、駆動周波数f0付近における任意の周波数faを設定する。そして、異常判定値算出部113は、周波数faにおける周波数スペクトル500〜502それぞれの電流強度A0〜A2を算出する。前記したように、周波数スペクトル500は、正常時における周波数スペクトルなので、電流強度A0は正常時における電流強度となる。そして、異常時における周波数スペクトル501,502から算出される電流強度A1,A2が異常時における電流強度である。電流強度A1,A2を電流強度増加値としてもよいし、A1−A0,A2−A0電流強度増加値としてもよい.
なお、電流強度増加値は、前記した「駆動周波数付近の電流強度の増加(解析周波数の周辺における任意の周波数に対応する電流強度の増加)」である。
(電流強度増加割合)
図6は、電流強度増加割合について説明するための図である。
電流強度増加割合とは、単位時間における周波数経時変化情報200が所定の閾値以上の幅を有する時間の割合である。なお、電流強度増加割合とは、前記した「電流強度が増加している時間が単位時間に占める割合(単位時間において、前記周波数幅が、正常時における周波数幅より広くなっている時間が占める割合)」である。
図6において、電流強度増加割合は、周波数経時変化情報200の周波数軸方向の幅が所定の値以上である時間の合計値を時間T0で除算したものである。すなわち、図6において、電流強度増加割合Tpは以下の式(2)で示される。
Tp=(t1+t2+t3+t4+t5+t6+t7+t8)/T0 ・・・ (2)
(フローチャート)
図7は、第1実施形態に係る予兆診断処理の手順を示すフローチャートである。適宜、図1及び図2を参照する。
まず、予兆診断装置1の電流値取得部111が電流センサ4aで計測された電流値を取得する(S101)。
そして、周波数解析部112が、取得した負荷電流データを周波数解析し、周波数スペクトルの時間変化である周波数経時変化情報200に変換する(S102)。
次に、判定処理部114は、変換された周波数経時変化情報200から、異常判定値を算出する(S103)。異常判定値は、電流強度増加値及び電電流強度増加割合のうち、少なくとも一方である。
そして、判定処理部114は算出した電流強度増加値及び電流強度増加割合のうち、少なくとも一方を用いて、モータ3に異常が発生しているか否かを判定する(S104)。モータ3の異常判定については後記する。
ステップS104の結果、モータ3に異常が発生していないと判定された場合(S104→No)、処理部110はステップS101へ処理を戻す。
ステップS104の結果、モータ3に異常が発生していると判定された場合(S104→Yes)、送信処理部115がモータ3の異常判定結果をユーザ端末6へ送信する(S105)。ここで、異常判定結果とは、例えばモータ3の劣化兆候に関するパラメータ等である。
なお、図7に示す処理は、所定の時間幅を有し、時間軸方向に移動していく時間窓が設けられ、この時間窓内において処理が行われてもよい。
(異常判定処理)
図8は、第1実施形態に係る異常判定処理の手法を示す図である。
なお、図8における処理は、図7のステップS104の処理に相当する。
判定処理部114は、図2のステップS103で算出した値を、図8に示すような、横軸が電流強度増加値、縦軸が電流強度増加割合であるグラフにプロットしていく。なお、図8の横軸はリニア表示を想定しているが、対数表示としてもよい。
つまり、符号601では電流強度増加値と、電流強度増加割合の両方が小さいが、劣化が進むにつれ、符号602,603のように、電流強度増加値と、電流強度増加割合とが増加する傾向が見られる。
予め蓄積しているデータを基に、電流強度増加値及び電流強度増加割合の閾値611を設け、プロットされた値が予め定められている所定の閾値6111を超えると、判定処理部114は「異常」と判定する。閾値は、過去のデータを基にユーザが決めてもよいし、処理部110が過去のデータから電流強度増加値及び電流強度増加割合と異常発生の関係を分析することで定められてもよい。
なお、ここでは電流強度増加値及び電流強度増加割合の両方を基に異常判定を行っているが、電流強度増加値及び電流強度増加割合のどちら一方のみで異常判定を行ってもよい。
電流強度増加値のみで異常判定を行う場合、モータ3の劣化が進むにつれ、図8の符号621で示される方向に値が移っていく。また、電流強度増加割合のみで異常判定を行う場合、モータ3の劣化が進むにつれ、図8の符号622で示される方向に値が移っていく。
いずれの場合でも、値が閾値601を超えると、判定処理部114は異常と判定する。
なお、図8では、電流強度増加値と、電流強度増加割合とがともに増加しているが、どちらか一方のみが増加する場合もある。
予兆診断システム10は、回転機の負荷電流の特定周波数成分にピークを持つスペクトルとして現れない回転機(モータ3)の異常のうち、駆動周波数付近の電流強度の増加と、電流強度が増加している時間が単位時間に占める割合が変化する異常を診断する。このようにすることで、回転機(モータ3)の異常が顕在化する前に、異常を検知することできる。この結果、予兆診断システム10は、回転機(モータ3)が完全に異常し停止する前に、回転機(モータ3)を計画的に停止させることが可能になる。結果として、予兆診断システム10は、回転機(モータ3)の異常検知を効率的に行うことができる。
[第2実施形態]
(システム構成図)
図9は、第2実施形態に係る予兆診断システムの構成例を示す図である。
ここでは、図1との差異を示し、図1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
予兆診断システム10aが、図1の予兆診断システム10と異なる点は給電線2aに電圧センサ8aが設置されていることである。そして、予兆診断装置1aは、電流センサ4aで計測された電流値と、電圧センサ8aで計測された交流電圧値(以下、電圧値と称する)とを基に、モータ3の異常診断を行っている。
なお、電圧センサ8aは、給電線2aに設置されているが、給電線2bに設置されてもよいし、給電線2cに設置されてもよい。しかし、電圧センサ8aは、電流センサ4aが設置されている給電線2a〜2cに設置されることが好ましい。
(予兆診断装置の構成)
図10は、第2実施形態に係る予兆診断装置の構成例を示す図である。適宜、図9を参照する。
ここでは、図2との差異を示し、図2と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
予兆診断装置1aでは、メモリ101において、記憶装置103に格納されているプログラムが展開され、CPU102によって展開されたプログラムが実行されることにより、図2に示される各部110〜115に加えて、処理部110aにおいて電圧値取得部117が具現化している。
電圧値取得部117は、入力装置104を介して、電圧センサ8aが計測した交流電圧値(電圧値)を取得する。以下、電圧値とは交流電圧値であるものとする。
(フローチャート)
図11は、本実施形態に係る予兆診断処理(異常診断処理)の手順を示すフローチャートである。適宜、図9及び図10を参照する。
なお、ここでは、図7と異なる処理について説明し、図7と同様の処理については同一のステップ番号を付して説明を省略する。
ステップS101aにおいて、電流値取得部111が電流センサ4aで計測された電流値を取得するともに、電圧値取得部117が電圧センサ8aで計測された電圧値を取得する。
そして、ステップS104aにおいて、判定処理部114が、異常判定値と、電圧値とを用いてモータ3に異常が発生しているか否かを判定する(S104a)。
図12は、第2実施形態に係る電圧値に基づく異常判定処理の手法を示す図である。
図12に示されるグラフにおいて、横軸は時間を示し、縦軸は電圧値を示す。
図12(a)は、例えば、モータ3の制御のために予め設定されている電圧変化(計画電圧変化)である。これに対して、図12(b)で示される電圧センサ6aで実測された電圧値では、符号701で電圧値の上昇と下降が生じている。
判定処理部114は、図12(a)のような計画電圧変化と、実測された電圧値の時間変化とをマッチング等して、符号701における電圧値の異常を検知する。
つまり、判定処理部114は、まず、第1実施形態における手法によってモータ3の異常判定を行う。そして、第1実施形態における手法によってモータ3の異常が検知されると、判定処理部114は、図12で示される電圧値による異常判定を行う。
また、第2実施形態に示す構成とすることで、電源装置5からモータ3に印加される電圧変動により引き起こされるモータ3への負荷電流による異常判定値の変化と、モータ3の劣化により引き起こされる異常判定値の変化とを区別することができる。
つまり、例えば、大きなノイズ等、モータ3の異常以外でも、周波数スペクトルの異常が検知される場合がある。このような場合、第2実施形態のように、電圧値による異常判定を第1実施形態の異常判定とともに行うことで、異常診断の精度を高めることができる。
[第3実施形態]
図13は、第3実施形態に係る予兆診断システムの構成例を示す図である。
ここでは、図1との差異を示し、図1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
予兆診断システム10bが、図1の予兆診断システム10と異なる点は給電線2a〜2cのそれぞれに電流センサ4a〜4cが設置されていることである。そして、予兆診断装置1bは、電流センサ4a〜4cで計測された電流値のそれぞれに対して、第1実施形態と同様の異常診断を行う。
第3実施形態によれば、電流センサ4a〜4cのうち、いずれかに故障が生じても、残りの電流センサ4a〜4cで異常診断を行うことができる。これにより、予兆診断システム10bの信頼性を向上させることができる。
[第4実施形態]
図14は、第4実施形態に係る予兆診断システムの構成例を示す図である。
ここでは、図13との差異を示し、図13と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
予兆診断システム10cが、図13の予兆診断システム10bと異なる点は給電線2a〜2cのそれぞれに電圧センサ8a〜8cが設置されていることである。そして、予兆診断装置1cは、電流センサ4a〜4cで計測された電流値と、電圧センサ8a〜8cで計測された電圧値のそれぞれに対して、第2実施形態と同様の異常診断を行う。
第4実施形態によれば、電流センサ4a〜4c及び電圧センサ8a〜8cのうち、いずれかに故障が生じても、残りの電流センサ4a〜4c及び電圧センサ8a〜8cで異常診断を行うことができる。これにより、第2実施形態と同様に異常診断の精度を向上させつつ、予兆診断システム10cの信頼性を向上させることができる。
[第5実施形態]
第1実施形態〜第4実施形態では、図8に示す異常判定処理の他に、図15に示されるように周波数経時変化のパターン比較によって、モータ3の異常判定が行われてもよい。なお、図15に示す処理は、図7のステップS104で行われる処理である。
つまり、第5実施形態では、判定処理部114が予め登録されている周波数経時変化パターン801〜803と、実測された周波数経時変化スペクトルパターン811との相関を比較する。そして、判定処理部114が、特徴が似通った(相関性の高い)波形パターンの部位を決定し、劣化具合を決定するものである。
例えば、周波数経時変化のパターンと、異常の種類を予め調べておくことで、図15に示すパターン比較により、異常の種類を推定することが可能となる。
なお、このパターン比較と、図8や、図12に示される異常判定手法が組み合わされてもよい。
[第6実施形態]
図16は、第6実施形態に係る異常判定の手法を示す図である。
図16において、判定処理部114は、電流強度増加値と、電流強度増加割合と、モータ3に印加される電圧値を各軸として測定値を多次元空間に射影した後、ベクトル量子化によってクラスタリングを行ったものである。そして、クラスタリングの結果に基づいて、判定処理部114は、モータ3の正常、異常の判定を行う。
例えば、図16のようにクラスタリングの結果、クラスタ901と、クラスタ902とが得られたものとする。そして、プロットされた測定値がクラスタ901に含まれている場、判定処理部114は正常と判定し、測定値がクラスタ902に含まれている場、判定処理部114は異常と判定する。
また、ベクトル量子化(クラスタリング)に用いるパラメータとしては、電流強度増加値、及び、電流強度増加割合の少なくとも一方が含まれていればよい。つまり、図16のグラフから電圧値の軸が省略されてもよい。また、ベクトル量子化(クラスタリング)に用いるパラメータとして、温度、振動、運転パターン等のパラメータを必要に応じて選択することができる。
第6実施形態によれば、人為的に設定される閾値より客観的な異常判定を行うことが可能となる。
[第7実施形態]
図17は、周波数分布の例を示す図である。
第1〜第6実施形態までは、駆動周波数f0を中心とした周波数スペクトルを用いてきたが、下記式(3)で示される周波数fbを中心とした周波数スペクトルを用いて異常診断を行ってもよい。
fb=N×f0(N=1,2,3・・・) ・・・ (3)
ここで、N=1であれば、駆動周波数f0を中心とした周波数スペクトルを用いた異常診断となる。
特に、式(3)において、N=6M±1(M=1,2,3・・・)となる周波数fbを中心とした周波数スペクトルを用いた異常診断を行うことができる。
これは、モータ3等の回転機では、駆動周波数f0の整数倍の周波数(特に、6M±1の周波数)に小ピークが生じる特性を利用したものである。
このようにすることで、駆動周波数f0を中心とした周波数分布が他機器からのノイズによって埋没した状態であっても、小ピークを有している周波数fbを中心とした周波数スペクトルを用いた異常診断を行うことができる。
なお、駆動周波数f0の整数倍の周波数のうち、どの周波数に小ピークが生じるかは、回転機のタイプに依存することが多い。
[画面例]
図18は、本実施形態に係る操作画面の例を示す図である。
操作画面1000において、回転機タイプ指定領域1001は異常診断対象となる回転機(本獅子形態ではモータ3)を指定するための領域である。回転機タイプ指定領域1001では、プルダウンメニュー1002によって、プリセットされている回転機が指定される。
そして、周波数設定領域1011は、異常診断を行う際における周波数解析の中心となる周波数(解析周波数)を指定するための領域である。異常診断を行う際における周波数解析の中心となる周波数とは図3や、図4における「f0」である。周波数設定領域1011では、プルダウンメニュー1012によって解析周波数が設定される。図17で説明したように、駆動周波数f0の整数倍の周波数のうち、どの周波数に小ピークが生じるかは、回転機のタイプに依存することが多い。従って、予め回転機のタイプ毎に小ピークが生じる周波数をプリセットしておくことで、回転機タイプ指定領域1001で回転機のタイプが指定されると、指定されたタイプに対応した周波数が選択可能に表示されるようにしてもよい。
このようにすることで、解析周波数の設定が容易となる。
また、周波数特性表示領域1031では、回転機タイプ指定領域1001で指定された回転機のタイプにおける周波数特性が示されている。ユーザは、周波数特性表示領域1031特性を参照しながら、周波数設定領域1011における周波数設定を行うことができる。
このような異常診断の設定は、設定処理部116(図2)によって反映される。
異常診断の対象となる回転機のタイプと、解析周波数が設定されると、ユーザ端末6の入力装置を介して、診断ボタン1021が選択入力される。
すると、図7(必要に応じて図11)の処理が行われ、異常判定の結果が異常判定結果表欄1022に表示される。また、周波数解析部112によって周波数経時変化情報200が、周波数経時変化表示領域1032に表示される。
このような操作画面1000により、ユーザは視覚的情報を基に解析周波数を指定したり、周波数経時変化情報200を視覚的に参照したりすることで、異常診断の設定や、分析が容易となる。
本実施形態では、回転体としてモータ3が用いられているが、回転体として発電機が用いられてもよい。発電機は、モータ3と電力の流れる向きが逆になるだけで、本実施形態と同様の異常検知が可能である。また、本実施形態では、モータ3の劣化検出を想定しているが、モータ3や、発電機に限らず、モータ3や、発電機に接続されている装置や電源に異常が生じた場合も、異常によっては、本実施形態と同様の異常検知が可能である。モータ3、発電機の負荷電流の駆動周波数付近の電流値の増加と、電流強度増加割合の変化を引き起こす。そのため本発明によると、モータ3よびモータ3に付随する機器や電源の診断が可能になる。
また、回転機は産業用の低圧回転機、中圧回転機、高圧回転機等である。
ここでは、一例として短時間フーリエ変換による結果を示しているが、横軸を時間、縦軸を周波数に相当する物理量に変換する手法であれば、ウェーブレット変換等の手法を用いてもよい。
また、本実施形態では、異常判定の結果として「正常」、「異常」の2段階のみを想定しているが、図8の閾値611を複数設定することで、異常のレベル判定が行われるようにしてもよい。この場合、図16のクラスタ901,902がレベル毎に複数設けられるようにしてもよい。
また、予兆診断装置1に、駆動周波数(解析周波数)は変化しないが、電流強度増加値や、電流強度増加割合が徐々に増加するデータが人為的に入力されてもよい。あるいは、予兆診断装置1に、駆動周波数(解析周波数)は変化しないが、電流強度増加値や、電流強度増加割合が徐々に増加している給電線2a〜2cのデータが意図的に入力されてもよい。これまでの技術では、ピークを有する駆動周波数の電流値ピーク電流の変化によってモータ3の異常診断を行っているため、駆動周波数(解析周波数)は変化しないが、電流強度増加値や、電流強度増加割合が徐々に増加するデータが入力されても異常を検出しない。同様に、特許文献1に記載の技術では、スペクトル値のみで異常診断を行っているため、流強度増加値や、電流強度増加割合が徐々に増加するデータが入力されても異常を検出しない。しかしながら、本実施形態に係る予兆診断装置1によれば、駆動周波数(解析周波数)は変化しないが、電流強度増加値や、電流強度増加割合が徐々に増加するデータが入力されると異常を検出することができる。
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を有するものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記した各構成、機能、各部10〜116、記憶装置103等は、それらの一部又はすべてを、例えば集積回路で設計すること等によりハードウェアで実現してもよい。また、図2に示すように、前記した各構成、機能等は、CPU等のプロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、HDに格納すること以外に、メモリや、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、IC(Integrated Circuit)カードや、SD(Secure Digital)カード、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に格納することができる。
また、各実施形態において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんどすべての構成が相互に接続されていると考えてよい。
1 予兆診断装置
2a〜2b 給電線
3 モータ(機器)
4a〜4c 電流センサ(電流値取得部)
5 電源装置
6 ユーザ端末
7 機器
8a〜8c 電圧センサ(電圧値取得部)
10 予兆診断システム
103 記憶装置
104 入力装置
105 出力装置
110 処理装置
111 電流値取得部
112 周波数解析部
113 異常判定値算出部
114 判定処理部
115 送信処理部
116 設定処理部
200 周波数経時変化情報

Claims (14)

  1. 機器へ入力又は機器から出力される交流電流値を取得する電流値取得部と、
    各時刻において、取得された前記交流電流値を、電流強度と周波数とを対応させた周波数スペクトルに変換する周波数解析部と、
    該周波数スペクトルのうち、前記交流電流値の機器周波数×N(N=1,2,3,・・・)である解析周波数に対応する周波数に対応する電流強度をAtとしたとき、As=m×At(0<m<1)となるAsにおける周波数幅を、前記各時刻で算出する異常判定値算出部と、
    前記周波数幅が、正常時における周波数幅より広くなっているか否かを判定し、該判定の結果、前記周波数幅が、正常時における周波数幅より広くなっている場合、前記機器が異常状態であると判定する判定処理部と、
    を有することを特徴とする予兆診断システム。
  2. 前記Nは、N=2,3,4・・・である
    ことを特徴とする請求項1に記載の予兆診断システム。
  3. 前記Nは、N=6M±1(M=1,2,3,・・・)である
    ことを特徴とする請求項2に記載の予兆診断システム。
  4. 前記判定処理部は、
    前記解析周波数の周辺における任意の周波数に対応する電流強度の増加、及び、単位時間における、前記周波数幅が、正常時における周波数幅より広くなっている時間が占める割合の少なくとも一方を基に、前記機器が異常状態であるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の予兆診断システム。
  5. 前記判定処理部は、
    前記診断周波数の周辺における任意の周波数に対応する電流強度の増加、及び、単位時間における前記周波数幅が、正常時における周波数幅より広くなっているが占める割合の少なくとも一方が所定の閾値を超えると、前記機器が異常状態であると判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の予兆診断システム。
  6. 前記判定処理部は、
    前記各時刻における、前記解析周波数の周辺における任意の周波数に対応する電流強度の増加、及び、単位時間における、前記周波数幅が、正常時における周波数幅より広くなっている時間が占める割合の少なくとも一方の値に対してクラスタリングを行い、
    前記クラスタリングの結果に基づいて、前記機器が異常状態であるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の予兆診断システム。
  7. 前記電流値取得部は、複数の前記交流電流値を取得し、
    前記周波数解析部、前記異常判定値算出部及び判定処理部は取得した各交流電流値について、前記機器が異常状態であるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の予兆診断システム。
  8. 機器へ入力又は機器から出力される交流電圧値を取得する電圧取得部を、さらに有し、
    前記判定処理部は、
    前記周波数幅が、正常時における周波数幅より広くなっているかの判定結果と、前記交流電圧値とを基に、前記機器が異常状態であるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の予兆診断システム。
  9. 前記電流値取得部は、複数の前記交流電流値を取得するとともに、前記電圧取得部は、複数の前記交流電圧値を取得し、
    前記周波数解析部、前記異常判定値算出部及び判定処理部は取得した各交流電流値及び各交流電圧値に基づいて、前記機器が異常状態であるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項8に記載の予兆診断システム。
  10. 前記機器の特性から、前記解析周波数が前記機器周波数の何倍にするかが予め設定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の予兆診断システム。
  11. m=0.5である
    ことを特徴とする請求項1に記載の予兆診断システム。
  12. 前記判定処理部は、
    予め登録されている周波数幅のパターンと、前記異常判定値算出部が算出した周波数幅とを比較することで、前記周波数幅が、正常時における周波数幅より広くなっているか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の予兆診断システム。
  13. 機器の異常を検知する予兆診断システムが、
    前記機器へ入力又は機器から出力される交流電流値を取得し、
    各時刻において、取得された前記交流電流値を、電流強度と周波数とを対応させた周波数スペクトルに変換し、
    該周波数スペクトルのうち、前記交流電流値の機器周波数×N(N=1,2,3,・・・)である解析周波数に対応する周波数に対応する電流強度をAtとしたとき、As=m×At(0<m<1)となるAsにおける周波数幅を、前記各時刻で算出し、
    前記周波数幅が、正常時における周波数幅より広くなっているか否かを判定し、該判定の結果、前記周波数幅が、正常時における周波数幅より広くなっている場合、前記機器が異常状態であると判定する
    ことを特徴とする予兆診断方法。
  14. 各時刻において、電流値取得部で取得された機器へ入力又は機器から出力される交流電流値を取得する電流値取得部と、
    各時刻において、取得された前記交流電流値を、電流強度と周波数とを対応させた周波数スペクトルに変換する周波数解析部と、
    該周波数スペクトルのうち、前記交流電流値の機器周波数×N(N=1,2,3,・・・)である解析周波数に対応する周波数に対応する電流強度をAtとしたとき、As=m×At(0<m<1)となるAsにおける周波数幅を、前記各時刻で算出する異常判定値算出部と、
    前記周波数幅が、正常時における周波数幅より広くなっているか否かを判定し、該判定の結果、前記周波数幅が、正常時における周波数幅より広くなっている場合、前記機器が異常状態であると判定する判定処理部と、
    を有することを特徴とする予兆診断装置。
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