JP2018049487A - トンネル防災システム - Google Patents

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Abstract

【課題】防災受信盤に電流監視装置の機能を一体化して設備構成及び処理を簡略化すると共に、信号回線の電流値異常が判定される前にその予兆を捉えて警報可能とする。【解決手段】防災受信盤10は、信号回線12−1〜12nに接続された手動通報装置16及び検知器を含む端末機器により監視する。防災受信盤10の監視制御部56は、火災信号を受信して火災警報を出力し、信号回線の障害を検出して障害警報を出力する。電流監視部58は、信号回線に流れる電流値を測定記憶すると共に所定の閾値範囲を外れた場合に電流値異常を判定して警報し、更に、測定された電流値が電流値異常を判定する閾値範囲内で大きく変化した場合に電流値異常の予兆を判定して予兆警報を出力させる。【選択図】図4

Description

本発明は、トンネル内に設置した通報装置や検知器等の端末機器を防災受信盤に接続してトンネル内の異常を監視するトンネル防災システムに関する。
従来、自動車専用道路等のトンネルには、トンネル内で発生する火災事故から人身及び車両を守るため、非常用施設が設置されている。
このような非常用施設としては、火災の監視と通報のため火災検知器、手動通報装置、非常電話が設けられ、また火災の消火や延焼防止のために消火栓装置が設けられ、更にトンネル躯体やダクト内を火災から防護するために水噴霧ヘッドから消火用水を散水させる水噴霧などが設置され、これらの非常用施設の端末機器を監視制御する防災受信盤を設けることで、トンネル防災システムを構築している。
防災受信盤と端末機器で構成するトンネル防災システムは、R型伝送方式とP型直送方式に大別される。R型伝送方式は、伝送回線にアドレスを設定した火災検知器等の端末機器を接続し、伝送制御により端末機器単位に検知と制御を行う個別管理を可能とする。P型直送方式は、端末機器の種別に応じて所定の区画単位に分け、区画単位に引き出した信号回線に同一区画に属する複数の端末機器を接続し、信号回線単位に検知と制御を行う。
ところで、P型直送方式のトンネル防災システムにあっては、手動通報装置、消火栓起動装置、ダクト温度検知器等の端末機器は、操作又は検知による信号出力部を無電圧a接点スイッチとして構成し、防災受信盤から引き出された信号回線に無電圧a接点スイッチ接続している。無電圧a接点スイッチは通常監視状態でオフしており、操作や検知動作によりオンして無電圧接点信号を出力する。
具体的には、防災受信盤側から信号回線の一方にプルアップ抵抗を介して電源電圧を印加しており、無電圧a接点スイッチがオフした定常監視状態では、信号回線に消費電流は殆ど流れず、防災受信盤から見た信号回線間の電源電圧は略電源電圧に保たれている。無電圧a接点スイッチがオンすると信号回線に電流が流れ、防災受信盤から見た信号回線間の電圧は略零ボルトに低下し、防災受信盤は信号回線の消費電流の増加又は信号回線間の電圧低下を検出して端末機器の操作又は検知を示す受信信号を制御部に出力する。
例えば手動通報装置からの火災通報信号であれば、防災受信盤は、火災表示、端末側の応答ランプの点灯制御、手動通報区画表示、消火ポンプ起動信号の出力といった制御動作を行うと共に、遠方監視制御設備、テレビ監視設備、可変式道路情報板設備、トンネル換気設備、照明設備等の外部設備に火災通報信号を送信して所定の対処制御を行わせるようにしている。
特開2002−246962号公報 特開平11−128381号公報
このような従来のP型直送方式のトンネル防災システムにあっては、端末機器を接続している信号回線(外線ケーブル)の経年劣化等により絶縁低下が進み、端末機器を接続している信号回線に通常監視状態で想定される以上の電流が流れ、防災受信盤は端末機器の操作又は検知動作による信号受信と判断して警報動作を行うと共に、遠方監視制御設備、テレビ監視設備、可変式道路情報板設備、トンネル換気設備、照明設備等の他設備を連動し、トンネルを通行止めにすることが度々生じている。
この問題を解決するため、防災受信盤とは別の筐体に電流監視装置を設け、無電圧a接点スイッチを設けた端末機器を接続した信号回線に流れる電流を、例えば1日1回というように定周期で測定して記録し、更に、測定した電流が所定の閾値範囲を外れた場合に信号回線の電流値異常を判定して警報するようにしている。
ところで、従来の電流監視機能にあっては、定周期測定で得られた信号回線毎の電流値が所定の上限値と下限値で決まる閾値範囲を外れた場合に電流値異常と判断して警報するようにしているが、電流値異常が判定される前から信号回線の絶縁劣化等による電流値の変動が現れていることが想定され、このような電流値異常の予兆を早い段階で知ることができれば、近い将来、電流値異常となることが予想でき、早い段階から適切な対応を準備することが可能となる。
また、従来は防災受信盤に対し電流監視装置を別の筐体に設けているため、防災受信盤から火災情報や障害情報等を電流測定装置に送って測定履歴と共に記憶させる伝送機能と処理機能が必要となり、設備構成と処理が複雑になる問題もある。
本発明は、防災受信盤に電流監視装置の機能を一体化して設備構成及び処理を簡略化すると共に、信号回線の電流値異常が判定される前にその予兆を捉えて警報可能とするトンネル防災システムを提供することを目的とする。
(トンネル防災システム)
本発明は、
防災受信盤からトンネル内に引き出された複数の信号回線毎に接続された火災信号を出力する手動通報装置及び検知器を含む複数の端末機器と、
防災受信盤に設けられ、信号回線により火災信号を受信して火災警報を出力する監視制御部と、
防災受信盤に設けられ、複数の信号回線に流れる電流値を測定して測定履歴として記憶し、測定した電流値が所定の閾値範囲を外れた場合に電流値異常を判定して測定履歴に含めて記憶すると共に電流値異常の警報を出力させる電流監視部と、
を備えたトンネル防災システムに於いて、
電流監視部は、測定された電流値が所定の閾値範囲内で通常予想される所定の変化を超えて大きく変化した場合に電流値異常の予兆を判定して予兆警報を出力させることを特徴とする。
(予兆閾値範囲の設定による電流値異常の予兆判定)
電流監視部は、所定の閾値範囲内に、それより狭い所定の予兆閾値範囲を設定し、測定された電流値が予兆閾値範囲を外れた場合に電流値異常の予兆を判定して予兆警報を出力させる。
(平均電流との差による電流値異常の予兆判定)
電流監視部は、測定履歴から過去の平均電流値を求め、測定された電流値と平均電流値との差が所定の閾値変化量を超えて増減した場合に電流値異常の予兆を判定して予兆警報を出力させる。
(前回測定の電流値との差による電流値異常の予兆判定)
電流監視部は、測定履歴の前回測定された電流値と新たに測定された電流値との差が所定の閾値変化量を超えて増減した場合に電流値異常の予兆を判定して予兆警報を出力させる。
(メインモニタとサブモニタによる画面警報表示)
トンネル防災システムは、更に、
防災受信盤の筐体前面に配置されたメインモニタ装置と、
防災受信盤の筐体内に配置されたサブモニタ装置と、
が備えられ、電流監視部は、電流値異常又は電流値異常の予兆が判定された場合に、メインモニタ装置の画面に電流値異常又は電流値異常の予兆を代表表示させると共にサブモニタ装置の画面に電流値異常又は電流値異常の予兆の詳細情報を表示させる。
(表示パネルの代表灯とモニタ装置の画面警報表示)
トンネル防災システムは、更に、
防災受信盤の筐体前面に配置された表示パネルと、
防災受信盤の筐体内に配置されたモニタ装置と、
が備えられ、電流監視部は、電流値異常又は電流値異常の予兆が判定された場合に、表示パネルに設けられた電流値異常灯又は電流値異常予兆灯を作動して代表表示させると共にモニタ装置の画面に電流値異常又は電流値異常の予兆の詳細情報を表示させる。
(基本的な効果)
本発明は、防災受信盤からトンネル内に引き出された複数の信号回線毎に接続された火災信号を出力する手動通報装置及び検知器を含む複数の端末機器と、防災受信盤に設けられ、信号回線により火災信号を受信して火災警報を出力する監視制御部と、防災受信盤に設けられ、複数の信号回線に流れる電流値を測定して測定履歴として記憶し、測定した電流値が所定の閾値範囲を外れた場合に電流値異常を判定して測定履歴に含めて記憶すると共に電流値異常の警報を出力させる電流監視部とを備えたトンネル防災システムに於いて、電流監視部は、測定された電流値が所定の閾値範囲内で通常予想される所定の変化を超えて大きく変化した場合に電流値異常の予兆を判定して予兆警報を出力させるようにしたため、信号回線の絶縁劣化等に起因した電流値異常が判定されて警報される前の段階で、電流値異常の予兆を知り、近い将来、電流値異常が判定される可能性が高いといった問題を把握して適切な対処が可能となる。
また、防災受信盤と一体に電流監視部が設けられたため、電流監視装置を別筐体に設けていた場合に比べ、設備構成及び処理が簡単となり、設置スペースも低減できる。
(予兆閾値範囲の設定による電流値異常の予兆判定の効果)
また、電流監視部は、所定の閾値範囲内に、それより狭い所定の予兆閾値範囲を設定し、測定された電流値が予兆閾値範囲を外れた場合に電流値異常の予兆を判定して予兆警報を出力させるようにしたため、定周期測定された信号回線の電流値が電流値異常を判定する閾値範囲内で変動し、その範囲内に設定した予兆閾値範囲の上限値以上又は下限値以下となると電流値異常の予兆を判定し、電流値異常が判定される前にその予兆を確実に判定して警報可能とする。
(平均電流との差による電流値異常の予兆判定の効果)
また、電流監視部は、測定履歴から過去の平均電流値を求め、測定された電流値と平均電流値との差が所定の閾値変化量を超えて増減した場合に電流値異常の予兆を判定して予兆警報を出力させるようにしたため、例えば測定履歴につき過去1ケ月の移動平均電流を求め、測定した電流値が過去の平均電流値に対し大きく変化した場合に電流値異常の予兆を判定して警報することで、測定電流値の大きな変化を確実に捉えて電流値異常の予兆を警報できる。
また、電流値異常の予兆を判定する基準を過去の測定電流値の平均電流としていることで、過去の一部の測定電流値にノイズ等による測定値があっても、これに影響されることなく、確実に電流値異常の予兆を判定して警報可能とする。
(前回測定の電流値との差による電流値異常の予兆判定の効果)
また、電流監視部は、測定履歴の前回測定された電流値と新たに測定された電流値との差が所定の閾値変化量を超えて増減した場合に電流値異常の予兆を判定して予兆警報を出力させるようにしたため、例えば1日1回といった定周期測定のサイクルで起きる電流値の大きな変化を確実に捉えて電流値異常の予兆を判定して警報可能とする。
(メインモニタとサブモニタによる画面警報表示の効果)
また、トンネル防災システムは、更に、防災受信盤の筐体前面に配置されたメインモニタ装置と、防災受信盤の筐体内に配置されたサブモニタ装置とが設けられ、電流監視部は、電流値異常又は電流値異常の予兆が判定された場合に、メインモニタ装置の画面に電流値異常又は電流値異常の予兆を代表表示させると共にサブモニタ装置の画面に電流値異常又は電流値異常の予兆の詳細情報を表示させるようにしたため、電流監視部により電流値異常の予兆が判定されると、その予兆の代表表示が常に見ることのできるメインモニタ装置に画面表示されることで、電流値異常の予兆を知り、必要に応じて筐体内に配置されたサブモニタ装置に画面表示された予兆詳細情報を見ることで、電流値異常の予兆が判定された信号回線の上り線か下り線かの系統、信号回線に接続されている装置名称、監視区画の番号等を知って、必要な対処が可能となる。
(表示パネルの代表灯とモニタ装置の画面警報表示の効果)
また、トンネル防災システムは、更に、防災受信盤の筐体前面に配置された表示パネルと、防災受信盤の筐体内に配置されたモニタ装置とが設けられ、電流監視部は、電流値異常又は電流値異常の予兆が判定された場合に、表示パネルに設けられた電流値異常灯又は電流値異常予兆灯を作動して代表表示させると共にモニタ装置の画面に電流値異常又は電流値異常の予兆の詳細情報を表示させるようにしたため、電流監視部により電流値異常の予兆が判定されると、常に見ることのできる筐体前面に設けられた表示パネルの電流値異常の予兆を示す代表灯が点灯又は点滅することで電流値異常の予兆を知り、必要に応じて筐体内に配置されたサブモニタ装置に画面表示された予兆詳細情報を見ることで、電流値異常の予兆が判定された信号回線の上り線か下り線かの系統、信号回線に接続されている装置名称、監視区画の番号等を知って、必要な対処が可能となる。
トンネル防災システムの概要を示した説明図 防災受信盤の外観を示した説明図 防災受信盤のパネル扉を開いてサブモニタ装置を見る状態を示した説明図 トンネル防災システムの機能構成の概略を示したブロック図 予兆閾値範囲の設定による電流値異常の予兆判定を示したグラフ図 平均電流との差による電流値異常の予兆判定を示したグラフ図 前回測定の電流値との差による電流値異常の予兆判定を示したグラフ図 定周期測定による測定履歴を表示したサブモニタ装置の測定記録画面を示した説明図 前面の扉パネルにグラフィックパネル、表示パネル及び操作パネルを設けた防災受信盤の他の実施形態を示した説明図 図9の表示パネルを取り出して示した説明図
[トンネル防災システムの概要]
図1はトンネル防災システムの概要を示した説明図である。図1に示すように、自動車専用道路のトンネルとして、上り線トンネル1aと下り線トンネル1bが構築され、上り線トンネル1aと下り線トンネル1bは避難連絡坑2でつながっている。
上り線トンネル1aと下り線トンネル1bの内部には、トンネル長手方向の監視員通路の壁面に沿って例えば50メートル間隔で消火栓装置18が設置されている。
消火栓装置18は消火栓扉内にノズル付きホースを収納しており、火災時には消火栓扉を開いてノズル付きホースを引き出し、消火栓弁開閉レバーを開操作すると消火用水が放水され、また、消火栓弁開閉検出スイッチ14がオンして消火ポンプを起動させる。
また、消火栓装置18には通報装置扉を設けており、通報装置扉には手動通報装置(発信機)16が設けられている。このように消火栓装置18には、消火栓弁開閉検出スイッチ14、及び手動通報装置16が端末機器として設けられており、それぞれ接点手段として機能する無電圧a接点スイッチのオンにより、消火栓起動信号及び火災通報信号が出力される。
なお、消火栓装置18には消防隊が使用するポンプ起動スイッチが設けられているが、消火栓弁開閉検出スイッチ14と同じポンプ起動信号を出力するシステム的には同一のスイッチであることから、以下、消火栓弁開閉検出スイッチ(ポンプ起動スイッチを含む)14として説明する。また、手動通報装置16は、消火栓装置18以外に、非常電話ボックス内にも設置しているが、以下の説明では、消火栓装置18に設けた手動通報装置を代表として説明する。
トンネル非常設備として、消火栓装置18以外に、火災検知器、自動弁装置、ダクト内温度検知器等が設けられているが、図示を省略している。
火災検知器はトンネル長手方向の壁面に沿って例えば25メートル又は50メートル間隔で設置され、左右25メートル又は50メートルとなる両側に監視エリアを設定し、火災による炎を検出して火災発報する。
自動弁装置は水噴霧設備を構成しており、作動用電動弁の遠隔開制御により主弁を開駆動し、トンネル壁面の上部の長手方向に設置した複数の水噴霧ヘッドから消火用水を放水してトンネル躯体を火災から防護する。
ダクト内温度検知器は、トンネル長手方向の監視員通路の内部の配管やケーブルを敷設したダクトに配置されており、ケーブル火災等によるダクト内の温度上昇を検出し、接点手段として機能する無電圧a接点スイッチのオンにより温度検知信号を出力する。
上り線トンネル1a及び下り線トンネル1bの監視センター等には防災受信盤10が設置されている。防災受信盤10には、上り線トンネル1a及び下り線トンネル1bの防災監視機能に加え、端末機器を接続したP型の信号回線の電流を監視する電流監視機能が設けられている。
防災受信盤10からは上り線トンネル1aと下り線トンネル1bの内に、トンネル長手方向に分割した所定の区画毎にP型の信号回線12−1〜12−nが引き出され、区画単位に設けられた複数の消火栓弁開閉検出スイッチ14及び手動通報装置16が接続されている。
なお、ダクト内に設置されたダクト内温度検出器に対しても、同様にP型の信号回線が区画単位に引き出され、区画単位に設けられた複数のダクト内温度検知器が接続されているが、図示を省略している。また、信号回線12−1〜12−nは、区別する必要がない場合は、信号回線12という場合がある。
P型の信号回線12は信号線とコモン線で構成され、消火栓装置18の消火栓弁開閉検出スイッチ14、手動通報装置16及びダクト内温度検知器の各々に設けた無電圧a接点スイッチを接続した場合は、それぞれの操作又は検知動作により無電圧a接点スイッチをオンして回線電流を流すことで、消火栓起動信号、火災通報信号、温度検知信号を防災受信盤10に送るようにしている。
またトンネルの非常用施設としては、消火栓装置18、火災検知器及び自動弁装置以外に、消火ポンプ設備20、ダクト用の冷却ポンプ設備22、IG子局設備24、換気設備28、警報表示板設備30、ラジオ再放送設備32、テレビ監視設備34及び照明設備36等が設けられており、IG子局設備24をデータ伝送回線で接続する点を除き、それ以外の設備はP型信号回線により防災受信盤10に個別に接続されている。ここで、IG子局設備24は、防災受信盤10と外部に設けた上位設備である遠方監視制御設備26とをネットワーク25を経由して結ぶ通信設備である。
換気設備28は、トンネル内の天井側に設置しているジェットファンの運転による高い吹き出し風速によってトンネル内の空気にエネルギーを与えて、トンネル長手方向に空気の流れを起こす設備である。
また、警報表示板設備30は、トンネル内の利用者に対して、トンネル内の異常を、電光表示板に表示して知らせる設備である。ラジオ再放送設備32は、トンネル内で運転者等が道路管理者からの情報を受信できるようにするための設備である。テレビ監視設備34は、火災の規模や位置を確認したり、水噴霧設備の作動、避難誘導を行う場合のトンネル内の状況を把握するための設備である。照明設備36はトンネル内の照明機器を駆動して管理する設備である。
[防災受信盤のモニタ装置]
図2は防災受信盤の外観を示した説明図であり、図2(A)に正面を示し、図2(B)に側面を示す。図3は防災受信盤のパネル扉を開いてサブモニタ装置を見る状態を示した説明図である。
図2に示すように、防災受信盤10は、前後に開放された箱形の筐体60の前面に、ハンドル操作により開閉自在なパネル扉62が設けられ、また、筐体60の裏面にも、バンドル操作により開閉自在な裏扉63が設けられている。
パネル扉62の表側にはタッチパネル付きの液晶ディスプレイを用いたメインモニタ装置44が設置され、その下に、操作表示部64が配置されている。メインモニタ装置44の画面には、トンネル防災監視に関する所定の情報が表示される。
筐体60の内部には、タッチパネル付きの液晶ディスプレイを用いたサブモニタ装置46が配置されている。図3に示すように、防災受信盤10のパネル扉62を開くと、筐体60内に支持枠68に配置されているサブモニタ装置46が現れ、サブモニタ装置46の画面に信号回線の電流値測定結果や判定結果を表示させることができる。
[防災受信盤の構成]
図4はトンネル防災システムの機能構成の概略を示したブロック図である。図4に示すように、防災受信盤10は制御部40を備え、制御部40は例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、AD変換ポートを含む各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
制御部40に対しては、トンネル内に設置した各種の端末機器をP型の信号回線12により接続したP型伝送部42が設けられ、また、制御部40に対しメインモニタ装置44、サブモニタ装置46、スピーカ、ブザー、警報表示灯等を備えた警報部48、各種表示灯を備えた表示部50、各種スイッチを備えた操作部52を設け、更に、IG子局設備24、換気設備28、警報表示板設備30、ラジオ再放送設備32、テレビ監視設備34、照明設備36、消火ポンプ設備20及び冷却ポンプ設備22をP型の信号回線により個別に接続したP型伝送部54が設けられている。
制御部40にはプログラムの実行により実現される機能として、監視制御部56と電流監視部58の機能が設けられている。
(監視制御部)
監視制御部56はトンネル内に設置した消火栓装置18に設けられた消火栓弁開閉検出スイッチ14と手動通報装置16、火災検知器、ダクト内温度検知器、及び自動弁装置等の端末機器からの検知信号や操作信号に基づき、所定の監視制御を行う。
また、監視制御部56は、例えば消火栓装置18に設けた手動通報装置16の操作による火災通報信号(火災信号)を受信した場合、警報部48により主音響鳴動を行うと共に表示部50に火災代表表示を行い、更に、メインモニタ装置44の画面に火災表示と手動通報区画表示を行い、また消火栓装置18に応答信号を送信して応答ランプを点灯させる制御を行う。
また、監視制御部56は、消火栓装置18に設けられた消火栓弁開閉レバーの開操作により消火栓弁開閉検出スイッチ14のオンで出力された消火栓起動信号を受信した場合、消火ポンプ設備20にポンプ起動信号を送信して起動させる制御を行う。
更に、監視制御部56は他設備に対する制御として、IG子局設備24を介して遠方監視制御設備26に火災通報信号を送信して警報させる制御、テレビ監視設備34により火災通報区画を表示する制御、警報表示板設備30により手動通報区画の火災通報を表示する制御、換気設備28により手動通報区画を換気する制御、照明設備36により手動通報区画を照明する制御等を行う。
また、監視制御部56は、ダクト内温度が上昇してダクト内温度検知器からダクト内温度検知信号を受信した場合、冷却ポンプ設備22にポンプ起動信号を出力し、ダクト内に設置したヘッドから散水してダクト内を冷却する制御を行う。
また、監視制御部56は、信号回線12の断線障害を監視しており、断線障害を検出すると、警報部48により障害音響鳴動を行うと共に表示部50に障害代表表示を行い、メインモニタ装置44の画面に障害表示と障害地区表示を行い、更に、電流監視部58に障害回線の回線番号を通知する制御を行う。
監視制御部56による信号回線12の断線障害の監視は、信号回線12の終端に終端抵抗を接続して断線監視電流を流しており、断線監視電流が断たれた場合に断線障害を検出する。
(電流監視部)
電流監視部58は、消火栓弁開閉検出スイッチ14及び手動通報装置16を含む無電圧a接点スイッチを備えた端末機器を接続した信号回線12の電流値を測定し、測定した電流値が所定の上限値と下限値で決まる閾値範囲を外れた場合に電流値異常を判定し、測定結果を測定履歴として着脱自在なメモリカードを用いたメモリに記憶する制御を行う。電流監視部58による信号回線12の電流値の測定は、例えば、信号回線12に挿入した電流検出抵抗の検出電圧をAD変換して読み込み、ノイズの影響を除去するため、所定時間測定した電流値の平均値を求める。
ここで、電流監視部58による電流値測定には、定周期測定、自動測定、手動測定がある。電流監視部58の定周期測定は、所定周期毎、例えば1日1回の周期で全ての信号回線12の電流値を順次測定し、測定した電流値が所定の閾値範囲を外れた場合に電流値異常を判定し、測定結果を測定履歴としてメモリに記憶させる制御を行う。
電流監視部58による電流値の自動測定は、サブモニタ装置46による自動測定操作を検出した場合に、全ての信号回線12に流れる電流値を順次測定し、測定した電流値が所定の閾値範囲を外れた場合に電流値異常を判定し、測定結果をサブモニタ装置46に画面表示させる制御を行う。
電流監視部58による電流値の手動測定は、サブモニタ装置46による信号回線の選択を含む手動測定操作を検出した場合に、選択された信号回線に流れる電流値を測定し、測定した電流値が所定の閾値範囲を外れた場合に電流値異常を判定し、測定結果をサブモニタ装置46に画面表示させる制御を行う。
また、電流監視部58は、サブモニタ装置46による測定履歴表示操作を検出した場合、メモリに記憶されている電流値の測定履歴をサブモニタ装置46に画面表示させる制御を行う。
また、電流監視部58は、サブモニタ装置46による異常履歴表示操作を検出した場合、メモリに記憶されている電流値の測定履歴から電流値異常が判定されている測定履歴を抽出してサブモニタ装置46に時系列的に画面表示させる制御を行う。
[電流監視部による電流値異常の予兆警報]
防災受信盤10の制御部40に設けられ電流監視部58は、測定された電流値が電流値異常を判定する所定の閾値範囲内で通常予想される所定の変化を超えて大きく変化した場合に、電流値異常の予兆を判定して予兆警報を出力させる制御を行う。
電流監視部58による電流値異常の予兆警報は、メインモニタ装置44の画面に電流値異常の予兆警報を代表表示させると共にサブモニタ装置46の画面に電流値異常の予兆警報の詳細情報として、測定結果と共に上り線トンネルか下り線トンネルかを示す系統、予兆警報に対象となった消火栓や手動通報装置等の装置名を表示させる。
ここで、電流監視部58による電流値異常の予兆判定は例えば
(1)予兆閾値範囲の設定による電流値異常の予兆判定、
(2)平均電流との差による電流値異常の予兆判定、
(3)前回測定の電流値との差による電流値異常の予兆判定、
があり、何れか1つ又は複数の組み合わせにより電流異常値の予兆を判定して予兆警報を出力させる。
(予兆閾値範囲の設定による電流値異常の予兆判定)
図5は予兆閾値範囲の設定による電流値異常の予兆判定を示したグラフ図である。図5は例えば現在日(1日)からそれ以前の18日前までの定周期測定で得られた測定履歴の電流値の日変化を示している。このような電流値の測定履歴に対し、電流値異常を判定するための下限値Ith1と上限値Ith4が設定され、また、電流値異常を判定する閾値範囲Ith1〜Ith4の範囲内に、電流値異常の予兆を判定するための予兆下限値Ith2と予兆上限値Ith3が設定されている。
電流監視部58は、図5に示すように、電流値異常を判定する閾値範囲Ith1〜Ith4内に、それより狭い予兆閾値範囲Ith2〜Ith3を設定し、測定された電流値Iiが予兆閾値範囲Ith2〜Ith3を外れた場合、即ち、
Ith2≧Ii>Ith1又はIth4>Ii≧Ith3
となった場合に、電流値異常の予兆を判定して予兆警報を出力させる制御を行う。
図5にあっては、現在日(1日目)の定周期測定により測定された電流値Iiは予兆上限Ith3に達しており、このため電流監視部58は測定された電流値について、電流値異常の予兆を判定して予兆警報を出力させる。
(平均電流との差による電流値異常の予兆判定)
図6は平均電流との差による電流値異常の予兆判定を示したグラフ図である。図6に示すように、電流監視部58は、測定履歴のから過去の平均電流値Iaを求め、現在日(1日目)の定周期測定により測定された電流値Iiが電流値異常を判定する閾値範囲Ith1〜Ith4の範囲内にあることを条件に、測定された電流値Iiと平均電流値Iaとの差ΔIが所定の閾値変化量ΔIthを超えて増減した場合に、電流値異常の予兆を判定して予兆警報を出力させる制御を行う。
図6にあっては、現在日(1日目)の定周期測定により測定された電流値Iiと平均電流値Iaとの差ΔIが閾値変化量ΔIth以上となっており、このため電流監視部58は測定された電流値について、電流値異常の予兆を判定して予兆警報を出力させる。
(前回測定の電流値との差による電流値異常の予兆判定)
図7は前回測定の電流値との差による電流値異常の予兆判定を示したグラフ図である。図7に示すように、電流監視部58は、現在日(1日目)の定周期測定により測定された電流値Iiが電流値異常を判定する閾値範囲Ith1〜Ith4の範囲内にあることを条件に、前回測定された電流値Ii−1との差ΔIが所定の閾値変化量ΔIthを超えて増減した場合に、電流値異常の予兆を判定して予兆警報を出力させる制御を行う。ここで、電流監視部58により求める今回測定された電流値Iiと前回測定された電流値Ii−1との差ΔIは、電流値の変化率を示しており、これは電流値の変化率が所定の閾値以上となった場合に電流値以上の予兆を判定して警報することを意味する。
(サブモニタによる測定記録画面の表示)
図8は定周期測定による測定履歴を表示したサブモニタ装置の測定記録画面を示した説明図であり、電流監視部58により電流値異常の予兆が判定されて予兆警報が出力された場合を例にとって示している。
図8に示すように、サブモニタ画面70には、メインモニタ装置44の画面に電流値異常の予兆警報の代表表示が行われた場合、図3に示したように、パネル扉62を開いてサブモニタ装置46で所定の画面操作を行うと、定周期測定により測定して記憶された測定履歴の読み出しにより測定記録画面72が表示される。
測定記録画面72の右側には、ページ表示74、ページ切替ボタン76,78、ファイル保存ボタン80及びメモリ取出ボタン82が配置される。
ページ切替ボタン76,78を操作することで測定履歴詳細情報84のページ切替えを可能としている。ファイル保存ボタン80は測定結果のメモリ格納を指示する。メモリ取出ボタン82は防災受信盤10から電流値測定情報を記憶したメモリを取り出す場合に操作する。
測定記録画面72の画面中央に表示された測定履歴詳細情報84は、前記(1)の予兆閾値範囲の設定による電流値異常の予兆判定を例にとっている。ここで、回線番号002にあっては、測定値が0.75mAであり、予兆上限値0.75mAに達していることから、予兆判定には「NG」の表示により電流値異常の予兆が示されている。
また、回線番号004にあっては、測定値が1.25mAであり、異常上限値1.00mAを超えていることから、異常判定には「NG」の表示により電流値異常が示されている。この場合、測定値1.25mAは予兆上限値0.75mAも超えていることから、当然に、予兆判定には「NG」の表示により予兆が示されている。
[防災受信盤の他の実施形態]
図9は前面の扉パネルにグラフィックパネル、表示パネル及び操作パネルを設けた防災受信盤の他の実施形態を示した説明図、図10は図9の表示パネルを取り出して示した説明図である。
図9に示すように、本実施形態の防災受信盤10は、パネル扉62には、図2及び図3の防災受信盤10に設けられているメインモニタ装置44に代えて、グラフィックパネル86、表示パネル88及び操作パネル90が設けられている。
グラフィックパネル86にはトンネル系統図が表示され、系統図にはトンネル内をP型信号回線毎に区分けして消火栓及び手動通報装置の区画表示灯が配列されている。また、操作パネル90には、トンネル防災監視に必要な操作スイッチや非常電話機が設けられている。
表示パネル88は、図10に取り出して示すように、防災監視に必要な各種の表示灯が配列されており、防災受信盤10に設けられた電流監視機能に対応して、電流監視装置測定中灯92、電流監視装置故障灯94、手動通報電流値異常灯96、手動通報電流値異常予兆灯98、消火栓電流値異常灯100及び消火栓電流値異常予兆灯102が設けられている。
本実施形態による防災受信盤10の機能構成は、図4に示した防災受信盤10の機能構成からメインモニタ44を除くことで、それ以外は同じ機能となる。このため防災受信盤10の電流監視部は、定周期測定により測定された例えば手動通報装置の電流値につき、前述した(1)〜(3)に基づき電流値異常の予兆を判定した場合に、図10に示す表示パネルに設けられた手動通報電流値異常予兆灯98を点灯して電流値異常の予兆を所定の警報音の出力と共に代表表示させ、これ基づき図8に示したように、サブモニタ装置46の画面に電流値異常の予兆の詳細情報を表示させることができる。
また、防災受信盤10の電流監視部は、定周期測定により測定された例えば手動通報装置の電流値につき、電流値異常を判定した場合に、図10に示す表示パネルに設けられた手動通報電流値異常灯96を点灯して電流値異常を所定の警報音の出力と共に代表表示させ、これ基づき図8に示したように、サブモニタ装置46の画面に電流値異常の詳細情報を表示させることができる。
[本発明の変形例]
本発明は、その目的と利点を損なわない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
1a:上り線トンネル
1b:下り線トンネル
10:防災受信盤
12,12−1〜12−n:信号回線
14:消火栓弁開閉検出スイッチ
16:手動通報装置
18:消火栓装置
20:消火ポンプ設備
22:冷却ポンプ設備
24:IG子局設備
26:遠方監視制御設備
28:換気設備
30:警報表示板設備
32:ラジオ再放送設備
34:テレビ監視設備
36:照明設備
40:制御部
42,54:P型伝送部
44:メインモニタ装置
46:サブモニタ装置
48:警報部
52:操作部
56:監視制御部
58:電流監視部
60:筐体
62:パネル扉
70:サブモニタ画面
72:測定記録画面
86:グラフィックパネル
88:表示パネル
90:操作パネル
96:手動通報電流値異常灯
98:手動通報電流値異常予兆灯
100:消火栓電流値異常灯
102:消火栓電流値異常予兆灯

Claims (6)

  1. 防災受信盤からトンネル内に引き出された複数の信号回線毎に接続された火災信号を出力する手動通報装置及び検知器を含む複数の端末機器と、
    前記防災受信盤に設けられ、前記信号回線により前記火災信号を受信して火災警報を出力する監視制御部と、
    前記防災受信盤に設けられ、前記複数の信号回線に流れる電流値を測定して測定履歴として記憶し、測定した電流値が所定の閾値範囲を外れた場合に電流値異常を判定して前記測定履歴に含めて記憶すると共に前記電流値異常の警報を出力する電流監視部と、
    を備えたトンネル防災システムに於いて、
    前記電流監視部は、前記測定された電流値が前記電流値異常を判定する前記閾値範囲内で通常予想される所定の変化を超えて大きく変化した場合に電流値異常の予兆を判定して予兆警報を出力させることを特徴とするトンネル防災システム。
  2. 請求項1記載のトンネル防災システムに於いて、前記電流監視部は、前記所定の閾値範囲内に、それより狭い所定の予兆閾値範囲を設定し、前記測定された電流値が前記予兆閾値範囲を外れた場合に前記前記電流値異常の予兆を判定して予兆警報を出力させることを特徴とするトンネル防災システム。
  3. 請求項1記載のトンネル防災システムに於いて、前記電流監視部は、前記測定履歴から過去の平均電流値を求め、前記測定された電流値と前記平均電流値との差が前記所定の閾値変化量を超えて増減した場合に前記電流値異常の予兆を判定して予兆警報を出力させることを特徴とするトンネル防災システム。
  4. 請求項1記載のトンネル防災システムに於いて、前記電流監視部は、前記測定履歴の前回測定された電流値と新たに測定された電流値との差が前記所定の閾値変化量を超えて増減した場合に前記電流値異常の予兆を判定して予兆警報を出力させることを特徴とするトンネル防災システム。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載のトンネル防災システムに於いて、更に、
    前記防災受信盤の筐体前面に配置されたメインモニタ装置と、
    前記防災受信盤の筐体内に配置されたサブモニタ装置と、
    が備えられ、前記電流監視部は、前記電流値異常又は前記電流値異常の予兆が判定された場合に、前記メインモニタ装置の画面に前記電流値異常又は前記電流値異常の予兆を代表表示させると共に前記サブモニタ装置の画面に前記電流値異常又は前記電流値異常の予兆の詳細情報を表示させることを特徴とするトンネル防災システム。
  6. 請求項1乃至4の何れかに記載のトンネル防災システムに於いて、更に、
    前記防災受信盤の筐体前面に配置された表示パネルと、
    前記防災受信盤の筐体内に配置されたモニタ装置と、
    が備えられ、前記電流監視部は、前記電流値異常又は前記電流値異常の予兆が判定された場合に、前記表示パネルに設けられた電流値異常灯又は電流値異常予兆灯を作動して代表表示させると共に前記モニタ装置の画面に前記電流値異常又は前記電流値異常の予兆の詳細情報を表示させることを特徴とするトンネル防災システム。



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