JP2016156575A - 換気空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の他室換気空気から温度の高い空気を取込んで熱交換器で熱回収することにより、暖房の性能を向上させることのできる換気空調装置を提供する。【解決手段】圧縮機30と、第1熱交換器14と、減圧手段31と、第2熱交換器15からなる冷凍サイクルと、熱交換器に空気を送る送風装置と、複数の他室吸込口毎に温度検出手段と開閉手段と、これらを制御する制御手段とを備え、複数の他室吸込口から吸われる空気温度を検知し、空気温度の高い他室吸込口に設けた開閉手段の開度を開けることで、高い温度の空気を優先的に吸い込み、第2熱交換器15に流す空気の温度を高めて回収できる熱量を増加することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプを利用して浴室などの換気空調を行う換気空調装置の熱回収方法に関するものである。
従来、この種のヒートポンプを利用した換気空調装置は、浴室または洗面室において使用されていた。
浴室以外から空気を取り入れるための吸気口と、前記吸気口を介して取り入れられた空気を浴室内に吹き出すための送風口と、ヒートポンプ装置の一部を構成する熱交換器とを具備し、浴室以外から取り入れた空気に対してヒートポンプの一方の熱交換器が放熱(または吸熱)を行い、その空気を浴室内に吹き出すとともに、ヒートポンプの他方の熱交換器が浴室から屋外に換気する空気に対して吸熱(または放熱)をすることで浴室を空調するものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−180712号公報
このようにヒートポンプを利用した換気空調装置は様々なものが提案されているが、特許文献1に例示される換気空調装置は、ヒートポンプを用いて、浴室から屋外に換気される空気から熱を回収して、浴室以外から取り入れた空気に熱を放熱して浴室を暖房するものである。
この種のものは、熱交換器において排出空気の全ての熱量を回収することは不可能であるため、浴室を空調した熱の一部が屋外に漏洩することによる熱損失が生じ、熱効率が悪く、また、浴室以外から取り入れられた空気を浴室に吹出すことから、この取り込んだ空気が低温の場合、浴室に吹出す空気の温度は低くなってしまうという課題があった。
すなわち、ヒートポンプを用いて他室より換気する熱を回収して室内の暖房する方式では、換気する空気の温度が低いと回収熱量が低下し、暖房能力が低下することは明白である。
そこで本発明は、上記課題を解決するものであり、浴室の換気をせずに浴室の暖房を行うことで熱損失を低減させて熱交換効率を向上させるとともに、複数の他室換気空気から温度の高い空気を選択することにより、暖房の性能を向上させることのできる換気空調装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明の換気空調装置は、第1の部屋の空調を行い、他の複数の部屋の換気を行う換気空調装置であって、圧縮機と、第1熱交換器と、減圧手段と、第2熱交換器からなる冷凍サイクルと、第1の部屋に送風する循環用送風装置と、屋外に空気を排出する換気用送風装置と、第1の部屋、他の複数の部屋ごとに設けられた吸込口とを有し、本体内には、循環用送風装置によって、第1の部屋から空気を吸い込んで、第1熱交換器を通じて第1の部屋に送風する空調経路と、換気用送風装置によって、他の部屋から空気を吸い込んで、第2熱交換器を通じて屋外へ排出する換気経路とを有し、他の部屋に対応するそれぞれの吸込口に、温度検出手段と、通過する空気の量を調節する開閉手段を設け、さらに、循環用送風装置と、換気用送風装置と、開閉手段と、冷凍サイクルの制御を行う制御手段を備え、他の部屋に対応する吸込口毎に流れる空気温度を温度検出手段で検出し、制御手段は、検出した温度が高い吸込口の開閉手段を、検出した温度が低い吸込口の開閉手段よりも大きく開放することを特徴としたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明の換気空調装置によれば、第1の部屋の空調を行い、他の複数の部屋の換気を行う換気空調装置であって、圧縮機と、第1熱交換器と、減圧手段と、第2熱交換器からなる冷凍サイクルと、第1の部屋に送風する循環用送風装置と、屋外に空気を排出する換気用送風装置と、第1の部屋、他の複数の部屋ごとに設けられた吸込口とを有し、本体内には、循環用送風装置によって、第1の部屋から空気を吸い込んで、第1熱交換器を通じて第1の部屋に送風する空調経路と、換気用送風装置によって、他の部屋から空気を吸い込んで、第2熱交換器を通じて屋外へ排出する換気経路とを有し、他の部屋に対応するそれぞれの吸込口に、温度検出手段と、通過する空気の量を調節する開閉手段を設け、さらに、循環用送風装置と、換気用送風装置と、開閉手段と、冷凍サイクルの制御を行う制御手段を備えたことで、他の部屋に対応する吸込口毎に流れる空気温度を温度検出手段で検出し、制御手段は、検出した温度が高い吸込口の開閉手段を、検出した温度が低い吸込口の開閉手段よりも大きく開放することから、本体内に温度の高い空気を優先的に吸い込むことで暖房能力を向上させることができるという効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1記載の換気空調装置の暖房運転風路の構成を示す概略断面図 同、換気空調装置の設置状況を示す概略断面図 同、換気空調装置の乾燥運転風路の構成を示す概略断面図 同、制御手段との電気接続を示す概略構成図 同、操作部の構成を示す概略図 同、開閉手段の閉状態を示す概略断面図 同、換気空調装置の換気運転風路の構成を示す概略断面図
本発明の請求項1記載の発明は、第1の部屋の空調を行い、他の複数の部屋の換気を行う換気空調装置であって、圧縮機と、第1熱交換器と、減圧手段と、第2熱交換器からなる冷凍サイクルと、第1の部屋に送風する循環用送風装置と、屋外に空気を排出する換気用送風装置と、第1の部屋、他の複数の部屋ごとに設けられた吸込口とを有し、本体内には、循環用送風装置によって、第1の部屋から空気を吸い込んで、第1熱交換器を通じて第1の部屋に送風する空調経路と、換気用送風装置によって、他の部屋から空気を吸い込んで、第2熱交換器を通じて屋外へ排出する換気経路とを有し、他の部屋に対応するそれぞれの吸込口に、温度検出手段と、通過する空気の量を調節する開閉手段を設け、さらに、循環用送風装置と、換気用送風装置と、開閉手段と、冷凍サイクルの制御を行う制御手段とを備えた換気空調装置であって、
他の部屋に対応する吸込口毎に流れる空気温度を温度検出手段で検出し、制御手段は、検出した温度が高い吸込口の開閉手段を、検出した温度が低い吸込口の開閉手段よりも大きく開放することで、本体内に温度の高い空気を優先的に吸い込み、第2熱交換器に流す空気の温度を高める。そして、第2熱交換器に流す空気温度が高いと、回収できる熱量を増加することができるので暖房能力を向上させることができる。
また、前記第1の部屋の室内温度を検出する室内温度検出手段を設け、前記制御手段は、前記冷凍サイクルを制御して前記第1の部屋の室内温度を室内温度設定値に収束させるように空調制御を行い、検出された前記第1の部屋の室内温度と前記室内温度設定値との差に応じ、この差が大きいほど、前記他の部屋の温度が高い吸込口の開閉手段の開度と前記他の部屋の温度が低い吸込口の開閉手段の開度との比を大きくするとしてもよい。
これにより、予め設定された空調設定温度と検出された室内温度の差分に応じて、複数の開閉手段の開度を調整することになる。すなわち、空調設定温度と室内温度の差分が大きなときは、高い温度の空気が検出されている側の他室吸込口に設けられた開閉手段を通常よりも開き、温度の低い空気が検出されている側の他室吸込口に設けられた開閉手段を通常よりも閉めることで、本体内に吸い込む空気温度を調整する。
従って、浴室の暖房開始時など暖房能力が必要なときには、第2熱交換器に流す空気の温度をより一層高めることで回収できる熱量を増加して浴室を早く暖めることができる。そして、その後浴室の温度が上がってくることに応じて、設定温度との偏差が小さくなり、他室吸込口に設けられた開閉手段の開度の比を小さくすることで他の部屋の換気量を確保することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の換気空調装置を図1から図7を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施の形態の換気空調装置1は、室内の天井面に取り付けられるものである。
換気空調装置1には、取り付けた室内2(例えば浴室)に開口して空気を吸い込む第1吸込口3と、第2吸込口4と、室内2に空気を吹き出す吹出口5が備えられている。また、換気空調装置1の本体には、屋外へ空気を排気する換気口6と、第1他室7および第2他室8と連通する第1他室吸込口9および第2他室吸込口10を備えている。この第1他室7、第2他室8は、室内2とは別の部屋である。
すなわち、図2に示すように、第2他室吸込口10には、ダクト11が接続され、第2他室8(例えばリビング)に開口した第2他室吸込部12を介して第2他室8に連通している。同様に第1他室吸込口9にもダクト11が接続され、第1他室7(例えばトイレ)に開口した第1他室吸込部13を介して第1他室7に連通している。
また、換気空調装置1の内部には、通過させる空気を温める第1熱交換器14と、通過させる空気を冷却する第2熱交換器15と、換気口6へ空気を送風する換気用送風装置16と、吹出口5へ送風する循環用送風装置17とを備えている。
また、第1他室吸込口9には、この第1他室吸込口9の開口の開け閉め、および開度を調節して吸込む空気の量を調整する第1開閉手段18と、第1他室7から吸い込まれた空気の温度を検出する第1温度検出手段19を備えている。同様に、第2他室吸込口10には、この第2他室吸込口10の開口の開け閉め、および開度を調節して吸込む空気の量を調整する第2開閉手段20と、第2他室8から吸い込まれた空気の温度を検出する第2温度検出手段21とを備えている。
室内温度検出手段22は、室内2空間に面した位置に設けられ、室内2の空気温度を検出する。
また、換気口6には、この換気口6の開口の開け閉めをする、第3開閉手段23を設けている。第2吸込口4には、この第2吸込口4の開口を開け閉めして室内2の空気を、換気口6へ直接連通させる第4開閉手段24を設けている。吹出口5には、この吹出口5の開口を開け閉めする第5開閉手段25を設けている。
第1吸込口3において室内2側と第1熱交換器14と空調風路28を連通し、室内2側と第2熱交換器15を遮断する第6開閉手段26を設ける。この第6開閉手段26は、室内2側と換気空調装置1内部との連通を遮断し、第1熱交換器14と第2熱交換器15との間を連通させる位置に切り替えることができる構成としている。
そして、換気空調装置1の内部には、第6開閉手段26の切り替えにより、第2吸込口4から第2熱交換器15、第6開閉手段26、第1熱交換器14、循環用送風装置17、吹出口5へ連通する除湿風路が形成される(図3参照)。
そして、図1のように第6開閉手段26を切り替えた場合、換気風路27が形成される。この換気風路27は、換気用送風装置16の運転によって、第1他室吸込口9、第2他室吸込口10から第2熱交換器15を介して、また、第2吸込口4は直接換気口6へ連通する風路となっている。
一方、この場合、循環用送風装置17側には、空調風路28が形成される。この空調風路28は、循環用送風装置17の運転によって、第1吸込口3から第1熱交換器14を介して吹出口5へ連通する風路となっている。
第1熱交換器14と第2熱交換器15は、冷媒を還流させる冷凍管29によって接続され、一方の流路には冷媒を圧縮する圧縮機30、他方の流路には冷媒を膨張させる減圧手段31が配置され冷凍サイクルを形成している。
換気空調装置1とは別の場所(例えば室内2の壁)には、操作部33が取り付けられている。この操作部33は、複数の空調モードから使用者が選択するスイッチ32と、動作モードを示す表示部(暖房表示部37、乾燥表示部38、換気表示部39)を有している。図5においては、操作部33の一例を示し、例えば暖房空調スイッチ34、乾燥空調スイッチ35、換気スイッチ36と、暖房モードを示す暖房表示部37、乾燥モードを示す乾燥表示部38、換気モードを示す換気表示部39を備えた構成となっている。
そして、図4に示すように、制御手段40は、第2温度検出手段21、第1温度検出手段19、操作部33、および、室内温度検出手段22の信号を受信し、圧縮機30と、循環用送風装置17、換気用送風装置16、第2開閉手段20、第1開閉手段18、第3開閉手段23、第4開閉手段24、第5開閉手段25、第6開閉手段26を制御する。
図6には、第1開閉手段18、第3開閉手段23、第4開閉手段24、第5開閉手段25、第6開閉手段26および、第2開閉手段20それぞれの閉塞状態を示す。つまり、第1開閉手段18、第3開閉手段23、第4開閉手段24、第5開閉手段25、第6開閉手段26、および、第2開閉手段20のすべてが閉塞している場合には、換気空調装置1内部は、室内2、第2他室8、第1他室7、および屋外に対して遮断された状態となる。
上記構成において、各運転モードにおける動作について説明する。
まず、換気する場合は、すなわち、換気モードで運転する場合は、図5に示す操作部33にて換気スイッチ36を押す。すると、換気表示部39が点灯し、運転モード「換気モード」を使用者に伝えると共に、操作部33は、制御手段40に換気モードであることを電気信号で搬送する。
図7に換気モードにおける換気空調装置1の状態を示す。換気モード信号を受信した制御手段40は、第1開閉手段18と第2開閉手段20は中間位置、第3開閉手段23は開放、第4開閉手段24は開放、第5開閉手段25は閉塞、第6開閉手段26は室内2空間と換気空調装置1内部との連通を遮断する位置に制御する。そして、換気用送風装置16を作動すると、第2吸込口4より空気を吸込み、吸い込まれた空気は、換気風路27を通過して、換気口6から屋外へ排気される。一方、第1他室吸込口9と第2他室吸込口10からも他室(第1他室7、第2他室8)の空気が吸い込まれ、第2熱交換器15を介して換気口6より屋外へ排気される。
このように、換気モードでは、室内2と第1他室7および第2他室8が換気されることとなる。
また、本実施の形態の換気空調装置1には、上述した換気モードよりも換気する風量を低くして運転する常時換気機能を有している。
この常時換気モードは後述する暖房空調運転モード、乾燥運転モードに設定した以外のとき運転をおこなう。
このため、冷凍サイクルを用いた空調運転以外でも、第1他室7および第2他室8から吸い込まれた空気温度を第1温度検出手段19と第2温度検出手段21を用いて検出することができ、後述する暖房空調の開始直後から開閉手段の制御を開始することができる。
次に、室内2を暖房空調する場合は、図5に示す操作部33にて暖房空調スイッチ34を押す。すると、暖房表示部37が点灯し、運転モードを使用者に伝えると共に操作部33より制御手段40に暖房運転モードであることを電気信号で搬送する。
図1に、暖房運転モードにおける換気空調装置1の状態を示す。暖房運転モードの信号を受信した制御手段40は、第1開閉手段18と第2開閉手段20は中間位置、第3開閉手段23は開放、第4開閉手段24は閉塞、第5開閉手段25は開放する。そして、第6開閉手段26は、室内2空間と空調風路28とを連通し、室内2空間と換気風路27を遮断する位置とする。また、制御手段40は、圧縮機30と循環用送風装置17と換気用送風装置16を作動する。圧縮機30により高温高圧化された冷媒は、冷凍管29を通り、循環用送風装置17により室内2から吸込まれた空気に熱を放熱する。そして、減圧手段31へと移動し減圧され、低温低圧となり第2熱交換器15へと移動し、換気用送風装置16により第1他室7と第2他室8から吸込まれた空気の熱を吸収し、圧縮機30へと戻る。
このように第2熱交換器15において、冷媒は、第1他室7と第2他室8から吸い込まれ屋外に排出する空気から吸熱する。また、冷媒は、第1熱交換器14において、室内2空間を循環する空気に放熱する。このようにして、室内2空間を暖房するが、この際、制御手段40は、第1温度検出手段19と第2温度検出手段21の検出温度を比較し、高い温度を検出した他室吸込口に設けた開閉手段の開度を開ける方向に調節する。その一例を図1および図2を用いて説明する。
空調されていない第1他室7に設けられた第1他室吸込部13より吸い込まれた空気は、ダクト11を通り、第1他室吸込口9より換気空調装置1の内部へ吸い込まれる。このとき、第1温度検出手段19において空気温度(T1:例えば15℃)が検出される。
また、同様に空調された第2他室8に設けられた第2他室吸込部12より吸い込まれた暖かい空気は、ダクト11を通り、第2他室吸込口10より換気空調装置1の内部へ吸い込まれる。このとき、第2温度検出手段21において空気温度(T2:例えば22℃)が検出される。
制御手段40は、この空気温度T1とT2を比較し、高い温度を検出した他室吸込口に設けた開閉手段の開度を開ける方向に調節する。この場合、T2の方が高い温度を検出しているため、第2温度検出手段21に対応した第2開閉手段20の開度を開ける動作をする。
このように、温度の高い空気を換気空調装置1に多く取り込むことで、第2熱交換器15に通る空気温度が高くなるので、回収できる熱量を増加することができる。
また、室内2の温度を室内温度検出手段22にて検出し、予め設定された空調設定温度(例えば35℃)に収束するよう暖房運転をおこなう。
この際、検出された室内2の温度の差分(△T)に応じて、第1開閉手段18と第2開閉手段20の開閉開度を調整することができる。
すなわち、空調設定温度と室内2の温度の差が大きい(例えば△T≧10)場合は、高い温度の空気が検出されている第2他室8側の第2他室吸込口10に設けられた第2開閉手段20を優先的に開く。
一方、低い温度が検出されている第1他室7側の第1他室吸込口9に設けられた第1開閉手段18は、第2開閉手段20の開いた量に応じて閉じる。
このようにして、第2熱交換器15に流す空気の温度を更に高めることで回収できる熱量を増加させる。
一方、空調設定温度と室内2の温度の差が少ない(例えば△T<10)場合は、第1開閉手段18と第2開閉手段20の開閉開度を同等とすることで第1他室7と第2他室8それぞれの換気量を確保しつつ、室内2の暖房空調をすることができる。
また、室内2の乾燥空調をするときは、図5に示す操作部33にて乾燥空調スイッチ35を押す。すると、乾燥表示部38が点灯し運転モードを使用者に伝えると共に、操作部33より制御手段40に乾燥運転モードであることを電気信号で搬送する。
図3に、乾燥運転モードにおける換気空調装置1の状態を示す。乾燥運転モードの信号を受信した制御手段40は、第1開閉手段18と第2開閉手段20を閉塞、第3開閉手段23も閉塞、第4開閉手段24は開放、第5開閉手段25は開放させる。そして、第6開閉手段26は室内2空間と換気空調装置1内部との連通を遮断し、第1熱交換器14と第2熱交換器15とを連通する位置、つまりは空調風路28と換気風路27を連通する位置とする。さらに、圧縮機30と循環用送風装置17を作動させて、冷媒が冷凍管29を通り熱交換を始める。各開閉手段の開閉状態により構成された除湿風路により、第2吸込口4より吸い込まれた空気は、換気風路27を通過して、第2熱交換器15にて冷媒によって吸熱される。そのため、吸込まれた空気は冷やされることで露点温度を下回り、第2熱交換器15に結露を発生させ、除湿される。この保有水分量が減少した空気は、第6開閉手段26にて構成された風路を通り、第1熱交換器14へと送られる。この空気は、第1熱交換器14を通過する冷媒との熱交換により、暖められ吹出口5より室内2へと送風される。従って、室内2空間を乾燥することが可能である。
以上のように、本実施の形態では、暖房空調運転をするときに第1他室吸込口9または第2他室吸込口10のうち、空気温度の高い側に設けた開閉手段の開度を他方よりも開けることで、高い温度の空気を優先的に吸い込むことができる。このようにして、第2熱交換器15に流す空気の温度を高めることで回収できる熱量を増加し、暖房能力を向上させることができる。
また、室内2空間の換気を必要としないので熱損失を低減させ熱交換効率を向上させることができる。
さらに、室内2の温度に応じて、第1他室吸込口9または第2他室吸込口10のうち、空気温度の高い側に設けた開閉手段の開度をさらに開き、他方の開閉手段の開度を閉めることができる。すなわち、空調設定温度と室内2の温度との偏差に応じて、第1開閉手段18、第2開閉手段20の開度の比を変更する。空調設定温度と室内2の温度との偏差が大きければ、第1開閉手段18、第2開閉手段20の開度の比を大きくする(すなわち、開度の差が大きい)。空調設定温度と室内2の温度との偏差が小さければ、第1開閉手段18、第2開閉手段20の開度の比を小さくする(すなわち、開度の差が小さい)。
このようにして、第2熱交換器15に流す空気の温度をさらに高めることができる。また、室内2の温度と空調設定温度との偏差が小さくなると、開閉手段の開度の比を小さくするので、第1他室7と第2他室8それぞれの換気量を確保することができる。
また、本実施の形態の換気空調装置1は主に浴室の暖房をすることが求められている。しかし、リビングや寝室などに代表される一般居住空間の空調と異なり、浴室の暖房立上り時間に求められる時間は比較的短い。さらに、浴室空間はその容積が小さいため一旦暖めればそれ以降さほど大きな暖房能力は必要としない。そのため、換気空調装置1は立上り時間の数十分間だけでも最大能力を発揮できれば良い。すなわち、温度の高い空気を選択し熱回収の効率を上げることにより、必要以上に容積の大きな圧縮機を搭載する必要がなくなるなど、コストや装置の重量を抑えて適切な能力を保有するためにも本発明は換気空調装置において有効な手段となる。
また、第1開閉手段18、第2開閉手段20,第3開閉手段23、第4開閉手段24、第5開閉手段25、および、第6開閉手段26は、風路の開閉状態を可変できれば良く、例えば駆動源にステッピングモータを用いたものがある。
また、第1熱交換器14と第2熱交換器15は冷媒と空気との間で熱交換できれば良く、例えば、縦横に配列した配管とフィンを用いた構成で、材料は熱伝導の良い銅やアルミニウムを主原料としたものがある。
また、減圧手段31は冷媒を膨張(減圧)できれば良く、配管を細くして一定の減圧を実施するキャピラリーチューブや、減圧量を可変することができる膨張弁、更に電子制御を実現する電動膨張弁などがある。
また、圧縮機30は冷媒を圧縮し、高温高圧ガスとして冷媒配管へ冷媒を送り出せればよく、駆動源となるモータは交流電圧を印加する誘導電動機を用いても、インバータ駆動方式のDCモータを用いてもよい。
また、第1温度検出手段19、第2温度検出手段21および室内温度検出手段22は温度の検知ができれば良く、例えば、正特性サーミスタ、負特性のサーミスタがある。
本発明の換気空調装置は、複数の他室空間より得られる排気熱を回収し、所定の空間に熱を放出するヒートポンプ式空調の熱回収空気を選択することを特徴としたものであり、部屋の空間容積があまり広くないトイレ、脱衣室、クローゼット空間などにも利用することができる。
1 換気空調装置
2 室内
3 第1吸込口
4 第2吸込口
5 吹出口
6 換気口
7 第1他室
8 第2他室
9 第1他室吸込口
10 第2他室吸込口
11 ダクト
12 第2他室吸込部
13 第1他室吸込部
14 第1熱交換器
15 第2熱交換器
16 換気用送風装置
17 循環用送風装置
18 第1開閉手段
19 第1温度検出手段
20 第2開閉手段
21 第2温度検出手段
22 室内温度検出手段
23 第3開閉手段
24 第4開閉手段
25 第5開閉手段
26 第6開閉手段
27 換気風路
28 空調風路
29 冷凍管
30 圧縮機
31 減圧手段
32 スイッチ
33 操作部
34 暖房空調スイッチ
35 乾燥空調スイッチ
36 換気スイッチ
37 暖房表示部
38 乾燥表示部
39 換気表示部
40 制御手段

Claims (2)

  1. 第1の部屋の空調を行い、他の複数の部屋の換気を行う換気空調装置であって、
    圧縮機と、第1熱交換器と、減圧手段と、第2熱交換器からなる冷凍サイクルと、
    第1の部屋に送風する循環用送風装置と、
    屋外に空気を排出する換気用送風装置と、
    第1の部屋、他の複数の部屋ごとに設けられた吸込口とを有し、
    本体内には、
    循環用送風装置によって、第1の部屋から空気を吸い込んで、第1熱交換器を通じて第1の部屋に送風する空調経路と、
    換気用送風装置によって、他の部屋から空気を吸い込んで、第2熱交換器を通じて屋外へ排出する換気経路が形成され、
    他の部屋に対応するそれぞれの吸込口に、
    温度検出手段と、
    通過する空気の量を調節する開閉手段を設け、
    さらに、循環用送風装置と、換気用送風装置と、開閉手段と、冷凍サイクルの制御を行う制御手段を備え、
    他の部屋に対応する吸込口毎に流れる空気温度を温度検出手段で検出し、
    制御手段は、検出した温度が高い吸込口の開閉手段を、検出した温度が低い吸込口の開閉手段よりも大きく開放することを特徴とする換気空調装置。
  2. 前記第1の部屋の室内温度を検出する室内温度検出手段を設け、
    前記制御手段は、前記冷凍サイクルを制御して前記第1の部屋の室内温度を室内温度設定値に収束させるように空調制御を行い、
    検出された前記第1の部屋の室内温度と前記室内温度設定値との差に応じ、この差が大きいほど、前記他の部屋の温度が高い吸込口の開閉手段の開度と前記他の部屋の温度が低い吸込口の開閉手段の開度との比を大きくする請求項1に記載の換気空調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020258873A1 (zh) * 2019-06-28 2020-12-30 广东美的制冷设备有限公司 空调器及其控制方法和控制装置

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