JP2012067932A - 換気空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷凍サイクルを利用し、小型で省エネルギーな室内空調ができる換気空調装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本体に単相誘導圧縮機14と、第1熱交換器8と、減圧手段15と、第2熱交換器2からなる冷凍サイクルと、熱交換器に空気を送る送風手段と、空調能力を調整する能力調整手段を搭載し、冷凍サイクルを構成する上で必要な部品を電流低減手段として用いることにより適切な空調能力に調整し、小型で省エネルギーな室内空調ができる換気空調装置が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプ方式を利用して、浴室などの換気空調を行う換気空調装置に関する。
従来、この種のヒートポンプを利用した浴室などの換気空調装置としては、浴室以外から取り入れられた空気に対してヒートポンプの一方の熱交換器が放熱(または吸熱)を行い、その空気を浴室内に吹き出すとともに、ヒートポンプの他方の熱交換器が浴室から屋外に排出される空気に対して吸熱(または放熱)することで浴室を空調するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、別のヒートポンプを利用した浴室などの換気空調装置としては、浴室または洗面室において使用され、冷凍サイクルの蒸発器と凝縮器となる熱交換器と圧縮機を循環風路に備え、除湿した空気を浴室に送風し乾燥するものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−180712号公報 特開2003−343892号公報
このような従来のヒートポンプを利用した換気空調装置は、様々な形態のものが提案されているが、換気空調装置は浴室の空調を目的としているため、利用者が濡れた裸の状態での使用を考慮し、一般的な居室空間(リビングや寝室など)よりも高め(体温以上が望ましい)の温度設定とする必要があり、圧縮機は高温度高圧力ガスの圧縮動作(過負荷状態)を継続しなければならない。
また、圧縮機に誘導モータ圧縮機を用いたときには、回転数が電源供給周波数で一義的に決められるため、空調目標温度に近づいて空調能力が不要なときなど負荷軽減が必要な状況においても、回転数を下げることができず装置の保有能力の限界まで空調を継続するが、このような過負荷状態では誘導モータ圧縮機においてスベリが増加し、電力変換効率が低下する。
このため、過負荷による電力消費量の増大と相まって無効電流も増加し、この圧縮機の駆動に用いる部品の電流定格を高く設定しなければならず、コスト、部品容積の増大を招き、且つ、装置への電流供給量も多くなるため不必要にブレーカ容量などを上げなければならないという課題がある。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、適切な空調能力に調整し、圧縮機電流を低減させることで装置の容積を小さくし、省エネルギーで室内を空調できる換気空調装置を提供することを目的としている。
そして、この目的を達成するために、本発明の換気空調装置は、本体に単相誘導圧縮機と、第1熱交換器と、減圧手段と、第2熱交換器からなる冷凍サイクルと、熱交換器に空気を送る送風手段と、空調能力を調整する能力調整手段を備えたことを特徴としたものであり、そして、本発明によれば、適切な空調能力に調整することで圧縮機電流を低減させることができ、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明の換気空調装置によれば、本体に単相誘導圧縮機と、第1熱交換器と、減圧手段と、第2熱交換器からなる冷凍サイクルと、熱交換器に空気を送る送風手段と、空調能力を調整する能力調整手段を備え、この能力調整手段により冷凍サイクルの負荷を軽減することで適切な空調能力に調整し、単相誘導圧縮機の電流を低減できるため、装置の容積を小さくでき、省エネルギーで室内を空調できるという効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1記載の換気空調装置の暖房運転状態の構成を示す概略断面図 同制御手段との電気接続を示す概略構成図 同開閉手段の閉状態を示す概略断面図 同換気空調装置の除湿運転状態の構成を示す概略断面図 本発明の実施の形態2記載の換気空調装置の暖房運転状態の構成を示す概略断面図 同制御手段との電気接続を示す概略構成図 同換気空調装置の除湿運転状態の構成を示す概略断面図 同制御手段にて算出した温度推移カーブと電流低減手段の動作の一例を示すタイムチャート 本発明の実施の形態3記載の換気空調装置の暖房運転状態の構成を示す概略断面図 同制御手段との電気接続を示す概略構成図 本発明の実施の形態4記載の換気空調装置の暖房運転状態の構成を示す概略断面図 同制御手段との電気接続を示す概略構成図
本発明は、本体に単相誘導圧縮機と、第1熱交換器と、減圧手段と、第2熱交換器からなる冷凍サイクルと、熱交換器に空気を送る送風手段と、空調能力を調整する能力調整手段を備えたことを特徴とするものであり、この能力調整手段により冷凍サイクルの負荷を軽減することで適切な空調能力に調整し、単相誘導圧縮機の電流を低減できるため、装置の容積を小さくでき、省エネルギーで室内を空調できるという効果を奏する。
また、減圧手段を冷媒流量調整可能な電動膨張弁とし、空調能力を調整する能力調整手段として用いる構成にしてもよい。
これにより、電動膨張弁において冷媒流量を制御することで適切な空調能力に調整し、圧縮機電流を低減することができるため、冷凍サイクルを構成する上で必要な構成部品を能力調整手段として利用するため装置の容積を小さく、省エネルギーで室内を空調することができるという効果を奏する。
また、第1熱交換器側へ送る送風手段を風量調整可能なモータとし、空調能力を調整する能力調整手段として用いる構成にしてもよい。
これにより、送風手段において第1熱交換器側に送る風量を制御することで適切な空調能力に調整し、圧縮機電流を低減することができるため、冷凍サイクルを構成する上で必要な構成部品を能力調整手段として利用するため装置の容積を小さく、省エネルギーで室内を空調することができるという効果を奏する。
また、第2熱交換器側へ送る送風手段を風量調整可能なモータとし、空調能力を調整する能力調整手段として用いる構成にしてもよい。
これにより、送風手段において第2熱交換器側に送る風量を制御することで適切な空調能力に調整し、圧縮機電流を低減することができるため、冷凍サイクルを構成する上で必要な構成部品を能力調整手段として利用するため装置の容積を小さく、省エネルギーで室内を空調することができるという効果を奏する。
また、圧縮機電流を検出する電流検出手段を有した構成にしてもよい。
これにより、検出した圧縮機電流と予め定めた所定の値に応じて、能力調整手段にて適切な空調能力に調整し、圧縮機電流を低減させるよう動作させることができ、任意の電流値に圧縮機電流を低減することができるという効果を奏する。
また、圧縮機電流を検出する電流検出手段の検出値により、電流低減のために行う電動膨張弁の開閉方向と逆方向に動作させるリバース機能を制御手段に有した構成にしてもよい。
これにより、電流低減のための冷媒流量制御を行うことで電流が増加した場合は、リバース機能を用いて冷媒流量を戻すことにより、幅広い条件にて最適な電流低減をすることができ、冷凍サイクル特有の液圧縮状態を継続させること無く運転を継続することができるという効果を奏する。
また、室内温度を検知する室内温度検知手段を有した構成にしてもよい。
これにより、検出した室内温度と予め定めた所定の値に応じて、能力調整手段にて適切な空調能力に調整し、圧縮機電流を低減させるよう動作させることができ、目標温度(部屋の設定温度)に近づいたときなど、必要な空調能力が低減したときに、適切な空調能力に調整することができるという効果を奏する。
また、室内温度の時間経過変化量を算出するΔt機能を制御手段に有した構成にしてもよい。
これにより、空調開始から室内温度を検出し、変化量(Δt)を算出することで、目標温度到達までの温度推移カーブを導き出し、推移カーブに応じて空調能力を調整する能力調整手段にて適切な空調能力に調整し、圧縮機電流を低減させるよう動作させ、過剰な空調による浴室温度のオーバーシュートとハンチングを抑制することができるという効果を奏する。
また、室内温度の変化量(△t)にて単相誘導圧縮機の間欠運転をする構成にしてもよい。
これにより、変化量(Δt)より導き出した推移カーブに応じて単相誘導圧縮機を間欠運転することで、適切な空調能力に調整し、過剰な空調による浴室温度のオーバーシュートとハンチングを抑制すると共に、冷凍サイクルの余熱を利用した空調をすることができるという効果を奏する。
また、目標温度到達時間を知らせるお知らせ手段を有した構成にしてもよい。
これにより、変化量(Δt)より導き出した室内の目標温度到達時間を使用者に事前にお知らせすることにより、過剰な空調を使用者が任意に停止することができるという効果を奏する。
また、単相誘導圧縮機から送り出す冷媒の温度を検知する吐出温度検知手段を有した構成にしてもよい。
これにより、検出した吐出温度と予め定めた所定の値に応じて、空調能力を調整する能力調整手段にて適切な空調能力に調整し、圧縮機電流を低減させるよう動作させることができ、吐出温度が高いときは、浴室温度が暑くなっていることや熱交換効率が良い状態であり、必要以上に空調能力を発生させているため、適切な空調能力に調整することができるという効果を奏する。
また、単相誘導圧縮機から送り出す冷媒の圧力を検知する圧力検知手段を有した構成にしてもよい。
これにより、検出した吐出圧力と予め定めた所定の値に応じて、空調能力を調整する能力調整手段にて適切な空調能力に調整し、圧縮機電流を低減させるよう動作させることができ、吐出圧力を直接検知することで発生している空調能力を推測し、必要以上に空調能力を発生させないよう、適切な空調能力に調整することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の換気空調装置を図1から図4を参照しながら説明する。
図1は本発明の換気空調装置の一例で暖房運転状態の構成を示すものであり、図2は、本発明の制御手段の電気接続状態を示すものであり、図3は本発明の開閉手段の開閉方向(閉状態)を示すものであり、図4は本発明の換気空調装置の一例で除湿運転状態の構成を示すものである。
図1に示すように、換気空調装置1aには室内(例えば浴室)に開口した吸込口1と、通過させる空気を冷却させる第2熱交換器2と、屋外に空気を排出する換気口3と、前記吸込口1から第2熱交換器2を介して空気を吸い込み換気口3へ送風する換気送風装置4とを配置した換気風路5を備えている。
また、この換気風路5には前記換気口3側に屋外側と換気空調装置1a内部との連通を遮断する第1開閉手段6と、室内の空気を前記第2熱交換器2へ直接連通させる風路17を開閉する第2開閉手段7を設けている。
また、吸込口1と、通過させる空気を加熱する第1熱交換器8と、室内空間に開口し空気を吹き出す吹出口9と、吸込口1から第1熱交換器8を介して空気を吸い込み前記吹出口9へ送風する空調送風装置10とを配置した空調風路11を備えている。
また、この空調風路11の吹出口9には、室内側と換気空調装置1a内部との連通を遮断する第3開閉手段12を設けている。
また、吸込口1において室内側と換気空調装置1a内部との連通を遮断し、第1熱交換器8と第2熱交換器2との間を連通させる第4開閉手段13を設ける。
そして、この第4開閉手段13の切り替えにより、換気空調装置1aの内部に第2開閉手段7から第2熱交換器2、第4開閉手段13、第1熱交換器8、空調送風装置10、吹出口9までの除湿風路を形成する。
また、冷媒を圧縮する単相誘導圧縮機14と、空調送風装置10により送風される空気と冷媒を熱交換させる第1熱交換器8と、冷媒を膨張させる減圧手段15と、換気送風装置4により送風される空気と冷媒を熱交換させる第2熱交換器2とをつなぎ冷媒を通す冷凍配管16にて冷凍サイクルを形成する。
また、前記減圧手段15は冷媒の流量を開度により調整できる電動膨張弁18とし、開度により空調能力を調整する能力調整手段として用いる。
そして、風路を避けた位置に単相誘導圧縮機14への供給電流を検出する電流検出手段19と、この電流検出手段19、単相誘導圧縮機14、空調送風装置10、換気送風装置4、第1開閉手段6、第2開閉手段7、第3開閉手段12、第4開閉手段13、および、電動膨張弁18を制御する制御手段20を有した構成とする。
図2に示すように、制御手段20は、単相誘導圧縮機14、減圧手段15(電動膨張弁18)、空調送風装置10、換気送風装置4、第1開閉手段6、第2開閉手段7、第3開閉手段12、第4開閉手段13、および、電流検出手段19と電気的に接続された構成とする。
また、制御手段20は、電流検出手段19にて検出した圧縮機供給電流と予め定めた所定の値(例えば単相誘導圧縮機14の定格電流の1.2倍)以上となった場合には、電動膨張弁18を開く機能と、この電動膨張弁18を開いたことにより単相誘導圧縮機14の供給電流が増大した場合には電動膨張弁18を閉じるリバース機能を有している。
図3にて、第1開閉手段6、第2開閉手段7、第3開閉手段12、および、第4開閉手段13それぞれの開閉方向として閉塞状態を示す。
つまり、第1開閉手段6、第2開閉手段7、第3開閉手段12、および、第4開閉手段13のすべてが閉塞している場合には、換気空調装置1a内部は、室内および屋外に対して遮断された状態となる。
上記構成において、図1に示すように、室内の暖房空調をするときは、制御手段20の信号により、第1開閉手段6は開放、第2開閉手段7は閉塞、第3開閉手段12は開放、第4開閉手段13は開放の状態とし、単相誘導圧縮機14と空調送風装置10と換気送風装置4が作動することで、単相誘導圧縮機14により高温高圧化された冷媒は冷凍配管16を通り、空調送風装置10により室内から吸込まれた空気に熱を放熱し、減圧手段15へと移動し減圧され、低温低圧となり第2熱交換器2へと移動し、換気送風装置4により室内から吸込まれた空気の熱を吸収し単相誘導圧縮機14へと戻る。
このように第2熱交換器2において、吸込口1から吸い込まれ屋外に排出する空気から冷媒が吸熱し、第1熱交換器8において、室内空間を循環する空気に冷媒が放熱することによって室内空間を暖房することとなる。
また、図4に示すように、室内の除湿空調をするときは、制御手段20の信号により、第1開閉手段6は閉塞、第2開閉手段7は開放、第3開閉手段12は開放、第4開閉手段13は閉塞の状態とし、単相誘導圧縮機14と空調送風装置10が作動することで、冷媒が冷凍配管16を通り熱交換を始め、各開閉手段の開閉状態により構成された除湿風路により、第2開閉手段7が室内に開口したことで室内空気を吸込み、吸い込まれた空気は、風路17を通過して、第2熱交換器2にて冷媒が吸熱するため、吸込まれた空気は冷やされることで露点温度を下回り、第2熱交換器2に結露を発生させ、保有水分量を減少させつつ、第4開閉手段13にて第1熱交換器8と第2熱交換器2が連通するよう風路が構成されているので、空気は第1熱交換器8へと送られ、第1熱交換器8により冷媒が放熱するので、送られた空気は再度冷媒による熱交換熱と単相誘導圧縮機14の消費電力分の熱量を加えて暖められ吹出口9より室内へと送風されることによって室内空間を除湿することとなる。
このようにヒートポンプを利用したため、風路の切換えによって空調モードを切換えることが可能である。
また、暖房運転は室内空間を暖めることを目的とした空調であるため当然のことながら、除湿運転でも単相誘導圧縮機14の電力分の熱量を加えて室内空気を循環させているため、運転を継続することにより室内空間の温度は上昇する。
室内空間の温度上昇により、冷媒の圧力が上昇するため、冷媒圧縮に必要なトルクが増え単相誘導圧縮機14の供給電流が増大する。
このような場合インバータ圧縮機を用いている場合は、回転数を減速し負荷を低減することもできるが、単相誘導圧縮機14は回転数を減速することができないため、必要以上の空調能力を発生し、無駄なエネルギーを消費することとなる。
このため圧縮機供給電流を電流検出手段19にて検出し、予め定めた所定の値(例えば単相誘導圧縮機14の定格電流の1.2倍)以上となった場合には、電動膨張弁18を開き、冷媒の減圧量を低減することにより、単相誘導圧縮機14の吐出圧力と吸入圧力差を少なくし、圧縮機供給電流を低減することができる。
このように検出した圧縮機供給電流と予め定めた所定の値に応じて、電動膨張弁18において冷媒流量を制御することで適切な空調能力に調整し、圧縮機電流を低減することができ、また、冷凍サイクルを構成する上で必要な構成部品を空調能力を調整する能力調整手段として利用するため装置の容積を小さく、省エネルギーで室内を空調することができる。
また、電動膨張弁18を開くことで単相誘導圧縮機14の負荷を低減することができるが、冷媒の循環量は増加する。
冷媒循環量が増えすぎると熱交換限界(単相誘導圧縮機14に液状の冷媒が戻ってくる状態)となることがある。
単相誘導圧縮機14に液状の冷媒が吸込まれると、単相誘導圧縮機14の圧縮部(図示せず)にて液を圧縮することとなり、液状の冷媒はガス状の冷媒に比べて体積を変えないため、非常に負荷が重くなり圧縮機供給電流が急激に増加する。
このように、圧縮機供給電流を低減するために電動膨張弁18を開いている状態のときに、圧縮機供給電流が増加したことを電流検出手段19で検出した場合は、リバース機能を用いて、電動膨張弁18を閉じる方向に駆動して冷媒循環量を減少させることにより、圧縮機供給電流を低減させるので、幅広い条件にて最適な電流低減をすることでき、冷凍サイクル特有の液圧縮状態を継続させること無く運転を継続することができ、省エネルギーで室内を空調することができる換気空調装置が得られる。
また、換気送風装置4と空調送風装置10は別々のものとして説明したが、第1熱交換器8と第2熱交換器2へ空気を流す作用が得られれば良く、一つの送風装置を共用にした構成や、換気送風装置4は換気空調装置1a本体内部に設けず、別置きとした構成でも効果は変わらない。
また、第1熱交換器8と第2熱交換器2は冷媒と空気との間で熱交換できれば良く、例えば、縦横に配列した配管とフィンを用いた構成で、材料は熱伝導の良い銅やアルミニウムを主原料としたものがある。
また、開閉手段は風路の開閉状態を可変できれば良く、例えば駆動源にステッピングモータを用いたものがある。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の換気空調装置を図5から図8を参照しながら説明する。
図5は本発明の換気空調装置の一例で暖房運転状態の構成を示すものであり、図6は、本発明の制御手段との電気接続状態を示すものであり、図7は本発明の換気空調装置の一例で除湿運転状態の構成を示すものであり、図8は本発明の制御手段にて算出した温度推移カーブと電流低減手段の動作の一例を示すものである。
なお、実施の形態2の説明において既に実施の形態1で説明した同一部品については同一符号を付与し説明を省略する。
図5に示すように、他の室内から空気を吸込む他室吸込口21と、この他室吸込口21の開閉を行う第5開閉手段22と、吸込口1から吸込み第2熱交換器2へと向かう空気を遮断し、第1熱交換器8方向のみを開放にし、また、第1熱交換器8と第2熱交換器2間を連通するように除湿風路を形成する第6開閉手段23と、空調能力を調整する能力調整手段として第1熱交換器8へ送る空調送風装置10を風量調整可能なモータ24に置換え、室内温度を検知する室内温度検知手段25と、音声を発報するお知らせ手段26と、室内温度の時間経過変化量を算出するΔt機能を制御手段20に有した構成とする。
図6に示すように、制御手段20は単相誘導圧縮機14、減圧手段15、空調送風装置10(モータ24)、換気送風装置4、第1開閉手段6、第2開閉手段7、第3開閉手段12、第5開閉手段22、第6開閉手段23、および、室内温度検知手段25と電気的に接続された構成とする。
上記構成において、図5に示すように、室内の暖房空調をするときは、制御手段20の信号により、第5開閉手段22が開放し、換気送風装置4が駆動することで他室吸込口21より他室の空気を換気空調装置1a内に吸込み、この空気の熱は第2熱交換器2にて吸熱回収し、空気は換気口3より屋外へ排気され、回収した熱は第1熱交換器8より室内へ放熱することで、他室の熱を室内へ投入でき効率的な暖房空調が行われる。
この際、第6開閉手段23により閉塞された吸込口1の半分からは空気は吸込まれない。
また、図7に示すように、室内の除湿空調をするときは、制御手段20の信号により、第2開閉手段7が開き、室内と風路17を連通させ、第5開閉手段22は閉じることで、他室吸込口21を閉塞し、第6開閉手段23により吸込口1を閉塞し、第1熱交換器8と第2熱交換器2の間を連通するように除湿風路を形成され、モータ24が作動すると、第2開閉手段7から室内に開口した室内空気を吸込み、第2熱交換器2にて冷媒が吸熱され、第1熱交換器8にて再度暖められ吹出口9より室内へと送風されることによって室内空間を除湿することとなる。
このように室内空間を空調することにより室内空間の温度が上昇するが、暖房空調の際、この室内の温度を室内温度検知手段25にて検知し、予め定めた所定の値(例えば室内空調目標温度−3℃)以上となった場合には、モータ24の回転数を上げ、第1熱交換器8へ送る風量を増加する。
このため、第2熱交換器2の吸熱量は変わらず、第1熱交換器8側に送る風量を増加し冷媒の放熱量を増加することにより、冷媒の温度(圧力)を下げ、適切な空調能力に調整し、圧縮機供給電流を低減することができ、また、冷凍サイクルを構成する上で必要な構成部品を空調能力を調整する能力調整手段として利用するため装置の容積を小さく、省エネルギーで室内を空調することができる。
また、図8に示すように、制御手段20では室内温度検知手段25にて検出した室内温度から経過時間毎に室内温度の時間経過変化量(△t1、△t2・・・)をΔt機能にて算出し、その傾きから目標温度到達までの温度推移カーブを導き出し、室内設定温度に到達する時間を割り出す。
そして、その推移カーブに応じて(例えば、△tが小さく(1K以下)なり、室内空調目標温度−6℃に到達した場合:X点)モータ24の回転数を上げ、第1熱交換器8へ送る風量を増加し、適切な空調能力に調整し、圧縮機電流を低減させるよう動作させ、過剰な空調による浴室温度のオーバーシュートとハンチングを抑制することができる。
また、更に室内温度の時間経過変化量△tが小さくなったとき(例えば0.2K以下:Y点)は、制御手段20により、単相誘導圧縮機14を間欠運転する。
これにより、連続運転では過剰な空調能力となる条件化において、適切な空調能力に調整しつつ、冷凍サイクルの余熱を利用した空調をすることができる。
また、制御手段20は、室内温度が設定温度に到達する時間を割り出しているので、その到達時間や到達までの残時間をお知らせ手段26を駆動することにより、音声で使用者に伝達することができ、使用者自らが過剰な空調を任意に停止することができる。
また、減圧手段15は冷媒を膨張(減圧)できれば良く、配管を細くして一定の減圧を実施するキャピラリーチューブや、減圧量を可変することができる膨張弁、更に電子制御を実現する電動膨張弁などがある。
また、室内温度検知手段25は温度の検知ができれば良く、例えば、正特性サーミスタ、負特性のサーミスタがある。
また、お知らせ手段26は制御手段20にて割り出した室内温度到達時間を事前に使用者に伝えることができれば良く、実施の形態2において一例として説明した音声を利用した手段の他に、同様に聴覚にて伝達するブザー音でも良く、視覚にて伝達するLED表示、LCD液晶表示でも良い。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3の換気空調装置を図9および、図10を参照しながら説明する。
図9は本発明の換気空調装置の一例で暖房運転状態の構成を示すものであり、図10は、本発明の制御手段との電気接続状態を示すものである。
なお、実施の形態3の説明において既に実施の形態1および2で説明した同一部品については同一符号を付与し説明を省略する。
図9に示すように、空調能力を調整する能力調整手段として第2熱交換器2側へ送る換気送風装置4を風量調整可能なモータ24に置換え、単相誘導圧縮機14から送り出す冷媒の温度を検知する吐出温度検知手段27を有した構成とする。
図10に示すように、制御手段20は単相誘導圧縮機14、減圧手段15、空調送風装置10、換気送風装置4(モータ24)、第1開閉手段6、第2開閉手段7、第3開閉手段12、第5開閉手段22、第6開閉手段23、および、吐出温度検知手段27と電気的に接続された構成とする。
上記構成において吐出温度検知手段27にて検知した冷媒温度が、予め定めた所定の値(例えば100℃)以上となった場合には、モータ24の回転数を下げ、第2熱交換器2へ送る風量を減少する。
このため、第1熱交換器8の放熱量は変わらず、第2熱交換器2側に送る風量を減少し冷媒の吸熱量を減少することにより、冷媒の温度(圧力)を下げ、適切な空調能力に調整し、圧縮機供給電流を低減することができ、また、冷凍サイクルを構成する上で必要な構成部品を空調能力を調整する能力調整手段として利用するため装置の容積を小さく、省エネルギーで室内を空調することができる。
また、吐出温度検知手段27は温度の検知ができれば良く、例えば、正特性サーミスタ、負特性のサーミスタがある。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4の換気空調装置を図11および、図12を参照しながら説明する。
図11は本発明の換気空調装置の一例で暖房運転状態の構成を示すものであり、図12は、本発明の制御手段との電気接続状態を示すものである。
なお、実施の形態4の説明において既に実施の形態1、2および3で説明した同一部品については同一符号を付与し説明を省略する。
図11に示すように、単相誘導圧縮機14から送り出す冷媒の圧力を検知する圧力検知手段28を有し、冷媒を膨張させる減圧手段15は冷媒の流量を開度により調整できる電動膨張弁18とし、開度により空調能力を調整する能力調整手段として用いた構成とする。
図12に示すように、制御手段20は単相誘導圧縮機14、減圧手段15(電動膨張弁18)、空調送風装置10、換気送風装置4、第1開閉手段6、第2開閉手段7、第3開閉手段12、第5開閉手段22、第6開閉手段23、および、圧力検知手段28と電気的に接続された構成とする。
上記構成において、圧力検知手段28にて検知した冷媒圧力が、予め定めた所定の値(例えば、単相誘導圧縮機14の通常使用範囲上限値:一例として4.0MPa)以上となった場合には、電動膨張弁18を開き、冷媒の減圧量を低減することにより、単相誘導圧縮機14の吐出圧力と吸入圧力差を少なくし、圧縮機供給電流を低減することができる。
このように検出した冷媒圧力と予め定めた所定の値に応じて、電動膨張弁18において冷媒流量を制御することで適切な空調能力に調整し、圧縮機電流を低減することができ、また、冷凍サイクルを構成する上で必要な構成部品を空調能力を調整する能力調整手段として利用するため装置の容積を小さく、省エネルギーで室内を空調することができる。
本発明の換気空調装置は、冷凍サイクルを構成する上で必要な部品を空調能力を調整する能力調整手段として用いることにより小型化し、適切な空調能力に調整することで省エネルギーな室内空調をすることを特徴としたものであり、浴室の換気空調のみならず、リビング、寝室、キッチンあるいは洗面所等の換気空調装置等として有用である。
1a 換気空調装置
1 吸込口
2 第2熱交換器
3 換気口
4 換気送風装置
5 換気風路
6 第1開閉手段
7 第2開閉手段
8 第1熱交換器
9 吹出口
10 空調送風装置
11 空調風路
12 第3開閉手段
13 第4開閉手段
14 単相誘導圧縮機
15 減圧手段
16 冷凍配管
17 風路
18 電動膨張弁
19 電流検出手段
20 制御手段
21 他室吸込口
22 第5開閉手段
23 第6開閉手段
24 モータ
25 室内温度検知手段
26 お知らせ手段
27 吐出温度検知手段
28 圧力検知手段

Claims (12)

  1. 本体に単相誘導圧縮機と、第1熱交換器と、減圧手段と、第2熱交換器からなる冷凍サイクルと、熱交換器に空気を送る送風手段と、空調能力を調整する能力調整手段を備えたことを特徴とする換気空調装置。
  2. 減圧手段を冷媒流量調整可能な電動膨張弁とし、空調能力を調整する能力調整手段として用いることを特徴とした第1請求項記載の換気空調装置。
  3. 第1熱交換器側へ送る送風手段を風量調整可能なモータとし、空調能力を調整する能力調整手段として用いることを特徴とした第1請求項記載の換気空調装置。
  4. 第2熱交換器側へ送る送風手段を風量調整可能なモータとし、空調能力を調整する能力調整手段として用いることを特徴とした第1請求項記載の換気空調装置。
  5. 圧縮機電流を検出する電流検出手段を有した請求項2に記載の換気空調装置。
  6. 圧縮機電流を検出する電流検出手段と、電流低減のために行う電動膨張弁の開閉方向と逆方向に動作させるリバース機能を制御手段に有した請求項5記載の換気空調装置。
  7. 室内温度を検知する室内温度検知手段を有した、請求項3に記載の換気空調装置。
  8. 室内温度の時間経過変化量を算出するΔt機能を制御手段に有した請求項7記載の換気空調装置。
  9. 室内温度の時間経過変化量にて単相誘導圧縮機の間欠運転をすることを特徴とした請求項8記載の換気空調装置。
  10. 目標温度到達時間を知らせるお知らせ手段を有した請求項8記載の換気空調装置。
  11. 単相誘導圧縮機から送り出す冷媒の温度を検知する吐出温度検知手段を有した、請求項4に記載の換気空調装置。
  12. 単相誘導圧縮機から送り出す冷媒の圧力を検知する圧力検知手段を有した、請求項2に記載の換気空調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014173827A (ja) * 2013-03-13 2014-09-22 Panasonic Corp 浴室換気空調装置
CN111412682A (zh) * 2020-03-31 2020-07-14 南京天加环境科技有限公司 一种空调器高温制热控制方法
CN113280494A (zh) * 2021-05-10 2021-08-20 深圳华侨城文化旅游建设有限公司 室内风平衡控制结构、方法、系统及智能终端

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