JP2016156528A - フラッシュ蒸気発生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フラッシュタンクをバイパスさせてドレンを送る際に、バイパスラインに流れずタンクラインに流れてしまうドレンの量を低減することができる、フラッシュ蒸気発生装置を提供する。【解決手段】フラッシュ蒸気発生装置1は、ドレンを回収する、回収ライン3と、回収されたドレンをフラッシュ蒸気と温水とに分離する、フラッシュタンク2と、フラッシュタンク2から、フラッシュ蒸気を、下流側の蒸気利用設備12に供給する、供給ライン4と、フラッシュタンク2から、温水を排出する、第1排出ライン5と、を備えており、回収ライン3には、ドレンを排出する第2排出ライン7と、フラッシュタンク2をバイパスして、回収ライン3と第1排出ライン5とを接続する、バイパスライン6と、ドレンをフラッシュタンク2に回収するタンクライン8と、が設けられており、回収ライン3において、上流側から順に、第2排出ライン7、バイパスライン6、タンクライン8が配置されていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、上流側の蒸気利用設備からドレンを回収し、再蒸発させてフラッシュ蒸気と温水とに分離すると共に、前記フラッシュ蒸気を下流側の蒸気利用設備に供給する、フラッシュ蒸気発生装置に関するものである。
従来、特許文献1、2に示されるように、フラッシュ蒸気発生装置は、上流側の蒸気利用設備からのドレンをフラッシュタンクに回収するようになっていた。
特開2012−7762号公報 特開2009−198038号公報
従来、ドレンをフラッシュタンクに回収する回収ラインには、ドレンを排出する初期排出ラインと、フラッシュタンクをバイパスして、回収ラインとフラッシュタンクの温水を排出する排出ラインとを接続する、バイパスラインと、ドレンをフラッシュタンクに回収するタンクラインと、が設けられており、バイパスラインの上流側にタンクラインが配置されていた。その結果、バイパスラインにドレンを送る場合においても、バイパスラインを流れずタンクラインに流れてしまうドレンの量が相当量存在していた。
そこで、本発明は、フラッシュタンクをバイパスさせてドレンを送る際に、バイパスラインに流れずタンクラインに流れてしまうドレンの量を低減することができる、フラッシュ蒸気発生装置を提供することを目的とする。
本発明は、上流側の蒸気利用設備からドレンを回収し、再蒸発させてフラッシュ蒸気と温水とに分離すると共に、前記フラッシュ蒸気を下流側の蒸気利用設備に供給する、フラッシュ蒸気発生装置であって、
前記ドレンを回収する、回収ラインと、
回収された前記ドレンを前記フラッシュ蒸気と前記温水とに分離する、フラッシュタンクと、
前記フラッシュタンクから、前記フラッシュ蒸気を、前記下流側の蒸気利用設備に供給する、供給ラインと、
前記フラッシュタンクから、前記温水を排出する、第1排出ラインと、を備えており、
前記回収ラインは、前記ドレンを排出する第2排出ラインと、前記フラッシュタンクをバイパスして、前記回収ラインと前記第1排出ラインとを接続する、バイパスラインと、前記ドレンを前記フラッシュタンクに回収するタンクラインと、を備えており、
前記回収ラインにおいて、上流側から順に、前記第2排出ライン、前記バイパスライン、前記タンクラインが配置されていることを特徴とする。
前記構成によれば、回収ラインにおいて、上流側から順に、第2排出ライン、バイパスライン、タンクラインを設けることによって、初期排出を行う際、第2排出ラインに流れずバイパスラインやタンクラインに流れてしまう、ドレンの量を低減することができ、また、バイパスを行う際に、パイパスラインに流れずタンクラインに流れてしまう、ドレンの量を低減することができる。
本発明は、更に、次のような構成を備えるのが好ましい。
(1)前記回収ラインは、ドレン入口部と、前記ドレン入口部から下方に延びる入口管と、前記入口管の下端部に接続され水平方向に延びる連絡管と、を備えており、
前記連絡管は、上流側から順に、前記第2排出ライン、前記バイパスライン、前記タンクラインへ、それぞれ下方に向かって分岐するようになっている。
(2)前記構成(1)において、前記連絡管から前記第2排出ラインへ分岐する第1分岐部は、前記入口管と前記連絡管との接続部に形成されている。
(3)前記構成(1)又は(2)において、前記第2排出ラインを開閉する第2排出弁と、
前記入口管の圧力を検知する圧力検知手段と、
前記フラッシュ蒸気発生装置の作動を制御する制御手段と、を備えており、
前記制御手段は、前記圧力検知手段が所定圧力以上を検知すると、前記第2排出弁を全開とするようになっている。
前記構成(1)は、回収ラインの具体的な構成であり、本構成によれば、初期排出やバイパスを行う際に、第2排出ラインやパイパスラインに流れず、タンクラインに流れてしまう、ドレンの量を低減することができる。
前記構成(2)によれば、初期排出を行う際、第2排出ラインにドレンを流しやすくできる。
前記構成(3)によれば、入口管の圧力が所定圧力以上となると、第2排出弁を開いて、入口管の詰まりを解消することができる。
要するに本発明によると、フラッシュタンクをバイパスさせてドレンを送る際に、バイパスラインに流れずタンクラインに流れてしまうドレンの量を低減することができる、フラッシュ蒸気発生装置を提供できる。
本発明の実施形態に係るフラッシュ蒸気発生装置の概略構成図である。 回収ラインにおける、第2排出ライン、バイパスライン及びタンクラインへの分岐部を示す概略構造図である。
(全体構成)
図1は、本発明の実施形態に係るフラッシュ蒸気発生装置の概略構成図である。フラッシュ蒸気発生装置1は、上流側の蒸気利用設備11からドレンを回収し、再蒸発させてフラッシュ蒸気と温水とに分離すると共に、フラッシュ蒸気を下流側の蒸気利用設備12に供給するようになっている。上流側の蒸気利用設備11は、ボイラ等から供給される蒸気を熱媒として利用するものであり、例えば熱交換器等から構成されている。下流側の蒸気利用設備12は、フラッシュ蒸気発生装置1から供給される蒸気を熱媒として利用するものであり、例えば熱交換器等から構成されている。
フラッシュ蒸気発生装置1は、上流側の蒸気利用設備11から回収したドレンをフラッシュ蒸気と温水とに分離するフラッシュタンク2と、ドレンをフラッシュタンク2に回収する回収ライン3と、フラッシュタンク2からフラッシュ蒸気を下流側の蒸気利用設備12に供給する供給ライン4と、フラッシュタンク2から温水を排出する第1排出ライン5と、を備えている。供給ライン4には、供給ライン4を開閉する供給弁41が設けられており、第1排出ライン5には、第1排出ライン5を開閉する第1排出弁51が設けられている。なお、供給弁41及び第1排出弁51は、それぞれ電動弁である。また、フラッシュ蒸気発生装置1は、フラッシュ蒸気発生装置1の作動を制御する制御手段(図示せず)を備えている。
供給ライン4には、供給弁41の上流側に蒸気調整弁42が設けられており、フラッシュタンク2で生成されたフラッシュ蒸気の内使用されないフラッシュ蒸気は、蒸気調整弁42を介して、オープンタンク52に排出されるようになっている。また、フラッシュタンク2で生成された温水は、第1排出弁51を介して、オープンタンク52に排出されるようになっている。なお、オープンタンク52は、外気に対して開放されている。
回収ライン3には、上流側の蒸気利用設備11からのドレンに含まれる不純物等をろ過するためのストレーナ31が設けられている。そして、回収ライン3において、ストレーナ31の下流側は、ドレンをフラッシュタンク2に回収するタンクライン8が設けられている。
回収ライン3において、ストレーナ31の上流側であって、上流側の蒸気利用設備11の下流側には、上流側の蒸気利用施設11からのドレンを回収せず排出するための、初期排出ライン(第2排出ライン)7が設けられている。第2排出ライン7には、第2排出ライン7を開閉する初期排出弁(第2排出弁)71が設けられている。上流側の蒸気利用施設11からのドレンの一部は、第2排出弁71を介して、ピット72に排出されるようになっている。
回収ライン3において、ストレーナ31の上流側であって、第2排出ライン7の下流側には、フラッシュタンク2をバイパスして、回収ライン3と第1排出ライン5とを接続するバイパスライン6が設けられている。バイパスライン6には、バイパスライン6を開閉するバイパス弁61が設けられている。
バイパス弁61は、電動弁であり、フラッシュ蒸気発生装置1の運転を停止した時(運転スイッチのオフ操作を行った時)、フラッシュタンク2にドレンが流れ込むことを防止するため、すなわち、フラッシュ蒸気発生装置1を保護するため、自動的に開放状態となるようになっている。また、バイパス弁61は、停電時等の電源遮断時にも自動的に開放状態となるよう、バッテリ駆動式となっている。そして、バイパス弁61は、運転スイッチのオフ操作を行った時に、付属の電動モータによって漸次開放される。また、電源遮断時にも、バッテリ駆動によって漸次開放される。なお、バイパス弁61は、停電時等の電源遮断時に自動的に開放状態となるよう、スプリングリターン式となっていても良い。
バイパスライン6には、バイパス弁61の点検、手入れを行うために、バイパス弁61をバイパスする手動弁62が設けられている。手動弁62は、例えば、玉形弁である。
フラッシュタンク2は、フラッシュタンク2の水位を検知する水位検知手段として、水位センサ21及びフロートスイッチ22を備えている。水位センサ21は、フラッシュタンク2の水位が所定範囲内であることを検知するようになっており、フロートスイッチ22は、フラッシュタンク2の水位が前記所定範囲内を超える警報値以上であるかどうかを検知するようになっている。制御手段は、水位センサ21によって検知されるフラッシュタンク2の水位が所定範囲内となるよう、第1排出ライン5に設けられた第1排出弁51の開度を制御するようになっている。また、制御手段は、フロートスイッチ22によって検知されるフラッシュタンク2の水位が警報値以上となると、バイパス弁61を開放するようになっている。
フラッシュタンク2には、フラッシュタンク2の気相部の圧力を検知する圧力検知手段(圧力センサ23)が設けられている。制御手段は、圧力センサ23の検知結果によって、バイパス弁61の開度を調整するようになっている。そして、圧力センサ23が所定圧力(第1設定圧力)以上を検知すると、制御手段は、バイパス弁61を全開とするようになっている。
また、制御手段は、フラッシュ蒸気発生装置1の運転が停止されると、バイパス弁61を漸次開放するようになっている。バイパス弁61を漸次開放する具体的な手段としては、通常バイパス弁61が全閉状態から全開状態までにかかる時間(例えば1〜2秒程度)に対して、より時間(例えば5秒程度以上)をかけて全開状態とすることが考えられる。
さらに、制御手段は、フラッシュ蒸気発生装置1の運転が停止されると、第1排出弁51を全開とするようになっている。
(回収ラインにおける分岐部の構造)
図2は、回収ライン3における、第2排出ライン7、バイパスライン6及びタンクライン8への分岐部を示す概略構造図である。図2に示されるように、回収ライン3は、ドレン入口部32と、ドレン入口部32から下方に延びる入口管33と、入口管33の下端部に接続され水平方向に延びる連絡管34と、を備えている。そして、連絡管34には、上流側から順に、第2排出ライン7へ向かう第1分岐部341、バイパスライン6へ向かう第2分岐部342、タンクライン8へ向かう第3分岐部343が、それぞれ下方に向かって形成されている。なお、第1分岐部341は、入口管33と連絡管34との接続部に形成されており、第1分岐部341の下流側端面341aは、ドレンの流れの抵抗が小さくなるよう曲面となっている。同様に、第2分岐部342の上流側端面342a及び下流側端面342bも、ドレンの流れの抵抗が小さくなるよう曲面となっている。また、第3分岐部343は、連絡管34の終端部344から下方に向かって形成されており、第3分岐部343の上流側端面343a、及び、終端部344の端面344aは、ドレンの流れの抵抗が小さくなるよう曲面となっている。第2分岐部342は、連絡管34の略中央、すなわち、第1分岐部341と第3分岐部343との間の略中央に設けられている。また、分岐部341の内径、分岐部342の内径及び分岐部343の内径は、略同じとなっている。
図1に示されるように、フラッシュ蒸気発生装置1は、入口管33の圧力を検知する圧力検知手段(圧力センサ331)を備えている。制御手段は、圧力センサ331が所定圧力(第1設定圧力)以上を検知すると、第2排出弁71を全開とするようになっている。
フラッシュ蒸気発生装置1は、次のように作動するようになっている。
上流側の蒸気利用設備11において、熱媒として利用されて潜熱を失った蒸気の一部は、凝縮してドレンとなって排出される。最初に排出されたドレンは、ドレンとして温度が低く利用価値が高くないので、第2排出ライン7を介して、ピット72に排出される。最初のドレンを除去後、第2排出弁71は閉止され、その後排出されたドレンは、回収ライン3を介して、フラッシュタンク2に送られる。排出されたドレンに含まれる不純物等は、回収ライン3に設けられたストレーナ31でろ過される。なお、通常、バイパス弁61は閉止されており、上流側の蒸気利用設備11から排出されたドレンは全量フラッシュタンク2に送られるようになっている。
フラッシュタンク2は、上流側の蒸気利用設備11から受け入れたドレンを再蒸発させて、フラッシュ蒸気と温水とに分離する。フラッシュタンク2で生成されたフラッシュ蒸気は、供給ライン4を介して、下流側の蒸気利用設備12に供給される。下流側の蒸気利用設備12で使用されないフラッシュ蒸気は、蒸気調整弁42を介して、オープンタンク52に排出される。
また、フラッシュタンク2で生成された温水は、第1排出ライン5を介して、オープンタンク52に排出される。なお、第1排出ライン5に設けられた第1排出弁51は、フラッシュタンク2に設けられた水位センサ21による水位の検知結果に基づいて、その開度が調整されており、その結果、フラッシュタンク2の水位が所定範囲内となるよう、制御される。また、フロートスイッチ22が、フラッシュタンク2の水位が警報値以上であることを検知すると、制御手段は、バイパス弁61を開放する。
フラッシュ蒸気発生装置1が作動中において、制御手段は、圧力センサ23の検知結果によって、バイパス弁61の開度を調整する。そして、圧力センサ23が所定圧力以上を検知すると、制御手段は、バイパス弁61を全開とする。
フラッシュ蒸気発生装置1が作動中において、制御手段は、圧力センサ331が第1設定圧力以上を検知すると、第2排出弁71を全開とする。
フラッシュ蒸気発生装置1の運転が停止されると、制御手段は、バイパス弁61を漸次開放し、同時に、第1排出弁51を全開とする。なお、パイパス弁61が全開となった後も、制御手段は、第1排出弁51の全開状態を維持する。
前記構成のフラッシュ蒸気発生装置1によれば、次のような効果を発揮できる。
(1)回収ライン3において、上流側から順に、第2排出ライン7、バイパスライン6、タンクライン8を設けることによって、フラッシュタンクをバイパスさせてドレンを送る際に、バイパスライン6に流れずタンクライン8に流れてしまうドレンの量を低減することができる。また、初期排出を行う際、第2排出ライン7に流れずバイパスライン6やタンクライン8に流れてしまう、ドレンの量を低減することができる。
(2)連絡管34には、上流側から順に、第2排出ライン7へ向かう第1分岐部341、バイパスライン6へ向かう第2分岐部342、タンクライン8へ向かう第3分岐部343が、それぞれ下方に向かって形成されている。すなわち、連絡管34は、上流側から順に、第2排出ライン7、バイパスライン6、タンクライン8へ、それぞれ下方に向かって分岐するようになっているので、初期排出やバイパスを行う際に、第2排出ライン7やパイパスライン6に流れず、タンクライン8に流れてしまう、ドレンの量を低減することができる。
(3)第1分岐部341は、入口管33と連絡管34との接続部に形成されているので、初期排出を行う際、第2排出ラインにドレンを流しやすくできる。
(4)制御手段は、圧力センサ331が第1設定圧力以上を検知すると、第2排出弁71を全開とするようになっているので、入口管33の圧力が第1設定圧力以上となると、第2排出弁71を開いて、入口管33の詰まりを解消することができる。その結果、入口管33の圧力上昇による上流側の蒸気利用設備11への影響を回避できる。
(5)第1分岐部341は、入口管33から下方に向かって形成されており、下流側端面341aは、ドレンの流れの抵抗が小さくなるよう曲面となっているので、入口管33を流れたドレンが円滑に第2排出ライン7へ向かうようになっている。
(6)第2分岐部342は、連絡管34から下方に向かって形成されており、上流側端面342a及び下流側端面342bは、ドレンの流れの抵抗が小さくなるよう曲面となっているので、連絡管34を流れたドレンが円滑にバイパスライン6へ向かうようになっている。
(7)第3分岐部343は、連絡管34の終端部344から下方に向かって形成されており、終端部344の端面344aはドレンの流れの抵抗が小さくなるよう曲面となっているので、連絡管34を流れたドレンが円滑にタンクライン8へ向かうようになっている。
(8)制御手段は、圧力センサ23の検知結果によって、バイパス弁61の開度を調整するようになっているので、フラッシュタンクの内圧によって、フラッシュタンクに入るドレンの量を調整することができる。具体的には、フラッシュタンクの内圧が上昇すれば、バイパス弁の開度を大きくすることによって、フラッシュタンクに入るドレンの量を少なくし、その結果、フラッシュタンクの内圧を低下させることができる。
(9)制御手段は、圧力センサ23が所定圧力以上を検知すると、バイパス弁61を全開とするようになっているので、フラッシュタンク2の内圧が所定圧力以上となると、バイパス弁を全開として、フラッシュタンク2の内圧を低下させることができる。
(10)制御手段は、フラッシュ蒸気発生装置1の運転が停止されると、第1排出弁51を全開とするようになっているので、第1排出弁51を全開とすることによって、バイパス弁61を開放した際に第1排出弁51等にかかる圧力を緩和することができる。
バイパス弁61は、実施形態に応じて、回収ライン3とバイパスライン6との接続箇所に、三方弁として設けられることも可能である。この三方弁を切り換えることによって、回収ライン3を経由したフラッシュタンク2への流れを維持するか、又はバイパスライン6への流れに切り換えるか、を制御することができる。
上記実施形態では、フラッシュ蒸気発生装置1は、1つのフラッシュタンク2を備えているが、フラッシュタンクは1つに限定されず、複数のフラッシュタンクを備えていても良い。その場合、バイパスライン6及びバイパス弁61、及び、第2排出ライン7及び第2排出弁71は、フラッシュタンク毎に設けられても良く、また、フラッシュ蒸気発生装置全体に対してそれぞれ1つずつ設けられても良い。
上記実施形態では、フラッシュタンク2は、フラッシュタンク2の水位を検知する水位検知手段として、所定範囲内の水位を検知する水位センサ21、及び、警報値の水位を検知するフロートスイッチ22を備えているが、水位検知手段として水位センサのみ又はフロートスイッチのみを備えていても良い。この場合、水位センサ又はフロートスイッチによって、所定範囲内の水位及び警報値の水位を検知する。
本発明は、上記実施形態で説明した構成には限定されず、特許請求の範囲に記載した内容を逸脱することなく、当業者が考え得る各種変形例を含むことができる。
本発明では、フラッシュタンクをバイパスさせてドレンを送る際に、バイパスラインに流れずタンクラインに流れてしまうドレンの量を低減することができる、フラッシュ蒸気発生装置を提供できるので、産業上の利用価値が大である。
1 フラッシュ蒸気発生装置
2 フラッシュタンク 21 水位センサ 22 フロートスイッチ
23 圧力センサ
3 回収ライン 31 ストレーナ 32 ドレン入口部
33 入口管 331 圧力センサ
34 連絡管
341 第1分岐部 341a 下流側端面
342 第2分岐部 342a 上流側端面 342b 下流側端面
343 第3分岐部 343a 上流側端面
344 終端部 344a 端面
4 供給ライン 41 供給弁 42 蒸気調整弁
5 第1排出ライン 51 第1排出弁 52 オープンタンク
6 バイパスライン 61 バイパス弁 62 手動弁
7 第2排出ライン 71 第2排出弁 72 ピット
8 タンクライン
11 上流側の蒸気利用設備
12 下流側の蒸気利用設備

Claims (4)

  1. 上流側の蒸気利用設備からドレンを回収し、再蒸発させてフラッシュ蒸気と温水とに分離すると共に、前記フラッシュ蒸気を下流側の蒸気利用設備に供給する、フラッシュ蒸気発生装置であって、
    前記ドレンを回収する、回収ラインと、
    回収された前記ドレンを前記フラッシュ蒸気と前記温水とに分離する、フラッシュタンクと、
    前記フラッシュタンクから、前記フラッシュ蒸気を、前記下流側の蒸気利用設備に供給する、供給ラインと、
    前記フラッシュタンクから、前記温水を排出する、第1排出ラインと、を備えており、
    前記回収ラインは、前記ドレンを排出する第2排出ラインと、前記フラッシュタンクをバイパスして、前記回収ラインと前記第1排出ラインとを接続する、バイパスラインと、前記ドレンを前記フラッシュタンクに回収するタンクラインと、を備えており、
    前記回収ラインにおいて、上流側から順に、前記第2排出ライン、前記バイパスライン、前記タンクラインが配置されていることを特徴とする、フラッシュ蒸気発生装置。
  2. 前記回収ラインは、ドレン入口部と、前記ドレン入口部から下方に延びる入口管と、前記入口管の下端部に接続され水平方向に延びる連絡管と、を備えており、
    前記連絡管は、上流側から順に、前記第2排出ライン、前記バイパスライン、前記タンクラインへ、それぞれ下方に向かって分岐するようになっている、請求項1記載のフラッシュ蒸気発生装置。
  3. 前記連絡管から前記第2排出ラインへ分岐する第1分岐部は、前記入口管と前記連絡管との接続部に形成されている、請求項2記載のフラッシュ蒸気発生装置。
  4. 前記第2排出ラインを開閉する第2排出弁と、
    前記入口管の圧力を検知する圧力検知手段と、
    前記フラッシュ蒸気発生装置の作動を制御する制御手段と、を備えており、
    前記制御手段は、前記圧力検知手段が所定圧力以上を検知すると、前記第2排出弁を全開とするようになっている、請求項2又は3に記載のフラッシュ蒸気発生装置。
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