JP2016156206A - 機械式駐車装置 - Google Patents

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晃 寺田
弥 宇田
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Abstract

【課題】充電スペースの数が少ない場合でも、また駐車対象となったEV車両の数が増加してEV車両用トレーの数が増加しても、充電スペースを拡張することなく効率的な充電サービス提供する。
【解決手段】充電を完了したEV車両を搭載した状態のEV車両用トレー1Aを充電スペース8Aまたは8Fではなく一般車両を保管する保管スペースへと移動するようにし、駐車対象となったEV車両の数が増加してEV車両用トレーの数が増加したとしても、充電後のEV車両を搭載した状態のEV車両用トレーを充電スペースから移動させることによって、充電スペースを拡張することなく効率的な充電サービスを行うことを可能とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、駐車状態でEV車両のバッテリー充電を行う機械式駐車装置に関する。
従来の機械式駐車装置において、駐車車両であるEV車両を搭載したトレーを保管スペースに収納した状態で、EV車両のバッテリーの充電を行う構成が知られている(例えば、特許文献1〜5を参照)。このような機械式駐車装置では、EV車両を搭載するトレーに、EV車両のバッテリーに接続する充電用プラグ接続部を構成し、一方、充電スペースには電源側の固定接触部を配置し、この充電スペースへと移動して来たトレーの停止位置で、上述した充電用プラグ接続部と電源側の固定接触部間を電気的に接続して充電回路を形成している。
特開平4−366283号公報 特開平6−57986号公報 特開平6−57987号公報 実開平5−62667号公報 特許第5632208号公報
しかしながら、従来の機械式駐車装置では、EV車両の入庫時の充電のみを考慮した構成であったため、EV車両用トレーは入庫作業の後、給電端子が設置された充電スペースに移動の後、出庫呼び出しがあるまではその位置から移動せずに常に出庫待機をしていた。また、特許文献5では、EV車両が入庫する際は、必ず充電するという前提でEV車両用トレーを用意し、電源側の固定接触部を有した充電スペースはEV車両用トレーの数に合わせた数だけ形成していた。従って、EV車両の台数が増加すると、これまでの充電スペースでは対応することができなかった。
本発明の目的は、大幅な設備コストを投じることなく、EV車両の台数増加に対応できるようにした機械式駐車装置を提供するものである。
本発明は上記目的を達成するために、一般車両を一般用トレーに搭載した状態で保管スペースに保管し、EV車両を搭載したEV車両用トレーを電源に接続した給電端子を有する充電スペースに配置して、前記EV車両のバッテリーを駐車中に充電可能に構成した機械式駐車装置において、前記充電スペースで充電を完了した前記EV車両を搭載した状態の前記EV車両用トレーを、ふさわしいタイミングで前記充電スペースではなく一般用トレーの前記保管スペースへと移動して、前記充電スペースに充電が完了していないEV車両を搭載したEV車両用トレーを前記充電スペースへ移動する充電管理部を設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、充電スペースの数が少ない場合でも、また駐車対象となったEV車両の数が増加してEV車両用トレーの数が増加しても、充電後のEV車両を搭載した状態のEV車両用トレーを充電スペースから移動させることによって、充電スペースを拡張することなく効率的な充電サービスを行うことが可能となる。
また本発明は、上述の構成に加えて、駐車中に充電を行うEV車両を判定して充電予約を設定する充電判定部と、前記EV車両を搭載した状態の前記EV車両用トレーを一般用トレーの保管スペースへ移動する入出庫管理部とを設け、前記充電管理部は、充電予約が設定された前記EV車両を搭載した状態の前記EV車両用トレーを、前記充電スペースのEV車両は充電が完了状態にある、もしくは前記充電スペースに空きがある状態にあるかどうかを判定して、前記充電スペースの充電が完了状態にある前記EV車両用トレーと充電予約が設定された前記EV車両用トレーを入れ替え、もしくは空きがある状態の前記充電スペースへ充電予約が設定されたEV車両用トレーを前記充電スペースへ移動することを特徴とする。
このような構成によれば、充電スペースの数よりも多い数のEV車両用トレーを使用することが可能となる。仮に、充電スペースの数よりも多いEV車両用トレーを使用状態にしても、前記充電スペースがEV車両に対して充電中のときは一般用トレーの保管スペースで待機させることができ、前記充電スペースのEV車両に対する充電が完了した後に充電予約が設定されたEV車両用トレーを前記充電スペースに移動させることができるようになる。
また本発明は、上述の構成に加えて、前記充電管理部に、充電完了から予め設定した所定の長時間経過しても出庫されることがなかった前記EV車両を監視して再充電の充電予約を設定する再充電タイミング監視部を設けたことを特徴とする。
このような構成によれば、充電後に放電するような期間放置されることがあっても、再充電タイミング監視部を通して自動で再充電を行うことができる。このため、長期間にわたって放置されてバッテリーが放電してしまうことによって被る喪失を防ぐことができる。
また本発明は、上述の構成に加えて、一般用トレーとEV車両用トレーの保管スペースを共用することで充電スペースを一般用トレーおよびEV車両用トレーの入庫または出庫による前記一般用トレーおよび前記EV車両用トレーの移動による充電の中断を受けない位置に充電スペースを配置することを特徴とする。
このような構成によれば、充電中のEV車両用トレーを移動させずに充電を継続することができる。
このような構成の機械式駐車装置によれば、充電スペースの数が少ない場合でも、また駐車対象となったEV車両の数が増加してEV車両用トレーの数が増加したとしても、充電後のEV車両を搭載した状態のEV車両用トレーを充電スペースから移動させることによって、充電スペースを拡張することなく効率的な充電サービスを行うことが可能となる。
本発明の一実施の形態による機械式駐車装置の縦断面図である。 図1に示した機械式駐車装置の平面図である。 図1に示した機械式駐車装置におけるEV車両用トレーを示す平面図である。 図3に示したEV車両用トレーを示す側面図である。 図3に示したEV車両用トレーを示す正面図である。 図1に示した機械式駐車装置における駐車スペースへの出入口に設置した操作盤の正面図である。 図1に示した機械式駐車装置における制御装置の要部を示すブロック構成図である。 図7に示した充電管理部を機能別に示したブロック構成図である。 図7に示した充電管理部の充電管理テーブルを示す説明図である。 図1に示した機械式駐車装置における入庫処理動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による機械式駐車装置の縦断面図である。
機械式駐車装置の出入口には、図6で詳細を説明する操作盤や出入口扉3などが設けられており、操作盤の操作などによって駐車車両が電気自動車(EV車両)と判別された場合には、EV車両用トレー1が昇降室2に準備される。一方、EV車両でないと判定された場合は、一般車両用トレーが準備される。EV車両用トレー1が準備されると昇降室2の出入口扉3が開放される。そこで、運転手はEV車両を運転して昇降室2内に入り、EV車両用トレー1上にEV車両を乗り込ませる。
その後、運転手がEV車両から降りて昇降室2の出入口扉3を閉じる操作を行うと、出入口扉3が閉じられ、昇降装置4が作動してEV車両用トレー1を所定の保管階へと移動する。次いで、昇降装置4からEV車両を搭載したEV車両用トレー1を降ろし、図2で説明する駆動装置によってEV車両用トレー1を所定の保管エリアへと移動する。この保管エリアとしては、EV車両用トレー1に搭載されたEV車両を駐車中にバッテリーを充電する充電スペースと、充電を行わないEV車両や一般車両を保管する保管スペースとを有している。
昇降装置4は、複数本のガイドレール5と、このガイドレール5に沿って移動可能な昇降台6と、昇降台6を駆動する駆動装置7などを有する一般的な構成であり、ここでの詳細な説明は省略する。
図2は、図1に示した機械式駐車装置の平面図である。
充電スペースには、EV車両の駐車状態でバッテリーの充電を行うことが可能な2台分の充電スペース8Aと8Fが形成され、図2の状態では充電エリア8Aと8FにそれぞれEV車両用トレー1Aと1Fが配置され、移動には昇降装置4と空スペース9が形成されるように運用される。
充電スペース8Aと8Fの床側には、電源に接続した給電端子10と、床側駆動装置11がそれぞれ構成されている。また空スペース9の床側には、同一構成の床側駆動装置11が構成されている。一方、EV車両用トレー1A〜1Fの下面側には、給電端子10と電気的に接触可能なトレー側集電子12と、床側駆動装置11と対を成すトレー側駆動装置がそれぞれ構成されている。例えば、床側駆動装置11は駆動用モータを有しているのに対して、トレー側駆動装置は駆動用モータの回転による駆動力を受けるレールフレームやローラなどが使用されている。
昇降装置4の昇降台6にも床側駆動装置11と同一の昇降台側駆動装置13が構成されており、昇降台6上に搭載された例えばEV車両用トレー1Cは、その下面側に構成したトレー側駆動装置と昇降台側駆動装置13とを使用して保管スペース8C側に降ろし、その後は、その下面側に構成したトレー側駆動装置と床側駆動装置11とを用いて任意の位置へと移動させることが出来る。充電スペース8Aと8Fの位置にEV車両用トレー1A〜1Fのいずれかが位置すると、EV車両用トレー1Aに示すように給電端子10とトレー側集電子12とが電気的に接触状態となって充電回路が形成される。従って、本実施例では、一つの階あたり最大6台のEV車両を駐車中に充電できる構成となっている。詳細は追って説明するが、本機械式駐車装置では、2台分の充電スペース8Aと8Fに対して、それ以上の数のEV車両用トレーが使用されている。
また、図示を省略しているが、他の位置には充電を行わないEV車両や一般車両を保管する保管エリアが形成されており、空スペース9の場合と同様の空スペースを利用しながら任意のトレーを移動することができる構成となっている。さらに、少なくともEV車両用トレー1A〜1Fおよび図示していない他のEV車両用トレーは、他の階の保管エリアから充電スペース8Aと8Fの階へ移動し充電を行い、逆に充電スペース8Aと8Fから他の階の保管エリアへと移動させたりすることができるように構成されている。
充電スペースの構成は、図2のものに限らず種々の構成のものを採用することができる。例えば、充電スペースとしては充電スペース8A〜8Fのうちの充電スペース8A〜8Cだけとし、他のスペース8D〜8Fには給電端子10を設けない保管スペースとして使用する構成としたり、将来のEV車両の増加に応じてスペース8D〜8Fを充電用として使用できる構成としたりしても良い。また、充電スペースと保管スペースとは、同一階にもしくは他の階に形成しても良い。
図3、図4および図5は、EV車両用トレーを示す平面図、側面図および正面図である。
各EV車両用トレー1A〜1Fは同一構成であるから、ここではEV車両用トレー1Aを代表して説明する。EV車両用トレー1Aは、平面図で四角形の板状構成であり、その隅部に充電用スタンド14が立てられている。充電用スタンド14の上部には、EV車両のバッテリーと電気的に接続する充電用コンセント15が取り付けられている。充電用コンセント15は、図示しないケーブルによってEV車両用トレー1Aの下部に配置したトレー側集電子12Aと電気的に接続されている。
またEV車両用トレー1Aの底部には、詳細を省略しているが、図2で説明した案内用レールフレームに沿って走行移動するローラ16や、図2に示した床側駆動装置11と対を成すトレー側駆動用レールフレーム17などが構成されている。床側駆動装置11とトレー側駆動用レールフレーム17とは種々の構成のものを使用することができるが、例えば、床側駆動装置11はモータと、モータの回転軸に取り付けたローラ、ローラの回転方向を切り替えるリンク装置などを有し、モータによるローラの回転駆動力をトレー側駆動用レールフレーム17に伝達することによってEV用トレー1Aを任意の方向に移動するように構成されている。
図6は、駐車スペースへの出入口に設置した操作盤の正面図である。
入出庫時に操作される操作盤18には、利用者が予め所持しているカードやリモコンやその他の情報媒体から情報を読み込む情報読み取り部19と、情報読み取り部19から読み込んだ情報を用いてEV車両の入庫と判定したとき、駐車中に充電を行うかどうかを判別するために表示されるタッチパネル20が備えられている。タッチパネル20は、運転手が充電するかしないかを選択してタッチする選択入力部21A,21Bを有している。
また、操作盤18には、昇降室2への出入口に設けた出入口扉3を開閉する開釦22Aや閉釦22Bと、緊急時に機械式駐車装置を停止させる停止釦23と、その他必要に応じて情報をえるための釦などが設けられている。
図7は、上述した機械式駐車装置における制御装置の要部を示すブロック構成図である。
制御装置は、操作盤18の情報読み取り部19から読み込んだデータに合致する過去の記録データを参照する利用者情報管理部24と、利用者情報管理部24における参照によって今回の操作が入庫か出庫かを判定する入出庫判定部25と、操作盤18のタッチパネル20における選択入力部21A,21Bの操作信号から駐車中の充電を行うかどうかを判定する充電判定部26とを備えた利用者管理部27を有している。
また制御装置は、入出庫判定部25からの信号を受けて駐車車両の移動処理を行う入出庫管理部28と、入出庫管理部28によってリフト装置4を入庫時または出庫時に対応するよう駆動するリフト駆動部29と、入出庫管理部28によって駐車車両を搭載した状態のトレーを入庫時または出庫時に対応するよう駆動するトレー駆動部30と、操作盤18以外からEV車両の所有者による充電管理に関する依頼を受け付けて登録する充電管理登録部31と、充電判定部26および充電管理登録部31からの信号によって管理対象なったEV車両を継続監視するとともに、詳細を後述するように入出庫管理部28を通して管理対象のEV車両を搭載したEV車両用トレー1A〜1Fの位置管理および移動管理を行う充電管理部32と、入出庫管理プログラムを保管した記憶部33と、この入出庫管理プログラムに基づいて各部を制御する制御部34とを有している。
図8は、上述した充電管理部32を機能別に示したブロック構成図である。
充電判定部26および充電管理登録部31からの信号によって管理対象となったEV車両を搭載したEV車両用トレー1A〜1Fの現在位置を入出庫管理部28から取得して検出するエリア位置検出部35と、エリア位置検出部35から充電スペース8Aと8Fに配置された信号を受けて充電が開始されてから充電に要する所定の充電時間を経過したことを監視する充電時間監視部36と、充電スペース8Aと8Fと保管スペースとの間で管理対象のEV車両を搭載したEV車両用トレー1A〜1Fを移動するための指令を与える位置移動指令部37と、管理対象のEV車両が充電を完了してから再充電が必要な時間を監視して保管スペースから充電スペース8Aと8Fのいずれかに移動するためのタイミングを監視する再充電タイミング監視部38とを有している。
図9は、上述した充電管理部32の充電管理テーブルを示す説明図である。
充電管理テーブルにおけるトレーナンバー39は、EV車両用トレー1A〜1Fに付けた固有の識別情報であり、ここでは1A〜1Fとして示している。トレーナンバー39毎に、駐車されているEV車両またはその利用者40と、EV車両を搭載したEV車両用トレー1A〜1Fの現在位置、例えば充電スペース8Aにあれば「8A」あるいは充電後に別の階の保管スペースへ移動されていれば「41A〜41N」などで表した現在位置41と、最新の入庫時間42と、出庫時間43と、充電管理登録部31からの信号によって継続管理対象としての登録を行っているかどうかを有無で示す管理登録44とを示している。
本充電管理テーブルの例示によれば、トレーナンバー39を「1F」で示す利用者40「D」のEV車両は、現在位置41が保管スペース「41B」に位置し、最新の入庫時間42が「15年1月3日20時10分」で、出庫時間43が「15年1月5日7時10分」であり、管理登録44の有無が「無」となっている。この記録から、EV車両用トレー1Fに搭載されたEV車両「D」は、詳細を後述するように出庫を完了した時点で充電管理テーブルでの管理から削除されることになる。
また、トレーナンバー39が「1D」である利用者40の「C」のEV車両は、現在位置41が保管スペース「41A」に位置し、最新の入庫時間42が「14年12月1日9時00分」で、出庫時間43の記録が無く、管理登録44が「有」となっている。この記録から、利用者40の「C」のEV車両は、未出庫状態であるが、充電スペースでの充電が完了してから保管スペース「41A」に移動されていることが分かる。
また、トレーナンバー39が「1A」である利用者40の「A」のEV車両は、現在位置41が充電スペース「8A」に位置して充電中であることが分かる。
図10は、上述した機械式駐車装置における入庫処理動作を示すフローチャートである。
ここでは、EV車両用トレー1A上に搭載したEV車両10を例に説明する。図7に示した利用者管理部27は、入庫車両が発生したときの操作盤13の操作などを監視しており、入出庫判定部25がステップS1でEV車両の入庫を検出したとする。図6に示したタッチパネル20の選択入力部21Aが操作されて、図7に示した充電判定部26がステップS3でEV車両を駐車しながら充電を行うことを検出した場合、入出庫管理部28はステップS4でEV車両用トレー1Aを選択し、また充電判定部26からの信号を受けた充電管理部32は、ステップS5で充電予約を設定し記憶する。
充電管理部32からの信号を受けた入出庫管理部28は、ステップS6で図1に示した昇降室2の昇降台6上にEV車両用トレー1Aを準備する。
一方、図6に示したタッチパネル20の選択入力部21A,21Bが操作されずに一般車両であることを判定された場合、入出庫管理部28はステップS2で、図1に示した昇降室2の昇降台6上に一般用トレーを準備する。
EV車両用トレー1Aが昇降室2の昇降台6上に準備されると、ステップS7で入出庫管理部28は昇降室2の出入口扉3を開く。ここで、EV車両の運転手は、EV車両を昇降台6のEV車両用トレー1A上に乗り込ませる。その後、入出庫管理部28はステップS8で、図示しない光電検出装置などで運転手がEV車両から離れて出入口扉3から外側に出たことを検出し、ステップS9で昇降装置の運転スイッチが操作されたことを検出すると、ステップS10で出入口扉3を閉じる。
次いで、入出庫管理部28は図7に示したリフト駆動部29およびトレー駆動部30に信号を与えて、ステップS11でEV車両用トレー1Aを充電スペース8Aまたは8F以外の一般車両を保管する保管エリアの保管スペースへと搬送する。このとき以降、リフト装置4は、次の入出庫に備えることができる。
ここで、EV車両を搭載した状態のEV車両用トレー1Aは、充電スペースへ直接搬入されるのではなく、一旦、保管スペースへ移動している。この方式に従って入庫時の搬入を随時行うと、充電スペース8Aおよび8Fの数以上のEV車両用トレーを使用して充電予約されたEV車両を入庫することができる。しかも、充電予約が設定されているEV車両を保管エリアで待機させるため、リフト装置4で入庫制限をしたりする必要はなく、入出庫処理を効率的に行うことができる。
その後、充電管理部32はステップS12で、EV車両用トレー1A上に搭載したEV車両に対して充電予約が設定されているかどうかを判定する。
充電予約が設定されている場合、充電管理部32はステップS13で、入出庫管理部28から取得した情報に基づくエリア位置検出部35を参照して、各充電スペース8Aまたは8FのEV車両は充電が完了状態にある、もしくは充電スペースに空きがあるかどうかを判定する。充電スペースのEV車両の充電が完了している、もしくは充電スペースに空きがある場合、ステップS14に進む。一方、充電スペースで他のEV車両が充電中のため空きがない場合、充電時間監視部36は最も早く充電が完了する充電スペースを待ち、その充電が完了したとき、ステップS14に進む。ある種のEV車両は、15〜20分程で充電が完了する。
ステップS14で位置移動指令部37は、床側駆動装置11とトレー側駆動用レールフレーム17とを制御しながら、充電が完了したEV車両用トレーを他の保管スペースへと移動させて、充電スペースに空きを形成させる。例えば充電スペース8Aに空きが形成されると、充電管理部32はステップS15で、トレー駆動部30に信号を与えて床側駆動装置11とトレー側駆動用レールフレーム17とを制御しながら、充電予約が設定されているEV車両用トレー1Aを空いた充電スペース8Aへと移動させる。
また上述したステップS11〜ステップS15の処理で、ステップS11の後にステップS13の判定を行い、2台分の充電スペースの内の1台分の充電スペースのEV車両の充電が完了している状態であれば、充電が完了したEV車両を搭載したEV車両用トレーと充電予約がされたEV車両トレー1Aを入れ替えても良い。同一階に充電スペースと保管スペースが形成されている構成では、上述したように一旦、保管スペースへEV車両用トレーを仮移動させると、その後は昇降装置4を使用することなく次の動作に備えることができるので望ましい。また充電スペースの位置を決める際は、保管スペース上にあるトレーの出庫時または入庫時によるトレーの移動の妨げとならない位置に設けることで、EV車両への連続充電が可能となるため、充電スペースの位置は保管スペース上のトレーが少なくとも2方向以上に移動できる位置の隣りの位置に、図1の8Aと8Fのように壁側に揃えて配置すると充電中にトレーの移動をする必要が無いので良い。
上述したステップS15による移動が完了した状態では、図2〜図4に示した給電端子10にトレー側集電子12が電気的に接触した状態となって充電回路が形成され、ステップS16で充電を開始する。充電が開始されると、図8に示した充電時間監視部36が充電時間を監視し、充電時間監視部36はステップS17で、例えば15分程度の充電時間が満了して充電完了を検出すると、ステップS18で充電完了日時を記憶し、充電管理部32での最初の充電予約設定を解除する。
充電を完了したEV車両を搭載した状態のEV車両用トレーは、様々な方法で保管することができる。例えば、同EV車両用トレーを充電スペースにそのまま保管して、ステップS14の時点で必要に応じて保管スペースへ移動させたり、同EV車両用トレーを充電スペースから保管スペースに随時移動させたり、さらに、常に充電エリアに保管する数を設定し、この設定数を越えたとき速やかに同EV車両用トレーを保管エリアへと移動するように制御させたりすることができる。
いずれにしても、再充電タイミング監視部38はステップS19で、充電が完了してから、そのEV車両が出庫せずに長期間にわたって待機状態のままとなるかどうかを継続して監視する。再充電タイミング監視部38は、この長期監視時間を経過したことを検出した場合、当該EV車両に対して充電予約を設定する。充電管理部32は充電予約を検出すると、最初の充電の場合と同様にステップS13からの処理を繰り返し、充電スペース8Aまたは8Fの位置のEV車両が充電を完了した場合、その後、位置移動指令部37からトレー駆動部30に指令を与えて、上述したステップS14からの処理を繰り返す。
再充電タイミング監視部38による継続監視中に、長期監視時間を経過する前に当該EV車両が出庫した場合、図9で説明したように継続監視対象から外す。従って、充電を完了した後に、保管スペースへと移動されて長期監視時間を経過するまで放置されても、バッテリーが完全になくなるような状況が発生するのを防止することができる。
再充電タイミング監視部38により監視する長期監視時間は、EV車両のメーカー、バッテリーのメーカー、容量等によって放電特性等が異なり、EV車両毎に設定するのは現実的ではない。そこで、ばらつきや安全率を考慮してバッテリーが完全に放電してしまう時点よりも十分の余裕を持った前となるように監視時間を設定して充電するのが望ましい。
上述した制御装置には、充電管理登録部31が設けられており、何等かの事情で長期にわたってEV車両を使用しない状況が発生したとき、その車両を登録することができる。この登録によって充電管理部32の再充電タイミング監視部38または新たな監視部で、長期監視時間を経過したことを検出した場合、先の場合と同様のタイミングで再充電を行うこともできる。この充電管理登録部31は、制御装置の端末装置であっても良いし、操作盤18から入力ができない方式、例えば、リモコンや携帯端末装置などを使用して登録することも可能である。
上述したように本発明は、ステップS14またはその他のタイミングで、充電を完了したEV車両を搭載した状態のEV車両用トレー1Aを充電スペース8Aまたは8F以外の保管スペースへと移動するようにしているため、駐車対象となったEV車両の数が増加してEV車両用トレーの数が増加したとしても、充電後のEV車両を搭載した状態のEV車両用トレーを充電スペース8Aまたは8Fへ移動させることによって、充電スペースを拡張することなく効率的な充電サービスを行うことが可能となる。
また、本発明では、入庫時にEV車両用トレー1A〜1F上に搭載したEV車両を、ステップS11で一般車両を保管する保管スペースと同じ保管エリアへと移動し、その後、ステップS12で充電予約の設定があるかどうかを判定し、その結果、充電予約の設定がある場合はステップS13で充電スペース8Aまたは8FのEV車両は充電が完了状態あるかどうかを判定してから当該充電スペースに空スペースを設けた後に移動するようにしている。
従って、このような方式によれば、充電スペース8Aと8Fの数よりも多い数のEV車両用トレーを使用することが可能となる。仮に、充電スペース8Aと8Fの数よりも多いEV車両用トレーを使用状態にしても、充電スペース8Aと8Fが他のEV車両を充電中のときはその保管エリアで待機させることができ、充電スペース8Aと8FのEV車両の充電が完了した後に、充電予約が設定されたEV車両用トレーを当該充電スペースに移動させることができるようになる。
上述したように従来の機械式駐車装置は、EV車両を充電スペースに保管後、EV車両の充電を行うが、充電の完了後に放置された場合の放電については特に何も考慮せず、EV車両用トレーN台と、充電スペースにおける給電端子10の数nを揃えて(N=n)設置していた。そのため、機械式駐車装置の利用者が自動車の買い替えをして全体としてのEV車両の台数が充電スペースの数を超えると、EV車両用トレーおよび給電端子10を有する充電スペースも増設する必要があり、設置コストの他に建築建物の設備電源の電源容量を増やす必要があった。しかし、本発明によれば、設置コストを低減しながらこの問題を解決することができる。
また、本発明では、充電管理部32に、充電完了から予め設定した所定の長時間経過しても出庫されることなく放置されたままのEV車両を監視して再充電の充電予約を設定する再充電タイミング監視部38を設けたため、充電後に放電するような期間放置されることがあっても、再充電タイミング監視部38を通して自動で再充電を行うことができる。このため、長期間にわたって放置されてバッテリーが放電してしまうことによって被る喪失を防ぐことができる。
尚、本発明は、上述した実施例の構成に限らず種々の構成の機械式駐車装置に適用することができ、例えば、一つの階に一般車両用の保管スペースと充電スペースとを形成した構成、一般車両用の保管スペースと充電スペースとを混在させて形成した構成、一般車両用の保管スペースから充電スペースを独立して形成した構成などにも適用することができる。また、充電スペースの数、EV車両用トレーの構成や形状、操作盤18の構成なども上述した実施例の構成に限らず採用することができる。
1A〜1F EV車両用トレー
8A、8F 充電スペース
8B、8C、8D、8E 保管スペース
10 給電端子
12 トレー側集電子
26 充電判定部
28 入出庫管理部
30 トレー駆動部
32 充電管理部
36 充電時間監視部
38 再充電タイミング監視部

Claims (4)

  1. 一般車両を一般用トレーに搭載した状態で保管スペースに保管し、EV車両を搭載したEV車両用トレーを電源に接続した給電端子を有する充電スペースに配置して、前記EV車両のバッテリーを駐車中に充電可能に構成した機械式駐車装置において、
    前記充電スペースで充電を完了した前記EV車両を搭載した状態の前記EV車両用トレーを、ふさわしいタイミングで前記充電スペースではなく前記保管スペースへと移動する充電管理部を設けたことを特徴とする機械式駐車装置。
  2. 駐車中に充電を行う前記EV車両を判定して充電予約を設定する充電判定部と、前記EV車両を搭載した状態の前記EV車両用トレーを前記保管エリアへ搬送する入出庫管理部とを設け、前記充電管理部は、充電予約が設定された前記EV車両を搭載した状態の前記EV車両用トレーを前記充電スペースで充電が可能かどうかを判定してから当該充電スペースに移動することを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車装置。
  3. 前記充電管理部に、充電完了から予め設定した所定の長時間経過しても出庫されることがなかった前記EV車両を監視して再充電の充電予約を設定する再充電タイミング監視部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の機械式駐車装置。
  4. 充電スペースの配置は充電中のEV車両を搭載したトレーを移動しなくても、それ以外の車両を搭載したトレーの移動に影響を与えない位置に配置することを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車装置。
JP2015035143A 2015-02-25 2015-02-25 機械式駐車装置 Pending JP2016156206A (ja)

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