JP2016155055A - アトマイザ、噴霧乾燥装置及び複合粒子の製造方法 - Google Patents

アトマイザ、噴霧乾燥装置及び複合粒子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】造粒粒子の粒径にばらつきが生じることを防止し、シャープな粒度分布を得ることができるアトマイザを提供する。【解決手段】スラリーを滴下するノズル部と、前記スラリーが滴下される円形状の滴下面42a、前記滴下面の裏面に形成され前記スラリーを遠心噴霧する円形状の噴霧面42c、及び前記滴下面から前記噴霧面に貫通する孔44を有する回転ディスク42と、前記噴霧面への熱風の接触を抑制する固着抑制治具50と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、スラリーを遠心噴霧するアトマイザ、該アトマイザを備えた噴霧乾燥装置及び電気化学素子用電極の製造に用いられる複合粒子の製造方法に関するものである。
従来、粒子を製造する方法のひとつである噴霧乾燥造粒法においては、ケスナー型回転ディスクを備えたアトマイザを用いる方法が知られている。例えば、特許文献1にはアトマイザを含む遠心式噴霧装置が開示されており、遠心式噴霧装置は、スラリーを供給する原料供給管、スラリーを噴霧するケスナー型噴霧盤及び噴霧されたスラリーを熱風乾燥する噴霧乾燥室を備えている。このケスナー型噴霧盤は、水平円形状の上面、放射方向に下降する環状の傾斜面及び上面から傾斜面にスラリーを送るための円孔を備えている。この特許文献1に記載の遠心式噴霧装置においては、原料供給管から供給されたスラリーを、高速回転するケスナー型噴霧盤の上面に滴下する。そして、ケスナー型噴霧盤の円孔を通過し傾斜面を下降し噴霧されたスラリーを熱風乾燥することにより粒子を得る。
実開平7−39952号公報
しかしながら、従来のケスナー型回転ディスクを備えた噴霧乾燥装置においては、傾斜面が開放されているため、回転ディスクから噴霧したスラリーだけでなく、回転ディスクの傾斜面を下降するスラリーにも熱風が当たる。この熱風により傾斜面を下降するスラリーは乾燥し、傾斜面に固着する。固着物発生後においても装置の運転を継続させると、傾斜面へのスラリーの固着量が増大し、固着物の一部が運転途中に剥離する。固着物が剥離すると回転ディスクの回転バランスが崩れ、装置の運転を更に継続させると、回転ディスクを回転させるアトマイザの軸が変形したり、ディスクがアトマイザの非回転部と接触したりするなど、アトマイザに不具合が生じるおそれがある。したがって、装置をロングランさせることは不可能であった。
本発明の目的は、スラリーの回転ディスクへの固着を防止し、長時間運転させた場合であってもシャープな粒度分布を継続して得ることができるアトマイザ、該アトマイザを備えた噴霧乾燥装置及び該アトマイザを用いた電気化学素子用電極の製造に用いられる複合粒子の製造方法を提供することである。
本発明者らは、鋭意検討の結果、回転ディスクのスラリーを遠心噴霧する円形状の噴霧面への熱風の接触を抑制することにより、上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明によれば、
(1) スラリーを滴下するノズル部と、前記スラリーが滴下される円形状の滴下面、前記滴下面の裏面に形成され前記スラリーを遠心噴霧する円形状の噴霧面、及び前記滴下面から前記噴霧面に貫通する孔を有する回転ディスクと、前記噴霧面への熱風の接触を抑制する固着抑制治具と、を備えることを特徴とするアトマイザ、
(2) 前記固着抑制治具は、前記噴霧面の径より小さい径の円板形状を有し、前記噴霧面の外縁部と前記固着抑制治具の外縁部との間に隙間を形成して配置されることを特徴とする(1)記載のアトマイザ、
(3) 前記固着抑制治具は、前記噴霧面の径より大きい径の円板形状を有し、前記噴霧面の外縁部と前記固着抑制治具の外縁部との間に隙間を形成して配置されることを特徴とする(1)記載のアトマイザ、
(4) 前記固着抑制治具は、前記回転ディスクの噴霧面側の開口部を50%以上覆って配置されることを特徴とする(1)〜(3)の何れかに記載のアトマイザ、
(5) 前記回転ディスクの前記噴霧面の少なくとも外縁部に放射方向に形成される複数の溝を有することを特徴とする(1)〜(4)の何れかに記載のアトマイザ、
(6) 前記スラリーは、電気化学素子用電極の製造に用いられる乾式成形用複合粒子用のスラリーであることを特徴とする(1)〜(5)の何れかに記載のアトマイザ、
(7) (1)〜(6)の何れかに記載のアトマイザと、前記アトマイザから遠心噴霧されたスラリーを乾燥する乾燥炉と、を備えることを特徴とする噴霧乾燥装置、
(8) (1)〜(6)の何れかに記載のアトマイザを用いて、電気化学素子用電極の製造に用いられる乾式成形用複合粒子用のスラリーを遠心噴霧する噴霧工程と、前記噴霧工程により遠心噴霧された前記スラリーを乾燥する乾燥工程と、を含むことを特徴とする複合粒子の製造方法、
が提供される。
本発明によれば、スラリーの回転ディスクへの固着を防止し、長時間運転させた場合であってもシャープな粒度分布を継続して得ることができるアトマイザ、該アトマイザを備えた噴霧乾燥装置及び該アトマイザを用いた電気化学素子用電極の製造に用いられる複合粒子の製造方法を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る噴霧乾燥装置の概略を示す図である。 本発明の実施の形態に係る回転ディスク及び固着抑制治具の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る回転ディクス及び固着抑制治具の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る回転ディスクの構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る回転ディスク及び他の固着抑制治具の構成を示す断面図である。 体積基準粒度分布を示すグラフである。 個数基準粒度分布を示すグラフである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係るアトマイザ、該アトマイザを備えた噴霧乾燥装置及び電気化学素子用電極の製造に用いられる複合粒子の製造方法について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る噴霧乾燥装置の概略を示す図である。図1に示すように、噴霧乾燥装置2は、滴下され遠心噴霧されたスラリーを熱風により乾燥させる乾燥炉4を備えている。
乾燥炉4の上方には、スラリーを乾燥炉4内に遠心噴霧するアトマイザ6及びアトマイザ6にスラリーを供給するスラリー供給部8が設けられている。アトマイザ6は、ノズル部10、バルブ駆動部12、回転ディスク42、固着抑制治具50、モータ16、及び制御部18を備えて構成されている。
ノズル部10は、スラリー供給部8から供給されたスラリーを回転ディスク42上に滴下する。バルブ駆動部12は、ノズル部10から滴下されるスラリーの量を調整するためのバルブ(図示せず)の開閉を行う。回転ディスク42は、回転することによりノズル部10から滴下されるスラリーを遠心噴霧する。モータ16は、回転ディスク42を回転させる。制御部18は、バルブ駆動部12及びモータ16の駆動を制御することにより、ノズル10から滴下されるスラリーの量及び回転ディスク42の回転速度を制御する。
この実施の形態においては、制御部18は、ノズル部10より滴下されるスラリーの線速度が50m/min以上になるように、バルブ駆動部12の駆動を制御する。スラリーの線速度が50m/minより小さい場合には、スラリーを回転ディスク42の滴下面42a上に拡げて供給できないからである。ここで、スラリーの線速度は、ノズル部10のスラリーを供給する部分の径(以下、ノズル径という。)及びノズル部10から供給されるスラリーの流量により定まる。なお、ノズル径及びスラリーの流量は、回転ディスクの径が小さい場合、回転ディスクの回転速度などの処理能力が低い場合、または乾燥炉の乾燥能力が低い場合等には小さいほうがよい。例えばノズル径は、回転ディスク42の直径が50mm、乾燥炉4の乾燥能力(単位時間蒸発水量)が10〜50g/minである場合、1.8mm以下が好ましく、1mm以下がより好ましく、0.8mm以下が更に好ましい。
但し、ノズル径がスラリーに含まれるフィラーのサイズに対して小さい場合、ノズル部10が詰まるおそれがある。また、ノズル径を過剰に小さくした場合、スラリー供給部8からスラリーを供給する際に高い圧力を必要とし、ノズル部10が磨耗するおそれがある。したがって、ノズル径は、0.3mm以上にすることが好ましい。なお、この実施の形態に係るアトマイザ6においては1つのノズル部10を備えているが、複数のノズル部を備えてもよい。この場合には、各ノズル径は、1つのノズル部を備えている場合より小さくすることが好ましく、そのいずれのノズルからも線速度50m/min以上でスラリーが供給されるように調整する。
ノズル部10のノズル径は、ノズル部10を構成するチューブ内にシリコンチューブ等を挿入することにより調整することができる。例えばノズル部10を構成するチューブ(既存チューブ)の外径が4mmで内径が3mmの場合、外径が3mmで内径が1mmのシリコンチューブを既存チューブ内に挿入することにより、ノズル径を3mmから1mmに変更することができる。また、さらに外径が1mmで内径が0.5mmのシリコンチューブを外径が3mmで内径が1mmのシリコンチューブ内に挿入することにより、ノズル径を1mmから0.5mmに変更することができる。
図2は、回転ディスク42及び固着抑制治具50の構成を示す断面図である。図3は、回転ディスク42及び固着抑制治具50の構成を示す図であり、回転ディスク42及び固着抑制治具50を下方向(固着抑制治具50の裏面を視る方向)から視た斜視図である。図4は、回転ディスク42の構成を示す図であり、回転ディスク42を下方向(裏面42bを視る方向)から視た斜視図である。
回転ディスク42は、図2に示すように、円錐台形状を有し、回転ディスク42の表面には、真性カーボン膜(ICF)にフッ素をドーピングすることにより撥水性を付与したDLC(撥水性ICF)がコーティングされている。回転ディスク42の上面には、回転ディスク42の中心部の周りに環状の滴下面42aが形成されている。また、滴下面42aには、裏面42bに貫通する36個の孔44が円周状に配列されている。
なお、回転ディスク42には36個の孔44が形成されているが、回転ディスクに形成される孔は、通常20個以上であればよく、好ましくは24個以上、さらに好ましくは30個以上がよい。孔の数が20個より少ない場合、孔を通過したスラリーが回転ディスク42の噴霧面42c(後述する)上に均一に拡がらないからである。
滴下面42aに滴下されたスラリーは、滴下面42a上に均一に拡がり、孔44を通過する。なお、孔のサイズが噴霧乾燥装置2により製造される複合粒子の収率及び粒度分布に影響することはないが、高速で回転する回転ディスクの強度を確保するために孔のサイズを小さくしたほうが好ましい。但し、孔に凝固物や粗大粒子が詰まらないようにするために、孔の径は少なくとも0.5mm以上、好ましくは1mm以上にするとよい。
回転ディスク42の下面には、環状の裏面42b及び円錐状に傾斜しスラリーを噴霧する噴霧面42cが形成されている。裏面42bは、回転ディスク42の中心下部の周りに環状に形成される、滴下面42aに平行な面であり、噴霧面42cは、裏面42bの外周に位置し、裏面42bの外縁部から放射方向に下降する環状の傾斜面である。
また、噴霧面42cの外縁部には、放射方向に形成される複数の溝46が一定の間隔で形成されている。溝46の各々は、一定の幅及び深さを有している。溝46は、スラリーが溝46を通過することにより、回転ディスク42から遠心噴霧されるスラリーの量を制御する。即ち、一定の幅及び深さを有する複数の溝46をスラリーが通過することにより、回転ディスク42から遠心噴霧されるスラリーの量が安定し、製造される造粒粒子の粒径が安定する。
また、溝46は、隣り合う溝46との隙間がないように、若しくは隣り合う溝46との隙間が極力小さくなるように形成されている。具体的には、溝46は、溝46の幅をa、隣り合う溝46とのピッチをbとしたとき、a/bが0.8以上、好ましくは0.9以上、さらに好ましくは0.95以上となるように形成されている。したがって、噴霧面42c上に満遍なく拡がったスラリーは、溝46を確実に通過する。すべてのスラリーが溝46を通過することにより、回転ディスク42から噴霧されるスラリーの液滴サイズが安定するため、製造される造粒粒子の粒径が安定し、シャープな粒度分布を得ることができる。
また、溝46の幅及び深さを変更することにより、回転ディスク42から遠心噴霧されるスラリーの量を制御することができ、その結果、製造される造粒粒子の粒径を制御することができる。即ち、溝46の幅及び深さを小さく(大きく)することにより回転ディスク42から遠心噴霧されるスラリーの量を減少(増大)させることができ、製造される造粒粒子の小粒径化(大粒径化)を実現することができる。
ここで溝46は、幅が50μm以上5mm以下且つ深さが50μm以上5mm以下、好ましくは幅が150μm以上2mm以下且つ深さが50μm以上1mm以下、さらに好ましくは幅が250μm以上1mm以下且つ深さが300μm以上1mm以下であることが好ましい。溝46の幅が50μm且つ深さが50μmより小さい場合にはスラリーが溝46内を通過できず、幅が5mm且つ深さが5mmより大きい場合には遠心噴霧されるスラリーの量、即ち造粒粒子の粒径にばらつきが生じるからである。
固着抑制治具50は、図3に示すように、回転ディスク42の噴霧面42c外縁部の径より小さい径の円板形状を有し、回転ディスク42の下部に噴霧面42cの外縁部と固着抑制治具50の外縁部との間に隙間52を形成して配置される。円板形状の中心部にはボルト(図示せず)等を通すための穴が設けられており、ボルト等により固着抑制治具50の中心部が回転ディスク42の中心部に固定される。固着抑制冶具50は回転ディスク42の噴霧面42c側の開口部、即ち、乾燥炉4側に向けて開口している部分の隙間52を除く部分を覆っているが、固着抑制治具は回転ディスクの噴霧面側の開口部の50%以上を覆っていればよく、好ましくは80%以上を覆うのがよい。固着抑制治具50は、裏面42b及び噴霧面42c側の開口部の隙間52を除く部分を覆うことにより、乾燥炉4内に供給される熱風の裏面42b及び噴霧面42cへの接触を抑制する。即ち、裏面42b及び噴霧面42cにより形成されている空間54への熱風の侵入を抑制する。
この噴霧乾燥装置2で用いられるスラリーとしては、電極活物質及び溶媒を含み、必要に応じて結着剤、分散剤、導電材及び添加剤を含んでもよい。また、食品、医薬品及び農薬など、噴霧乾燥により製造される造粒粒子の原料となるスラリーに広く適用できる。
複合粒子を例えばリチウムイオン電池用の電極材料として用いる場合、正極用の電極活物質としては、リチウムイオンを可逆的にドープ・脱ドープ可能な金属酸化物が挙げられる。かかる金属酸化物としては、例えば、コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム、マンガン酸リチウム、燐酸鉄リチウム等を挙げることができる。なお、上記にて例示した正極用の電極活物質は適宜用途に応じて単独で使用してもよく、複数種混合して使用してもよい。
なお、例えばリチウムイオン電池用正極の対極としての負極用の電極活物質としては、易黒鉛化性炭素、難黒鉛化性炭素、熱分解炭素などの低結晶性炭素(非晶質炭素)、グラファイト(天然黒鉛、人造黒鉛)、錫やケイ素等の合金系材料、ケイ素酸化物、錫酸化物、チタン酸リチウム等の酸化物等が挙げられる。なお、上記に例示した負極用の電極活物質は適宜用途に応じて単独で使用してもよく、複数種混合して使用してもよい。
例えばリチウムイオン電池電極用の電極活物質の体積平均粒子径は、正極、負極ともに通常0.1〜100μm、好ましくは0.5〜50μm、より好ましくは0.8〜30μmである。
スラリーに含まれる溶媒としては、水を用いることが好ましいが、水と有機溶媒との混合溶媒を用いてもよく、有機溶媒のみを単独または数種組み合わせて用いてもよい。この場合に用いることができる有機溶媒としては、たとえば、アルコール類、アルキルケトン類、エーテル類、アミド類等が挙げられる。有機溶媒を用いる場合には、アルコール類が好ましい。水と、水よりも沸点の低い有機溶媒とを併用することにより、乾燥時に、乾燥速度を速くすることができる。また、これにより、スラリーの粘度や流動性を調整することができ、生産効率を向上させることができる。
複合粒子に用いられる結着剤としては、電極活物質を相互に結着させることができる化合物であれば特に制限はない。好適な結着剤は、溶媒に分散する性質のある分散型結着剤である。分散型結着剤として、例えば、シリコン系重合体、フッ素含有重合体、共役ジエン系重合体、アクリレート系重合体、ポリイミド、ポリアミド、ポリウレタン等の高分子化合物が挙げられ、好ましくはフッ素系含有重合体、共役系ジエン重合体およびアクリレート系重合体、より好ましくは共役ジエン系重合体およびアクリレート系重合体が挙げられる。
この噴霧乾燥装置2を用いて、電気化学素子用電極の製造に用いられる乾式成形用の複合粒子を造粒する場合には、まず、スラリーをスラリー供給部8からノズル部10へ供給し、ノズル部10から回転ディスク42の滴下面42aに滴下する。この際、制御部18は、バルブ駆動部12によるバルブ開閉を制御し、ノズル部10より滴下されるスラリーの線速度が50m/min以上になるようにノズル部10から滴下されるスラリーの量を調整する。尚、スラリーの供給方法は滴下に限らず、回転ディスク42の滴下面42aに近づけ供給してもよい。また、スラリーを供給するノズル部分の径を小さくすることで、間欠的な液供給を均一化することも可能であり、結果として得られる複合粒子の粒子径を均一化することが可能となる。その際に供給されるスラリーがノズル部10で霧化されて微細な液滴として供給されてもよい。また、モータ16による回転ディスク42の回転を制御し、回転ディスク42の回転速度を調整する。回転速度は、通常は1,000〜90,000rpmである。
回転ディスク42の滴下面42aに滴下されたスラリーは、回転ディスク42の回転による遠心力により遠心噴霧される。即ち、スラリーは、回転ディスク42の回転による遠心力により、滴下面42a上に均一に拡がり孔44を通過し、噴霧面42cを下降する。噴霧面42cを下降したスラリーは、噴霧面42cの外縁部に形成されている溝46を通過して、噴霧面42cの外縁部と固着抑制治具50の外縁部との間の隙間52から、回転ディスク42の回転による遠心力により水平方向あるいは水平方向に対して所定の角度下方向に遠心噴霧される。
回転ディスク42から遠心噴霧されたスラリーの液滴は、乾燥炉4内に供給されている熱風により乾燥される。スラリーの液滴を乾燥させることにより、造粒粒子、即ち電気化学素子用電極の製造に用いられる乾式成形用の複合粒子が製造される。
この実施の形態に係るアトマイザ6によれば、回転ディスク42の噴霧面42cへの熱風の接触を抑制する固着抑制治具50を備えているため、噴霧面42cへのスラリーの固着を抑制することができる。例えば固着抑制治具50を備えず回転ディスク42を回転させた場合には、熱風が回転ディスク42の内側、即ち裏面42b及び噴霧面42cにより形成される空間54内に侵入する。空間54内に侵入した熱風により噴霧面42cを下降するスラリーは乾燥し、噴霧面42cに固着する。そして、固着物発生後においてもアトマイザ6の運転を継続させると、噴霧面42cへのスラリーの固着量が増大し、固着物の一部が運転途中に剥離する。固着物が剥離すると回転ディスクの回転バランスが崩れ、装置の運転を更に継続させると、回転ディスクを回転させるアトマイザの軸が変形したり、ディスクがアトマイザの非回転部と接触したりするなど、アトマイザに不具合が生じる場合があった。したがって、従来のアトマイザにおいては、ロングランさせることが不可能であった。しかしながら、本実施形態に係るアトマイザ6によれば、固着抑制治具50を備えているため、噴霧面42cへのスラリーの固着を抑制することができ、アトマイザ6を長時間運転させた場合であってもシャープな粒度分布を継続して得ることができる。
また、この実施の形態に係る噴霧乾燥装置2及び噴霧乾燥装置2を用いた造粒粒子の製造方法によれば、アトマイザ6を備えているため、噴霧面42cへのスラリーの固着を抑制することができ、噴霧乾燥装置2を長時間運転させた場合であってもシャープな粒度分布を継続して得ることができる。
なお、上述の実施の形態においては、図2に示す固着抑制治具50を例に挙げて説明したが、固着抑制治具50に代えて例えば図5に示す固着抑制治具60を採用することもできる。
固着抑制治具60は、図5に示すように、回転ディスク42の噴霧面42c外縁部の径より大きい径の円板形状を有し、回転ディスク42の下部に噴霧面42cの外縁部と固着抑制治具60の外縁部との間に隙間64を形成して配置される。固着抑制治具60の円板形状の中心部にはボルト(図示せず)等を通すための穴が設けられている。隙間64は、回転ディスク42と固着抑制治具60との間に所定の厚みを有するワッシャー62を配置することにより形成される。ワッシャー62は円板形状を有し、ワッシャー62の円板形状の中心部にはボルト等を通すための穴が設けられている。固着抑制治具60の中心部及びワッシャー62の中心部は、ボルト等により回転ディスク42の中心部に固定される。固着抑制冶具60は、回転ディスク42の裏面42b及び噴霧面42cを覆うことにより、乾燥炉4内に供給される熱風の裏面42b及び噴霧面42cへの接触を抑制する。即ち、裏面42b及び噴霧面42cにより形成されている空間54への熱風の侵入を抑制する。なお、固着抑制治具60は噴霧面42cの外縁部の径より大きい径の円板形状を有しているが、噴霧面42cの外縁部の径と同一の径の円板形状を有する固着抑制治具を用いてもよい。
また、固着抑制治具50及び60は円板形状を有しているが、重心が回転ディスク42の回転中心部にあり、回転ディスク42を高速回転させた際に回転バランスが崩れないのであれば円板形状以外の形状を有していてもよい。また、固着抑制治具50及び60は円板形状、即ち平板形状を有しているが、回転ディスク42の裏面42b及び噴霧面42cにより形成される空間54内に平板形状でない固着抑制部材を備えるようにしてもよい。この固着抑制部材は、噴霧面42cを下降するスラリー及び溝46を通過して遠心噴霧されるスラリーに接触しない構成としなければならない。
また、上述の実施の形態においては、スラリーの流路面(噴霧面)42cの外縁部に複数の溝46が形成されている回転ディスク42を例に挙げて説明したが、スラリーの流路面の少なくとも外縁部に、例えば外縁部及び外縁部以外を含む部分に放射方向に延びる複数の溝が一定の間隔で形成されている回転ディスクを採用することもできる。
(実施例1)
正極活物質として層状構造を有するLiCoO2を91.6部、導電材としてアセチレンブラックを6部、上記粒子状結着樹脂を固形分換算量で1.4部、水溶性高分子としてカルボキシメチルセルロースの1%水溶液(BSH−12;第一工業製薬製)を固形分換算量で1.0部を混合し、さらにイオン交換水を固形分濃度が68wt.%となるように加え、混合分散して複合粒子用スラリーを得た。
上記複合粒子用スラリー(固形分濃度70%品)をスプレー乾燥機(大川原化工機社製)において、回転ディスクとして図2に示すような直径84mm、外縁部に放射方向に形成される溝を有するディスクを用いた。更に、ディスク下部に図2で示すような直径72mm、厚み1.5mmの円板形状の固着抑制治具をディスク中心部に固定し、回転数25,000rpm、熱風温度150℃、粒子回収出口の温度を90℃として、スラリーを20kg/時で供給し、噴霧乾燥造粒を行い、複合粒子を得た。
造粒開始40分後の複合粒子の平均粒子径を、乾式レーザー回折・散乱式粒度分布測定装置(日機装株式会社製:マイクロトラックMT−3200II)を用いて行った。この際、体積換算での累積10%径をD10径、累積90%径をD90径としたとき、(D90/D10)の値は2.08であった。体積基準粒子径を図6の実線のグラフで、個数基準粒子径を図7の実線のグラフで示す。
(実施例2)
実施例1で使用した固着抑制治具の代わりに直径78mm、厚み1.5mmの円板形状の固着抑制治具をディスク中心部に固定した。それ以外は実施例1と同様の条件で複合粒子の製造を行った。得られた複合粒子の(D90/D10)の値は2.06であった。体積基準粒子径を図6の破線のグラフで、個数基準粒子径を図7の破線のグラフで示す。
(実施例3)
実施例1で使用した固着抑制治具の代わりに直径84mm、厚み1.5mmの円板形状の固着抑制治具をディスク中心部に厚み1mmのワッシャーを挟んだ状態で固定した。それ以外は実施例1と同様の条件で複合粒子の製造を行った。得られた複合粒子の(D90/D10)の値は2.07であった。体積基準粒子径を図6の一点鎖線のグラフで、個数基準粒子径を図7の一点鎖線のグラフで示す。
(比較例1)
実施例1〜3で使用した固着抑制治具を使用しないこと以外は実施例1と同様の条件で複合粒子の製造を行った。噴霧乾燥装置の運転開始5分後にディスクに固着物が発生した。その後、増大した固着物が局所的に剥離し、局所的に固着物が剥離したことによりディスクが回転バランスを失い、高速回転による遠心力によりアトマイザの軸がぶれ、異音が発生した。異音が発生した場合、ディスクが破損またはアトマイザの軸が変形するおそれがあるため、噴霧乾燥装置の運転を停止しなければならず、運転を継続させることができなかった。したがって、測定値を得ることができなかった。
以上の実施例より、本発明の固着抑制治具を備えたディスクを用いて得られた電気化学素子用電極の製造に用いられる複合粒子の(D90/D10)を計算すると低い値を維持しており、したがって噴霧乾燥造粒を長時間行った場合であってもシャープな粒度分布を継続して得ることができるといえる。
2…噴霧乾燥装置、4…乾燥炉、6…アトマイザ、8…スラリー供給部、10…ノズル部、12…バルブ駆動部、42…回転ディスク、16…モータ、18…制御部、46…溝、50…固着抑制治具

Claims (8)

  1. スラリーを滴下するノズル部と、
    前記スラリーが滴下される円形状の滴下面、前記滴下面の裏面に形成され前記スラリーを遠心噴霧する円形状の噴霧面、及び前記滴下面から前記噴霧面に貫通する孔を有する回転ディスクと、
    前記噴霧面への熱風の接触を抑制する固着抑制治具と、
    を備えることを特徴とするアトマイザ。
  2. 前記固着抑制治具は、前記噴霧面の径より小さい径の円板形状を有し、前記噴霧面の外縁部と前記固着抑制治具の外縁部との間に隙間を形成して配置されることを特徴とする請求項1記載のアトマイザ。
  3. 前記固着抑制治具は、前記噴霧面の径より大きい径の円板形状を有し、前記噴霧面の外縁部と前記固着抑制治具の外縁部との間に隙間を形成して配置されることを特徴とする請求項1記載のアトマイザ。
  4. 前記固着抑制治具は、前記回転ディスクの噴霧面側の開口部を50%以上覆って配置されることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のアトマイザ。
  5. 前記回転ディスクの前記噴射面の少なくとも外縁部に放射方向に形成される複数の溝を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のアトマイザ。
  6. 前記スラリーは、電気化学素子用電極の製造に用いられる乾式成形用複合粒子用のスラリーであることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のアトマイザ。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載のアトマイザと、
    前記アトマイザから遠心噴霧されたスラリーを乾燥する乾燥炉と、
    を備えることを特徴とする噴霧乾燥装置。
  8. 請求項1〜6の何れか一項に記載のアトマイザを用いて、電気化学素子用電極の製造に用いられる乾式成形用複合粒子用のスラリーを遠心噴霧する噴霧工程と、
    前記噴霧工程により遠心噴霧された前記スラリーを乾燥する乾燥工程と、
    を含むことを特徴とする複合粒子の製造方法。
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