JP2016154170A - 研削装置 - Google Patents

研削装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016154170A
JP2016154170A JP2015031510A JP2015031510A JP2016154170A JP 2016154170 A JP2016154170 A JP 2016154170A JP 2015031510 A JP2015031510 A JP 2015031510A JP 2015031510 A JP2015031510 A JP 2015031510A JP 2016154170 A JP2016154170 A JP 2016154170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
grinding
holding
support roller
holding surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015031510A
Other languages
English (en)
Inventor
小林 一雄
Kazuo Kobayashi
一雄 小林
堀田 秀児
Hideji Hotta
秀児 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2015031510A priority Critical patent/JP2016154170A/ja
Publication of JP2016154170A publication Critical patent/JP2016154170A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】保護部材を用いることなくウエーハを研削すること。
【解決手段】研削装置(1)は、ウエーハ(W)を保持するチャックテーブル(3)と、チャックテーブルの保持面(31)に負圧を生成する負圧生成部(32)と、ウエーハの上面を研削する研削手段(2)と、ウエーハの外周縁を支持すると共に自転する複数の支持ローラ(4)と、を備え、保持面とウエーハの下面との間に隙間を開けた状態でウエーハを非接触保持し、支持ローラを自転させることで支持ローラに接触するウエーハを回転させながら、研削手段でウエーハを研削する構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、ウエーハを研削する研削装置に関し、特に、ウエーハの下面を非接触で保持して研削する研削装置に関する。
研削装置でウエーハを研削する場合、デバイスが形成されている面にBGテープ(バックグラインドテープ)等の保護部材が貼着され、ウエーハは、保護部材を介してチャックテーブル上に保持される。そして、保護部材が貼着された面とは反対の面が研削砥石によって研削されることにより、ウエーハが所定の厚みに薄化される(例えば、特許文献1参照)。
特許第4488581号公報
ところで、上記した保護部材を研削加工に用いる場合、保護部材をウエーハに貼着する工程や、研削後にウエーハから保護部材を剥離する工程が必要である。また、ウエーハ毎に保護部材が必要なため、保護部材にかかるコストが不経済であるという問題があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、保護部材を用いることなくウエーハを研削することができる研削装置を提供することを目的とする。
本発明の研削装置は、負圧生成部により生成された負圧によってウエーハを保持する保持手段と、保持手段で保持するウエーハを環状に砥石を配設した研削ホイールを回転可能に装着して研削する研削手段と、を備える研削装置であって、負圧生成部は、ウエーハの面積に対応した保持面と、保持面から液体を噴出する噴出孔と、で構成され、噴出孔から噴出される液体が保持面とウエーハの下面との隙間に流通して隙間に負圧を生成し、保持手段は、保持面の外側に配設する少なくとも3つの支持ローラと、支持ローラをウエーハの径方向に進退させ支持ローラの外側面をウエーハの外周縁に接触および離間させる進退手段と、支持ローラを自転させ支持ローラの外側面が接触するウエーハを回転させる自転手段と、を備え、保持手段でウエーハを非接触保持し自転手段で回転するウエーハを砥石で研削することを特徴とする。
この構成によれば、ウエーハの下面と保持面との隙間に液体が流通して当該隙間に負圧が生成されることにより、保持面に対してウエーハが非接触で保持される。また、3つの支持ローラの外側面がウエーハの外周縁に接触した状態で各支持ローラが自転することにより、保持面に対してウエーハが回転される。そして、回転されるウエーハの上面を砥石で研削することで、保持面に対してウエーハを非接触で保持しながら研削することができる。よって、保護部材を用いることなくウエーハを研削することができる。
本発明によれば、保持面に対してウエーハを非接触で保持しながら研削することにより、保護部材を用いることなくウエーハを研削することができる。
本実施の形態に係る研削装置(保持手段)の斜視図である。 本実施の形態に係る研削装置を側面から見た模式図である。 本実施の形態に係る研削装置の保持動作及び研削動作を示す上面図である。 本実施の形態に係る研削装置の保持動作を示す側面図である。 本実施の形態に係る研削装置の研削動作を示す側面図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態に係る研削装置について説明する。図1は、本実施の形態に係る研削装置の斜視図である。図2は、本実施の形態に係る研削装置を側面から見た模式図である。なお、本実施の形態に係る研削装置は、研削加工専用の装置構成に限定されず、例えば、研削加工、研磨加工、洗浄加工等の一連の加工が全自動で実施されるフルオートタイプの研削装置で構成してもよい。また、図2において、説明の便宜上、チャックテーブルを断面図で示している。
図1及び図2に示すように、研削装置1は、多数の研削砥石24を円環状に並べた研削ホイール22を装着する研削手段2を用いて、チャックテーブル3に保持されたウエーハWを研削するように構成されている。研削装置1は、チャックテーブル3の回転軸と研削手段2の回転軸とが平行な状態でウエーハWの面方向にずらされ、円環状に並んだ研削砥石24がウエーハWの上面(被研削面)に円弧状に接触すると共にウエーハWの中心を研削砥石24が通過することで、ウエーハWを研削し薄化する。なお、ウエーハWは、サファイア、炭化ケイ素等の硬質なウエーハに限らず、シリコン、ガリウム砒素等の半導体基板でもよいし、樹脂や金属等で形成された基板でもよい。
研削手段2は、円筒状のスピンドル20の下端にマウント21を設けて構成されている。マウント21の下面には、ホイール基台23に複数の研削砥石24が真円の環状に装着された研削ホイール22が保持されている。複数の研削砥石24は、例えば、ダイヤモンド砥粒をレジンボンド、ビトリファイドボンド等のボンド剤で固めたセグメント砥石で構成される。また、研削手段2が、研削送り手段10によって鉛直方向に昇降移動されることにより、研削手段2とチャックテーブル3とが相対的に接近及び離間される。研削送り手段10は、例えば、モータ駆動のガイドアクチュエータで構成される。
チャックテーブル3は、円板状の保持部30の上面(保持面31)でウエーハを非接触で保持するいわゆるベルヌーイ方式のチャックテーブルで構成される。保持部30の上面には、ウエーハWの面積に対応した保持面31が形成されている。具体的には、ウエーハWの外径より保持面31の外径が僅かに大きく形成されている。チャックテーブル3には、保持面31に負圧を生成させる負圧生成部32と、ウエーハWの外周を支持してウエーハWを回転可能にする3つの支持ローラ4とが設けられている。負圧生成部32は、保持面31と、保持部30に高圧な液体を供給する液体供給源33と、液体供給源33から供給される液体を所定の流速で保持面31から噴出させる環状の噴出孔34とを含んで構成される。
噴出孔34は、保持面31の中央付近に形成されており、保持面31の中心を環状に囲うように形成されている。また、保持部30には、液体供給源33と噴出孔34とを連通する流路35が形成されている。流路35は、保持部30の下面から鉛直方向に延び、保持部30の中心軸に沿う第1の流路36と、第1の流路36の上端から放射状に延び、噴出孔34に連通する複数の第2の流路37とで構成される。第1の流路36は、保持部30の内部であって保持部30の上面(保持面31)付近で第2の流路37に連通する。第2の流路37は、保持部30の中心から径方向外側に向かって僅かに上方に傾斜するように形成されている。
3つの支持ローラ4は、保持面31の外周において周方向に保持面31の中心を囲むように並んで配設されている。支持ローラ4は、例えば、ゴム材料や樹脂材料、又は、スポンジ材で形成される。各支持ローラ4は、鉛直方向に延びる円柱形状に形成され、同一の外径を有している。各支持ローラ4の下端には、軸心に鉛直方向に延びるシャフト41が固定されている。シャフト41は、保持部30の厚みに対して十分に長く形成されている。保持部30の下側において、シャフト41の途中には、プーリ42が一体固定されている。
また、シャフト41の下端には、支持ローラ4、シャフト41及びプーリ42をウエーハWの径方向に進退させる進退手段5が設けられている。進退手段5は、支持ローラ4、シャフト41及びプーリ42がシャフト41を中心に一体回転できるように、シャフト41を支持する。進退手段5は、移動ブロック50と、ガイドレール51と、図示しないエアシリンダとを備えている。移動ブロック50は、シャフト41を支持すると共に径方向に移動可能に構成される。ガイドレール51は、径方向に延びる長尺体で形成され、移動ブロック50の径方向の移動をガイドする。エアシリンダは、移動ブロック50に連結され、移動ブロック50に対して駆動力を付与する。なお、進退手段5はこの構成に限定されず、モータ駆動のガイドアクチュエータで構成してもよい。
各プーリ42には、ベルト43が巻き掛けられており、ベルト43に対してモータ44からの駆動力が付与されることにより、各支持ローラ4(プーリ42及びシャフト41を含む)に回転力が伝達される。ここで、ベルト43及びモータ44は、支持ローラ4を自転させる自転手段を構成する。また、ベルト43には、ベルトテンショナ6によって径方向内側に向かう押圧力が付与されており、ベルト43のテンションが一定に保たれている。
ベルトテンショナ6は、ベルト43に外側から当接するテンションプーリ60と、テンションプーリ60を回転可能に支持するシャフト61と、シャフト61を径方向内側に押圧する押圧手段62とを備えている。押圧手段62は、移動ブロック63と、ガイドレール64と、エアシリンダ65とを備えている。移動ブロック63は、シャフト61を支持すると共に径方向に移動可能に構成される。ガイドレール64は、径方向に延びる長尺体で形成され、移動ブロック63の径方向の移動をガイドする。エアシリンダ65は、径方向に進退可能なロッド66を移動ブロック63に固定し、移動ブロック63に所定の押圧力を付与する。本実施の形態では、支持ローラ4、進退手段5及びモータ44(自転手段)を含んで保持手段が構成される。
ところで、ベルヌーイパッドのようにベルヌーイの定理を利用した非接触式の搬送手段は従来から存在した。しかしながら、ベルヌーイの定理をチャックテーブルに適用し、ウエーハを非接触保持した状態で研削するものは存在しなかった。例えば、ベルヌーイの定理をそのままチャックテーブルに適用することも考えられる。この場合、ウエーハが径方向に移動するのを防止するため、ウエーハの外周縁に複数の支持部を接触させてウエーハの径方向の移動を規制する必要がある。ウエーハの外周縁を支持部で支持した状態で研削加工を実施しようとした場合、ウエーハを保持したチャックテーブルが回転されることで複数の支持部も回転される。このため、研削砥石がウエーハの半径部分に接触するように研削手段を降下させると、砥石と支持部が衝突(干渉)してしまい、ウエーハを研削することができないという問題があった。
そこで、本件発明者等は、研削装置において、ウエーハWの外周を支持ローラ4で支持すると共に、支持ローラ4を自転させることにより、チャックテーブル3自体を回転させることなく、ウエーハWだけを回転させることに想到した。これにより、外周を支持する支持部(支持ローラ4)が研削手段に干渉することなく、ウエーハW全面を研削することが可能になった。また、ベルヌーイの原理を用いてウエーハWの下面を非接触保持した状態で研削加工を実現することにより、ウエーハのデバイス面にBGテープ等の保護部材を貼着する必要がなくなった。
ここで、図3から図4を参照して、本実施の形態に係る研削装置のウエーハ保持動作について説明する。図3は、本実施の形態に係る研削装置の保持動作等を示す上面図である。図3Aは支持ローラがウエーハの外周縁から離間した状態を示し、図3Bは支持ローラがウエーハの外周縁に接触した状態を示している。図4は、本実施の形態に係る研削装置の保持動作を示す側面図である。図4Aは支持ローラがウエーハの外周縁から離間した状態を示し、図4Bは支持ローラがウエーハの外周縁に接触した状態を示している。
図3及び図4に示すように、支持ローラ4が保持面31の外周から外側に退避された状態で、ウエーハWは、図示しない搬送手段によってチャックテーブル3の保持面31上に載置される。このとき、図3Aに示すように、ベルト43の外側面にはテンションプーリ60が接触しており、ベルト43及びテンションプーリ60は、押圧手段62によって径方向内側に向かって押し付けられている。これにより、ベルト43のテンションが一定に保たれている。
また、図4Aに示すように、保持部30には、液体供給源33から高圧水が供給されており、高圧水は、保持部30内の流路35(第1の流路36及び第2の流路37)を伝って噴出孔34から所定の流速で噴出されている。噴出孔34から噴出される高圧水は、ウエーハWの下面と保持面31との間を保持面31の中心(噴出孔34)から保持面31の外周に向かって保持面31に沿って流れる。この高圧水の流速によってウエーハWと保持面31との間には負圧が生成される。すなわち、ウエーハWと保持面31との間に存在する高圧水によって引き起こされるベルヌーイ効果により、ウエーハWの下面が保持面31に向かって引っ張られるように吸引力が発生する。
このように、噴出孔34から噴出される高圧水によって保持面31に負圧が生成され、ウエーハWが保持面31に向かって引き寄せられる。このとき、ウエーハWと保持面31との間には高圧水の層L(隙間G)が形成され、ウエーハWの下面は、高圧水の層Lによって所定の隙間を空けた状態で保持面31に非接触で吸引保持される。なお、本実施の形態では、高圧水を用いたことにより、高圧水の層LがウエーハWを押し上げているため、研削手段2による研削加工負荷に耐えることができる。また、高圧水の層Lを形成する高圧水がウエーハWの外周から排出されることにより、研削加工中にウエーハWの下面に研削屑が付着するのを防止している。
そして、図3B及び図4Bに示すように、進退手段5(移動ブロック50)が駆動されることにより、支持ローラ4、シャフト41及びプーリ42が径方向内側に移動され、支持ローラ4の外側面がウエーハWの外周に当接する。これにより、ウエーハWは3点支持され、径方向の移動が規制される。この結果、ウエーハWの位置決めがなされる。プーリ42が径方向内側に移動されることにより、ベルト43は弛もうとする。しかしながら、ベルト43に接触しているテンションプーリ60が押圧手段62によって径方向内側に押圧されているため、テンションプーリ60はベルト43の外側面に接触したままガイドレール64に沿って径方向内側に移動される。テンションプーリ60は、ベルト43のテンションが適正になる位置まで移動される。このように、ベルト43がテンションプーリ60によって一定の押圧力で径方向内側に押圧され、ベルト43の外側面にテンションプーリ60が一定の押圧力で接触された状態が維持される。これにより、ベルト43のテンションが一定に保たれる。
次に、図3及び図5を参照して、本実施の形態に係る研削装置の研削動作について説明する。図5は、本実施の形態に係る研削装置の研削動作を示す側面図である。なお、図5においては、説明の便宜上、高圧水の層を省略している。
図3B及び図5に示すように、ウエーハWが保持面31に吸引保持された状態で、チャックテーブル3が研削手段2の下方に位置付けられる。より具体的には、ウエーハWの中軸(回転軸)と研削ホイール22の回転軸とが平行な状態で保持面31の面方向にずらされウエーハWの中心軸上に研削砥石が位置するように、チャックテーブル3が研削手段2の下方に位置付けられる。このとき、上面視において、研削砥石24が支持ローラ4に干渉しないように、2つの支持ローラ4間に研削砥石24が位置付けられている。このように、支持ローラ4を避けるように研削砥石24が位置付けられることで、研削加工の際に研削砥石24を回転させながら研削手段2を降下させても、支持ローラ4と研削砥石24が衝突することがない。
図3Bにおいて説明したように、ウエーハWの外周縁には、3つの支持ローラ4が接触しており、ベルト43のテンションは、ベルトテンショナ6によって一定に保たれている。モータ44が回転駆動されると、ベルト43を介してプーリ42、シャフト41及び支持ローラ4にモータ44の駆動力が伝達される。これにより、各支持ローラ4は同一の回転速度で自転する。支持ローラ4にはウエーハWの外周縁が接触しているため、支持ローラ4が回転されることでウエーハWも回転される。このように、保持面31に対してウエーハWの下面を非接触で吸引保持しながら、チャックテーブル3自体を回転させることなくウエーハWのみを回転させることができる。なお、モータ44が駆動されている間もベルトテンショナ6によってベルト43のテンションが一定に保たれているため、ベルト43が弛むことなく、モータ44の駆動力を各支持ローラ4に適切に伝達することができる。
そして、研削ホイール22をスピンドル20で回転させながら、研削手段2を研削送り手段10により下降させる。研削砥石24の研削面とウエーハWの被研削面(上面)とが接触され、ウエーハWの研削が実施される。研削加工中は、ウエーハWと保持面31との隙間Gを維持するように、研削送り手段10の送り速度が調整される。具体的には、研削砥石24がウエーハWに押し付けられることで隙間Gが所定の隙間(距離)より小さくなる場合には、研削送り手段10の送り速度を遅くする。これにより、ウエーハWの下面が保持面31に対して非接触の状態を維持しながら、ウエーハWの上面を研削することができる。
ここで、隙間Gを維持するとは、隙間Gを一定の距離に維持するだけでなく、隙間Gがゼロにならないように維持することも含むものとする。研削加工中は、ウエーハWが研削手段2に押し込まれても、ウエーハWの下面が保持面31に接触しない程度の隙間Gが維持されればよい。また、ウエーハWは、材質の異なる複数の板状ワークを張り合わせたウエーハ等、比較的仕上げ厚みの大きい(例えば、100μm)ものが好ましい。比較的仕上げ厚みの大きいウエーハであれば、薄化後にウエーハを反り難くすると共に、ウエーハの平坦度に影響を与え難くすることができる。
ウエーハWを研削して所定厚みに薄化した後、研削手段2を上昇させ、進退手段5を駆動させて各支持ローラ4を径方向外側に移動させる。各支持ローラ4がウエーハWの外周縁から退避されることにより、ウエーハWの径方向の支持が解除され、ウエーハWをチャックテーブル3から搬出することが可能になる。なお、支持ローラ4が径方向外側に移動されると共にテンションプーリ60も押圧手段62の押圧力に抗して径方向外側に移動される。これにより、ベルト43のテンションが調整されるため、支持ローラ4の移動が妨げられない。
以上のように、本実施の形態に係る研削装置1によれば、ウエーハWの下面と保持面31との隙間Gに液体が流通して当該隙間Gに負圧が生成されることにより、保持面31に対してウエーハWが非接触で保持される。また、3つの支持ローラ4の外側面がウエーハWの外周縁に接触した状態で各支持ローラ4が自転することにより、保持面31に対してウエーハWが回転される。そして、回転されるウエーハWの上面を砥石で研削することで、保持面31に対してウエーハWを非接触で保持しながら研削することができる。よって、保護部材を用いることなくウエーハWを研削することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記した実施の形態では、環状の噴出孔34が保持面31の中央部分に1つ形成される構成としたが、この構成に限定されない。噴出孔34を保持面31を中心とする円周上に均等間隔で複数配設する構成としてもよい。
また、環状の噴出孔34から噴出する高圧水に洗浄水を用いた場合、ウエーハWの下面および外周縁を洗浄することが可能になる。洗浄水はウエーハWの下面から外周縁を伝って放出されるまで洗浄効果を発揮する。また、支持ローラ4が回転する場合には、支持ローラ4をスポンジ材で形成することで、支持ローラ4に洗浄水を浸透させることができる。よって、ウエーハWの外周縁の洗浄を効果的に行なうことができる。また、洗浄水に、界面活性剤を添加するとさらによい。
また、上記した実施の形態では、モータ44の駆動力をベルト43を介して支持ローラ4に伝達する構成としたが、この構成に限定されない。例えば、各支持ローラ4に一つずつモータ44を取り付け、支持ローラ4を直接自転させてもよい。
また、上記した実施の形態では、エアシリンダ65によってテンションプーリ60をベルト43に押圧する構成としたが、この構成に限定されない。例えば、スプリングによってテンションプーリ60をベルト43に押圧する構成としてもよい。
以上説明したように、本発明は、保護部材を用いることなくウエーハを研削することができるという効果を有し、特に、ウエーハの下面を非接触で保持して研削する研削装置に有用である。
W ウエーハ
G 隙間
1 研削装置
2 研削手段
22 研削ホイール
24 研削砥石(砥石)
3 保持手段
31 保持面
32 負圧生成部
34 噴出孔
4 支持ローラ
43 ベルト(自転手段)
44 モータ(自転手段)
5 進退手段

Claims (1)

  1. 負圧生成部により生成された負圧によってウエーハを保持する保持手段と、該保持手段で保持するウエーハを環状に砥石を配設した研削ホイールを回転可能に装着して研削する研削手段と、を備える研削装置であって、
    該負圧生成部は、ウエーハの面積に対応した保持面と、該保持面から液体を噴出する噴出孔と、で構成され、該噴出孔から噴出される該液体が該保持面とウエーハの下面との隙間に流通して該隙間に負圧を生成し、
    該保持手段は、該保持面の外側に配設する少なくとも3つの支持ローラと、該支持ローラをウエーハの径方向に進退させ該支持ローラの外側面をウエーハの外周縁に接触および離間させる進退手段と、該支持ローラを自転させ該支持ローラの外側面が接触するウエーハを回転させる自転手段と、を備え、
    該保持手段でウエーハを非接触保持し該自転手段で回転するウエーハを該砥石で研削する研削装置。
JP2015031510A 2015-02-20 2015-02-20 研削装置 Pending JP2016154170A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015031510A JP2016154170A (ja) 2015-02-20 2015-02-20 研削装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015031510A JP2016154170A (ja) 2015-02-20 2015-02-20 研削装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016154170A true JP2016154170A (ja) 2016-08-25

Family

ID=56760562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015031510A Pending JP2016154170A (ja) 2015-02-20 2015-02-20 研削装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016154170A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09262747A (ja) * 1996-03-27 1997-10-07 Nachi Fujikoshi Corp 高脆性材の両面研削装置
JPH11854A (ja) * 1997-06-16 1999-01-06 Nippei Toyama Corp ウエハの加工方法及び平面研削盤
JPH1177497A (ja) * 1997-09-01 1999-03-23 Waida Seisakusho:Kk 半導体ウエハの両面研削方法及び両面研削装置
JP2008270818A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Applied Materials Inc 非接触ウエットウエハホルダ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09262747A (ja) * 1996-03-27 1997-10-07 Nachi Fujikoshi Corp 高脆性材の両面研削装置
JPH11854A (ja) * 1997-06-16 1999-01-06 Nippei Toyama Corp ウエハの加工方法及び平面研削盤
JPH1177497A (ja) * 1997-09-01 1999-03-23 Waida Seisakusho:Kk 半導体ウエハの両面研削方法及び両面研削装置
JP2008270818A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Applied Materials Inc 非接触ウエットウエハホルダ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102182910B1 (ko) 웨이퍼의 엣지 연마 장치 및 방법
KR101798700B1 (ko) 연마 방법 및 연마 장치
CN107639530B (zh) 磨削装置
JP5573061B2 (ja) 両面研磨装置の研磨布の研削方法及び研削装置
KR101530269B1 (ko) 웨이퍼 그라인딩 장치
TWI604922B (zh) 研磨裝置及研磨方法
US10279452B2 (en) Processing apparatus
TW201436016A (zh) 基板背面之研磨方法及基板處理裝置
JP6341724B2 (ja) チャックテーブル、研削装置
JP2009028874A (ja) Cmp用ドレッサー及びこれを用いたcmp装置
JP7204318B2 (ja) 研削ホイール
JP2010069601A (ja) 研磨パッドのドレッシング方法および研磨装置
TW202207299A (zh) 修整裝置和研磨裝置
JP6822857B2 (ja) 搬出機構
JP2019051560A (ja) 研削ホイール及び研削装置
JP2008119768A (ja) ウエーハの研削方法および研削装置
JP2018015825A (ja) 加工装置
JP2016154170A (ja) 研削装置
JP6851761B2 (ja) 板状物の加工方法
JP5399829B2 (ja) 研磨パッドのドレッシング方法
JP6541476B2 (ja) ウェーハの研磨方法
JP6456708B2 (ja) 研削装置
JP6534335B2 (ja) 研磨装置
JP2020136500A (ja) チャックテーブル
JP6765267B2 (ja) 研磨ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181203

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190205