JP2016153308A - 飲料水供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】温水タンクを持たない場合でも簡単な構成で配管内の殺菌を行うことができる飲料水供給装置を提供すること。【解決手段】本発明の飲料水供給装置は、冷水タンクに貯留されている飲料水を冷却して供給する飲料水供給装置において、冷水タンクに飲料水を供給する交換可能な水タンクと、水タンクと冷水タンクとを接続する第一の配管と、第一の配管に設けられ水タンクから冷水タンクへ向かう方向にのみ飲料水を流通させる第一の弁と、冷水タンクと給水口を接続する第二の配管と、第一の配管と第二の配管を接続する第三の配管と、第二の配管の、第三の配管との接続部と給水口との間の位置に設けられた第二の弁と、第三の配管中に設けられた第三の弁と、冷水タンク内の飲料水を加熱する加熱手段と、殺菌動作時には冷却手段を停止させ、加熱手段を作動させ、第二の弁を閉じ、第三の弁を開くように制御する制御手段とを備えることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、飲料水を供給する飲料水供給装置の常温部分を殺菌する技術に関する。
飲料水を貯蔵し、加熱・冷却して、あるいは常温で供給する飲料水供給装置が広く用いられている。例えば、特許文献1には、容器から供給される飲料水を給水タンクに貯留して冷却し、冷却された飲料水を給水口から供給する飲料水供給装置が記載されている。
飲料水供給装置では、タンクや配管、特に通常の使用状態では常温となる部分に滞留している飲料水に雑菌が繁殖するおそれがあり、このような部分を殺菌する方法が種々提案されている。
特許文献2には、水タンク内の水を殺菌装置あるいは細菌濾過器を通して循環させることにより殺菌する飲料水ディスペンサが記載されている。
特許文献3には、温水タンクと冷水タンクを連通する配管を設け、温水タンク内の温水を循環させることにより配管と冷水タンクを殺菌する飲料水のディスペンサが記載されている。
特許文献4に記載されている飲料水のディスペンサは、温水と冷水の両方を供給できるように構成されており、通常使用時には常温または冷却されている配管系統や冷水タンク等に殺菌用ヒーターからなる加熱殺菌装置が設けられている。また、同文献には、温水タンクに蓄えられた温水を冷水タンクに通入させて殺菌する構成も記載されている。
特許文献5と特許文献6には、冷水タンクと温水タンクとを接続する連通配管と、連通配管中に設けられた循環ポンプ及び電磁弁とを備えたミネラルウォーターのディスペンサの加熱殺菌装置が記載されている。この加熱殺菌装置では、上記の各部材の材質を特定することにより、ミネラルウォーター本来の微妙な風味の保持を図っている。
特許文献7は、給湯システム装置に関するものであるが、循環給湯管の温水供給配管部に、循環水殺菌器と流体活性化装置を設ける構成が記載されている。
実用新案登録第3173048号公報 特開平3−43398号公報 特許第4419854号公報 特許第3387526号公報 特許第4137114号公報 特開2008−156001号公報 特開2008−196736号公報
通常の使用状態では温水を貯留しておく温水タンクを持たない飲料水供給装置の場合、配管部分を殺菌するためには、配管部分に細菌濾過器や加熱装置など余分な部品を設ける必要があった。
そこで、本発明では、温水タンクを持たない場合でも簡単な構成で配管内の殺菌を行うことができる飲料水供給装置を提供することを目的とする。
本発明の飲料水供給装置は、飲料水を貯留する冷水タンクと冷水タンクに貯留されている飲料水を冷却する冷却手段とを備え、冷却された飲料水を給水口から供給する飲料水供給装置において、
冷水タンクに飲料水を供給する交換可能な水タンクと、
水タンクと冷水タンクとを接続する第一の配管と、
第一の配管に設けられ水タンクから冷水タンクへ向かう方向にのみ飲料水を流通させる第一の弁と、
冷水タンクと給水口を接続する第二の配管と、
第一の配管と第二の配管を接続する第三の配管と、
第二の配管の途中にあり第三の配管と接続する接続部と給水口との間の位置に設けられた第二の弁と、
第三の配管中に設けられた第三の弁と、
冷水タンク内の飲料水を加熱する加熱手段と、
殺菌動作時には冷却手段を停止させ、加熱手段を作動させ、第二の弁を閉じ、第三の弁を開くように制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
飲料水供給装置は、水タンクと冷水タンクとを接続する第一の配管と、冷水タンクと給水口とを接続する第二の配管を備え、第一の配管と第二の配管とは第三の配管により接続されている。殺菌時には、制御手段により第二の配管に設けられた第二の弁が閉じられ、第三の配管に設けられた第三の弁が開かれ、加熱手段により加熱された飲料水が冷水タンク、第二の配管、第三の配管、第一の配管を循環する。そのため、温水タンクを備えない場合でも簡単な構成で冷水タンクと配管内を殺菌することができる。
(a)は飲料水供給装置の上面図、(b)は飲料水供給装置の正面図、(c)は飲料水供給装置の側面図である。 飲料水供給装置の内部構造を説明する図である。 飲料水供給装置の機能ブロック図である。 (a)と(b)は、飲料水供給装置の内部構造を説明する図である。 (a)〜(e)は誘導部材の作用を説明する図である。 各使用状態における弁の開閉を示す表である。 飲料水供給装置の機能ブロック図である。 配管の構成例を示す図である。
以下、図面を参照しながら実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。なお、本明細書においては、「飲料水」には、水、ミネラルウォーターのほか人が飲用する飲み物全般を含むものとする。
第一の実施例として、冷水のみを供給するように構成された飲料水供給装置について説明する。図1(a)は飲料水供給装置1の上面図、(b)は飲料水供給装置1の正面図、(c)は飲料水供給装置1の側面図である。図2は飲料水供給装置1の内部構造を説明する図、図3は飲料水供給装置1の機能ブロック図である。
飲料水供給装置1は、外形が略直方体で箱状の筐体10を備えている。筐体10の上部は着脱可能なカバー12となっていて、使用者は、このカバー12をはずして水タンク30(後述する)の交換を行う。筐体10の前面には操作盤20とホルダー25が、筐体10の側面には通風孔11が設けられている。
操作盤20は、略半円形の板状部材で、その上面には給水ボタン22、殺菌ボタン23、インジケーター24が設けられている。また、操作盤20の下面には、冷水を流出させる給水口21が設けられている。
ホルダー25は、給水口21から流出する飲料水を受ける容器2を置くための略半円形の板状部材である。
水タンク30は、例えば合成樹脂製の瓶状の容器でその内部に飲料水を収納する。水タンク30の一端の中央部には他の部分よりも細く先端が開口している口部31が設けれられ、口部31の外側には、注入口50が設けられている。
水タンク30の下方には、例えば金属製の円筒状部材である冷水タンク32が設けられている。水タンク30の注入口50と冷水タンク32の上部とは第一の配管41により接続されている。第一の配管41には逆止弁であり水タンク30から冷水タンク32の方向(図2の上から下の方向)にだけ飲料水を通過させる第一の弁51が設けられている。 そのため、水タンク30がセットされると水タンク30内の飲料水は重力により冷水タンク32に流下する。
冷水タンク32の側面には、冷水タンク32内の飲料水を通常時には冷却し、殺菌時には加熱するペルチェ素子37(冷却手段および加熱手段)が取り付けられている。また図示していないが、ペルチェ素子37の放熱側を冷却するためのヒートシンクとファンも取り付けられている。なお、冷水タンク32内の飲料水の冷却および加熱は、ペルチェ素子37以外の手段、例えばコンプレッサー等により構成される冷却装置、電熱線等により構成されるヒーター等により行ってもよい。
冷水タンク32の上面には空気穴35が設けられ、空気穴35には大気中の雑菌が冷水タンク32に侵入するのを防止するための除菌フィルター36が設けられている。また、冷水タンク32の内部には、水タンク30から流下した常温の飲料水が直接第二の配管42に流入することを防止するためのバッフル33、空気穴35から飲料水が溢れるのを防止するための浮き34、水位センサー38、温度センサー39も設けられている。
冷水タンク32の底部と給水口21は第二の配管42により接続されている。第二の配管42の途中にあり第三の配管43と接続する接続部よりも給水口21寄りの位置には電磁弁である第二の弁52が設けられている。また、第二の配管42の、第三の配管43との接続部よりも冷水タンク32寄りの位置にはポンプ60が設けられている。
第一の配管41の第一の弁51の近傍と、第二の配管42の第二の弁52とポンプ60の中間とは、第三の配管43により直接接続されている。第三の配管43には電磁弁である第三の弁53が設けられている。
筐体10の内部に設けられる制御基板81(制御手段)は、マイクロコンピュータとメモリその他の電子回路素子によって構成され、冷水タンク32に取り付けられた温度センサー39からのフィードバックに基づいて、ペルチェ素子37を制御し冷水タンク32の内部の飲料水を所定の温度に保つ。また、制御基板81は使用者による操作盤20上の各ボタンの操作に応じて第二の弁52、第三の弁53およびポンプ60を制御して所望の動作を実現する。また、制御基板81は、水位センサー38からのフィードバックに基づいて使用者に対して水タンクの交換を促す通知を行う。なおこの通知がなされている時は、殺菌に使用する水が不十分である可能性が高いので、殺菌動作を禁止するようにするのが望ましい。制御基板81は、殺菌動作時にはペルチェ素子37の極性を切り替えて冷却手段としての作動を停止させ、加熱手段として作動させ、第二の弁52を閉じ、第三の弁53を開くように制御する。
電源部82は、外部から入力された交流電流を変圧・整流してペルチェ素子37、第二の弁52、第三の弁53およびポンプ60に必要な電気を供給する。
反転スイッチ83は制御部81とペルチェ素子37の間に設けられ、ペルチェ素子37の極性を反転させる。
次に、飲料水供給装置1の動作について説明する。飲料水供給装置1は、飲料水の供給も殺菌も行っていない待機時には次のように動作する。ポンプ60は停止し、第二の弁52と第三の弁53は閉じている。そのため、水タンク30、冷水タンク32、給水口21の間での飲料水の流通はない。インジケーター24は消灯している。ペルチェ素子37は、制御基板81により、冷却手段として作動し冷水タンク32に貯留されている飲料水が適温となるように制御される。
飲料水供給装置1は、使用者により給水ボタン22が押された給水時には次のように動作する。制御基板81は、第三の弁53は閉じたままにし、第二の弁52を開くとともにポンプ60を所定の時間作動させ、冷水タンク32の下部に貯留されていた飲料水を第二の配管42を介して給水口21から所定の量だけ流出させる。このとき水タンク30に十分水があれば流出した飲料水と同じ量の飲料水が水タンク30から第一の配管41を介して冷水タンク32に供給される。制御基板81は、ポンプ60を停止させ第二の弁52を閉じる。
飲料水供給装置1は、使用者により殺菌ボタン23が押された殺菌時には次のように動作する。制御基板81は、反転スイッチ83(反転手段)を作動させてペルチェ素子37の極性を反転し、冷水タンク32と接している側が放熱側、ヒートシンクと接している側が吸熱側となるようにし、ペルチェ素子37が加熱手段として作動するようにする。また、制御基板81は、インジケーター24を点灯させて飲料水供給装置1が殺菌動作中であることを使用者に通知する。なお、このインジケーター24が点灯している間は、給水ボタン21が押されても何も動作しないようにしておくことが望ましい。
制御基板81は、ペルチェ素子37を作動させて冷水タンク32内の飲料水が殺菌に適した所定の殺菌温度となるまで加熱する。そして、殺菌温度を所定の殺菌時間だけ保持しながら、第三の弁53を開いてポンプ60を作動させる。このとき、飲料水供給装置1内部の飲料水は、図2上の矢印で示したように、冷水タンク32、第二の配管42(第二の弁52より冷水タンク32寄りの部分)、第三の配管43、第一の配管41、冷水タンク32を循環する。そのため待機時には常温となる第一の配管41、第二の配管42、第三の配管43を殺菌することができる。
殺菌温度は例えば飲料水の風味を損なわないことが特徴であるいわゆる低温殺菌と同等の殺菌を行う場合には65°C程度とし、殺菌時間は30分程度とするのが好ましいと言われている。
殺菌が終了したら、制御基板81は、第三の弁53を閉じ、反転スイッチ83を作動させてペルチェ素子37の極性を元に戻して冷水タンク32と接している側が吸熱側、ヒートシンクと接している側が放熱側となるようにして冷却手段として作動するようにし、冷水タンク32内の飲料水が所定の温度となるまで冷却する。制御基板81は、飲料水が所定の温度になったらインジケーター24を消灯する。上述のように、殺菌は飲料水の風味を損なわないように行っているので冷水タンク32内の飲料水は、排出することなくそのまま冷却して飲料水として使用することができる。
殺菌は、上記のように殺菌ボタン24が押された際に即時に行うようにしてもよいし、タイマーを設けて使用者により指定された時刻、例えば深夜など飲料水供給装置1の利用の少ない時間帯に行うようにしてもよい。また、殺菌を行う頻度は、その使用状況によって任意に設定されるものであるので、例えば、毎日/隔日/1週間に1回/2週間に1回、という設定の選択ができるようにしておくのが好ましい。
なお、ポンプ60を省いて、殺菌時には対流により温水を循環させ、給水時には重力により飲料水を自然流下させるようにしてもよい。
また、使用者の選択により、ペルチェ素子37を利用して冷水タンク32内の飲料水を加熱して、給水口21から温水を供給できるように構成してもよい。この場合は、制御基板81は、冷水タンク32内の飲料水が待機時と殺菌時とで異なるそれぞれの適温になるようにペルチェ素子37を制御する。
飲料水供給装置1によれば、水タンク30と冷水タンク32とを接続する第一の配管41と、冷水タンク32と給水口21とを接続する第二の配管42を備え、第一の配管41と第二の配管42とは第三の配管43により接続されている。殺菌時には、制御基板81により第二の配管42に設けられた第二の弁52が閉じられ第三の配管43に設けられた第三の弁53が開けられ、加熱手段としてのペルチェ素子37により加熱された飲料水が冷水タンク32、第二の配管42、第三の配管43、第一の配管41を循環する。そのため、温水タンクを備えていなくても簡単な構成で冷水タンク32と配管41、42、43内を殺菌することができる。殺菌時の温水の循環は、ポンプ60により強制的に行っているので、対流のみにより行う場合に比べて確実に温水を各部に循環させることができる。
また、飲料水供給装置1は、反転スイッチ85を備え、ペルチェ素子37を冷却手段と加熱手段の両方に兼用している。そのため、冷却手段と加熱手段を別個の部品で構成する場合に比べて安価に製造することができる。
第二の実施例として、冷水と温水の両方を供給するように構成された飲料水供給装置3について説明する。第一の実施例の飲料水供給装置1と同一の構成要素には図1から図3と同一の符号を付して説明を省略する。
図4(a)は飲料水供給装置3の内部構造を説明する図、図7は飲料水供給装置3の機能ブロック図である。飲料水供給装置3の外観は図1の飲料水供給装置1とほぼ同一であるが、飲料水供給装置3は冷水と温水の両方を供給できるように構成されているため、給水ボタン22は冷水用と温水用をそれぞれ設けている。
図4に示す飲料水供給装置3の内部構造のうち、冷水を供給するための構成は図2の飲料水供給装置1と同様である。すなわち、図2の水タンク30と同一の構造の水タンク30a、冷水タンク32、第一の弁51、水タンク30aの注入口50aと冷水タンク32を接続する第一の配管41、冷水タンク32と給水口21を接続し第二の弁52とポンプ60を有する第二の配管42、第一の配管41と第二の配管42とを直接接続し第三の弁53を有する第三の配管43により構成されている。なお、第一の実施例と同様にポンプ60は省くことができる。また、第二の弁52と第三の弁53は電磁弁ではなく、後述する誘導部材56がこれらの弁の機能を兼ねるように構成されている。
冷水タンク32内の飲料水を冷却する冷却手段としては蒸発器70、配管71、コンプレッサー72等により構成され、冷媒を循環させて気化熱を利用して熱交換を行う冷却装置が用いられている。また、冷水タンク32内の飲料水を加熱する加熱手段としては電熱線等により構成されるヒーター73が用いられている。第一の実施例と同様に、ペルチェ素子と反転スイッチを設けて、ペルチェ素子を冷却手段と加熱手段に兼用してもよい。
飲料水供給装置3は、温水を供給するための構成として、温水タンク40と、温水タンク40に常温の飲料水を供給する水タンク30b(温水タンク用水タンク)を備えている。水タンク30bは、図2の水タンク30と同一の構造であり、その注入口50bと温水タンク40の底部付近は第五の配管45によって接続されている。そのため、水タンク30bがセットされたときは、水タンク30b内の飲料水は重力により温水タンク40に流下する。
温水タンク40には、水位センサー38b、温度センサー39b、温水タンク40内の飲料水を加熱するヒーター74(温水タンク加熱手段)、温水タンク40内に生じた水蒸気を外部に放出するための蒸気抜きパイプ46とが設けられている。なお水位センサー38bにより、温水タンク40の水が少ない状況であると判断された場合には、空だき防止のために、ヒーター74の作動を弱める、または禁止するように制御するのが望ましい。
第二の配管42と温水タンク40とは、第四の配管44によって接続される。具体的には、第四の配管44の一端は開口していて温水タンク40の上部に配置され、他端は第二の配管42と第三の配管43との接続部47で誘導部材56を介して接続されている。
殺菌に適した水温(第一の実施例で説明したように例えば65°C)と飲用に適した水温(例えば、水の沸点に近い90°C)とは異なっているから殺菌時にも飲用の温水の供給ができるようにするためには、接続部47でふたつの水流を分離する必要がある。そのため、接続部47には第二の配管42の冷水タンク32側から第三の配管43へ向かう殺菌用の加熱された水流と、第四の配管44から第二の配管42の給水口21側へ向かう飲用の加熱された水流とが混じり合うことがないように、これらふたつの水流を誘導すると共に第二の弁52、第三の弁53、第四の配管中44に設けられた第四の弁、第二の配管中に設けられた第五の弁55の機能を兼ねる誘導部材56が設けられている。
制御基板81は、図示しないモーター等により誘導部材56を回転させて、弁として機能させる。
図5(a)〜(c)は、誘導部材56を使用することで、第二から第五の弁の機能を簡潔に実現する機構の作用を概念的に説明する図である。誘導部材56は、配管42〜44の外径よりも厚さがやや大きい円板状の部材であり、その内部に内径が配管42〜44の内径と略等しく、方向が90度(第二の配管42の水平部分42aと鉛直部分42b、第二の配管42の水平部分42aと第三の配管43、第二の配管42の鉛直部分42bと第四の配管44とがそれぞれ交わる角度)変化する管部56aが設けられている。誘導部材56の管部56a以外の部分は、透水性のない金属等からなる壁部56bとなっている。
つまり、誘導部材56が回転移動することにより、弁の開閉と同じ作用が実現できる。具体的には、誘導部材56と第三の配管43との接続部が第三の弁53、誘導部材56と第二の配管42aとの接続部が第五の弁55、誘導部材56と第二の配管(給水口側)42bとの接続部が第二の弁52、誘導部材56と第四の配管44との接続部が第四の弁44、となる。
飲料水供給装置3が殺菌時に飲用の温水を供給するときは、殺菌用の温水は図5(a)の矢印Aに示すように、第二の配管42の水平部分42aから誘導部材56の管部56aを経由して第三の配管43に流れる。管部56aの二つの端部は、第二の配管の水平部分42aと第三の配管43に接続されているので、第三の弁53と第五の弁55が開き、第二の弁52と第四の弁54が閉じた状態となっている。
飲用の温水は図5(a)の矢印Bに示すように、第四の配管44から第二の配管42の垂直部分42bに流れる必要があるが、殺菌用の温水の水流と飲用の温水の水流を混ぜてはいけない。
そこで、飲料水供給装置3が殺菌時に温水を供給するときは、飲用の温水は図5(b)に示すように一旦誘導部材56を切り換え、矢印Cに示すように、第四の配管44から誘導部材56の管部56aを経由して第二の配管42の垂直部分42bに流れるようにする。管部56aの二つの端部は、第二の配管の鉛直部分42bと第四の配管44に接続されているので、第三の弁53と第五の弁55が閉じ、第二の弁52と第四の弁54が開いた状態となっている。
温水供給が終了すると、誘導部材56は再び図5(a)の位置に切り換えられ、殺菌を再開する。
なお、飲料水供給装置3が通常時に冷水を供給するときは、冷水は図5(c)の矢印Dに示すように、第二の配管42の水平部分42aから誘導部材56の管部56aを経由して第二の配管42の垂直部分42bに流れる。また、待機時には、誘導部材56を管部56aの二つの端部がいずれの配管とも接続されない位置(例えば、図5(b)の状態から時計回りに45度回転させた位置)にすることによって、飲料水が給水口21へ流下しないようにする。ただし、図示したように実施例1と同様に第二の配管42の給水口21の近傍に電磁弁52aも設けて、使用者が意図しないときに飲料水、特に温水が流出するのをより確実に防止するのが望ましい。電磁弁52aは、その開閉状態が第二の弁52と同一となるように制御基板81により制御される。
図6に、飲料水供給装置3の各動作状態における各弁52〜55の開閉状態を示す。冷水供給時には、第二の弁52と第五の弁55が開けられ、第三の弁53と第四の弁54が閉じられる。通常時における温水供給時には、第二の弁52と第四の弁54が開けられ、第三の弁53と第五の弁55が閉じられる。殺菌時には、第三の弁53と第五の弁55が開けられ、第二の弁52と第四の弁54が閉じられる。殺菌時における温水供給時には、第三の弁53と第五の弁55は一旦閉じられ、その後第二の弁52、第四の弁54が開けられ温水給水が行われ、給水が終了すると第二の弁52、第四の弁54が閉じられ、再び、第三の弁53と第五の弁55が開かれて殺菌を再開する。
次に、飲料水供給装置3の動作について説明する。飲料水供給装置3は、待機時には次のように動作する。ポンプ60は停止し、誘導部材56は管部56aがいずれの配管とも接続しない位置に回転され、第二の弁52、第三の弁53、第四の弁54、第五の弁55はいずれも閉じている。また、電磁弁52aも閉じられている。そのため、水タンク30a、30b、冷水タンク32、温水タンク40、給水口21の間での飲料水の流通はない。インジケーター24は消灯している。コンプレッサー72とヒーター74は、制御基板81により、冷水タンク32と温水タンク40に貯留されている飲料水が適温となるように制御される。ヒーター73は作動していない。
飲料水供給装置3は、使用者により冷水供給用の給水ボタン22が押されたときには次のように動作する。制御基板81は、誘導部材56を図5(c)の位置に回転させることにより、第三の弁53と第四の弁54は閉じたままにし、第二の弁52と第五の弁55を開く。そして、電磁弁52aを開き、ポンプ60を所定の時間作動させ、冷水タンク32の下部に貯留されていた飲料水を第二の配管42を介して給水口21から流出させる。このとき水タンク30aに十分水があれば流出した飲料水と同じ量の飲料水が水タンク30aから第一の配管41を介して冷水タンク32に供給される。制御基板81は、ポンプ60を停止させ、電磁弁52aを閉じ、誘導部材56を管部56aがいずれの配管とも接続しない位置に回転させることにより、第二の弁52と第五の弁55を閉じる。
飲料水供給装置3は、通常時に使用者により温水供給用の給水ボタン22が押されたときには次のように動作する。制御基板81は、誘導部材56を図5(b)の位置に回転させることにより、第三の弁53と第五の弁55は閉じたままにし、第二の弁52と第四の弁54を所定の時間だけ開く。そして電磁弁52aを開いて、温水タンク40の上部に貯留されていた飲料水を第二の配管42を介して給水口21から所定の量だけ重力により流出させる。このとき流出した飲料水と同じ量の飲料水が水タンク30bから第五の配管45を介して温水タンク40に供給される。制御基板81は、電磁弁52aを閉じ、誘導部材56を管部56aがいずれの配管とも接続しない位置に回転させることにより、第二の弁52と第四の弁54を閉じる。なお、冷水を供給する場合と同様に、第四の配管44にポンプを設けて、そのポンプにより温水を送出するようにしてもよい。
飲料水供給装置3は、使用者により殺菌ボタン23が押されたときには次のように動作する。制御基板81は、コンプレッサー72を停止し、インジケーター24を点灯させて殺菌動作中であることを使用者に通知する。
制御基板81は、ヒーター73を作動させて冷水タンク32内の飲料水が所定の殺菌温度となるまで加熱する。そして、その後殺菌温度を所定の殺菌時間だけ保持しながら、誘導部材56を図5(a)の位置に回転させることにより、第三の弁53と第五の弁55を開いてポンプ60を作動させる。このとき、飲料水供給装置3内部の飲料水は、図4(a)上の矢印で示したように、冷水タンク32、第二の配管42、第三の配管43、第一の配管41、冷水タンク32を循環する。そのため待機時には常温となる第一の配管41、第二の配管42、第三の配管43を殺菌することができる。
飲料水供給装置3は、殺菌時に使用者により温水供給用の給水ボタン22が押されたときには次のように動作する。制御基板81は、誘導部材56を図5(a)の位置から図5(b)の位置に回転させることにより、第三の弁53と第五の弁55は一旦閉じて、第二の弁52と第四の弁54を所定の時間だけ開く。そして電磁弁52aを開き、温水タンク40の上部に貯留されていた飲料水を第二の配管42を介して給水口21から所定の量だけ重力により流出させ、その後、電磁弁52aを閉じ、誘導部材56を図5(a)の位置に戻すことにより、第二の弁52と第四の弁54を閉じ、再び第三の弁53と第五の弁55を開いて殺菌を再開する。
殺菌が終了したら、制御基板81は、誘導部材56を管部56aがいずれの配管とも接続しない位置に回転させ、ヒーター73を停止し、コンプレッサー72を作動させ、冷水タンク32内の飲料水が所定の温度となるまで冷却する。制御基板81は、飲料水が所定の温度になったらインジケーター24を消灯する。
飲料水供給装置3は、温水タンク40から温水を供給するための第四の配管44を備え、その一端は第二の配管42に接続されている。殺菌動作中に温水用の給水ボタン22が押された場合、制御基板81は、第三の弁53と第五の弁55を一旦閉じ、第二の弁52と第四の配管44中に設けられた第四の弁54とを開いて給水を行った後、第三の弁53と第五の弁55を開いて殺菌を再開する。そして、第二の配管52と第三の配管53との接続部47には殺菌用の温水の水流と飲用の温水の水流とを分離する誘導部材56が設けられている。そのため、飲料水供給装置3によれば殺菌動作中でも一時的に殺菌を中断することで飲用の温水を給水口21から供給することができる。中断するといっても、殺菌用の温水の循環を停止するだけでヒーター73は作動させておくので、殺菌用の温水の温度が低下し、再加熱に長時間を要するようなことはない。
第三の実施例として、飲料水供給装置4について説明する。飲料水供給装置4の構成は、図4(a)に示した飲料水供給装置3と基本的には同様であるが、図4(b)に示すように、電磁弁と誘導部材を併用することにより殺菌を中断することなく温水を給水できるようにしている。図2と同様に、第二の配管42の、第三の配管43との接続部47と給水口21との間の部分には電磁弁である第二の弁52が、第三の配管43には電磁弁である第三の弁53が設けられている。さらに、第二の配管42の接続部47とポンプ60の間の位置に電磁弁である第五の弁が、第四の配管44の接続部47の近傍に電磁弁である第四の弁54が設けられている。接続部47には誘導部材57が設けられている。
図5(d)および(e)は、誘導部材57と共に第一から第四の弁を併用することにより、殺菌を中断することなく温水供給できる機能を実現する機構の作用を概念的に説明する図である。この時、誘導部材57には2つの管部57a、57cがある。
飲料水供給装置4が殺菌を行っていない通常時または殺菌時に飲用の温水を供給するときは、殺菌用の温水は図5(d)の矢印Eに示すように、第二の配管42の水平部分42aから誘導部材57の管部57aを経由して第三の配管43に流れる。飲用の温水は図5(d)の矢印Fに示すように、第四の配管44から誘導部材57の管部57cを経由して第二の配管42の垂直部分42bに流れる。この時管部57aと57cは壁部57bで分離されているので、殺菌用の温水の水流と飲用の温水の水流が混じり合うことはない。
よって、飲料水供給装置4において、誘導部材57が図5(d)に示すような位置に切り換えている殺菌時に、殺菌を中断することなく温水を供給するときは、矢印Fに示すように、第四の配管44から誘導部材57の管部57aを経由して第二の配管42の垂直部分42bに流れるようにすればよいので、第二の弁52と第四の弁54を開ければよい。
温水供給が終了すると、第二の弁52と第四の弁54は閉じられる。そして、殺菌動作が終了すると第三の弁53と第五の弁55が閉じられ、誘導部材57が切り換え可能な状態になる。この状態のもとで飲料水供給装置4が殺菌を行っていない通常時に冷水を供給するときは、誘導部材が切り換えられ、図5(e)の状態になる。この状態では、冷水が図5(e)の矢印Gに示すように、第二の配管42の水平部分42aから誘導部材57の管部57aを経由して第二の配管42の垂直部分42bに流れるようにすれば冷水供給が実現するので、第二の弁52と第五の弁55が開かれることになる。
各弁の開閉状態は、図6と同様であるが、図4(a)の構成とした場合のように、殺菌中に温水を給水する際に第三の弁53と第五の弁55を一旦閉じるという操作は必要ない。
このようにすれば、誘導部材57を回転させることなく、第二の弁52と第四の弁54とを開閉することにより、殺菌動作を中断することなく、温水を給水口21から供給することができる。
次に、飲料水供給装置4の動作について説明する。冷却手段、加熱手段、温水タンク加熱手段、インジケーターの制御については第二の実施例と同様であるから、主に電磁弁と誘導部材の制御について説明する。
飲料水供給装置4は、待機時には次のように動作する。ポンプ60は停止し、第二の弁52、第三の弁53、第四の弁54、第五の弁55はいずれも閉じている。誘導部材57の位置は図5(d)、(e)のいずれでもよい。
飲料水供給装置4は、使用者により冷水供給用の給水ボタン22が押されたときには次のように動作する。制御基板81は、第三の弁53と第四の弁54は閉じたままにし、第二の弁52と第五の弁55を開き、誘導部材57を図5(e)の位置に回転させるとともにポンプ60を所定の時間作動させ、冷水タンク32の下部に貯留されていた飲料水を第二の配管42を介して給水口21から流出させる。このとき水タンク30aに十分水があれば流出した飲料水と同じ量の飲料水が水タンク30aから第一の配管41を介して冷水タンク32に供給される。制御基板81は、ポンプ60を停止させ第二の弁52と第五の弁55を閉じる。
飲料水供給装置4は、通常時に使用者により温水供給用の給水ボタン22が押されたときには次のように動作する。制御基板81は、第三の弁53と第五の弁55は閉じたままにし、第二の弁52と第四の弁54を所定の時間だけ開き、誘導部材57を図5(d)の位置に回転させて温水タンク40の上部に貯留されていた飲料水を第二の配管42を介して給水口21から所定の量重力により流出させる。このとき流出した飲料水と同じ量の飲料水が水タンク30bから第五の配管45を介して温水タンク40に供給される。制御基板81は、第二の弁52と第四の弁54を閉じる。
飲料水供給装置4は、使用者により殺菌ボタン23が押されたときには次のように動作する。制御基板81は、第三の弁53と第五の弁55を開き、誘導部材57を図5(d)の位置に回転させてポンプ60を作動させる。
飲料水供給装置4は、殺菌時に使用者により温水供給用の給水ボタン22が押されたときには次のように動作する。制御基板81は、第三の弁53と第五の弁55は開いたまま、また、誘導部材57は図5(d)の位置のまま、第二の弁52と第四の弁54を所定の時間だけ開き、殺菌を行いながら温水タンク40の上部に貯留されていた飲料水を第二の配管42を介して給水口21から所定の量だけ重力により流出させる。
第四の実施例として、飲料水供給装置5について説明する。飲料水供給装置5の構成は、図4(a)に示した飲料水供給装置3と基本的には同様であるが、図8に示すように、電磁弁により殺菌用の温水と飲用の温水を分離することにより、殺菌を中断することなく温水を給水できるようにしている。この実施例では誘導部材は用いていない。
飲料水供給装置5では、第二の配管42の水平部分42aを第三の配管43との接続部48を超えて温水タンク40側に伸ばしてから鉛直下向きに曲げて給水口21に接続している。つまり、図4(a)では第三の配管43の直下に配置していた第二の配管の鉛直部分42bと給水口21を温水タンク40の方向に移動している。第四の配管44は、第二の配管42と第三の配管43との接続部48よりも温水タンク40側の位置、具体的には第二の配管42の屈曲部42cに接続する。そして、第二の配管の水平部分42aのうち第三の配管43との接続部48と屈曲部42cとの間の部分に第五の弁55を設けている。飲料水供給装置5の各動作状態における各電磁弁52〜55の開閉状態は、殺菌時と殺菌時の温水供給時に第五の弁55を閉じることを除き図6に示したものと同一である。このようにすれば、第五の弁55に飲用の温水と殺菌用の温水が混じり合わないように誘導する役割を担わせることができ、配管の構造を簡略にすることができ、誘導部材56、57も必要なくなり、また温水供給時に殺菌を中断する必要もなくなる。
なお、図8の構成とする場合は、殺菌動作時に第二の配管42の接続部48と第五の弁55との間の部分に常温のままの飲料水が滞留しないように、この部分の長さはできるだけ短くするのが好ましい。逆に言えばシステムの構成上、この部分の長さがどうしても必要な場合には、図8の構成ではなく誘導部材を利用した図4(a)または(b)の構成が好ましいということである。
次に、飲料水供給装置5の動作について説明する。殺菌時以外の動作については、第二の実施例の場合と同様である。ただし、誘導部材は設けられていないので、弁の開閉は電磁弁52〜55の制御のみにより行う。
飲料水供給装置5は、使用者により殺菌ボタン23が押されたときには次のように動作する。制御基板81は、第二の弁52、第四の弁54、第五の弁55は閉じたまま第三の弁53を開いてポンプ60を作動させる。
飲料水供給装置5は、殺菌時に使用者により温水供給用の給水ボタン22が押されたときには次のように動作する。制御基板81は、第三の弁53は開いたまま、第五の弁55は閉じたままとし、第二の弁52と第四の弁54を所定の時間だけ開き、殺菌を行いながら、温水タンク40の上部に貯留されていた飲料水を第二の配管42を介して給水口21から所定の量だけ重力により流出させ、その後、第二の弁52と第四の弁54を閉じる。殺菌が終了したら、制御基板81は、第三の弁53と第五の弁55を閉じる。
1、3、4、5 飲料水供給装置
2 容器
10 筐体
11 通風口
12 カバー
20 操作盤
21 給水口
22 給水ボタン
23 殺菌ボタン
24 インジケーター
25 ホルダー
30、30a、30b 水タンク
31 口部
32 冷水タンク
33 バッフル
34 浮き
35 空気穴
36 除菌フィルター
37 ペルチェ素子
38、38a、38b 水位センサー
39、39a、39b 温度センサー
40 温水タンク
41 第一の配管
42 第二の配管
43 第三の配管
44 第四の配管
45 第五の配管
46 蒸気抜きパイプ
47、48 接続部
50、50a、50b 注入口
51 第一の弁
52 第二の弁
52a 電磁弁
53 第三の弁
54 第四の弁
55 第五の弁
56、57 誘導部材
60 ポンプ
70 蒸発器
71 配管
72 コンプレッサー
73、74 ヒーター
81 制御基板
82 電源部
83 反転スイッチ

Claims (6)

  1. 飲料水を貯留する冷水タンクと冷水タンクに貯留されている飲料水を冷却する冷却手段とを備え、冷却された飲料水を給水口から供給する飲料水供給装置において、
    冷水タンクに飲料水を供給する交換可能な水タンクと、
    水タンクと冷水タンクとを接続する第一の配管と、
    第一の配管に設けられ水タンクから冷水タンクへ向かう方向にのみ飲料水を流通させる第一の弁と、
    冷水タンクと給水口を接続する第二の配管と、
    水タンクと第一の配管の接続部に設けられ水タンクから冷水タンクへ向かう方向にのみ飲料水を流通させる第一の弁と、
    第一の配管と第二の配管を接続する第三の配管と、
    第二の配管の、第三の配管との接続部と給水口との間の位置に設けられた第二の弁と、
    第三の配管中に設けられた第三の弁と、
    冷水タンク内の飲料水を加熱する加熱手段と、
    殺菌動作時には冷却手段を停止させ、加熱手段を作動させ、第二の弁を閉じ、第三の弁を開くように制御する制御手段とを備えることを特徴とする飲料水供給装置。
  2. 第二の配管の、第三の配管との接続部と冷水タンクとの間の位置に設けられたポンプを備え、
    制御手段は殺菌動作時にポンプを作動させて飲料水を冷水タンク、第二の配管のうち冷水タンク側の端部と第二の弁との間の部分、第三の配管、第一の配管の間で飲料水を循環させることを特徴とする請求項1に記載の飲料水供給装置。
  3. 飲料水を貯留する温水タンクと、
    温水タンクに飲料水を供給する温水タンク用水タンクと、
    温水タンクに貯留されている飲料水を加熱する温水タンク加熱手段と、
    第二の配管と温水タンクとを接続する第四の配管と、
    温水タンク用水タンクと温水タンクとを接続する第五の配管と、
    第二の配管の冷水タンク側から第三の配管へ向かう水流と、第四の配管から第二の配管の給水口側へ向かう水流とが混じり合うことがないように誘導すると共に第二の弁、第三の弁、第四の配管中に設けられた第四の弁、第二の配管中に設けられた第五の弁の機能を兼ねる誘導部材を備え、
    制御手段は、殺菌動作時には第四の弁を閉じ、第五の弁を開くように制御し、殺菌動作時に温水を供給口から供給する際は、第三の弁と第五の弁を一旦閉じ、その後第二の弁、第四の弁を開けて温水給水を行い、給水が終了すると第二の弁、第四の弁を閉じ、再び、第三の弁と第五の弁を開いて殺菌を再開するように制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の飲料水供給装置。
  4. 飲料水を貯留する温水タンクと、
    温水タンクに飲料水を供給する温水タンク用水タンクと、
    温水タンクに貯留されている飲料水を加熱する温水タンク加熱手段と、
    第二の配管と温水タンクとを接続する第四の配管と、
    温水タンク用水タンクと温水タンクとを接続する第五の配管と、
    第四の配管中に設けられた第四の弁と、
    第二の配管中に設けられた第五の弁と、
    第二の配管の冷水タンク側から第三の配管へ向かう水流と、第四の配管から第二の配管の給水口側へ向かう水流とが混じり合うことがないように誘導する誘導部材を備え、
    制御手段は、殺菌動作時には第三の弁と第五の弁を開き第二の弁と第四の弁を閉じるように制御し、殺菌動作時に温水を供給口から供給する際は、第二の弁と第四の弁を開いて温水給水を行い、給水が終了すると第二の弁と第四の弁を閉じるように制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の飲料水供給装置。
  5. 飲料水を貯留する温水タンクと、
    温水タンクに飲料水を供給する温水タンク用水タンクと、
    温水タンクに貯留されている飲料水を加熱する温水タンク加熱手段と、
    第二の配管と温水タンクとを接続する第四の配管と、
    温水タンク用水タンクと温水タンクとを接続する第五の配管と、
    第四の配管中に設けられた第四の弁と、
    第二の配管中に設けられた第五の弁と、を備え、
    第四の配管は、第二の配管と第三の配管との接続部よりも温水タンク側の位置で第二の配管に接続され、
    第二の弁は、第二の配管の、第四の配管との接続部と給水口との間の位置に設けられ、
    第五の弁は、第二の配管の、第三の配管との接続部と第四の配管との接続部との間の位置に設けられ、
    制御手段は、殺菌動作時には第三の弁を開き第二の弁、第四の弁、第五の弁を閉じるように制御し、殺菌動作時に温水を供給口から供給する際は、第二の弁と第四の弁を開いて温水給水を行い、給水が終了すると第二の弁と第四の弁を閉じるように制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の飲料水供給装置。
  6. 冷水タンクに配置されたペルチェ素子と、ペルチェ素子の極性を反転させる反転手段とを備え、制御手段はペルチェ素子を通常時は冷却手段として、殺菌動作時には加熱手段として作動させることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の飲料水供給装置。
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