JP2016152812A - 魚釣用電動リール - Google Patents

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Abstract

【課題】リール本体を把持する手の指の少ない移動量で駆動モータの出力調整の複合的な操作を無理なく容易に行なえる魚釣用電動リールを提供する。【解決手段】本発明に係る魚釣用電動リールは、左右の側板5A,5B間で回転可能に支持され、駆動モータ8の出力を調整するための操作部材40を有する。操作部材40は、2種類の形態の異なる少なくとも2つの操作部42,45を備え、これらの操作部42,45がスプール7の上方の側板5A,5B間に互いに一体回転可能に併設される。【選択図】図4

Description

本発明は魚釣用電動リールに関する。
従来、魚釣用電動リールとして、例えば、特許文献1に開示されているように、スプールを巻き取り操作する(駆動モータの出力を連続的に可変操作(増減調節)する)操作部材をレバータイプにして、リール本体の一方の側板に回動可能に支持した構成が開示されている。
また、最近では、手持ち状態でも容易に操作が行えるように、コンパクト化された魚釣用電動リールも製品化されている。例えば、特許文献2には、駆動モータの出力を調整するための第1操作部および第2操作部をスプール軸と平行にリール本体に設けた構成が開示されている。特に、この特許文献2の一実施形態では、第1の操作部および第2の操作部のうちの一方が略円筒型(ダイヤル状)の操作部として形成されるとともに、第1の操作部および第2の操作部のうちの他方がレバー型の操作部として形成されている。その場合、略円筒型の操作部がリール本体の左右側板間に配設されるとともに、レバー型の操作部が側板の外方に配設され(例えば、特許文献2の図1参照)、あるいは、略円筒型の操作部が側板上に配設されるとともに、レバー型の操作部が側板の外方に配設されている(例えば、特許文献2の図15参照)。
特許第2977978号 特開2013−5737号
しかしながら、特許文献1に開示される魚釣用電動リールでは、一方の手でリール本体を把持し、他方の手で釣竿を握持している状態では、駆動モータの出力を調整することができないため、操作性が劣るという問題がある。例えば、大きい魚が掛かったとき、あるいは、釣竿をロッドキーパに装着しようとするときには、一方の手でリール本体を把持し、他方の手でリール本体前方の釣竿を握持することから、この状態で咄嗟に駆動モータを回転駆動することはできない。
これに対し、特許文献2に開示されているリール構成では、モータ出力を調整する操作部がリール本体に複数設けられ、しかも、円筒型およびレバー型の2種類の操作部が存在するため、釣竿とリール本体の保持状態を状況に応じて変化させても、モータ出力の調整を容易に行うことができる。
しかしながら、この特許文献2では、2つの操作部の一方または両方がリール本体のハンドル側または反ハンドル側の側板上あるいは側板外方に設けられているため、あるいは、2つの操作部同士が左右に離れて配設されているため、これらの操作部を指で操作する場合には、指を側板の外方へ大きく移動させる必要があり、また、そのような操作が左右に大きく振れ易くなる。このように、指を左右に振って側板の外方へ大きく移動させなければならない操作は、安定した出力調節を困難にする。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、リール本体を把持する手の指の少ない移動量で駆動モータの出力調整の複合的な操作を無理なく容易に行なえる魚釣用電動リールを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、リール本体の左右の側板間に設けられ、釣糸が巻回されるスプールと、前記リール本体に設けられ、前記スプールを回転駆動する駆動モータと、前記駆動モータの出力を調整するための操作部材とを有する魚釣用電動リールであって、前記操作部材が2種類の形態の異なる少なくとも2つの操作部を備え、これらの操作部がスプールの上方の前記側板間に互いに一体回転可能に併設されることを特徴とする。
上記した構成の魚釣用電動リールでは、リール本体に、モータ出力を調整する2種類の形態の異なる操作部が少なくとも2つ設けられているため、釣竿とリール本体の保持状態を状況に応じて変化させても、モータ出力の調整を容易に且つ速やかに行うことができる。特に、上記構成では、これらの2種類の操作部がスプールの上方の左右の両側板間に互いに一体回転可能に併設されるため、サミング操作からモータ出力調整操作へのスムーズな移行が可能であるとともに、2種類の操作部を選択的に用いてリール本体を把持する手の指の少ない移動量で(指を側板の外方へ大きく移動させる必要なく)駆動モータの出力調整の複合的な操作を無理なく容易に安定して行なうことが可能になる。
なお、上記構成において、前記操作部は、レバー状操作部とダイヤル状操作部とで構成されることが好ましい。ここで、「ダイヤル状操作部」とは、手の指を当て付けて前後方向に転がすように回転操作可能な操作部のことであり、また、「レバー状操作部」とは、指で摘まむことができる突出部を有する形態を成す操作部のことである。
本発明によれば、リール本体を把持する手の指の少ない移動量で駆動モータの出力調整の複合的な操作を無理なく容易に行なえる魚釣用電動リールが得られる。
本発明の第1の実施形態に係る魚釣用電動リールの平面図。 図1に示した魚釣用電動リールをハンドル側から見た側面図。 図1に示した魚釣用電動リールを後方側から見た後面図。 図1に示した魚釣用電動リールの内部機構を部分的に示した平面図。 図1に示した魚釣用電動リールの内部駆動機構を側方から見た概略図。 制御ケースおよび操作部材の中央位置における断面図。 図4のA−A線に沿う断面図。 操作部材の斜視図。 操作部材の正面図。 釣竿と共にリール本体を反ハンドル側から左手で把持した状態でその左手の親指をレバー状操作部に載置した状態を示す平面図。 釣竿と共にリール本体を反ハンドル側から左手で把持した状態でその左手の親指を左側のダイヤル状操作部に載置した状態を示す平面図。 釣竿と共にリール本体をハンドル側から右手で把持した状態でその右手の親指を右側のダイヤル状操作部に載置した状態を示す平面図。 左手で釣竿と共にリール本体を把持しながらレバー状操作部を操作し、右手で釣竿を握持している状態を示す図。 左手で釣竿と共にリール本体を把持しながらその左手の親指で左側のダイヤル状操作部を操作し、右手で釣竿を握持している状態を示す平面図。 右手で釣竿と共にリール本体を把持しながらその右手の親指で右側のダイヤル状操作部を操作し、左手で釣竿を握持している状態を示す平面図。 親指の腹で左右のダイヤル状操作部の一方を操作している状態を示す側面図。 レバー状操作部を指で摘まんで操作している状態を示す側面図。 本発明の第2の実施形態に係る魚釣用電動リールの平面図。 本発明の第3の実施形態に係る魚釣用電動リールの平面図。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る魚釣用電動リールの実施形態について説明する。
図1から図9は本発明に係る魚釣用電動リールの第1の実施形態を示す図であり、図1は平面図、図2はハンドル側から見た側面図、図3は後方側から見た後面図、図4は内部機構を部分的に示した平面図、図5は内部駆動機構を側方から見た概略図、図6は制御ケースおよび操作部材の中央位置における断面図、図7は図4のA−A線に沿う断面図、図8は操作部材の斜視図、そして、図9は操作部材の正面図である。
なお、以下の説明において、前後方向、左右方向、上下方向は、図1および図2に記載の方向と定義する。
図1に示すように、第1の実施形態に係る魚釣用電動リールは、左右のフレーム3a,3bに左右カバー4a,4bを取着して構成される左右側板5A,5Bを具備したリール本体5を有している。リール本体5を構成する一方の側板(右側板5B)側には、巻取り操作される手動ハンドル6が設けられており、左右側板5A,5B間には、釣糸が巻回されるスプール7が、回転軸であるスプール軸7a(図7参照)を中心に回転可能に支持されている。また、左右のフレーム3a,3b間には、リール本体を釣竿R(図10〜図17参照)に装着するためのリール脚5aが形成されている。
本実施形態では、スプール7の前方側における左右側板5A,5B間に駆動モータ8を保持しており、スプール7は、手動ハンドル6の巻取り操作および駆動モータ8の回転駆動によって、動力伝達機構10を介して釣糸巻取り方向に回転駆動される。
駆動モータ8については、スプール7の内部に設置する構成であっても良いが、本実施形態のように、スプール7の前方に設置することで、スプール7の糸巻き量を確保しつつ、リール本体5を可及的にコンパクト化することが可能となる。なお、本発明は、ある程度の大きな魚がヒットしたときに、一方の手でリール本体5を把持し、他方の手でリール本体5前方の釣竿を握持しながら操作部材(後述する)を安定して操作することができ(後述する)、かつ、操作部材に指で摘んで安定した操作が行えるレバー状操作部を有する構造(後述する)であることから、そのような操作部材は、比較的大きな魚釣用電動リールに適用することもできる。具体的には、本発明に関する操作部材は、PEライン5号を300m以上巻回できるスプールを備えた中型以上の比較的幅が大きい魚釣用電動リールに適用することもできる。
動力伝達機構10については、駆動モータ8の回転駆動力を減速してスプール7側に伝達する機能(減速機構12および伝達ベルト13(図4参照)などによって果たされる)、駆動モータ8が回転駆動しても手動ハンドル6を連れ回しさせない機能や手動ハンドル6の逆回転を防止する機能(ラチェット14を含む)などを備えた公知のものによって構成することが可能である。また、そのような動力伝達機構10については、左側板5A側に配設されていても良いし、右側板5B側に配設されていても良く、あるいは、左右側板それぞれに振り分けて配設されていても良い。なお、図4において、符号16は、ハンドル6に結合されたハンドル軸、符号18は、ハンドル軸16に回転可能に支持されたドライブギヤ、符号20は、ドライブギヤ18に噛合するピニオンであり、これらは前述した動力伝達機構10を構成する。また、図中、符号21は、魚釣時にスプール7から釣糸が繰り出された際にスプール7の回転にドラグ力を付与する公知のドラグ機構であり、リール本体5とハンドル6との間には、ドラグ機構21によるドラグ力の調整を行なうための星型のドラグ調整ノブ(スタードラグ)22が設けられている。
スプール7の前方の左右側板5A,5B間には、スプール7に対して均等に釣糸を巻回する機能を備えた公知のレベルワインド機構23(図5参照)が設置されている。また、リール本体5を構成する左右側板5A,5B間のスプール7の上方には、駆動モータ8を制御する制御部100(制御基板100A,100Bを有する)を収容した箱型の制御ケース102が配設されている。本実施形態の制御ケース102は、リール本体5を構成する左右側板5A,5Bの表面と面一状になるように構成されている。
制御ケース102に収容される制御部100は、魚釣用電動リールの動作を制御するCPU(Central Processing Unit)、糸長を計測したり、駆動モータの出力を可変制御するための各種プログラムや設定情報などを記憶したROM(Read Only Memory)、一時記憶領域としてのRAM(Random Access Memory)等を実装した制御基板(マイクロコンピュータ)および各種駆動回路を実装した回路基板を備えており、制御基板は、各作動要素との間で信号の送受信がなされ、動作を制御する。なお、本実施形態の制御部100は、図6に示すように、制御基板100A、および回路基板100Bを上下方向に配置することによって構成されているが、これらを1枚の基板で構成しても良い。
リール本体5内には、ピニオン20を軸方向に移動させてスプール7を釣糸巻き取り状態/フリー回転状態に切り換える公知のクラッチ機構30(図5参照)が配設されている。このクラッチ機構30は、動力伝達機構10に介在されて手動ハンドル6および駆動モータ8からの動力伝達を継脱する機能を備えており、本実施形態では、右側板5B側に設置されている。このクラッチ機構30を構成するクラッチプレート31には、動力伝達をON状態からOFF状態に切り換えるクラッチOFF切換部材32と、動力伝達をOFF状態からON状態に切り換えるクラッチON切換部材33が係合している。
本実施形態におけるクラッチOFF切換部材32は、クラッチOFF操作の後にスプール7のサミング操作へと速やかに移行できるように、スプール7の後方側の左右側板5A,5B間に橋設された構成となっており、図5に示す状態から、その表面となる操作部32aに親指を載置して下方に押し下げ操作することで、クラッチ機構30をON状態からOFF状態に切り換えるよう構成されている。このクラッチOFF切換部材32は、前記クラッチプレート31に係合する振り分け保持バネ35によって、図5に示すクラッチON位置とクラッチOFF位置(図示せず)との間で振り分け保持される。
また、本実施形態におけるクラッチON切換部材33は、右側板5B側に設置されており、振り分け保持バネ35によってクラッチON位置とクラッチOFF位置との間で揺動可能となるよう振り分け保持されている。この場合、クラッチON切換部材33は、クラッチON状態では、図2、図5に示すように、右側板5Bの表面と略面一状となり、クラッチOFF状態では、右側板5Bの表面から突出するようになっている。このクラッチON切換部材33は、スプール7に巻回された釣糸に対して親指の腹部でサミング操作している状態から容易にON操作できるように(左手操作の場合、左側板の後端側を支点として親指が届き易いように)、巻回されている釣糸の側方でやや後方側に設置されていることが好ましい。
なお、クラッチON切換部材33は、上記のように揺動される機械式以外にも、電気式(例えば、ソレノイドを利用したもの)で構成されていても良い。また、クラッチOFF切換部材32と一体部材で構成されていても良い。
リール本体5には、駆動モータ8に対して電力を供給するための給電部38が設けられている。この給電部38は、左側板5Aの前方側の下面領域に形成されており、この給電部38に対しては、着脱可能な携帯バッテリ(図示せず)を装着したり、あるいは、足元に置いたバッテリや釣り船に設置されている電源部から電力供給される給電コード38a(図16および図17参照)が装着される。
制御ケース102は、図7に示すように、スプール7に対して上方で、その回転軸(この回転軸としては、本実施形態ではスプール7の外側に駆動モータ8が配置されているためスプール軸7aが該当するが、スプール7の内部に駆動モータ8が配置される別の形態ではスプール軸7aが存在しないためモータ8の回転軸が該当する)近傍からレベルワインド機構23および駆動モータ8を覆うような大きさを備えている。
また、制御ケース102の後方部分には、駆動モータ8の出力を調整する操作部材40が配置されている。本実施形態の操作部材40は、スプール7の上方の左右側板5A,5B間に支軸41によって回転可能に支持されており、操作部材40は、制御ケース102の後端縁102a(図6参照)に沿って配設されている。また、支軸41は、スプール軸7aと略平行に配設されており、これにより操作部材40は、スプール側にも露出した状態となり、前後方向(図1に示す平面視)に加え、上下方向(図3に示す後面視)に向けて回転操作できるように構成されている。なお、操作部材40については、制御ケース102の後端縁102aに前方に向けて凹陥部を形成しておき、制御ケースに対して回転可能に支持する構成であっても良い。
操作部材40は、左右側板5A,5B間に支持された状態で、サミング操作からクラッチON操作を介したモータ出力調整操作へのスムーズな移行を可能にするためにスプール7の上方に配置されており、その中央領域に平面状のレバー状操作部42を備える。また、このレバー状操作部42の少なくとも一方の側部(本実施形態では、両側部)には、操作部42に指(親指)を載置した際にその指が当て付くように段差部43が設けられる。
レバー状操作部42は、板状に形成されて表面が平坦状になっており、親指の腹部を載せることができる程度の大きさ(段差部43,43間の幅Wが12〜30mm程度;図9参照)に形成されている。また、段差部43は、操作部42に指を載置した際に、指の軸方向の移動を規制するものであれば良く、本実施形態では、レバー状操作部42の両側に、レバー状操作部42の表面に対して高くなる段差を生じさせる略円筒状のダイヤル状(いわゆるジョグダイヤル状)操作部45を一体形成することで構成されている。具体的には、段差部の厚さT(図6参照)については、1〜6mm程度にすることが好ましく、これにより、レバー状操作部42に載置した指の座りを安定させることが可能となる。
このように、本実施形態の操作部材40は、レバー状操作部42とダイヤル状操作部45とを有し、これらの両操作部42,45が側板間5A,5Bに互いに一体回転可能に併設されている。特に、この第1の実施形態では、レバー状操作部42とダイヤル状操作部45とが左右方向に並んで併設されている(レバー状操作部42の左右両側にそれぞれダイヤル状操作部45,45が併設されている)。
レバー状操作部42の両側に形成される略円筒状のダイヤル状操作部45は、その表面に親指を当て付けて前後方向に転がすように回転操作可能な機能を備えている。ダイヤル状操作部45の軸方向長さL(図9参照)は、親指を下方側から(スプール7の表面から)当て付けて容易に上下方向に回転操作したり、上方側から押え付けて、容易に前後方向に回転操作できるように、3〜15mm程度あることが好ましい。また、このような構成では、ダイヤル状操作部45の表面に、周方向に亘って連続する凹凸45a等を形成しておくことが好ましく、これにより、当て付けた指を滑らせることなく、回転操作を容易かつ安定して行なうことが可能となる。
レバー状操作部42は、単に平坦面として構成しても良いが、図8および図9に示すように、指を載置した際、その座りが安定するように、表面に凹部42aを形成しておくことが好ましい。このため、凹部の周囲42bは盛り上がった状態となり、凹部42aに指を載置すると、腹部が安定し、操作性の向上が図れるようになる。また、凹部42aの表面には、滑りを抑制して操作性を向上するための手段、例えば、図に示すように、支軸41方向に沿った複数の突起42cを形成したり、高摩擦部材等(図示せず)を被着しておくことが好ましい。これにより、表面での滑りを抑制し安定した操作を行なうことが可能となる。さらに、周囲42bの縁部42b’については、断面視で湾曲面としておくことが好ましい。すなわち、このような湾曲面としておくことで、凹部42aに載置している指を後方にずらし操作部42を押し上げ操作する際の指の当たりが良くなり、操作性が向上する。
また、レバー状操作部42は、図6および図7に示すように、駆動モータ8の出力がゼロのとき、制御ケース102の表面と略同一方向となるように配設されていることが好ましい。このような配置態様にすることで、駆動モータ8の出力がゼロの状態(魚の当たりを待っている状態)では、親指をそのままレバー状操作部42に載置しておくことができ、サムレストとしての機能を発揮することもできる。
ダイヤル状操作部45は、操作性を考慮して、前述したようにレバー状操作部42の両側に形成しておくことが好ましく、レバー状操作部42については、ダイヤル状操作部45の表面から径方向外方に突出するような大きさに形成しておくことが好ましい。これにより、レバー状操作部42を指で容易に摘み易くなるとともに、スプール7のサミング操作からクラッチON操作を介したレバー状操作部42の押し上げ操作への移行がし易くなり(レバー状操作部42の押し上げ操作が容易になり)、また、レバー状操作部42の視認性も良好になる。また、レバー状操作部42は、図9に示すように、先端に移行するに従って軸方向の幅が減少するように構成することで、糸絡みし難くすると共に指の当たりを良くし、回転操作し易くすることができる。さらに、レバー状操作部42の高さH(支軸41の中心から先端縁までの高さ;図9参照)については、10〜20mm程度に設定しておくことが好ましい。これは、10mm以上あれば、駆動モータ8の速度がゼロからMAX手前まで容易に摘めることができ、かつ、図13〜図15に示されるように、速度MAX(最も倒したとき)にしたときでも容易に摘むことが可能であり、20mm以下に設定しておくことで、スプール7のサミング操作からクラッチON操作を介したレバー状操作部42の押し上げ操作へのスムーズな移行を阻害しないようにすることが可能となる。更に、このような寸法設定により、糸絡みを防止できるとともに、不用意な動作による意図しない巻き上げを防止でき、また、外部衝撃等での破損の虞も回避できる。
上記した構成において、ダイヤル状操作部45を構成する略円筒状とは、内部が中実であっても良いし、全体或いは部分的に空洞部があるものを含む概念である。また、その外形状については、正確な円筒形状は勿論、図に示すような凹凸45aが形成されていたり、指を押し付けることが可能な突起部(図示せず)が形成されたものであっても良い。あるいは、軸方向の中間部分が膨出していたり、窪んでいるなど、軸方向に親指の腹部が当接できて回転操作ができるような外形状を備えたものであっても良い。また、回転表面が制御ケース102の表面から突出していても良いし、略面一状にされていても良い。
操作部材40を支持する前記支軸41には、図1に示すように、レバー状操作部42およびダイヤル状操作部45の操作角度を検知する検知手段、具体的には、角度センサ110が設置されており、支軸41の回転位置に応じた操作位置信号を出力する。すなわち、角度センサ110は、レバー状操作部42およびダイヤル状操作部45の操作位置に応じて操作信号を出力し、駆動モータ8の出力は、各操作部42,45の操作位置に応じて調整することが可能となっている。なお、角度センサ110は、それぞれの操作部42,45の操作角度に応じた信号を生成する機能を備えたものであれば良く、例えば、操作部材40の操作量に応じた抵抗値の変化を出力するポテンショメータを備えたもの、磁石を装着して回転位置に応じて磁界の変化を検出するもの、操作量に応じたパルスを生成するエンコーダを備えたものなど、様々な構造のものを適用することが可能である。
支軸41は、スプール7の回転軸(スプール軸7a)と略平行となるように回転可能に支持されており、かつ、操作部材40は、制御ケース102の後端縁に沿って配設されているため、レバー状操作部42およびダイヤル状操作部45は、略前後方向及び上下方向に変位できるようになっている。特に、レバー状操作部42は、段差部43によって窪んだ状態にあるため、レバー状操作部42の表面に親指を当接させた際、親指の位置が大きく横にずれることがなく、リール本体5の重心や給電部38にかかる力(給電コードに引っ張られる力や携帯バッテリの重量負荷などで、釣竿Rの長手軸を中心に回転負荷による力)によるねじれ負荷に対し、操作性が低下することがなくなる。この場合、レバー状操作部42を回転させた際の指(親指)の位置の横方向のずれを考慮すると、上記した略平行の範囲については、スプール7の回転軸に対して±30°の範囲内であれば良い。すなわち、±30°の範囲内であれば、リール本体5を把持した状態で、レバー状操作部42を自由に回転しても、指(親指)の位置が横方向にずれ難くなり、リール本体5を把持保持した際のバランスが悪くなることがない。
上述したように、制御ケース102には、駆動モータ8の駆動を制御する制御部100が収容されており(図6参照)、レバー状操作部42およびダイヤル状操作部45の回転操作量に応じて駆動モータ8の出力を調整するようになっている。この場合、制御部100は、各操作部42,45を前方に向けて回動操作することで、駆動モータ8の出力が上昇するように設定されている。これにより、クラッチOFFにして釣糸を出すこと、および、クラッチONにして釣糸を巻くこと、を頻繁に繰り返す操作(仕掛けにテンションを与えた状態で底だちを取る(海底付近の一般に言う底釣りにおいて、水深に合わせて糸の繰り出し量を調整する)操作)を行なう際、親指をそのまま前方に延ばして、レバー状操作部42やダイヤル状操作部45を押し上げるような操作をする(例えば、クラッチOFF切換部材32を指で操作してそのまま指を斜め前方に延ばしてクラッチON切換部材33を操作し、更に、その指を前方に延ばして操作部45(42)を押し上げ操作する)ことで、釣糸の巻き取り操作が瞬時に行えるようになり、操作性の向上が図れるようになる。
上記したレバー状操作部42およびダイヤル状操作部45の回転操作量と駆動モータ8の出力との関係については任意である。本実施形態では、各操作部42,45の基準位置(図6および図7に示すように、レバー状操作部42が制御ケース102の表面と略面一状になる位置)をモータの出力値ゼロとして、略120°前方に回転操作した際、モータ出力がMaxになるように設定されている。もちろん、各操作部42,45を後方に向けて回転操作した際に、駆動モータ8の出力が上昇するように設定しても良い。
制御ケース102の表面には、繰り出された釣糸の長さ(糸長情報)などを表示する表示部(液晶表示部)120が設けられており、また、その周囲には、各種の情報が設定可能な複数の操作ボタン121a,121bが配設されている。この操作ボタン121a,121bは、例えば、投入した仕掛けを所望の深さで停止させる深さ情報、駆動モータ8の出力の可変範囲を変更する出力範囲設定情報など、釣り人から各種の情報を受け付ける機能を有する。
また、前記フレームには、スプール7に巻回されている釣糸の繰り出し量を検知することが可能な糸長計測装置(図示せず)が配設されている。この糸長計測装置は、スプール7が釣糸の繰り出し/巻き取りで回転駆動された際、例えば、回転部分に装着されたマグネットと、これを検知する磁気センサによって実際の回転量や回転方向を検知し、その検知信号を生成し、制御部100で演算して表示部120に表示させる。
次に、上記した構成の魚釣用電動リールの作用、効果について、図10〜図17を参照して説明する。
上記したように、本実施形態における駆動モータ8の出力を調整する操作部材40は、レバー状操作部42、および、レバー状操作部42の両側にそれぞれ形成された2つのダイヤル状操作部45を備えているため、状況に応じてモータ出力の調整操作が行え、操作性の対応に優れた構成となる。すなわち、手持ち状態、釣竿をロッドキーパに設置した置き竿状態を想定したり、底だちを頻繁に取る操作(クラッチを切って釣糸を出し、クラッチを入れて釣糸を少し巻く操作を繰り返し行なう操作)や、仕掛け回収モード(スプール7の高速巻き取り)を想定した際、状況に応じて、その釣人にとって操作し易い操作部45,45,42を選択して複合的な操作を行なうことが可能となる。
例えば、釣竿Rと共にリール本体5を把持している手持ち状態、あるいは、ロッドキーパに釣竿をセットしている置き竿状態などでは、図10〜図12に示すように、リール本体5を把持している手の親指でレバー状操作部42を操作することができ、あるいは、左右のいずれかのダイヤル状操作部45を選択的に操作することができる。
すなわち、図11は、左手で釣竿Rと共にリール本体5を把持している状態を示しているが、この場合、左手の親指との間の距離が遠い右側のダイヤル状操作部45よりも距離が近い左側のダイヤル状操作部45を操作する方が一般に楽であり自然な場合が多い。特に、幅および重量が比較的大きい中型以上のリールを手持ち状態で操作する場合には、一般に脇(左手で把持する場合には左脇)に竿尻を挟んでリールを手で把持する(場合により、リール本体5を把持する手と反対側の手でリール本体5の前方の釣竿Rを握持する(図14参照))が、その際には、リールを把持する手にリールおよび竿(仕掛けを含む)の両方の重量がかかり、そのため、リールを把持する手の親指を動かせる範囲が制約され、多くの場合、リール把持側に近いダイヤル状操作部45(図11の場合には、左側のダイヤル状操作部45)を操作する方が容易となる(図11の二点鎖線参照)。
無論、釣人の手の大きさによっては、あるいは、状況によっては、リール把持側から遠いダイヤル状操作部45(図11の場合には、右側のダイヤル状操作部45)を操作すること、あるいは、レバー状操作部42を操作する(図10参照)ことも想定できる。また、左手の親指をレバー状操作部42に当て付けてサムレストとしての機能を果たさせてもよい。この場合、レバー状操作部42の両サイドには、段差部43が存在しており、かつ、レバー状操作部42の凹部42aに腹部を位置させておくことができるため、指の左右方向への振れが抑制されて座りが良くなる。特に、このレバー状操作部42は、平面状に形成されているため、手持ち状態および置き竿状態にかかわらず、親指と人差し指で摘まんで操作することができ(特許文献1に開示されているような従来のレバータイプの操作部材と同様な駆動モータの出力調整が行える;図17参照)、例えば、仕掛けをシャクリ上げる操作を繰り返す場合(例えば、イカ釣りのいわゆ電動シャクリの場合)に有益である。
なお、前述したように、重量および幅が比較的大きい中型リールの場合には、それを手持ち状態で操作する際に、リールを把持する手の親指を動かせる範囲が制約されることから、ダイヤル状操作部45の僅かな回転量(操作量)でモータ出力が大きく変化し得るように、ダイヤル状操作部45の外径を小型リールの場合と比べて大きく設定することが好ましい。
一方、図12は、右手で釣竿Rと共にリール本体5を把持している状態を示しているが、この場合、右手の親指との間の距離が遠い左側のダイヤル状操作部45よりも距離が近い右側のダイヤル状操作部45を操作する方が一般に楽であり自然な場合が多い。特に、幅および重量が比較的大きい中型以上のリールを手持ち状態で操作する場合には、前述したように、右脇に竿尻を挟んでリールを右手で把持する(場合により、リール本体5を把持する右手と反対側の左手でリール本体5の前方の釣竿Rを握持する(図15参照))が、その際には、リールを把持する右手にリールおよび竿(仕掛けを含む)の両方の重量がかかり、そのため、リールを把持する右手の親指を動かせる範囲が制約され、多くの場合、リール把持側に近い右側のダイヤル状操作部45を操作する方が容易となる(図12の二点鎖線参照)。
無論、釣人の手の大きさによっては、あるいは、状況によっては、リール把持側から遠い左側のダイヤル状操作部45を操作すること、あるいは、レバー状操作部42を操作することも想定できる。また、右手の親指をレバー状操作部42に当て付けてサムレストとしての機能を果たさせてもよい。
また、一連の複合的な操作としては様々な形態が考えられるが、いずれにしても、2種類の操作部42,45を選択的に用いて指の少ない移動量で複合的な操作を無理なく容易に行なうことができる。特に、リール本体5を把持する手と反対側の手でリール本体5の前方の釣竿Rを握持している状態(図13〜図15参照)では、その握持している手を放すことなく巻き取り操作することができることから、大きい魚が掛かったとき、あるいは、ロッドキーパに釣竿をセットするときに当たりがあったときなど、釣竿Rを握持している手を放すことなく咄嗟に巻き取り操作に移行することができる。
例えば、左手で釣竿Rと共にリール本体5を把持して、例えば左手の親指を左側のダイヤル状操作部45に載置している状態で、仕掛け(錘)を海底へ向けて落として仕掛け(または錘)を所定の棚あるいは海底に位置させる場合には、左側のダイヤル状操作部45に載置している指を後方に僅かにずらしてその指でクラッチOFF切換部材32を押し下げ、そのまま、その指を前方へ僅かにずらすことにより、繰り出されているスプール7上の釣糸を制動するべくサミング操作へ移行できる。そして、最終的に所定の棚または海底に錘が到達した時点で、反対側の右手で(場合により、サミングしている左手の親指を右へ移動させて)クラッチON切換部材33を押し下げてクラッチをONにする。また、例えば左手の親指を左側のダイヤル状操作部45に載置している状態で、魚がヒットした場合には、左側のダイヤル状操作部45に載置している指をそのまま前方へ転がすように動かすだけでスプール7を巻き取り駆動することが可能となる。このような一連の操作を左右の両側板5A,5B間の限られたスペースの中で少ない指の移動量で行えることは、特に、仕掛けにテンションを与えた状態で底だちを取る(海底付近の一般に言う底釣りにおいて、水深に合わせて糸の繰り出し量を調整する)操作を頻繁に繰り返す場合などにおいて有益である。無論、操作部45が両側にあることから、両手を巧みに使って様々な複合操作を行なうことも可能である。
一方、右手で釣竿Rと共にリール本体5を把持して、右手の親指を右側のダイヤル状操作部45に載置している状態で、仕掛け(または錘)を海底へ向けて落として仕掛け(または錘)を所定の棚あるいは海底に位置させる場合にも、右側のダイヤル状操作部45に載置している指を後方に僅かにずらしてその指でクラッチOFF切換部材32を押し下げ、そのまま、その指を前方へ僅かにずらすことにより、繰り出されているスプール上の釣糸を制動するべくサミング操作へ移行すればよい。そして、最終的に所定の棚または海底に錘が到達した時点で、サミングしている右手の親指を前方へ移動させてクラッチON切換部材33を押し下げてクラッチをONにする。この場合、反対側の左手でクラッチON切換部材33を操作せずに済むため有益である。無論、左右両側にクラッチON切換部材33が設置されていれば、左手でも右手と同様な操作が可能になり(両手を使わずに片手で一連の全ての操作を完了でき)便利である。また、右手の親指を右側のダイヤル状操作部45に載置している状態で、魚がヒットした場合には、右側のダイヤル状操作部45に載置している指をそのまま前方へ転がすように動かすだけでスプールを巻き取り駆動することが可能となる。
また、釣人の手の大きさによっては、あるいは、状況によっては、前述したように、レバー状操作部42をサムレストとして使用してもよく、その場合には、レバー状操作部42に載せている指を左右のいずれかにずらして、ダイヤル状操作部45に当て付け、そのまま回転操作すること(あるいは、ダイヤル状操作部45に載せている指を左右のいずれかにずらして、レバー状操作部42に当て付け、そのまま回転操作すること)も可能である。すなわち、一方の手でリール本体5を把持しながらスプール7の巻き取り操作をするに際しては、釣人の好みにより、レバー状操作部42を押し上げるように操作したり、ダイヤル状操作部45を転がすように操作することもでき、操作性の向上が図ることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、リール本体5に、モータ出力を調整する2種類(レバー状およびダイヤル状)の操作部42,45,45が設けられているため、釣竿Rとリール本体5の保持状態を状況に応じて変化させても、モータ出力の調整を容易に且つ速やかに行うことができる。特に、本実施形態では、これらの2種類の操作部42,45がスプール7上方の左右の両側板5A,5B間に互いに一体回転可能に併設されるため、リール本体5を把持する手の指の少ない移動量で(指を側板の5A,5B外方へ大きく移動させる必要なく)前述したような駆動モータの出力調整の複合的な操作を無理なく容易に安定して行なうことが可能になる。
図18は、本発明の第2の実施形態に係る魚釣用電動リールを示している。図示のように、本実施形態の魚釣用電動リールは、操作部材40の形態が前述した第1の実施形態と異なる。すなわち、本実施形態では、操作部材40の左側にダイヤル状操作部45Aが位置され、このダイヤル状操作部45Aに隣接して右側にダイヤル状操作部45Aと一体回転可能にレバー状操作部42Aが位置されている。つまり、本実施形態でも、レバー状操作部42Aとダイヤル状操作部45Aとが左右方向に並んで併設されるが、第1の実施形態ではダイヤル状操作部45が左右両側に設けられていたのに対し、本実施形態ではダイヤル状操作部45Aが左側に1つだけ設けられる。この場合、本実施形態のダイヤル状操作部45Aの軸方向寸法は第1の実施形態のダイヤル状操作部45の軸方向寸法よりも長く設定され、また、本実施形態のレバー状操作部42Aの軸方向寸法は第1の実施形態のレバー状操作部42の軸方向寸法よりも短く設定されている。なお、それ以外の構成は第1の実施形態と同一である。
このような構成においても、2種類の操作部42A,45Aがスプール7上方の左右の両側板5A,5B間に互いに一体回転可能に併設されるため、リール本体5を把持する手の指の少ない移動量で(指を側板の5A,5B外方へ大きく移動させる必要なく)前述したような駆動モータの出力調整の複合的な操作を無理なく容易に安定して行なうことが可能になる。なお、この第2の実施形態では、ダイヤル状操作部45Aの位置とレバー状操作部42Aの位置とが左右逆になっていてもよい。
図19は、本発明の第3の実施形態に係る魚釣用電動リールを示している。図示のように、本実施形態の魚釣用電動リールも、操作部材40の形態が前述した第1の実施形態と異なる。すなわち、本実施形態では、操作部材40の軸方向にわたって所定の長さでダイヤル状操作部45Bが延び(操作部材40の軸方向の半分以上の部位をダイヤル状操作部45Bが占める)、このダイヤル状操作部45Bの両端から操作部材40の軸方向に対して略垂直に前方向に向かって半円リング状にレバー状操作部42Bが一体に延びている(レバー状操作部42Bとダイヤル状操作部45Bとが互いに一体回転可能にリールの前後方向で併設されている)。なお、それ以外の構成は第1の実施形態と同一である。
このような構成においても、2種類の操作部42B,45Bがスプール7上方の左右の両側板5A,5B間に互いに一体回転可能に併設されるため、リール本体5を把持する手の指の少ない移動量で(指を側板の5A,5B外方へ大きく移動させる必要なく)前述したような駆動モータの出力調整の複合的な操作を無理なく容易に安定して行なうことが可能になる。なお、この第3の実施形態では、ダイヤル状操作部45Bの両端から操作部材40の軸方向に対して略垂直に後方向に向かって半円リング状にレバー状操作部42Bが一体に延びてもよい。また、レバー状操作部42Bは、ダイヤル状操作部45Bの前後方向の回転操作に支障のない範囲であればリング状に限定されず、例えば半円形の板状体を成していても構わない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、駆動モータの出力を調整する操作部材がレバー状操作部とダイヤル状操作部とを有し、これらの両操作部が側板間に互いに一体回転可能に併設されていれば良く、その操作部材(操作部)の設置位置、設置方法、および操作方向など、適宜変形することが可能である。
5 リール本体
5A,5B 左右側板
6 手動ハンドル
7 スプール
8 駆動モータ
40 操作部材
42 レバー状操作部
45 ダイヤル状操作部

Claims (4)

  1. リール本体の左右の側板間に設けられ、釣糸が巻回されるスプールと、
    前記リール本体に設けられ、前記スプールを回転駆動する駆動モータと、
    前記駆動モータの出力を調整するための操作部材と、
    を有する魚釣用電動リールであって、
    前記操作部材が2種類の形態の異なる少なくとも2つの操作部を備え、これらの操作部がスプールの上方の前記側板間に互いに一体回転可能に併設されることを特徴とする魚釣用電動リール。
  2. 前記操作部がレバー状操作部とダイヤル状操作部とで構成されることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用電動リール。
  3. 前記レバー状操作部と前記ダイヤル状操作部とが左右方向に併設されることを特徴とする請求項2に記載の魚釣用電動リール。
  4. 前記操作部材が前記スプールの幅寸法範囲内に位置されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の魚釣用電動リール。
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