JP2016152089A - 分岐付ケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量化が可能であって既存の設備に作業性よく接続できる分岐付ケーブルを実現する。
【解決手段】幹線ケーブル150と支線ケーブル110とを備えた分岐付ケーブル100は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる導体51,11を有する第1幹線ケーブル50と第1支線ケーブル10がケーブルの大部分を占めており、その第1幹線ケーブル50と第1支線ケーブル10の端部に、銅又は銅合金からなる導体62,21を有する第2幹線ケーブル60と第2支線ケーブル20がそれぞれ接続されているので、導体全体が銅もしくは銅合金であった従来の分岐付ケーブルに比べて軽量化と低コスト化を図ることができるとともに、既存の分電盤や電源設備に分岐付ケーブル100を電気的に接続する場合に異種金属接触腐食が問題とならずに好適に接続することが可能になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、分岐付ケーブルに関する。
マンションやオフィスビルなどの中高層ビルに電力を供給するケーブルとして、分岐付ケーブルが知られている。分岐付ケーブルは、幹線ケーブルと、幹線ケーブルから分岐された複数の支線ケーブルとを有している(例えば、特許文献1参照。)。
中高層ビルに敷設された分岐付ケーブルの幹線ケーブルは、その上端部が最上階付近に固定されて鉛直向きに懸架され、その途中部分が中途の階に適宜支持固定されており、各支線ケーブルが各階に引き込まれて分電盤に接続されている。
そして、近年のビルの中高層化に伴い、中高層ビルの受電容量が大容量化している。それに応じて分岐付ケーブルのサイズも大型化し、ケーブルの重量が増大する傾向にある。そのため、分岐付ケーブルを吊り上げてビル内に敷設する施工コストも増大する傾向にある。
従来、分岐付ケーブルの導体には銅もしくは銅合金が広く使用されているが、軽量化を目的として分岐付ケーブルの導体にアルミニウムもしくはアルミニウム合金を使用することが検討されている。
一方、現在広く普及している分電盤は、銅導体との接続を前提に設計されているため、アルミニウム導体を接続する場合には異種金属接触腐食が問題となる。つまり、その接続箇所に結露が生じるなどして水分が介在してしまうと、アルミニウム導体が損傷してしまうので、分電盤での結露・湿気対策が必要になる。
また、アルミ電線を、例えば銅ブスバーに接続するために用いるアルミ端子が知られている(例えば、特許文献2,非特許文献1参照。)。
このアルミ端子は、アルミ電線と銅ブスバーとの接続箇所での異種金属接触腐食の発生を防ぐ機能を有している。
特開2005−100878号公報 特開2012−160318号公報
古河電工 銅厚めっきアルミ端子カタログ、[平成26年10月30日検索]、インターネット<URL:http://www.furukawa.co.jp/tukuru/pdf/aluminum-tanshi_d321.pdf>
しかしながら、既存の分電盤に全く結露を生じさせない湿気対策を講じることが困難なことがある。その場合に、異種金属接触腐食によって損傷してしまったアルミニウム導体の接触抵抗が増大することで、その接続箇所で発熱する虞がある。
また、上記特許文献1,非特許文献1のアルミ端子は、通常の端子に比べて高価であり、コストの増大を招いてしまうので、その使用は控えたいということがある。
また、アルミニウムは銅よりも低コストというメリットがあるものの、アルミニウム導体は銅導体に比べて曲げづらいので、接続箇所に取り付ける作業性が悪化してしまうことがある。
さらに、低圧幹線や配電盤等に用いられるケーブルは、狭い場所や機器が密集した場所での配線作業が多く、人手による曲げや、曲げを維持した状態で端末処理を実施しなければならないことがある。特に、ケーブルが太くなると曲げづらくなるだけでなく重くなるので取り回しづらくなり、それが作業者の負担となって作業性が悪化する。
本発明の目的は、軽量化が可能であって既存の設備に作業性よく接続できる分岐付ケーブルを提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
幹線ケーブルと、前記幹線ケーブルに分岐接続された複数の支線ケーブルとを備えている分岐付ケーブルであって、
前記幹線ケーブルは、主たる第1幹線ケーブルと、電源に電気的に接続するために前記第1幹線ケーブルの一方の端部に接続された第2幹線ケーブルとを有しており、
前記支線ケーブルは、前記第1幹線ケーブルに接続されており、
前記第1幹線ケーブルの導体の材料がアルミニウム又はアルミニウム合金であり、前記第2幹線ケーブルと前記支線ケーブルの導体の材料が銅、銅合金、銀又は銀合金のいずれかであることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、
幹線ケーブルと、前記幹線ケーブルに分岐接続された複数の支線ケーブルとを備えている分岐付ケーブルであって、
前記幹線ケーブルは、主たる第1幹線ケーブルと、電源に電気的に接続するために前記第1幹線ケーブルの一方の端部に接続された第2幹線ケーブルとを有しており、
前記支線ケーブルは、前記第1幹線ケーブルに接続されており、
前記第1幹線ケーブルの導体の材料がアルミニウム又はアルミニウム合金であり、前記第2幹線ケーブルと前記支線ケーブルの導体の表面が、銅、銅合金、銀、銀合金、錫又は錫合金のいずれかからなる被覆層で覆われていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の分岐付ケーブルにおいて、
前記第1幹線ケーブルの導体と前記第2幹線ケーブルの導体および前記支線ケーブルの導体は、それぞれ複数の素線を撚り合わせてなり、
前記第1幹線ケーブルの導体を構成する素線よりも、前記第2幹線ケーブルの導体を構成する素線の方が細く、前記第1幹線ケーブルの導体を構成する素線よりも、前記支線ケーブルの導体を構成する素線の方が細いことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、
幹線ケーブルと、前記幹線ケーブルに分岐接続された複数の支線ケーブルとを備えている分岐付ケーブルであって、
前記幹線ケーブルは、主たる第1幹線ケーブルと、電源に電気的に接続するために前記第1幹線ケーブルの一方の端部に接続された第2幹線ケーブルとを有しており、
前記支線ケーブルは、一端部が前記第1幹線ケーブルに接続された第1支線ケーブルと、既存の設備に電気的に接続するために前記第1支線ケーブルの他端部に接続された第2支線ケーブルと、を有しており、
前記第1幹線ケーブルと前記第1支線ケーブルの導体の材料がアルミニウム又はアルミニウム合金であり、前記第2幹線ケーブルと前記第2支線ケーブルの導体の材料が銅、銅合金、銀又は銀合金のいずれかであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、
幹線ケーブルと、前記幹線ケーブルに分岐接続された複数の支線ケーブルとを備えている分岐付ケーブルであって、
前記幹線ケーブルは、主たる第1幹線ケーブルと、電源に電気的に接続するために前記第1幹線ケーブルの一方の端部に接続された第2幹線ケーブルとを有しており、
前記支線ケーブルは、一端部が前記第1幹線ケーブルに接続された第1支線ケーブルと、既存の設備に電気的に接続するために前記第1支線ケーブルの他端部に接続された第2支線ケーブルと、を有しており、
前記第1幹線ケーブルと前記第1支線ケーブルの導体の材料がアルミニウム又はアルミニウム合金であり、前記第2幹線ケーブルと前記第2支線ケーブルの導体の表面が、銅、銅合金、銀、銀合金、錫又は錫合金のいずれかからなる被覆層で覆われていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の分岐付ケーブルにおいて、
前記第1幹線ケーブルの導体と前記第2幹線ケーブルの導体は、それぞれ複数の素線を撚り合わせてなり、
前記第1幹線ケーブルの導体を構成する素線よりも、前記第2幹線ケーブルの導体を構成する素線の方が細いことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項4〜6の何れか一項に記載の分岐付ケーブルにおいて、
前記第1支線ケーブルの導体と前記第2支線ケーブルの導体は、それぞれ複数の素線を撚り合わせてなり、
前記第1支線ケーブルの導体を構成する素線よりも、前記第2支線ケーブルの導体を構成する素線の方が細いことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項4〜7の何れか一項に記載の分岐付ケーブルにおいて、
前記第1幹線ケーブルの導体と前記第2幹線ケーブルの導体、および前記第1支線ケーブルの導体と前記第2支線ケーブルの導体は、それぞれ接続部材を介して接続されており、
前記接続部材の材料は、アルミニウム又はアルミニウム合金、もしくは銅又は銅合金であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の分岐付ケーブルにおいて、
前記接続部材を介して前記第1幹線ケーブルと前記第2幹線ケーブルとを接続した箇所と、前記接続部材を介して前記第1支線ケーブルと前記第2支線ケーブルとを接続した箇所を、絶縁性の材料で被覆した絶縁被覆部を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9の何れか一項に記載の分岐付ケーブルにおいて、
当該分岐付ケーブルは、前記幹線ケーブルと前記支線ケーブルとが施工現場での布設前に接続されて所定箇所に布設されることを特徴とする。
本発明によれば、軽量化が可能であって既存の設備に作業性よく接続できる分岐付ケーブルが得られる。
本実施形態の分岐付ケーブルを示す外観図である。 分岐付ケーブルにおける幹線ケーブルと支線ケーブルの接続部分を一部断面視して示す側面図である。 分岐付ケーブルの支線ケーブルにおける第1支線ケーブルと第2支線ケーブルの接続部分を一部断面視して示す側面図である。 図3のa−a線における断面図であり、第1支線ケーブルの断面図である。 図3のb−b線における断面図であり、第2支線ケーブルの断面図である。 実施形態2の第2支線ケーブルの断面図(a)(b)である。 実施形態3の第2支線ケーブルの断面図である。 他の実施形態の分岐付ケーブルを示す外観図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る分岐付ケーブルの実施形態について詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
(実施形態1)
図1は、本実施形態の分岐付ケーブル100を示す外観図である。図2は、その分岐付ケーブル100における幹線ケーブル150と支線ケーブル110の接続部分を一部断面視して示す側面図である。図3は、分岐付ケーブル100の支線ケーブル110における第1支線ケーブル10と第2支線ケーブル20の接続部分を一部断面視して示す側面図である。
なお、分岐付ケーブル100の幹線ケーブル150における第1幹線ケーブル50と第2幹線ケーブル60の接続部分は、図3に示した第1支線ケーブル10と第2支線ケーブル20の接続部分と太さが異なるだけで構成は同様のものである。
分岐付ケーブル100は、例えば、図1〜図3に示すように、幹線ケーブル150と、幹線ケーブル150に分岐接続された複数の支線ケーブル110とを備えている。
分岐付ケーブル100は、中高層ビルに電力を供給するためのケーブルであり、例えば、中高層ビルの階数に応じた本数の支線ケーブル110が幹線ケーブル150に接続されている。
この分岐付ケーブル100は、幹線ケーブル150(第1幹線ケーブル50)の上端部に取り付けられた吊り下げ治具100aによって、最上階側の天井1に固定されている。なお、幹線ケーブル150(第1幹線ケーブル50)の途中部分は、各階の壁面などに適宜支持固定されている。
分岐付ケーブル100の幹線ケーブル150は、中高層ビルへ電力を供給する電源に接続するためのケーブルである。
幹線ケーブル150は、主たる第1幹線ケーブル50と、第1幹線ケーブル50の下端部に接続された第2幹線ケーブル60を有している。
第1幹線ケーブル50は、幹線ケーブル150の半分以上を占める長さを有している。実際には、幹線ケーブル150の大部分(例えば、90%以上)を占める長さを有している。
この第1幹線ケーブル50の導体51の材料には、アルミニウム又はアルミニウム合金が用いられている。
導体51は、複数の素線が撚り合わされてなる。例えば、導体51は、φ2.6mmの素線を19本撚りした断面積が100mmの導体である。この導体51は絶縁材料からなる絶縁層52で覆われている。なお、絶縁層52は図示しないシースにより覆われていてもよい。
第2幹線ケーブル60は、幹線ケーブル150を既存の設備(電源)に電気的に接続するために、第1幹線ケーブル50の下端部に接続されている。
この第2幹線ケーブル60の導体61の材料には、銅又は銅合金が用いられている。
導体61は、複数の素線が撚り合わされてなる。例えば、導体61は、φ2.0mmの素線を19本撚りした断面積が60mmの導体である。この導体61は絶縁材料からなる絶縁層62で覆われている。なお、絶縁層62は図示しないシースにより覆われていてもよい。
ここで、銅の導電率を100とした場合、アルミニウムの導電率は約60であるので、銅製の導体とアルミニウム製の導体とで略同じ通電容量を得るために導体の抵抗を等しくするように、アルミニウム製の導体の断面積に対し、銅製の導体の断面積を約60%にしている。
分岐付ケーブル100の支線ケーブル110は、中高層ビルの各階に引き込んで分電盤に接続するためのケーブルである。
支線ケーブル110は、一端部が第1幹線ケーブル50に接続された第1支線ケーブル10と、第1支線ケーブル10の他端部に接続された第2支線ケーブル20を有している。
第1支線ケーブル10は、支線ケーブル110の半分以上を占める長さを有している。実際には、支線ケーブル110の大部分(例えば、90%以上)を占める長さを有している。
この第1支線ケーブル10の導体11の材料には、アルミニウム又はアルミニウム合金が用いられている。
導体11は、複数の素線が撚り合わされてなる。例えば図4に示すように、導体11は、φ2.0mmの素線を19本撚りした断面積が60mmの導体である。この導体11は絶縁材料からなる絶縁層12で覆われている。なお、絶縁層12は図示しないシースにより覆われていてもよい。
第2支線ケーブル20は、支線ケーブル110を既存の設備(分電盤)に電気的に接続するために、第1支線ケーブル10の他端部に接続されている。
この第2支線ケーブル20の導体21の材料には、銅又は銅合金が用いられている。
導体21は、複数の素線が撚り合わされてなる。例えば図5に示すように、導体21は、φ2.6mmの素線を7本撚りした断面積が38mmの導体である。この導体21は絶縁材料からなる絶縁層22で覆われている。なお、絶縁層22は図示しないシースにより覆われていてもよい。
ここで、銅の導電率を100とした場合、アルミニウムの導電率は約60であるので、銅製の導体とアルミニウム製の導体とで略同じ通電容量を得るために導体の抵抗を等しくするように、アルミニウム製の導体の断面積に対し、銅製の導体の断面積を約60%にしている。
図2に示すように、第1支線ケーブル10の一端側の導体11は、第1幹線ケーブル50の導体51に分岐コネクタ70を介して接続されている。分岐コネクタ70の材料には、アルミニウム又はアルミニウム合金、もしくは銅又は銅合金が用いられている。ここでは、導体11と導体51がアルミニウム又はアルミニウム合金からなるので、分岐コネクタ70は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなることが好ましい。
分岐コネクタ70を介して第1幹線ケーブル50の導体51と第1支線ケーブル10の導体11とを接続した箇所には、ポリエチレンやEPゴムからなるインジェクションモールド80が設けられている。
図3に示すように、第1支線ケーブル10の導体11と第2支線ケーブル20の導体21は、接続部材30を介して接続されている。同様に、第1幹線ケーブル50の導体51と第2幹線ケーブル60の導体61は、接続部材30を介して接続されている。
接続部材30には、例えば導体接続管やコネクタを用いることができる。コネクタとしてはC型コネクタ、T型コネクタなどを用いることができるが特に限定するものではない。
接続部材30の材料には、アルミニウム又はアルミニウム合金、もしくは銅又は銅合金が用いられている。なお、接続部材30は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなることが好ましい。
接続部材30が、アルミニウム又はアルミニウム合金、もしくは銅又は銅合金からなることで、導体11と導体21、および導体51と導体61とを好適に接続することができる。
接続部材30を介して第1支線ケーブル10の導体11と第2支線ケーブル20の導体21とを接続した箇所には、絶縁被覆部40が設けられている。同様に、接続部材30を介して第1幹線ケーブル50の導体51と第2幹線ケーブル60の導体61とを接続した箇所には、絶縁被覆部40が設けられている。
絶縁被覆部40は、絶縁性の材料でケーブルの接続箇所を被覆したものであり、例えば、レジン、モールド、テープ巻き、熱収縮チューブ、常温収縮チューブなどを用いることができる。
この絶縁被覆部40は、ケーブルの接続箇所を保護する機能を有しており、後述するように、その接続箇所に良好な絶縁性や防水性を付与するようになっている。
この分岐付ケーブル100は、施工現場にて第1支線ケーブル10と第2支線ケーブル20を接続したり、第1幹線ケーブル50と第2幹線ケーブル60を接続したりするのではなく、工場などにて予め接続されたものを施工現場に搬入してから布設する。
第1支線ケーブル10と第2支線ケーブル20、また第1幹線ケーブル50と第2幹線ケーブル60を品質管理の行き届いた工場にて接続することによれば、ケーブルの接続箇所に良好な絶縁性や防水性を付与することができる。
具体的には、熟練作業者が工場にて専用工具を用いて第1支線ケーブル10と第2支線ケーブル20、また第1幹線ケーブル50と第2幹線ケーブル60を接続することにより、分岐付ケーブル100の品質が安定する。特に、熟練作業者が温度・湿度が管理された工場内で、導体11,21表面の酸化被膜や導体51,61表面の酸化被膜を除去するブラッシング後に酸化及び腐食を防止するコンパウンドを内面に塗布した接続部材30との接続作業を所定の時間内に終えるようにすることで、分岐付ケーブル100の品質がより一層安定する。
また、幹線ケーブル150と支線ケーブル110との接続も同様に工場にて行い、その品質を安定させるようになっている。
なお、分岐付ケーブル100における支線ケーブル110の長さであって第1支線ケーブル10と第2支線ケーブル20の長さや、分岐付ケーブル100における幹線ケーブル150の長さであって第1幹線ケーブル50と第2幹線ケーブル60の長さは、施工現場の中高層ビル毎に、分岐付ケーブル100を配線する経路長に応じて予め調整されている。特に、第2支線ケーブル20は、既存の設備である分電盤に接続する際に切断される余長も見込んで長さ調整されている。また、第2幹線ケーブル20は、電源に接続する際に切断される余長も見込んで長さ調整されている。
このような分岐付ケーブル100であれば、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる導体51を有する第1幹線ケーブル50と、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる導体11を有する第1支線ケーブル10が、分岐付ケーブル100の大部分を占めているので、導体が銅もしくは銅合金であった従来の分岐付ケーブルに比べて、軽量化と低コスト化を図ることができる。
そして、分岐付ケーブル100の幹線ケーブル150の端部に、銅又は銅合金からなる導体61を有する第2幹線ケーブル60が接続されており、分岐付ケーブル100の支線ケーブル110の端部に、銅又は銅合金からなる導体21を有する第2支線ケーブル20が接続されているので、既存の分電盤や電源設備に分岐付ケーブル100を電気的に接続する場合に異種金属接触腐食が問題となることがない。また、第2幹線ケーブル60の導体61の材料と、第2支線ケーブル20の導体21の材料とに銅又は銅合金を用いており、曲げやすい第2幹線ケーブル60や第2支線ケーブル20の取り扱い性がよいので、既存の分電盤や電源設備に作業性よく接続することができる。
つまり、本実施形態の分岐付ケーブル100は、軽量化と低コスト化を図るとともに、既存の設備に作業性よく好適に接続することを可能にした優れたケーブルである。
また、アルミニウムより導電率の高い銅や銀を用いたり、あるいは最近研究が進んでいるカーボンナノチューブ入りの銅合金といった電気容量の高い材料を用いたりすることにより、導体外径を小さくすることができ、接続する機器の大型化を避けることができる。
第2幹線ケーブル60の導体61や、第2支線ケーブル20の導体21の材料に銀又は銀合金を用いる場合、分岐付ケーブル100のうち最低限必要な長さに銀導体を用いるようにすれば、コストアップを抑えることができる。
なお、上記実施形態1では、導体11は、φ2.0mmの素線を19本撚りした断面積が60mmの導体であり、また、導体21は、φ2.6mmの素線を7本撚りした断面積が38mmの導体であるとしたが、これに限定されず、導体11は、φ2.0mmの素線を19本撚りした断面積が60mmの導体であり、また、導体21は、φ2.2mmの素線を9本撚りした断面積が38mmの導体であってもよい。
このように、第2支線ケーブル20の導体21の素線が細いほど、さらに曲げやすくなる。素線を細くするほど第2の電線・ケーブル20の取り扱い性がよくなるので、既存の分電盤や電源設備に作業性よく接続することができる。
(実施形態2)
次に、本発明に係る分岐付ケーブルの実施形態2について説明する。なお、実施形態1と同様の構成については、同符号を付して説明を割愛する。
第1支線ケーブル10の導体11の材料には、アルミニウム又はアルミニウム合金が用いられている。導体11は、図4に示すように、複数の素線11aが撚り合わされてなり、例えば、φ2.0mmの素線を19本撚りした断面積が60mmの導体となっている。
第2支線ケーブル20の導体21の材料には、銅又は銅合金が用いられている。導体21は、図6(a)示すように、複数の素線21aが撚り合わされてなり、例えば、φ1.6mmの素線を19本撚りした断面積が38mmの導体となっている。
第1幹線ケーブル50の導体51の材料には、アルミニウム又はアルミニウム合金が用いられている。導体51は、複数の素線が撚り合わされてなり、例えば、導体51は、φ2.6mmの素線を19本撚りした断面積が100mmの導体となっている。
第2幹線ケーブル60の導体61の材料には、銅又は銅合金が用いられている。導体61は、複数の素線が撚り合わされてなり、例えば、導体61は、φ2.0mmの素線を19本撚りした断面積が60mmの導体となっている。
なお、第1幹線ケーブル50と第2幹線ケーブル60の素線は、第1支線ケーブル10と第2支線ケーブル20の素線(11a、21a)と太さが異なるだけで構成は同様であるので、図示は省略する。
このように、第1支線ケーブル10の導体11を構成する素線11aよりも、第2支線ケーブル20の導体21を構成する素線21aの方が細い構造の支線ケーブル110であれば、第1支線ケーブル10よりも第2支線ケーブル20の可撓性が向上する。つまり、第2支線ケーブル20の素線を更に細線構造とすることで、可撓性が向上する。
また、第1幹線ケーブル50の導体51を構成する素線よりも、第2幹線ケーブル60の導体61を構成する素線の方が細い構造の幹線ケーブル150であれば、第1幹線ケーブル50よりも第2幹線ケーブル60の可撓性が向上する。つまり、第2幹線ケーブル60の素線を更に細線構造とすることで、可撓性が向上する。
それにより、第2支線ケーブル20を既存の分電盤に電気的に接続する作業時の取り回し性が向上するので、支線ケーブル110を既存の設備に接続し易くなる。
同様に、第2幹線ケーブル60を既存の電源設備に電気的に接続する作業時の取り回し性が向上するので、幹線ケーブル150を既存の設備に接続し易くなる。
つまり、分岐付ケーブル100を既存の設備に接続し易くなり、その作業効率が上がるようになる。
また、第2支線ケーブル20や第2幹線ケーブル60の素線を更に細くするだけでなく、アルミニウムよりも取り扱い性の良い銅を用いることで、第2支線ケーブル20や第2幹線ケーブル60を既存の分電盤や電源設備に電気的に接続する作業時の取り回し性が向上するので、分岐付ケーブル100を既存の設備に接続し易くなり、その作業効率が上がるようになる。
なお、第2支線ケーブル20の導体21の素線21aは、素線径がφ1.6mmのものに限らない。例えば、断面積38mmの導体の場合、図6(b)に示すように、φ0.45mmの素線21aを34本撚りしたものを一束の子撚り21bとし、その子撚り21bを7本撚り合わせて親撚りとした導体21であってもよい。
また、第2幹線ケーブル60の導体61の素線は、素線径がφ2.0mmのものに限らない。例えば、断面積60mmの導体の場合、素線径がφ1.6mmの素線を30本撚りした導体61や、φ0.45mmの素線を20本撚りしたものを一束の子撚りとし、その子撚りを19本撚り合わせて親撚りとした導体61であってもよい。なお、第2幹線ケーブル60の素線は、第2支線ケーブル20の素線21aと太さが異なるだけで構成は同様であるので、図示は省略する。
こうして導体21を構成する素線21aの径を細くするほど、第2支線ケーブル20の可撓性が一層向上するので、第2支線ケーブル20を既存の分電盤に電気的に接続する作業性がより一層向上する。
また、導体61を構成する素線の径を細くするほど、第2幹線ケーブル60の可撓性が一層向上するので、第2幹線ケーブル60を既存の電源設備に電気的に接続する作業性がより一層向上する。
また、図4に示した第1支線ケーブル10の端部に、図6(a)に示した第2支線ケーブル20を繋ぎ、その第2支線ケーブル20の先にさらに図6(b)に示した第2支線ケーブル20を繋いだ構成の分岐付ケーブル100であってもよい。なお、φ1.6mmの素線を19本撚りした導体21(第2支線ケーブル20、図6(a)参照)と、φ0.45mmの素線21aを34本撚りしたものを一束の子撚り21bとし、その子撚り21bを7本撚り合わせて親撚りとした導体21(第2支線ケーブル20、図6(b)参照)とは、接続部材30を用いて接続すればよい。
このような構成の分岐付ケーブル100であれば、ケーブルの端部ほど導体の素線径が細くなっており、第2支線ケーブル20の可撓性がより一層向上するので、ケーブルの接続作業をより容易に行うことが可能になる。
なお、第1支線ケーブル10(導体11)と、第2支線ケーブル20(導体21)が同じケーブルサイズである場合も、第2支線ケーブル20(導体21)の素線21aの径を細くするほど、第2支線ケーブル20の可撓性が一層向上するので、第2支線ケーブル20を既存の分電盤や電源設備に電気的に接続する作業性がより一層向上する。
同様に、第1幹線ケーブル50(導体51)と、第2幹線ケーブル60(導体61)が同じケーブルサイズである場合も、第2幹線ケーブル60(導体61)の素線61aの径を細くするほど、第2幹線ケーブル60の可撓性が一層向上するので、第2幹線ケーブル60を既存の分電盤や電源設備に電気的に接続する作業性がより一層向上する。
(実施形態3)
次に、本発明に係る分岐付ケーブルの実施形態3について説明する。なお、実施形態1,2と同様の構成については、同符号を付して説明を割愛する。
例えば、第2支線ケーブル20の導体21の材料と第2幹線ケーブル60の導体61の材料とに、銅又は銅合金ではない他の金属材料を用いてもよい。
その場合、銅又は銅合金ではない他の金属材料からなる導体の表面を覆うように、銅又は銅合金からなる被覆層(21d)が設けられる。
具体的には、第2支線ケーブル20の導体21が断面積38mmの導体であって、φ1.6mmの素線21aを19本撚りした導体である場合、例えば、図7に示すように、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる素線本体21cの表面を、銅又は銅合金からなる被覆層21dで覆った素線21aを19本撚りした構成の導体21であればよい。
また、第2幹線ケーブル60の導体61が断面積60mmの導体であって、φ2.0mmの素線を19本撚りした導体である場合、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる素線本体の表面を、銅又は銅合金からなる被覆層で覆った素線を19本撚りした構成の導体61であればよい。なお、第2幹線ケーブル60の素線(素線本体、被覆層)は、第2支線ケーブル20の素線21a(素線本体21c、被覆層21d)と太さが異なるだけで構成は同様であるので、ここでは詳述せず、図示も省略する。
なお、第2支線ケーブル20の導体21の材料にアルミニウム又はアルミニウム合金を用いているので、第1支線ケーブル10導体11の断面積は、第2支線ケーブル20の導体21と同じ38mmであることが好ましい。同様に、第2幹線ケーブル60の導体61の材料にアルミニウム又はアルミニウム合金を用いているので、第1幹線ケーブル50導体51の断面積は、第2幹線ケーブル60の導体61と同じ60mmであることが好ましい。
被覆層21dは、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる素線本体21cの表面に銅めっきを施して形成することができる。
また、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる素線本体21cの表面を、銅又は銅合金からなる被覆層21dで覆った素線21aとして、銅クラッドアルミ線を用いることもできる。
このように、第2支線ケーブル20の導体21の材料にアルミニウム又はアルミニウム合金を用い、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる素線本体21cの表面を、銅又は銅合金からなる被覆層21dで覆った素線21aを複数(ここでは19本)撚り合わせた導体21であれば、例えば、図6(a)に示したような、銅又は銅合金からなる素線21aを複数(19本)撚り合わせた導体21よりも、一層の軽量化と低コスト化を図ることができる。
また、第2支線ケーブル20の導体21(素線21a)の表面は、銅又は銅合金からなる被覆層21dで覆われているので、既存の分電盤に分岐付ケーブル100(支線ケーブル110)を電気的に接続する場合に異種金属接触腐食が問題となることがない。
なお、ここでは被覆層21dの材料に銅又は銅合金が用いたが、被覆層21dの材料に銀又は銀合金、あるいは錫又は錫合金を用いた場合も同様の効果が得られる。
同様に、第2幹線ケーブル60の導体61の材料にアルミニウム又はアルミニウム合金を用い、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる素線本体の表面を、銅又は銅合金からなる被覆層で覆った素線を複数(ここでは19本)撚り合わせた導体61であれば、例えば、銅又は銅合金からなる素線を複数(19本)撚り合わせた導体61よりも、一層の軽量化と低コスト化を図ることができる。
また、第2幹線ケーブル60の導体61の表面は、銅又は銅合金からなる被覆層で覆われているので、既存の電源設備に分岐付ケーブル100(幹線ケーブル150)を電気的に接続する場合に異種金属接触腐食が問題となることがない。
なお、ここでは被覆層の材料に銅又は銅合金が用いたが、被覆層の材料に銀又は銀合金、あるいは錫又は錫合金を用いた場合も同様の効果が得られる。
また、実施形態2と同様に、第2支線ケーブル20や第2幹線ケーブル60を同じケーブルサイズのまま、導体を構成する素線の径を細くすることで、可撓性が一層向上するので、第2の電線・ケーブルを分電盤や電源設備に電気的に接続.する作業性がより一層向上する。
以上のように、本実施形態の分岐付ケーブル100は、主たる第1支線ケーブル10の導体11と、主たる第1幹線ケーブル50の導体51とがアルミニウム又はアルミニウム合金からなるので、従来のケーブルに比べて、軽量化と低コスト化を図ることができる。
さらに、第1支線ケーブル10の端部に接続されている第2支線ケーブル20と、第1幹線ケーブル50の端部に接続されている第2幹線ケーブル60とは、銅又は銅合金からなる導体21,61、又はその表面が銅又は銅合金からなる被覆層21dで覆われた導体21,61を備えているので、既存の分電盤や電源設備に電気的に接続した場合に異種金属接触腐食が問題となることがない。また、第1支線ケーブル10の端部に接続されている第2支線ケーブル20と、第1幹線ケーブル50の端部に接続されている第2幹線ケーブル60が、銀又は銀合金からなる導体21,61、又はその表面が銀又は銀合金あるいは錫又は錫合金からなる被覆層(21d)で覆われた導体21,61を備えている場合も、既存の分電盤や電源設備に電気的に接続した場合に異種金属接触腐食が問題となることがない。
このような分岐付ケーブル100であれば、軽量化を図るとともに、既存の設備に作業性よく好適に接続することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、図8に示すように、支線ケーブル110全体が上記第2支線ケーブル20である分岐付ケーブル100であってもよい。
この分岐付ケーブル100は、幹線ケーブル150と、幹線ケーブル150に分岐接続された複数の第2支線ケーブル20(支線ケーブル110)を備えている。
支線ケーブルとしての第2支線ケーブル20の導体21の材料に銅又は銅合金が用いられている分岐付ケーブル100であれば、第2支線ケーブル20を既存の分電盤に電気的に接続した場合に異種金属接触腐食が問題となることがない。
また、分岐付ケーブル100における幹線ケーブル150は、主たる第1幹線ケーブル50と、その下端部に接続された第2幹線ケーブル60を有しているので、上述したように軽量化と低コスト化に寄与している。しかも、幹線ケーブル150は支線ケーブル110よりも太いケーブルであり、幹線ケーブル150の総延長は支線ケーブル110の総延長と同等あるいはそれ以上であるので、幹線ケーブル150の軽量化と低コスト化を図ることで、分岐付ケーブル100の軽量化と低コスト化を図ることが可能になっている。
特に、幹線ケーブル150は天井1に吊られるケーブルであるので、その軽量化を図ることは施工手順や施工コストの観点からも好ましい。
なお、第2支線ケーブル20(支線ケーブル110)の導体21の構成は任意であり、例えば、φ2.6mmの素線21aを7本撚りした導体21であっても、φ1.6mmの素線を19本撚りした導体21であってもよい。また、φ0.45mmの素線21aを34本撚りしたものを一束の子撚り21bとし、その子撚り21bを7本撚り合わせて親撚りとした導体21であってもよい。
また、上記実施形態3のように、銅又は銅合金ではない他の金属材料からなる導体の表面を覆うように、銅又は銅合金からなる被覆層21dを設けた第2支線ケーブル20(支線ケーブル110)でもよい。例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる素線本体21cの表面を、銅又は銅合金からなる被覆層21dで覆った素線21aを19本撚りした構成の導体21を備えた第2支線ケーブル20を支線ケーブルとして用いることができる。
(変形例)
以下に、分岐付ケーブル100の変形例について説明する。なお、実施形態1〜3と同様の構成については、同符号を付して説明を割愛する。
(変形例1)
主たる第1支線ケーブル10の導体11の材料に銅又は銅合金を用いるとともに、第2支線ケーブル20の導体21の材料に銅又は銅合金を用いた支線ケーブル110(分岐付ケーブル100)において、第1支線ケーブル10の導体11をφ2.6mmの素線11aを7本撚りしてなる断面積38mmの導体とし、第2支線ケーブル20の導体21をφ1.6mmの素線21aを19本撚りしてなる断面積38mmの導体とするように、第2支線ケーブル20の導体21の素線21aを、第1支線ケーブル10の導体11の素線11aよりも細くしてもよい。更に、主たる第1幹線ケーブル50の導体51の材料に銅又は銅合金を用いるとともに、第2幹線ケーブル60の導体61の材料に銅又は銅合金を用いた幹線ケーブル150(分岐付ケーブル100)において、第1幹線ケーブル50の導体51をφ2.0mmの素線を19本撚りしてなる断面積60mmの導体とし、第2幹線ケーブル60の導体61をφ1.6mmの素線を30本撚りしてなる断面積60mmの導体とするように、第2幹線ケーブル60の導体61の素線を、第1幹線ケーブル50の導体51の素線よりも細くしてもよい。
また、主たる第1支線ケーブル10の導体11の材料にアルミニウム又はアルミニウム合金を用いるとともに、第2支線ケーブル20の導体21の材料にアルミニウム又はアルミニウム合金を用いた支線ケーブル110(分岐付ケーブル100)において、第1支線ケーブル10の導体11をφ2.6mmの素線11aを7本撚りしてなる断面積38mmの導体とし、第2支線ケーブル20の導体21をφ1.6mmの素線21aを19本撚りしてなる断面積38mmの導体とするように、第2支線ケーブル20の導体21の素線21aを、第1支線ケーブル10の導体11の素線11aよりも細くしてもよい。更に、主たる第1幹線ケーブル50の導体51の材料にアルミニウム又はアルミニウム合金を用いるとともに、第2幹線ケーブル60の導体61の材料にアルミニウム又はアルミニウム合金を用いた幹線ケーブル150(分岐付ケーブル100)において、第1幹線ケーブル50の導体51をφ2.0mmの素線を19本撚りしてなる断面積60mmの導体とし、第2幹線ケーブル60の導体61をφ1.6mmの素線を30本撚りしてなる断面積60mmの導体とするように、第2幹線ケーブル60の導体61の素線を、第1幹線ケーブル50の導体51の素線よりも細くしてもよい。
このような分岐付ケーブル100であれば、第1支線ケーブル10よりも第2支線ケーブル20の可撓性が向上するので、第2支線ケーブル20を既存の分電盤に電気的に接続する作業時の取り回し性が向上する。また、第1幹線ケーブル50よりも第2幹線ケーブル60の可撓性が向上するので、第2幹線ケーブル60を既存の電源設備に電気的に接続する作業時の取り回し性が向上する。
よって、分岐付ケーブル100を既存の設備に接続し易くなり、その作業効率が上がるようになる。
なお、第1支線ケーブル10の導体11と第2支線ケーブル20の導体21は、接続部材30を介して接続されており、その接続部材30を介して第1支線ケーブル10と第2支線ケーブル20とを接続した箇所は、絶縁被覆部40で覆われていることは勿論である。
また、第1幹線ケーブル50の導体51と第2幹線ケーブル60の導体61は、接続部材30を介して接続されており、その接続部材30を介して第1支線ケーブル10と第2支線ケーブル20とを接続した箇所は、絶縁被覆部40で覆われていることは勿論である。
なお、銅又は銅合金からなる導体のみを用いた変形例1の分岐付ケーブル100において、支線ケーブル110全体が第2支線ケーブル20であり、その第2支線ケーブル20の導体21が銅又は銅合金からなるものでもよい。
また、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる導体のみを用いた変形例1の分岐付ケーブル100において、支線ケーブル110全体が第2支線ケーブル20であり、その第2支線ケーブル20の導体21がアルミニウム又はアルミニウム合金からなるものでもよい。
この場合、第2支線ケーブル20の導体21の素線21aが細いものであれば、その可撓性が向上し、第2支線ケーブル20を既存の分電盤に電気的に接続する作業時の取り回し性が向上するので好ましい。
(変形例2)
主たる第1支線ケーブル10の導体11の材料に硬銅線を用いるとともに、第2支線ケーブル20の導体21の材料に軟銅線を用いた支線ケーブル110(分岐付ケーブル100)であってもよい。更に、主たる第1幹線ケーブル50の導体51の材料に硬銅線を用いるとともに、第2幹線ケーブル60の導体61の材料に軟銅線を用いた幹線ケーブル150(分岐付ケーブル100)であってもよい。なお、軟銅線は調質により硬度を下げた銅であって、硬銅線に比べて硬度が低く、柔軟性に富む金属材料である。
特に、第1支線ケーブル10の導体11をφ2.6mmの素線11aを7本撚りしてなる断面積38mmの導体とし、第2支線ケーブル20の導体21をφ1.6mmの素線21aを19本撚りしてなる断面積38mmの導体とするように、第2支線ケーブル20の導体21の素線21aを、第1支線ケーブル10の導体11の素線11aよりも細くすることが好ましい。同様に、第1幹線ケーブル50の導体51をφ2.0mmの素線を19本撚りしてなる断面積60mmの導体とし、第2幹線ケーブル60の導体61をφ1.6mmの素線を30本撚りしてなる断面積60mmの導体とするように、第2幹線ケーブル60の導体61の素線を、第1幹線ケーブル50の導体51の素線よりも細くすることが好ましい。
このような分岐付ケーブル100であれば、第1支線ケーブル10よりも第2支線ケーブル20の可撓性が向上するので、第2支線ケーブル20を既存の分電盤に電気的に接続する作業時の取り回し性が向上する。また、第1幹線ケーブル50よりも第2幹線ケーブル60の可撓性が向上するので、第2幹線ケーブル60を既存の電源設備に電気的に接続する作業時の取り回し性が向上する。
よって、分岐付ケーブル100を既存の設備に接続し易くなり、その作業効率が上がるようになる。
なお、第1支線ケーブル10の導体11と第2支線ケーブル20の導体21は、接続部材30を介して接続されており、その接続部材30を介して第1支線ケーブル10と第2支線ケーブル20とを接続した箇所は、絶縁被覆部40で覆われていることは勿論である。
また、第1幹線ケーブル50の導体51と第2幹線ケーブル60の導体61は、接続部材30を介して接続されており、その接続部材30を介して第1支線ケーブル10と第2支線ケーブル20とを接続した箇所は、絶縁被覆部40で覆われていることは勿論である。
(変形例3)
主たる第1支線ケーブル10の導体11の材料に硬アルミ線を用いるとともに、第2支線ケーブル20の導体21の材料に軟アルミ線を用いた支線ケーブル110(分岐付ケーブル100)であってもよい。更に、主たる第1幹線ケーブル50の導体51の材料に硬アルミ線を用いるとともに、第2幹線ケーブル60の導体61の材料に軟アルミ線を用いた幹線ケーブル150(分岐付ケーブル100)であってもよい。なお、軟アルミ線は調質により硬度を下げたアルミであって、硬アルミ線に比べて硬度が低く、柔軟性に富む金属材料である。
特に、第1支線ケーブル10の導体11をφ2.6mmの素線11aを7本撚りしてなる断面積38mmの導体とし、第2支線ケーブル20の導体21をφ1.6mmの素線21aを19本撚りしてなる断面積38mmの導体とするように、第2支線ケーブル20の導体21の素線21aを、第1支線ケーブル10の導体11の素線11aよりも細くすることが好ましい。同様に、第1幹線ケーブル50の導体51をφ2.0mmの素線を19本撚りしてなる断面積60mmの導体とし、第2幹線ケーブル60の導体61をφ1.6mmの素線を30本撚りしてなる断面積60mmの導体とするように、第2幹線ケーブル60の導体61の素線を、第1幹線ケーブル50の導体51の素線よりも細くすることが好ましい。
このような分岐付ケーブル100であれば、第1支線ケーブル10よりも第2支線ケーブル20の可撓性が向上するので、第2支線ケーブル20を既存の分電盤に電気的に接続する作業時の取り回し性が向上する。また、第1幹線ケーブル50よりも第2幹線ケーブル60の可撓性が向上するので、第2幹線ケーブル60を既存の電源設備に電気的に接続する作業時の取り回し性が向上する。
よって、分岐付ケーブル100を既存の設備に接続し易くなり、その作業効率が上がるようになる。
なお、第1支線ケーブル10の導体11と第2支線ケーブル20の導体21は、接続部材30を介して接続されており、その接続部材30を介して第1支線ケーブル10と第2支線ケーブル20とを接続した箇所は、絶縁被覆部40で覆われていることは勿論である。
また、第1幹線ケーブル50の導体51と第2幹線ケーブル60の導体61は、接続部材30を介して接続されており、その接続部材30を介して第1支線ケーブル10と第2支線ケーブル20とを接続した箇所は、絶縁被覆部40で覆われていることは勿論である。
(変形例4)
主たる第1支線ケーブル10の導体11の材料にアルミニウム又はアルミニウム合金を用いるとともに、第2支線ケーブル20の導体21として、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる導体21(素線21a)の表面に、イオン化傾向の順位がアルミニウム以下であって銅以上である金属材料(例えば、亜鉛、ニッケル)からなる被覆層21dを設けた構成の支線ケーブル110(分岐付ケーブル100)であってもよい。更に、主たる第1幹線ケーブル50の導体51の材料にアルミニウム又はアルミニウム合金を用いるとともに、第2幹線ケーブル60の導体61として、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる導体61(素線)の表面に、イオン化傾向の順位がアルミニウム以下であって銅以上である金属材料(例えば、亜鉛、ニッケル)からなる被覆層を設けた構成の幹線ケーブル150(分岐付ケーブル100)であってもよい。
例えば、第2支線ケーブル20の導体21が断面積38mmの導体であって、φ1.6mmの素線21aを19本撚りした導体である場合、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる素線本体21cの表面を、イオン化傾向の順位がアルミニウム以下であって銅以上である金属材料(例えば、亜鉛、ニッケル、錫)からなる被覆層21dで覆った素線21aを19本撚りした構成の導体21を用いることができる。同様に、第2幹線ケーブル60の導体61が断面積60mmの導体であって、φ2.0mmの素線を19本撚りした導体である場合、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる素線本体の表面を、イオン化傾向の順位がアルミニウム以下であって銅以上である金属材料(例えば、亜鉛、ニッケル、錫)からなる被覆層で覆った素線を19本撚りした構成の導体61を用いることができる。
なお、導体21(素線21a)の表面に中間合金層を介して被覆層21dを設けることが好ましい。ここでいう中間合金層とは、イオン化傾向の順位が導体11の材料と被覆層21dの材料の間の材料からなる合金層のことである。この中間合金層を設けることで、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる導体21(素線21a)の腐食をより好適に防ぐことができる。第2幹線ケーブル60の導体61(素線)の表面に被覆層を設ける場合も同様である。
このような分岐付ケーブル100であれば、ケーブルの主要部がアルミニウム又はアルミニウム合金からなるので、従来のケーブルに比べて、軽量化と低コスト化を図ることができる。
なお、第1支線ケーブル10の導体11と第2支線ケーブル20の導体21は、接続部材30を介して接続されており、その接続部材30を介して第1支線ケーブル10と第2支線ケーブル20とを接続した箇所は、絶縁被覆部40で覆われていることは勿論である。
また、第1幹線ケーブル50の導体51と第2幹線ケーブル60の導体61は、接続部材30を介して接続されており、その接続部材30を介して第1支線ケーブル10と第2支線ケーブル20とを接続した箇所は、絶縁被覆部40で覆われていることは勿論である。
(変形例5)
主たる第1支線ケーブル10の導体11の材料と、主たる第1幹線ケーブル50の導体51の材料とに銅又は銅合金を用いるとともに、第2支線ケーブル20の導体21の材料と、第2幹線ケーブル60の導体62の材料とに銀又は銀合金を用いた分岐付ケーブル100であってもよい。第2支線ケーブル20の導体21と、第2幹線ケーブル60の導体62の材料とに銀又は銀合金を用いる場合、分岐付ケーブル100のうち最低限必要な長さに銀導体を用いるようにすれば、コストアップを抑えることができる。
このような分岐付ケーブル100も既存の分電盤や電源設備に接続することができる。なお、分岐付ケーブル100全体の導体を銀にしてもよい。
なお、以上の実施の形態においては、第1支線ケーブル10と第2支線ケーブル20、および第1幹線ケーブル50と第2幹線ケーブル60を品質管理の行き届いた工場にて接続して分岐付ケーブル100を製造するとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、品質管理の行き届いた工場にて、第1支線ケーブル10の端部にコネクタのソケットを取り付け、第2支線ケーブル20の端部にコネクタのプラグを取り付けたケーブルを用いてもよい。同様に、品質管理の行き届いた工場にて、第1幹線ケーブル50の端部にコネクタのソケットを取り付け、第2幹線ケーブル60の端部にコネクタのプラグを取り付けたケーブルを用いてもよい
このような分岐付ケーブル100であれば、コネクタのソケットとプラグを接続することで、施工現場などであっても第1支線ケーブル10と第2支線ケーブル20、第1幹線ケーブル50と第2幹線ケーブル60とを容易に接続することが可能になる。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
100 分岐付ケーブル
110 支線ケーブル
10 第1支線ケーブル
11 導体
11a 素線
12 絶縁層
20 第2支線ケーブル
21 導体
21a 素線
21b 子撚り
21c 素線本体
21d 被覆層
22 絶縁層
150 幹線ケーブル
50 第1幹線ケーブル
51 導体
52 絶縁層
60 第2幹線ケーブル
61 導体
62 絶縁層
70 分岐コネクタ
80 インジェクションモールド
30 接続部材
40 絶縁被覆部

Claims (10)

  1. 幹線ケーブルと、前記幹線ケーブルに分岐接続された複数の支線ケーブルとを備えている分岐付ケーブルであって、
    前記幹線ケーブルは、主たる第1幹線ケーブルと、電源に電気的に接続するために前記第1幹線ケーブルの一方の端部に接続された第2幹線ケーブルとを有しており、
    前記支線ケーブルは、前記第1幹線ケーブルに接続されており、
    前記第1幹線ケーブルの導体の材料がアルミニウム又はアルミニウム合金であり、前記第2幹線ケーブルと前記支線ケーブルの導体の材料が銅、銅合金、銀又は銀合金のいずれかであることを特徴とする分岐付ケーブル。
  2. 幹線ケーブルと、前記幹線ケーブルに分岐接続された複数の支線ケーブルとを備えている分岐付ケーブルであって、
    前記幹線ケーブルは、主たる第1幹線ケーブルと、電源に電気的に接続するために前記第1幹線ケーブルの一方の端部に接続された第2幹線ケーブルとを有しており、
    前記支線ケーブルは、前記第1幹線ケーブルに接続されており、
    前記第1幹線ケーブルの導体の材料がアルミニウム又はアルミニウム合金であり、前記第2幹線ケーブルと前記支線ケーブルの導体の表面が、銅、銅合金、銀、銀合金、錫又は錫合金のいずれかからなる被覆層で覆われていることを特徴とする分岐付ケーブル。
  3. 前記第1幹線ケーブルの導体と前記第2幹線ケーブルの導体および前記支線ケーブルの導体は、それぞれ複数の素線を撚り合わせてなり、
    前記第1幹線ケーブルの導体を構成する素線よりも、前記第2幹線ケーブルの導体を構成する素線の方が細く、前記第1幹線ケーブルの導体を構成する素線よりも、前記支線ケーブルの導体を構成する素線の方が細いことを特徴とする請求項1又は2に記載の分岐付ケーブル。
  4. 幹線ケーブルと、前記幹線ケーブルに分岐接続された複数の支線ケーブルとを備えている分岐付ケーブルであって、
    前記幹線ケーブルは、主たる第1幹線ケーブルと、電源に電気的に接続するために前記第1幹線ケーブルの一方の端部に接続された第2幹線ケーブルとを有しており、
    前記支線ケーブルは、一端部が前記第1幹線ケーブルに接続された第1支線ケーブルと、既存の設備に電気的に接続するために前記第1支線ケーブルの他端部に接続された第2支線ケーブルと、を有しており、
    前記第1幹線ケーブルと前記第1支線ケーブルの導体の材料がアルミニウム又はアルミニウム合金であり、前記第2幹線ケーブルと前記第2支線ケーブルの導体の材料が銅、銅合金、銀又は銀合金のいずれかであることを特徴とする分岐付ケーブル。
  5. 幹線ケーブルと、前記幹線ケーブルに分岐接続された複数の支線ケーブルとを備えている分岐付ケーブルであって、
    前記幹線ケーブルは、主たる第1幹線ケーブルと、電源に電気的に接続するために前記第1幹線ケーブルの一方の端部に接続された第2幹線ケーブルとを有しており、
    前記支線ケーブルは、一端部が前記第1幹線ケーブルに接続された第1支線ケーブルと、既存の設備に電気的に接続するために前記第1支線ケーブルの他端部に接続された第2支線ケーブルと、を有しており、
    前記第1幹線ケーブルと前記第1支線ケーブルの導体の材料がアルミニウム又はアルミニウム合金であり、前記第2幹線ケーブルと前記第2支線ケーブルの導体の表面が、銅、銅合金、銀、銀合金、錫又は錫合金のいずれかからなる被覆層で覆われていることを特徴とする分岐付ケーブル。
  6. 前記第1幹線ケーブルの導体と前記第2幹線ケーブルの導体は、それぞれ複数の素線を撚り合わせてなり、
    前記第1幹線ケーブルの導体を構成する素線よりも、前記第2幹線ケーブルの導体を構成する素線の方が細いことを特徴とする請求項4又は5に記載の分岐付ケーブル。
  7. 前記第1支線ケーブルの導体と前記第2支線ケーブルの導体は、それぞれ複数の素線を撚り合わせてなり、
    前記第1支線ケーブルの導体を構成する素線よりも、前記第2支線ケーブルの導体を構成する素線の方が細いことを特徴とする請求項4〜6の何れか一項に記載の分岐付ケーブル。
  8. 前記第1幹線ケーブルの導体と前記第2幹線ケーブルの導体、および前記第1支線ケーブルの導体と前記第2支線ケーブルの導体は、それぞれ接続部材を介して接続されており、
    前記接続部材の材料は、アルミニウム又はアルミニウム合金、もしくは銅又は銅合金であることを特徴とする請求項4〜7の何れか一項に記載の分岐付ケーブル。
  9. 前記接続部材を介して前記第1幹線ケーブルと前記第2幹線ケーブルとを接続した箇所と、前記接続部材を介して前記第1支線ケーブルと前記第2支線ケーブルとを接続した箇所を、絶縁性の材料で被覆した絶縁被覆部を備えることを特徴とする請求項8に記載の分岐付ケーブル。
  10. 当該分岐付ケーブルは、前記幹線ケーブルと前記支線ケーブルとが施工現場での布設前に接続され所定箇所に布設されることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の分岐付ケーブル。
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