JP2016151738A - 半導体装置、半導体装置における補正方法およびカメラモジュールの補正方法 - Google Patents

半導体装置、半導体装置における補正方法およびカメラモジュールの補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】カメラモジュールの価格の上昇を抑制することが可能な半導体装置を提供する。
【解決手段】位置を表す位置情報を出力する装置と結合される半導体装置は、位置情報が供給される第1外部端子と、第2外部端子を備え、第2外部端子を介して、装置の感度の偏差を表す感度偏差情報を受け、感度偏差情報に基づいて、第1外部端子からの位置情報を増幅するゲインを定める。また、第1外部端子と第2外部端子は、同じ外部端子50とされ、時分割的に、位置情報と感度偏差情報が供給される。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体装置、半導体装置における補正方法およびカメラモジュールの補正方法に関し、特にジャイロセンサからの位置情報を処理する半導体装置およびジャイロセンサを用いるカメラモジュールに関する。
ジャイロセンサは、角速度を検出するセンサであり、近年においては、ビデオカメラ等の手ぶれ検出に用いられている。ジャイロセンサは、例えば特許文献1に記載されている。
特開2014−98613号公報
ジャイロセンサを用いて、例えばカメラの手ぶれ検出を行う場合、カメラのレンズ、レンズを透過した画像を撮影する光学センサ、ジャイロセンサ、ジャイロセンサからの位置情報によってレンズまたは光学センサを制御する半導体装置等を、一体化させたカメラモジュールを用いる。この場合、半導体装置は、手ぶれによるカメラモジュールの位置変化を、ジャイロセンサから出力される位置情報によって把握し、手ぶれにより発生した光学センサ上における画像の結像点の変位および変位量を補正するように、レンズまたは光学センサを制御する。ここで、レンズを制御する方式としては、レンズシフト方式があり、光学センサを制御する方式としては、センサシフト方式がある。また、レンズシフト方式には、例えば、レンズを光学センサと平行した状態を維持しながら、移動させるレンズバレル方式、レンズを傾けるレンズチルト方式等がある。また、レンズシフト方式、センサシフト方式の他に、レンズおよび光学センサを含む手ぶれ補正機構(OIS)を傾けるモジュールチルト方式等がある。
いずれの方式を採用する場合であっても、ジャイロ(Gyro)センサを製造するジャイロセンサ製造工程によって製造されたジャイロセンサを、モジュール組立て工程で、カメラモジュールに組立てることになる。この場合、ジャイロセンサ製造工程では、製造されたジャイロセンサの感度が、所定の範囲内になるように、補正する。ここで、ジャイロセンサの感度は、例えば1角速度変化したときに、ジャロセンサから出力される位置情報の値である。位置情報は例えばデジタル値で表されるため、1角速度変化したとき、所定の範囲(第1デジタル値を中心にして、第1デジタル値よりも大きな第2デジタル値と、第1デジタル値よりも小さな第3デジタル値との間)に納まるように補正されたデジタル値を位置情報として出力するジャイロセンサが提供されることになる。
言い換えるならば、複数のジャイロセンサを見た場合、それぞれのジャイロセンサの持つ特性により、ジャイロセンサの感度は、所定の範囲内でばらつくことになる。すなわち、ジャイロセンサ間で、感度に偏差(感度偏差)が生じる。そのため、ジャイロセンサを用いて、カメラモジュールを組立てたとき、カメラモジュールのふれ抑圧比が、カメラモジュール毎に異なってしまう。ここで、ふれ抑圧比は、手ぶれ補正機能を無効にした場合と有効にした場合とで、撮影した画像が変化している変位量の比である。勿論、ふれ抑圧比が、小さい場合には、手ぶれ補正機能を有効にしたときの、変位量が小さくなるので、ふれ抑圧比は小さいことが望ましい。
複数のカメラモジュールのそれぞれにおいて、ふれ抑圧比を小さくするためには。例えば、組立てられたそれぞれのカメラモジュールに振動を加え(加振)、レンズまたは光学センサを制御する半導体装置の特性を、カメラモジュール毎に設定することが考えられるが、この場合には、カメラモジュールを加振することが必要となる。
本発明の目的は、カメラモジュールの価格の上昇を抑制することが可能な半導体装置を提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、位置情報を出力する装置と結合される半導体装置は、位置情報が供給される第1外部端子と、第2外部端子とを備え、第2外部端子を介して、装置の感度の偏差を表す感度偏差情報を受け、感度偏差情報に基づいて、第1外部端子からの位置情報を増幅するゲインを定める。感度偏差情報に基づいて、位置情報を増幅するゲインを定めることにより、装置間で感度が異なっていても、位置情報を増幅するゲインは、それぞれの装置の感度に対応したゲインとなる。これにより、装置を実装したモジュール毎に加振を実施しなくても、ふれ抑圧比を小さくすることが可能となり、価格の上昇を抑制することが可能となる。
一実施の形態においては、第1外部端子と第2外部端子は、同じ外部端子にされ、時分割的に、位置情報と感度偏差情報が供給される。これにより、半導体装置の外部端子が増えることを抑制することが、可能となり、価格の上昇をさらに抑制することが可能となる。
一実施の形態においては、装置の感度(デジタル値)と所定の感度(第1デジタル値)との間の偏差が、感度偏差情報として用いられる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
カメラモジュールの価格の上昇を抑制することが可能な半導体装置を提供することができる。
また、工程の削減が可能な半導体装置を提供することができる。
さらに、設備の削減が可能な半導体装置を提供することができる。
(A)および(B)は、実施の形態1に係わるカメラモジュールの模式的な構成を示す平面図および断面図である。 実施の形態1に係わるジャイロセンサの構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係わる半導体装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係わるカメラモジュールの補正方法を示すフロチャート図である。 実施の形態2に係わる半導体装置の構成を示すブロック図である。 手ぶれ補正の概要を説明するための説明図である。 本発明に先だって検討した補正方法を示すフロチャート図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部分には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は、原則として省略する。
また、以下に説明する実施の形態においては、ジャイロセンサを用いたカメラモジュールの手ぶれ補正を例にして説明する。しかしながら、カメラモジュールに限定されるものではない。
(実施の形態1)
<手ぶれ補正の概要>
先ず、手ぶれによって発生する結像点の変位および変位量を補正する手ぶれ補正の概要を説明する。手ぶれ補正の方式としては、先に述べたように種々の方式が存在する。ここでは、レンズシフト方式を採用した場合の手ぶれ補正について説明する。勿論、レンズシフト方式に限定されず、種々の方式を採用することができる。
図6は、レンズシフト方式を採用した手ぶれ補正の概要を示す模式的な説明図である。同図において、1は、カメラの筐体(カメラ筐体)を示している。カメラ筐体1には、メインレンズ5、サブレンズ6および光学センサ7が設けられている。カメラ筐体1が、静止している状態では、画像4は、メインレンズ5およびサブレンズ6を通して、光学センサ7に結像する。このときメインレンズ5の中心を透過する光軸が3で示されており、光学センサ7の中心位置2に結像している。
手ぶれにより、カメラ筐体1が、図6において矢印Aで示す方向に振れた場合、カメラ筐体1は、図6に1点鎖線で示した1Aの状態になる。これに伴い、光学センサ7も同図において7Aで示す位置に変化する。手ぶれ補正をしないと、光軸3は、光学センサ7の中心位置からずれた位置2Cに到達し、位置2Cにおいて結像することになる。これに対して、レンズシフト方式で手ぶれ補正を行うと、サブレンズ6の位置が、シフト(移動)して、6Aの状態となる。この例では、サブレンズ6が、図の下側へシフトしている。サブレンズ6が下側へシフトすることにより、サブレンズ6の中心に到達していた光は、中心からずれた周辺位置に到達することになる。サブレンズ6は、その中心における屈折率と周辺位置における屈折率とが異なるため、光軸3は3Aのように屈折され、7Aで示された光学センサの中心位置2Aに到達し、中心位置2Aにおいて結像する。
これにより、手ぶれによりカメラ筐体1が振れても、画像の結像される位置を同じにすることが可能となる。なお、図6では、メインレンズ5とサブレンズ6を有するカメラを説明したが、メインレンズ5を設けずに、サブレンズ6だけを設けるようにしてもよい。
<カメラモジュールの構成>
図1は、カメラモジュールの構成を模式的に示すブロック図である。図1(A)は、レンズを介して光学センサを見る方向で、カメラモジュールを見た場合の平面図である。また、図1(B)は、図1(A)に示した平面図において、B−B’断面を見た場合の断面図である。次に、図1(A)および(B)を用いて、カメラモジュール10の構成を説明する。
カメラモジュール10は、基板20と、筐体19と、ジャイロセンサ16と、半導体装置17と、コネクタ18とを備えている。筐体19、ジャイロセンサ16、半導体装置17およびコネクタ18のそれぞれは、1個の基板20に実装され、一体化されている。筐体19には、光学センサ11、手ぶれ補正機構(OIS)ユニット22、マグネット13a〜13d、ボイスコイルモータ14a〜14d、ホールセンサ15aおよび15bおよび手ぶれ補正機構(OIS)ユニット22を移動可能に支えるサスペンション21aおよび21bを備えている。
この実施の形態1では、レンズシフト方式が採用されているため、光学センサ11は、基板20に実装され、基板に固定されている。一方、手ぶれ補正機構ユニット22は、レンズ12を有しており、サスペンション21aおよび21bによって、基板20に可動可能に固定されている。
図1(A)に示すように、手ぶれ補正機構(OIS)ユニット22には、それを取り囲むように、マグネット13a〜13dが固定され、取り付けられている。ボイスコイルモータ14a〜14dに駆動信号を印加することにより、ボイスコイルモータ14a〜14dには磁界が発生する。ボイスコイルモータ14a〜14dに発生する磁界とマグネット13a〜13dの磁界との間の作用および反作用により、手ぶれ補正機構(OIS)ユニット22は、図1(A)において、上下および左右に移動する。すなわち、ボイスコイルモータ14a〜14dのそれぞれに適切な電圧の駆動信号を印加することにより、手ぶれ補正機構(OIS)ユニット22は、上下および左右の方向へ、任意に、任意の量だけ移動させることが可能となっている。図1(B)では、破線によって、手ぶれ補正機構(OIS)ユニット22およびマグネット13a〜13dが、左右に移動する領域が示されている。
また、筐体19に設けられたホールセンサ15aおよび15bは、ボイスコイルモータ14a〜14dが発生する磁界により、マグネット13a〜13dおよび手ぶれ補正機構ユニット22が移動すると、マグネット13b〜13cの発生する磁界の変化を検出して、変化量を出力する。
ジャイロセンサ16は、カメラモジュール10が、手ぶれにより、振れて、位置が変化すると、その位置の変化を示す位置情報および、ジャイロセンサ16の感度の偏差を表す感度偏差情報を出力する。
半導体装置17は、ジャイロセンサ16からの位置情報、感度偏差情報およびホールセンサ15a、15bからの出力を受けて、ボイスコイルモータ14a〜14dに対して駆動信号を供給する。この半導体装置17からの駆動信号によって、ボイスコイルモータ14a〜14dにおいて発生する磁界が制御される。ボイスコイルモータを制御すると言う観点で見ると、半導体装置17は、モータドライブ用半導体装置と見なすこともできる。
手ぶれ補正機構(OIS)ユニット22は、光学センサ11と平行するように配置されたレンズ12を有している。半導体装置17からの駆動信号によってボイスコイルモータ14a〜14dを制御することにより、例えば、図1(B)に示すように、手ぶれ補正機構(OIS)ユニット22は、左右に移動する。これにより、図1(B)において実線の矢印で示されているように、レンズ12も左右に移動する。すなわち、光学センサ11と平行した状態を維持しながら、レンズ12は左右に移動する。これにより、図6で説明したように、光軸が接するレンズの位置が変化し、光に対する屈折率が変化し、手ぶれの補正が行われる。
光学センサ11から出力された画像信号は、コネクタ18を介して、カメラモジュール10の外部へ出力される。また、特に制限されないが、このコネクタ18を介して、半導体装置17を制御する信号が、カメラモジュール10の外部から半導体装置17へ供給される。なお、光学センサ11としては、例えば所謂CMOSセンサが用いられている。勿論、CMOSセンサに制限されるものではない。
<ジャイロセンサ16の構成>
図2は、ジャイロセンサ16の構成を示すブロック図である。ジャイロセンサ16は、複数の外部端子を有しているが、同図には、1個の外部端子34が示されている。この外部端子34は、基板20(図1)において、後で説明する半導体装置17の外部端子と接続される。外部端子34は、シリアル通信用の入出力端子であり、外部端子34には、シリアル通信回路32の第1の入出力端子IO1が接続されている。
シリアル通信回路32は、第1の入出力端子IO1と第2の入出力端子IO2とを有しており、第2の入出力端子IO2は、スイッチ35の共通端子Cと制御回路33に接続されている。制御回路33は、第2の入出力端子IO2から供給される指定情報に従って、スイッチ35の共通端子を第1端子Pkまたは第2端子Pdに接続する。スイッチ35の第1端子Pkには、第1レジスタ(第1保持回路)30の出力が供給され、スイッチ35の第2端子Pdには、第2レジスタ(第2保持回路)31の出力が供給される。
図2において、36は、角速度に応じて位置情報を出力する角速度検出部を示している。角速度検出部36は、例えばアナログデジタル変換回路を有し、デジタル値の位置情報を出力する。角速度検出部36からの位置情報は、第2レジスタ31に格納される。また、後で、図4を用いて説明するが、ジャイロセンサ製造工程において、ジャイロセンサ16の感度偏差をキャリブレーションしたとき、補正した感度の偏差を表す感度偏差情報を、第1レジスタ30に格納(記憶)する。
シリアル通信回路32は、半導体装置17からレジスタを指示する指示情報が、外部端子34を介して供給されると、指示情報を制御回路33へ供給する。制御回路33は、供給された指示情報に従って、スイッチ35を制御する。すなわち、半導体装置17から、位置情報を出力するように指示する指示情報が、外部端子34およびシリアル通信回路32を介して、制御回路33へ供給されると、制御回路33は、スイッチ35の共通端子Cを第2端子Pdに接続する。これにより、第2レジスタ31に格納されている位置情報が、スイッチ35を介してシリアル通信回路32の第2の入出力端子IO2に供給される。シリアル通信回路32は、第2の入出力端子IO2に供給された位置情報を、シリアルデータとして、外部端子34を介して半導体装置17へ供給する。
一方、半導体装置17から、感度偏差情報を出力するように指示する指示情報が、外部端子34およびシリアル通信回路32を介して、制御回路33へ供給されると、制御回路33は、スイッチ35の共通端子Cを第1端子Pkに接続する。これにより、第1レジスタ30に格納されているジャイロセンサ16の感度偏差情報が、スイッチ35を介してシリアル通信回路32の第2の入出力端子IO2に供給される。シリアル通信回路32は、第2の入出力端子IO2に供給された感度偏差情報を、シリアルデータとして、外部端子34を介して半導体装置17へ供給する。
半導体装置17が出力する指定情報としては、アドレス情報を用いることができる。この場合、第1レジスタ30に例えば第1アドレスを割り当て、第2レジスタ31に第1アドレスとは異なる第2アドレスを割り当てる。指定情報であるアドレス情報が、第1アドレスを指定しているか第2アドレスを指定しているかを、制御回路33で判定することにより、制御回路33は、アドレス情報に従って、第1レジスタ30に格納されている感度偏差情報または第2レジスタ31に格納されている位置情報をシリアル通信回路32の第2の入出力端子IO2へ供給する。
このようにすることにより、ジャイロセンサ16は、位置情報と感度偏差情報とを時分割的に、外部端子34から出力することが可能となる。この場合、ジャイロセンサ16の外部端子が増えるのを抑制することが可能となり、ジャイロセンサ16の価格が上昇するのを抑制することが可能である。
なお、図2では、第1および第2レジスタ30、31を例に示したが、この数には限定されない。すなわち、ジャイロセンサ16は、位置情報を格納する第2レジスタ31および感度偏差情報を格納する第1レジスタ30以外のレジスタを有していてもよい。
<半導体装置17の構成>
図3は、半導体装置17の構成を示すブロック図である。半導体装置17は、ジャイロセンサ16からの位置情報と感度偏差情報とを受けて、ボイスコイルモータ14a〜14dを制御するモータドライブ用半導体装置である。すなわち、半導体装置17は、ジャイロセンサ16からの位置情報と感度偏差情報とを受け、ジャイロ位置情報60を出力するジャイロ信号処理ユニット40と、ジャイロ信号処理ユニット40からのジャイロ位置情報60を受け、モータ制御信号(駆動信号)61を出力するドライバ信号処理ユニット(処理ユニット)41と、ジャイロ信号処理ユニット40およびドライバ信号処理ユニット41を制御するマイクロコントローラ(以下、MCUと称する)42とを備えている。特に制限されないが、ジャイロ信号処理ユニット(以下、G処理ユニットとも称する)40と、ドライバ信号処理ユニット(以下、D処理ユニットとも称する)41と、MCU42は、周知の半導体製造技術によって、1個の半導体チップ基板に形成されている。
半導体装置17には、複数の外部端子が設けられているが、同図には、これらの複数の外部端子のうち外部端子50〜54が明示されている。これらの外部端子50〜54のうち、特に外部端子50は、ジャイロセンサ16と半導体装置17とを結合する外部端子であり、外部端子53は、ボイスコイルモータ14a〜14dと半導体装置17とを結合する外部端子である。
外部端子50は、図2に示したジャイロセンサ16の外部端子34に電気的に接続される。外部端子50は、シリアル通信用の入出力端子である。半導体装置17は、外部端子50を介して、指定情報をジャイロセンサ16の外部端子34へシリアルに供給し、ジャイロセンサ16の外部端子34からの位置情報と感度偏差情報とを、シリアルに受信する。図2および図3では、外部端子34および50のそれぞれは、1個の外部端子として示されているが、外部端子34および50のそれぞれは、複数の外部端子を含んでいるものと理解されるべきである。すなわち、外部端子34は、半導体装置17から出力される指定情報をシリアルに受ける入力端子と、半導体装置17へ位置情報と感度偏差情報とを時分割的に、シリアルに送信する1個(共通)の出力端子とを有している。また、外部端子50は、ジャイロセンサ16へ指定情報をシリアルに出力する出力端子と、ジャイロセンサ16から位置情報と感度偏差情報とを時分割的に、シリアルに受信する1個(共通)の入力端子とを有している。
外部端子34および50のそれぞれは、これらの入力端子および出力端子以外に、同期用クロック信号の外部端子を有していてもよい。この場合、半導体装置17が、同期用クロック信号を出力する出力端子を有し、ジャイロセンサ16は、同期用クロック信号を受ける入力端子を有する。同期用クロック信号に同期して、半導体装置17から指定情報がジャイロセンサ16へ、シリアルに供給される。一方、ジャイロセンサ16は、供給されている同期用クロック信号に同期して、位置情報と感度偏差情報とを、シリアルに半導体装置17へ供給する。
外部端子53も複数の外部端子を有しているものと理解すべきである。すなわち、外部端子53は、ボイスコイルモータ14a〜14dのそれぞれに対応した4個の外部端子を有し、それぞれの外部端子から対応するボイスコイルモータへモータ制御信号(駆動信号)61を出力する。
G処理ユニット40は、シリアル通信回路43、フィルタ回路44、第1ゲインコントロールアンプ45、第2ゲインコントロールアンプ46および保持回路47を備えている。ここで、保持回路47は、感度偏差情報を保持する保持回路(第2保持回路)であり、例えばレジスタにより構成されている。
シリアル通信回路43は、MCU42によって制御され、外部端子50に位置情報が供給されているときには、供給された位置情報62をフィルタ回路44へ供給し、外部端子50に感度偏差情報が供給されているときには、供給された感度偏差情報63を保持回路47へ供給する。また、シリアル通信回路43は、MCU42から指定情報を受け、外部端子50へ出力する。
例えば、シリアル通信回路43は、MCU42の制御により、先ず、MCU42からの指定情報として、第1レジスタ30(図2)を指定する第1アドレスを、外部端子50へ出力する。ジャイロセンサ16においては、シリアル通信回路32(図2)を介して第1アドレスを指定する指定情報を制御回路33(図2)が受けると、制御回路33は、スイッチ35を制御して、第1レジスタ30に格納されている感度偏差情報を、シリアル通信回路32(図2)へ供給させる。これにより、シリアル通信回路32は、供給された感度偏差情報を外部端子34(図2)から出力する。MCU42は、第1レジスタ30を指定する指定情報を出力させた後、外部端子50に供給される情報が感度偏差情報であるとして、シリアル通信回路43に対して、外部端子50に供給されているシリアル情報を保持回路47へ供給するように制御する。これにより、ジャイロセンサ16から出力された感度偏差情報は、感度偏差情報63として保持回路47に供給され、保持回路47に感度偏差情報63が保持される。
次に、MCU42は、第2レジスタ31(図2)を指定する第2アドレスを指定情報として、外部端子50から出力するようにシリアル通信回路43を制御する。これにより、シリアル通信回路43から第2レジスタ31を指定する指定情報が、外部端子50および34(図2)を介して、ジャイロセンサ16内のシリアル通信回路32(図2)に供給される。シリアル通信回路32から制御回路33に、第2レジスタ31を指定する指定情報が供給されると、制御回路33はスイッチ35を制御して、第2レジスタ31に格納されている位置情報を、シリアル通信回路32へ供給させる。その結果、シリアル通信回路32は、供給された位置情報を、外部端子34を介して外部端子50へ供給する。これにより、シリアル通信回路43には、位置情報が供給されることになる。一方、MCU42は、第2レジスタ31を指定する指定情報を出力させた後は、外部端子50に供給される情報が位置情報であるとして、シリアル通信回路43に対して、外部端子50に供給されている情報をフィルタ回路44へ供給するように制御する。これにより、ジャイロセンサ16から出力されている位置情報は、シリアル通信回路43を介してフィルタ回路44へ供給されることになる。
特に制限されないが、ジャイロセンサ16において、制御回路33は、第1レジスタ30を指定する指定情報が、再び供給されるまで、第2レジスタ31に格納されている位置情報をシリアル通信回路32へ供給するように、スイッチ35を制御する。第2レジスタ31には、角速度検出部36から、周期的に位置情報が供給され、更新された位置情報が第2レジスタ31に格納される。その結果、次に第1レジスタ30を指定する指定情報が供給されるまで、ジャイロセンサ16からは、更新された位置情報が継続的に出力される。半導体装置17においても、MCU42は、周期的に、外部端子50に供給されている情報は、位置情報であるとして、シリアル通信回路43からフィルタ回路44へ位置情報62を供給するように、シリアル通信回路43を制御する。これにより、ジャイロセンサ16からの位置情報が、位置情報62として継続的にフィルタ回路44へ供給されることになる。
フィルタ回路44は、供給された位置情報62に含まれているノイズを除去するように機能する。ノイズが除去された位置情報64は、第1ゲインコントロールアンプ45に供給され、増幅される。第1ゲインコントロールアンプ45により増幅された位置情報65は、第2ゲインコントロールアンプ46により増幅され、ジャイロ位置情報60として、D処理ユニット41に供給される。
ここで、第2ゲインコントロールアンプ46のゲインは、保持回路47に格納された感度偏差情報66によって定められる。保持回路47は、先に説明したように、ジャイロセンサ16から供給された感度偏差情報63を格納し、格納している感度偏差情報を感度偏差情報66として、第2ゲインコントロールアンプ46へ供給する。この感度偏差情報66に基づいて、第2ゲインコントロールアンプ46のゲインが定められる。一方、第1ゲインコントロールアンプ45は、複数のジャイロセンサ16に対して共通となる基準のゲインが、設定される。
ジャイロセンサ16における角速度検出部36は、ジャイロセンサ16毎に感度のばらつきが生じる。すなわち、複数のジャイロセンサ16を見た場合、ジャイロセンサ16毎に感度が異なっている。そのため、ジャイロセンサ製造工程において、ジャイロセンサ16の感度偏差をキャリブレーションし、所定の範囲内に、それぞれのジャイロセンサ16の感度が納まるように補正する。例えば、複数のジャイロセンサ16に対して、基準となる感度(所定の感度)を設定し、基準感度に対して感度の高い範囲と感度の低い範囲を定め、感度の高い範囲と感度の低い範囲との間の範囲(所定の範囲)に、それぞれのジャイロセンサ16の感度が納まるように、補正を行う。例えば、基準感度を0として、+3%と−3%の範囲内に、複数のジャイロセンサ16の感度が納まるように、ジャイロセンサ製造工程において補正を行う。言い換えるならば、±3%の範囲内に、ジャイロセンサ16の感度が納まるように補正される。
ジャイロセンサ製造工程において、補正により、ジャイロセンサ16の感度が所定の範囲内に納められ、基準感度に対して感度のずれ、すなわち感度の偏差(感度偏差)が求められ、求めた感度偏差の情報(感度偏差情報)が第1レジスタ30に格納されて、提供される。例えば、ジャイロセンサ16を補正し、そのジャイロセンサ16の感度が、基準感度に対して+2%偏差していた場合、ジャイロセンサ製造工程において、+2%の感度偏差情報を第1レジスタ30に格納して、ジャイロセンサ16を提供する。同様に、基準に対して、感度が−1%偏差していれば、第1レジスタ30に、−1%の感度偏差情報を格納して、提供する。
従って、第2ゲインコントロールアンプ46のゲインは、基準感度に対する感度の偏差の値に応じて設定されることになる。この場合、基準感度に対して、感度が高くなる偏差に対しては、第2ゲインコントロールアンプ46のゲインを下げるように設定する。一方、基準に対して、感度が低くなる偏差に対しては、第2ゲインコントロールアンプ46のゲインを上昇させるように設定する。先の例で述べるならば、感度偏差情報66が、+2%を示す感度偏差情報の場合には、第2ゲインコントロールアンプ46のゲインは、例えば2%下げるように設定される。これに対して、感度偏差情報66が、−1%を示す感度偏差情報の場合には、第2ゲインコントロールアンプ46のゲインは、例えば1%上昇するように設定される。特に制限されないが、感度偏差情報66が、0%を示す感度偏差情報の場合には、第2ゲインコントロールアンプ46のゲインは、1に設定し、第2ゲインコントロールアンプ46で増幅は行われないようにする。
第1ゲインコントロールアンプ45のゲインの設定については、D処理ユニット41を説明した後で述べる。
D処理ユニット41は、PID制御(Proportional−Intergral Derivative Controller)ユニット48とドライバ回路49を備えている。PID制御ユニット48は、ジャイロ位置情報60によって表される位置と、手ぶれ補正機構22(図1)の位置とを比較し、手ぶれ補正機構ユニット22の位置とジャイロ位置情報60により表される位置とを一致させる駆動制御信号67を形成する。ドライバ回路49は、駆動制御信号67に基づいて、ボイスコイルモータ14a〜14dを駆動するモータ制御信号(駆動信号)61を形成し、外部端子53を介して、ボイスコイルモータ14a〜14dに供給する。
ここで、第1ゲインコントロールアンプ45のゲインの設定について説明する。先に述べたように、第1ゲインコントロールアンプ45のゲインは、複数のジャイロセンサ16に対して共通の基準のゲインが設定される。第2ゲインコントロールアンプ46に設定されるゲインは、感度偏差情報に対応している。そのため、第1ゲインコントロールアンプ45に設定される基準のゲインは、感度偏差を定める際の基準感度に対応していると見なすこともできる。
この基準のゲインは、複数のジャイロセンサ16のうち、基準となる感度を有するジャイロセンサ16を、カメラモジュール10(図1)に実装した状態で、カメラモジュール10を振ったときに、カメラモジュール10で撮影した画像が静止した状態となる値に設定される。例えば、第1ゲインコントロールアンプ45のゲインを変更しながら、基準となるジャイロセンサ16を実装したカメラモジュール10を物理的に振る。カメラモジュール10を振ることにより、ジャイロセンサ16を除くカメラモジュール10が有する特性によって、撮影した画像も揺れる。この場合、カメラモジュール10の特性は、例えば、半導体装置17に含まれているフィルタ回路44、ドライバ回路49およびPID制御ユニット48の特性によって定まる。カメラモジュール10を振っても、撮影した画像が静止するように、第1ゲインコントロールアンプ45のゲインの値を求めることにより、カメラモジュール10の特性を反映した基準のゲインを求めることが可能となる。言い換えるならば、この基準のゲインは、カメラモジュール10の特性を反映した感度に対応するゲインであり、複数のカメラモジュール10に対して共通の基準のゲインと見なすこともできる。
なお、第1ゲインコントロールアンプ45のゲインを求めるときには、第2ゲインコントロールアンプ46のゲインは1とし、第2ゲインコントロールアンプ46により増幅および減衰が行われるのを防ぐことが望ましい。
この実施の形態1においては、第1ゲインコントロールアンプ45の出力が第2ゲインコントロールアンプ46の入力に供給されている。そのため、第1ゲインコントロールアンプ45に設定された基準のゲインと、第2ゲインコントロールアンプ46に設定された感度偏差情報に基づくゲインとの間の演算(積)が、位置情報64に対する増幅率となる。基準のゲインは、複数のカメラモジュール10あるいは複数のジャイロセンサ16に対して共通の基準のゲイン(Gain)パラメータによって表される。そのため、個々のカメラモジュールにおける増幅率は、基準のゲインパラメータと実装されるジャイロセンサ固有の感度偏差情報に対応するゲインとの演算によって定められると見なすことができる。
図3においては、外部端子50を、位置情報と感度偏差情報とを時分割的に受信するための共通の外部端子として用いる例を示したが、別々の外部端子を半導体装置17に設けるようにしてもよい。すなわち、位置情報を受信する第1外部端子と感度偏差情報を受信する第2外部端子を設けるようにしてもよい。
<カメラモジュールの補正方法>
図4は、カメラモジュールの補正方法を示すフロチャート図である。同図には、ジャイロセンサ製造工程で行われる処理と、提供されたジャイロセンサ16をカメラモジュール10に実装するモジュール組立て工程で行われる処理とが示されている。すなわち、処理S10(ジャイロセンサ16のキャリブレーション)は、ジャイロセンサ製造工程で行われる処理を示し、処理S20(カメラモジュールの調整)は、モジュール組立て工程で行われる処理を示している。勿論、処理S10と処理S20との間は、時間的に連続していなくてもよい。次に図1〜図4を用いて、補正方法を説明する。
先ず、ステップS0において、補正を開始する。ステップS1において、図2に示したジャイロセンサ16を物理的に振動させ始める。ステップS2において、角速度検出部36から出力される位置情報の感度の偏差を測定する。感度の偏差が所定の範囲(±3%)に納まっていないため、ステップS3において、角速度検出部36を調整して、角速度検出部36から出力される位置情報の感度の偏差を補正する。
次に、ステップS4において、ステップS3において補正した位置情報の偏差の値を取得し、所定の範囲に納まっているか否かを判定する(図では、偏差は基準内かと記載)。所定の範囲内に納まっていなければ、所定の範囲内に納まるまで、ステップS2〜S4を実行する。一方、ステップS4において、所定の範囲内に納まっていると判定した場合には、ステップS4において取得した偏差の値を、補正情報として第1レジスタ(第1保持回路)30に記憶させる(ステップS5)。なお、ジャイロセンサ16に対する物理的な振動は、特に制限されないが、ステップS4において、偏差の値が所定の範囲内に納まるまで、継続している。
複数のジャイロセンサ16のそれぞれに対して、上記したステップS1〜S5を実施することにより、それぞれのジャイロセンサ16における第1レジスタ30には、位置情報の感度偏差に基づいた感度偏差情報(補正情報)が格納されることになる。図4において、ステップS1〜S4は、補正工程(第1補正工程)と見なすことができ、ステップS5は記憶工程(第1記憶工程)と見なすことができる。
次に、ジャイロセンサ16は、図4には示していないが、準備工程で、図1に示したようにカメラモジュール10に実装される。ジャイロセンサ16が実装されたカメラモジュール10においては、半導体装置17が次の各ステップを実施する。この場合、半導体装置17内のMCU42(図3)が、図示しないプログラムに従って、次の各ステップを行う。
先ず、MCU42は、第1レジスタ30を指定する指定情報を半導体装置17からジャイロセンサ16へシリアルに供給する。これにより、ジャイロセンサ16は、第1レジスタ30に格納されている感度偏差情報(補正情報)を、シリアルに半導体装置17へ供給する(出力工程)。半導体装置17内のシリアル通信回路43は、供給された感度偏差情報(補正情報)を、読み込み、保持回路47へ供給して、保持回路47へ感度偏差情報(補正情報)63を記憶させる(ステップS6:読み込み工程)。
保持回路47に記憶された感度偏差情報(補正情報)66は、第2ゲインコントロールアンプ46に供給される。第2ゲインコントロールアンプ46のゲインは、感度偏差情報(補正情報)66によって定められる。このとき、第1ゲインコントロールアンプ45のゲインは、予め、基準のゲイン(Gain)パラメータによって定められている。その結果、第1ゲインコントロールアンプ45と第2ゲインコントロールアンプ46とによって、ゲイン(Gain)パラメータと感度偏差情報(補正情報)との積算が行われることになる(ステップS7:第2補正工程)。
なお、先に述べたように、基準のゲイン(Gain)パラメータは、基準となるジャイロセンサ16を実装したカメラモジュール10を物理的に振ることにより、予め求めておき、ステップS6よりも前の時点で、それぞれの半導体装置17に記憶させておく。例えば、第1ゲインコントロールアンプ45に、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを設けておき、予め求めた基準のゲイン(Gain)パラメータを書き込んでおく。これにより。ステップS7では、基準のゲイン(Gain)パラメータと感度偏差情報(補正情報)の演算を行うことが可能となる(演算工程)。
基準のゲインパラメータを、予め半導体装置17に記憶させておくように説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ステップS6あるいはS7において、基準のゲインパラメータを第1ゲインコントロールアンプ45に供給して、設定してもよい。
また、半導体装置17に合計パラメータ保持回路を設けておき、基準のゲイン(Gain)パラメータとステップS6で読み込んだ感度偏差情報(補正情報)とを演算して、合計ゲインパラメータを求め、半導体装置17に設けた合計パラメータ保持回路に記憶させるようにしてもよい。この演算は、ステップS7における演算工程で行い、合計ゲインパラメータ保持回路への記憶は、例えばステップS7とステップS8との間に第2記憶工程を設け、この第2記憶工程で行えばよい。この場合、1個のゲインコントロールアンプによって、第1ゲインコントロールアンプ45と第2ゲインコントロールアンプ46とを構成し、この1個のゲインコントロールアンプのゲインを合計パラメータ保持回路に保持されている合計ゲインパラメータによって設定するようにしてもよい。
合計パラメータ保持回路を電気的に書き換え可能な不揮発性メモリで構成することにより、カメラモジュール10の電源を遮断しても、再度電源を投入したときに、合計パラメータ保持回路からの合計ゲインパラメータによりゲインコントロールアンプのゲインを設定するようにすれば、そのカメラモジュールに実装されたジャイロセンサの感度に応じたゲインをゲインコントロールアンプへ設定することが可能となる。
カメラモジュールの補正方法としては、図7に示すような方法も考えられる。図7に示す補正方法において、補正は、処理S100(ジャイロセンサのキャリブレーション)と処理S200(カメラモジュールの調整)とにより行われる。処理S100においては、図4に示したステップS1〜S4と同様な処理が行われる。すなわち、ステップS1で、ジャイロセンサに対して振動を開始し、ステップS2において、偏差を測定し、ステップS3において、偏差の補正を行う。ステップS4において、偏差が基準内に納まっているか否かの判定を行い、基準内に納まるまで、ステップS2〜S4を繰り返す。ステップS4において、偏差が基準内に納まっていると判定すると、ジャイロセンサ製造工程を終了し、ジャイロセンサを提供する。この場合、ステップS4において、偏差が基準内に納まるまで、ステップS2〜S3を繰り返すことにより、ジャイロセンサ製造工程から提供されているそれぞれのジャイロセンサの感度は、所定の範囲内に納まることになる。
次に、処理S200において、ジャイロセンサは、カメラモジュールに実装され、カメラモジュールの調整が行われる。すなわち、ジャイロセンサを実装したカメラモジュールに対して、ステップS201において、振動を開始する。ステップS202において、ジャイロセンサからの出力を受けている半導体装置のゲインパラメータをインクリメントあるはデクリメントする。次に、ステップS203において、ゲインパラメータをインクリメント(デクリメント)した状態での画像を判定する。振動しているカメラモジュールからの画像が、静止しているか否を、ステップS204において判定し、画像が静止していない場合(いいえ)、画像が静止していると判定(はい)されるまで、ステップS202〜S204を繰り返し実行する。画像が静止していると判定したときのゲインパラメータを、ステップS205において半導体装置に記憶させて、補正を終了する(ステップS8)。
この実施の形態1においては、図7を用いて説明した補正方法に比べて、それぞれのカメラモジュールを物理的に振動させることなく、それぞれのジャイロセンサ16に応じた感度の補正を行うことが可能となる。その結果、振れ抑圧比の劣化を防ぎながら、カメラモジュールの価格が上昇するのを防ぐことが可能となる。すなわち、それぞれのカメラモジュールを物理的に振動(振れ)させる設備および工程を削減することが可能となり、価格の上昇を抑制することが可能となる。
また、ジャイロセンサ製造工程において行っていたステップS1〜S4、すなわち感度が所定の範囲内に納まるようにするステップを実施せずに、感度偏差の情報を第1レジスタ30に記憶させるようにしてもよい。この場合にも、図4のステップS6およびS7により、ジャイロセンサ16の感度に応じたゲインを設定することが可能となり、さらに価格の抑制を図ることが可能となる。また、この場合には、ジャイロセンサ製造工程において、ジャイロセンサを振動させなくてもよいため、ジャイロセンサを物理的に振動させる設備および工程を削減することが可能となる。
ここで、半導体装置17における補正の動作についても、図4を参照して説明しておく。ステップS6において、ジャイロセンサ16からシリアルに感度偏差情報を読み込む(感度偏差情報読み込み工程)。この読み込み工程(ステップS6)において読み込んだ感度偏差情報に基づいて、位置情報を増幅する際のゲインコントロールアンプ(第1および第2ゲインコントロールアンプ45、45)のゲインを、ステップS7(補正工程)で定める。
半導体装置17内のMCU42が、第2レジスタ31を指定する指定情報を、シリアル通信回路43を用いて、ジャイロセンサ16へ供給する。この指示情報に応答して、ジャイロセンサ16からは、感度偏差情報の代わりに位置情報が、半導体装置17の外部端子50へシリアルに供給されることになる。半導体装置17は、この位置情報を読み込む(位置情報読み込み工程)。読み込まれた位置情報は、補正工程で設定されたゲインを有するゲインコントロールアンプにより増幅され、ジャイロ位置情報60として、D処理ユニットへ供給される。
なお、補正工程においては、基準のゲイン(Gain)パラメータと感度偏差情報との演算が行われ、演算によって求められた値に従って、ゲインコントロールアンプのゲインが定められる。
(実施の形態2)
図5は、実施の形態2に係わる半導体装置17の構成を示すブロック図である。同図に示す半導体装置17の構成は、図3に示した構成と類似している。そのため、ここでは相違点を主に説明する。
実施の形態2においては、図1に示したホールセンサ15a、15bが、手ぶれ補正機構ユニット22(図1)の位置を制御するために用いられている。ホールセンサ15a、15bを用いるために、図5に示したカメラモジュール10は、図3に示したカメラモジュールに対して、変更されたD処理ユニット80を有している。なお、図3と図5において、同じ部分には、同じ符号を付してあり、同じ部分に関する説明は省略する。D処理ユニット80は、PID制御ユニット48、ドライバ回路49、減算回路70、アナログデジタル変換回路71およびホールアンプ72を備えている。
図5において、74は、ボイスコイルモータ14a〜14dにより移動するマグネット13b〜13cとホールセンサ15a、15bとの磁界結合を示している。ホールセンサ15a、15bは、マグネット13a〜13dが装着された手ぶれ補正機構ユニット22が、ボイスコイルモータ14a〜14dが発生する磁界により移動すると、磁界の変化によりホール位置情報73を出力する。このホール位置情報73は、半導体装置17の外部端子55を介してホールアンプ72に供給される。ホールアンプ72は、アナログ信号であるホール位置情報73を増幅して、アナログデジタル変換回路71に供給する。アナログデジタル変換回路71は、ホール位置情報73をデジタル信号のホール位置情報75へ変換して、減算回路70へ供給する。減算回路70は、G処理ユニット40からのジャイロ位置情報とホール位置情報75との間でデジタル的な減算を行い、PID制御ユニット48へ供給する。なお、図5において、56は半導体装置17の外部端子を示している。
この実施の形態2においては、ホールセンサ15a、15bにより、手ぶれ補正機構ユニット22の位置が把握され、ジャイロ位置情報60に反映される。これにより、より短い時間で、手ぶれ補正機構ユニット22を所望の位置へ移動させることが可能となる。
実施の形態1および2においては、半導体装置17にMCU42を設け、MCU42によりG処理ユニット40、D処理ユニット41、80が制御されるが、これに限定されるものではない。すなわち、MCU42の代わりに、順序回路を含む論理回路を用いるようにしてもよい。また、ジャイロセンサ16に設けられている制御回路33は、MCUによって構成してもよい。
さらに、実施の形態2においては、D処理ユニット80は、ホールセンサの信号を処理する機能を有しているため、ホールセンサ処理ユニットと見なしてもよい。
<付記>
本明細書には、複数の発明が開示されており、その内のいくつかは、特許請求の範囲に記載しているが、これ以外の発明も開示しており、その代表的なものを次に列記する。
(A) 角速度情報を格納する第1レジスタと、
前記第1レジスタに格納されている角速度情報の感度偏差情報を格納する第2レジスタと、
シリアル通信回路と、
前記シリアル通信回路を介して供給される指定情報に従って、前記第1レジスタまたは前記第2レジスタを選択する制御回路と、
を備え、
前記制御回路により、前記第1レジスタが選択されたとき、前記第1レジスタに格納されている角速度情報が、前記シリアル通信回路を介して出力され、前記制御回路により、前記第2レジスタが選択されたとき、前記第2レジスタに格納されている感度偏差情報が、前記シリアル通信回路を介して出力される、ジャイロセンサ。
(B) (A)に記載のジャイロセンサにおいて、
前記感度偏差情報は、所定の感度と前記角速度情報の感度との間の偏差である、ジャイロセンサ。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
10 カメラモジュール
11 光学センサ
12 レンズ
13a〜13d マグネット
14a〜14d ボイスコイルモータ
15a、15b ホールセンサ
16 ジャイロセンサ
17 半導体装置
30 第1レジスタ
31 第2レジスタ
34、50〜56 外部端子
40 ジャイロ信号処理ユニット
41、80 ドライバ信号処理ユニット
42 マイクロコントローラ
43 シリアル通信回路
44 フィルタ回路
45 第1ゲインコントロールアンプ
46 第2ゲインコントロールアンプ
47 保持回路

Claims (15)

  1. 位置を表す位置情報を出力する装置と結合される半導体装置であって、
    前記半導体装置は、
    前記位置情報が供給される第1外部端子と、
    第2外部端子と、
    を備え、
    前記第2外部端子を介して、前記装置の感度の偏差を表す感度偏差情報を受け、前記感度偏差情報に基づいて、前記第1外部端子からの前記位置情報を増幅するゲインが定められる、半導体装置。
  2. 請求項1に記載の半導体装置において、
    前記第1外部端子と前記第2外部端子は、同じ外部端子であり、時分割的に、前記位置情報と前記感度偏差情報が供給される、半導体装置。
  3. 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記装置は、前記装置の感度と所定の感度との間の偏差を、前記感度偏差情報として出力し、
    前記半導体装置は、前記位置情報を増幅するゲインコントロールアンプを備え、前記ゲインコントロールアンプのゲインは、前記所定の感度に対応するパラメータと前記感度偏差情報との演算により求めた値により定められる、半導体装置。
  4. 請求項3に記載の半導体装置において、
    前記半導体装置は、前記所定の感度に対応するパラメータと前記感度偏差情報との演算により求めた値を保持する合計パラメータ保持回路を備えている、半導体装置。
  5. 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記装置は、前記装置の感度と所定の感度との間の偏差を、前記感度偏差情報として出力し、
    前記半導体装置は、前記位置情報を増幅する第1ゲインコントロールアンプと第2ゲインコントロールアンプを備え、前記第2ゲインコントロールアンプのゲインは、前記感度偏差情報により定められ、前記第1ゲインコントロールアンプのゲインパラメータと前記感度偏差情報との演算により求めた値により、前記位置情報を増幅するゲインが定められるように、前記第1ゲインコントロールアンプと前記第2ゲインコントロールアンプが接続されている、半導体装置。
  6. 請求項5に記載の半導体装置において、
    前記半導体装置は、前記感度偏差情報を保持する第2保持回路を備えている、半導体装置。
  7. 請求項2に記載の半導体装置において、
    前記半導体装置は、増幅された前記位置情報に基づいて、モータを駆動する駆動信号を形成する処理ユニットを備える、半導体装置。
  8. 請求項7に記載の半導体装置において、
    前記装置は、ジャイロセンサであり、
    前記処理ユニットは、前記モータにより変更される位置を検出するホールセンサからの信号と増幅された前記位置情報とに基づいて、前記駆動信号を形成する、半導体装置。
  9. 位置を表す位置情報を出力する装置とともに用いられる半導体装置における補正方法であって、
    前記半導体装置における補正方法は、
    前記装置の感度を表す感度偏差情報を、前記装置からシリアルに読み込む感度偏差情報読み込み工程と、
    前記位置情報を、前記装置からシリアルに読み込む位置情報読み込み工程と、
    前記感度偏差情報読み込み工程で読み込んだ感度偏差情報に基づいて、前記位置情報読み込み工程で読み込まれた位置情報を増幅するゲインを定める補正工程と、
    を備える、半導体装置における補正方法。
  10. 請求項9に記載の半導体装置における補正方法において、
    前記感度偏差情報は、所定の感度と前記装置の感度との偏差を表し、
    前記補正工程は、基準のゲインに対応するゲインパラメータと前記感度偏差情報とを演算する工程を備えている、半導体装置における補正方法。
  11. ジャイロセンサを振動させ、前記ジャイロセンサから出力される位置情報の感度を測定し、測定により得た感度が所定の範囲内に納まるように、前記ジャイロセンサを補正する第1補正工程と、
    補正した前記ジャイロセンサの感度を、補正情報として、前記ジャイロセンサが有する第1保持回路に記憶させる第1記憶工程と、
    前記ジャイロセンサと、前記ジャイロセンサと連動して変化するレンズと、前記ジャイロセンサからの位置情報が供給される半導体装置とを備えたカメラモジュールを準備する準備工程と、
    前記半導体装置によって、前記ジャイロセンサにおける前記第1保持回路から前記補正情報を出力させる出力工程と、
    前記出力工程により出力された前記補正情報を、前記半導体装置に読み込む読み込み工程と、
    前記ジャイロセンサから出力される位置情報を前記半導体装置において増幅するときのゲインを、前記読み込み工程において読み込んだ補正情報に基づいて定める第2補正工程と、
    を備える、カメラモジュールの補正方法。
  12. 請求項11に記載のカメラモジュールの補正方法において、
    前記補正情報は、所定の範囲における所定の感度と、前記ジャイロセンサから出力される位置情報の感度との間の偏差であり、
    前記半導体装置は、前記位置情報を増幅するゲインコントロールアンプを備え、
    前記第2補正工程は、基準のゲインに対応するゲインパラメータと前記補正情報とを演算する演算工程を有し、前記演算工程により求めた値により、前記ゲインコントロールアンプのゲインが定められる、カメラモジュールの補正方法。
  13. 請求項12に記載のカメラモジュールの補正方法において、
    前記カメラモジュールの補正方法は、前記演算工程により求めた値を合計パラメータ保持回路に記憶させる第2記憶工程を有する、カメラモジュールの補正方法。
  14. 請求項11に記載のカメラモジュールの補正方法において、
    前記補正情報は、前記所定の範囲における所定の感度と、前記ジャイロセンサから出力される位置情報の感度との間の偏差であり、
    前記半導体装置は、前記位置情報を増幅する第1ゲインコントロールアンプと第2ゲインコントロールアンプを備え、
    前記第1ゲインコントロールアンプのゲインは、基準のゲインに対応するゲインパラメータにより設定され、
    前記第2ゲインコントロールアンプのゲインは、前記第2補正工程において、前記補正情報に基づいて設定される、カメラモジュールの補正方法。
  15. 請求項14に記載のカメラモジュールの補正方法において、
    前記カメラモジュールの補正方法は、前記読み込み工程で読み込んだ補正情報を、第2保持回路へ記憶させる工程を有する、カメラモジュールの補正方法。
JP2015030538A 2015-02-19 2015-02-19 半導体装置、半導体装置における補正方法およびカメラモジュールの補正方法 Ceased JP2016151738A (ja)

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