JP4016723B2 - 撮影装置、信号処理方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

撮影装置、信号処理方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影装置、信号処理方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、常に、自動合焦の精度を向上することができるようにした撮影装置、信号処理方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
カメラ一体型ビデオテープレコーダ(以下、ビデオカメラと称する)やディジタルスチルカメラなどの撮影装置においては、画像のぶれを補正する機能として、シフトレンズを像ぶれ量に応じて移動させる「シフト防振レンズ方式」またはバリアングルプリズムを像ぶれ量に応じて傾ける「VAP(バリアングルプリズム)方式」に代表される、機械的機構による光学系の補正を行うものがある。
【0003】
このような像ぶれ補正機能においては、角速度センサなどにより撮影装置の像ぶれの信号が検出され、その信号に積分などの演算が施されることにより像ぶれ補正の目標値が算出され、この目標値に基づいて、画像のぶれを補正するように、光学系の補正が制御される。
【0004】
一方、撮影装置においては、被写体への焦点を自動的に合わせる自動合焦機能が用いられる。この自動合焦機能においては、被写体からの光に基づいて、画像のコントラストが検出され、そのコントラストが最大になるように光学系のレンズが補正される。したがって、このような自動合焦機能では、被写体自体のコントラストが低い場合、または、低照度下では、合焦制御が困難になる。そこで、撮影装置に取り付けられた、ライトなどで構成される補助光投射装置により投光パターンが被写体に向けて投射されることにより、被写体において投射された投光パターンのコントラストが最大になるように、自動合焦機能の制御が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような像ぶれ補正機能と、補助光投射時の自動合焦機能が同時に用いられた場合、像ぶれ補正機能は、被写体に対して像ぶれが発生しないように制御するため、撮影装置に取り付けられた補助光投射装置が投射する投光パターンにも撮影装置の光学系に対する像ぶれが生じてしまう。この像ぶれにより、補助光の投光パターンが、自動合焦するために用いられるコントラスト検出範囲内に出入りしてしまったり、あるいは、コントラスト検出範囲内には存在しない状況が発生してしまう恐れがある。
【0006】
さらに、ズーム機能を有する撮影装置においては、ズーム低倍率の場合、補助光の投光パターンがコントラスト検出範囲内に入っていたとしても、ズーム高倍率にした場合、パターンとパターンの間隔が広くなってしまい、補助光の投光パターンがコントラスト検出範囲内に全く入らなくなってしまう恐れがある。
【0007】
このような場合を防ぐために、製造過程において、ズーム最高倍率にしてパターンがコントラスト検出範囲に入るように補助光照射位置を調整する工程が設けられているが、像ぶれ補正機能により画像のぶれが補正された場合、補助光の投光パターンが、コントラスト検出範囲内に全く入らなくなってしまう恐れがある。
【0008】
それに対して、投光パターンのパターン密度を上げる、パターン密度をズーム位置に応じて可変にする、または、投光パターンを像ぶれ補正と同じ方向に移動させる等の対応策が考えられるが、この補助光投射装置において、強度およびパターン密度管理が必要な高いエネルギー密度を持つレーザ光のような光源を用いた場合、投光パターンのパターン密度を上げたり、パターン密度をズーム位置に応じて可変にすることは、安全上、困難であり、また、投光パターンを像ぶれ補正と同じ方向に移動させることは、撮影装置の構造上の制約があったり、別途装置の必要性が発生してしまう恐れがある。
【0009】
以上のような問題をすべて解決する方法として、補助光の投射中には像ぶれ補正機能を停止する方法がある。しかしながら、この方法では、補助光の投射中には像ぶれ補正が全く行われず、さらに、撮影装置において、像ぶれ補正機能の停止に伴う騒音または振動が発生してしまう。また、像の露光時に像ぶれ補正効果を得るために、補助光の投射終了後、再び像ぶれ補正機能を起動しても、補正効果が発揮されるまでに遅延が生じる。反対に、遅延を生じさせないように制御すると、騒音または振動が発生する原因になってしまう。
【0010】
以上のように、像ぶれ補正機能と、補助光投射時の自動合焦機能が同時に用いられた場合、自動合焦機能の精度低下を引き起こしてしまうという課題があった。
【0011】
さらに、補助光の投射中において、補助光が苦手とする被写体(補助光を吸収したり、透過する被写体、または、補助光が当たらない部分(画面端など)にある被写体など)に対しては、補助光投射を行っても有効に自動合焦されないため、投光パターン以外の光による像から情報を得て、自動合焦する場合もある。このような場合には、像ぶれ補正機能を停止してしまうと、像ぶれ補正機能を有効に活用している投光パターン以外の光による像から情報を得て行う自動合焦機能、色制御または露出制御等の他の機能の精度が低下してしまうという課題があった。
【0012】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、常時、自動合焦機能の精度を向上できるようにするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の撮影装置は、自動合焦処理実行時に、投射手段により投光パターンが投射されているか否かを判断する第1の判断手段と、基準値を設定する設定手段と、第1の判断手段により投光パターンが投射されていると判断された場合、検出手段により検出された信号、設定手段により設定された基準値より低い周波数成分を含むか否かを判断する第2の判断手段と、第2の判断手段により信号基準値よりも低い周波数成分を含むと判断された場合、基準値よりも低い周波数成分に対する補正手段による像ぶれの補正を禁止させる禁止手段とを備え、補正手段は、基準値よりも高い周波数成分に対して、信号に対する像ぶれの補正を実行することを特徴とする。
【0014】
基準値よりも高い周波数成分の信号に対して、信号の振幅に応じた係数に基づいて、信号に対応する像ぶれを補正する制御量を演算する演算手段と、演算手段により演算された制御量に基づいて、補正手段による像ぶれの補正を制御する補正制御手段とをさらに備えるようにすることができる。
【0015】
基準値よりも高い周波数成分の信号に対して、演算手段は、係数の値を1に近づけるようにして、信号に対応する像ぶれを補正する制御量を演算するようにすることができる。
【0016】
本発明の第1の信号処理方法は、自動合焦処理実行時に、投射手段により投光パターンが投射されているか否かを判断する第1の判断ステップと、基準値を設定する設定ステップと、第1の判断ステップの処理により投光パターンが投射されていると判断された場合、検出手段により検出された信号、設定ステップの処理により設定された基準値より低い周波数成分を含むか否かを判断する第2の判断ステップと、第2の判断ステップの処理により信号基準値よりも低い周波数成分を含むと判断された場合、基準値よりも低い周波数成分に対する補正手段による像ぶれの補正を禁止させる禁止ステップと、基準値よりも高い周波数成分に対する補正手段による像ぶれの補正を実行させる補正ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】
本発明の第1の記録媒体のプログラムは、自動合焦処理実行時に、投射手段により投光パターンが投射されているか否かを判断する第1の判断ステップと、基準値を設定する設定ステップと、第1の判断ステップの処理により投光パターンが投射されていると判断された場合、検出手段により検出された信号、設定ステップの処理により設定された基準値より低い周波数成分を含むか否かを判断する第2の判断ステップと、第2の判断ステップの処理により信号基準値よりも低い周波数成分を含むと判断された場合、基準値よりも低い周波数成分に対する補正手段による像ぶれの補正を禁止させる禁止ステップと、基準値よりも高い周波数成分に対する補正手段による像ぶれの補正を実行させる補正ステップとを含むことを特徴とする。
【0018】
本発明の第1のプログラムは、自動合焦処理実行時に、投射手段により投光パターンが投射されているか否かを判断する第1の判断ステップと、基準値を設定する設定ステップと、第1の判断ステップの処理により投光パターンが投射されていると判断された場合、検出手段により検出された信号、設定ステップの処理により設定された基準値より低い周波数成分を含むか否かを判断する第2の判断ステップと、第2の判断ステップの処理により信号基準値よりも低い周波数成分を含むと判断された場合、基準値よりも低い周波数成分に対する補正手段による像ぶれの補正を禁止させる禁止ステップと、基準値よりも高い周波数成分に対する補正手段による像ぶれの補正を実行させる補正ステップとを含むことを特徴とする。
【0019】
本発明の第2の撮影装置は、自動合焦処理実行時に、投射手段により投光パターンが投射されているか否かを判断する判断手段と、判断手段により投光パターンが投射されていると判断された場合、検出手段により検出された信号の周波数に基づいて、信号を複数の周波数帯域に振り分ける振り分け手段と、振り分け手段により複数の周波数帯域に振り分けられた信号に対応する像ぶれを補正する制御量を、周波数帯域毎に、周波数帯域が低いほど係数の値が0に近づき、周波数帯域が高いほど係数の値が1に近づくように設定される係数に基づいて演算する演算手段と、演算手段により演算された制御量に基づいて、補正手段による像ぶれの補正を制御する補正制御手段とを備えることを特徴とする。
【0020】
振り分け手段は、信号を3つの周波数帯域に振り分け、演算手段は、振り分け手段により振り分けられた信号のうち、最低の周波数帯域の信号に対する像ぶれを補正する制御量を、係数の値を0に近づけるようにして演算し、振り分け手段により振り分けられた信号のうち、中庸の周波数帯域の信号に対する像ぶれを補正する制御量を、信号の振幅に応じた係数に基づいて演算し、振り分け手段により振り分けられた信号のうち、最高の周波数帯域の信号に対する像ぶれを補正する制御量を、係数の値を1に近づけるようにして演算することを特徴とする。
【0021】
本発明の第2の信号処理方法は、自動合焦処理実行時に、投射手段により投光パターンが投射されているか否かを判断する判断ステップと、判断ステップの処理により投光パターンが投射されていると判断された場合、検出手段により検出された信号の周波数に基づいて、信号を複数の周波数帯域に振り分ける振り分けステップと、振り分けステップの処理により複数の周波数帯域に振り分けられた信号に対応する像ぶれを補正する制御量を、周波数帯域毎に、周波数帯域が低いほど係数の値が0に近づき、周波数帯域が高いほど係数の値が1に近づくように設定される係数に基づいて演算する演算ステップと、演算ステップの処理により演算された制御量に基づいて、補正手段による像ぶれの補正を制御する補正制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0022】
本発明の第2の記録媒体のプログラムは、自動合焦処理実行時に、投射手段により投光パターンが投射されているか否かを判断する判断ステップと、判断ステップの処理により投光パターンが投射されていると判断された場合、検出手段により検出された信号の周波数に基づいて、信号を複数の周波数帯域に振り分ける振り分けステップと、振り分けステップの処理により複数の周波数帯域に振り分けられた信号に対応する像ぶれを補正する制御量を、周波数帯域毎に、周波数帯域が低いほど係数の値が0に近づき、周波数帯域が高いほど係数の値が1に近づくように設定される係数に基づいて演算する演算ステップと、演算ステップの処理により演算された制御量に基づいて、補正手段による像ぶれの補正を制御する補正制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0023】
本発明の第2のプログラムは、自動合焦処理実行時に、投射手段により投光パターンが投射されているか否かを判断する判断ステップと、判断ステップの処理により投光パターンが投射されていると判断された場合、検出手段により検出された信号の周波数に基づいて、信号を複数の周波数帯域に振り分ける振り分けステップと、振り分けステップの処理により複数の周波数帯域に振り分けられた信号に対応する像ぶれを補正する制御量を、周波数帯域毎に、周波数帯域が低いほど係数の値が0に近づき、周波数帯域が高いほど係数の値が1に近づくように設定される係数に基づいて演算する演算ステップと、演算ステップの処理により演算された制御量に基づいて、補正手段による像ぶれの補正を制御する補正制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0024】
本発明の第1の撮影装置、信号処理方法、記録媒体、並びにプログラムにおいては、基準値が設定され、自動合焦処理実行時に投光パターンが投射されていると判断された場合、検出された信号設定された基準値よりも低い周波数成分を含むか否かが判断される。そして、信号基準値よりも低い周波数成分を含むと判断された場合、基準値よりも低い周波数成分に対する像ぶれの補正が禁止される。
【0025】
本発明の第2の撮影装置、信号処理方法、記録媒体、並びにプログラムにおいては、自動合焦処理実行時に投光パターンが投射されていると判断された場合、検出された信号の周波数に基づいて、信号が複数の周波数帯域に振り分けられる。そして、複数の周波数帯域に振り分けられた信号に対応する像ぶれを補正する制御量が、周波数帯域毎に、周波数帯域が低いほど係数の値が0に近づき、周波数帯域が高いほど係数の値が1に近づくように設定される係数に基づいて演算され、演算された制御量に基づいて、像ぶれの補正が制御される。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0027】
図1は、本発明を適用したカメラ一体型ビデオレコーダ(以下、ビデオカメラと称する)に代表される撮影装置1の構成例を示すブロック図である。図1において、撮影装置1は、ぶれ検出部11、信号処理部12、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと称する)13、露出制御部14、補助光制御部15、補正制御部16、および、ぶれ補正部17により構成される。
【0028】
ぶれ検出部11は、例えば、光学系(図示せず)とともに振動する撮影装置1本体に取り付けられた角速度センサにより構成され、像ぶれを検出する。
【0029】
信号処理部12は、ぶれ検出部11により検出された角速度信号である像ぶれ信号を受け取り、その像ぶれ信号をマイコン13のインタフェースに合った信号に変換する。信号処理部12は、予め設定されたカットオフ周波数より高い周波数をカットするローパスフィルタ31、像ぶれ信号を増幅させる増幅器32、および、予め設定されたカットオフ周波数より低い周波数をカットするハイパスフィルタ33などにより構成されるアナログ回路である。
【0030】
露出制御部14は、被写体からの光の量を測って、絞りやシャッター速度を調整し、露出などの制御を行う。補助光制御部15は、露出制御部14により計測された光の量に関する情報に基づいて、補助光投光フラグをON/OFFし、ライトなどにより構成される補助光投射部(図示せず)を制御し、補助光の投光パターンを投射させる。
【0031】
マイコン13は、補助光制御部15の補助光投光フラグに基づいて、信号処理部12からの像ぶれ信号に所定の調整処理を行い、その像ぶれ信号に対応する像ぶれを補正するために必要な像ぶれ補正の制御量を求める。
【0032】
補正制御部16は、マイコン13により算出された像ぶれ補正の制御量に基づいて、モータなどにより構成されるぶれ補正部17が目標の位置になるように制御を行う。補正制御部16は、像ぶれ信号と像ぶれ補正の制御量を比較する比較部34、制御信号などの加減算を実行する加減算部35、予め設定されたカットオフ周波数より高い周波数をカットするローパスフィルタ36、信号を増幅させる増幅器37、および、予め設定されたカットオフ周波数より低い周波数をカットするハイパスフィルタ38などにより構成される。
【0033】
なお、撮影装置1は、撮影のための構成や撮影した映像信号を記録または再生するための各種構成を有するが、図1の例では、説明の便宜上、省略されている。
【0034】
図2は、マイコン13の詳細な構成例を示すブロック図である。
【0035】
マイコン13は、A/D(Analog/Digital)変換部51、ハイパスフィルタ52、感度調整部53、ズーム調整部54、積分処理部55、および変調部56により構成され、撮影装置1全体の動作を制御する。また、マイコン13は、ハイパスフィルタ52の予め設定されたカットオフ周波数よりも高い周波数を基準値αとして設定する。
【0036】
A/D変換部51は、信号処理部12からのアナログ信号の像ぶれ信号をディジタル信号に変換し、ハイパスフィルタ52に出力する。ハイパスフィルタ52は、予め設定された所定のカットオフ周波数より低い周波数を遮断したり、また、補助光制御部15の補助光投光フラグを監視しているマイコン13の制御のもと、所定のカットオフ周波数よりも高い周波数として設定される基準値αより低い周波数を遮断し、その周波数の像ぶれ信号に対する像ぶれ補正を行わないようにさせる。
【0037】
感度調整部53は、ハイパスフィルタ52からの像ぶれ信号を、ぶれ検出部11を構成する角速度センサの感度のばらつきを吸収するため、角速度センサの感度に応じてゲイン調整する。ズーム調整部54は、その像ぶれ信号をズーム位置に応じてゲイン調整する。
【0038】
積分処理部55は、感度調整、ゲイン調整された像ぶれ信号を積分し、その像ぶれ信号に対応する、像ぶれを補正するために必要な像ぶれ補正の制御量を算出する。変調部56は、算出された制御量をPWM(パルス幅変調:Pulse Width
Modulation)信号に変換し、補正制御部16に出力する。
【0039】
図3は、積分処理部55の詳細な構成例を示すブロック図である。図3の例においては、遅延器72、乗算器73および加算器74により構成される。
【0040】
積分処理部55は、ズーム調整部54より入力された像ぶれ信号を積分し、積分された結果であるフィードバック振幅Aを遅延器72に出力する。遅延器72は、そのフィードバック振幅Aを1サンプリング遅延させる。乗算器73は、遅延器72により1サンプリング遅延されたフィードバック振幅Aに、図4に示されるような係数テーブルに基づいて求められるフィードバック係数Kを乗算する。
【0041】
このフィードバック係数Kは、0乃至1の間の値とされる。このフィードバック係数Kが1に近づくほど、像ぶれ補正の効果は大きく(強く)なる。その反面、この補正における有効画素数または光学的な制約、または、構造的な(メカニカルな)制約によるリミットに達してしまい、補正画像が不自然な動きになってしまう恐れがある。そのため、図4に示されるような係数テーブルに基づいて、フィードバック振幅Aに応じたフィードバック係数Kが求められる。
【0042】
図4の例において、横軸は、フィードバック振幅Aの値であり、右に行くほど振幅が大きいことが示される。縦軸は、フィードバック係数Kの値であり、フィードバック係数Kは、0乃至1の間の値とされる。すなわち、この係数テーブルの例においては、フィードバック振幅Aが小さいほど、フィードバック係数Kが1に近づき、フィードバック振幅Aが大きいほど、フィードバック係数Kが0に近づくことが示される。
【0043】
以上により、フィードバック振幅Aに応じたフィードバック係数Kが求められるので、フィードバック振幅Aが小さいほど、像ぶれ補正の効果が強くなり、フィードバック振幅Aが大きいほど、像ぶれ補正の効果が弱くなる。これにより、補正画像が不自然な動きになってしまうことが抑制される。
【0044】
以上のようにして求められたフィードバック係数Kを、乗算器73は、フィードバック振幅Aに乗算する。加算部74は、この乗算された値を、次の像ぶれ信号に加算し、それを像ぶれ信号の像ぶれ補正の制御量とし、変調部56に出力する。すなわち、換言すると、加算部74は、1サンプリング前の積分出力(フィードバック振幅A)にフィードバック係数Kを乗算したものを、現在の像ぶれ信号に加算する。そして、この処理は、像ぶれ補正が行われている間、繰り返される。
【0045】
次に、図5のフローチャートを参照して、自動合焦時における補助光の投射処理について説明する。
【0046】
撮影装置1においては、電源投入後、この補助光の投射処理が実行される。ステップS1において、補助光制御部15は、露出制御部14より計測された被写体からの光に関する情報を取得する。
【0047】
ステップS2において、補助光制御部15は、被写体からの光に関する情報に基づいて、その光が低コントラストまたは低照度であるか否かを判断し、光が低コントラストまたは低照度であると判断した場合、ステップS3において、補助光制御部15は、補助光投光フラグをONにする。
【0048】
ステップS4において、補助光制御部15は、ライトなどにより構成される補助光投射部(図示せず)を制御し、補助光の投光パターンを投射させる。これにより、撮影装置1において、補助光投射時の自動合焦処理が実行される。この自動合焦処理は、被写体からの光に基づいて、画像のコントラストが検出され、そのコントラストが最大になるように光学系のレンズが補正されることにより実行される。この補助光の投光パターンの投射は、ステップS5において、補助光制御部15により、撮影装置1において自動合焦処理が終了したと判断されるまで繰り返し続けられる。
【0049】
ステップS5において、撮影装置1において自動合焦処理が終了したと判断された場合、補助光制御部15は、ステップS6において、補助光投光フラグをOFFにし、ステップS7において、補助光の投光パターンの投射を終了させる。
【0050】
ステップS2において、光が低コントラスト、かつ、低照度であると判断されなかった場合、ステップS8において、補助光制御部15は補助光投光フラグをOFFにし、処理を終了させる。
【0051】
この補助光制御部15の補助光投光フラグのON/OFFを監視することにより、マイコン13は、以下に説明する像ぶれの補正処理において、補助光の投光パターンが投射されているか否かを判断できる。
【0052】
次に、図6のフローチャートを参照して、像ぶれの補正処理を説明する。
【0053】
ステップS21において、A/D変換部51は、アナログ信号である像ぶれ信号をディジタル信号に変換する。
【0054】
マイコン13は、ステップS22において、補助光制御部15を監視し、補助光投光フラグがONであるか否かを判断し、補助光投光フラグがONであると判断した場合、ステップS23において、周波数の基準値αを設定する。この周波数の基準値αは、自動合焦機能に用いるコントラスト検出範囲内への出入りの主たる原因となる、低周波数の像ぶれの補正をしないように、その低周波を遮断するために、ハイパスフィルタ52に予め設定されているカットオフ周波数よりも高く設定される。
【0055】
ステップS24において、マイコン13は、像ぶれ信号が、ステップS23において設定された基準値αよりも低い周波数成分を含むか否かを判断する。ステップS24において、像ぶれ信号が基準値αよりも低い周波数成分を含むと判断された場合、ステップS25において、ハイパスフィルタ52は、像ぶれ信号の基準値αよりも低い周波数成分を遮断する。すなわち、これにより、像ぶれ信号のうち、基準値αよりも低い周波数の像ぶれ補正が禁止される。
【0056】
ステップS24において、像ぶれ信号が、基準値よりも低い周波数成分を含まないと判断された場合、マイコン13は、ステップS25の処理をスキップし、ステップS26において、補正の制御量演算処理を実行する。すなわち、ステップS26においては、像ぶれ信号のうち、基準値αよりも高い周波数のみの像ぶれの補正の制御量演算処理が実行される。この補正の制御量演算処理を、図7のフローチャートを参照して説明する。
【0057】
ステップS41において、感度調整部53は、ぶれ検出部11を構成する角速度センサに応じて、像ぶれ信号をゲイン調整し、ズーム調整部54は、ズーム位置に応じて、像ぶれ信号をゲイン調整する。
【0058】
ステップS42において、積分処理部55は、調整された像ぶれ信号に、1サンプリング前の像ぶれ信号を積分した値(フィードバック振幅A)に、係数テーブル(図4)より求められたフィードバック係数Kを加算した値を加えて、像ぶれを補正するために必要な像ぶれ補正の制御量を求める。
【0059】
ステップS43において、変調部56は、その像ぶれ補正の制御量をPWM(パルス幅変調:Pulse Width Modulation)信号に変換し、補正制御部16に出力する。
【0060】
一方、ステップS22において、補助光投光フラグがOFFであると判断された場合、ステップS27において、ハイパスフィルタ52は、像ぶれ信号のうち、予め設定されているカットオフ周波数よりも低い周波数の信号を遮断する。したがって、この場合は、基準値αよりも低く、カットオフ周波数よりも高い周波数成分も、ステップS28以降の処理が実行される。
【0061】
ステップS28において、マイコン13は、通常の補正の制御量演算処理を実行する。この補正の制御量演算処理は、図7を参照して上述した処理と基本的に同様の処理であり、繰り返しになるのでその説明を省略するが、この処理により、像ぶれを補正するために必要な像ぶれ補正の制御量が求まる。
【0062】
ステップS26またはS28の処理において、像ぶれを補正するために必要な像ぶれ補正の制御量が求められた後、ステップS29において、補正制御部16は、求められた像ぶれ補正の制御量に基づいて、目標の位置になるように、ぶれ補正部17の補正を制御する。
【0063】
なお、一般的に、高周波数の像ぶれは、振幅が小さく、補正画像が不自然な動きになってしまうようなリミット(図4を参照にして上述した)に達し難いとされるため、図6のステップS26における補正の制御量演算の際には、フィードバック係数を1に近い値にして演算するようにしてもよい。これにより、補助光投射時に、高周波数の像ぶれに対する補正のみを強くかけるようにできる。
【0064】
以上より、補助光投射時に、自動合焦機能に用いるコントラスト検出範囲内への出入りの主たる原因となる、低周波数の像ぶれに対する補正を禁止するようにしたので、自動合焦機能の精度が向上される。さらに、ズームの倍率に関わらず、補助光の投光パターンがコントラスト検出範囲内に入るようにできる。
【0065】
また、補助光投射時にも、高周波数に対する像ぶれ補正をするようにしたので、補助光の投光パターン以外の光による通常の被写体に対する自動合焦機能が可能になり、補助光が苦手とする被写体(補助光を吸収したり、透過する被写体、または、補助光が当たらない部分(画面端など)にある被写体など)に対して有効に働くようにでき、また、色制御や露出制御などのその他の制御についても有効に機能される。
【0066】
また、補助光投射時に、例えば、像ぶれ補正機能を停止する動作のように、像ぶれ補正を急激に変化させることがないため、騒音、振動または画面の急激な変化が発生するのが抑制される。また、常に、像ぶれ補正機能が動作しているので、像ぶれ補正の遅延が生じてしまうのが抑制される。さらに、補助光投射時に、高い周波数に対してのみ、像ぶれ補正を行うため、省電力化が図れる。また、既存の装置のみで実現可能であり、低コスト化が図れる。
【0067】
さらに、レーザ光などの高エネルギー密度の光源を用いた補助光投射装置を有する撮影装置において、ズーム倍率の異なるレンズに取り替えた場合にも、投光パターン変更などのリスクを伴う変更が必要なく、流用性が向上する。
【0068】
上記説明においては、ぶれ検出部11に角速度センサを用いて、像ぶれ信号として、角速度信号を用いて説明したが、他の角度センサ、角加速度センサまたは速度センサを用いるようにしてもよい。さらに、ぶれ補正部17には、シフト防振レンズを用いて説明したが、VAP(バリアングルプリズム)などを使用するようにしてもよい。
【0069】
また、上記説明においては、マイコン13内のハイパスフィルタ52に基準値を設け、それをカットオフ周波数として高く設定するようにしたが、例えば、図1の信号処理部12内のハイパスフィルタ33、または、補正制御部16のハイパスフィルタ38に基準値を設け、それをカットオフ周波数として高く設定するようにしてもよい。さらに、ぶれ検出部11の角速度センサ自体の周波数特性を変化させるようにしてもよい。なお、以上のように、マイコン13内以外において周波数特性を制御する場合も、マイコン13の制御に基づいて、像ぶれ信号の像ぶれ補正処理が実行される。
【0070】
さらに、図8は、マイコンの他の構成例を示すブロック図である。なお、図8のマイコン91においては、図2のハイパスフィルタ52をバンドパスフィルタ101乃至103に置き換えた他は、図2のマイコン13と同様の構成であり、図2における場合と対応する部分については、同一の符号を付してあり、繰り返しになるので、以下では、その説明は適宜省略する。
【0071】
バンドパスフィルタ101乃至103は、A/D変換部51の後段に、並列して設置されており、A/D変換部51より出力された像ぶれ信号のうち、それぞれ、設定された周波数帯域の周波数のみを通過させ、感度調整部53に出力する。この周波数帯域は、図9に示されるように、予め設定されているが、マイコン91により制御されるようにしてもよい。
【0072】
図9は、バンドパスフィルタ101乃至103の対応する周波数帯域を示す図である。図9において、横軸は、周波数であり、右にいくほど、周波数が高いことを示す。縦軸は、各バンドパスフィルタ101乃至103が出力する信号の割合を示す。
【0073】
図9の例の場合、周波数a乃至周波数cである最低の周波数帯域(周波数帯域E1乃至E3のうち、最も低い周波数の周波数帯域)E1は、バンドパスフィルタ101により通過させることができる周波数帯域とされ、周波数b乃至周波数eである中庸の周波数帯域E2(周波数帯域E1乃至E3のうち、中庸の周波数の周波数帯域)は、バンドパスフィルタ102により通過させることができる周波数帯域とされる。また、周波数d乃至周波数fである最高の周波数帯域E3(周波数帯域E1乃至E3のうち、最も高い周波数の周波数帯域)は、バンドパスフィルタ103により通過させることができる周波数帯域とされる(0<a<b<c<d<e<f)。
【0074】
なお、周波数b乃至周波数cの周波数帯域は、周波数帯域E1およびE2において重なっているが、その周波数帯域は狭いため、問題にはならない。同様に、周波数d乃至周波数eの周波数帯域は、周波数帯域E2およびE3において重なっているが、その周波数帯域は狭いため、問題にはならない。
【0075】
マイコン91は、バンドパスフィルタ101を通過した最低の周波数帯域E1の信号、バンドパスフィルタ102を通過した中庸の周波数帯域E2の信号、およびバンドパスフィルタ103を通過した最高の周波数帯域E3の信号に基づいて、積分処理部55を制御し、像ぶれ補正の制御量を算出させる。
【0076】
次に、図10のフローチャートを参照して、像ぶれの補正処理の他の例を説明する。
【0077】
ステップS81において、A/D変換部51は、アナログ信号である像ぶれ信号をディジタル信号に変換する。
【0078】
ステップS82において、マイコン91は、補助光制御部15を監視し、補助光投光フラグがONであるか否かを判断し、補助光投光フラグがONであると判断した場合、ステップS83において、周波数帯域別の補正の制御量演算処理を実行する。この周波数帯域別の補正の制御量演算処理を、図11のフローチャートを参照して説明する。
【0079】
ステップS101において、バンドパスフィルタ101乃至103は、図9に上述したように、それぞれ設定された周波数帯域の信号を通過させ、それ以外の周波数を遮断する。いまの場合、バンドパスフィルタ101は、最低の周波数帯域E1の信号を通過させ、バンドパスフィルタ102は、中庸の周波数帯域E2の信号を通過させ、かつ、バンドパスフィルタ103は、最高の周波数帯域E3の信号を通過させる。
【0080】
ステップS102において、感度調整部53は、ぶれ検出部11を構成する角速度センサに応じて、ステップS101において通過した像ぶれ信号をゲイン調整し、ズーム調整部54は、ズーム位置に応じて、像ぶれ信号をゲイン調整する。
【0081】
ステップS103において、マイコン91は、その像ぶれ信号の周波数が、バンドパスフィルタ101を通過したか否かを判断する。すなわち、その像ぶれ信号の周波数が、バンドパスフィルタ101により通過させることができる周波数帯域(周波数a乃至周波数cである最低の周波数帯域E1)の周波数であるか否かが判断される。
【0082】
ステップS103において、その像ぶれ信号の周波数が、バンドパスフィルタ101を通過したと判断された場合、ステップS104において、積分処理部55は、調整された像ぶれ信号に、1サンプリング前の像ぶれ信号を積分した値(フィードバック振幅A)に、0に近い値のフィードバック係数Kを加算した値を加えて、像ぶれを補正するために必要な像ぶれ補正の制御量を求める。これにより、以降の処理において、最低の周波数帯域E1の周波数の信号に対しては、像ぶれの効果が弱くなるように像ぶれ補正が制御される。
【0083】
ステップS103において、その像ぶれ信号の周波数が、バンドパスフィルタ101を通過しなかったと判断された場合、ステップS105において、マイコン91は、その像ぶれ信号の周波数が、バンドパスフィルタ102を通過したか否かを判断する。すなわち、その像ぶれ信号の周波数が、バンドパスフィルタ102により通過させることができる周波数帯域(周波数b乃至周波数eである中庸の周波数帯域E2)の周波数であるか否かが判断される。
【0084】
ステップS105において、その像ぶれ信号の周波数が、バンドパスフィルタ102を通過したと判断された場合、ステップS106において、積分処理部55は、調整された像ぶれ信号に、1サンプリング前の像ぶれ信号を積分した値(フィードバック振幅A)に、係数テーブル(図4)より求められたフィードバック係数Kを加算した値を加えて、像ぶれを補正するために必要な像ぶれ補正の制御量を求める。これにより、以降の処理において、中庸の周波数帯域E2の周波数の信号に対しては、通常の像ぶれ補正が実行されるように制御される。
【0085】
ステップS105において、その像ぶれ信号の周波数が、バンドパスフィルタ102を通過しなかったと判断された場合、ステップS107において、マイコン91は、その像ぶれ信号の周波数が、バンドパスフィルタ103を通過したか否かを判断する。すなわち、その像ぶれ信号の周波数が、バンドパスフィルタ103により通過させることができる周波数帯域(周波数d乃至周波数fである最高の周波数帯域E3)の周波数であるか否かが判断される。
【0086】
ステップS107において、その像ぶれ信号の周波数が、バンドパスフィルタ103を通過したと判断された場合、ステップS108において、積分処理部55は、調整された像ぶれ信号に、1サンプリング前の像ぶれ信号を積分した値(フィードバック振幅A)に、1に近い値のフィードバック係数Kを加算した値を加えて、像ぶれを補正するために必要な像ぶれ補正の制御量を求める。これにより、以降の処理において、最高の周波数帯域E3の周波数の信号に対しては、像ぶれ補正の効果が強くなるように像ぶれ補正が制御される。
【0087】
ステップS107において、その像ぶれ信号の周波数が、バンドパスフィルタ103を通過しなかったと判断された場合、その像ぶれ信号の周波数は、バンドパスフィルタ101乃至103のいずれからも遮断されるため、何も処理されない。
【0088】
以上の処理により、各周波数帯域に対応して求められた像ぶれの制御量を、ステップS109において、変調部56は、PWM(パルス幅変調:Pulse Width
Modulation)信号に変換し、補正制御部16に出力する。
【0089】
一方、ステップS82において、補助光投光フラグがOFFであると判断された場合、ステップS84において、バンドパスフィルタ101乃至103は、それぞれ予め設定された周波数帯域の信号を通過させ、感度調整部53に出力する。
【0090】
ステップS85において、マイコン13は、バンドパスフィルタ101乃至103のうちのいずれかを通過した信号すべてに対して、通常の補正の制御量演算処理を実行する。この補正の制御量演算処理は、図6のステップS26(すなわち、図7)の処理と同様の処理であり、繰り返しになるので、その説明を省略するが、この処理により、像ぶれを補正するために必要な像ぶれ補正の制御量が求まる。
【0091】
ステップS83またはS85の処理において、像ぶれを補正するために必要な像ぶれ補正の制御量が求められた後、ステップS86において、補正制御部16は、求められた像ぶれ補正の制御量に基づいて、目標の位置になるように、ぶれ補正部17の補正を制御する。
【0092】
以上のように、各周波数帯域に対応して像ぶれの制御量が求められるので、高周波数の像ぶれに対する補正の効果が強くなるように、像ぶれ補正できたり、または、補助光投射時に、自動合焦機能に用いるコントラスト検出範囲内への出入りの主たる原因となる、低周波数の像ぶれに対する補正の効果が弱くなるように補正できる。その場合、ぶれ補正を全く行わないようにするよりも、色制御や露出制御などのその他の制御についても有効に機能される。
【0093】
なお、上記説明においては、3つのバンドパスフィルタを並列させて構成したが、バンドパスフィルタの個数は限られておらず、周波数帯域を分けるために必要な個数のバンドパスフィルタを並列に構成するようにしてもよい。
【0094】
上記説明では、ビデオカメラに関して説明したがディジタルスチルカメラ、または、その他の動画像あるいは静止画像の撮影装置などにも、本発明が適用される。
【0095】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。この場合、例えば、撮影装置1は、図12に示されるような撮影装置111により構成される。
【0096】
図12において、CPU(Central Processing Unit)121は、ROM(Read Only Memory)122に記憶されているプログラム、または、記憶部128からRAM(Random Access Memory)123にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM123にはまた、CPU121が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0097】
CPU121、ROM122、およびRAM123は、バス124を介して相互に接続されている。このバス124にはまた、入出力インタフェース125も接続されている。
【0098】
入出力インタフェース125には、キーボード、マウスなどよりなる入力部126、CRT(Cathode Ray Tube),LCD(Liquid Crystal Display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部127、ハードディスクなどより構成される記憶部128、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部129が接続されている。通信部129は、図示せぬネットワークを介しての通信処理を行う。
【0099】
入出力インタフェース125にはまた、必要に応じてドライブ130が接続され、磁気ディスク131、光ディスク132、光磁気ディスク133、或いは半導体メモリ134などが適宜装着され、それから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部128にインストールされる。
【0100】
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば、汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
【0101】
この記録媒体は、図12に示すように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク131(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク132(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク133(MD(Mini-Disk)(商標)を含む)、もしくは半導体メモリ134などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM122や、記憶部128に含まれるハードディスクなどで構成される。
【0102】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0103】
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0104】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、常に、自動合焦機能の精度の向上が促進できる。また、本発明によれば、色制御や露出制御などのその他の制御の精度の低下を抑制できる。さらに、本発明によれば、省電力化が図れ、低コスト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した撮影装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のマイクロコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【図3】図2の積分処理部の詳細な構成例を示すブロック図である。
【図4】係数テーブルを説明する図である。
【図5】図1の撮影装置の補助光の投射処理を説明するフローチャートである。
【図6】図1の撮影装置の像ぶれの補正処理を説明するフローチャートである。
【図7】図6のステップS26の補正の制御量演算処理を説明するフローチャートである。
【図8】図1のマイクロコンピュータの他の構成例を示すブロック図である。
【図9】図8のバンドパスフィルタの周波数帯域を説明する図である。
【図10】図1の撮影装置の像ぶれの補正処理の他の例を説明するフローチャートである。
【図11】図10のステップS83の周波数帯域別の補正の制御量演算処理を説明するフローチャートである。
【図12】図1の撮影装置の他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 撮影装置,11 ぶれ検出部,12 信号処理部,13 マイコン,14 露出制御部,15 補助光制御部,16 補正制御部,17 ぶれ補正部,33ハイパスフィルタ,38 ハイパスフィルタ,51 A/D変換部,52 ハイパスフィルタ,53 感度調整部,54 ズーム調整部,55 積分処理部,56 変調部,72 遅延器,73 乗算器,74 加算器,91 マイコン,101 バンドパスフィルタ,102 バンドパスフィルタ,103 バンドパスフィルタ

Claims (11)

  1. 像ぶれの信号を検出する検出手段と、
    投光パターンを被写体に向けて投射する投射手段と、
    前記像ぶれを補正する補正手段とを備える撮影装置において、
    自動合焦処理実行時に、前記投射手段により前記投光パターンが投射されているか否かを判断する第1の判断手段と、
    基準値を設定する設定手段と、
    前記第1の判断手段により前記投光パターンが投射されていると判断された場合、前記検出手段により検出された前記信号、前記設定手段により設定された前記基準値より低い周波数成分を含むか否かを判断する第2の判断手段と、
    前記第2の判断手段により前記信号前記基準値よりも低い周波数成分を含むと判断された場合、前記基準値よりも低い周波数成分に対する前記補正手段による前記像ぶれの補正を禁止させる禁止手段と
    を備え
    前記補正手段は、前記基準値よりも高い周波数成分に対して、前記信号に対する前記像ぶれの補正を実行する
    ことを特徴とする撮影装置。
  2. 前記基準値よりも高い周波数成分の前記信号に対して、前記信号の振幅に応じた係数に基づいて、前記信号に対応する前記像ぶれを補正する制御量を演算する演算手段と、
    前記演算手段により演算された前記制御量に基づいて、前記補正手段による前記像ぶれの補正を制御する補正制御手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記基準値よりも高い周波数成分の前記信号に対して、前記演算手段は、前記係数の値を1に近づけるようにして、前記信号に対応する前記像ぶれを補正する制御量を演算する
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮影装置。
  4. 像ぶれの信号を検出する検出手段と、
    投光パターンを被写体に向けて投射する投射手段と、
    前記像ぶれを補正する補正手段とを備える撮影装置の信号処理方法において、
    自動合焦処理実行時に、前記投射手段により前記投光パターンが投射されているか否かを判断する第1の判断ステップと、
    基準値を設定する設定ステップと、
    前記第1の判断ステップの処理により前記投光パターンが投射されていると判断された場合、前記検出手段により検出された前記信号は、前記設定ステップの処理により設定された前記基準値より低い周波数成分を含むか否かを判断する第2の判断ステップと、
    前記第2の判断ステップの処理により前記信号前記基準値よりも低い周波数成分を含むと判断された場合、前記基準値よりも低い周波数成分に対する前記補正手段による前記像ぶれの補正を禁止させる禁止ステップと
    前記基準値よりも高い周波数成分に対する前記補正手段による前記像ぶれの補正を実行させる補正ステップと
    を含むことを特徴とする信号処理方法。
  5. 像ぶれの信号を検出する検出手段と、
    投光パターンを被写体に向けて投射する投射手段と、
    前記像ぶれを補正する補正手段とを備える撮影装置用のプログラムであって、
    自動合焦処理実行時に、前記投射手段により前記投光パターンが投射されているか否かを判断する第1の判断ステップと、
    基準値を設定する設定ステップと、
    前記第1の判断ステップの処理により前記投光パターンが投射されていると判断された場合、前記検出手段により検出された前記信号、前記設定ステップの処理により設定された前記基準値より低い周波数成分を含むか否かを判断する第2の判断ステップと、
    前記第2の判断ステップの処理により前記信号前記基準値よりも低い周波数成分を含むと判断された場合、前記基準値よりも低い周波数成分に対する前記補正手段による前記像ぶれの補正を禁止させる禁止ステップと
    前記基準値よりも高い周波数成分に対する前記補正手段による前記像ぶれの補正を実行させる補正ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  6. 像ぶれの信号を検出する検出手段と、
    投光パターンを被写体に向けて投射する投射手段と、
    前記像ぶれを補正する補正手段とを備える撮影装置を制御するコンピュータが実行可能なプログラムであって、
    自動合焦処理実行時に、前記投射手段により前記投光パターンが投射されているか否かを判断する第1の判断ステップと、
    基準値を設定する設定ステップと、
    前記第1の判断ステップの処理により前記投光パターンが投射されていると判断された場合、前記検出手段により検出された前記信号、前記設定ステップの処理により設定された前記基準値より低い周波数成分を含むか否かを判断する第2の判断ステップと、
    前記第2の判断ステップの処理により前記信号前記基準値よりも低い周波数成分を含むと判断された場合、前記基準値よりも低い周波数成分に対する前記補正手段による前記像ぶれの補正を禁止させる禁止ステップと
    前記基準値よりも高い周波数成分に対する前記補正手段による前記像ぶれの補正を実行させる補正ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
  7. 像ぶれの信号を検出する検出手段と、
    投光パターンを被写体に向けて投射する投射手段と、
    前記像ぶれを補正する補正手段とを備える撮影装置において、
    自動合焦処理実行時に、前記投射手段により前記投光パターンが投射されているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記投光パターンが投射されていると判断された場合、前記検出手段により検出された前記信号の周波数に基づいて、前記信号を複数の周波数帯域に振り分ける振り分け手段と、
    前記振り分け手段により複数の前記周波数帯域に振り分けられた前記信号に対応する前記像ぶれを補正する制御量を、前記周波数帯域毎に、前記周波数帯域が低いほど係数の値が0に近づき、前記周波数帯域が高いほど前記係数の値が1に近づくように設定される前記係数に基づいて演算する演算手段と、
    前記演算手段により演算された前記制御量に基づいて、前記補正手段による前記像ぶれの補正を制御する補正制御手段と
    を備えることを特徴とする撮影装置。
  8. 前記振り分け手段は、前記信号を3つの前記周波数帯域に振り分け、
    前記演算手段は、
    前記振り分け手段により振り分けられた前記信号のうち、最低の周波数帯域の信号に対する前記像ぶれを補正する制御量を、前記係数の値を0に近づけるようにして演算し、
    前記振り分け手段により振り分けられた前記信号のうち、中庸の周波数帯域の信号に対する前記像ぶれを補正する制御量を、前記信号の振幅に応じた係数に基づいて演算し、
    前記振り分け手段により振り分けられた前記信号のうち、最高の周波数帯域の信号に対する前記像ぶれを補正する制御量を、前記係数の値を1に近づけるようにして演算する
    ことを特徴とする請求項7に記載の撮影装置。
  9. 像ぶれの信号を検出する検出手段と、
    投光パターンを被写体に向けて投射する投射手段と、
    前記像ぶれを補正する補正手段とを備える撮影装置の信号処理方法において、
    自動合焦処理実行時に、前記投射手段により前記投光パターンが投射されているか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップの処理により前記投光パターンが投射されていると判断された場合、前記検出手段により検出された前記信号の周波数に基づいて、前記信号を複数の周波数帯域に振り分ける振り分けステップと、
    前記振り分けステップの処理により複数の前記周波数帯域に振り分けられた前記信号に対応する前記像ぶれを補正する制御量を、前記周波数帯域毎に、前記周波数帯域が低いほど係数の値が0に近づき、前記周波数帯域が高いほど前記係数の値が1に近づくように設定される前記係数に基づいて演算する演算ステップと、
    前記演算ステップの処理により演算された前記制御量に基づいて、前記補正手段による前記像ぶれの補正を制御する補正制御ステップと
    を含むことを特徴とする信号処理方法。
  10. 像ぶれの信号を検出する検出手段と、
    投光パターンを被写体に向けて投射する投射手段と、
    前記像ぶれを補正する補正手段とを備える撮影装置用のプログラムであって、
    自動合焦処理実行時に、前記投射手段により前記投光パターンが投射されているか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップの処理により前記投光パターンが投射されていると判断された場合、前記検出手段により検出された前記信号の周波数に基づいて、前記信号を複数の周波数帯域に振り分ける振り分けステップと、
    前記振り分けステップの処理により複数の前記周波数帯域に振り分けられた前記信号に対応する前記像ぶれを補正する制御量を、前記周波数帯域毎に、前記周波数帯域が低いほど係数の値が0に近づき、前記周波数帯域が高いほど前記係数の値が1に近づくように設定される前記係数に基づいて演算する演算ステップと、
    前記演算ステップの処理により演算された前記制御量に基づいて、前記補正手段による前記像ぶれの補正を制御する補正制御ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  11. 像ぶれの信号を検出する検出手段と、
    投光パターンを被写体に向けて投射する投射手段と、
    前記像ぶれを補正する補正手段とを備える撮影装置を制御するコンピュータが実行可能なプログラムであって、
    自動合焦処理実行時に、前記投射手段により前記投光パターンが投射されているか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップの処理により前記投光パターンが投射されていると判断された場合、前記検出手段により検出された前記信号の周波数に基づいて、前記信号を複数の周波数帯域に振り分ける振り分けステップと、
    前記振り分けステップの処理により複数の前記周波数帯域に振り分けられた前記信号に対応する前記像ぶれを補正する制御量を、前記周波数帯域毎に、前記周波数帯域が低いほど係数の値が0に近づき、前記周波数帯域が高いほど前記係数の値が1に近づくように設定される前記係数に基づいて演算する演算ステップと、
    前記演算ステップの処理により演算された前記制御量に基づいて、前記補正手段による前記像ぶれの補正を制御する補正制御ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
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