JP2016151028A - 電解めっき装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電解めっき時の電流線の集中により、めっき対象物の被めっき領域の端部領域において、中央領域よりもめっき膜厚が厚くなってしまうことを抑制することが可能な電解めっき装置を提供する。【解決手段】 めっき対象物1がアノードと対向するようにめっき液に浸漬され、アノードに対するカソードとして機能するように構成された電解めっき装置であって、攪拌部材21が、めっき対象物1とアノードとの間の領域において、めっき対象物1の主面1aと平行な方向に往復動してめっき槽内のめっき液を攪拌するとともに、攪拌部材21の移動方向についてみた場合における、被めっき領域Mの端部領域Meに対向する領域を通過する際の攪拌部材21の移動速度が、被めっき領域Mの中央領域Mmに対向する領域を通過する際の移動速度よりも遅くなるように構成する。【選択図】図3

Description

本発明は、電解めっき装置に関し、詳しくは、めっき対象物の被めっき領域に形成されるめっき膜の厚みに位置的な偏りが生じることを抑制できるようにした電解めっき装置に関する。
シリコンウエハなどの基板をめっき対象物として、めっき対象物にめっきを行う場合、めっき対象物を基板ホルダーに保持させた状態でめっきを行う、電解めっき方法が広く用いられている。
そして、このような電解めっき装置として、例えば、図8(a),(b)に示すような電解めっき装置が提案されている(特許文献1参照)。
この特許文献1の電解めっき装置110は、めっき液112を収容するめっき槽111と、めっき槽111内に配置されたアノード115と、カソードとなるめっき対象物101を保持してめっき液中に固定するための基板ホルダー117と、めっき液112を攪拌するための攪拌部材(パドル)121とを備えている。
そして、電解めっき装置110では、攪拌部材121を、めっき対象物101の被めっき領域Mと対向する領域と同じ長さ、又は、それよりも長い区間において等速で水平方向に移動させることにより、被めっき領域Mにおけるめっき膜の厚みが均一になるようにしている。
特開平8−144085号公報
しかしながら、上述の電解めっき装置110を用いて、攪拌部材121を等速で移動させながらめっきを行った場合、電流線を遮蔽する時間が攪拌部材121の移動するすべての領域で同じになり、アノード115とめっき対象物(カソード)101の間で発生する電流線Rが、被めっき領域Mの端部(周縁部)領域に集中すること(図9参照)を防止できないため、被めっき領域Mの端部領域では、中央領域に比べてめっき膜厚が厚くなるという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するものであり、電流線の集中により、めっき対象物の被めっき領域の端部領域において、中央領域よりもめっき膜厚が厚くなってしまうことを抑制することが可能な電解めっき装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の電解めっき装置は、
めっき対象物の主面の、めっき処理が施されるべき被めっき領域にめっき処理を行うための電解めっき装置であって、
前記めっき対象物が浸漬されるめっき液を貯留するめっき槽と、
前記めっき槽内に配設されたアノードと、
少なくとも一部が前記めっき液に浸漬された状態で、所定の方向に往復動して、前記めっき液を攪拌する攪拌部材とを備え、
前記めっき対象物が、前記アノードと対向するように前記めっき液に浸漬され、前記アノードに対するカソードとして機能するように構成され、
前記攪拌部材が、前記めっき対象物と、前記アノードとの間の領域において、前記めっき対象物の前記主面と平行な方向に往復動して前記めっき槽内の前記めっき液を攪拌するとともに、
前記攪拌部材の移動方向についてみた場合における、前記被めっき領域の端部領域に対向する領域を通過する際の前記攪拌部材の移動速度が、前記被めっき領域の中央領域に対向する領域を通過する際の移動速度よりも遅くなるように構成されていること
を特徴としている。
本発明の電解めっき装置においては、前記攪拌部材を、任意の位置で加減速させることができるように構成されていることが好ましい。
上記構成を備えることにより、例えば、電流線の集中によるめっき膜厚の偏りを、さらに精度よく抑制することが可能になる。
また、上記構成を備えることにより、積極的にめっき膜厚を制御して、任意の位置で、所望の厚みを有するめっき膜を形成することが可能になる。
また、前記被めっき対象物の前記主面に直交する方向からみた場合において、前記移動方向が互いに直交するように構成された少なくとも一対の前記攪拌部材を備えていることが好ましい。
上記構成を備えることにより、移動方向が互いに直交するように構成された一対の攪拌部材のそれぞれが、移動方向についてみた場合における端部領域において電流線を遮蔽する時間を、中央領域において電流線を遮蔽する時間よりも長くすることが可能になる。
その結果、被めっき領域が方形である場合には、電流線の集中により端部領域のめっき膜厚が中央領域よりも厚くなることを効果的に抑制することが可能になり、被めっき領域の端部領域と中央領域とにおけるめっき膜厚の差の小さい、均一性の高いめっきを行うことが可能な電解めっき装置を提供することが可能になる。
また、前記めっき対象物と、前記アノードとの間の領域であって、前記攪拌部材が往復動する領域よりも前記アノードに近い領域に、前記めっき対象物と対向するように配設され、前記被めっき対象物の前記被めっき領域に対向する領域よりも内側に周縁部が位置する開口を備えた遮蔽板をさらに備えていることが好ましい。
上記構成を備えることにより、被めっき領域の端部領域への電流線の集中をさらに確実に緩和することができ、本発明をより実効あらしめることが可能になる。
本発明の電解めっき装置においては、めっき対象物と、アノードとの間の領域において、めっき対象物の主面と平行な方向に往復動してめっき槽内のめっき液を攪拌する攪拌部材を、その移動方向についてみた場合における、被めっき領域の端部領域に対向する領域を通過する際の移動速度が、被めっき領域の中央領域に対向する領域を通過する際の移動速度よりも遅くなるような態様で移動させるようにしているので、攪拌部材の移動方向における被めっき領域の端部において、アノードとカソードの間で発生する電流線を攪拌部材により遮蔽する時間を、被めっき領域の中央領域において遮蔽する時間よりも長くすることができるようになる。その結果、めっき対象物の被めっき領域の端部におけるめっき膜厚が、被めっき領域の中央領域よりも厚くなることを抑制することが可能になる。
したがって、本発明によれば、被めっき領域の端部領域と中央領域とにおけるめっき膜厚の差の小さい(めっき膜の厚みに位置的な偏りの小さい)、均一性の高いめっきを行うことが可能な電解めっき装置を提供することが可能になる。
本発明の実施形態1にかかる電解めっき装置を模式的に示す図であり、(a)は正面からみた場合の断面図、(b)は(a)のA−A断面図である。 図1に示す電解めっき装置を矢印B(図1参照)からみた場合の図である。 図1に示す電解めっき装置の攪拌部材の移動速度を示す図である。 図3に示す攪拌部材の移動速度の変形例である。 図3に示す攪拌部材の移動速度の他の変形例である。 本発明の実施形態2にかかる電解めっき装置を模式的に示す図であり、(a)は正面からみた場合の断面図、(b)は(a)のC−C断面図である。 図6に示す電解めっき装置を矢印D(図6参照)からみた場合の図である。 従来の電解めっき装置を示す図であり、(a)は正面からみた場合の断面図、(b)は攪拌部材の移動速度を示す図である。 電解めっき時に発生する電流線を模式的に示す図である。
以下に、本発明の実施形態を示して、本発明の特徴とするところをさらに詳しく説明する。
[実施形態1]
図1(a),(b)および図2は、本発明の実施形態1にかかる電解めっき装置10を示す図である。
電解めっき装置10は、めっき対象物1の被めっき領域Mにめっきを施すための装置であって、めっき液12を貯留するめっき槽11と、アノード15と、めっき液12を攪拌するための攪拌部材(パドル)21とを備えている。
また、この電解めっき装置10においては、めっき対象物1が、カソードとして機能するように構成されている。そして、めっき対象物1は、めっきが施されるべき領域である被めっき領域Mを備えた主面1aが、アノード15と対向する姿勢で、めっき液12に浸漬されるように構成されている。
また、めっき槽11内の、アノード15とめっき対象物(カソード)1の間には、めっき対象物1と対向するように絶縁材料からなる遮蔽板13が配設されている。
電解めっき装置10は、直流電源19を備えており、アノード15が直流電源19のプラス極に、めっき対象物(カソード)1が直流電源19のマイナス極に接続されている。
アノード15を構成する材料としては、金属材料であるCuが用いられている。めっき液12としては、硫酸銅と硫酸の水溶液が用いられている。
この実施形態におけるめっき対象物1は、セラミック基板であり、電解めっき装置10は、このめっき対象物1を保持するためのホルダー17を備えている。
そして、めっき対象物1は、その主面1aの被めっき領域Mがめっき液12に浸漬されるような態様でホルダー17に固定されている。
また、めっき対象物1の主面1aの被めっき領域Mには、電解めっき装置10によりめっきが施される下地電極(めっき膜の成長の基点となるシード電極)(図示せず)が予め形成されている。なお、下地電極(シード電極)は、特に図示しない配線を介して、直流電源19のマイナス極に接続されるように構成されている。
なお、この実施形態では、被めっき領域Mの形状は略矩形状であり、被めっき領域Mは、水平方向に対向する2辺と鉛直方向に対向する2辺により挟まれるように構成されている。
そして、この実施形態1の電解めっき装置10において、上述の攪拌部材21は、めっき対象物1とアノード15の間の領域に、めっき対象物1の主面1aと平行でかつ、水平な方向に往復動してめっき槽11内のめっき液12を攪拌するとともに、攪拌部材21の移動方向についてみた場合における、被めっき領域Mの端部領域Meに対向する領域を通過する際の攪拌部材21の移動速度が、被めっき領域Mの中央領域Mmに対向する領域を通過する際の移動速度よりも遅くなるように構成されている(図3参照)。
また、攪拌部材21は、めっき対象物1の主面1aに近接して、例えば、主面1aから0.5mm〜2mm離れた位置に配設されている。また、攪拌部材21は、その一部である下端側がめっき液12に浸漬され、長手方向が鉛直方向に向くように配設されている
なお、攪拌部材21を構成する材料としては、例えば、PPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド樹脂)などの絶縁性を有する材料が用いられる。攪拌部材21の形状に特別の制約はなく、例えば、円柱や多角柱状の部材を用いることができる。
めっき槽11の上方には、攪拌部材21を所定方向に往復動させるための移動手段22と、移動手段22を固定するための天板フレーム23が配設されている。移動手段22としては、攪拌部材21の往復動の移動速度を変えることができるように、例えば、一軸ロボットが用いられる。
この攪拌部材21の往復動により、めっき対象物1の主面1a近傍のCuイオンが消費されためっき液12が、新鮮なめっき液(Cuイオンを十分に含むめっき液)と入れ替わるように構成されている。
また、上述した遮蔽板13は、攪拌部材21が往復動する領域よりもアノード15に近い領域に配設されている。
遮蔽板13は枠状の形状をしており、めっき対象物1の被めっき領域Mに対向する領域よりも内側に周縁部13aが位置する開口13bを備えている。この実施形態では、遮蔽板13の開口13bは、被めっき領域Mの形状と相似形とされている。この遮蔽板13により、被めっき領域Mの端部領域への電流線Rの集中が緩和される。
なお、遮蔽板13は、被めっき領域Mの形状に対応して交換することができるように構成されている。
次に、上述した構成を有する電解めっき装置10を用いて、めっき対象物1にめっき処理を施す際の、攪拌部材21の移動速度について説明する。
上述のように、攪拌部材21は、攪拌部材21の移動方向についてみた場合、被めっき領域Mの端部領域Meに対向する領域を通過する際の移動速度が、被めっき領域Mの中央領域Mmに対向する領域を通過する際の移動速度よりも遅くなるように構成されている。
具体的には、攪拌部材21は、往路では、被めっき領域Mの一方の端部領域Meで徐々に移動速度を上げ、中央領域Mmで一定の移動速度v1で移動し、他方の端部領域Meで徐々に移動速度を下げるように制御されている。また、復路では、その逆となるように速度制御されている。
攪拌部材21を上述のように動作させながらめっきを行うことにより、攪拌部材21の移動方向における被めっき領域Mの端部領域Meにおいて、中央領域Mmに比べて、アノード15とめっき対象物(カソード)1の間で発生する電流線Rの、攪拌部材21による遮蔽時間を長くすることができ、端部領域Meへの電流線Rの集中を抑制して、端部領域Meのめっき膜厚を中央領域Mmのめっき膜厚と同等にする(すなわち、攪拌部材21を被めっき領域Mの全領域で等速で移動させた場合に比べて、端部領域Meにおけるめっき膜厚を薄くする)ことができる。
なお、攪拌部材21の移動方向についてみた場合の、被めっき領域Mの端部領域Meおよび中央領域Mmにおける攪拌部材21の移動速度については、実際に、端部領域Meと中央領域Mmに形成されるめっき膜厚を比較することで適宜設定することが可能である。これにより、遮蔽板13を交換することなく、攪拌部材21の動作設定を変更することで、めっき膜厚を調整することができるようになり、被めっき領域Mの範囲が異なる場合においても、めっき膜厚を均一とするための調整を容易に行うことが可能になる。
また、電解めっき装置10は、図4に示すように、攪拌部材21の移動速度が、端部領域Meに対向する領域の一部において、一定の速度を有するように構成することも可能である。図4に示すような態様で攪拌部材21を移動させるようにした場合も、端部領域Meに対向する領域を通過する際の移動速度が、中央領域Mmに対向する領域を通過する際の移動速度よりも遅いため、図3に示す場合に準じる効果を得ることができる。
なお、電解めっき装置10は、図5に示すように、攪拌部材21の移動速度が、中央領域Mmに対向する領域で、加速または減速するように構成することも可能である。図5に示すような態様で攪拌部材21を移動させるようにした場合、被めっき領域Mの、攪拌部材21の移動方向において、任意の膜厚を形成することが可能になる。
なお、移動速度は、速度v1より遅くなるように減速した後、加速することも可能であり、速度v1より速くなるように加速した後、減速することも可能である。
また、被めっき領域Mの端部領域Meにおける、攪拌部材21の移動速度の傾きや段部などの態様は、上述した例に限られるものではなく、階段状や曲線状とすることも可能である。
[実施形態2]
図6(a),(b)および図7は、本発明の他の実施形態(実施形態2)にかかる電解めっき装置10Aを示す図である。この電解めっき装置10Aは、第1の攪拌部材(実施形態1で示した攪拌部材21と同じ攪拌部材)21aと、第2の攪拌部材21bを備えている。
第1の攪拌部材21aは、長手方向が鉛直方向を向き、かつ、めっき対象物1の主面1aと平行に配設され、水平方向に往復動するように構成されている。また、第2の攪拌部材21bは、長手方向が水平方向を向き、かつ、めっき対象物1の主面1aと平行に配設され、鉛直方向に往復動するように構成されている。
すなわち、第1および第2の攪拌部材21a,21bは、めっき対象物1の主面1aに直交する方向からみた場合に、それぞれの移動方向が互いに直交するように構成されている。
そして、第1の攪拌部材21aは、移動手段22により水平方向に往復動するように構成され、第2の攪拌部材21bは、両端支持部材25を介して移動手段22aにより鉛直方向に往復動できるように構成されている。
なお、第2の攪拌部材21bは、第1の攪拌部材21aよりもアノード15側に近い位置に配設されている。
また、第1の攪拌部材21aと第2の攪拌部材21bは、互いの間隔が、例えば、0.5mm〜2mmとなるように配設されている。
そして、第1の攪拌部材21aと第2の攪拌部材21bは、図3に被めっき領域と移動速度の関係を示した実施形態1の攪拌部材21の場合と同様に、水平方向と鉛直方向に往復動する。すなわち、第1および第2の攪拌部材21a,21bの移動方向それぞれについてみた場合に、被めっき領域Mの中央領域Mmに対向する領域よりも端部領域Meに対向する領域において移動速度が遅くなるように構成されている。
なお、この実施形態2では、第1および第2の一対の攪拌部材21a,21bは、一方が動作している間は、他方が動作を止めるように、交互に動作するように構成されている。ただし、一対の攪拌部材21a,21bを同時に動作させるように構成することも可能である。
実施形態2の電解めっき装置10Aのように、互いに直交する方向に動作する第1および第2の攪拌部材21a,21bを備えた構成とし、上述のような態様で第1および第2の攪拌部材21,21aを動作させながらめっきを行うことにより、一対の攪拌部材21a,21bのそれぞれが、その移動方向についてみた場合における端部領域Meにおいて電流線Rを遮蔽する時間を、中央領域Mmにおいて電流線Rを遮蔽する時間よりも長くすることが可能になる。
その結果、平面形状が方形の被めっき領域Mの、端部領域Meの全体(4つの辺の近傍領域全体)において、電流線Rの集中により、めっき膜厚が中央領域Mmにおけるめっき膜厚よりも大きくなることを効果的に抑制することが可能になり、めっき膜厚の均一性に優れためっきを行うことができるようになる。
また、この実施形態2のように、動作方向が互いに直交する一対の攪拌部材を備えた構成とした場合、攪拌部材の移動方向における端部領域の移動速度を適切に設定することで、遮蔽板13を必要とすることなく、めっき膜厚の均一性に優れためっきを行うことが可能な電解めっき装置を提供することが可能になる。
また、上記実施形態では、セラミック基板をめっき対象物1とし、基板上に形成されたシード電極の表面にめっきを施す場合について説明したが、樹脂基板、ガラス基板またはシリコンウエハなどをめっき対象物とすることも可能である。
また、めっき対象物および被めっき領域は、方形である場合に限られるものではなく、略円形などの形状を有するものであってもよい。
さらに、被めっき領域は、めっきが行われるべき下地電極(シード電極)が、例えばマトリックス状などの態様で多数個配設された領域であってもよく、また、単一の下地電極が形成された領域(いわゆる全面電極が形成された領域)であってもよい。
また、上記実施形態では、めっきを施す金属材料がCuである場合について説明したが、めっき金属の種類はCuに限られるものではなく、例えば、Ni、Snなどのめっきを行う場合にも本発明を適用することが可能である。
なお、本発明は、その他の点においても、上記実施形態に限定されるものではなく、めっき条件などに関し、本発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
1 めっき対象物(カソード)
1a めっき対象物の主面
10 電解めっき装置
11 めっき槽
12 めっき液
13 遮蔽板
13a 遮蔽板の内側の周縁部
13b 遮蔽板の開口
15 アノード
17 ホルダー
19 直流電源
21 攪拌部材
21a 第1の攪拌部材
21b 第2の攪拌部材
22,22a 攪拌部材の移動手段
23 天板フレーム
25 両端支持部材
M 被めっき領域
Me 被めっき領域の端部領域
Mm 被めっき領域の中央領域
R 電流線

Claims (4)

  1. めっき対象物の主面の、めっき処理が施されるべき被めっき領域にめっき処理を行うための電解めっき装置であって、
    前記めっき対象物が浸漬されるめっき液を貯留するめっき槽と、
    前記めっき槽内に配設されたアノードと、
    少なくとも一部が前記めっき液に浸漬された状態で、所定の方向に往復動して、前記めっき液を攪拌する攪拌部材とを備え、
    前記めっき対象物が、前記アノードと対向するように前記めっき液に浸漬され、前記アノードに対するカソードとして機能するように構成され、
    前記攪拌部材が、前記めっき対象物と、前記アノードとの間の領域において、前記めっき対象物の前記主面と平行な方向に往復動して前記めっき槽内の前記めっき液を攪拌するとともに、
    前記攪拌部材の移動方向についてみた場合における、前記被めっき領域の端部領域に対向する領域を通過する際の前記攪拌部材の移動速度が、前記被めっき領域の中央領域に対向する領域を通過する際の移動速度よりも遅くなるように構成されていること
    を特徴とする電解めっき装置。
  2. 前記攪拌部材を、任意の位置で加減速させることができるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の電解めっき装置。
  3. 前記被めっき対象物の前記主面に直交する方向からみた場合において、前記移動方向が互いに直交するように構成された少なくとも一対の前記攪拌部材を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の電解めっき装置。
  4. 前記めっき対象物と、前記アノードとの間の領域であって、前記攪拌部材が往復動する領域よりも前記アノードに近い領域に、前記めっき対象物と対向するように配設され、前記被めっき対象物の前記被めっき領域に対向する領域よりも内側に周縁部が位置する開口を備えた遮蔽板をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電解めっき装置。
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