JP2016148772A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省スペースで光路内の内面反射を低減できる撮像装置を提供する。【解決手段】撮影光学系を囲む壁部40aを有する光路形成部材40と、光路形成部材40の壁部40aを貫通する貫通部40iと、光路形成部材40の外面に取り付けられて貫通部40iを覆う蓋部材41と、光路形成部材40または蓋部材41に設けられ、撮影光学系の光軸に沿う方向で貫通部40iの内部空間と交互に配置された複数の遮光壁部40jを撮像装置に設けた。【選択図】図8

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に不要な光が撮像面に入射することを防ぐ遮光構造を備えた撮像装置に関する。
撮像装置では、結像に寄与しない光が撮像面に入射することに起因する撮影画像の品質低下(フレアやゴーストの発生など)を防ぐために、光路内の内面反射光が撮像面側に向かうことを防止または軽減する遮光構造が必要に応じて設けられる。その一例として、特許文献1には、レンズ鏡筒を構成する筒部の内壁面に鋸歯状の遮光溝(遮光線)を形成した遮光構造が記載されている。特許文献2には、レンズ鏡筒の筒部の内側に、絞り孔から入射した光のうち不要な光を絞り孔の方向に反射して撮像面側に進ませない湾曲形状の迷光反射面を設けた遮光構造が記載されている。
特開2012-226317号公報 特開2007-163637号公報
特許文献1や特許文献2のような遮光溝や迷光反射面を形成するためには、レンズ鏡筒を構成する筒部の肉厚が大きくなる。しかし、携帯電話やスマートフォンに搭載される近年の撮像装置は小型化が著しく、従来のカメラに比して部品が極めて小さいため、既存の遮光溝や迷光反射面を形成するための十分な肉厚を確保することが難しいという問題がある。
本発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、省スペースな構成で光路内での光の内面反射を低減することが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、撮影光学系を囲む壁部を有して該壁部の内側に光路を形成する光路形成部材と、光路形成部材の壁部を貫通する貫通部と、光路形成部材の外面に取り付けられて貫通部を覆う蓋部材と、光路形成部材または蓋部材に設けられ、撮影光学系の光軸に沿う方向で貫通部の内部空間と交互に配置された複数の遮光壁部を有することを特徴とする。
一つの形態として、光路形成部材の壁部に間隔をおいて貫通形成した複数のスリットによって貫通部を構成し、この複数のスリットの間に位置する壁部の一部によって複数の遮光壁部を構成することができる。
異なる形態として、光路形成部材の貫通部に挿入される突出部を蓋部材に設け、この突出部上に複数の遮光壁部を形成してもよい。
撮影光学系が光軸に沿って移動可能な少なくとも一つの可動レンズ群を有している場合、光軸に沿う方向での貫通部と遮光壁部の形成位置は、可動レンズ群の動作範囲のうち中央から像面側の移動端までの領域を少なくとも含むことが好ましい。
また、光軸と垂直な面内での貫通部と遮光壁部の形成位置は、壁部のうち光軸からの距離が最も近い箇所を含んでいることが好ましい。
光路を囲む一部の側面が開放された箱状体と、この箱状体の開放部分を塞ぐカバーを組み合わせて光路形成部材を構成し、カバーに貫通部を形成することができる。
蓋部材は、光路形成部材の壁部よりも肉厚の小さい薄膜状のシート材からなることが好ましい。
本発明は、被写体から像面側に向かう光束を反射する反射素子を含む屈曲光学系を撮影光学系とした撮像装置に適用が可能である。この場合、貫通部と遮光壁部は、反射素子よりも像面側の光路を囲む位置に形成するとよい。
本発明の撮像装置はまた、撮影光学系を囲む壁部を有して該壁部の内側に光路を形成する光路形成部材と、光路形成部材の壁部に撮影光学系の光軸に沿う方向に交互に形成した、壁部を貫通する複数の貫通部と、壁部の一部からなる複数の遮光壁部と、光路形成部材の外面に取り付けられて貫通部を覆う蓋部材とを有することを特徴とする。
本発明の撮像装置はまた、撮影光学系を囲む壁部を有して該壁部の内側に光路を形成する光路形成部材と、光路形成部材の壁部を貫通する貫通部と、光路形成部材の外面に取り付けられて貫通部を覆うと共に貫通部内へ挿入される突出部を有する蓋部材と、蓋部材の突出部に撮影光学系の光軸に沿う方向に交互に形成した複数の溝部と複数の遮光壁部とを有することを特徴とする。
本発明の撮像装置によれば、光路形成部材の肉厚の増大を伴わない省スペースな構成で光路内の光の内面反射を低減させることが可能になる。
本発明の一実施形態の撮像装置を被写体側から見た外観斜視図である。 図1とは逆側から見た撮像装置の外観斜視図である。 図2からカバーシートを外した状態の撮像装置の外観斜視図である。 被写体側と逆側から見た撮像装置の分解斜視図である。 第2レンズ群と第3レンズ群がテレ端位置にある状態での撮像装置の内部構造とカバー部材を被写体側から見た斜視図である。 第2レンズ群と第3レンズ群がワイド端位置にある状態での撮像装置の内部構造を図5とは逆側から見た斜視図である。 第1光軸、第2光軸及び第3光軸を含む平面に沿う撮像装置の断面図である。 遮光壁部と遮光枠による内面反射低減の様子を示す撮像装置の断面図である。 遮光壁部のみによる内面反射低減の様子を示す撮像装置の断面図である。 カバーシートを外した状態の第2の実施形態の撮像装置を被写体側と逆側から見た外観斜視図である。 被写体側と逆側から見た第2の実施形態の撮像装置の分解斜視図である。 第2の実施形態の撮像装置を構成するカバーシートを被写体側から見た斜視図である。 図12のXIII-XIII線に沿うカバーシートの断面図である。
以下、図1から図9を参照しながら本発明の一実施形態に係る撮像装置10について説明する。以下の説明中の前後、左右、上下の各方向は図中の矢線を基準としている。図1及び図2に外観形状を示すように撮像装置10は前後方向に薄く左右方向に長い横長形状をなしており、携帯電話、スマートフォン、タブレットコンピュータなどの様々な携帯機器に搭載することができる。
図7に示すように、撮像装置10の撮像光学系は、被写体側から順に、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群(可動レンズ群)G3、第4レンズ群G4を有し、第1レンズ群G1に含まれる第1プリズム(反射素子)L11と第4レンズ群G4の像側に位置する第2プリズムL12でそれぞれ略直角に被写体からの光束を反射させる屈曲光学系となっている。第1レンズ群G1は、第1プリズムL11の入射面L11−aの前方に位置する第1レンズL1と、第1プリズムL11と、第1プリズムL11の出射面L11−bの右方に位置する第2レンズL2とから構成される。第2レンズ群G2から第4レンズ群G4はそれぞれ、プリズムなどの反射素子を含まないレンズ群である。第4レンズ群G4の右方に第2プリズムL12の入射面L12−aが位置し、第2プリズムL12の出射面L12−bの前方に撮像素子13が位置している。撮像素子13は撮像面(受光面)を出射面L12−b側に向けて配されている。なお、図7では、第1レンズL1、第2レンズL2、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4をそれぞれ一枚のレンズとして示しているが、これらは複数枚のレンズによって構成してもよい。
撮像装置10の撮像光学系では、第1プリズムL11で屈曲される前の光軸(第1レンズL1の光軸)を第1光軸O1、第1プリズムL11で屈曲されて第2プリズムL12に至るまでの光軸(第2レンズL2、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3及び第4レンズ群G4の光軸)を第2光軸O2、第2プリズムL12で屈曲された後の光軸を第3光軸O3とする。第1光軸O1、第2光軸O2及び第3光軸O3は図7の紙面と平行な平面内に含まれている。
第1光軸O1に沿って第1レンズL1に入射した被写体光束は、入射面L11−aを通して第1プリズムL11に入り、第1プリズムL11の反射面L11−cによって第2光軸O2に沿う方向に反射されて出射面L11−bから出射される。続いて被写体光束は、第2光軸O2上に位置する第2レンズと第2レンズ群G2から第4レンズ群G4までの各レンズを通り、入射面L12−aを通して第2プリズムL12に入り、第2プリズムL12内の反射面L12−cによって第3光軸O3に沿う方向に反射されて出射面L12−bから出射され、撮像素子13の撮像面上に結像する。
図4に示すように、撮像装置10は、ハウジング(光路形成部材、箱状体)15、1群ブロック16、モータユニット30、カバー部材(光路形成部材、カバー)40、カバーシート(蓋部材、シート材)41を有する。ハウジング15は、第2光軸O2に沿う左右方向に長く、かつ第1光軸O1と第3光軸O3に沿う前後方向の厚さが薄い箱状体であり、内部を中空として後面の大部分が開口している。1群ブロック16は第1レンズ群G1とその支持機構をユニット化したものであり、ハウジング15の長手方向の一端部(左端部)に1群ブロック16が取り付けられる。図4の分解斜視図はハウジング15と1群ブロック16を結合した状態を示している。ハウジング15の長手方向の他端部(右端部)付近には、第4レンズ群G4と第2プリズムL12と撮像素子13(図7)が固定的に保持されている。撮像素子13は、フレキシブルプリント基板19(図7)を介して、撮像装置10が搭載された携帯機器の駆動制御回路と接続される。
図4や図7に示すように、ハウジング15内には、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3を収納する光路空間15aが形成され、光路空間15aの右方に、第4レンズ群G4と第2プリズムL12を固定的に支持する固定保持枠15bが形成されている。固定保持枠15bの上下両側には2つのモータ保持凹部15cが凹設されている(図1から図4参照)。ハウジング15のうち、光路空間15aと各モータ保持凹部15cは撮像装置10の後面側に開口しており、固定保持枠15bの後面側は閉じられている。ハウジング15にはさらに、光路空間15aの左側部分の後面に上下一対のブラケット支持部15dが形成され(図4参照)、固定保持枠15bの右側部分の後面にカバー支持突起15eが形成されている(図2から図4参照)。また、光路空間15aの両側に位置するハウジング15の上下両面にはそれぞれカバー係止突起15fとカバー係合凹部15gが形成されており(図1から図4参照)、ハウジング15の右端部にはカバー係止突起15hが形成されている(図4参照)。ハウジング15の前面には、左右方向に延びる長孔である案内孔15iが形成されている(図1参照)。
図4から図6に示すように、ハウジング15の光路空間15a内には、ハウジング15の上下両面に沿って上下一対のガイドロッド22、23が配設されている。各ガイドロッド22、23は第2光軸O2と平行に延設されており、それぞれの両端部がハウジング15の内部に固定されている。第2レンズ群G2を保持する2群枠20の上下二カ所に形成した貫通孔20a(図6)と、第3レンズ群G3を保持する3群枠21の上下二カ所に形成した貫通孔21a(図5)はそれぞれ、ガイドロッド22、23に摺動自在に支持されており、2群枠20と3群枠21はガイドロッド22、23に案内されて第2光軸O2に沿って移動可能である。
図4から図7に示すように、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3はそれぞれ、撮像装置10の前面側と後面側を向く部分の周縁(コバ)が平面的にカットされた非円形の外周形状になっている。第1レンズ群G1の第2レンズL2と第4レンズ群G4も同様の非円形の外周形状になっている。図7から分かるように、第2光軸O2上に位置するこれらのレンズ(群)を前後方向の径を小さくした非円形形状にすることで、撮像装置10の前後方向の厚みを小さく抑えることができる。さらに図7に示すように、レンズ群G2と第3レンズ群G3はいずれも、第2光軸O2から前方のコバ部(平面状のカット部分)までの距離D1、D3よりも、第2光軸O2から後方のコバ部(平面状のカット部分)までの距離D2、D4の方が小さく(D1>D2、D3>D4)、第2光軸O2を挟んだ前後方向の厚み(径)が非対称な形状になっている。2群枠20と3群枠21のそれぞれのレンズ保持部は、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の外形に対応した非円形の形状を有している。
図4から図7に示すように、第3レンズ群G3(3群枠21)と第4レンズ群G4の間には遮光枠24が設けられている。遮光枠24の中央部には略矩形の中央貫通孔24aが穿設されており、中央貫通孔24aの上下に上下一対のロッド挿通孔24b(図5)が穿設されている。遮光枠24は、一対のロッド挿通孔24bがガイドロッド22、23に摺動自在に支持され、ガイドロッド22、23に案内されて第2光軸O2に沿って移動可能となっている。遮光枠24と3群枠21には、軸線が左右方向に延びる引張バネ25(図7に概念的に示す)の一端と他端が係止されている。遮光枠24と3群枠21に対して引張バネ25の付勢力以外の力が及ばないとき、遮光枠24と3群枠21は互いに近接した状態になる(図6参照)。図1と図5に示すように、遮光枠24にはさらに前方に向けて突出するストッパ24cが設けられており、ストッパ24cはハウジング15の案内孔15iに摺動可能に挿入される。
図4から図6に示すように、モータユニット30は、2群モータ31、2群モータ支持ブラケット32、ナット33、3群モータ34、3群モータ支持ブラケット35、ナット36を備えている。2群モータ31はモータ本体31aとリードスクリュー31bによって構成されており、3群モータ34はモータ本体34aとリードスクリュー34bによって構成されている。各モータ31、34のリードスクリュー31b、34bは、モータ本体31a、34aから左側に向かって突出しており、第2光軸O2と平行な自身の軸線を中心として回転可能である。なお、図4ではリードスクリュー31b、34bをモータ本体31a、34aから切り離してハウジング15内に位置させた状態で示している。2群モータ31のリードスクリュー31bにはナット33(図6)に形成した雌ネジ孔が螺合しており、3群モータ34のリードスクリュー34bにはナット36(図5)に形成した雌ネジ孔が螺合している。ナット33とナット36はそれぞれ、ハウジング15内に形成した回転規制部(不図示)と係合することによって、リードスクリュー31b、34bの軸線を中心とする回転を行わないように回転規制されている。
図4から図6に示すように、2群モータ支持ブラケット32と3群モータ支持ブラケット35は全体として左右方向に延びる板状部材である。2群モータ支持ブラケット32は、2群モータ31のモータ本体31aを支持する本体支持部32aを一端部(右端部)に有し、リードスクリュー31bの先端を支持する支持片32bを他端部(左端部)付近に有し、さらに支持片32bの近傍には前後方向に貫通する係合孔32cが形成されている。3群モータ支持ブラケット35も同様に、3群モータ34のモータ本体34aを支持する本体支持部35aを一端部(右端部)に有し、リードスクリュー34bの先端を支持する支持片35bを他端部(左端部)付近に有し、さらに支持片35bの近傍には前後方向に貫通する係合孔35cが形成されている。
モータユニット30は、2群モータ31のモータ本体31aと3群モータ34のモータ本体34aをそれぞれモータ保持凹部15c内に挿入すると共に、2群モータ支持ブラケット32と3群モータ支持ブラケット35のそれぞれの先端部(左端部)付近をブラケット支持部15dに支持させて、ハウジング15に取り付けられる。このとき、係合孔32a、35aをブラケット支持部15d上の突起に係合させることで2群モータ支持ブラケット32と3群モータ支持ブラケット35の位置が定まる。ナット33は、リードスクリュー31bに螺合すると共に、2群枠20に形成したナット係合用凹部に係合し(図6参照)。ナット36は、リードスクリュー34bに螺合すると共に、3群枠21に形成したナット係合用凹部に係合している(図5参照)。そのため、ナット33と2群枠20の組み合わせが第2光軸O2に沿う方向に一体的に移動可能となり、ナット36と3群枠21の組み合わせが第2光軸O2に沿う方向に一体的に移動可能となる。
カバー部材40は金属板のプレス成形品であり、図1から図5に示すように、撮像装置10の後面を覆う平板状の本体平板部(壁部)40aと、それぞれが本体平板部40aの周縁部から前方に向けて突出する上下一対の第1係合片40b、上下一対の第2係合片40c、第3係合片40dとを備えている。本体平板部40aは第2光軸O2に沿う方向に長く、本体平板部40aの上下一対の長辺部にはそれぞれ、長手方向に位置を異ならせて第1係合片40bと第2係合片40cが一つずつ設けられている。第3係合片40dは、本体平板部40aの長手方向における一端部(右端部)に設けられている。一対の第1係合片40bにはそれぞれ矩形の係止孔40eが穿設され、第3係合片40dには矩形の係止孔40fが穿設されている。さらに本体平板部40aの左端部近傍には1群ブロック露出用孔40gが穿設され、本体平板部40aの右端部近傍には円形の係止孔40hが穿設されている。
カバー部材40は、モータユニット30等の内蔵部品が全て組み付けられかつ1群ブロック16と結合された状態のハウジング15に対して取り付けられる。より詳しくは、本体平板部40aを光路空間15aの後方に被せ、上下の第1係合片40bの係止孔40eをカバー係止突起15fに係合させ、上下の第2係合片40cをカバー係合凹部15gに係合させ、第3係合片40dの係止孔40fをカバー係止突起15hに係合させ、係止孔40hをカバー支持突起15eに係合させることにより、カバー部材40がハウジング15に対して固定状態で装着される。カバー部材40をハウジング15に装着すると、2群モータ支持ブラケット32と3群モータ支持ブラケット35がカバー部材40の本体平板部40aによって押さえられて、モータユニット30がハウジング15内に安定して保持される。1群ブロック16を構成する一部の部品は、カバー部材40を取り付けた状態で、1群ブロック露出用孔40gを通して組み付け及び取り外しを行うことができる。
モータユニット30から延出されるフレキシブルプリント基板37(図4)を、撮像装置10が搭載される携帯機器の駆動制御回路に接続することにより、2群モータ31と3群モータ34の駆動制御が可能になる。2群モータ31を駆動してリードスクリュー31bを回転させると、ナット33がリードスクリュー31bの軸線方向に移動し、ナット33を介して2群枠20に移動力が伝わり、ガイドロッド22、23に案内された2群枠20が第2光軸O2に沿う移動を行う。同様に、3群モータ34を駆動してリードスクリュー34bを回転させると、ナット36がリードスクリュー34bの軸線方向に移動し、ナット36を介して3群枠21に移動力が伝わり、ガイドロッド22、23に案内された3群枠21が第2光軸O2に沿う移動を行う。2群枠20と3群枠21を移動させて第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の光軸方向位置を変化させることで、撮像光学系の焦点距離を変化させる変倍動作(ズーミング)や、合焦動作(フォーカシング)が行われる。合焦動作では第3レンズ群G3が単独で移動を行い、変倍動作では第2レンズ群G2と第3レンズ群G3がそれぞれ所定の軌跡で移動する。図4、図5及び図7は変倍域のうち焦点距離が最大となるテレ端での第2レンズ群G2(2群枠20)と第3レンズ群G3(3群枠21)の位置を示し、図6は変倍域のうち焦点距離が最小のワイド端での第2レンズ群G2(2群枠20)と第3レンズ群G3(3群枠21)位置を示している。
図6に示すワイド端位置では、第3レンズ群G3(3群枠21)が第4レンズ群G4に対して接近し、かつ第2レンズ群G2(2群枠20)が第1レンズ群G1(第2レンズL2)からの距離を大きくして第3レンズ群G3(3群枠21)に接近している。このとき遮光枠24は、引張バネ25の付勢力によって3群枠21に近接すると共に、図1に示すストッパ24cを案内孔15iの右端付近に位置させる。図4、図5及び図7に示すテレ端位置では、第2レンズ群G2(2群枠20)が第1レンズ群G1(第2レンズL2)に接近し、かつ第3レンズ群G3(3群枠21)が第4レンズ群G4からの距離を大きくして第2レンズ群G2(2群枠20)に接近している。このとき遮光枠24は、図1に示すストッパ24cを案内孔15iの左端に当接させてそれ以上の左方への移動が規制されており、図7に示すように、第2光軸O2に沿う方向で、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4の中間に位置している。このテレ端での遮光枠24の位置は、引張バネ25の付勢力によって維持される。
以上の構成の撮像装置10を前方に位置する被写体に向けると、被写体光束は第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、遮光枠24の中央貫通孔24a、及び第4レンズ群G4を通って撮像素子13の撮像面によって撮像(受光)される。
ワイド端からテレ端までの変倍域における第3レンズ群G3の動作範囲M1を図7に示した。なお、合焦動作を行う際の第3レンズ群G3の可動域も図7の動作範囲M1に含まれる。図7の動作範囲M1は第3レンズ群G3の最も像側の面の位置を基準として示したものであり、ワイド端での位置を「W」、テレ端での位置を「T」で示している。ワイド端では、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4の間隔が小さく、また第3レンズ群G3に遮光枠24が近接した状態となるため、第3レンズ群G3を透過した被写体光がハウジング15の内面やカバー部材40の内面によって反射されて第4レンズ群G4に向かう有害な迷光になるおそれが少ない。
これに対してテレ端では第3レンズ群G3と第4レンズ群G4の間隔が大きくなるため、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4の間でハウジング15の内面やカバー部材40の内面による被写体光の内面反射が生じやすい状態になる。第3レンズ群G3と第4レンズ群G4の間に設けた遮光枠24は、光路空間15a内で内面反射された光が第4レンズ群G4方向に進まないように遮断する機能を有する。但し、撮像装置10は元々前後方向の厚みが小さい偏平形状である上に、第2光軸O2に関して第2レンズ群G2や第3レンズ群G3を前述の非対称形状(図7に示すD1>D2、D3>D4)とすることでカバー部材40の本体平板部40aが第2光軸O2に接近した位置にあるため、光路空間15aを囲む壁部のうち後面側に位置するカバー部材40において特に内面反射が生じやすい条件となっている。また、遮光枠24はガイドロッド22、23に沿って可動であるため、ハウジング15やカバー部材40の内面と遮光枠24との間に干渉を防ぐためのクリアランスを確保する必要があり、遮光枠24の外側を通ってハウジング15やカバー部材40の内面に向かう光の経路が形成されてしまう。そこで、このような条件の撮像装置10においてより高度な遮光性能を得るべく、撮像装置10の光路を形成する壁部の一部であるカバー部材40自体に、内面反射を低減する(より厳密には、内面反射した光が第4レンズG4方向に進むことを制限する)遮光構造が備えられている。この遮光構造について説明する。
図3から図5、図7から図9に示すように、カバー部材40の本体平板部40aには、光路空間15aの内外を連通させる複数のスリット(貫通部)40iが互いの間に間隔を空けて形成されている。各スリット40iは、撮像装置10の上下方向(第2光軸O2が延びる方向と略垂直な方向)に延びる互いに平行な長孔であり、隣接するスリット40iの間には本体平板部40aの一部からなる遮光壁部40jが形成されている。第2光軸O2に沿う方向において複数のスリット40iの間隔と複数の遮光壁部40jの間隔はそれぞれ略均等であり、かつ個々のスリット40iの幅と個々の遮光壁部40jの幅は略等しい。図7に示すように、第2光軸O2に沿う方向において複数のスリット40iと複数の遮光壁部40jが形成される範囲は、第3レンズ群G3の動作範囲M1の大部分を占めている。別言すれば、複数のスリット40iと複数の遮光壁部40jが形成される範囲は、互いの間隔が最大になったとき(テレ端)の第3レンズ群G3と第4レンズ群G4の間の距離に対応するものとして設定されている。
図2、図4、図7から図9に示すように、カバー部材40の本体平板部40aの後面には、複数のスリット40iを外側から覆うカバーシート(蓋部材、シート材)41が取り付けられる。カバーシート41の厚みはカバー部材40の肉厚よりも薄い。カバー部材40に対するシート41の取り付けは任意の手段によって行うことができる。一例として、カバーシート41の片側に粘着層を設け、この粘着層を本体平板部40aの後面に貼り付けることができる。この場合、カバーシート41のうち複数のスリット40iと重なる領域には粘着性を持たせず、スリット40iの周囲の領域にのみ粘着性を付与することが好ましい。これにより、スリット40iと重なる領域におけるカバーシート41への汚れや埃の付着を軽減できる。
このように撮像装置10では、複数のスリット40iとカバーシート41によって形成される複数の溝状空間(本体平板部40aを貫通する貫通部の内部空間)と、カバー部材40の一部である複数の遮光壁部40jとが、第2光軸O2に沿う方向において交互に並べて配置された遮光構造を有している。この撮像装置10における遮光構造の作用を図8と図9に示した。図8はカバー部材40とカバーシート41からなる遮光構造と遮光枠24とを併用した場合を示し。図9は遮光枠24を省略してカバー部材40とカバーシート41からなる遮光構造のみを備えた場合を示している。図8と図9に示すように、第3レンズ群G3を透過した被写体光束の一部がカバー部材40に向かうと、スリット40iが形成された箇所では、カバーシート41まで達して反射された光が遮光壁部40jの側面によって第4レンズ群G4側への進行を遮られる。また、カバー部材40に向かう一部の光は、カバーシート41で反射される前に遮光壁部40jの側面に直接到達して第4レンズ群G4側への進行を遮られる。つまり、カバーシート41で外側が覆われたスリット40iとそれに隣接する遮光壁部40jとによって、カバー部材40での光の内面反射を低減する凹凸構造(遮光溝)が形成されている。なお、第2光軸O2側を向く遮光壁部40jの前面部分では、第4レンズ群G4側に進む光の反射を生じさせる可能性があるが、第3レンズG3から第4レンズG4までの間で遮光壁部40jの前面が光路空間15a内に向けて露出する面積は、スリット40iを形成した分だけ小さくなっているので、有害な迷光の発生を少なく抑えることができる。図8と図9の比較から分かるように、遮光枠24を併用することでより優れた遮光効果を得ることができるが(図8参照)、カバー部材40とカバーシート41からなる遮光構造のみでも所定の遮光効果が得られる(図9参照)。よって遮光枠24を省略した構成を選択することも可能である。
以上の遮光構造は、カバー部材40においては本体平板部40aの肉厚の範囲内でスリット40iと遮光壁部40jを形成しているのみであり、カバー部材40から光路空間15a内に向けて遮光用の突部を突出させたり、カバー部材40の内面に有底の遮光溝(鋸歯部など)を彫り込んだりする構造ではないため、カバー部材40の肉厚を抑えることができる(肉厚に変化が生じない)。なお、内面反射の低減という点のみに着目した場合は、カバー部材40にスリット40iを形成するだけでも所定の効果が得られるが、実際に撮像装置10を構成するに際しては、スリット40iを通して外部から光路空間15a内へ異物(埃など)が進入することや、スリット40iを通した外部からの有害光の入射を防ぐことも求められる。スリット40iを覆うカバーシート41を設けることで、こうした外部からの影響を防ぐことができる。カバー部材40は、ハウジング15と共に撮像装置10の光路を形成する大型の部材であり、かつモータユニット30を保持するなどの機能も有しているため、ある程度の肉厚を持たせて強度を確保する必要がある。これに対して、スリット40iを覆う目的に特化したカバーシート41は極めて薄く形成できるため、カバー部材40にカバーシート41の厚みを加えても、撮像装置10の前後方向のサイズ(厚み)にはほとんど影響せず、撮像装置10のコンパクトさを損なわずに優れた遮光構造を得ることができる。なおスリット40iは、少なくとも最終的に撮像装置10として機能する状態(例えば撮像装置10を携帯機器などに組み込んだ状態)で覆われていればよい。そのため、スリット40iを覆う蓋部材として、カバーシート41に代えて、撮像装置10が組み込まれる携帯機器の壁面などを用いることも可能である。
撮像装置10における遮光構造は生産性の点でも優れている。金属製のカバー部材40において複雑な凹凸形状の遮光溝や遮光用の湾曲面を低コストに形成することは難しいが、撮像装置10におけるカバー部材40はスリット40iを貫通形成させているだけであるため、シンプルなプレス打ち抜き加工などで簡単かつ安価に得ることができる。そしてスリット40iと遮光壁部40jを有するカバー部材40の後面にカバーシート41を取り付けるだけで遮光構造が完成するため、製造時の工数も少なくて済む。
カバーシート41は様々な材質で形成することができる。一例として薄膜状の合成樹脂材として形成するとよい。また内面反射の低減を図るべく、カバーシート41自体を光の反射率の低いものとしてもよい。具体的には、カバーシート41の色を暗色(黒色)にする、カバーシート41のうち少なくともスリット40iに向く前面側を粗面や非光沢のマット面にする、といった手法で反射率を抑えることができる。
前述のように、撮像装置10では、第2光軸O2に沿う方向において第3レンズ群G3の動作範囲M1の大部分に対応させて複数のスリット40iと複数の遮光壁部40jが形成されている(図7参照)。これにより第3レンズ群G3と第4レンズ群G4の間の略全域で内面反射の低減効果が得られるが、スリット40iと遮光壁部40jを形成する領域を異ならせることもできる。その場合、スリット40iと遮光壁部40jを形成する領域の条件として、第3レンズ群G3の動作範囲M1のうち中央から像面側の移動端(ワイド端での位置)までの後半領域M2(図7)を少なくとも含むようにすることが望ましい。
続いて、図10から図13を参照して第2の実施形態の撮像装置110を説明する。図10以降の図中において、先の実施形態の撮像装置10の構成要素と共通する部分については同一の符号で示している。具体的には撮像装置110では、ハウジング15(2群枠20や3群枠21などの内蔵物を含む)と1群ブロック16とモータユニット30については撮像装置10と共通しており、カバー部材(光路形成部材、カバー)140とカバーシート(蓋部材、シート材)141に独自の構成が含まれている。
図10と図11に示すように、カバー部材140の本体平板部40aには、単一の矩形の貫通孔(貫通部)140iが貫通形成されている。本体平板部40a上での貫通孔140iの大きさは、先の実施形態の複数のスリット40iと複数の遮光壁部40jを合わせた面積と概ね等しく、貫通孔140iの形成位置も複数のスリット40iと複数の遮光壁部40jを合わせた領域に対応している。
図11から図13に示すように、カバーシート141は、カバー部材140の貫通孔140iを覆う面積を有するシート本体141aに加えて、シート本体141aの前面側に突出部141bが設けられている。図11ではシート本体141aの裏側に位置する突出部141bを破線で示している。カバーシート141の製造では、シート本体141aと突出部141bを一体に形成してもよいし、シート本体141aと突出部141bを別々に形成してからシート本体141a上に突出部141bを接着などで固定してもよい。突出部141b上には、有底の複数の長溝141cと複数の遮光壁部141dが交互に並べて形成されている。複数の長溝141cの間隔と複数の遮光壁部141dの間隔はそれぞれ略均等であり、かつ個々の長溝141cの幅と個々の遮光壁部141dの幅は略等しい。
突出部141bを貫通孔140iに挿入させ、シート本体141aを本体平板部40aの後面に貼り付けることで、カバーシート141がカバー部材140に取り付けられる。このカバーシート141の取り付け状態での撮像装置110の外観は、図2に示す先の実施形態の撮像装置10と略同じになり、カバーシート141によってカバー部材140の貫通孔140iが覆われる。そのため、貫通孔140iを通した撮像装置110内への異物の進入や外部からの有害光の入射は、カバーシート141によって防がれる。
カバーシート141をカバー部材140に取り付けた状態では、複数の長溝141cと複数の遮光壁部141dのそれぞれの長手方向が撮像装置110の上下方向(図7に示す第2光軸O2が延びる方向と略垂直な方向)に向き、各長溝141c(本体平板部40aを貫通する貫通部の内部空間)と各遮光壁部141dが第2光軸O2に沿う方向で交互に並んで配置される。カバーシート141におけるシート本体141aからの突出部141bの突出量(突出部141bの肉厚)は、カバー部材140の本体平板部40aの肉厚と同程度に設定されている。従って撮像装置110の完成状態では、複数の長溝141cと複数の遮光壁部141dがそれぞれ先の実施形態の複数のスリット40i(カバーシート41によるスリット40iの底面部分を含む)と複数の遮光壁部40jに対応する構成となり、カバー部材140の肉厚の増大を伴わずに撮像装置110の前後方向サイズをコンパクトに保ちつつ、カバー部材140における内面反射を低減する効果が得られる。また、貫通孔140iを形成したカバー部材140にカバーシート141を取り付けたシンプルな構造であるため、生産性や製造コストの点でも優れている。
以上、図示実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は図示実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で改変することができる。例えば、図示実施形態の撮像装置10、110の撮影光学系は、第1プリズムL11や第2プリズムL12といった反射素子を含む屈曲光学系であるが、屈曲光学系ではない撮影光学系を備えた撮像装置にも本発明を適用可能である。
図示実施形態の撮像装置10、110では、ハウジング15とカバー部材40、140を組み合わせて撮影光学系を囲む光路形成部材を構成しているが、カバー部材40、140に相当する部位がハウジング15と一体的に形成されているような光路形成部材を備えた撮像装置にも本発明は適用可能である。
図示本発明は、スリット40iや貫通孔140iに相当する貫通部を形成する光路形成部材がカバー部材40、140のように金属製である場合に特に好適であるが、光路形成部材の材質は金属に限定されるものではなく、合成樹脂などで形成されていてもよい。
図示実施形態の撮像装置10、110では、光路形成部材のうち、光軸(第2光軸O2)から内面までの距離が最も近くなっている後面側に位置するカバー部材40、140にスリット40iや貫通孔140iを形成しているが、撮影光学系の光軸を中心とする周方向においてスリット40iや貫通孔140iのような貫通部を形成する位置は任意に選択することができる。例えば撮像装置10、110では、後面側のカバー部材40、140ほどではないが、ハウジング15の前面側の壁部も第2光軸O2からの距離が(ハウジング15の上下両側の壁部に比して)小さくなっているため、後面側のカバー部材40、140と同様の遮光構造をハウジング15の前面側に設けることも効果的である。また図示実施形態の撮像装置10、110とは逆に、第2光軸O2の位置がカバー部材40、140の本体平板部40aよりもハウジング15の前面側の壁部に近い前方寄りに設定されているタイプの撮像装置では、カバー部材40、140の側に貫通部を含む遮光構造(スリット40i、遮光壁部40j、貫通孔140i、長溝141c、遮光壁部141d)を設けず、ハウジング15の前面側の壁部のみに貫通部を含む遮光構造を設けるという選択も可能である。
図示実施形態では、撮像装置10に形成したスリット40iと遮光壁部40j、撮像装置110に形成した長溝141cと遮光壁部141dはそれぞれ、略等幅かつ略等間隔に配置されているが、これらを不等間隔や非均一な幅に設定することも可能である。
図示実施形態では、撮像装置10に形成したスリット40iや遮光壁部40j、撮像装置110に形成した長溝141cや遮光壁部141dがいずれも、光軸(第2光軸O2)に対して略垂直な方向(上下方向)に延びているが、これらの向きを多少傾けても(撮像装置10、110の左右方向への傾き成分を持たせたとしても)、内面反射の低減に関して所定の効果を得ることが可能であり、本発明はそのような変形例を除外するものではない。
10 撮像装置
13 撮像素子
15 ハウジング(光路形成部材、箱状体)
15a 光路空間
16 1群ブロック
20 2群枠
21 3群枠
22 23 ガイドロッド
24 遮光枠
25 引張バネ
30 モータユニット
31 2群モータ
32 2群モータ支持ブラケット
33 ナット
34 3群モータ
35 3群モータ支持ブラケット
36 ナット
37 フレキシブルプリント基板
40 カバー部材(光路形成部材、カバー)
40a 本体平板部(壁部)
40i スリット(貫通部)
40j 遮光壁部
41 カバーシート(蓋部材、シート材)
110 撮像装置
140 カバー部材(光路形成部材、カバー)
140i 貫通孔(貫通部)
141 カバーシート(蓋部材、シート材)
141a 本体部
141b 突出部
141c 長溝
141d 遮光壁部
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群(可動レンズ群)
G4 第4レンズ群
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L11 第1プリズム(反射素子)
L12 第2プリズム
O1 第1光軸
O2 第2光軸
O3 第3光軸

Claims (10)

  1. 撮影光学系を囲む壁部を有し、上記壁部の内側に光路を形成する光路形成部材;
    上記光路形成部材の上記壁部を貫通する貫通部;
    上記光路形成部材の外面に取り付けられて上記貫通部を覆う蓋部材;及び
    上記光路形成部材または上記蓋部材に設けられ、上記撮影光学系の光軸に沿う方向で上記貫通部の内部空間と交互に配置された複数の遮光壁部;
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置において、上記貫通部は、上記光路形成部材の上記壁部に間隔をおいて貫通形成した複数のスリットからなり、上記複数の遮光壁部は、上記複数のスリットの間に位置する上記壁部の一部からなる撮像装置。
  3. 請求項1記載の撮像装置において、上記蓋部材は上記貫通部に挿入される突出部を有し、該突出部上に上記複数の遮光壁部が形成される撮像装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項記載の撮像装置において、上記撮影光学系は光軸に沿って移動可能な少なくとも一つの可動レンズ群を有し、
    上記光軸に沿う方向での上記貫通部と上記遮光壁部の形成位置は、上記可動レンズ群の動作範囲のうち中央から像面側の移動端までの領域を少なくとも含んでいる撮像装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載の撮像装置において、上記光軸と垂直な面内での上記貫通部と上記遮光壁部の形成位置は、上記壁部のうち上記光軸からの距離が最も近い箇所を含んでいる撮像装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項記載の撮像装置において、上記光路形成部材は、上記光路を囲む一部の側面が開放された箱状体と、上記箱状体の上記開放部分を塞ぐカバーを組み合わせて構成されており、上記貫通部は上記カバーに形成されている撮像装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項記載の撮像装置において、上記蓋部材は、上記光路形成部材の上記壁部よりも肉厚の小さい薄膜状のシート材からなる撮像装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項記載の撮像装置において、上記撮影光学系は被写体から像面側に向かう光束を反射する反射素子を含む屈曲光学系であり、上記貫通部と上記遮光壁部は、上記反射素子よりも像面側の光路を囲む位置に形成されている撮像装置。
  9. 撮影光学系を囲む壁部を有し、上記壁部の内側に光路を形成する光路形成部材;
    上記光路形成部材の上記壁部に上記撮影光学系の光軸に沿う方向に交互に形成した、上記壁部を貫通する複数の貫通部と、上記壁部の一部からなる複数の遮光壁部;及び
    上記光路形成部材の外面に取り付けられて上記貫通部を覆う蓋部材;
    を有することを特徴とする撮像装置。
  10. 撮影光学系を囲む壁部を有し、上記壁部の内側に光路を形成する光路形成部材;
    上記光路形成部材の上記壁部を貫通する貫通部;
    上記光路形成部材の外面に取り付けられて上記貫通部を覆い、上記貫通部内へ挿入される突出部を有する蓋部材;及び
    上記蓋部材の上記突出部に上記撮影光学系の光軸に沿う方向に交互に形成した、複数の溝部と複数の遮光壁部;
    を有することを特徴とする撮像装置。
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