JP2016148134A - 繊維機械の針またはシンカー及び繊維機械の針またはシンカーの製造方法 - Google Patents

繊維機械の針またはシンカー及び繊維機械の針またはシンカーの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016148134A
JP2016148134A JP2015210056A JP2015210056A JP2016148134A JP 2016148134 A JP2016148134 A JP 2016148134A JP 2015210056 A JP2015210056 A JP 2015210056A JP 2015210056 A JP2015210056 A JP 2015210056A JP 2016148134 A JP2016148134 A JP 2016148134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
needle
sinker
base element
cavity
textile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015210056A
Other languages
English (en)
Inventor
エクミューラー ウルリッヒ
Eckmueller Ulric
エクミューラー ウルリッヒ
ブリュースル ヨッヘン
Bruestle Jochen
ブリュースル ヨッヘン
シュタイガー ウーヴェ
Uwe Steiger
シュタイガー ウーヴェ
ポルスター アンドレアス
Polster Andreas
ポルスター アンドレアス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hugo Kern & Liebers & Co KG Platinen- & Federnfabrik GmbH
Hugo Kern und Liebers & Cokg Platinen und Federnfabrik GmbH
Original Assignee
Hugo Kern & Liebers & Co KG Platinen- & Federnfabrik GmbH
Hugo Kern und Liebers & Cokg Platinen und Federnfabrik GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hugo Kern & Liebers & Co KG Platinen- & Federnfabrik GmbH, Hugo Kern und Liebers & Cokg Platinen und Federnfabrik GmbH filed Critical Hugo Kern & Liebers & Co KG Platinen- & Federnfabrik GmbH
Publication of JP2016148134A publication Critical patent/JP2016148134A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H9/00Machining specially adapted for treating particular metal objects or for obtaining special effects or results on metal objects
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B15/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, weft knitting machines, restricted to machines of this kind
    • D04B15/06Sinkers
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B27/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, warp knitting machines, restricted to machines of this kind
    • D04B27/04Sinkers
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B35/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, knitting machines, not otherwise provided for
    • D04B35/02Knitting tools or instruments not provided for in group D04B15/00 or D04B27/00
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H3/00Electrochemical machining, i.e. removing metal by passing current between an electrode and a workpiece in the presence of an electrolyte

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Knitting Machines (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

【課題】簡単にして正確に製造が可能な針またはシンカーを提供する。【解決手段】繊維機械用の針10またはシンカーの平坦状のベース要素20は互いに平行に延びる2個の側壁20a,20bと、これら側壁20a,20bを連結する連結壁20cとを備え、うち1個の側壁20aと連結壁20cとの少なくともいずれか一方に電気化学加工法にて1個以上の空洞3Dを形成した。【選択図】図1

Description

本発明は繊維機械の針またはシンカー及び繊維機械の針またはシンカーの製造方法に関する。
針及びシンカーは繊維機械、とくに編み機に使用され、スティッチを形成したり、編成要素を案内・制御したりすべく、糸を移動させる。
繊維機械用の針及びシンカーは平坦状のベース要素を備え、前記ベース要素は互いに平行に延びる2個の側壁と、これら側壁を連結する連結壁とを備え、うち1個の側壁と連結壁との少なくともいずれか一方に1個以上の空洞を有する。前記空洞は側面内に形成され、細溝、斜状面、凹所のような形状で側面の縁に隣接する。特に、送り針等の編み針内部に搬送バネが収容された空洞を備える。
これらの空洞はフライス加工の切削加工にて形成されることが知られている。しかし、この製造方法によると、フライス加工中に空洞側壁に張り出しが発生することがあり、空洞の全側面を鉛直に形成することは不可能である。従って、面取り加工のため更なる加工が必要となる。
上記した問題点を克服するために、ドイツ特許出願公開第DE3401374A1号明細書におい
て、空洞を打ち抜き加工により形成する方法が提案されている。この方法では、ベース要素に打ち抜き加工が施されて穴が開けられ、その穴の中に色々な材料が通される。しかし、打ち抜き加工ではある一定の変形は可能であるが、材料を強化する処理は含まれていない。更に、打ち抜き加工で形成した空洞には糸屑が溜るという不都合がある。
従って、本発明の目的は簡単にして正確に製造が可能な針またはシンカーを提供することにある。本発明の別の目的は簡単にして正確に製造が可能な針またはシンカーの製造方法を提供することにある。
本発明の課題は請求項1における特徴を備えた針またはシンカーによって解決される。本発明の別の課題は請求項9における特徴を備えた針またはシンカーの製造方法によって解決される。
本発明に係る繊維機械用の針またはシンカーは平坦状のベース要素を備え、同ベース要素は互いに平行に延びる2個の側壁と、これら側壁を連結する連結壁とを備え、うち1個の側壁と連結壁との少なくともいずれか一方に1個以上の空洞を形成した繊維機械用の針またはシンカーにおいて、同空洞は電気化学的な加工法にて形成されている。
電気化学加工法では、電極と、処理されるべき加工対象物、即ちベース要素材料との間に電流が発生する。電極は加工対象物の近傍に達し、電解水は処理中に発生したギャップに溜る。電荷の流れにより、金属イオンは加工対象物から解放される。
電気化学式加工法は非接触式の処理方法であるため、加工対象物に機械的な力が伝達されることはない。更には、電極の形状は加工対象物に対してマイナスの圧刻として伝達されるため、複雑な幾何学形状も形成される。針やシンカーのベース要素材料は非常に薄く
、機械的な力が伝達されることはなく、空洞が正確に形成されるため、上記の方法は極めて有効である。この方法では、硬化処理された材料を処理することも可能である。電気化学的な処理法では針やシンカーの表面に機械的処理を施すことはないため、針やシンカーの表面は破壊されることはまずなく、摩耗に対する大きな抵抗力を有する。この抵抗力は、針やシンカーが繊維機械内で使用されて大きな負荷に晒される時に有効である。
電気化学加工法においては、除去処理の間は一定の電流が流され、電極は一定の接近速度で加工対象物に向かって移動する。本発明の特に好ましい実施の形態において、空洞はPECM法(正確な電気化学加工法)にて作成される。
PECM法を採用すると、電極は加工対象物に向かって移動し、簡単なパルス電流が出力される。そして、パルス電流の出力が終了した後に、電極は再び加工対象物から離間される。このような方法では小さな間隙が発生し、この間隙によりより正確な加工が実現される。
好ましくは、ベース要素またはベース要素が作成されるベース要素材料には開口が1つも設けられてはいない。換言するならば、本発明の針またはシンカーはベース要素またはベース要素材料に近い形状をなす。従って、針またはシンカーに汚染物質が堆積する虞が少なくなり、針またはシンカーの強度及び/又は安定性が改善される。これは特に針にとって有効である。打ち抜き加工にて開口を形成する必要がないため、製造工程が簡略化される。
好ましくは、空洞はベース要素の側面及び/又は空洞の基部領域に対して直交する方向に延びる複数の側壁を有する。これらは電気化学加工法で容易に形成され得る。垂直な側壁を有する空洞は汚染には強く、強靭な安定性を発揮する。
本発明の更なる改良点として、ベース要素がヘッド部と脚部とを有し、空洞はベース要素のヘッド部に向かって開口するように構成された溝状をなす点が挙げられる。
このような空洞は内部に搬送バネを収容することができるため、送り針を使用するときには 極めて有効である。
好ましくは、空洞内には突起かタペットが設けられ、空洞内に配置された搬送バネや他の部材を固定して、これらが特に針又はシンカーの長さ方向に移動することを防止している。前記突起またはタペットの長さ方向は側壁に平行であり、空洞の基部領域に鉛直である。前記突起またはタペットは空洞の 基部領域で独立して形成されているが、空洞の側
壁のうちの1個に隣接したり、接触したりするように構成してもよい。突起、又はタペットは電気化学的加工法にて作成されるため、空洞内で一体的に形成することが可能である。
本発明の一実施の形態によると、繊維機械、特に横編み機に使用される針は編み針、特に運び針が採用されている。
前記空洞内には、空洞に密嵌されるような断面を備えた搬送バネが設けられている。電気化学的加工法により正確に空洞を形成したことにより、工程が簡略化され、経済的にも優れたものとなる。
本発明に係る方法によると、は平坦状のベース要素を備え、同ベース要素は互いに平行に延びる2個の側壁と、これら側壁を連結する連結壁とを備え、うち1個の側壁と連結壁との少なくともいずれか一方に1個以上の空洞を形成した繊維機械用の針またはシンカーの製造方法において、少なくとも1個の空洞は電気化学的な加工法にて形成されている。
電気化学式加工法は非接触式の処理方法であるため、加工対象物に機械的な力が伝達されることはない。更には、電極の形状は加工対象物に対してマイナスの圧刻として伝達されるため、複雑な幾何学形状も形成される。針やシンカーのベース要素材料は非常に薄く、機械的な力が伝達されることはなく、空洞が正確に形成されるため、上記の方法は極めて有効である。この方法では、硬化処理された材料を処理することも可能である。電気化学的な処理法では針やシンカーの表面に機械的処理を施すことはないため、針やシンカーの表面は破壊されることはまずなく、摩耗に対する大きな抵抗力を有する。この抵抗力は、針やシンカーが繊維機械内で使用されて大きな負荷に晒される時に有効である。
電気化学加工法においては、除去処理の間は一定の電流が流され、電極は一定の接近速度で加工対象物に向かって移動する。本発明の特に好ましい実施の形態において、空洞はPECM法(正確な電気化学加工法)にて作成される。
PECM法を採用すると、電極は加工対象物に向かって移動し、簡単なパルス電流が出力される。そして、パルス電流の出力が終了した後に、電極は再び加工対象物から離間される。このような方法では小さな間隙が発生し、この間隙によりより正確な加工が実現される。
前記電気化学加工法は
(a)ベース要素材料を形成する工程と、
(b)電解液を提供する工程と、
(c)ベース要素材料の表面に電極を接近させる工程と、
(d)電気パルスを印加する工程と、
(e)ベース要素材料の表面から電極を取外す工程と、
(f)汚染された電解液を除去する工程と、
(g)ベース要素(20)の所望の形状が得られるまで(b)から(f)の工程を繰り返す工程とからなる。
(a)本発明に係る針の第1の実施形態示す概略側面部分図。(b)図1aのA−A線における断面図。 本発明に係る針の第2の実施形態示す概略側面部分図。 本発明に係る針の第3の実施形態示す概略側面部分図。 本発明に係る針の第4の実施形態示す概略側面部分図。 本発明に係る針の第5の実施形態示す概略側面部分図。 本発明に係る針の第6の実施形態示す概略側面部分図。
図1a及び図1bは本発明に係る針10の第1の実施の形態を示す。針10は平坦状のベース要素20を有し、同ベース要素20は互いに略平行に延びる両側面20a,20bと、両側面の縁全体に亘って延びて両側面20a,20bを互いに連結させる連結面20cとを備える。ベース要素20は長手軸Lを有する。ベース要素20はフック21a及び
タング21bよりなるヘッド部21と、針10が織機内で移動することを規制する脚部22とを有する。図面において脚部22は示されていない。ヘッド部21と脚部22との間には中間部23が形成されている。中間部23はヘッド部21との境界側において、脚部22との境界側よりも板厚、即ち両側面20a,20b間の距離が小さくなっている。これにより、中間部23においてヘッド部21に接続する領域は脚部22に接続する領域に対して偏奇している。板厚は縁部24において減少する。
ベース要素20の中間部23は両側面20a,20bの一方、或いは連結面20cに空
洞30を有する(図面では側面20aに空洞30を設けている)。空洞30は反対側の側面20bに迄延びることはなく、開口を構成するものではない。空洞30は溝のように形成され、ヘッド部21に対して開口されている。空洞30は別の側面20bに形成されてもよい。また、空洞30は全方位が閉塞されたチェンバー状に形成したり、一方位のみならず二方位或いは三方位に開放された凹部状に形成したりすることも可能である。
空洞30は基部31と、側壁32a、32b,32cを有する。側壁32a,32cは互いに平行に延びて整合し、長手軸Lに対して平行をなす。側壁32bは長手軸Lに直交する方向に延び、脚部22の方向に位置する。側壁32a、32b,32cは空洞30の基部31に対して直交する面内に位置し、ベース要素20の側面20aに対しても直交する面内にある。
空洞30内には搬送バネ40が設けられている。このバネ40は一端が空洞30にきっちりと嵌まる形状をなし、他端は開放された側壁を通ってヘッド部21の方向へ空洞30外に延びている。
空洞30内に配置された搬送バネ40や他の部材が、ベース要素20の長手軸Lに沿っ
て移動することを防止するために空洞30には突起34が形成されている。この突起34は空洞30の基部31からベース要素20の側面20aに向かって延びている。突起34は円柱状をなし、空洞30の基部31に配置される基端部と、側面20aが配置される平面内、または同平面と平行に配置される胴体部とを有する。前記円柱状の突起34の軸線は空洞30の基部31に対して直交する」ことが好ましい。突起34は空洞30の側壁の一つ、例えば側壁32a上に直接に設けられ、一体的に設けられることが好ましい。
図2,3,4に示される別例では、図1a,1bに示される実施例と比較して突起34の形状が異なる。図3はほぼ楔状または弧状の基礎部分を備えた2個の突起34’を示し、うち1個は側壁32aに、他の1個はこれと対向して側壁32cに設けられている。図4に示す別例において突起34’’はT字状の基礎部分を有する。図2に示す別例では、突起34に換えて空洞30の基部31に側壁32a,32b,32cと直接に接触することなくタペット35を設けたものである。
図2に示すように、タペット35は細長の楕円形状をなすが、円状や他の形状に形成す
ることも可能である。
空洞30内に配置された搬送バネ40や他の部材が、空洞30の外へ落下することを防止するために、図示されるように搬送バネ40や他の部材は空洞30内において1個または複数個の支持部材37により支持されている。支持部材37による支持に換えて、空洞内30に搬送バネ40を挿入した後にレーザーにより溶接する方法を採用することも可能である。
空洞30は電気化学式の加工により形成される。ここでは、空洞30がより高精度に形成されるように精密電解加工(PECM)法が採用されている。
図5,6に示すように、本発明におけうシンカー10’は、針10と同様に、平坦状のベース要素20を有し、同ベース要素20は互いに略平行に延びる両側面20a,20bと、両側面の縁全体に亘って延びて両側面20a,20bを互いに連結させる連結面20cとを備える。針と同一の部材、又は同一の機能を有する部材には同一の符号を付している。針10とシンカー10’とはベース要素の形状において異なる。シンカー10’のヘッド部21はフック21aとタング21bに換えて糸接触縁21a’を有する。糸接触縁21a’には糸が密着し、糸接触縁21a’は反転縁として機能する。糸接触縁21a’の上方には突起21’が形成され、同突起により糸が下方に保持される。
針の構成と同様に、シンカーのヘッド部21はエッジ24にして偏奇された偏奇領域を備えベース要素20の他の領域より板厚が小さくなっている。図1乃至4に示した針10の場合にはエッジ24は平坦な縁部であったが、シンカー10’のエッジ24は少なくとも1個の屈曲部24’を備える。この屈曲部24’は図5に示すように90度〜180度の鈍角をなしたり、図6に示すように0度〜90度の鋭角であったりする。特に鋭角状の屈曲部の場合には、フライス加工のような切削方法により窪みを大まかに形成し、その後で以下に述べるPECM法により正確に仕上げる。
図5,6に示すシンカーのベース要素20は側面20aの中間部23に空洞30を有す
る。この空洞30は反対側の側面20bにまで延びることはなく、従って開口を形成することはない。空洞30は側面20a内において全側部が閉塞された状態にある。空洞30の変更例はシンカーにおいても針10と同様に提案することが可能である。
空洞30は基部31と、側壁32a、32b,32c,32dを有する。側壁32a,32cは少なくとも一部が互いに平行に延びて整合し、長手軸Lに対して平行をなす。側
壁32b,32dは長手軸Lに交差する方向に延びる。側壁32a、32b,32c,3
2dは空洞30の基部31に対して直交する面内に位置し、ベース要素20の側面20aに対しても直交する面内にある。
基部31は長方形をなす必要はなく、他の形状にしてもよい。
シンカー10’の空洞も電気化学加工法によって形成される。空洞30できる限り正確に形成するためにPECM法が採用されることが望ましい。
PECM法にて鉢10やシンカー10’のベース要素20を作成するために、まず金属板等の平坦状の材料を打ち抜き加工してベース要素材料が作成される。ベース要素材料は電極近傍の処理位置に保持され装置に保持される。そして、電解液が電極とベース要素材料の間の領域に提供される。電極は徐々にベース要素材料に接近させられ、処理位置に達する。この位置においてカソードとして機能する電極と、アノードとして機能するベース要素材料との間に電流パルスが印加される。アノードとカソードとの間を電流が流れ、ベース要素材料から金属イオンが解放されて、ベース要素材料の基本的構造が形成される。電流パルスが終了すると、電極はベース要素材料から取外され、汚れた電解液が除去される。ベース要素材料20に所望の形状の空洞30を形成するために、この処理は数回にわたって繰り返して行われる。上記の処理において、電極の処理位置は立ち上がる電流パルスに従ってベース要素材料に対して一定の割合で距離を縮めるように接近する。
所望の形状の空洞30が形成されると、ベース要素20は即座に装置から取外され、必要に応じて更なる処理が施される。
同様な方法で針10のベース要素20の中間部23においてヘッド部21に対向する領域の板厚を薄くしたり、シンカー10’の1のヘッド部21においてベース要素材料に電気化学的工法、特にPECM法により側面20a,20bに直交する面としてエッジ24を形成することが可能となる。フライス加工にて形成される窪みのような工具に起因する空間がなくなり、エッジ24が正確に形成されるとともに、ベース要素材料全体がより一層強固になる。
10…針、10’…シンカー、20…ベース要素、20a…側面、20b…側面、
20c…連結面、21…ヘッド部、21a…フック、21b…タング、21a’…糸接触縁、21b’…突起、22…脚部、23…中間部、24…エッジ、24’…屈曲部、
30…空洞、31…基部、32a…側壁、32b…側壁、32c…側壁、32d…側壁、34…突起、34’…突起、34’’…突起、35…タペット、37…支持部材、40…
搬送バネ、L…長尺軸。

Claims (11)

  1. 平坦状のベース要素(20)を備える繊維機械用の針(10)またはシンカー(10’)であって、前記ベース要素(20)は互いに平行に延びる2個の側壁(20a,20b)と、これら側壁(20a,20b)を連結する連結壁(20c)とを備え、うち1個の側壁(20a)と連結壁(20c)との少なくともいずれか一方に1個以上の空洞(30)を形成した繊維機械用の針またはシンカーにおいて、
    前記空洞(30)は電気化学加工法にて形成されたことを特徴とする繊維機械用の針またはシンカー。
  2. 前記空洞(30)は精密電解加工(PECM)法にて形成されることを特徴とする請求項1
    に記載の繊維機械用の針またはシンカー。
  3. 前記ベース要素(20)及び同ベース要素(20)が形成されるベース要素材料のいずれもが開口を有していないことを特徴とする請求項1または2に記載の繊維機械用の針またはシンカー。
  4. 前記空洞(30)は、ベース要素(20)の側面(20a)と、空洞(30)の基部(31)との少なくともいずれかと直交する面に側壁(32a,32b,32c,32d)を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の繊維機械用の針またはシンカー。
  5. 前記ベース要素(20)はヘッド部(21)と脚部(22)とを備え、前記空洞(30)はベース要素(20)のヘッド部(21)に向かって開口する溝状に形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の繊維機械用の針またはシンカー。
  6. 前記空洞(30)内には突起(34,34’,34’’)が形成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の繊維機械用の針またはシンカー。
  7. 前記針(10)は横編機の編み針、特には送り針である請求項1乃至6のいずれか1項に記載の繊維機械用の針またはシンカー。
  8. 前記空洞(30)内に嵌まるような形状をなす搬送バネ(40)が空洞(30)内に配置される請求項1乃至7のいずれか1項に記載の繊維機械用の針またはシンカー。
  9. 平坦状のベース要素(20)を備える繊維機械用の針(10)またはシンカー(10’)の製造方法であって、前記ベース要素(20)は互いに平行に延びる2個の側壁(20a,20b)と、これら側壁(20a,20b)を連結する連結壁(20c)とを備え、うち1個の側壁(20a)と連結壁(20c)との少なくともいずれか一方に形成された1個以上の空洞(30)とを形成し、少なくとも1個の空洞(30)は電気化学加工法にて形成されたことを特徴とする繊維機械用の針またはシンカーの製造方法。
  10. 前記空洞(30)は精密電解加工(PECM)法にて形成されることを特徴とする請求項9
    に記載の繊維機械用の針またはシンカーの製造方法。
  11. 前記電気化学加工法は
    (a)ベース要素材料を形成する工程と、
    (b)電解液を提供する工程と、
    (c)ベース要素材料の表面に電極を接近させる工程と、
    (d)電気パルスを印加する工程と、
    (e)ベース要素材料の表面から電極を取外す工程と、
    (f)汚染された電解液を除去する工程と、
    (g)ベース要素(20)の所望の形状が得られるまで(b)から(f)の工程を繰り返す工程とからなることを特徴とする請求項9または10に記載の繊維機械用の針またはシンカーの製造方法。
JP2015210056A 2014-10-27 2015-10-26 繊維機械の針またはシンカー及び繊維機械の針またはシンカーの製造方法 Pending JP2016148134A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP14190561.2 2014-10-27
EP14190561.2A EP3015209B1 (de) 2014-10-27 2014-10-27 Nadeln oder Platinen für Textilmaschinen sowie Verfahren zur Herstellung einer Nadel oder einer Platine für Textilmaschinen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016148134A true JP2016148134A (ja) 2016-08-18

Family

ID=51794812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015210056A Pending JP2016148134A (ja) 2014-10-27 2015-10-26 繊維機械の針またはシンカー及び繊維機械の針またはシンカーの製造方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP3015209B1 (ja)
JP (1) JP2016148134A (ja)
CN (1) CN105544083B (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11216290A (ja) * 1998-02-04 1999-08-10 Organ Needle Co Ltd 針類およびその製造方法
JP2000234248A (ja) * 1999-02-11 2000-08-29 Groz Beckert Kg 編目形成機械の目移し用の掛け換えニードル
JP2004358585A (ja) * 2003-06-03 2004-12-24 Japan Science & Technology Agency 電解加工用電極、電解加工装置および電解加工方法
JP2007021632A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Toyama Univ 電解加工方法および電解加工装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3332869A (en) * 1964-10-05 1967-07-25 Hamilton Co Needle tapering apparatus
DE3401874A1 (de) 1984-01-20 1985-07-25 Haase & Kühn S.A., Les Geneveys, Coffrane Umhaengenadel und verfahren zu ihrer herstellung
DE10111930C2 (de) * 2001-03-13 2003-02-27 Groz Beckert Kg Systemteil
DE10227533C1 (de) * 2002-06-20 2003-12-11 Groz Beckert Kg Nadel mit Umhängefeder
CN101514508A (zh) * 2008-02-19 2009-08-26 常熟市国盛针织机械厂 八段选针脚
CN201459354U (zh) * 2009-06-11 2010-05-12 陈坚 针织横机的信克片机构
CN201512653U (zh) * 2009-09-10 2010-06-23 江苏雪亮电器机械有限公司 电脑针织横编机的起底板结构
EP2570533A1 (en) * 2011-09-16 2013-03-20 Pai Lung Machinery Mill Co., Ltd. Needle bed structure for flat knitting machines

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11216290A (ja) * 1998-02-04 1999-08-10 Organ Needle Co Ltd 針類およびその製造方法
JP2000234248A (ja) * 1999-02-11 2000-08-29 Groz Beckert Kg 編目形成機械の目移し用の掛け換えニードル
JP2004358585A (ja) * 2003-06-03 2004-12-24 Japan Science & Technology Agency 電解加工用電極、電解加工装置および電解加工方法
JP2007021632A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Toyama Univ 電解加工方法および電解加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP3015209A1 (de) 2016-05-04
CN105544083A (zh) 2016-05-04
EP3015209B1 (de) 2017-02-22
CN105544083B (zh) 2019-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ATE530284T1 (de) Steuerung für eine elektrische drahterodiermaschine und vorrichtung zur erstellung eines bearbeitungswegs für eine elektrische drahterodiermaschine
US8975552B2 (en) Workpiece holder for holding a plurality of plate workpieces used for wire electric discharge machine
RU2716330C1 (ru) Способ обработки перфорационных отверстий и внутренней полости лопатки турбомашины
CN101302680A (zh) 特别适用于高精细分度的针织机工具
US9783906B2 (en) Substrate electrolytic processing apparatus and paddle for use in such substrate electrolytic processing apparatus
CN104339050A (zh) 一种电火花线切割机用导丝器
US10240267B2 (en) Needle cylinder and circular knitting machine
JP2016148134A (ja) 繊維機械の針またはシンカー及び繊維機械の針またはシンカーの製造方法
CN111247282A (zh) 用于纺织机的工具模块
CN104438577A (zh) 一种双长孔工件用可调节冲孔距的复合模
EA201890984A3 (ru) Способ изготовления металлического конструктивного элемента, в частности конструктивного элемента лопатки лопастной машины
KR102072196B1 (ko) 편성 도구 및 편성 도구의 제조 방법
KR101295786B1 (ko) 마모율을 이용한 미세공구전극 가공방법
JP2014054696A (ja) 溝入れ加工方法、溝入れ加工工具、及び溝入れ加工工具保持構造
TWI665043B (zh) 電化學加工金屬工件之裝置
CN110961733A (zh) 一种使用电解液液膜进行钨工具阴极电解加工的方法
EP3165649A1 (en) Flat knitting machine including fixed sinkers
JP2016522332A (ja) スライド針
JP6459597B2 (ja) 電解めっき装置
JP2018083250A (ja) 金型の製造方法及び金型
JP2020066075A (ja) ワイヤ放電加工用電極線
JP6506963B2 (ja) 切断方法及びこの切断方法で得たワーク
CN115298368A (zh) 纺织工具零件对和用于装备纺织机的方法
US729075A (en) Needle-actuating device for knitting-machines.
RU125112U1 (ru) Электрод-инструмент для микроэлектроэрозионной обработки

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191126

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200410

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200908