JP2016147949A - 熱可塑性樹脂組成物とそれを用いた光学フィルム - Google Patents
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Abstract
Description
[主鎖に環構造を有するアクリル系重合体(A)]
本発明の熱可塑性樹脂組成物に含まれるアクリル系重合体(A)は、主鎖に環構造を有するアクリル系重合体であれば特に制限はされない。
[アクリル系ブロック共重合体(B)]
本発明の熱可塑性樹脂組成物に含まれるアクリル系ブロック共重合体(B)としては、(メタ)アクリル酸およびこれらの誘導体を含有する単量体成分を重合して得られる重合体ブロックを少なくとも1種類有するアクリル系ブロック共重合体であれば、特に制限はされないが、メタクリル酸エステル単位を主体とする重合体ブロック(b1)及びアクリル酸エステル単位を主体とする重合体ブロック(b2)をそれぞれ少なくとも1種有することが好ましい。より好ましくは、(b1)−(b2)−(b1)または(b2)−(b1)−(b2)で表されるトリブロック体を有するアクリル系ブロック共重合体である。ここで、トリブロック体の両端に位置する(b1)または(b2)の分子量、組成等は同じであってもよいし、相互に異なっていてもよい。
分子鎖末端に水酸基、カルボキシル基、酸無水物、アミノ基等の官能基を有していても
よい。
[熱可塑性樹脂組成物]
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、主鎖に環構造を有するアクリル系重合体(A)と、アクリル系ブロック共重合体(B)とを含み、質量比[A]/[B]が70/30〜99.5/0.5であれば特に制限はされない。上記構成によれば、当該熱可塑性樹脂組成物は、アクリル系重合体(A)の光学特性と耐熱性を維持したまま、機械的強度を向上することができ、好ましくは質量比[A]/[B]が85/15〜99/1、より好ましくは質量比[A]/[B]が90/10〜99/1、さらに好ましくは質量比[A]/[B]が90/10〜98/2である。
[光学フィルム]
本発明の光学フィルムは、上記の熱可塑性樹脂組成物をフィルム状に成形することで得られる。また延伸することによって延伸フィルムとしてもよい。
[偏光子保護フィルムおよび偏光板]
図1に、本発明の偏光子保護フィルムの一例を示す。図1に示す偏光子保護フィルム1は、本発明の光学フィルムにより構成される。すなわち、偏光子保護フィルム1は、主鎖に環構造を有するアクリル系重合体(A)と、アクリル系ブロック共重合体(B)を含み、質量比[A]/[B]が70/30〜99.5/0.5であれば特に制限はされない。
[画像表示装置]
本発明の画像表示装置は、本発明の偏光板を備える。画像表示装置は、例えば、ELディスプレイパネル、PDP、FED、LCDである。
にて説明する。
[アクリル系ブロック共重合体のブロックの構成割合]
アクリル系ブロック共重合体における各ブロックの構成割合(モル比)は1H−NMR(1H−核磁気共鳴)測定によって求めた。
装置:ブルカーバイオスピン株式会社製核磁気共鳴装置「AV−300M」
重溶媒:重水素化クロロホルム
[重量平均分子量]
システム:東ソー製GPCシステム HLC−8220
測定側カラム構成
・ガードカラム:東ソー製、TSKguardcolumn SuperHZ−L
・分離カラム:東ソー製、TSKgel SuperHZM−M 2本直列接続
リファレンス側カラム構成
・リファレンスカラム:東ソー製、TSKgel SuperH−RC
展開溶媒:クロロホルム(和光純薬工業製、特級)
展開溶媒の流量:0.6mL/分
標準試料:TSK標準ポリスチレン(東ソー製、PS−オリゴマーキット)
カラム温度:40℃
[ガラス転移温度(Tg)]
重合体のTgは、JIS K7121の規定に準拠して、始点法により求めた。具体的には、示差走査熱量計(リガク製、DSC−8230)を用い、窒素ガス雰囲気下、約10mgのサンプルを常温から200℃まで昇温(昇温速度20℃/分)して得られたDSC曲線から評価した。リファレンスには、α−アルミナを用いた。
[応力光学係数Cr]
熱可塑性樹脂組成物を手動式加熱プレス機(井元製作所製、IMC−180C型)を用いて、270℃で5分間溶融プレス成形して未延伸フィルム(原フィルム)を作製した。原フィルムを60mm×20mmに切り出し、原フィルムに取り付けたときに当該フィルムに1N/mm2以下の応力が加わるように重りを選択し、これを、切り出した原フィルムにおける短辺の一方に取り付けた。次に、全体を、原フィルムのTg+3℃に保持した定温乾燥機(アズワン製、DOV−450A)に収容し、原フィルムを30分間放置した。定温乾燥機に収容する際には、原フィルムにおける、重りを取り付けた一辺とは対向する一辺をチャックを用いて固定し、重りによって原フィルムに応力が加わり、原フィルムが鉛直方向に自由端一軸延伸されるようにした。チャックと重りを取り付けた部分との距離は40mmとした。約30分後、乾燥機のヒーターを切り、乾燥機内の温度が原フィルムのTg−40℃になるまで放置した後、フィルムを取りだして、そのフィルム長、厚さ、波長589nmの光に対する面内位相差ならびに用いた重りの重量を測定した。測定は、重りの重量を変えながら3〜4点行った。次に、測定した面内位相差をフィルムの厚さで除して当該フィルムの複屈折Δn(=nx−ny、測定波長589nm)を求め、これをy軸に、また、原フィルムに加えた応力σ(Pa)を重りの重量から求め、これをx軸にプロットして、最小二乗法により当該プロットの直線の傾きを算出してこれを熱可塑性樹脂組成物の応力光学係数Crとした。
[発泡性]
乾燥処理した熱可塑性樹脂組成物を、JIS−K7210に規定されるメルトインデクサーのシリンダー内に装填し、290℃で20分間保持した後、ストランド状に押出し、得られたストランドの上部標線と下部標線との間に存在する泡の発生個数を計数し、熱可塑性樹脂組成物1gあたりの個数で表した。
○:0〜5個
△:6個〜20個
×:21個以上
[フィルムの厚さ]
フィルムの厚さは、デジマチックマイクロメーター(ミツトヨ社製)を用いて測定した。以降に評価方法を示す物性を含め、フィルムの物性を測定、評価するためのサンプルはフィルムの幅方向の中央部から取得した。
[耐折強度]
フィルムの耐折強度は、JIS P8115に準拠して行った。具体的には長手方向がMD方向となる長さ90mm、幅15mmの試験フィルムを23℃、50%RHの状態に12時間以上静置させてから使用し、MIT耐折度試験機(テスター産業製、BE−201型)を用いて、荷重200gの条件で折り曲げ線が製膜時のフィルムの流れ方向に平行となるように試験を行い、5枚のサンプルのフィルムが破断するまでの回数の平均値求め各方向の耐折強度とした。求めた各方向の耐折強度の平均値を光学フィルムの耐折強度とした。
[位相差]
波長589nmにおける、フィルムの面内位相差(Re)および厚み方向の位相差(Rth)は、王子計測器社製KOBRA−WRを用いて測定した。尚、厚み方向の位相差(Rth)はアッベ屈折率計で測定したフィルムの平均屈折率、膜厚d、傾斜中心軸として遅相軸、入射角を40°と入力し、面内位相差(Re)および厚み方向の位相差(Rth)、遅相軸を傾斜軸として40°傾斜させて測定した位相差(Re(40°))、三次元屈折率nx、ny、nzの値を得た後、下記式から求めた。
厚み方向の位相差Rth(nm)=d×{(nx+ny)/2−nz}
[全光線透過率]
フィルムの全光線透過率は、上記濁度計を用いて、JIS K7361−1に準拠して測定した。
[ヘイズ]
ヘイズおよび内部ヘイズは、日本電色工業社製NDH−1001DPを用いて測定した。内部ヘイズを測定する際には1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン(テトラリン)を使用した。
[接着強度]
偏光板をポリプロピレン樹脂板上に両面テープで固定させた。次いで、カッターを用いて、偏光子と保護フィルムとの境界に刃を入れながら、接着強度を下記の5段階で評価した。
評価1:フィルムの末端を持って剥がすと、簡単に剥離する。
評価2:カッターの刃を入れると剥がれる。
評価3:刃を入れて力を加えると剥がれる。
評価4:刃を入れても小片でしか剥がれない。
評価5:刃が界面に入らない。
[耐湿熱性]
偏光板を2.5×5cmに切断し、60℃の温水に4時間浸漬した後、偏光子と保護フィルムとの境界における剥がれを調べて、耐湿熱性を下記の3段階で評価した。
○:剥がれなし。
△:一部に剥がれあり。
×:全面が剥がれる。
(製造例1) アクリル系重合体(A−1)の製造
攪拌装置、温度センサー、冷却管および窒素導入管を備えた反応容器に、メタクリル酸メチル(MMA)229.6部、2−(ヒドロキシメチル)アクリル酸メチル(MHMA)33部、トルエン248.6部、およびn−ドデシルメルカプタン0.19部を仕込み、これに窒素を通じつつ、105℃まで昇温させた。昇温に伴う還流が始まったところで、重合開始剤としてt−アミルパーオキシイソノナノエート(アルケマ吉富社製「ルペロックス(登録商標)570」)0.28部を添加するとともに、上記t−アミルパーオキシイソノナノエート0.56部とスチレン12.4部とを2時間かけて滴下しながら約105〜110℃の還流下で溶液重合を進行させ、滴下終了後、同温度でさらに4時間の熟成を行った。
市販のポリメチルメタクリレート樹脂(住友化学社製スミペックスEX)320部、トルエン480部を攪拌機付のオートクレーブに導入し、100℃で30分間加熱して溶解し、冷却後40%メチルアミンメタノール溶液130部加え、さらに200℃で30分加熱した。ここに紫外線吸収剤(ADEKA社製「アデカスタブ(登録商標)LA−F70」)3.0部を均一に溶解した。得られた樹脂溶液を200℃の減圧乾燥器にて1時間減圧乾燥後に粉砕し、250℃に設定した二軸押出機にて溶融混練後にペレットに成型することで、主鎖にグルタルイミド環構造を有するアクリル系重合体(A−2)を得た。アクリル系重合体(A−2)のガラス転移温度は119℃であり、Crは+0.7×10−11(1/Pa)であった。
攪拌装置、温度センサー、冷却管および窒素導入管を備えた反応容器に、メタクリル酸メチル(MMA)325部、N−フェニルマレイミド(PMI)25部、N−シクロヘキシルマレイミド(CHMI)15部、n−ドデシルメルカプタン0.1部、およびトルエン541部を仕込み、これに窒素を通じつつ、100℃まで昇温させた。昇温に伴う還流が始まったところで、重合開始剤としてt−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート(化薬アクゾ社製「カヤカルボン(登録商標)bic−75」)0.3部を添加するとともに、上記t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート0.3部を4時間かけて滴下しながら約100〜115℃の還流下で溶液重合を進行させ、滴下終了後、同温度でさらに2時間の熟成を行った。
ケン化度99%、厚さ75μmのポリビニルアルコール(PVA)フィルムをヨウ素0.5質量%、ヨウ化カリウム5質量%からなる水溶液に浸漬して染色した。次いで、4質量%のホウ酸および3質量%ヨウ化カリウムを含む水溶液に浸漬し、5倍まで延伸した後、5質量%のヨウ化カリウム水溶液に浸漬した。その後、40℃のオーブンで3分間乾燥を行い、厚さ30μmの偏光子を得た。
攪拌装置、温度計、冷却器、滴下ロート、窒素導入管を備えた重合装置に、溶媒としてトルエン200部およびイソプロピルアルコール100部を、単量体としてメタクリル酸ブチル80部、BA25部、MMA75部およびMAA20部を投入して、窒素ガスを導入しながら、攪拌下、85℃に昇温した。
攪拌装置、温度計、冷却器、滴下ロート、窒素導入管を備えた重合装置に、窒素ガスを導入しながら、1,4−ブタンジオール367.2部、イソフタル酸166部、ジブチルスズオキシド0.05部を加熱攪拌しながら溶融し、酸価が1.1になるまで、200℃で8時間縮合反応を行った。120℃に冷却した後、アジピン酸584部と2,2−ジメチロールプロピオン酸268部を加えて、再び170℃に昇温して、23時間反応させ、水酸基価102.0、酸価93.5のポリエステルポリオールを得た。得られたポリエステル55部を減圧下100℃で脱水し、その後、60℃に冷却し、1,4−ブタンジオール6.58部を加えて、充分に攪拌混合し、次いで、ヘキサメチレンジイソシアネート35.17部を加え、100℃で加熱し、この温度で4.5時間反応させて、NCO末端ウレタンプレポリマーを得た。反応終了後、40℃に冷却し、アセトン96.75部を加えて希釈し、プレポリマー溶液とした。ピペラジン7.04部とトリエチルアミン10.19部を予め水245.19部に溶解させて得られたアミン水溶液中に前記プレポリマー溶液を徐々に注ぎ込んで、鎖伸長と中和とを同時に行った。この反応生成物から、減圧下、50℃でアセトンを除去した後、水を加えて不揮発分30%、粘度60mPa・s/25℃、pH7.1のポリエステル系アイオノマー型ウレタン樹脂の水分散液を得た。得られたポリエステル系アイオノマー型ウレタン樹脂の水分散液20部、自己乳化型ポリイソシアネート1.2部を脱イオン水14.8部に分散させて、不揮発分20%の接着剤(H−2)を得た。
(実施例1)
製造例1で得たアクリル系重合体(A−1)97.5部と、メタクリル酸メチル(MMA)/アクリル酸ブチル(BA)=55/45(mol/mol)であるアクリル系トリブロック重合体(B−1、MMA/BA/MMA)2.5部をドライブレンドし、20mmφのスクリューを有する二軸押出機を用いてバレル温度260℃で溶融混練して、ペレタイザーによりカットすることで、主鎖に環構造を有するアクリル系重合体とアクリル系ブロック共重合体との樹脂組成物(D−1)のペレットを得た。樹脂組成物(D−1)のガラス転移温度は122℃であり、Crは+2.8×10−11(1/Pa)であった。また、発泡性評価は○であった。
(実施例2)
製造例1で得たアクリル系重合体(A−1)95.0部と、アクリル系トリブロック重合体(B−1)5.0部とする以外は実施例1と同様にして、主鎖に環構造を有するアクリル系重合体とアクリル系ブロック共重合体との樹脂組成物(D−2)のペレットを得た。樹脂組成物(D−2)のガラス転移温度は122℃であり、Crは+2.6×10−11(1/Pa)であった。また、発泡性評価は○であった。
(実施例3)
製造例1で得たアクリル系重合体(A−1)90.0部と、アクリル系トリブロック重合体(B−1)10.0部とする以外は実施例1と同様にして、主鎖に環構造を有するアクリル系重合体とアクリル系ブロック共重合体との樹脂組成物(D−3)のペレットを得た。樹脂組成物(D−3)のガラス転移温度は122℃であり、Crは+2.0×10−11(1/Pa)であった。また、発泡性評価は○であった。
(実施例4)
製造例2で得たアクリル系重合体(A−2)97.5部と、アクリル系トリブロック重合体(B−1)2.5部とする以外は実施例1と同様にして、主鎖に環構造を有するアクリル系重合体とアクリル系ブロック共重合体との樹脂組成物(D−2)のペレットを得た。樹脂組成物(D−4)のガラス転移温度は119℃であり、Crは+0.8×10−11(1/Pa)であった。また、発泡性評価は○であった。
(実施例5)
製造例3で得たアクリル系重合体(A−3)97.5部と、アクリル系トリブロック重合体(B−1)2.5部とする以外は実施例1と同様にして、主鎖に環構造を有するアクリル系重合体とアクリル系ブロック共重合体との樹脂組成物(D−5)のペレットを得た。樹脂組成物(D−5)のガラス転移温度は134℃であり、Crは+1.0×10−11(1/Pa)であった。また、発泡性評価は○であった。
(実施例6)
製造例1で得たアクリル系重合体(A−1)97.5部と、メタクリル酸メチル(MMA)/アクリル酸ブチル(BA)=35/65(mol/mol)であるアクリル系トリブロック重合体(B−2、MMA/BA/MMA)2.5部とする以外は実施例1と同様にして、主鎖に環構造を有するアクリル系重合体とアクリル系ブロック共重合体との樹脂組成物(D−6)のペレットを得た。樹脂組成物(D−6)のガラス転移温度は122℃であり、Crは+2.8×10−11(1/Pa)であった。また、発泡性評価は○であった。
(比較例1)
製造例1で得たアクリル系重合体(A−1)95.0部と、ポリメチルメタクリレート樹脂(住友化学社製スミペックスEX)を5.0部とする以外は実施例1と同様にして、主鎖に環構造を有するアクリル系重合体とポリメチルメタクリレート樹脂との樹脂組成物(D−7)のペレットを得た。樹脂組成物(D−7)のガラス転移温度は118℃であり、Crは+1.0×10−11(1/Pa)であった。また、発泡性評価は△であった。
(比較例2)
市販のポリメチルメタクリレート樹脂(住友化学社製スミペックスEX)とアクリル系トリブロック重合体(B−1)2.5部とする以外は実施例1と同様にしてアクリル系重合体とアクリル系ブロック共重合体との樹脂組成物(D−8)のペレットを得た。樹脂組成物(D−8)のガラス転移温度を測定すると105℃であり、Crは−15.0×10−11(1/Pa)であった。発泡性評価は×であった。
(実施例7)
実施例1で作製した樹脂組成物(D−1)のペレットを、単軸押出機(シリンダー径20mm)を用いて以下の条件で溶融押出成形し、厚さ160μmの未延伸フィルム(原フィルム)を作製した。尚、得られた未延伸フィルムはロール状であり、当該フィルムにおけるロールの幅方向をTD方向、ロールの伸長方向(フィルム面内においてTD方向と直交する方向)をMD方向とする。
ダイ:コートハンガータイプ、幅150mm、温度250℃
キャスティング:つや付き2本ロール、第1ロールおよび第2ロールともに115℃に保持
未延伸フィルムは、Tダイから押し出された樹脂組成物がキャスティングロール上で固化して形成されるが、未延伸フィルムを作製した後でキャスティングロール表面の状態を目視にて確認したが、付着物は確認されなかった。得られたD−1からなる原フィルムを97mm×97mmに切り出した後、逐次二軸延伸機(東洋精機製作所製、X−6S)を用いて、樹脂組成物D−1の(ガラス転移温度+23)℃の温度において300%/分の速度で長手方向(MD方向)に2.0倍になるように1段目の延伸を行い、ついで300%/分の速度で1段目とは直行する方向(TD方向)に2.0倍になるように2段目の延伸を行った。このとき、延伸と直行する方向には収縮しないようにした。
延伸後、速やかに試験装置からフィルムを取り出して冷却し、厚さ40μmの二軸延伸フィルム(F−1)を得た。得られた延伸フィルム(F−1)の面内位相差Reは0.8nm、厚さ方向の位相差Rthは1.2nm、全光線透過率は92.2%、ヘイズは0.6%であり、内部ヘイズは0.1%であった。また、耐折強度は677回であった。
(実施例8)
実施例2で作製した樹脂組成物(D−2)のペレットを、実施例7と同様に溶融押出成形し、厚さ160μmの未延伸フィルム(原フィルム)を作製した。ついでD−2からなる原フィルムを実施例7と同様に二軸延伸を実施し厚さ40μmの二軸延伸フィルム(F−2)を得た。得られた延伸フィルム(F−2)の面内位相差Reは0.6nm、厚さ方向の位相差Rthは1.0nm、全光線透過率は92.0%、ヘイズは0.8%であり、内部ヘイズは0.4%であった。また、耐折強度は796回であった。
(実施例9)
実施例3で作製した樹脂組成物(D−3)のペレットを、実施例7と同様に溶融押出成形し、厚さ160μmの未延伸フィルム(原フィルム)を作製した。ついでD−3からなる原フィルムを実施例7と同様に二軸延伸を実施し厚さ40μmの二軸延伸フィルム(F−3)を得た。得られた延伸フィルム(F−3)の面内位相差Reは0.2nm、厚さ方向の位相差Rthは0.4nm、全光線透過率は91.2%、ヘイズは1.4%であり、内部ヘイズは0.6%であった。また、耐折強度は1190回であった。
(実施例10)
実施例4で作製した樹脂組成物(D−4)のペレットを、実施例7と同様に溶融押出成形し、厚さ160μmの未延伸フィルム(原フィルム)を作製した。ついでD−4からなる原フィルムを実施例7と同様に二軸延伸を実施し厚さ40μmの二軸延伸フィルム(F−4)を得た。得られた延伸フィルム(F−4)の面内位相差Reは0.3nm、厚さ方向の位相差Rthは1.0nm、全光線透過率は92.2%、ヘイズは0.6%であり、内部ヘイズは0.1%であった。また、耐折強度は701回であった。
(実施例11)
実施例5で作製した樹脂組成物(D−5)のペレットを、実施例7と同様に溶融押出成形し、厚さ160μmの未延伸フィルム(原フィルム)を作製した。ついでD−5からなる原フィルムを実施例7と同様に二軸延伸を実施し厚さ40μmの二軸延伸フィルム(F−5)を得た。得られた延伸フィルム(F−5)の面内位相差Reは0.4nm、厚さ方向の位相差Rthは0.8nm、全光線透過率は92.2%、ヘイズは0.6%であり、内部ヘイズは0.1%であった。また、耐折強度は552回であった。
(実施例12)
実施例6で作製した樹脂組成物(D−6)のペレットを、実施例7と同様に溶融押出成形し、厚さ160μmの未延伸フィルム(原フィルム)を作製した。ついでD−6からなる原フィルムを実施例7と同様に二軸延伸を実施し厚さ40μmの二軸延伸フィルム(F−6)を得た。得られた延伸フィルム(F−6)の面内位相差Reは0.8nm、厚さ方向の位相差Rthは1.3nm、全光線透過率は91.8%、ヘイズは0.9%であり、内部ヘイズは0.2%であった。また、耐折強度は762回であった。
(比較例3)
比較例1で作製した樹脂組成物(D−7)のペレットを、実施例7と同様に溶融押出成形し、厚さ160μmの未延伸フィルム(原フィルム)を作製した。ついでD−7からなる原フィルムを実施例7と同様に二軸延伸を実施し厚さ40μmの二軸延伸フィルム(F−7)を得た。得られた延伸フィルム(F−7)の面内位相差Reは0.4nm、厚さ方向の位相差Rthは0.7nm、全光線透過率は91.8%、ヘイズは0.9%であり、内部ヘイズは0.4%であった。また、耐折強度は510回であった。
(比較例4)
製造例1で作製した主鎖に環構造を有するアクリル系重合体(A−1)のペレットを、実施例7と同様に溶融押出成形し、厚さ160μmの未延伸フィルム(原フィルム)を作製した。ついでA−1からなる原フィルムを実施例7と同様に二軸延伸を実施し厚さ40μmの二軸延伸フィルム(F−8)を得た。得られた延伸フィルム(F−8)の面内位相差Reは0.6nm、厚さ方向の位相差Rthは1.0nm、全光線透過率は92.3%、ヘイズは0.4%であり、内部ヘイズは0.1%であった。また、耐折強度は505回であった。
(比較例5)
製造例2で作製した主鎖に環構造を有するアクリル系重合体(A−2)のペレットを、実施例7と同様に溶融押出成形し、厚さ160μmの未延伸フィルム(原フィルム)を作製した。ついでA−2からなる原フィルムを実施例7と同様に二軸延伸を実施し厚さ40μmの二軸延伸フィルム(F−9)を得た。得られた延伸フィルム(F−9)の面内位相差Reは0.6nm、厚さ方向の位相差Rthは0.8nm、全光線透過率は92.2%、ヘイズは0.4%であり、内部ヘイズは0.1%であった。また、耐折強度は526回であった。
(比較例6)
製造例3で作製した主鎖に環構造を有するアクリル系重合体(A−3)のペレットを、実施例7と同様に溶融押出成形し、厚さ160μmの未延伸フィルム(原フィルム)を作製した。ついでA−3からなる原フィルムを実施例7と同様に二軸延伸を実施し厚さ40μmの二軸延伸フィルム(F−10)を得た。得られた延伸フィルム(F−10)の面内位相差Reは0.5nm、厚さ方向の位相差Rthは0.9nm、全光線透過率は92.3%、ヘイズは0.5%であり、内部ヘイズは0.1%であった。また、耐折強度は440回であった。
(比較例7)
比較例2で作製した樹脂組成物(D−8)のペレットを、実施例7と同様に溶融押出成形し、厚さ160μmの未延伸フィルム(原フィルム)を作製しついで得た原フィルムを実施例7と同様に二軸延伸を実施し厚さ40μmの二軸延伸フィルム(F−11)を得た。得られた延伸フィルム(F−11)の面内位相差Reは5.3nm、厚さ方向の位相差Rthは―11.0nm、全光線透過率は92.0%、ヘイズは0.8%であり、内部ヘイズは0.4%であった。また、耐折強度は885回であった。
実施例7で得られた延伸フィルムF−1および実施例8で得られた延伸フィルムF−2のそれぞれの偏光子と接着する面に、製造例5で得られた易接着層コーティング組成物H−1をバーコーターにより塗布し、100℃の熱風乾燥機に投入して、溶剤を除去して前記組成物を乾燥させた。次に、製造例6で得られた接着剤H−2をそれぞれ塗布し、製造例4で得られた偏光子(G)をこれらのフィルムで挟むようにして圧着ローラーを用いて余分な接着剤を押し出しながら、ウェットラミネーションにより貼合した。得られた積層フィルムを熱風乾燥機中で60℃×10分の条件で乾燥させた。次いで、50℃のオーブンで15時間乾燥硬化し、偏光板を作製した。乾燥後の接着剤層の厚さは50nmであった。得られた偏光板に対して、接着性、耐湿熱性の評価を行った。評価結果を表3に示す。
実施例13と同様にして、偏光子(G)の片面をA面、もう一方の面をB面として表3に示す延伸フィルムの組み合わせで偏光板を作成した。評価結果を表3に示す。
2、2a、2b 偏光板
3、3a、3b 偏光子
4 液晶セル
8 バックライト
11 画像表示装置
Claims (11)
- 主鎖に環構造を有するアクリル系重合体(A)およびアクリル系ブロック共重合体(B)を含有する熱可塑性樹脂組成物であり、主鎖に環構造を有するアクリル系重合体(A)とアクリル系ブロック共重合体(B)の質量比[A]/[B]が70/30〜99.5/0.5である熱可塑性樹脂組成物。
- ガラス転移温度が110℃以上であることを特徴とする請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 前記環構造が、ラクトン環構造、グルタルイミド構造、およびN−置換マレイミド構造からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1または2に記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 応力光学係数の絶対値が5.0×10−11(1/Pa)以下である請求項1から3のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物。
- 請求項1から4のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組成物からなる光学フィルム。
- 内部ヘイズが1.0%以下である、請求項5に記載の光学フィルム。
- 延伸フィルムである、請求項5または6に記載の光学フィルム。
- 波長589nmの光に対する面内位相差Reが0nm以上10nm以下、前記光に対する厚さ方向の位相差Rthが−10nm以上10nm以下である、請求項4から6のいずれかに記載の光学フィルム。
[フィルムの面内における遅相軸方向の屈折率をnx、フィルムの面内における進相軸方向の屈折率をny、フィルムの厚さ方向の屈折率をnz、フィルムの厚さをdとしたときに、面内位相差Re(nm)は、Re=(nx−ny)×dで定義される値であり、厚さ方向の位相差Rth(nm)は、Rth=d×{(nx+ny)/2−nz}で定義される値である。] - 請求項5から8のいずれかに記載の光学フィルムからなる偏光子保護フィルム。
- 請求項9に記載の偏光子保護フィルムと偏光子からなる偏光板。
- 請求項10に記載の偏光板を備える画像表示装置。
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