JP2016147630A - 車両前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】微小ラップ衝突時に、前輪をロアアームから早期に離脱させ易くできる車両前部構造を得る。【解決手段】車幅方向に延在するフロントクロスメンバ22及びリアクロスメンバ24と、車体前後方向に延在してフロントクロスメンバ22の車幅方向外側端部とリアクロスメンバ24の車幅方向外側端部とを結合するサイドレール26と、を有するサスペンションメンバ20と、車幅方向外側端部が前輪38に結合され、車幅方向内側端部が少なくともサスペンションメンバ20のフロント側結合部32及びリア側結合部34にそれぞれ結合されたロアアーム40と、ロアアーム40のフロント側結合部32との結合点よりも車幅方向内側におけるフロントクロスメンバ22に形成され、車体前方側から入力された荷重により破断される脆弱部50と、を備えた車両前部構造10とする。【選択図】図1

Description

本発明は、車両前部構造に関する。
衝突初期に荷重が入力されるエネルギー吸収部を、サブフレームとサスペンションアーム(ロアアーム)との前方接続位置に設け、衝突時に前輪を外転させるようにした車体前部構造は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−9893号公報
しかしながら、フロントサイドメンバよりも車幅方向外側で前面衝突する微小ラップ衝突時に、前輪が車室側へ進入するのを抑制するためには、衝突初期(早期)に前輪をロアアームから離脱させる必要がある。このように、微小ラップ衝突時に、前輪をロアアームから早期に離脱させ易くする構造には、未だ改善の余地がある。
そこで、本発明は、微小ラップ衝突時に、前輪をロアアームから早期に離脱させ易くできる車両前部構造を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の車両前部構造は、車幅方向に延在するフロントクロスメンバ及びリアクロスメンバと、車体前後方向に延在して前記フロントクロスメンバの車幅方向外側端部と前記リアクロスメンバの車幅方向外側端部とを結合するサイドレールと、を有するサスペンションメンバと、車幅方向外側端部が前輪に結合され、車幅方向内側端部が少なくとも前記サスペンションメンバのフロント側結合部及びリア側結合部にそれぞれ結合されたロアアームと、前記ロアアームの前記フロント側結合部との結合点よりも車幅方向内側における前記フロントクロスメンバに形成され、車体前方側から入力された荷重により破断される脆弱部と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、車両がバリアに微小ラップ衝突したときなど、車体前方側から荷重が入力されたときに、フロントクロスメンバに形成された脆弱部が破断される。したがって、車体前方側から荷重が入力されたときに、フロント側結合部からロアアームが離脱される構成に比べて、前輪の後部側が車幅方向内側へ回動する所謂トーアウトが抑制される。
よって、バリアに前端部が衝突した前輪は、その後端部がロッカに衝突することになり、そのロッカから車体前方側へ向かう反力が得られる。これにより、前輪とロアアームとの間には、相対的に車体前後方向で逆方向の荷重が加わるため、前輪がロアアームから早期に離脱され易くなる。
また、請求項2に記載の車両前部構造は、請求項1に記載の車両前部構造であって、前記脆弱部は、少なくとも前記フロントクロスメンバの車体前方側を向く前壁に形成されている。
請求項2に記載の発明によれば、脆弱部が、少なくともフロントクロスメンバの車体前方側を向く前壁に形成されている。したがって、車両が微小ラップ衝突したときなど、車体前方側から荷重が入力されたときに、脆弱部が破断され易くなる。
また、請求項3に記載の車両前部構造は、請求項1又は請求項2に記載の車両前部構造であって、前記脆弱部は、凹ビード部とされている。
請求項3に記載の発明によれば、脆弱部が、凹ビード部とされている。したがって、車両が微小ラップ衝突したときなど、車体前方側から荷重が入力されたときに、脆弱部の破断が簡単な構造で効果的に促進される。
また、請求項4に記載の車両前部構造は、請求項1又は請求項2に記載の車両前部構造であって、前記脆弱部は、開口部とされている。
請求項4に記載の発明によれば、脆弱部が、開口部とされている。したがって、車両が微小ラップ衝突したときなど、車体前方側から荷重が入力されたときに、脆弱部の破断が簡単な構造で効果的に促進される。
また、請求項5に記載の車両前部構造は、請求項1又は請求項2に記載の車両前部構造であって、前記脆弱部は、切欠部とされている。
請求項5に記載の発明によれば、脆弱部が、切欠部とされている。したがって、車両が微小ラップ衝突したときなど、車体前方側から荷重が入力されたときに、脆弱部の破断が簡単な構造で効果的に促進される。
また、請求項6に記載の車両前部構造は、請求項1に記載の車両前部構造であって、前記脆弱部は、前記フロントクロスメンバの車幅方向外側端部と前記サイドレールとの結合力を、前記ロアアームの前記フロント側結合部との結合力よりも小さくすることで構成されている。
請求項6に記載の発明によれば、脆弱部が、フロントクロスメンバの車幅方向外側端部とサイドレールとの結合力を、ロアアームのフロント側結合部との結合力よりも小さくすることで構成されている。したがって、車両が微小ラップ衝突したときなど、車体前方側から荷重が入力されたときには、ロアアームのフロント側結合部との結合点よりも先にフロントクロスメンバの車幅方向外側端部とサイドレールとの結合点(脆弱部)が破断され、その破断が効果的に促進される。
請求項1に係る発明によれば、微小ラップ衝突時に、前輪をロアアームから早期に離脱させ易くすることができる。
請求項2に係る発明によれば、微小ラップ衝突時に、脆弱部を破断し易くすることができる。
請求項3〜請求項5に係る発明によれば、微小ラップ衝突時に、脆弱部の破断を簡単な構造で効果的に促進させることができる。
請求項6に係る発明によれば、微小ラップ衝突時に、ロアアームのフロント側結合部との結合点よりも先にフロントクロスメンバの車幅方向外側端部とサイドレールとの結合点(脆弱部)を破断させることができ、その破断を効果的に促進させることができる。
第1実施形態に係る車両前部構造を示す底面図である。 ロアアームと前輪とを結合するジョイント部の構成を示す側断面図である。 第1実施形態に係る車両前部構造の脆弱部を示す斜視図である。 第1実施形態に係る車両前部構造を備えた車両の微小ラップ衝突時の状態を示す底面図である。 第1実施形態に係る車両前部構造を備えた車両の微小ラップ衝突後の状態を示す底面図である。 第2実施形態に係る車両前部構造の脆弱部を示す斜視図である。 第3実施形態に係る車両前部構造の脆弱部を示す斜視図である。 第4実施形態に係る車両前部構造の脆弱部の構成を示す底面図である。 第4実施形態に係る車両前部構造の脆弱部の構成を示す分解斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、各図において、矢印UPは車体上方向を示し、矢印FRは車体前方向を示し、矢印OUTは車幅方向外側を示す。また、以下の説明で、特記することなく前後、上下、左右の方向を記載した場合は、車体前後方向の前後、車体上下方向の上下、車体左右方向(車幅方向)の左右を示すものとする。更に、本実施形態に係る車両前部構造10は、左右対称に形成されている。
<第1実施形態>
まず、第1実施形態に係る車両前部構造10について説明する。図1に示されるように、車両12の前部下側には、サスペンションメンバ20が配設されている。サスペンションメンバ20は、断面略逆「U」字状に形成されて車幅方向に延在するフロントクロスメンバ22及びリアクロスメンバ24と、断面略逆「U」字状に形成されて車体前後方向に延在する左右一対のサイドレール26と、を有している。
すなわち、フロントクロスメンバ22は、車体前方側を向く前壁22Aと、車体上方側を向く上壁22Bと、車体後方側を向く後壁22Cと、を有しており、リアクロスメンバ24も、車体前方側を向く前壁24Aと、車体上方側を向く上壁24Bと、車体後方側を向く後壁24Cと、を有している。一方、サイドレール26は、後述するロアアーム40に干渉しない高さで車幅方向外側を向く外壁26Aと、車体上方側を向く上壁26Bと、車幅方向内側を向く内壁26Cと、を有している。
そして、フロントクロスメンバ22の車幅方向外側両端部とリアクロスメンバ24の車幅方向外側両端部とが、それぞれ各サイドレール26によって一体に結合されている。なお、サスペンションメンバ20は、後述する第4実施形態のように、フロントクロスメンバ22の車幅方向外側両端部とリアクロスメンバ24の車幅方向外側両端部とが、それぞれ各サイドレール26の前端部と後端部とにボルト締結等によって結合される構成とされていてもよい。
また、サスペンションメンバ20の車幅方向外側には、前輪38を支持する平板状のロアアーム(サスペンションアーム)40が取り付けられている。ロアアーム40の車幅方向内側は、フロント側アーム42とリア側アーム44とに分岐されており、それぞれサスペンションメンバ20のフロント側結合部32とリア側結合部34とに結合されている。
詳細に説明すると、フロント側アーム42の車幅方向内側端部は、車体前後方向を軸方向とする円筒部42Aとされており、その円筒部42A内には、円筒状のゴムブッシュ46及びカラー部材47(図9参照)が同軸的に配設されている。そして、リア側アーム44の車幅方向内側端部も、車体前後方向を軸方向とする円筒部44Aとされており、その円筒部44A内には、円筒状のゴムブッシュ48が配設されている。
フロント側結合部32は、開放側を車幅方向外側に向けた底面視略「U」字状に形成されており、サイドレール26の前端部における上壁26Bの内面に溶接等によって固着されている。そして、フロント側結合部32の前壁32A及び後壁32Bには、それぞれ車体前後方向に連通する貫通孔32D(図9参照)が形成されている。
したがって、フロント側アーム42は、その円筒部42Aが車体下方側からフロント側結合部32内に挿入され、車体前方側からボルト66が前壁32Aの貫通孔32D、カラー部材47の貫通孔(図示省略)及び後壁32Bの貫通孔32Dに挿通されてナット68に螺合されることにより、フロント側結合部32に回動可能に締結されるようになっている。
リア側結合部34は、サイドレール26の後端部における上壁26Bの内面とされており、その上壁26Bの内面に車体下方側から締結される断面「U」字状のブラケット36を有している。したがって、リア側アーム44は、その円筒部44Aが車体下方側からリア側結合部34に配置され、サイドレール26の上壁26Bに締結されたブラケット36によって車体下方側から押さえられることにより、リア側結合部34に固定されるようになっている。
また、図2に示されるように、ロアアーム40の車幅方向外側端部には、ジョイント部14を介して前輪38が結合されている。ジョイント部14は、ロアアーム40の車幅方向外側端部に垂設されたボールジョイント16を有しており、そのボールジョイント16が前輪38の車幅方向内側に設けられたナックルアーム18の凹部18Aに嵌合されている。
なお、図4、図5に示されるように、前輪38の車体後方側には、閉断面形状とされて車体前後方向に延在するロッカ30が配設されている。また、図1に示されるように、ロアアーム40のフロント側結合部32との結合点(本実施形態では、フロント側結合部32の内壁32C)よりも車幅方向内側におけるフロントクロスメンバ22には、車体前方側から入力された荷重によって破断される脆弱部50が形成されている。
詳細に説明すると、図1、図3に示されるように、この脆弱部50は、フロントクロスメンバ22の車幅方向中央部よりも車幅方向外側で、かつフロント側結合部32の内壁32Cよりも車幅方向内側における前壁22A、上壁22B及び後壁22Cに亘って形成された断面略半円弧状の凹ビード部52(薄肉部)とされている。そして、この凹ビード部52は、車体前方側から入力された荷重により破断されるようになっている。
したがって、脆弱部50としての凹ビード部52は、少なくとも荷重が直接的に入力される前壁22Aに形成されていればよい。また、車体前方側から入力された荷重によってフロントクロスメンバ22が破断されるように構成されていれば、脆弱部50は、例えば図示しない断面略半円弧状の凸ビード部(薄肉部)とされていてもよい。
以上のような構成とされた車両前部構造10において、次にその作用について説明する。
図4に示されるように、車両12の前部側で車体前後方向に延在する左右一対のフロントサイドメンバ(図示省略)よりも車幅方向外側でバリアWに前面衝突する微小ラップ衝突が発生すると、前輪38の前端部がバリアWに衝突し、その前輪38に対して車体前方側から車体後方側へ向かう荷重F1が入力される。
すると、その前輪38が取り付けられているロアアーム40に車体後方側へ向かう荷重F2が入力され、そのロアアーム40のフロント側アーム42が車体後方側へ移動する。フロント側アーム42が車体後方側へ移動すると、フロント側結合部32を介して、フロントクロスメンバ22の車幅方向外側端部に車体前方側から荷重が入力されることになり、脆弱部50としての凹ビード部52が破断される。
これにより、ロアアーム40は、リア側結合部34を中心とした車体後方側への回動が、フロント側結合部32から離脱される構成に比べて抑制される。つまり、前輪38の後部側が車幅方向内側へ回動する所謂トーアウトが抑制される。したがって、前輪38は、その前部側がバリアWに相対的に車体後方側へ押圧されることになり、図5に示されるように、その後部側がロッカ30の前端部に衝突する。
すると、前輪38には、車体前方側へ向かう反力F3がロッカ30によって相対的に入力されるので、ロアアーム40のジョイント部14と前輪38との間には、相対的に車体前後方向で逆方向の荷重が入力される。これにより、ジョイント部14におけるボールジョイント16がナックルアーム18の凹部18Aから離脱され、前輪38がロアアーム40から早期に離脱され易くなる。そして、ロアアーム40から離脱された前輪38は、車両12の車幅方向外側へ移動(転舵)される。
このように、車両12の微小ラップ衝突により、前輪38に車体前方から荷重が入力されたときには、その衝突初期において(早期に)、前輪38をロアアーム40から車幅方向外側へ離脱させることができる。よって、衝突後期において、前輪38からロッカ30へ荷重が伝達されるのを抑制又は防止することができ、前輪38が車室側へ進入するのを防止することができる。つまり、車両12において、乗員に対する衝突安全性能を向上させることができる。
なお、脆弱部50としての凹ビード部52は、少なくともフロントクロスメンバ22の前壁22Aに形成されているので、車体前方側から直接的に荷重が入力される前壁22Aに形成されていない構成に比べて、破断され易い。また、脆弱部50は、凹ビード部52とされているので、その破断を簡単な構造で効果的に促進させることができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態に係る車両前部構造10について説明する。なお、上記第1実施形態と同等の部位には、同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用も含む)は適宜省略する。
図6に示されるように、この第2実施形態では、脆弱部50が、開口部54(貫通孔)で構成されている。詳細に説明すると、フロントクロスメンバ22の前壁22A、上壁22B及び後壁22Cに、周方向が長手方向とされた略楕円形状の開口部54が、それぞれ車幅方向で同位置に(周方向に1列で)形成されている。
このような構成にしても、車体前方側から荷重が入力されたときに、その脆弱部50を破断させ易くすることができ、その脆弱部50の破断を簡単な構造で効果的に促進させることができる。なお、脆弱部50としての開口部54は、少なくともフロントクロスメンバ22の前壁22Aに形成されていればよいことは、上記第1実施形態と同様である。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態に係る車両前部構造10について説明する。なお、上記第1実施形態と同等の部位には、同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用も含む)は適宜省略する。
図7に示されるように、この第3実施形態では、脆弱部50が、切欠部56で構成されている。詳細に説明すると、フロントクロスメンバ22の前壁22Aの下端部及び後壁22Cの下端部に、車体前後方向から見て略等脚台形状となる切欠部56が、それぞれ車幅方向で同位置に形成されている。
このような構成にしても、車体前方側から荷重が入力されたときに、その脆弱部50を破断させ易くすることができ、その脆弱部50の破断を簡単な構造で効果的に促進させることができる。なお、脆弱部50としての切欠部56は、少なくともフロントクロスメンバ22の前壁22Aに形成されていればよいことは、上記第1実施形態と同様である。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態に係る車両前部構造10について説明する。なお、上記第1実施形態と同等の部位には、同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用も含む)は適宜省略する。
図8には車体左側の底面図が示されており、図9には車体右側の斜視図が示されている。図8、図9に示されるように、この第4実施形態では、脆弱部50が、フロントクロスメンバ22の車幅方向外側端部とサイドレール26との結合力を、ロアアーム40のフロント側結合部32との結合力よりも小さくすることで構成されている。
詳細に説明すると、この第4実施形態におけるサスペンションメンバ20のサイドレール26の前端部には、車幅方向内側へ延在する断面略逆「U」字状の張出部28が一体に形成されている。そして、フロントクロスメンバ22の車幅方向外側端部が、その張出部28内に車幅方向内側から挿入されるようになっている。
張出部28の前壁28A及び後壁28Bには、それぞれ車体前後方向に連通する貫通孔28Cが形成されており、フロントクロスメンバ22の車幅方向外側端部における前壁22A及び後壁22Cにも、それぞれ車体前後方向に連通する貫通孔22Dが形成されている。そして、フロントクロスメンバ22の車幅方向外側端部内には、各貫通孔22Dと同軸的に円筒状のカラー部材58が設けられている。
したがって、サイドレール26の張出部28内にフロントクロスメンバ22の車幅方向外側端部が挿入されて、車体前方側からボルト62が前壁28Aの貫通孔28C、前壁22Aの貫通孔22D、カラー部材58の貫通孔(図示省略)、後壁22Cの貫通孔22D及び後壁28Bの貫通孔28Cに挿通されてナット64に螺合されることにより、サイドレール26(張出部28)とフロントクロスメンバ22の車幅方向外側端部とが締結されるようになっている。
そして、このボルト62及びナット64による締結部60(結合点)の車幅方向外側への耐剪断力(結合力)は、フロント側結合部32の車幅方向外側への耐剪断力(結合力)よりも小さくされている。具体的には、フロント側結合部32におけるボルト66の径よりも、締結部60におけるボルト62の径が小さくされており、フロント側結合部32における結合力よりも、締結部60における結合力が弱くなるように構成されている。
したがって、車両12の微小ラップ衝突により、車体前方側から荷重が入力されると、フロント側結合部32よりも先に締結部60(脆弱部50)が破断される。具体的には、張出部28の前壁28A及び後壁28Bにおいて、貫通孔28Cから車幅方向内側がボルト62によって破断される。このように、結合力の弱い締結部60で脆弱部50を構成しても、その脆弱部50を破断させ易くすることができ、その脆弱部50の破断を効果的に促進させることができる。
以上、本実施形態に係る車両前部構造10について、図面を基に説明したが、本実施形態に係る車両前部構造10は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、ロアアーム40の車幅方向内側は、少なくともフロント側アーム42とリア側アーム44とに分岐されていればよい。
また、脆弱部50は、図示の凹ビード部52、開口部54、切欠部56及び締結部60に限定されるものではなく、車両12が微小ラップ衝突したときなど、フロントクロスメンバ22の車幅方向外側端部に車体前方側から荷重が入力されたときに、そのフロントクロスメンバ22を破断させ易くすることができ、かつ、その破断を効果的に促進させることができる構造になっていればよい。
また、フロント側結合部32は、内壁32Cを有しない構成とされていてもよい。更に、本実施形態に係る車両前部構造10は、左右対称に形成されているとして説明をしたが、左右対称に形成されていなくてもよい。すなわち、脆弱部50は、フロントクロスメンバ22の車体左方側端部又は車体右方側端部のみに形成される構成とされていてもよい。
10 車両前部構造
20 サスペンションメンバ
22 フロントクロスメンバ
24 リアクロスメンバ
26 サイドレール
32 フロント側結合部
34 リア側結合部
38 前輪
40 ロアアーム
50 脆弱部
52 凹ビード部
54 開口部
56 切欠部

Claims (6)

  1. 車幅方向に延在するフロントクロスメンバ及びリアクロスメンバと、車体前後方向に延在して前記フロントクロスメンバの車幅方向外側端部と前記リアクロスメンバの車幅方向外側端部とを結合するサイドレールと、を有するサスペンションメンバと、
    車幅方向外側端部が前輪に結合され、車幅方向内側端部が少なくとも前記サスペンションメンバのフロント側結合部及びリア側結合部にそれぞれ結合されたロアアームと、
    前記ロアアームの前記フロント側結合部との結合点よりも車幅方向内側における前記フロントクロスメンバに形成され、車体前方側から入力された荷重により破断される脆弱部と、
    を備えた車両前部構造。
  2. 前記脆弱部は、少なくとも前記フロントクロスメンバの車体前方側を向く前壁に形成されている請求項1に記載の車両前部構造。
  3. 前記脆弱部は、凹ビード部とされている請求項1又は請求項2に記載の車両前部構造。
  4. 前記脆弱部は、開口部とされている請求項1又は請求項2に記載の車両前部構造。
  5. 前記脆弱部は、切欠部とされている請求項1又は請求項2に記載の車両前部構造。
  6. 前記脆弱部は、
    前記フロントクロスメンバの車幅方向外側端部と前記サイドレールとの結合力を、前記ロアアームの前記フロント側結合部との結合力よりも小さくすることで構成されている請求項1に記載の車両前部構造。
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