JP2016147467A - 画像形成装置及び画像形成制御方法並びに画像形成制御プログラム - Google Patents

画像形成装置及び画像形成制御方法並びに画像形成制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ポリゴンミラー反射面の微細な凹凸に起因する画質劣化を軽減させる。【解決手段】光ビームの露光で画像形成される像担持体と、画像データに応じて発光する光ビームを発生する光源と、回転駆動される回転多面鏡の複数の反射面により像担持体において光ビームを第一走査方向に走査する光走査部と、第一走査方向と直交する第二走査方向に像担持体と光ビームとを相対的に移動させる第二走査方向駆動部と、回転多面鏡の各反射面を識別する反射面特定部と、回転多面鏡の各面の各位置で反射された光ビームの像担持体面における照射形状から生成された照射形状情報を記憶する記憶部と、近接画素の照射形状情報により、注目画素の像担持体面における露光強度が本来の画素値に対応した状態になるように、照射形状情報と近接画素の画素値とを参照して、画像データの当該注目画素の画素値を補正し、補正後の画像データを光源に供給する画像処理部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、複写機やプリンタなどの画像形成装置及び画像形成制御方法並びに画像形成制御プログラムに関し、特に、光源からの光ビームを走査して像担持体などの記録媒体に書き込む機能を有する画像形成装置の制御に関する。
画像形成装置として、像担持体ドラムや像担持体ベルト等の像担持体を第1方向(副走査方向)に駆動しつつ、画像データに応じた第2方向(主走査方向)の1ライン又は複数ライン毎の画像形成を繰り返し行うことで、2次元(1頁分毎)の画像形成を行うものが知られている。
その一例として、電子写真方式の画像形成装置では、画像データに応じて変調した光ビームを主走査方向に走査し、これと並行して、副走査方向に回転する像担持体(像担持体ドラムや像担持体ベルト)上に、前記光ビームによって画像を形成している。
このような光ビームの主走査を実現するために、回転する複数の反射面を有する回転多面鏡(ポリゴンミラー)が使用されている。
このポリゴンミラーの各反射面は、理想的には完全な平面であることが望ましい。しかし、機械加工の精度誤差により、微細な凹凸(例えば、基準面からの高低差は数nm〜数十nmが主走査方向に沿って、局部的に存在する場合がある。
ところで、アンダーフィールド光学系においては、ポリゴンミラーの主走査方向長さよりも小さいビームスポット系の光ビームが使用される。このアンダーフィールド光学系では、ポリゴンミラーの回転に伴って、光ビームが照射されるポリゴンミラーの面内の位置(反射位置)が変化する。
この場合において、反射位置はポリゴンミラーの回転とともに主走査方向へ移動するため、ポリゴンミラーの反射面の微細な凹凸と重なり、像担持体における露光のビームスポット形状が刻々と変化することがある。すなわち、ある瞬間において、像担持体表面で、本来露光すべきドット位置だけではなく、本来は露光すべきでない近接ドット位置までも露光してしまうことがある。
そして、このようなポリゴンミラーの反射面の微細な凹凸に起因する露光のビームスポット形状の変化は、ポリゴンミラーの反射面の位置に応じて異なる状態で発生する。このため、最終的に得られる画像は、部分的な濃度むらを含む状態で劣化することになる。なお、このポリゴンミラーの反射面における微細な凹凸と、それにもとづくビームスポット形状の変化については、実施例において具体例を参照しつつ詳細に説明する。
また、光ビームで走査して画像を形成する場合の各種調整については、以下の特許文献1に記載されている。
特開平7−164674号公報
以上の特開平7−164674号公報では、露光のビームスポットが周辺画素に与える影響を減じる様に制御し、解像度と階調を安定させる技術が提案されている。
ここで、上述したポリゴンミラーの反射面における微細な凹凸は、各反射面や各反射内の反射位置によって異なった状況で存在している。従って、ビームスポット形状の変化や画質の劣化も、ポリゴンミラーの各反射面や各反射内の反射位置によって異なった状況で発生する。
しかし、この特開平7−164674号公報では、一律な制御であり、主走査位置毎、ポリゴン面毎に異なる反射面の微細凹凸に基づいたビームスポット形状に対応した内容でない。このため、本件出願の発明者が検討している課題を解決することができない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、ポリゴンミラーの反射面における微細な凹凸に起因する画質の劣化を軽減させることが可能な画像形成装置及び画像形成制御方法並びに画像形成制御プログラムを実現することを目的とする。
本発明の一側面が反映された、画像形成装置及び画像形成制御方法並びに画像形成制御プログラムは、以下のように構成される。
(1)本発明の一側面が反映された画像形成装置は、光ビームの露光により画像が形成される像担持体と、画像データに応じて発光する前記光ビームを発生する光源と、回転駆動源により回転駆動される回転多面鏡の複数の反射面により前記像担持体において前記光ビームを第一走査方向に走査する光走査部と、前記第一走査方向と直交する第二走査方向に前記像担持体と前記光ビームとを相対的に移動させる第二走査方向駆動部と、前記回転多面鏡の各反射面を識別する反射面特定部と、前記回転多面鏡の各面の各位置で反射された前記光ビームの前記像担持体面における照射形状から生成された照射形状情報を記憶する記憶部と、近接画素の前記照射形状情報により、注目画素の前記像担持体面における露光強度が本来の画素値に対応した状態になるように、前記照射形状情報と前記近接画素の画素値とを参照して、前記画像データの当該注目画素の画素値を補正し、補正後の画像データを前記光源に供給する画像処理部と、を備える。
本発明の一側面が反映された画像形成制御方法は、光ビームの露光により画像が形成される像担持体と、画像データに応じて発光する前記光ビームを発生する光源と、回転駆動源により回転駆動される回転多面鏡の複数の反射面により前記像担持体において前記光ビームを第一走査方向に走査する光走査部と、前記第一走査方向と直交する第二走査方向に前記像担持体と前記光ビームとを相対的に移動させる第二走査方向駆動部と、前記回転多面鏡の各反射面を識別する反射面特定部と、前記回転多面鏡の各面の各位置で反射された前記光ビームの前記像担持体面における照射形状から生成された照射形状情報を記憶する記憶部と、前記画像データの注目画素の画素値を補正し、補正後の画像データを前記光源に供給する画像処理部と、を備える画像形成装置の画像形成を制御する画像形成制御方法であって、近接画素の前記照射形状情報により、注目画素の前記像担持体面における露光強度が本来の画素値に対応した状態になるように、前記照射形状情報と前記近接画素の画素値とを参照して、前記画像データの当該注目画素の画素値を補正する。
本発明の一側面が反映された画像形成制御プログラムは、光ビームの露光により画像が形成される像担持体と、画像データに応じて発光する前記光ビームを発生する光源と、回転駆動源により回転駆動される回転多面鏡の複数の反射面により前記像担持体において前記光ビームを第一走査方向に走査する光走査部と、前記第一走査方向と直交する第二走査方向に前記像担持体と前記光ビームとを相対的に移動させる第二走査方向駆動部と、前記回転多面鏡の各反射面を識別する反射面特定部と、前記回転多面鏡の各面の各位置で反射された前記光ビームの前記像担持体面における照射形状から生成された照射形状情報を記憶する記憶部と、前記画像データの注目画素の画素値を補正し、補正後の画像データを前記光源に供給する画像処理部と、を備える画像形成装置を機能させる画像形成制御プログラムであって、近接画素の前記照射形状情報により、注目画素の前記像担持体面における露光強度が本来の画素値に対応した状態になるように、前記照射形状情報と前記近接画素の画素値とを参照して、前記画像データの当該注目画素の画素値を補正する。
(2)上記(1)において、前記画像処理部は、注目画素の光ビームの前記像担持体面における露光強度が前記近接画素の光ビームの照射形状の周辺特性による影響を受ける場合に、前記近接画素の前記照射形状情報に含まれる前記周辺特性を用いて前記画像データの前記注目画素の画素値を補正する。
(3)上記(1)〜(2)において、前記画像処理部は、当該注目画素の画素値に基づいた前記像担持体面における露光強度が、前記近接画素の光ビームの照射形状の周辺特性による影響よりも小さい場合には、当該近接画素の画素値を補正する。
(4)上記(1)〜(3)において、前記照射形状情報は、前記像担持体面における目的とする照射位置周囲への副次照射の位置と強度の情報を含む。
(5)上記(1)〜(4)において、前記画像処理部は、前記画像データの主走査方向の画素について画素値の補正を行う。
本発明の一側面が反映された、画像形成装置及び画像形成制御方法並びに画像形成制御プログラムでは、以下のような効果が得られる。
(1)本発明では、近接画素の照射形状情報により、注目画素の像担持体面における露光強度が本来の画素値に対応した状態になるように、照射形状情報と近接画素の画素値とを参照して、画像データの当該注目画素の画素値を補正する。
これにより、回転多面鏡の反射面に微細な凹凸が存在し、像担持体表面で本来は露光すべきでない近接ドット位置までも露光してしまうとしても、注目画素の画素値を補正しておくことにより、本来の画素値で露光されたと同じ状態を維持できる。すなわち、回転多面鏡の反射面に微細な凹凸に起因する画質の劣化を軽減させることが可能になる。
(2)上記(1)において、注目画素の光ビームの像担持体面における露光強度が近接画素の光ビームの照射形状の周辺特性による影響を受ける場合に、近接画素の前記照射形状情報に含まれる周辺特性を用いて画像データの前記注目画素の画素値を補正する。
これにより、回転多面鏡の反射面に微細な凹凸が存在し、像担持体表面で本来は露光すべきでない近接ドット位置までも露光してしまうとしても、注目画素の画素値を補正しておくことにより、本来の画素値で露光されたと同じ状態を維持できる。すなわち、回転多面鏡の反射面に微細な凹凸に起因する画質の劣化を軽減させることが可能になる。
(3)上記(1)−(2)において、注目画素の画素値に基づいた像担持体面における露光強度が、近接画素の光ビームの照射形状の周辺特性による影響よりも小さい場合には、当該近接画素の画素値を補正する。これにより、注目画素の画素値の補正で対処できない場合であっても、本来の画素値で露光されたと同じ状態を維持できる。すなわち、回転多面鏡の反射面に微細な凹凸に起因する画質の劣化を軽減させることが可能になる。
(4)上記(1)−(3)において、照射形状情報は像担持体面における目的とする照射位置周囲への副次照射の位置と強度の情報を含むため、周辺画素から注目画素への影響を正しく算出することができ、回転多面鏡の反射面に微細な凹凸に起因する画質の劣化を軽減させることが可能になる。
(5)上記(1)−(4)において、画像データの主走査方向の画素について画素値の補正を行うことで、回転多面鏡を使用した露光における周辺画素からの影響を正しく算出することができ、回転多面鏡の反射面に微細な凹凸に起因する画質の劣化を軽減させることが可能になる。
本発明の一実施形態の画像形成装置の主要部の構成を示す説明図である。 ポリゴンミラーの各反射面の平面性(微細凹凸)の様子を示す説明図である。 ポリゴンミラーの各反射面の平面性(微細凹凸)の様子を示す説明図である。 ポリゴンミラーのいずれかの反射位置におけるビームスポット形状を示す説明図である。 ポリゴンミラーのいずれかの反射位置におけるビームスポット形状を示す説明図である。 ポリゴンミラーのいずれかの反射位置におけるビームスポット形状を示す説明図である。 ポリゴンミラーのいずれかの反射位置におけるビームスポット形状を示す説明図である。 ポリゴンミラーのいずれかの反射位置におけるビームスポット形状を示す説明図である。 ポリゴンミラーのいずれかの反射位置におけるビームスポット形状を示す説明図である。 ポリゴンミラーのいずれかの反射位置におけるビームスポット形状を示す説明図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の画像形成装置の画質劣化解消動作を示す説明図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の画質劣化解消動作を示す説明図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の画質劣化解消動作を示す説明図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の画質劣化解消動作を示す説明図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の画質劣化解消動作を示す説明図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の画質劣化解消動作を示す説明図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置の画質劣化解消動作を示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(実施形態)を詳細に説明する。
〔実施形態の装置構成〕
以下、本実施形態の画像形成装置100の主要部の構成を図1に基づいて詳細に説明する。なお、この画像形成装置100は、画像形成制御プログラムにより制御され、画像形成制御方法が実行される。また、この実施形態では、電子写真方式の画像形成装置100として、一般的であって周知となっている構成要件については省略している。
ここでは、4色Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(黒)の4色の画像を光ビームの照射によって画像形成をする画像形成装置100における、全体制御部分と、光ビーム照射制御部分とを主に示している。但し、これらYMCK以外の色を用いることも可能であり、また、これらより多い色数又は少ない色数の画像形成も可能である。
図1に示される画像形成装置100は、全体制御部101と、記憶部103と、操作表示部105と、画像データ記憶部110と、画像処理部120と、補正値算出部125と、レーザ駆動部130と、プリントエンジン140と、光学系170と、を備えて構成されている。
ここで、全体制御部101は、画像形成装置100の各部を制御するためにCPUなどで構成されており、画像形成に関する各種の制御を行う。
記憶部103は、画像形成プログラムや調整プログラム等の各種プログラムや調整パターンデータ等の各種パラメータを記憶しておく。この実施形態では、記憶部103は、ポリゴンミラーの各面の各位置で反射された光ビームの像担持体面における照射形状から生成された照射形状情報を記憶する。なお、照射形状情報は、像担持体面における目的とする照射位置周囲への副次照射の位置と強度の情報を含む。
操作表示部105は、ユーザによる操作入力に応じた操作入力信号を全体制御部101に通知すると共に、全体制御部101からの指示により各種情報表示を行う。
画像データ記憶部110は、スキャナや外部機器やプリントコントローラ等からの画像データを、画像形成の開始まで記憶しておく。
画像処理部120は、全体制御部101からの指示に基づいて、画像データ記憶部110から読み出された画像データに対して、画像形成に必要な画像処理を施す。
補正値算出部125は、像担持体181の表面において、近接画素の照射形状情報により、注目画素の像担持体面における露光強度が変化する場合があり、このような場合にも注目画素の像担持体面における露光強度が本来の画素値に対応した状態になるように、注目画素の画素値を補正するための補正値を算出する。なお、この補正値算出125における補正値の算出は記憶部103に格納された照射形状情報と、近接画素の画素値とを参照して算出する。また、算出された補正値は画像処理部120に供給され、画像処理部120において注目画素の画素値の補正が実行される。
レーザ駆動部130は、全体制御部101の制御に基づいて画像データに応じて光源が光ビームを発光するように駆動状態を制御する。
ここで、レーザ駆動部130は、Yについてレーザ駆動を行うレーザ駆動部130Yと、Mについてレーザ駆動を行うレーザ駆動部130Mと、Cについてレーザ駆動を行うレーザ駆動部130Cと、Kについてレーザ駆動を行うレーザ駆動部130Kと、を備えて構成されている。
各レーザ駆動部130Y〜130Kは、位相同期信号生成部131と、書き込みクロック位相生成部133と、レーザ制御部134と、LD駆動部135と、を備えて構成されている。
位相同期信号生成部131は、走査開始側所定位置の光ビーム検知信号に基づいて位相同期信号(インデックス信号)を生成する。書き込みクロック位相生成部133は、インデックス信号と補正データとを参照して、開始タイミングと位相と周波数とが補正された書き込み用の画素クロック(以下、単に「画素クロック」と呼ぶ)を生成する。レーザ制御部134は、画素クロックと画像データとを受けて、画素クロックのタイミングに沿って、画像データの信号値に応じたレーザ発光駆動用のレーザ制御信号を生成する。LD駆動部135は、レーザ制御信号を受けてレーザダイオードを発光駆動するためのレーザ駆動信号を生成する。
プリントエンジン140は、画像形成を行う画像形成部であり、光ビームの走査を受ける像担持体181について帯電,現像,転写を行うプロセスユニット(図示せず)や、露光を行う光学系170や、用紙を副走査方向に搬送する搬送部などを備えて構成されている。光学系170は、レーザ駆動信号に応じてレーザダイオードを発光させて光ビームを生成し、この光ビームを主走査方向に走査して、像担持体181の表面に画像データに応じた露光を行う。
ここで、光学系170は、Yについて光ビームの走査を行う光学系170Yと、Mについて光ビームの走査を行う光学系170Mと、Cについて光ビームの走査を行う光学系170Cと、Kについて光ビームの走査を行う光学系170Kと、を備えて構成されている。また、各光学系170Y〜170Kは、レーザダイオード171と、ポリゴンミラー172と、反射面検出部173と、走査レンズ174と、インデックスセンサ175と、を備えて構成されている。
レーザダイオード171は、レーザ駆動信号を受けて光ビームを発生する。ポリゴンミラー172は、回転する反射面で、光ビームを主走査方向に走査するように反射させる。反射面検出部173は、ポリゴンミラー172に付された面識別マークなどを参照することで、ポリゴンミラー172の第何面が光ビームを反射しているかを検出する反射面検出信号を生成する。走査レンズ174は、ポリゴンミラー172で反射された光ビームが像担持体181上で一定速度になるように光学的に補正する。インデックスセンサ175は、位相同期信号生成部131は、走査開始側所定位置で光ビームを検知して、光ビーム検知信号を生成する。
なお、レーザダイオード171からポリゴンミラー172に照射される光ビームのスポット径は、ポリゴンミラー172の各反射面の主走査方向長さよりも小さく、アンダーフィールド光学系を構成している。
なお、像担持体181上で主走査方向(第一走査方向)に光ビームが走査される際に、この像担持体181が主走査方向(第一走査方向)と直交する方向(副走査方向:第二走査方向)に回転することで副走査が実行される。
ここで、光ビームを主走査方向に走査せるポリゴンミラー172が光走査部である。また、像担持体181を副走査方向に回転駆動する図示されない駆動源が、第二走査方向に像担持体181と光ビームとを相対的に移動させる、第二走査方向駆動部である。
このような主走査と副走査とにより、像担持体181上には各色の静電潜像が形成される。この静電潜像は、図示されない現像部で現像されてトナー像に変換される。そして、像担持体181上の各色のトナー像は、図示されない中間転写体上で重ねられてカラートナー画像にされる。さらに、このカラートナー画像は、図示されない転写部によって用紙に転写される。この用紙上のカラートナー画像は、図示されない定着部の熱と圧力とによって、安定したカラー画像にされる。
〔画質劣化についての説明〕
以下、本実施形態の課題である、ポリゴンミラー172の反射面における微細な凹凸に起因して、画質の劣化が発生するメカニズムを説明する。
図2と図3は、ポリゴンミラーの反射面の凹凸特性を表している。ここで、横軸の±10mmはポリゴンミラー172の反射面の主走査方向の位置を示している。また、図2と図3において、縦軸の±60nmはポリゴンミラー172の反射面の主走査方向の各位置における、該反射面に垂直な方向の基準面に対する誤差(微細な凹凸の高さや深さ)を示している。
図2中のC1は、ポリゴンミラー172の理想的な平滑製を有する反射面の凹凸特性を表している。ここで、その反射面には微細な凹凸は存在していない。
一方、図3中のC2は、ポリゴンミラー172の反射面の加工誤差によって生じる微細な凹凸が存在する状態を表している。
図4は、レーザダイオード171からポリゴンミラー172に照射され、上述した理想的な反射面特性C1(図2)を有するポリゴンミラー172によって走査されて、像担持体181に露光されるビームスポット形状を示している。図5は、上述した図4のビームスポット形状の露光強度を主走査方向に計測し、最大値を1と正規化した状態で示すビームスポット形状特性図である。また、図6は上述した図4の露光により像担持体181に形成されるドットを模式的に示す説明図である。
以上の図4と図5に示されるビームスポット形状は、中心領域の周囲に光学的な回折や干渉などによって、中心から60μm 付近の位置にサイドローブ(副次照射)が生じている。但し、この副次照射は十分に低レベルであり、図6に示されるように、像担持体181においては中心部分にのみドットが形成されている。
図7は、レーザダイオード171からポリゴンミラー172に照射され、上述した微細な凹凸を有する反射面特性C2(図3)を有するポリゴンミラー172の反射面領域C2bにおいて反射・走査されて像担持体181に露光されるビームスポット形状を示している。図8は、上述した図7のビームスポット形状の露光強度を主走査方向に計測し、最大値を1と正規化した状態で示すビームスポット形状特性図である。また、図9は上述した図7の露光により像担持体181に形成されるドットを模式的に示す説明図である。
以上の図7と図8に示されるビームスポット形状では、中心領域C2b_mの周囲に光学的な回折や干渉などによって、中心から60μm 付近の位置にサイドローブ(副次照射)C2b_s1が生じている。但し、この図7〜図8に示す副次照射C2b_s1は、反射面の微細凹凸の影響により図4や図5の状態よりもレベルが大きくなっている。この結果、図9に示されるように、像担持体181においては、中心領域C2b_mにより形成される目標ドットC2d_mの近傍に、副次照射C2b_s1による副次ドットC2d_s1が形成されている。なお、この副次ドットC2d_s1は、目標ドットC2d_mから60μm 離れた位置であり、1200dpiの場合には3ドット離れた位置に発生する。
このような副次ドットの形成により、画像の濃度が適切ではなくなる状態になる。すなわち、本来露光されない箇所が露光されることにより、画像が存在しないはずの部分に画像が生じたり、画像の濃度が本来よりも増加したりする不具合が発生する。
なお、ここでは主走査方向の右側の60μm 離れた位置に、副次照射が現れる例を記載したが、これに限らず、主走査方向左側や、60μm 以外の場所にも発生する場合もあるものとする。
そして、本実施形態ではアンダーフィールド系光学系で光ビームとポリゴンミラー172とを使用するため、ポリゴンミラー172の同一反射面であっても、反射する位置において、ビームスポット形状、すなわち、副次照射の状況が変化する。
図10は、上述した微細な凹凸を有する反射面特性C2(図3)を有するポリゴンミラー172について、反射領域C2aで反射・走査されて像担持体181に露光されるビームスポット形状と、反射領域C2bで反射・走査されて像担持体181に露光されるビームスポット形状と、を示す説明図である。
この図10で示すように、上述した微細な凹凸を有する反射面特性C2について、反射領域C2aと反射領域C2bでは凹凸が異なっているため、主走査方向の反射領域の違いに応じてビームスポット形状も変化している。なお、この図10に示したものは一例では、ビームスポット形状がどのように変化するかは個々に異なるものである。したがって、ポリゴンミラー172の各反射面の各位置において、ビームスポット形状を測定しておく必要がある。
なお、以上のようなビームスポット形状又は副次照射の測定については各種の既知の手法を用いることができる。
例えば、像担持体181の主走査方向に最大で20000ドットを形成する場合であれば、像担持体181の1ドット目の露光位置に相当する位置で、1ドット目のみを通過させるスリットとセンサとを設置し、光ビームを主走査方向に走査することで、図5又は図8に相当する時間波形が得られる。この時間波形の時間を、光ビームの走査速度を参考して距離に換算すると、図5又は図8の特性図が得られる。同様にして、2ドット目、3ドット目、…20000ドット目と測定を繰り返すことで、像担持体181の露光面に相当する各位置(各ドット)のビームスポット形状特性が得られる。
また、以上のビームスポット形状特性の計測を、ポリゴンミラー172の他の面についても実行することで、ポリゴンミラー172の各反射面の各位置での光ビームのビームスポット形状(光ビーム照射形状)特性が得られる。
このようにして得られたビームスポット形状特性について、各反射面の各位置での副次照射の位置や強度を、制御部101は、照射形状情報として記憶部103に記憶させる。なお、副次照射の位置が一定であれば、副次照射の位置と、各反射面の各位置の副次照射の強度について、制御部101は、照射形状情報として記憶部103に記憶させる。
なお、照射形状情報に含める副次照射の位置については、1200dpiでは3ドット、2400dpiでは6ドットのように、画像形成密度により変化するため、60μm のような絶対値の情報で残しておき、画像形成時の画像形成密度に応じて何ドットであるかを算出することが望ましい。
また、照射形状情報に含める副次照射の強度としては、例えば、目標ドットの露光強度を8ビットの最大値255と正規化した場合の数値に換算しておくことが望ましい。なお、8ビット(最大値255)は一例であり、画像データの精度に合わせれば良い。
〔実施形態の動作〕
以下、図11のフローチャート、図12以降の説明図を参照して、本実施形態の画像形成装置100の動作、すなわち、画像形成制御方法又は画像形成制御プログラムの処理手順について説明する。
まず、制御部101は、ポリゴンミラー172を回転させた状態で、反射面検出部173による反射面検出信号を参照して、ポリゴンミラー172でレーザダイオード171からの光ビームの反射に使用される反射面を特定する(図11中のステップS101)。なお、予めポリゴンミラー172に特定のマークを付しておいて、反射面検出部173でマークを検知するなど、既知の手法を用いることができる。
なお、ここで、制御部101は、次の露光タイミングで使用する反射面を特定しておく。
また、制御部101は、特定した反射面について、記憶部103から、各反射面の各位置での副次照射の位置や強度についての照射形状情報を取得する(図11中のステップS102)。なお、制御部101は、取得した照射形状情報を補正値算出部125に送信する。
ここで、制御部101は、注目画素の画素位置Nについて、初期値を1、最大値値をNmaxとする。なお、Nmaxは、画像形成に使用される最大の、又は、領域外のチャート形成も含めて露光可能な最大の画素位置Nmaxとする(図11中のステップS103)。
そして、以下、Nで指定される画素位置の画素を着目画素として処理を進める。すなわち、制御部101の指示により画像処理部120は、注目画素の画素値を取得し、補正値算出部125に通知する(図11中のステップS104)。
また、制御部101の指示を受けた補正値算出部125は、照射形状情報の中から副次照射の位置を把握して、関連する近接画素を特定する。そして、補正値算出部125は、特定した近接画素の副次照射の強度を照射形状情報の中から取得し、当該近接画素の画素値を画像処理部120から取得する(図11中のステップS105)。
ここで、制御部101の指示を受けた補正値算出部125は、像担持体181面における注目画素の露光強度が本来の画素値に対応した状態になるように、照射形状情報と近接画素の画素値とを参照して、当該注目画素の画素値を補正するための補正値を算出し、画像処理部120に通知する(図11中のステップS106)。
補正値算出部125から補正値を通知された画像処理部120は、通知された補正値を使用して着目画素の画素値を補正し(図11中のステップS107)、ラインバッファの着目画素の位置に格納する(図11中のステップS108)。
なお、補正値の算出と補正の実行については、後に具体的数値を用いて詳しく説明する。
以上の着目画素についての補正画素の算出と補正実行とを、着目画素の初期値1から最大値Nmaxに至るまで繰り返し実行するよう、制御部101が画像処理部120と補正値算出部125とを制御する(図11中のステップS109、S110、S104〜S108)。
そして、主走査1ライン分の補正が完了した時点で、制御部101の制御により、画像処理部120は主走査1ライン分の画像データをレーザ駆動部130に送り、レーザ駆動部130では露光を開始する(図11中のステップS111)。
なお、制御部101は、更に次の露光タイミングで使用する反射面を特定し(図11中のステップS113、S101)、該当する反射面の照射形状情報を取得して(図11中のステップS102)、補正値算出と補正(図11中のステップS103〜S110)を実行するよう各部を制御し、補正された1ライン分の画像データを用いてレーザ駆動部130が露光を開始する(図11中のステップS111)ように制御する。そして、制御部101は、以上の動作を1画面分の画像形成が完了するまで繰り返すように各部を制御する(図11中のステップS112)。
なお、複数色を使用するカラー画像形成装置の場合には、以上の処理を各色毎に実行する。
〔実施形態の具体例〕
図12は、ドット3とドット6で露光を行う場合の状態をビームスポットの強度を用いて模式的に示している。
ここでドット6(Dot_6)が着目画素であり、着目画素の露光強度がF1であるとする(図12中の実線の波形)。
しかし、着目画素ドット6(Dot_6)の近接画素であるドット3(Dot_3、図12中の一点鎖線の波形)の副次照射の強度E1sの影響を受けて、着目画素の露光強度がF1よりも大きなF1’(=F1+E1s)になってしまう(図12中の破線の特性)。
そこで、補正値算出125において、着目画素の画素位置における近接画素の副次照射の強度E1sに相当する補正値を算出し、画像処理部120において着目画素の露光強度をF1”に補正する(図13中の実線の波形)。
この結果、着目画素ドット6(Dot_6)の近接画素であるドット3(Dot_3、図13中の一点鎖線の波形)の副次照射の強度E1sの影響を受けたとしても、着目画素の露光強度は最終的に本来の強度F1(=F1”+E1s)になる(図13中の破線の特性)。
図14は補正前のDot_1〜Dot_11の主走査方向11画素についての画像データの画素値を示す説明図である。ここで、主走査方向左側3画素目に副次照射の影響が現れるとする。また、近接画素の画素値の5%の強度で副次照射の影響が着目画素に及ぶとする。
図15に示すように、着目画素がDot_5であれば近接画素Dot_2の画素値127の−5%の−6が補正値である。よって、着目画素がDot_5の補正後の画素値、255−6=249になる。
同様に、着目画素がDot_6であれば近接画素Dot_3の画素値127の−5%の−6が補正値である。よって、着目画素がDot_6の補正後の画素値、127−6=121になる。
同様に、着目画素がDot_7であれば近接画素Dot_4の画素値255の−5%の−13が補正値である。よって、着目画素がDot_7の補正後の画素値、127−13=114になる。
同様に、着目画素がDot_8であれば近接画素Dot_5の画素値249の−5%の−13が補正値である。よって、着目画素がDot_8の補正後の画素値、255−13=242になる。
以上のような補正を、補正値算出部125から補正値の通知を受けた画像処理部120が、露光実行前に1主走査ライン毎に実行する。
なお、以上の図14と図15とは、画像データが主走査方向に並んでおり、このような処理については、主走査方向のラインメモリを用いることが可能である。
図16は、図14に示した画素値で露光を実行した場合に、理想的な反射面を有するポリゴンミラー172を用いた場合に得られる像担持体181面あるいは転写紙に転写後のトナー像の様子を模式的に示している。
但し、既に説明したように、反射面に微細な凹凸を有するポリゴンミラーを使用した場合には、近接画素の副次照射の影響で最終的な露光強度が変化して画質が劣化することがある。
ここで、ポリゴンミラー172の第2面(Line_2)のみに反射面の微細な凹凸が存在していて、図15のような副次照射の影響を補正する必要があるとする。ここで、図17は、図15に示した補正後の画素値で露光を実行した場合において、副次照射の影響をうけていない状態の、像担持体181面あるいは転写紙に転写後のトナー像の様子を模式的に示している。
実際には、ポリゴンミラー172の第2面(Line_2)では反射面の微細な凹凸が存在していて副次照射の影響が発生するため、最終的には図16のようなトナー像が得られることになる。
〔その他の実施形態(1)〕
以上の説明において、注目画素の画素値に基づいた像担持体181における露光強度が、近接画素の光ビームの照射形状の周辺特性による影響よりも小さい場合が存在する。このような場合には、着目画素の補正では対処することができない。例えば、図18の(a)(b)(c)が、この状態に該当する。このような場合には、近接画素の画素値を補正する。例えば、dot_9についての近接画素であるdot_6、dot_10についての近接画素であるdot_7、dot_11についての近接画素であるdot_8、についての画素値を若干減らすことで、dot_9〜dot_11に生じる影響を小さくすることが可能である。
〔その他の実施形態(2)〕
以上の説明では着目画素に対する近接画素の影響として主走査方向の影響を具体例にして説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、着目画素に対する近接画素の影響として、副走査方向の影響を考慮して補正することも可能である。
この場合には、図15で主走査方向に示した補正値の算出と補正とを、副走査方向にも実行することで対処できる。このためには、図15のような主走査方向のラインメモリを、数ライン分用意することで処理が可能になる。例えば、副走査方向に3画素分離れた位置に副次照射の影響が出るとすると、合計7ライン分のラインメモリを用意することで、副走査方向の補正を実現することができる。
〔その他の実施形態(3)〕
また、ポリゴンミラー172の同一面に対して複数の光ビームを照射するマルチビーム方式の画像形成においては、同一面を使用する主走査方向画像データに対して、上述した処理を実行することで対処することができる。なお、この場合には、各色毎にビーム数分のラインメモリを用意して処理を実行する。
〔その他の実施形態(4)〕
また、以上の実施形態は、光ビームを用いた電子写真方式の画像形成装置に用いることが好適であるが、これ以外にも、光ビームを用いて印画紙に露光を行うレーザイメージャなど、各種の画像形成装置に本発明の各実施形態を適用することが可能であり、良好な結果を得ることが可能である。
また、光源としては、レーザダイオード(LD)以外の他の光源を用いた場合であっても適用することが可能である。
〔実施形態により得られる効果〕
(1)本実施形態では、近接画素の照射形状情報により、当該注目画素の像担持体181における露光強度が本来の画素値に対応した状態になるように、照射形状情報と近接画素の画素値とを参照して、画像データの当該注目画素の画素値を補正する。これにより、ポリゴンミラー172の反射面に微細な凹凸が存在し、像担持体表面で本来は露光すべきでない近接ドット位置までも露光してしまうとしても、注目画素の画素値を補正しておくことにより、本来の画素値で露光されたと同じ状態を維持できる。すなわち、ポリゴンミラー172の反射面に微細な凹凸に起因する画質の劣化を軽減させることが可能になる。
(2)上記(1)において、注目画素の光ビームの像担持体181における露光強度が近接画素の光ビームの照射形状の周辺特性による影響を受ける場合に、近接画素の照射形状情報に含まれる周辺特性を用いて画像データの前記注目画素の画素値を補正する。これにより、ポリゴンミラー172の反射面に微細な凹凸が存在し、像担持体表面で本来は露光すべきでない近接ドット位置までも露光してしまうとしても、注目画素の画素値を補正しておくことにより、本来の画素値で露光されたと同じ状態を維持できる。すなわち、ポリゴンミラー172の反射面に微細な凹凸に起因する画質の劣化を軽減させることが可能になる。
(3)上記(1)−(2)において、注目画素の画素値に基づいた像担持体181における露光強度が、近接画素の光ビームの照射形状の周辺特性による影響よりも小さい場合には、当該近接画素の画素値を補正する。これにより、注目画素の画素値の補正で対処できない場合であっても、本来の画素値で露光されたと同じ状態を維持できる。すなわち、ポリゴンミラー172の反射面に微細な凹凸に起因する画質の劣化を軽減させることが可能になる。
(4)上記(1)−(3)において、照射形状情報は像担持体181における目的とする照射位置周囲への副次照射の位置と強度の情報を含むため、周辺画素から注目画素への影響を正しく算出することができ、ポリゴンミラー172の反射面に微細な凹凸に起因する画質の劣化を軽減させることが可能になる。
(5)上記(1)−(4)において、画像データの主走査方向の画素について画素値の補正を行うことで、ポリゴンミラー172を使用した露光における周辺画素からの影響を正しく算出することができ、ポリゴンミラー172の反射面に微細な凹凸に起因する画質の劣化を軽減させることが可能になる。
100 画像形成装置
101 全体制御部
103 記憶部
105 操作表示部
110 画像データ記憶部
120 画像処理部
125 補正値算出部
130 レーザ駆動部
140 プリントエンジン
170 光学系

Claims (7)

  1. 光ビームの露光により画像が形成される像担持体と、
    画像データに応じて発光する前記光ビームを発生する光源と、
    回転駆動源により回転駆動される回転多面鏡の複数の反射面により前記像担持体において前記光ビームを第一走査方向に走査する光走査部と、
    前記第一走査方向と直交する第二走査方向に前記像担持体と前記光ビームとを相対的に移動させる第二走査方向駆動部と、
    前記回転多面鏡の各反射面を識別する反射面特定部と、
    前記回転多面鏡の各面の各位置で反射された前記光ビームの前記像担持体面における照射形状から生成された照射形状情報を記憶する記憶部と、
    近接画素の前記照射形状情報により、注目画素の前記像担持体面における露光強度が本来の画素値に対応した状態になるように、前記照射形状情報と前記近接画素の画素値とを参照して、前記画像データの当該注目画素の画素値を補正し、補正後の画像データを前記光源に供給する画像処理部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像処理部は、注目画素の光ビームの前記像担持体面における露光強度が前記近接画素の光ビームの照射形状の周辺特性による影響を受ける場合に、前記近接画素の前記照射形状情報に含まれる前記周辺特性を用いて前記画像データの前記注目画素の画素値を補正する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像処理部は、当該注目画素の画素値に基づいた前記像担持体面における露光強度が、前記近接画素の光ビームの照射形状の周辺特性による影響よりも小さい場合には、当該近接画素の画素値を補正する、
    ことを特徴とする請求項1−2のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  4. 前記照射形状情報は、前記像担持体面における目的とする照射位置周囲への副次照射の位置と強度の情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1−3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像処理部は、前記画像データの主走査方向の画素について画素値の補正を行う、
    ことを特徴とする請求項1−4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 光ビームの露光により画像が形成される像担持体と、
    画像データに応じて発光する前記光ビームを発生する光源と、
    回転駆動源により回転駆動される回転多面鏡の複数の反射面により前記像担持体において前記光ビームを第一走査方向に走査する光走査部と、
    前記第一走査方向と直交する第二走査方向に前記像担持体と前記光ビームとを相対的に移動させる第二走査方向駆動部と、
    前記回転多面鏡の各反射面を識別する反射面特定部と、
    前記回転多面鏡の各面の各位置で反射された前記光ビームの前記像担持体面における照射形状から生成された照射形状情報を記憶する記憶部と、
    前記画像データの注目画素の画素値を補正し、補正後の画像データを前記光源に供給する画像処理部と、
    を備える画像形成装置の画像形成を制御する画像形成制御方法であって、
    近接画素の前記照射形状情報により、注目画素の前記像担持体面における露光強度が本来の画素値に対応した状態になるように、前記照射形状情報と前記近接画素の画素値とを参照して、前記画像データの当該注目画素の画素値を補正する、
    ことを特徴とする画像形成制御方法。
  7. 光ビームの露光により画像が形成される像担持体と、
    画像データに応じて発光する前記光ビームを発生する光源と、
    回転駆動源により回転駆動される回転多面鏡の複数の反射面により前記像担持体において前記光ビームを第一走査方向に走査する光走査部と、
    前記第一走査方向と直交する第二走査方向に前記像担持体と前記光ビームとを相対的に移動させる第二走査方向駆動部と、
    前記回転多面鏡の各反射面を識別する反射面特定部と、
    前記回転多面鏡の各面の各位置で反射された前記光ビームの前記像担持体面における照射形状から生成された照射形状情報を記憶する記憶部と、
    前記画像データの注目画素の画素値を補正し、補正後の画像データを前記光源に供給する画像処理部と、
    を備える画像形成装置を機能させる画像形成制御プログラムであって、
    近接画素の前記照射形状情報により、注目画素の前記像担持体面における露光強度が本来の画素値に対応した状態になるように、前記照射形状情報と前記近接画素の画素値とを参照して、前記画像データの当該注目画素の画素値を補正するように画像形成装置を機能させることを特徴とする画像形成制御プログラム。
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