JP2016147341A - クランプ装置およびこれを用いたバリ取り機 - Google Patents

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Abstract

【課題】煩わしい作業を伴わなくても、サイズの異なる加工対象物を保持することができるクランプ装置、およびこれを用いたバリ取り機を提供する。
【解決手段】本発明のクランプ装置1は、第1のクランプ部材2と、第1のクランプ部材2とで前記加工対象物92を挟む第2のクランプ部材3と、第2のクランプ部材3を移動させる操作体5と、第2のクランプ部材3の移動を任意の位置で規制するストッパ部6とを備える。ストッパ部6は、棒状部材61と、棒状部材61が通される貫通孔63が設けられ第2のクランプ部材3に軸支された回動レバー62とを有する。操作体5は、クランプ部材を開く方向へ移動させると、回動レバー62に当たるように構成されている。第2のクランプ部材3には、回動レバー62の貫通孔63の貫通方向が、棒状部材61の長手方向に平行となる位置で回動レバー62の回動を規制する回動規制部36が設けられている。
【選択図】図8

Description

本発明は、クランプ装置、およびこれを用いたバリ取り機に関する。
特許文献1には、従来のクランプ装置が開示されている。この特許文献1記載のクランプ装置は、上下方向に対向する一対のチャックと、この一対のチャックのうちの上方のチャックを上下方向に移動させるレバーとを備えている。
レバーは、ブロックに軸支されている。レバーは、クランクを介して上方のチャックに連結されている。レバーは、水平となる方向に回転すると、上方のチャックを上方に引き上げ、垂直となる方向に回転すると、上方のチャックを下方に下げる。レバーは、垂直に立てることで、クランクと直線状に配置され、これにより、上方のチャックは上方への移動が規制される。
特開昭53−89091号公報
ところでこの従来のクランプ装置は、レバーを垂直に立てることで上方のチャックの移動を規制するものであるため、上方のチャックにおいて移動規制される位置は、常時同じ位置となる。このため、この従来のクランプ装置は、同じサイズの加工対象物を保持できるに過ぎず、作業ごとにサイズが異なる加工対象物を扱いにくいという問題がある。
なお、この従来のクランプ装置は、ブロックの位置調整を行うことで、サイズの異なる加工対象物に対応することができるが、作業ごとに、加工対象物のサイズに応じてブロックの位置調整を行う必要があって煩わしい作業を伴う。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、煩わしい作業を伴わなくても、サイズの異なる加工対象物を保持することができるクランプ装置、およびこれを用いたバリ取り機を提供することにある。
本発明のクランプ装置は、加工対象物を保持するクランプ装置であって、第1のクランプ部材と、この第1のクランプ部材に対して近接する方向と離間する方向とに移動自在であり、前記第1のクランプ部材とで前記加工対象物を挟む第2のクランプ部材と、前記第2のクランプ部材に設けられ、当該第2のクランプ部材を移動させる操作体と、前記第2のクランプ部材の前記離れる方向への移動を任意の位置で規制するストッパ部とを備え、前記ストッパ部は、前記第2のクランプ部材の移動方向に平行な方向に延びた棒状部材と、前記棒状部材が通される貫通孔を有し、この貫通孔の貫通方向に沿った方向に回動するように前記第2のクランプ部材に軸支された回動レバーとを有し、このストッパ部は、前記貫通孔に前記棒状部材が通され、前記回動レバーが前記第1のクランプ部材側に回動した状態では、前記第2のクランプ部材の前記離間する方向への移動を規制するように構成されており、前記操作体は、前記第2のクランプ部材の移動方向に平行な方向に、前記第2のクランプ部材に対して所定範囲で相対移動可能であり、前記離間する方向へ移動させると、前記回動レバーに当たるように構成され、前記第2のクランプ部材には、前記回動レバーの前記貫通孔の貫通方向が前記棒状部材の長手方向に平行となる位置で前記回動レバーの回動を規制する回動規制部が設けられていることを特徴とする。
また、このクランプ装置において、前記第2のクランプ部材の移動方向とは反対方向に移動するように前記第1のクランプ部材を移動させる連動機構部をさらに備えていることが好ましい。
また、このクランプ装置において、前記第1のクランプ部材が前記第2のクランプ部材の下方に配置されており、前記回動レバーは、上下方向に回動するように前記第2のクランプ部材に軸支され、前記操作体に当たっていない状態では、自重によって前記第1のクランプ部材側に回動するように構成されていることが好ましい。
また、本発明のバリ取り機は、前記クランプ装置と、前記クランプ装置に保持された前記加工対象物の端部に生じたバリを取り除くバリ除去部とを備えていることを特徴とする。
また、このバリ取り機において、前記クランプ装置は、前記第2のクランプ部材の移動方向とは反対方向に移動するように前記第1のクランプ部材を移動させる連動機構部を備え、これにより、クランプ中心を対称に前記第1のクランプ部材と前記第2のクランプ部材とが互いに近接する方向または離間する方向に移動するように構成されており、前記バリ除去部は、前記クランプ中心に直角な回転軸を有するワイヤーブラシと、このワイヤーブラシを前記回転軸廻りに回転させる第1のモータと、前記ワイヤーブラシの前記回転軸を前記クランプ中心廻りに回転させる第2のモータとを有していることが好ましい。
本発明のクランプ装置、およびこれを用いたバリ取り機によれば、煩わしい作業を伴わなくても、サイズの異なる加工対象物を保持することができる。
本実施形態のバリ取り機の一部を破断した斜視図である。 本実施形態のバリ取り機のクランプ装置の斜視図である。 図3Aは、本実施形態のクランプ装置が接近する方向に駆動する状態を示す正面図である。図3Bは、本実施形態のクランプ装置が離間する方向に駆動する状態を示す正面図である。 本実施形態のバリ取り機のクランプ装置の斜視図である。 図5Aは、操作体が下方に移動して下当接部に当たった状態の斜視図である。図5Bは、操作体が上方に移動して、移動規制された状態の斜視図である。 本実施形態のクランプ装置のストッパ部が第2のクランプ部材を移動規制した状態の正面図である。 本実施形態のクランプ装置において、第2のクランプ部材を下降させるときの正面図である。 本実施形態のクランプ装置において、第2のクランプ部材を上昇させるときの正面図である。 本実施形態のバリ取り機の図6におけるA−A線断面図である。 本実施形態のバリ取り機に加工対象物を加工させる状態の要部断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
本実施形態のバリ取り機は、金属製のパイプ、或いは、L形鋼や溝形鋼等の形鋼材など(以下、加工対象物92という)の切断面に生じたバリを除去する。バリ取り機は、図1に示すように、クランプ装置1と、バリ除去部8と、クランプ装置1とバリ除去部8とを支持するフレーム7と、フレーム7に取り付けられたケーシング9とを備えている。
クランプ装置1は、加工対象物92を挟んで保持し、バリ除去に伴って受ける力を受けることができる。クランプ装置1は、フレーム7に取り付けられており、バリ除去部8に並んで配置される。クランプ装置1は、図2に示すように、加工対象物92を挟むクランプ本体10と、クランプ本体10を手動操作するための操作体5と、クランプ本体10を任意の閉位置で移動規制するストッパ部6とを備えている。
クランプ本体10は、加工対象物92を挟むことができるように構成されており、クランプ装置1の主体を構成する。クランプ本体10は、第1のクランプ部材2と、第2のクランプ部材3と、スライドレール11と、第1のクランプ部材2の動作と第2のクランプ部材3の動作とを連動させる連動機構部4とを備えている。
以下、第2のクランプ部材3が第1のクランプ部材2から離間する方向を上方向として定義し、第2のクランプ部材3が第1のクランプ部材2に近接する方向を下方向として定義する。
スライドレール11は、第1のクランプ部材2と第2のクランプ部材3との上下移動をガイドする。スライドレール11は、上下方向に直線状に延びている。スライドレール11は、フレーム7に固定されている。
第1のクランプ部材2は、第2のクランプ部材3の下方に配置される。第1のクランプ部材2は、スライドレール11にスライド自在に取り付けられており、スライドレール11に沿って上下方向に平行移動する。第1のクランプ部材2は、第一可動板21と、第一可動板21に固定された支持部24と、第一可動板21の背面に固定されたスライド体25とを備えている。
第一可動板21は、図3Aに示すように、上端の縁部に第1の切欠22を有する。第1の切欠22は、一対の縁部23を有しており、上方に開口したV字状をなしている。一対の縁部23は直交しており、左右対称に形成されている(つまり、縁部23と鉛直面とのなす角は約45°である)。
支持部24は、L字状をなしており、その内面(上面)が縁部23に沿うように取り付けられている。支持部24は、例えば、L形鋼により構成される。支持部24は、図2に示すように、連結具241を介して第一可動板21に固定されている。連結具241は、支持部24の下端に設けられている。支持部24と第一可動板21との間には、図4に示すように、下降した第2のクランプ部材3の下端が挿通可能な隙間(以下、挿通隙間26)を形成する。
スライド体25は、図2に示すように、第一可動板21の背面に固定されている。スライド体25は、スライドレール11に沿って上下移動する。第一可動板21は、スライド体25を介してスライドレール11に取り付けられており、これにより、上下移動可能に構成されている。
第2のクランプ部材3は、第1のクランプ部材2の上方に配置されている。第2のクランプ部材3は、スライドレール11にスライド自在に取り付けられており、スライドレール11に沿って上下方向に平行移動する。第2のクランプ部材3は、第1のクランプ部材2に対して前方向にずれており、下降すると(下方に移動する)と、正面からみて第1のクランプ部材2に重なる。第2のクランプ部材3は、第二可動板31と、この第二可動板31に固定されたスライド体37とを備えている。
第二可動板31は、図3Aに示すように、下端の縁部に第2の切欠32を有する。第2の切欠32は、一対の縁部33を有しており、下方に開口したV字状をなしている。一対の縁部33は直交しており、左右対称に形成されている(つまり、縁部33と鉛直面とのなす角は約45°である)。第2の切欠32の上端と第1の切欠22の下端とは、上下方向に並ぶように(左右方向に同じ位置に)設けられている。
第二可動板31の側方には、図5A,5Bに示すように、後方に延びる固定片34が設けられている。この固定片34には、後述の操作体5が軸支されている。また、この固定片34の下方には、下方に回動した操作体5に当接する下当接部35が設けられている。下当接部35は、左右方向に延びており、上方から見て操作体5と重なる位置に設けられている。また、第二可動板31には、操作体5の上方への移動を規制する回動規制部36が設けられている。回動規制部36は、第二可動板31の前面から突出している。なお、この回動規制部36については後述する。
スライド体37は、図2に示すように、第二可動板31の背面に固定されている。スライド体37は、スライドレール11に沿って上下移動する。第二可動板31は、スライド体37を介してスライドレール11に取り付けられており、これにより、上下移動可能に構成されている。
連動機構部4は、図3Aに示すように、中央に軸心を有する回転リンク41と、軸心に対し点対称に回動自在に連結された一対の従動リンク42とを備える。回転リンク41は、直線状をなしており、長手方向の中央がフレーム7に回転自在に軸支されている。一対の従動リンク42は、回転リンク41の長手方向の端部にそれぞれピン結合されている。一対の従動リンク42は、一方が第1のクランプ部材2に連結され(この従動リンク42を第1の従動リンク43という)、他方が第2のクランプ部材3に連結される(この従動リンク42を第2の従動リンク44という)。
連動機構部4は、第2のクランプ部材3が下方に移動すると、第2の従動リンク44が下降し、回転リンク41が右廻り回転し、第1の従動リンク43を上昇させる。これにより、第1のクランプ部材2が上昇する。一方、図3Bに示すように、第2のクランプ部材3が上方に移動すると、第2の従動リンク44が上昇し、回転リンク41が左廻り回転し、第1の従動リンク43を下降させる。これにより、第1のクランプ部材2が下降する。つまり、連動機構部4は、第2のクランプ部材3の移動方向とは反対方向に移動するように、第1のクランプ部材2を移動させる。
ここで、第1のクランプ部材2と第2のクランプ部材3との中央で且つ、第1の切欠22と第2の切欠32の左右方向の中央をクランプ中心として定義する。すなわち、加工対象物92は、このクランプ中心に沿って、クランプ装置1に挿入される。
このような構成のクランプ本体10は、ユーザが手動で第2のクランプ部材3を移動させることで、開閉することができるように構成されている。この開閉操作は、第2のクランプ部材3に取り付けられた操作体5を操作して行われる。
操作体5は、図5に示すように、第2のクランプ部材3の第二可動板31に設けられている。第二可動板31の側方には、前後方向に延びる固定片34が設けられている。操作体5は、この第二可動板31の固定片34に、左右方向に延びた軸を介して軸支されており、第二可動板31に対して回動可能に構成されている。操作体5は、下当接部35によって下方への回動が規制され(図5A)、回動規制部36によって上方への回動が規制される(図5B)。これによって、操作体5は、第2のクランプ部材3に対して、所定範囲で相対移動可能に構成されている。
なお、操作体5の先端には、ユーザが握ることができるグリップ部51が設けられている。グリップ部51はケーシング9の前面から突出している。
本実施形態のクランプ装置1は、図2に示すように、第2のクランプ部材3の上方への移動を任意の位置で移動規制するストッパ部6が設けられている。本実施形態のストッパ部6は、操作体5と連動しており、操作体5を上昇させると第2のクランプ部材3の移動が規制されず、操作体5によって操作されない状態では、第2のクランプ部材3の移動が規制されるように構成される。このストッパ部6は、図6に示すように、棒状部材61と、回動レバー62とを備えている。
棒状部材61は、上下方向に延びており、その長手方向が第2のクランプ部材3の移動方向に平行となっている。棒状部材61は、扁平な板状をなしているが、例えば、円柱状をなしていてもよい。棒状部材61の下端は、第1のクランプ部材2に連結されている。また、棒状部材61の上端は、フレーム7に連結されている。
回動レバー62は、左右方向に延びており、長手方向の一方の端部が、第二可動板31に軸支されている。回動レバー62の先端部(軸支された側とは反対側の端部)には、上下方向に貫通する貫通孔63が設けられている。回動レバー62の先端部側は、上下方向に移動自在に設けられており、すなわち、回動レバー62は貫通方向に沿った方向に回動自在となるように構成されている。
回動レバー62の貫通孔63には、棒状部材61が通される。回動レバー62は、操作体5がユーザに持ち上げられていない状態では、自重によって下方側に回動し、貫通孔63の貫通方向と棒状部材61の長手方向とが非平行となる(つまり、本実施形態では、回動レバー62を第1のクランプ部材2側に回転させる回転手段が自重により構成される)。この状態で、第2のクランプ部材3に上方への力が掛かると、図6に示すように、回動レバー62の軸側が持ち上がり、回動レバー62に右回りのモーメント(回動レバー62の軸側が上方に上がる方向のモーメント)が掛かる。すると、貫通孔63の先端側の下縁が棒状部材61に食い込み、回動レバー62が棒状部材61に引っ掛かって、移動規制される。この結果、第2のクランプ部材3の上方の移動が規制される。
また、ユーザが操作体5を引き下げると、図7に示すように、操作体5が下当接部35に当接し、第2のクランプ部材3が下降する。このとき、自重によって回動レバー62は下方側に回動した状態だが、棒状部材61に対して下降するため、回動レバー62に左回りのモーメント(回動レバー62の先端側が上方に上がる方向のモーメント)が掛かる。すると、貫通孔63の貫通方向と棒状部材61の長手方向とが略平行となって、回動レバー62が棒状部材61に対してスライド自在となる。この結果、第2のクランプ部材3は下方に移動する。
次に、ユーザが操作体5を引き上げると、図8に示すように、操作体5が回動レバー62に当接し、回動レバー62は回動規制部36に当接する。回動規制部36は、回動レバー62の貫通孔63の貫通方向が棒状部材61の長手方向に平行となる位置で回動レバー62の回動を規制するように設けられている。このため、貫通孔63の貫通方向と棒状部材61の長手方向とが略平行となり、回動レバー62が棒状部材61に対してスライド自在となる。この状態で、操作体5をさらに上昇させると、回動レバー62を介して、回動規制部36が力を受け、この結果、第2のクランプ部材3は上方に移動する。
このような構成のクランプ装置1は、図9に示すように、フレーム7に固定される。フレーム7は、バリ取り機の骨格をなす。フレーム7には、クランプ装置1の後方に隣り合うようにしてバリ除去部8が固定されている。
バリ除去部8は、クランプ装置1に保持された加工対象物92の端部に生じたバリを取り除く。バリ除去部8は、ワイヤーブラシ81を異なる2軸で回転させ、これによって加工対象物92に生じたバリを除去する。バリ除去部8は、ワイヤーブラシ81と、回転台83と、第1のモータ86と、第2のモータ87とを備えている。第1のモータ86と、第2のモータ87とは、いずれもフレーム7に固定されている。なお、バリとは材料を加工する際に発生する突起をいう。
回転台83は、クランプ中心廻りに回転する。回転台83は、回転シャフト84と、回転シャフト84の前端に固定された基台85とを備えている。回転シャフト84は、その長手方向が、フレーム7の略中央において前後方向に平行となるように回転自在にフレーム7に支持されている。回転シャフト84は、クランプ中心と同軸上に配置されている。回転シャフト84には、第2のモータ87の出力軸が、タイミングベルトを介して連結されている。これにより、第2のモータ87が回転すると、回転シャフト84を介して、基台85が回転する。
基台85は、ワイヤーブラシ81を支持し、当該ワイヤーブラシ81と共に回転する。基台85には、ワイヤーブラシ81を軸支する支持台90と、動力変換機89とが固定されている。動力変換機89は、入力軸が第1のモータ86の出力軸にタイミングベルトを介して連結されており、出力軸がワイヤーブラシ81の回転軸82に同軸上に連結されている。これにより、第1のモータ86が回転すると、ワイヤーブラシ81が回転軸82廻りに回転する。なお、図中の符号88は、回転シャフト84に対して回転自在に取り付けられたプーリ88である。
このように、第1のモータ86が回転すると、その回転動力は、タイミングベルトを介して動力変換機89に伝導し、ワイヤーブラシ81を回転軸82廻りに回転させる。この状態で、第2のモータ87が回転すると、回転台83が回転し、回転軸82廻りに回転したワイヤーブラシ81が、クランプ中心廻りに回転する(すなわち、ワイヤーブラシ81の回転軸82がクランプ中心廻りに回転する)。これにより、本実施形態のバリ除去部8は、ワイヤーブラシ81を異なる2軸で回転させることができる。
クランプ装置1のクランプ中心に沿って、加工対象物92を挿入し、バリ除去部8を駆動すると、ワイヤーブラシ81が、クランプ中心に直角な軸廻りを回転しながら、クランプ中心廻りを回転する。このとき、本実施形態のクランプ装置1は、第1のクランプ部材2と第2のクランプ部材3とに若干のアソビがある。このため、ユーザは、加工対象物92を把持して、ワイヤーブラシ81に向かって押し込むこともできる。これにより、効果的にバリ除去を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態のクランプ装置1は、加工対象物92を保持するクランプ装置1である。クランプ装置1は、クランプ本体10と、操作体5と、ストッパ部6とを備える。クランプ本体10は、第1のクランプ部材2、およびこの第1のクランプ部材2に対して近接する方向と離間する方向とに移動自在な第2のクランプ部材3を有し、第1のクランプ部材2と第2のクランプ部材3とで加工対象物92を挟むように構成される。操作体5は、第2のクランプ部材3に設けられ、当該第2のクランプ部材3を移動させる。ストッパ部6は、第2のクランプ部材3の離間する方向(すなわち、本実施形態では上方)への移動を任意の位置で規制するストッパ部6を備える。ストッパ部6は、棒状部材61と、回動レバー62とを備える。棒状部材61は、第2のクランプ部材3の移動方向に平行な方向に延びている。回動レバー62は、棒状部材61が通される貫通孔63を有し、この貫通孔63の貫通方向に沿った方向(本実施形態では上下方向)に回動するように第2のクランプ部材3に軸支されている。ストッパ部6は、貫通孔63に棒状部材61が通され、回動レバー62が第1のクランプ部材2側に回動した状態では、第2のクランプ部材3の離間する方向への移動を規制するように構成されている。また、操作体5は、第2のクランプ部材3の移動方向に平行な方向に、第2のクランプ部材3に対して所定範囲で相対移動可能に構成されている。操作体5は、離間する方向へ移動させると、回動レバー62に当たるように構成される。第2のクランプ部材3には、回動レバー62の貫通孔63の貫通方向が、棒状部材61の長手方向に平行となる位置で回動レバー62の回動を規制する回動規制部36が設けられている。
本実施形態のクランプ装置1は、第2のクランプ部材3が任意の位置に移動し、第1のクランプ部材2と第2のクランプ部材3とで加工対象物92を挟んだ状態において、加工対象物92から第2のクランプ部材3に対し、離間する方向に力が掛かると、回動レバー62の軸側が移動し、貫通孔63の縁が棒状部材61に引っ掛かり、第2のクランプ部材3の移動が規制される。一方、ユーザが操作体5を離間する方向に移動させると、回動レバー62の貫通孔63の貫通方向が棒状部材61の長手方向と平行になるため、第2のクランプ部材3が移動する。つまり、本実施形態のクランプ装置1によれば、煩わしい作業を伴わなくても、任意の位置でストッパを作用させることができ、この結果、サイズの異なる加工対象物92を保持することができる。
本実施形態のクランプ装置1は、第2のクランプ部材3の移動方向とは反対方向に移動するように第1のクランプ部材2を移動させる連動機構部4をさらに備えている。
このため、本実施形態のクランプ装置1によれば、異なるサイズの加工対象物92であっても、加工対象物92のセンター位置をクランプ中心に配置させて保持することができる。
本実施形態のクランプ装置1は、第1のクランプ部材2が第2のクランプ部材3の下方に配置されている。回動レバー62は、上下方向に回動するように第2のクランプ部材3に軸支される。回動レバー62は、操作体5に当たっていない状態では、自重によって第1のクランプ部材2側に回動するように構成されている。
このため、本実施形態のクランプ装置1によれば、操作体5によって回動レバー62が持ち上げられていない状態では、棒状部材61に回動レバー62の貫通孔63が引っ掛かった状態とすることができる。この結果、第2のクランプ部材3に上方へ移動させる力が掛かっても、直ちに移動規制することができる。
また、バリ取り機は、クランプ装置1と、クランプ装置1に保持された加工対象物92の端部に生じたバリを取り除くバリ除去部8とを備えている。
このため、本実施形態のバリ取り機によれば、簡単な作業で、加工対象物92を保持させることができ、バリ取り作業の効率を向上させることができる。
また、本実施形態のバリ取り機は、クランプ装置1が、第2のクランプ部材3の移動方向とは反対方向に移動するように第1のクランプ部材2を移動させる連動機構部4を備える。クランプ装置1は、クランプ中心(詳しくは、クランプ中心を通るクランプ部材2,3の離接方向に直角な面)に対称に第1のクランプ部材2と第2のクランプ部材3とが互いに近接する方向または離間する方向に移動するように構成されている。バリ除去部8は、クランプ中心に直角な回転軸82を有するワイヤーブラシ81と、このワイヤーブラシ81を回転軸82廻りに回転させる第1のモータ86と、ワイヤーブラシ81の回転軸82をクランプ中心廻りに回転させる第2のモータ87とを有している。
このため、本実施形態のバリ取り機によれば、異なるサイズの加工対象物92であっても、加工対象物92のセンター位置をクランプ中心と同じ位置となるよう配置した上で、異なる2軸で回転するワイヤーブラシ81によってバリ取りを行うことができる。この結果、加工対象物92の端部が偏って削れてしまうのを防ぐことができる。
なお、本実施形態のクランプ装置1は、第1のクランプ部材2と第2のクランプ部材3とが連動しているが、本発明においては、第1のクランプ部材2は移動しない構成であってもよい。また、本実施形態のクランプ装置1は、第1のクランプ部材2と第2のクランプ部材3とが上下方向に移動する構成であったが、本発明においては、第1のクランプ部材2と第2のクランプ部材3とが水平方向に移動する構成であってもよく、上下方向に限定されない。なお、第1のクランプ部材2と第2のクランプ部材3とが水平方向に移動する場合、回動レバー62は、第1のクランプ部材2側に向かってばね等の付勢手段で付勢されてもよい(この場合、回動レバー62を第1のクランプ部材2側に回転させる回転手段は付勢手段により構成される)。
また、本実施形態のクランプ装置1は、バリ取り機に用いられたが、本発明のクランプ装置においては、例えば、切断機に用いられてもよく、加工用途は特に限定されない。
1 クランプ装置
10 クランプ本体
2 第1のクランプ部材
21 第一可動板
22 第1の切欠
3 第2のクランプ部材
31 第二可動板
32 第2の切欠
34 固定片
35 下当接部
36 回動規制部
4 連動機構部
5 操作体
6 ストッパ部
61 棒状部材
62 回動レバー
63 貫通孔
8 バリ除去部
81 ワイヤーブラシ
82 回転軸
83 回転台
84 回転シャフト
85 基台
86 第1のモータ
87 第2のモータ
89 動力変換機
92 加工対象物

Claims (5)

  1. 加工対象物を保持するクランプ装置であって、
    第1のクランプ部材と、
    この第1のクランプ部材に対して近接する方向と離間する方向とに移動自在であり、前記第1のクランプ部材とで前記加工対象物を挟む第2のクランプ部材と、
    前記第2のクランプ部材に設けられ、当該第2のクランプ部材を移動させる操作体と、
    前記第2のクランプ部材の前記離れる方向への移動を任意の位置で規制するストッパ部とを備え、
    前記ストッパ部は、
    前記第2のクランプ部材の移動方向に平行な方向に延びた棒状部材と、
    前記棒状部材が通される貫通孔を有し、この貫通孔の貫通方向に沿った方向に回動するように前記第2のクランプ部材に軸支された回動レバーと
    を有し、このストッパ部は、前記貫通孔に前記棒状部材が通され、前記回動レバーが前記第1のクランプ部材側に回動した状態では、前記第2のクランプ部材の前記離間する方向への移動を規制するように構成されており、
    前記操作体は、前記第2のクランプ部材の移動方向に平行な方向に、前記第2のクランプ部材に対して所定範囲で相対移動可能であり、前記離間する方向へ移動させると、前記回動レバーに当たるように構成され、
    前記第2のクランプ部材には、前記回動レバーの前記貫通孔の貫通方向が前記棒状部材の長手方向に平行となる位置で前記回動レバーの回動を規制する回動規制部が設けられている
    ことを特徴とするクランプ装置。
  2. 前記第2のクランプ部材の移動方向とは反対方向に移動するように前記第1のクランプ部材を移動させる連動機構部をさらに備えている
    ことを特徴とする請求項1記載のクランプ装置。
  3. 前記第1のクランプ部材が前記第2のクランプ部材の下方に配置されており、
    前記回動レバーは、上下方向に回動するように前記第2のクランプ部材に軸支され、前記操作体に当たっていない状態では、自重によって前記第1のクランプ部材側に回動するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のクランプ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のクランプ装置を用いたバリ取り機であって、
    前記クランプ装置と、
    前記クランプ装置に保持された前記加工対象物の端部に生じたバリを取り除くバリ除去部とを備えている
    ことを特徴とするバリ取り機。
  5. 前記クランプ装置は、前記第2のクランプ部材の移動方向とは反対方向に移動するように前記第1のクランプ部材を移動させる連動機構部を備え、これにより、クランプ中心を対称に前記第1のクランプ部材と前記第2のクランプ部材とが互いに近接する方向または離間する方向に移動するように構成されており、
    前記バリ除去部は、
    前記クランプ中心に直角な回転軸を有するワイヤーブラシと、
    このワイヤーブラシを前記回転軸廻りに回転させる第1のモータと、
    前記ワイヤーブラシの前記回転軸を前記クランプ中心廻りに回転させる第2のモータとを有している
    ことを特徴とする請求項4記載のバリ取り機。
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