JP2016147340A - 把持ロボット及び把持ロボットの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】旋回軸モータ220に発生するトルクは、屈曲軸202の周りに発生する屈曲軸トルクと、旋回軸204の周りに発生する旋回軸トルクとの和に関する値に対応する。把持位置決定部58は、認識部10によって認識された物体90の大きさと、ロボットアーム100に関するモーメントアームとに基づいて、エンドエフェクタ110が物体90を把持した場合に屈曲軸トルクと旋回軸トルクとが互いに打ち消し合うような把持位置を決定する。
【選択図】図5
Description
本発明は、このように構成されていることによって、物体の重心位置及びモーメントアームを把握するとすぐに把持位置を算出することができる。したがって、本発明は、容易に把持位置を決定することが可能となる。
物体の重量分布が一様である場合、物体の長さを認識することによって、物体の長さから重心位置を把握することができる。これにより、容易に把持位置を算出することができる。したがって、本発明は、物体の重量分布が一様である場合に、さらに容易に把持位置を決定することが可能となる。
本発明は、このように構成されていることによって、物体の重心位置が予め認識されていない場合であっても、第2モータに発生するトルクを抑制することが可能となる。したがって、本発明は、物体の重心位置が偏っている場合であっても、ロボットアームに発生するモーメントを抑制することが可能となる。
ロボットアームを上下反転させるように旋回させることによって、物体を把持する位置に制限がある場合であっても、屈曲軸トルクと旋回軸トルクとが互いに打ち消し合うような把持位置を決定することができる。したがって、本発明は、物体を把持する位置に制限がある場合であっても、ロボットアームに発生するモーメントを抑制することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態1にかかる把持ロボット1を示す図である。また、図2は、図1に示した把持ロボット1の自由度配置図である。把持ロボット1は、胴体2と、台車4と、認識部10(認識手段)と、把持ロボット1の動作を制御する制御装置40と、ロボットアーム100とを備える。把持ロボット1は、単腕のロボットである。また、制御装置40は、例えばコンピュータとしての機能を有する。制御装置40は、例えば胴体2に内蔵されているが、これに限られない。
θp1=θp[度] (式1)
θp2=θp+θr[度] (式2)
Tm1=Tp1/z1=Tp/z1[Nmm] (式3)
Tm2=Tp2/z2=(Tp+Tr)/z2[Nmm] (式4)
図4は、実施の形態1にかかるロボットアーム100が物体90を把持したときに旋回軸モータトルクTm2が増幅される状態を示す図である。一方、図5は、実施の形態1にかかるロボットアーム100が物体90を把持したときに旋回軸モータトルクTm2が打ち消される状態を示す図である。
Tr=−m(a−b/2)=m(b−2a)/2 (式6)
また、このとき、式5及び式6より、以下の式7が得られる。
Tp+Tr=mL+m(b−2a)/2 (式7)
Tp+Tr=mL+m(b−2a)/2=0
mL=−m(b−2a)/2
a=(2L+b)/2 (式8)
(2L+b)/2≦b
b≧2L (式9)
言い換えると、b<2Lのとき、つまり物体90の長さがモーメントアームLに対してあまり長くないとき、式8の解が成立しない。ここで、式7より、Tp+Trは、aの一次式であり、単調減少である。したがって、旋回軸モータトルクTm2をできるだけ小さくするためには、aを最大値であるbとすればよい。したがって、把持位置決定部58は、b<2Lのとき、a=bと決定する。このとき、エンドエフェクタ110は、物体90の右端を把持することとなる。なお、実際の把持位置は、マニピュレータの精度及び認識部10における認識の精度を考慮して、ある程度bよりも小さな位置としてもよい。
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2においては、物体90を把持する位置に制限がある点で、実施の形態1と異なる。
図10は、実施の形態2において、ロボットアーム100が物体90を把持している状態を示す図である。
次に、実施の形態3について説明する。実施の形態3においては、物体90の重心位置を把持ロボット1が予め認識していない点で、実施の形態1と異なる。実施の形態1においては、物体90の重量分布は一様であるとしたが、実際には、例えばハンマー等のように、重心が偏っている物体も存在する。実施の形態3においては、把持ロボット1は、力覚センサ190を用いて、重心位置を判定する。
m=Fx
Mz=mx
x=Mz/Fx (式10)
Tr=−m(a−x)=m(Mz/Fx−a) (式11)
Tp+Tr=mL+m(Mz/Fx−a)=0
mL=−m(Mz/Fx−a)
a=L+Mz/Fx (式12)
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述した実施の形態においては、マイタギアを用いているが、マイタギアの代わりに、ベベルギア等の任意の傘歯車を用いてもよい。
10 認識部
40 制御装置
52 物体情報取得部
56 モーメントアーム算出部
58 把持位置決定部
60 ロボット制御部
70 重心位置判定部
90 物体
100 ロボットアーム
110 エンドエフェクタ
120 アーム部
122 エンドエフェクタ側リンク
190 力覚センサ
200 手首関節部
202 屈曲軸
204 旋回軸
210 屈曲軸モータ
216 屈曲軸プーリ
220 旋回軸モータ
226 旋回軸プーリ
230 関節構造体
240 マイタギア機構
242 プーリ側マイタギア
244 エンドエフェクタ側マイタギア
Claims (6)
- 物体を把持するロボットアームと、
前記物体における把持位置を決定する把持位置決定手段と
を有し、
前記ロボットアームは、
前記ロボットアームの先端に設けられ、物体を把持する把持部と、
前記ロボットアームを屈曲軸の周りに屈曲させる第1モータと、
前記ロボットアームの前記把持部側を旋回軸の周りに旋回させる第2モータと、
前記第2モータの駆動を前記ロボットアームの前記把持部側に伝達する傘歯車機構と
を備え、
前記第2モータに発生するトルクは、前記物体の重さに応じて前記屈曲軸の周りに発生し前記傘歯車機構を介して前記第2モータへ伝達される屈曲軸トルクと、前記物体の重心位置と前記把持位置との差に応じて前記旋回軸の周りに発生し前記傘歯車機構を介して前記第2モータへ伝達される旋回軸トルクとの和に関する値に対応し、
前記把持位置決定手段は、前記把持部が前記物体を把持した場合に前記屈曲軸トルクと前記旋回軸トルクとが互いに打ち消し合うような前記把持位置を決定する
把持ロボット。 - 前記把持位置決定手段は、前記物体における重心位置に対応する長さと前記ロボットアームに関するモーメントアームとの和に対応する位置を、前記把持位置として決定する
請求項1に記載の把持ロボット。 - 前記物体の長さを認識する認識手段
をさらに有し、
前記把持位置決定手段は、前記認識手段によって認識された物体の長さの半分と、前記モーメントアームとの和に対応する位置を、前記把持位置として決定する
請求項2に記載の把持ロボット。 - 力覚センサと、
前記力覚センサによって得られた測定値から、前記物体の重心位置を判定する重心位置判定手段と
をさらに有し、
前記把持位置決定手段は、前記判定された重心位置に基づいて、前記把持位置を決定する
請求項1から3のいずれか1項に記載の把持ロボット。 - 前記ロボットアームを上下反転させるように旋回させるアーム旋回手段
をさらに有する請求項1から4のいずれか1項に記載の把持ロボット。 - 把持ロボットの制御方法であって、
前記把持ロボットは、
ロボットアームであって、
前記ロボットアームの先端に設けられ、物体を把持する把持部と、
前記ロボットアームを屈曲軸の周りに屈曲させる第1モータと、
前記ロボットアームの前記把持部側を旋回軸の周りに旋回させる第2モータと、
前記第2モータの駆動を前記ロボットアームの前記把持部側に伝達する傘歯車機構と
を備えるロボットアーム
を有し、
前記第2モータに発生するトルクは、前記物体の重さに応じて前記屈曲軸の周りに発生し前記傘歯車機構を介して前記第2モータへ伝達される屈曲軸トルクと、前記物体の重心位置と前記把持位置との差に応じて前記旋回軸の周りに発生し前記傘歯車機構を介して前記第2モータへ伝達される旋回軸トルクとの和に関する値に対応し、
前記把持部が前記物体を把持した場合に前記屈曲軸トルクと前記旋回軸トルクとが互いに打ち消し合うような前記把持位置を決定するステップと
を有する把持ロボットの制御方法。
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