JP7024590B2 - ロボット - Google Patents

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Description

本発明は、ロボットに関し、特に、胴部と、頭部と、制御部とを備えるロボットに関する。
特許文献1には、胴部と、頭部と、制御部とを備えるロボットが開示されている。このようなロボットの頭部が、関節部を介して回動可能に胴部に設けられ、その制御部が、関節部の動きを制御することがある。
特開2004-106077号公報
このようなロボットの頭部は、多種多様な部品を搭載する場合が有る。このような部品として、センサ等の精密部品がある。このような場合、ロボットの制御部等への電力供給を停止したとき、頭部が可動範囲の限界まで回動し、衝撃を受けるおそれがある。この衝撃を受けると、損傷が精密部品等に発生し得る。
このようなロボットの一具体例であるロボット90について説明する。図18に示すように、ロボット90の制御部91aは、頭部95の回動を制御しており、頭部95が胴部91に対して所定の姿勢を維持するように制御している。
電源91bが、制御部91aへの電力供給を停止し、ロボット90の各構成が脱力状態にする(脱力ステップST91)。すると、頭部95が自重によって回動し、頭部95の後端部が、胴部91の上部に接触し、これ以上回動しない。頭部95の回動可能な回動範囲の限界は、頭部95の後端部が、胴部91の上部に接触した位置である。頭部95の後端部が、胴部91に接触すると、衝撃を受ける。センサ96は頭部95に搭載されており、頭部95と胴部91との接触による衝撃が伝わる。この衝撃によって、センサ96が損傷するおそれがある。
一方、ロボットの制御部等への電力供給を停止したとき、頭部の胴部に対する回動を完全に停止する機械的な機構を、ロボットに取り付けることが想起される。このような場合、ロボットの制御部等への電力供給を停止したとき、頭部が全く回動せず、固定されたままとなり、ユーザが手等を用いて、頭部を容易に操作できない。よって、ユーザの利便性が低下するおそれが有る。
本発明は、ロボットの制御部等への電力供給を停止したとき、ユーザの利便性を維持しつつ、頭部に搭載された部品が損傷するおそれを抑制するものとする。
本発明に係るロボットは、
胴部と、関節部を介して所定の可動範囲内において回動可能に当該胴部に設けられた頭部と、前記関節部を制御する制御部と、を備え、前記頭部は、部品を搭載したロボットであって、
前記制御部の電源をOFFとし、前記関節部の制御を停止した制御停止時において、
前記頭部が前記胴部に対して回動する場合、前記関節部は、前記頭部の前記胴部に対する回動に摩擦抵抗力を与え、
前記摩擦抵抗力の下限値は、前記頭部が自重によって回動して前記可動範囲の限界の限界に到達した場合、前記部品に発生する衝撃の衝撃値が、所定の値以下であり、
前記摩擦抵抗力の上限値は、75Nである。
このような構成によれば、摩擦抵抗力の下限値は、頭部が自重によって回動して可動範囲の限界に到達し衝撃を受けても、部品に加わる衝撃が抑制され、部品がその衝撃に耐える。従って、部品が損傷し難い。一方、摩擦抵抗力の上限値が、75Nであるから、ユーザは、自己の手を用いて頭部を容易に回動できる。そのため、ロボットの利便性を維持することができる。
本発明は、ロボットの制御部等への電力供給を停止したとき、ユーザの利便性を維持しつつ、頭部に搭載された部品が損傷するおそれを抑制することができる。
実施の形態1に係るロボットを示す模式図である。 実施の形態1に係るロボットの一動作例を示す模式図である。 実施の形態1に係るロボットの一変形例を示す模式図である。 実施の形態1に係るロボットの一動作例を示す模式図である。 実施の形態1に係るロボットの一具体例を示す側面図である。 実施の形態1に係るロボットの一具体例の動作例を示す側面図である。 実施の形態1に係るロボットの要部の一具体例を示す斜視図である。 実施の形態1に係るロボットの要部の一具体例を示す断面図である。 実施の形態1に係るロボットの要部の一具体例の動作例を示す部分拡大図である。 実施の形態1に係るロボットの要部の一具体例の動作例を示す斜視図である。 実施の形態1に係るロボットの要部の一具体例の動作例を示す部分拡大図である。 実施の形態1に係るロボットの要部の一具体例の動作例を示す斜視図である。 実施の形態1に係るロボットの要部の一具体例の動作例を示す部分拡大図である。 実施の形態2に係るロボットを示す模式図である。 実施の形態3に係るロボットを示す模式図である。 実施の形態1に係るロボットの一変形例を示す側面図である。 実施の形態1に係るロボットの一変形例の動作を示す側面図である。 本発明の課題に係るロボットの動作例を示す模式図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
(実施の形態1)
図1~図4を参照して実施の形態1に係るロボットについて説明する。図1は、実施の形態1に係るロボットを示す模式図である。図2及び図4は、実施の形態1に係るロボットの一動作例を示す模式図である。図3は、実施の形態1に係るロボットの一変形例を示す模式図である。なお、当然のことながら、図1及びその他の図面に示した右手系XYZ座標は、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものである。通常、Z軸プラス向きが鉛直上向き、XY平面が水平面であり、図面間で共通である。
図1に示すように、ロボット10は、胴部11と、頭部15と、関節部16とを備える。図1~図4に示すロボット10の一例は、前方(ここでは、Y軸プラス側)に向いている。
胴部11は、関節部16を制御する制御部11aと、電源11bとを備える。胴部11は、ロボット10を所定の方向に移動させる移動装置(図示略)をさらに備えてもよい。制御部11aは、胴部11の内側に設けられているとよい。制御部11aは、ハードウェア構成として、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)とを備える。CPUが、ROMに記憶された制御プログラムを読み出して実行することによって、制御プログラムは、CPU等のハードウェアを動作させ、関節部16を制御する。また、制御プログラムは、関節部16の制御と同様に、適宜、関節部16の他の各構成も制御してもよい。電源11bは、制御部11a、及び、適宜、ロボット10の他の各構成に電力を供給してもよい。
頭部15は、センサ15aを搭載し、図1に示すセンサ15aの一例は、ロボット10の前方に向く。頭部15は、センサ15aの他に、各種部品等を備えてもよい。部品として、例えば、撮像装置等の精密機器がある。センサ15aは、特に限定されず、イメージセンサ等の多種多様なセンサを利用することができる。図2及び図3に示すように、センサ15aの一例は、ロボット10の前方に拡がるセンサ視野SF1について検出することができる。
関節部16は、ピッチ軸回動部17と、ヨー軸回動部18とを備える。ピッチ軸回動部17は、ロボット10のピッチ軸(ここでは、X軸に沿う仮想軸)回りに回動可能に、胴部11と頭部15とを接続する。ピッチ軸回動部17は、制御部11aから指令信号を取得し、この指令信号に基づいて、所定の回動条件で、頭部15を胴部11に対してピッチ軸回りに回動させる。この回動条件は、例えば、角度、速度、加速度等である。ピッチ軸回動部17は、制御部11aからの指令に基づいて電源11bから電力を供給される、又は、その供給を停止される。
図2に示すように、頭部15は、ピッチ軸回動部17のピッチ軸から、所定のオフセット量OF1離れるとよい。図2に示すセンサ15aの一例は、下方(ここでは、Z軸マイナス側)に向いている。図2に示すセンサ15aの一例が検出するセンサ視野SF1は、ロボット10の正面の全面にわたって延びている。つまり、センサ視野SF1と胴部11の間に死角が発生していない。図2に示すセンサ15aの一例は、ロボット10の正面の全面近傍を検出することができて、好ましい。
ところで、図3に示すロボット10の一変形例がある。図3に示すロボット10の一変形例では、オフセット量OF1が0(零)である。センサ15aが検出するセンサ視野SF1は、ロボット10の正面から前方に延びている。つまり、センサ視野SF1と胴部11の間に死角DA1が発生している。図3に示すセンサ15aの一例は、死角DA1について検出することが困難である。
図4に示すように、ロボット10の頭部15は、ピッチ軸回動部17を介して、胴部11に対して回動する範囲が、可動範囲MA1内に限定されてもよい。このような場合、ピッチ軸回動部17は、頭部15の回動範囲を可動範囲MA1内に機械的に限定する回動範囲限定機構を備えるとよい。
ピッチ軸回動部17は、例えば、モータ等のアクチュエータであり、当該アクチュエータは、適宜、減速機を備えてもよい。ピッチ軸回動部17が、電源11bから電力の供給を停止した状態において、頭部15が胴部11に対して回動する場合、ピッチ軸回動部17は、所定の摩擦抵抗を有する。
ヨー軸回動部18は、ロボット10のヨー軸(ここでは、Z軸に沿う仮想軸)回りに回動可能に、胴部11と頭部15とを接続する。ヨー軸回動部18は、胴部11と頭部15との回動を抑制する摩擦抵抗力を備えなくてもよい。ヨー軸回動部18が、摩擦抵抗力を備える場合、ヨー軸回動部18の摩擦抵抗力は、ピッチ軸回動部17の摩擦抵抗力と比較して小さいとよい。ヨー軸回動部18は、制御部11aから指令信号を取得し、この指令信号に基づいて、所定の回動条件で、頭部15を胴部11に対してヨー軸回りに回動させる。この回動条件は、例えば、角度、速度、加速度等である。ヨー軸回動部18とは、制御部11aからの指令に基づいて電源11bから電力を供給されるとよい。
ここで、電源11bをOFFにすると、ピッチ軸回動部17が電源11bから電力を供給されないため、ピッチ軸回動部17の制御が停止する。このようなピッチ軸回動部17の制御停止時において、頭部15が垂れる場合、言い換えると、自重によって胴部11に対して回動する場合、ピッチ軸回動部17は、頭部15に摩擦抵抗力を与える。よって、このようなピッチ軸回動部17の制御停止時において、頭部15は、外部から、摩擦抵抗力よりも小さい力を与えられても、胴部11に対して回動しない。頭部15は、外部から、摩擦抵抗力を超える力を与えられると、胴部11に対して回動し始める。すなわち、頭部15のバックドライブをすることができる。引き続き、頭部15は、摩擦抵抗力を超える力を与え続けると、可動範囲MA1の限界まで回動する。頭部15は、可動範囲MA1の限界まで回動する。図4に示す一例では、頭部15は、前方に向かって回動したが、頭部15は、後方(ここでは、Y軸マイナス側)に向かって回動してもよい。
当該摩擦抵抗力の下限値は、頭部15が自重によって回動して可動範囲MA1の限界値に到達し衝撃を受けても、センサ15aが衝撃に耐えるような大きさであればよく、例えば、2Gである。また、当該摩擦抵抗力の上限値は、ユーザが自己の手を用いて頭部15を容易に回動できるような大きさであればよく、例えば、75Nである。これによって、頭部15の制御停止時において、ユーザが頭部15の姿勢を容易に調整することができ、操作性を高めることができる。言い換えると、頭部15のバックドライバビリティを高める。また、頭部15と胴部11とによる挟み込みを防止し、安全性を向上することができる。
希望するピッチ軸回動部17の摩擦抵抗力の大きさに応じて、ピッチ軸回動部17の一構成であるアクチュエータを、異なる摩擦抵抗力を有するアクチュエータに交換するとよい。また、ピッチ軸回動部17の一構成である減速機を、異なる摩擦抵抗力を有する減速機に交換するとよい。このようにピッチ軸回動部17の摩擦抵抗力を適切に設定することによって、ブレーキ等の制動装置をピッチ軸回動部17に追加するよりも、構成の簡易化、及び、部品点数増加の抑制を図ることができて、好ましい。
(実施例)
次に、実施の形態1にかかるロボットの一実施例について説明する。本実施例では、ピッチ軸回動部17及びヨー軸回動部18に相当する各構成の摩擦抵抗力について、仕様を設定し、実施例における摩擦抵抗力の値を測定した。測定した結果を表1に示した。本実施例のピッチ軸回動部17に相当する構成の摩擦抵抗力の値は、24.1Nであった。また、衝撃値は、1.6G(=15.69064m/s、(換算式:1.0G=9.80665m/s))であった。
Figure 0007024590000001
(一具体例)
次に、図5及び図6を参照して、実施の形態1にかかるロボットの一具体例について説明する。実施の形態1にかかるロボットの一具体例は、図1~図4に示すロボット10と同様の構成を備え、その各構成には、対応する符号を付した。図5は、実施の形態1に係るロボットの一具体例を示す側面図である。図6は、実施の形態1に係るロボットの一具体例の動作例を示す側面図である。
図5に示すように、ロボット110は、胴部111と、頭部115と、関節部116とを備える。図5に示すロボット110の頭部115の一例は、前方(ここでは、Y軸プラス側)に向いている。
胴部111は、関節部116を制御する制御部111aと、電源111bとを備える。胴部111は、ベース112を備え、ベース112は、モータなどの駆動源(図示略)と、この駆動源から駆動力を与えられる車輪113とを備える。この駆動源と車輪113とは、ロボット110を所定の方向に移動させる。制御部111aは、適宜、ロボット110の関節部116の他の各構成も制御してもよい。電源111bは、制御部111a、及び、適宜、ロボット110の他の各構成に電力を供給してもよい。
頭部115は、センサ115aを搭載している。センサ115aは、センサ検出範囲SA1における検出対象物を検出する。センサ検出範囲SA1は、ロボット110の位置、頭部115の胴部111に対するヨー軸Y1回りの角度、ピッチ軸P1回りの角度等に応じて、位置や向きが変化する。図5に示すセンサ115aは、ロボット110の前方に拡がるセンサ検出範囲SA1について検出することができる。頭部115は、センサ115aの他に、各種部品等を備えてもよい。部品として、例えば、撮像装置等の精密機器がある。センサ115aは、特に限定されず、イメージセンサ等の多種多様なセンサを利用することができる。
関節部116は、ピッチ軸回動部117と、ヨー軸回動部118とを備える。ピッチ軸回動部117は、ロボット110のピッチ軸P1(ここでは、X軸に沿う仮想軸)回りに回動可能に、胴部111と頭部115とを接続する。ピッチ軸回動部117は、制御部111aから指令信号を取得し、この指令信号に基づいて、所定の回動条件で、頭部115を胴部111に対してピッチ軸P1回りに回動させる。この回動条件は、例えば、角度、速度、加速度等である。ピッチ軸回動部117は、制御部111aからの指令に基づいて電源111bから電力を供給される、又は、その供給を停止される。
ヨー軸回動部118は、制御部111aから指令信号を取得し、この指令信号に基づいて、所定の回動条件で、頭部115を胴部111に対してヨー軸Y1回りに回動させる。この回動条件は、例えば、角度、速度、加速度等である。ヨー軸回動部118は、制御部111aからの指令に基づいて電源111bから電力を供給される、又は、その供給を停止される。
(オフセット量)
図6に示すように、オフセット量OF2は、ピッチ軸回動部117のピッチ軸P1からセンサ115aの先端までの距離である。頭部115がピッチ軸回動部117を介してロボット110の前方に所定の角度で回動した場合、オフセット量OF2は、センサ検出範囲SA1がロボット110のベース112における前方の端部を含むような大きさであるとよい。図6に示す例では、この所定の角度は、略90度である。ロボット110のベース112における前方の端部は、センサ検出範囲SA1に属するからである。つまり、ベース112における前方の端部は、センサ115aの死角でない。
一実施例では、ピッチ軸回動部117のピッチ軸P1とベース112の前端との距離AF1が、200mmである場合、オフセット量OF2が、240mmであった。この一実施例では、オフセット量OF2は、ピッチ軸回動部117とベース112の前端との距離AF1の1.2倍であった。ピッチ軸回動部117のピッチ軸P1とベース112の前端との距離AF1の他に、センサ検出範囲SA1と、センサ115aとに応じて、オフセット量OF2を設定するとよい。オフセット量OF2は、具体的には、頭部115のサイズを変更することによって、変更することができる。
(要部の一具体例)
次に、図7~13を参照して、ロボット110の要部の一具体例について説明する。図7は、実施の形態1に係るロボットの要部の一具体例を示す斜視図である。図8は、実施の形態1に係るロボットの要部の一具体例を示す断面図である。図8は、図7の実施の形態1に係るロボットの要部の一具体例の断面図である。図9、図11、及び図13は、実施の形態1に係るロボットの要部の一具体例の動作例を示す部分拡大図である。図10、及び図12は、実施の形態1に係るロボットの要部の一具体例の動作例を示す斜視図である。図9、図11、及び図13は、それぞれ、図7、図10、及び図12の実施の形態1に係るロボットの要部の一具体例の断面を示す。図9、図11、及び図13では、拡大した部分の断面をハッチングを用いて図示することを省略した。
図7及び図8に示すように、関節部116は、ピッチ軸回動部117とヨー軸回動部118とを機械的に接続する接続部116aを備える。接続部116aは、頭部115が回動しても、ヨー軸回動部118に対する回動角度が変わらない。
図9に示すように、ピッチ軸回動部117は、ストッパ117aと、可動部117bとを含む。ストッパ117aと、可動部117bとは、頭部115が胴部111に対して回動する範囲を所定の可動範囲に限定する回動範囲限定機構として機能する。
ストッパ117aは、ピッチ軸P1を中心とした円周上に固定配置された爪状部又はブロック状部であり、関節部116の接続部116aに固定されている。ストッパ117aは、接続部116aに固定されている。そのため、頭部115が回動しても、ストッパ117aは回動しない。可動部117bは、ピッチ軸P1回りに略円弧状、又は略C字状に延びる板状部である。可動部117bは、頭部115に機械的に接続されており、頭部115の回動に伴って、ピッチ軸P1回りに回動する。
図10に示すように、頭部115をロボット110の前方に回動させる。すると、図11に示すように、頭部115の回動に伴って、可動部117bが回動し、可動部117bの一端117cがストッパ117aと接触する。ストッパ117aは、図8に示す接続部116aに固定されているため、一端117cがストッパ117aと機械的に干渉する。これによって、可動部117bの回動は停止し、頭部115の回動も停止する。一端117cがストッパ117aと機械的に干渉したとき、頭部115は、ロボット110の前側における回動範囲の限界に位置する。
図12に示すように、頭部115をロボット110の後方に回動させる。すると、図13に示すように、頭部115の回動に伴って、可動部117bが回動し、可動部117bの他端117dがストッパ117aと接触する。ストッパ117aは、図8に示す接続部116aに固定されているため、他端117dがストッパ117aと機械的に干渉する。これによって、可動部117bの回動は停止し、頭部115の回動も停止する。他端117dがストッパ117aと機械的に干渉したとき、頭部115は、ロボット110の後側における回動範囲の限界に位置する。
(実施の形態2)
次に、図14を参照して実施の形態2に係るロボットについて説明する。図14は、実施の形態2に係るロボットを示す模式図である。実施の形態2に係るロボットは、関節部を除いて、実施の形態1に係るロボット10と共通する構成を有する。以下、異なる構成のみについて説明する。
図14に示すように、ロボット210は、関節部26を備え、関節部26は、直動機構27と、ヨー軸回動部18とを備える。図14に示す一例では、直動機構27は、ヨー軸回動部18の上方に位置する。
直動機構27は、ロボット210の鉛直線(ここでは、Z軸に沿う仮想軸)上に延び、外力等に応じて、伸縮可能である。直動機構27と、ヨー軸回動部18とは、胴部11と頭部15とを機械的に接続する。直動機構27は、頭部15が胴部11に対して離間、又は接近可能に支持する。直動機構27は、制御部11aから指令信号を取得し、この指令信号に基づいて、所定の移動条件で、頭部15を胴部11に対して直線上に往復移動させる。直動機構27は、制御部11aからの指令に基づいて電源11bから電力を供給される、又は、その供給を停止される。直動機構27は、この供給された電力を用いて、上記した往復移動するとよい。
ロボット210の頭部15は、直動機構27を介して、胴部11に対して所定の可動範囲内、具体的には、直線上において往復移動したり、所定の時間、所定の位置に固定されたりする。直動機構27による頭部15の可動範囲の上限は、頭部15が胴部11に対して最も離間したときの、頭部15と胴部11との距離である。直動機構27による頭部15の可動範囲の下限は、頭部15が胴部11に対して最も接近したときの、頭部15と胴部11との距離である。
直動機構27は、例えば、ボールネジやシリンダである。頭部15が胴部11に対して接近、又は離間する場合、直動機構27は、所定の摩擦抵抗を有する。
ここで、電源11bをOFFにすると、直動機構27が電源11bから電力を供給されないため、直動機構27の制御が停止する。このような直動機構27の制御停止時において、頭部15が胴部11に対して接近する場合、直動機構27は、頭部15に摩擦抵抗力を与える。よって、このような直動機構27の制御停止時において、頭部15は、外部から、摩擦抵抗力よりも小さい力を与えられても、胴部11に対して接近しない。頭部15は、外部から、摩擦抵抗力よりも大きな力を与えられると、胴部11に対して接近し始め、可動範囲の限界まで移動する。図14に示す頭部15の例は、下方に向かって移動する。また、別の例として、頭部15が胴部11の下方に位置する場合、頭部15は、胴部11と離間し始め、上方(ここでは、Z軸プラス側)に向かって移動し、可動範囲の限界まで移動する。
当該摩擦抵抗力の下限値は、頭部15が自重によって胴部11に接近して可動範囲の限界値に到達し衝撃を受けて、その衝撃による衝撃値が所定の値以下となるような大きさであればよい。また、当該摩擦抵抗力の下限値は、センサ15aがその衝撃を受けても、センサ15aがセンサとして必要な機能を維持するような大きさであると好ましい。また、当該摩擦抵抗力の上限値は、ユーザが自己の手を用いて頭部15を胴部11に対して容易に接近、又は離間することができるような大きさであればよい。これによって、ユーザが頭部15の位置を容易に調整することができ、操作性を高めることができる。また、頭部15と胴部11とによる挟み込みを防止し、安全性を向上することができる。
(実施の形態3)
次に、図15を参照して実施の形態3に係るロボットについて説明する。図15は、実施の形態3に係るロボットを示す模式図である。実施の形態3に係るロボットは、関節部を除いて、実施の形態1に係るロボット10と共通する構成を有する。以下、異なる構成のみについて説明する。
図15に示すように、ロボット310は、関節部36を備え、関節部36は、リンク機構37と、ヨー軸回動部18とを備える。
リンク機構37は、その構成に応じて、ロボット310の鉛直線(ここでは、Z軸に沿う仮想軸)、前方、又は後方等の様々な方向に延びたり、縮んだりする。リンク機構37は、外力に応じて、伸縮可能である。リンク機構37と、ヨー軸回動部18とは、胴部11と頭部15とを機械的に接続する。リンク機構37は、頭部15が胴部11に対して離間、又は接近可能に支持する。リンク機構37は、制御部11aから指令信号を取得し、この指令信号に基づいて、所定の移動条件で、頭部15を胴部11に対して直線上に往復移動させる。リンク機構37は、制御部11aからの指令に基づいて電源11bから電力を供給される、又は、その供給を停止される。リンク機構37は、この供給された電力を用いて、上記した往復移動するとよい。
ロボット310の頭部15は、リンク機構37を介して、胴部11に対して所定の可動範囲内において移動する。リンク機構37による頭部15の可動範囲の上限は、頭部15が胴部11に対して最も離間したときの、頭部15と胴部11との距離である。リンク機構37による頭部15の可動範囲の下限は、頭部15が胴部11に対して最も接近したときの、頭部15と胴部11との距離である。
リンク機構37は、図15に示す一例である平面4節リンク機構であってもよいし、他の種類のリンク機構であってもよい。頭部15が胴部11に対して接近、又は離間する場合、リンク機構37は、所定の摩擦抵抗を有する。
ここで、電源11bをOFFにすると、リンク機構37が電源11bから電力を供給されないため、リンク機構37の制御が停止する。このようなリンク機構37の制御停止時において、頭部15が胴部11に対して接近する場合、リンク機構37は、頭部15に摩擦抵抗力を与える。よって、このようなリンク機構37の制御停止時において、頭部15は、外部から、摩擦抵抗力よりも小さい力を与えられても、胴部11に対して接近しない。頭部15は、外部から、摩擦抵抗力を超える力を与えられると、胴部11に対して接近し始め、可動範囲の限界まで移動する。図15に示す頭部15の例は、下方に向かって移動する。なお、頭部15が胴部11の下方に位置する例では、頭部15は、胴部11と離間し始め、上方(ここでは、Z軸プラス側)に向かって移動し、可動範囲の限界まで移動する。
当該摩擦抵抗力の下限値は、頭部15が自重によって胴部11に接近して可動範囲の限界値に到達し衝撃を受けて、その衝撃による衝撃値が所定の値以下となるような大きさであればよい。また、当該摩擦抵抗力の下限値は、センサ15aがその衝撃を受けても、センサ15aがセンサとして必要な機能を維持するような大きさであると好ましい。また、当該摩擦抵抗力の上限値は、ユーザが自己の手を用いて頭部15を胴部11に対して容易に接近、又は離間することができるような大きさであればよい。これによって、ユーザが頭部15の位置を容易に調整することができ、操作性を高めることができる。また、頭部15と胴部11とによる挟み込みを防止し、安全性を向上することができる。
(実施の形態1にかかる一変形例)
次に、図16及び図17を参照して、実施の形態1に係るロボットの一変形例について説明する。図16は、実施の形態1に係るロボットの一変形例を示す側面図である。図17は、実施の形態1に係るロボットの一変形例の動作を示す側面図である。実施の形態1に係るロボットの一変形例は、ピッチ軸回動部とアームとを除いて、図5に示すロボット110と同じ構成を備える。
図16に示すように、ロボット410は、ピッチ軸回動部417と、アーム114とを備える。
ピッチ軸回動部417は、頭部115が胴部111に対してピッチ軸P4回りに360°回転可能に、頭部115と胴部111とを接続している。言い換えると、ピッチ軸回動部417は、図5に示すピッチ軸回動部117と異なり、頭部115が胴部111に対する回動範囲が限定していない。
アーム114の根元側端部は、胴部111の前側下部に回動可能に設けられている。アーム114の先端には、ハンド114aが回動可能に設けられている。制御部111aは、アーム114及びハンド114aを制御してもよいし、電源111bは、アーム114及びハンド114aに電力を供給され、アーム114及びハンド114aは、この電力によって駆動してもよい。アーム114及びハンド114aは、電力を供給されなくても、所定の姿勢を維持する機械的な機構を備えるとよい。このような機構として、例えば、ウォームギアやウォームホイールを利用した機構が挙げられる。
ここで、電源111bをOFFとする。電源111bが完全にOFFになる前に、制御部111aが、アーム114及びハンド114aの姿勢を鉛直線上に沿って上方(ここでは、Z軸)に延びるように制御する。電源111bが完全にOFFとなった後、アーム114及びハンド114aは、鉛直線上に沿って上方に延びる姿勢を維持する。
ここで、頭部115が、外力を与えられることによって、胴部111に対して、ピッチ軸回動部417のピッチ軸P4回りに回転する。すると、図17に示すように、頭部115は、ハンド114aと接触し、胴部111に対する回動を停止する。
頭部115が胴部111に対する一方の可動範囲の限界は、アーム114及びハンド114aの制御によって、決定することができる。そのため、図9~図12に示すピッチ軸回動部117、特に、ストッパ117aと、可動部117bとは、必要に応じて省略してもよい。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
10、110、210、310、410 ロボット
11、111 胴部
11a、111a 制御部 11b、111b 電源
15、115 頭部 15a、115a センサ
16、26、36、116 関節部
17、117、417 ピッチ軸回動部
117a ストッパ 117b 可動部
117c 一端 117d 他端
27 直動機構 37 リンク機構
18、118 ヨー軸回動部
114 アーム 114a ハンド
MA1 可動範囲

Claims (1)

  1. 胴部と、関節部を介して所定の可動範囲内において回動可能に当該胴部に設けられた頭部と、前記関節部を制御する制御部と、を備え、前記頭部は、部品を搭載し
    前記所定の可動範囲の限界は、前記頭部が回動して前記胴部に接触する位置であるロボットであって、
    前記制御部の電源をOFFとし、前記関節部の制御を停止した制御停止時において、
    前記頭部が前記胴部に対して回動する場合、前記関節部は、前記頭部の前記胴部に対する回動に摩擦抵抗力を与え、
    前記摩擦抵抗力の下限値は、前記頭部が自重によって回動して前記可動範囲の限界に到達し、前記頭部が前記胴部に接触することによって、前記部品に衝撃が発生する場合、前記部品に発生する衝撃の衝撃値が、所定の値以下であり、
    前記摩擦抵抗力の上限値は、75Nである、
    ロボット。
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