JP2016146383A - パワーモジュール構造 - Google Patents

パワーモジュール構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2016146383A
JP2016146383A JP2015022062A JP2015022062A JP2016146383A JP 2016146383 A JP2016146383 A JP 2016146383A JP 2015022062 A JP2015022062 A JP 2015022062A JP 2015022062 A JP2015022062 A JP 2015022062A JP 2016146383 A JP2016146383 A JP 2016146383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power semiconductor
module structure
power module
beam lead
metal layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015022062A
Other languages
English (en)
Inventor
佐藤 豊
Yutaka Sato
豊 佐藤
健一 孝井
Kenichi Takai
健一 孝井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2015022062A priority Critical patent/JP2016146383A/ja
Publication of JP2016146383A publication Critical patent/JP2016146383A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/02Bonding areas; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/04Structure, shape, material or disposition of the bonding areas prior to the connecting process
    • H01L2224/06Structure, shape, material or disposition of the bonding areas prior to the connecting process of a plurality of bonding areas
    • H01L2224/0601Structure
    • H01L2224/0603Bonding areas having different sizes, e.g. different heights or widths
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/34Strap connectors, e.g. copper straps for grounding power devices; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/39Structure, shape, material or disposition of the strap connectors after the connecting process
    • H01L2224/40Structure, shape, material or disposition of the strap connectors after the connecting process of an individual strap connector
    • H01L2224/401Disposition
    • H01L2224/40135Connecting between different semiconductor or solid-state bodies, i.e. chip-to-chip
    • H01L2224/40137Connecting between different semiconductor or solid-state bodies, i.e. chip-to-chip the bodies being arranged next to each other, e.g. on a common substrate
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/73Means for bonding being of different types provided for in two or more of groups H01L2224/10, H01L2224/18, H01L2224/26, H01L2224/34, H01L2224/42, H01L2224/50, H01L2224/63, H01L2224/71
    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73201Location after the connecting process on the same surface
    • H01L2224/73221Strap and wire connectors

Landscapes

  • Wire Bonding (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

【課題】ビームリードを延伸した端子板により小型化を図ることができると共に、パワー半導体素子とビームリードとの間のハンダ層の厚さを均等化することのできるパワーモジュール構造を提供する。【解決手段】絶縁基板(4)と、該絶縁基板の一面に配置された導電金属層(5)と、該導電金属層上に接合されたパワー半導体素子(41、43)と、前記導電金属層上で、且つ、前記パワー半導体素子を挟む外周に配置され、前記導電金属層と前記パワー半導体素子との間に介在されて溶融されるハンダ層(51a、51b)よりも融点が高い材料で構成される位置規制部(6a、6b)と、前記パワー半導体素子を跨ぐようにして前記位置規制部上に載置され、前記パワー半導体素子の上面に前記ハンダ層を介して接合されたビームリード(7)とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、パワーモジュール構造に関する。
パワーMOSFETやIGBTなどのパワー半導体を搭載したパワーモジュールは、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載される電力変換装置(インバータ)などとして用いられる。
パワーモジュールに関する技術は種々提案されている(例えば特許文献1等)。
ところで、特許文献1等に示されるインバータ(パワーモジュール構造)では、インバータの入出力端子100aを、絶縁基板102の上の金属パターン(配線パターン)103に接合した構造となっている(図16参照)。
特開2014−228330号公報
しかしながら、上記のような従来技術では、図16に示すように、各入出力端子100aの脚部(接合部)100bを絶縁基板102上の金属パターン103に接合するために所要の設置スペース101a〜101cが必要となる。
そのため、接合部100bに要する設置スペース101a〜101cが、パワーモジュール全体の小型化を阻害するという問題があった。
そこで、配線に用いるビームリード7を延伸して端子板とするパワーモジュール構造PM10が提案された(図17(a)参照)。
このパワーモジュール構造PM10は、アルミニウムや銅などで構成される冷却ジャケットとしての冷却器1と、この冷却器1の一面に第1の接合層(ハンダ層)2および第1の金属パターン3を介して一面が接合される絶縁基板4と、この絶縁基板4の他の面に第2の金属パターン5および第2の接合層50a、50bを介して一面に接合されるIGBT等のパワー半導体素子41、43と、このパワー半導体素子41、43の他の面に第3の接合層51a、51bを介して接合される配線を兼ねるビームリード7とを備えている。
このような構造によれば、金属パターン(配線パターン)3、5を従来に比して小さくすることができ、パワーモジュール全体の小型化を図ることができるというメリットがあった。
ところが、パワー半導体素子(チップ)41、43の上方に位置するビームリード7を延長して、パワー半導体素子41、43と外部電極とを接続する端子板として用いる場合には、端子板が延びた分だけビームリード7の重心がズレてしまい(例えば、図17(a)に示す構成例では、図上、ビームリード7の重心は右側にズレてしまう)、ビームリード7の重さがパワー半導体素子41、43の表面に均等に加わらない状態となってしまう。これにより、例えば、図17(b)に示すように、端子板7は重心のズレから、自重によってD1方向に傾いてしまう。
その結果、図17(b)に示すように、ハンダ層51bが溶融された際に、ビームリード7との間に隙間200を生じたり、あるいはパワー半導体素子41、43とビームリード7との間に介在されるハンダ層51a、51bの厚みが均等にならない(荷重が大きい方(例えば、図17(b)ではハンダ層51a)が薄くなってしまう)という不都合があった。
この影響により、通電性能や熱伝導にバラつきを生じ、また機械的強度も低下してしまうという問題を生じる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ビームリードを延伸した端子板により小型化を図ることができると共に、パワー半導体素子とビームリードとの間のハンダ層の厚さを均等化することのできるパワーモジュール構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係るパワーモジュール構造は、絶縁基板と、該絶縁基板の一面に配置された導電金属層と、該導電金属層上に接合されたパワー半導体素子と、前記導電金属層上で、且つ、前記パワー半導体素子を挟む外周に配置され、前記導電金属層と前記パワー半導体素子との間に介在されて溶融されるハンダ層よりも融点が高い材料で構成される位置規制部と、前記パワー半導体素子を跨ぐようにして前記位置規制部上に載置され、前記パワー半導体素子の上面に前記ハンダ層を介して接合されたビームリードとを備えたことを要旨とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のパワーモジュール構造において、前記位置規制部は、導電性の焼結物で形成されることを要旨とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載のパワーモジュール構造において、前記パワー半導体素子は、IGBTで構成され、前記ビームリードと、前記IGBTが備えるエミッタ電極とは前記ハンダ層で接合され、前記導電金属層に所定のギャップ(隙間)により絶縁されると共に上面に前記位置規制部が形成される島部と、本構造を収容する枠体が備える端子との間(ケルビンエミッタ回路)は、ワイヤボンディングされるワイヤで接続されていることを要旨とする。
請求項4に係る発明は、請求項2に記載のパワーモジュール構造において、前記パワー半導体素子は、IGBTで構成され、前記ビームリードと、前記IGBTが備えるエミッタ電極とは前記ハンダ層で接合され、前記ビームリードの前記導電性の焼結物に対応する部位と、本構造を収容する枠体が備える端子との間(ケルビンエミッタ回路)は、ワイヤボンディングされるワイヤで接続されていることを特徴とすることを要旨とする。
請求項1に係るパワーモジュール構造によれば、パワー半導体素子の上面にハンダ層を介してビームリードを接合し、ビームリードを端子として利用すると、パワー半導体素子の上面を端子接続領域とできるので、導電金属層に端子接続領域を確保する必要がなくなり、小型化することができる。
また、ビームリードの接合時には、溶融したハンダが位置規制部の上面高さまでしか潰れず所定の厚みを確保でき、しかも、パワー半導体素子を挟むようにして位置規制部が配置されているので、ビームリードが接合時に傾くことがなく、均一な所定以上の厚みのハンダ層が形成される。
これにより、導電金属層の面積の小型化を図りつつ、均一厚みのハンダ層を介してパワー半導体素子を接合することができる。
請求項2に係るパワーモジュール構造によれば、第2の接合層を導電性の焼結物で形成する場合に、第2の接合層を形成する工程に続いて、位置規制部を導電性の焼結物で形成することができ、生産効率を向上させることができる。
請求項3に係るパワーモジュール構造によれば、パワー半導体素子上に別途エミッタ電極を設け、そのエミッタ電極からワイヤボンディングする構成のIGBTを用いる場合に比して、パワー半導体素子上に別途エミッタ電極を設ける必要がなく、構造を簡易化することができる。
また、パワー半導体素子上に別途エミッタ電極を設けた場合には、ワイヤボンディングするときに治具とビームリードが干渉しないようにボルト孔を設けたビームリード側を狭めるなどの対策があったが、請求項3に係るパワーモジュール構造によればそのような対策をとる必要がなく、ビームリードの幅を十分確保して、電導性等の性能を向上させることができる。
請求項4に係るパワーモジュール構造によれば、ビームリードの導電性の焼結物に対応する部位において、超音波ワイヤボンディングを適用することができ、生産効率を向上させることができる。
第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造の構成例を示す図であり、(a)そのパワーモジュール構造の概略構成を示す平面図、(b)B−B線断面図、(c)A−A線断面図である。 第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造の要部を示す図であり、(a)その要部の概略構成を示す平面図、(b)B−B線断面図、(c)A−A線断面図である。 第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造の製造工程を示す工程図である。 図3に示す製造工程の続きを示す工程図である。 図4に示す製造工程の続きを示す工程図である。 図5に示す製造工程の続きを示す工程図である。 図6に示す製造工程の続きを示す工程図である。 図7に示す製造工程の続きを示す工程図である。 図8に示す製造工程の続きを示す工程図である。 図9に示す製造工程の続きを示す工程図である。 図10に示す製造工程の続きを示す工程図である。 図11に示す製造工程の続きを示す工程図である。 図12に示す製造工程の続きを示す工程図である。 第1の実施の形態に係る他のパワーモジュール構造の製造工程を示す工程図である。 第2の実施の形態に係るパワーモジュール構造の構成例を示す図であり、(a)そのパワーモジュール構造の概略構成を示す平面図、(b)A−A線断面図である。 従来技術に係るパワーモジュール構造の構成例を示す平面図である。 他の従来技術に係るパワーモジュール構造の構成例を示す説明図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
[第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造]
図1および図2を参照して、第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM1の構成例について説明する。
図1(a)は、第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM1の概略構成を示す平面図、図1(b)はB−B線断面図、図1(c)はA−A線断面図である。
また、図2(a)は、第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM1の要部の概略構成を示す平面図、図2(b)はB−B線断面図、図2(c)はA−A線断面図である。
図1および図2に示すように、第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM1は、アルミニウムや銅などで構成される冷却ジャケットとしての冷却器1と、この冷却器1の一面に第1の接合層(例えば、ハンダ層)2および第1の金属パターン3を介して一面が接合される絶縁基板4と、この絶縁基板4の他の面に導電金属層としての第2の金属パターン5および第2の接合層50a、50bを介して一面に接合されるIGBT等のパワー半導体素子41、43と、このパワー半導体素子41、43の他の面に第3の接合層51a、51bを介して接合されるボルト孔(図示せず)を設けたビームリード7とを備える。
また、図1(a)、(c)上では、概略的に一部のみ示すが、冷却器1上に載置されて装置を囲繞するように設けられるケース(枠体)500には、外部端子が接続される端子20、21が配置されている。
そして、第3の接合層51a、51bをハンダ層で構成し、第2の金属パターン5上に所定の隙間Sを介して島部5a、5bを設け、この島部5a、5bの上にハンダ層(第3の接合層51a、51b)と同じ高さを有し、ハンダ層(第3の接合層51a、51b)の厚さを規制する位置規制部6a、6bが形成されている。
また、本実施の形態において、第2の接合層50a、50bおよび位置規制部6a、6bは、ハンダ層51a、51bよりも融点が高い材料である導電性の焼結物で形成される。
このような導電性の焼結物としては、例えば銀ナノペーストを焼結して生成される銀シンタ等が挙げられる。
なお、島部5a、5bは、第2の金属パターン5に所定のエッチング加工を施すことにより形成することができる。
次に、図3〜図13の工程図を参照して、第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM1の製造工程の概要について説明する。
ここで、ステップS1等の各ステップ毎に示される図3〜図10(b)および図12(b)は、各工程におけるパワーモジュール構造PM1の平面図、図3〜図10(a)および図12(a)は図3〜図10(b)および図12(b)のC−C線断面図である。
まず、図3のステップS1に示すように、第1の金属パターン3を一面に設けた絶縁基板4の他の面に第2の金属パターン5を形成し、その第2の金属パターン5にエッチング加工を施して、所定の隙間を介した島部5a、5bを形成する。なお、島部5a、5bの間の第2の金属パターン5上には、第2の接合層(ハンダ層)50a、50bを構成するハンダシート等が載置される。
次いで、図4のステップS2に示すように、各島部5a、5b上に、位置規制部6a、6bを構成する銀ナノペーストを塗布した後、加圧しつつ銀ナノペーストが焼成される温度(例えば、250〜300℃)まで加熱し、その後、室温程度まで冷却する。
これにより、銀ナノペーストが焼成されて形成される銀シンタ(融点は、約960℃程度)によって位置規制部6a、6bが形成される。
続いて、図5のステップS3では、第2の接合層(ハンダ層)50a、50b上に、IGBT等のパワー半導体素子41、43が載置される。
次に、図6のステップS4では、パワー半導体素子41、43上に、ハンダ層(第3の接合層51a、51b)を構成するハンダシート(融点は、約200〜250℃程度)等が載置される。
続いて、図7のステップS5に移行して、冷却ジャケット(冷却器)1の上に、第1の接合層2を構成するハンダシート等が載置される。
図8のステップS6では、ハンダシート等が載置された冷却器1の上に、前出のステップS4で構成した基板部を載置する。
次いで、図9のステップS7では、板状のビームリード7を位置規制部6a、6b上およびハンダ層(第3の接合層51a、51b)を構成するハンダシート等の上に載置する。
なお、ハンダ層(第3の接合層51a、51b)を構成するハンダシート等は、この後の工程によって圧縮される分を見込んで、位置規制部6a、6bの高さより若干厚めとすることが好ましい。
次に、図10のステップS8では、ビームリード7を上方から加圧した後、ハンダシート等が溶融される温度(例えば、250〜300℃)まで加熱し、その後、室温程度まで冷却する。
これにより、パワーモジュール構造PM1を構成する各部が、ハンダ層により結合される。
このように、本実施の形態に係るパワーモジュール構造PM1では、島部5a、5bの上にハンダ層(第3の接合層51a、51b)と同じ高さを有し、ハンダ層51a、51bよりも融点が高く(上述のように銀シンタの融点は、ハンダの融点(約200〜250℃程度)よりも高い約960℃である)、ハンダ層51a、51bの厚さを規制する位置規制部6a、6bが形成されているので、溶融したハンダ層51a、51bがビームリード7の重さで潰されることが防止され、パワー半導体素子41、43とビームリード7との間のハンダ層51a、51bの厚さを均等化することができる。
これにより、通電性能や熱伝導にバラつきを生じる事態を回避し、機械的強度を高めることができる。
なお、上記の例では、第2の接合層50a、50bをハンダ層とする場合を示したが、これに代えて、第2の接合層50a、50bおよび位置規制部6a、6bをともに導電性の焼結物で形成するようにしてもよい。
この場合には、第2の接合層50a、50bを形成する工程に続いて、位置規制部6a、6bを形成する(即ち、ともに銀ナノペーストを塗布して焼成する)ことができ、生産効率を向上させることができる。
次いで、図11のステップS9では、ケース(枠体)500の底面に接着剤501を塗布する。
図12のステップS10では、ケース(枠体)500を前出のステップS8で構成したパワーモジュール構造PM1の冷却器1上に載置し、加圧、加熱した後、冷却して、ケース(枠体)500とパワーモジュール構造PM1との接着を完了する。
その後、図示は省略するが、ボルト締め等の工程を実行後、図13のステップS11に移行する。
ステップS11では、パワー半導体素子41が備える端子(例えば、ゲート端子やケルビンエミッタ端子)41a、41bと、ケース(枠体)500が備える外部端子550a、550bとの接続をワイヤ71、72で行う。
この際に、ワイヤ71、72と各端子との接合は、例えば超音波ワイヤボンディングで行うことができる。
ここで、図14は、第1の実施の形態に係る他のパワーモジュール構造の製造工程を示す工程図である。
なお、前出のステップS1の図3(b)等に示すパワーモジュール構造と同様の構成については、同一符号を付して重複した説明は省略する。
図14のステップS20に示すパワーモジュール構造が、ステップS1の図3(b)等と異なる点は、平面視で円形を呈する島部5aに代えて、より面積の大きな平面視で楕円形を呈する島部5cを備えている点である。なお、島部の形状は、楕円形に限らず、平面視で方形や長方形としてもよい。
途中の工程は省略するが、ステップS21では、第2の接合層50a、50b上にパワー半導体素子41、43が載置される。
また、島部5b、5c上には、位置規制部6a、6cを構成する銀ナノペーストを塗布した後、加圧しつつ銀ナノペーストが焼成される温度(例えば、250〜300℃)まで加熱し、その後、室温程度まで冷却する。
これにより、銀ナノペーストが焼成された銀シンタによって位置規制部6a、6cが形成される。
また、途中の工程は省略するが、前出ステップS5〜S11の工程と同様にして、パワーモジュール構造にはビームリード7が取付けられ、ケース(枠体)500に収容される。
そして、ステップS22では、パワー半導体素子41が備える端子(例えば、ゲート端子やケルビンエミッタ端子)41c、41dと、ケース(枠体)500が備える外部端子550c、550dとの接続をワイヤ72a、72bで行う。
また、島部5cとケース(枠体)500が備える外部端子550dとの接続をワイヤ75で行い、ケルビンエミッタ電極の取出しを行う。なお、ケルビンエミッタ電極は、ドライブ回路の基準電位を生成するためのものである。
また、ワイヤ72、75と各端子との接合は、例えば超音波ワイヤボンディングで行うことができる。
[第2の実施の形態に係るパワーモジュール構造]
図15を参照して、第2の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM2の構成例について説明する。
図15(a)は、パワーモジュール構造PM2の概略構成を示す平面図、図15(b)は、A−A線断面図である。
なお、第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM1と同様の構成については、同一符号を付して重複した説明は省略する。
第2の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM2が、第1の実施の形態に係るパワーモジュール構造PM1と異なる点は、パワー半導体素子41のエミッタ端子の取出しをビームリード7を介して行っている点である。
即ち、図15に示すように、ビームリード7と、ケース(枠体)500が備える外部端子550dとの接続をワイヤ80で行っている。
なお、ワイヤ72、80と各端子またはビームリード7との接合は、例えば超音波ワイヤボンディングで行うことができる。
このように、ビームリード7の導電性の焼結物6に対応する部位において、超音波ワイヤボンディングを行うことができ、生産効率を向上させることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載にしたがって解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
1…冷却器
2…第1の接合層
3…第1の金属パターン
4…絶縁基板
5…第2の金属パターン(導電金属層)
5a、5b、5c…島部
6…導電性の焼結物
6a、6b、6c…位置規制部
7…ビームリード
20…端子
41、43…パワー半導体素子
50a、50b…第2の接合層
51a、51b…第3の接合層(ハンダ層)
30、71、72a、72b、75、80…ワイヤ
100a〜100c…入出力端子
200…隙間
500…ケース(枠体)
501…接着剤
550a、550b、550c、550d…外部端子
S…ギャップ(隙間)

Claims (4)

  1. 絶縁基板(4)と、
    該絶縁基板の一面に配置された導電金属層(5)と、
    該導電金属層上に接合されたパワー半導体素子(41、43)と、
    前記導電金属層上で、且つ、前記パワー半導体素子を挟む外周に配置され、前記導電金属層と前記パワー半導体素子との間に介在されて溶融されるハンダ層(51a、51b)よりも融点が高い材料で構成される位置規制部(6a、6b)と、
    前記パワー半導体素子を跨ぐようにして前記位置規制部上に載置され、前記パワー半導体素子の上面に前記ハンダ層を介して接合されたビームリード(7)と
    を備えたことを特徴とするパワーモジュール構造(PM1)。
  2. 前記位置規制部は、導電性の焼結物で形成されることを特徴とする請求項1に記載のパワーモジュール構造。
  3. 前記パワー半導体素子は、IGBTで構成され、
    前記ビームリードと、前記IGBTが備えるエミッタ電極とは前記ハンダ層で接合され、
    前記導電金属層に所定のギャップ(S)により絶縁されると共に上面に前記位置規制部が形成される島部(5a)と、本構造を収容する枠体(500)が備える端子(20)との間は、ワイヤボンディングされるワイヤ(30)で接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパワーモジュール構造。
  4. 前記パワー半導体素子は、IGBTで構成され、
    前記ビームリードと、前記IGBTが備えるエミッタ電極とは前記ハンダ層で接合され、
    前記ビームリードの前記導電性の焼結物に対応する部位と、本構造を収容する枠体(500)が備える端子(20)との間は、ワイヤボンディングされるワイヤ(80)で接続されていることを特徴とする請求項2に記載のパワーモジュール構造。
JP2015022062A 2015-02-06 2015-02-06 パワーモジュール構造 Pending JP2016146383A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015022062A JP2016146383A (ja) 2015-02-06 2015-02-06 パワーモジュール構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015022062A JP2016146383A (ja) 2015-02-06 2015-02-06 パワーモジュール構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016146383A true JP2016146383A (ja) 2016-08-12

Family

ID=56685584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015022062A Pending JP2016146383A (ja) 2015-02-06 2015-02-06 パワーモジュール構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016146383A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017169134A1 (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 三菱電機株式会社 パワーモジュール及びその製造方法並びにパワーエレクトロニクス機器及びその製造方法
JP2019125678A (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 三菱電機株式会社 半導体装置および電力変換装置
WO2019167273A1 (ja) * 2018-03-02 2019-09-06 新電元工業株式会社 半導体装置の製造方法、半導体装置の製造冶具、および半導体装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017169134A1 (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 三菱電機株式会社 パワーモジュール及びその製造方法並びにパワーエレクトロニクス機器及びその製造方法
JP2019125678A (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 三菱電機株式会社 半導体装置および電力変換装置
JP7000871B2 (ja) 2018-01-16 2022-01-19 三菱電機株式会社 半導体装置および電力変換装置
WO2019167273A1 (ja) * 2018-03-02 2019-09-06 新電元工業株式会社 半導体装置の製造方法、半導体装置の製造冶具、および半導体装置
JP6619121B1 (ja) * 2018-03-02 2019-12-11 新電元工業株式会社 半導体装置の製造方法、半導体装置の製造冶具、および半導体装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4438489B2 (ja) 半導体装置
JP4635564B2 (ja) 半導体装置
JP6171622B2 (ja) パワーモジュール用基板、パワーモジュール及びパワーモジュール用基板を製造する方法
JP4634497B2 (ja) 電力用半導体モジュール
US9406592B2 (en) Conductor strip with contact areas having cutouts
JP6319137B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP5414644B2 (ja) 半導体装置
WO2012157583A1 (ja) 半導体装置とその製造方法
JP2002237562A (ja) 半導体装置とその製造方法
JP2013026627A (ja) パワー素子パッケージモジュール及びその製造方法
JP6163838B2 (ja) 加圧加熱接合構造及び加圧加熱接合方法
JP6261642B2 (ja) 電力半導体装置
JPH11204724A (ja) パワーモジュール
WO2020071185A1 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2018110149A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2016146383A (ja) パワーモジュール構造
JP2004172211A (ja) パワーモジュール
CN111276447A (zh) 双侧冷却功率模块及其制造方法
JP6804181B2 (ja) 電力用半導体モジュール及びその実装方法
JP4039258B2 (ja) 電力用半導体装置
JP5966275B2 (ja) パワーモジュール用基板の製造方法
JP2020024998A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2015026667A (ja) 半導体モジュール
JP2012238737A (ja) 半導体モジュール及びその製造方法
JP2014116478A (ja) 半導体モジュール及び半導体モジュールの製造方法並びに電力変換装置