JP2016146265A - 照明装置および照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】放熱性の向上を図りつつ大型化を抑制する。
【解決手段】照明装置10は、回路基板100の上面において、3つのトランジスタM1〜M3を、第2の光源部2Bおよび第3の光源部2Cを挟んで第1の光源部2Aから離れた位置(前端部)に実装する。第1の光源部2AがトランジスタM1〜M3に近付けて配置される場合と比較して、第1の光源部2Aの発光ダイオード201〜209の温度上昇が抑制され、かつトランジスタM1〜M3の放熱性の向上が図られる。また、第1の光源部2Aが、回路基板100の上面においてトランジスタM1〜M3と近い側(前端側)に配置される場合と比較して、回路基板100の大型化を抑制することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、照明装置および照明器具に関し、特に発光ダイオードを光源とする照明装置、および当該照明装置を有する照明器具に関する。
従来例として、特許文献1記載の照明装置(LED駆動回路とLED光源ユニット)を例示する。この照明装置は、商用交流電源から供給される交流電圧を全波整流する全波整流器(ブリッジ整流回路)と、複数のLEDモジュールからなるLED光源ユニットとを備える。
個々のLEDモジュールは、複数のLEDの直列回路と、前記直列回路に流れる電流を調整するバイパス回路と、複数のLEDおよびバイパス回路を実装する回路基板とを備える。LED光源ユニットは、これら複数のLEDモジュールを電気的に直列接続して構成される。そして、LED光源ユニットは、商用交流電源から点灯装置を経由して供給される脈流電圧で点灯する。また、バイパス回路は、半導体素子(電界効果トランジスタ)を有してLEDモジュールに流れる電流を定電流化するように構成される。
特開2013−214615号公報
ところで、LEDモジュールは、点灯(発光)中の自己発熱によって温度が上昇し易い。そのため、LEDモジュールを放熱部材(たとえば、金属板)と接触させ、LEDモジュールが発する熱を放熱部材に伝導して放熱することにより、LEDモジュールの温度上昇を抑制することが好ましい。
しかしながら、上記従来例では、LEDと、バイパス回路の半導体素子とがLEDモジュールの回路基板に一緒に実装されている。そのため、LEDと半導体素子が近接して実装されると、互いの発熱の影響を受け易くなり、LEDの温度上昇を抑制し難くなる。一方、LEDと半導体素子とが離して実装されると、回路基板の大型化、ひいては照明器具の大型化を招いてしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされており、放熱性の向上を図りつつ大型化を抑制することを目的とする。
本発明の照明装置は、それぞれに複数の発光ダイオードが電気的に直列接続されて構成される複数の光源部と、複数の前記光源部を点灯する点灯回路部と、長尺の板状に形成されて複数の前記光源部と前記点灯回路部とが実装される回路基板とを備え、前記点灯回路部は、全波整流器と、それぞれに半導体素子を有して当該半導体素子を介して前記光源部に流す電流を定電流化する複数の定電流回路とを備え、複数の前記光源部は、前記全波整流器の一方の出力端子と直接かつ電気的に接続される第1の光源部と、前記第1の光源部を介して前記出力端子と電気的に接続される第2の光源部と、前記第1の光源部および前記第2の光源部を介して前記出力端子と電気的に接続される第3の光源部とを含むように構成され、複数の前記定電流回路は、前記全波整流器の一対の前記出力端子に対して、前記第1の光源部と前記半導体素子が電気的に直列接続される第1の定電流回路と、前記全波整流器の一対の前記出力端子に対して、前記第1の光源部および前記第2の光源部と前記半導体素子が電気的に直列接続される第2の定電流回路と、前記全波整流器の一対の前記出力端子に対して、前記第1の光源部、前記第2の光源部および前記第3の光源部と前記半導体素子が電気的に直列接続される第3の定電流回路とを含むように構成され、前記回路基板は、前記第1の光源部、前記第2の光源部および前記第3の光源部を長手方向に沿って並べて実装し、かつ、複数の前記定電流回路がそれぞれ有している複数の前記半導体素子を、前記第2の光源部および前記第3の光源部を挟んで前記第1の光源部から離れた位置に実装するように構成されることを特徴とする。
本発明の照明器具は、前記照明装置と、前記照明装置を支持する器具本体とを備えることを特徴とする。
本発明の照明装置および照明器具は、放熱性の向上を図りつつ大型化を抑制することができるという効果がある。
本発明に係る照明装置の実施形態1を示す回路図である。 同上を示す斜視図である。 本発明に係る照明装置の実施形態2を示す斜視図である。 同上の一部省略した側面図である。 本発明に係る照明装置の実施形態3を示す回路図である。 同上を示す斜視図である。 本発明に係る照明器具の実施形態を示す斜視図である。 図8Aは同上におけるアームの平面図、図8Bは同上におけるアームの側面図である。
(実施形態1)
本発明に係る照明装置の実施形態1について、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態の照明装置10は、図1に示すように、それぞれに複数の発光ダイオード201〜215が電気的に直列接続されて構成される複数(図示例では3つ)の光源部と、複数の光源部を点灯する点灯回路部とを備える。なお、各発光ダイオード201〜215は、昼光色、昼白色、白色、温白色、電球色のうちの何れかの光源色の発光ダイオードである。また、各発光ダイオード201〜215は、シングルチップタイプ、マルチチップタイプあるいはチップオンボードタイプのいずれのタイプの発光ダイオードでも構わない。
3つの光源部は、9個の発光ダイオード201〜209の直列回路を有する第1の光源部2Aと、4個の発光ダイオード210〜213の直列回路を有する第2の光源部2Bと、2個の発光ダイオード214、215の直列回路を有する第3の光源部2Cとを含む。ただし、直列回路を形成する発光ダイオードの個数ならびに光源部の個数は、いずれも本実施形態に限定されない。
第1の光源部2Aは、平滑用のコンデンサC101、C102と、放電用の抵抗R101、R102とを有することが好ましい。コンデンサC101と抵抗R101の並列回路が、4つの発光ダイオード201〜204の直列回路と電気的に並列接続される。また、コンデンサC102と抵抗R102の並列回路が、5つの発光ダイオード205〜209の直列回路と電気的に並列接続される。第1の光源部2Aは、基準電圧Vf1以上の電圧が印加されると、発光ダイオード201〜209に電流が流れて発光(点灯)するように構成される。なお、基準電圧Vf1は、直列回路を形成する発光ダイオード201〜209の順方向電圧の総和に等しい。
第2の光源部2Bは、基準電圧Vf2(<Vf1)以上の電圧が印加されると、発光ダイオード210〜213に電流が流れて発光(点灯)するように構成される。なお、基準電圧Vf2は、直列回路を形成する発光ダイオード210〜213の順方向電圧の総和に等しい。
第3の光源部2Cは、基準電圧Vf3(<Vf2)以上の電圧が印加されると、発光ダイオード214、215に電流が流れて発光(点灯)するように構成される。なお、基準電圧Vf3は、直列回路を形成する発光ダイオード214、215の順方向電圧の総和に等しい。
点灯回路部は、ダイオードブリッジからなる全波整流器1と、第1の定電流回路3Aと、第2の定電流回路3Bと、第3の定電流回路3Cとを有することが好ましい。さらに、点灯回路部は、ヒューズ4Aと、サージ吸収素子4Bとを有することが好ましい。なお、サージ吸収素子4Bは、たとえば、酸化亜鉛を主成分としたセラミックスからなるバリスタが好ましい。
全波整流器1は、一対の入力端子1A、1Bと、一対の出力端子1C、1Dとを有する。一対の入力端子1A、1Bには、ヒューズ4Aを介して交流電源5が電気的に接続される。また、一対の入力端子1A、1Bには、交流電源5およびヒューズ4Aと並列に、サージ吸収素子4Bが電気的に接続される。
交流電源5は、例えば、実効値が100[V]の正弦波の交流電圧を供給する。したがって、全波整流器1の出力端子1C、1D間からは、最大値(ピーク値)が100×√2≒141[V]の脈流電圧が出力される。ただし、全波整流器1は、一方の出力端子1Dに対して、他方の出力端子1Cが高電位となるように構成されることが好ましい。
第1の定電流回路3Aは、トランジスタM1およびシャントレギュレータU1を用いた定電流回路で構成される。トランジスタM1は、例えば、nチャネル型のMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)で構成されるが、pnp型のバイポーラトランジスタで構成されても構わない。
トランジスタM1のドレインが第1の光源部2Aの負極(発光ダイオード209のカソード。以下、同じ。)と電気的に接続され、トランジスタM1のソースが、抵抗R2および抵抗R1の直列回路と電気的に接続される。また、トランジスタM1のゲートが2つの抵抗R11、R12の直列回路の接続点と電気的に接続される。シャントレギュレータU1のカソードが抵抗R12の一端とコンデンサC11の一端とに電気的に接続され、シャントレギュレータU1のアノードが抵抗R1の一端および全波整流器1の出力端子1Dと電気的に接続される。また、シャントレギュレータU1のリファレンス端子がコンデンサC11の他端と抵抗R13の一端に電気的に接続される。
抵抗R11は、トランジスタM1のゲートをバイアスするための抵抗である。抵抗R11の一端が第1の光源部2Aの正極(発光ダイオード201のアノード。以下、同じ。)と電気的に接続される。そのため、トランジスタM1のゲート電圧は、常にドレイン電圧よりも高い電圧にプルアップされ、第1の光源部2Aに電流を流す期間を延ばすことができる。
さらに、抵抗R13の他端がトランジスタM1のソースと抵抗R2の接続点に電気的に接続される。なお、抵抗R12、R13およびコンデンサC11は、シャントレギュレータU1の応答特性を設定するためのフィルタ回路を構成している。
第1の定電流回路3Aは、抵抗R1、R2の直列回路の両端に発生する電圧(電圧降下)と、シャントレギュレータU1の基準電圧とを一致させるように、カソード電流(ゲート電圧)を増減してトランジスタM1のドレイン電流を制御(定電流化)する。
第2の定電流回路3Bは、第1の定電流回路3Aと同様に、トランジスタM2およびシャントレギュレータU2を用いた定電流回路で構成され、第1の光源部2Aと第2の光源部2Bを介して全波整流器1の出力端子1C、1D間に電気的に接続される(図1参照)。なお、第2の定電流回路3Bの回路構成は、各素子に付している符号が異なる点を除いて、第1の定電流回路3Aと共通である。故に、第2の定電流回路3Bに関する詳細な説明は省略する。
また、第3の定電流回路3Cも第1の定電流回路3Aと同様に、トランジスタM3およびシャントレギュレータU3を用いた定電流回路で構成される。また、第3の定電流回路3Cは、第1の光源部2Aと第2の光源部2Bと第3の光源部2Cを介して全波整流器1の出力端子1C、1D間に電気的に接続される。なお、第3の定電流回路3Cの回路構成は、各素子に付している符号が異なる点を除いて、第1の定電流回路3Aと共通である。故に、第3の定電流回路3Cに関する詳細な説明は省略する。
ところで、第1の定電流回路3Aと第2の定電流回路3Bと第3の定電流回路3Cとは、互いに影響を及ぼし合って動作する。つまり、第1の定電流回路3Aの抵抗R1には、第1の定電流回路3Aの出力電流だけでなく、第2の定電流回路3Bおよび第3の定電流回路3Cの出力電流も流れる。つまり、第2の定電流回路3Bまたは第3の定電流回路3Cの出力電流が増加して抵抗R1の両端電圧が上昇することにより、第1の定電流回路3Aの出力電流が減少する。同様に、第2の定電流回路3Bの抵抗R3には、第2の定電流回路3Bの出力電流だけでなく、第3の定電流回路3Cの出力電流も流れる。つまり、第3の定電流回路3Cの出力電流が増加して抵抗R3の両端電圧が上昇することにより、第2の定電流回路3Bの出力電流が減少する。ただし、第1の定電流回路3Aの電流目標値If1と、第2の定電流回路3Bの電流目標値If2と、第3の定電流回路3Cの電流目標値If3とは、If1≦If2≦If3の大小関係が成立している。
ここで、第2の定電流回路3Bの電流目標値If2が、第1の定電流回路3Aの電流目標値If1の1.2倍の値に設定されていると仮定する。この場合、第2の定電流回路3Bの動作中においては、第1の定電流回路3Aのみが動作しているときの1.2倍の電圧が抵抗R1の両端に発生する。故に、抵抗R2が無い場合、第2の定電流回路3Bの動作中は第1の定電流回路3Aが停止する。また、抵抗R2の抵抗値が抵抗R1の抵抗値の0.2倍以上である場合、第1の定電流回路3Aは、第2の定電流回路3Bの動作中においてもトランジスタM1に電流を流すことができる。第2の定電流回路3Bの動作中に第1の定電流回路3Aが完全に停止した場合、動作の再開時において、出力電流にアンダーシュートが発生し易くなるが、第1の定電流回路3Aが電流を流し続けることでアンダーシュートの発生を抑制できる。特に、第1の定電流回路3Aは、抵抗R12、R13およびコンデンサC11からなるフィルタ回路を有しており、制御遅延が大きくなり易いが、停止期間を有しないことで制御遅延の影響を抑制できる。なお、第2の定電流回路3Bおよび第3の定電流回路3Cにも同様の回路構成を適用すれば、制御遅延によって入力電流にアンダーシュートやオーバーシュートが発生し難くなり、他の機器へのノイズの影響を低減できる。
本実施形態の照明装置10には3つの動作モード(第1モード〜第3モード)が存在する。第1モードは、全波整流器1の出力電圧(脈流電圧)が第1の光源部2Aの基準電圧Vf1以上、かつ第1の光源部2Aの基準電圧Vf1と第2の光源部2Bの基準電圧Vf2の和以下のときの動作モードである。この第1モードにおいては、全波整流器1→第1の光源部2A→第1の定電流回路3A→全波整流器1の経路で第1の光源部2Aに一定の電流(電流目標値If1に対応した電流)が流れて点灯する。
また、第2モードは、全波整流器1の出力電圧が2つの基準電圧Vf1、Vf2の和以上、かつ3つの基準電圧Vf1、Vf2、Vf3の和未満のときの動作モードである。この第2モードにおいては、全波整流器1→第1の光源部2A→第2の光源部2B→第2の定電流回路3B→全波整流器1の経路で第1の光源部2Aと第2の光源部2Bとに一定の電流(電流目標値If2に対応した電流)が流れて点灯する。
さらに、第3モードは、全波整流器1の出力電圧が3つの基準電圧Vf1、Vf2、Vf3の和以上のときの動作モードである。この第3モードにおいては、全波整流器1→第1の光源部2A→第2の光源部2B→第3の光源部2C→第3の定電流回路3C→全波整流器1の経路で第1の光源部2Aと第2の光源部2Bと第3の光源部2Cに一定の電流(電流目標値If3に対応した電流)が流れて点灯する。
つまり、本実施形態の照明装置10は、全波整流器1の出力電圧が0Vから最大値(141V)を経て0Vに戻る1周期において、第1モード→第2モード→第3モード→第2モード→第1モードの順番で動作するように構成される。したがって、全波整流器1の出力電圧の1周期(交流電源5の電源電圧の半周期)に流れる電流の積算値(以下、電流量と呼ぶ。)については、第1の光源部2Aが最も多くなり、第3の光源部2Cが最も少なくなる。なお、全波整流器1の出力電圧が0Vから基準電圧Vf1までの期間において、第1の光源部2Aは、コンデンサC101およびコンデンサC102からの放電電流で点灯する。このように第1の光源部2Aが平滑用のコンデンサC101、C102を備えることにより、入力電圧(脈流電圧)の変動に伴う負荷電流(光源部2A〜2Cに流れる電流)の変動を低減し、不快なちらつきを抑制できる。また、交流電源5からの電源供給が遮断されたときにコンデンサC101、C102の残留電荷を抵抗R101、R102に流すことにより、第1の光源部2Aが仄かに点灯すること(微点灯)が抑制できる。ただし、抵抗R101、R102は、第1の光源部2Aが定格点灯しているときの電力損失を抑えるため、できるだけ小さい抵抗値であることが好ましい。たとえば、第1の定電流回路3Aの電流目標値If1を100[mA]、コンデンサC101の静電容量値を220[μF]、抵抗R101の抵抗値を24[kΩ]とすることが好ましい。このように設定すれば、第1の光源部2Aの点灯中に抵抗R101に流れる電流を、電流目標値If1の1%以下に抑えることができる。なお、このように設定されたときのコンデンサC101と抵抗R101からなる積分回路の時定数は、5.28秒となるので、交流電源5からの電源供給の遮断から5.28秒が経過するまでに第1の光源部2Aが消灯する。
次に、本実施形態の照明装置10の構造について、図2を参照して詳細に説明する。ただし、以下の説明においては、図2において上下、左右、前後の各方向を規定する。
照明装置10は、長尺の板状に形成された回路基板(プリント配線板)100を備える。この回路基板100は、たとえば、ガラス布ガラス不織布基材エポキシ樹脂銅張積層板で構成されることが好ましい。また、回路基板100は、反り防止のために上下両面に銅箔が形成されることが好ましいが、片面のみに銅箔が形成されても構わない。
回路基板100の上面における後端部に、全波整流器1、ヒューズ4A、サージ吸収素子4B、コンデンサC101、C102、入力コネクタ30などが実装される。入力コネクタ30はレセプタクルコネクタからなり、電源線の先端に設けられるプラグコネクタが挿抜可能に接続される。つまり、全波整流器1の入力端子1A、1Bには、入力コネクタ30を介して交流電源5から交流電圧が入力される。
また、回路基板100の上面における先端部に、第1の定電流回路3AのトランジスタM1と、第2の定電流回路3BのトランジスタM2と、第3の定電流回路3CのトランジスタM3とが左右方向に等間隔に並べて実装される。
さらに、回路基板100の上面における先端部と後端部を除いた中央部に、発光ダイオード201〜215が前後方向に等間隔に並べて実装される。ただし、これら15個の発光ダイオード201〜215は、発光ダイオード201が最後尾となり、発光ダイオード215が先頭となるように一列に並べて実装されることが好ましい。つまり、第1の光源部2Aが後端、第3の光源部2Cが先端、第2の光源部2Bが第1の光源部2Aと第3の光源部2Cの間にそれぞれ配置される。また、回路基板100の上面には、隣り合う発光ダイオード201〜215同士を電気的に接続する導体部(銅箔)101と、3つのトランジスタM1〜M3と3つの光源部2A〜2Cとを電気的に接続する導体部(銅箔)102とが形成される。ただし、図2においては、抵抗R1、…やシャントレギュレータU1〜U3などの回路素子の図示を省略している。
また、回路基板100は、矩形平板状の放熱板6の上面に取り付けられることが好ましい。つまり、発光ダイオード201〜215やトランジスタM1〜M3などの半導体素子が発する熱は、回路基板100と熱的に結合された放熱板6に伝導されて放熱されることが好ましい。
ここで、照明装置10は、回路基板100の上面において、3つのトランジスタM1〜M3を、第2の光源部2Bおよび第3の光源部2Cを挟んで第1の光源部2Aから離れた位置(前端部)に実装している。つまり、3つの光源部2A〜2Cのうち、第1の光源部2Aの電流量が最も多いので、回路基板100の上面において、第1の光源部2AとトランジスタM1〜M3とを離して配置することにより、互いの熱の影響を抑制することができる。すなわち、第1の光源部2AがトランジスタM1〜M3に近付けて配置される場合と比較して、第1の光源部2Aの発光ダイオード201〜209の温度上昇が抑制され、かつトランジスタM1〜M3の放熱性の向上が図られる。また、第1の光源部2Aが、回路基板100の上面においてトランジスタM1〜M3と近い側(前端側)に配置される場合、第1の光源部2AとトランジスタM1〜M3との距離を大きくするために回路基板100が大型化してしまう虞がある。これに対して本実施形態の照明装置10は上述のように構成されるので、放熱性の向上を図りつつ回路基板100の大型化を抑制することができる。なお、第3の光源部2Cは、3つの光源部2A〜2Cのうちで最も電流量が少ないので、トランジスタM1〜M3の近くに配置されても、温度上昇による発光効率の低下が抑えられる。
上述のように本実施形態の照明装置10は、それぞれに複数の発光ダイオード201〜215が電気的に直列接続されて構成される複数の光源部2A〜2Cと、複数の光源部2A〜2Cを点灯する点灯回路部とを備える。また、照明装置10は、長尺の板状に形成されて複数の光源部2A〜2Cと点灯回路部とが実装される回路基板100を備える。点灯回路部は、全波整流器1と、それぞれにトランジスタM1〜M3(半導体素子)を有してトランジスタM1〜M3を介して光源部2A〜2Cに流す電流を定電流化する複数の定電流回路3A〜3Cとを備える。複数の光源部2A〜2Cは、第1の光源部2Aと第2の光源部2Bと第3の光源部2Cとを含むように構成される。第1の光源部2Aは、全波整流器1の一方の出力端子1Cと直接かつ電気的に接続される。第2の光源部2Bは、第1の光源部2Aを介して出力端子1Cと電気的に接続される。第3の光源部2Cは、第1の光源部2Aおよび第2の光源部2Bを介して出力端子1Cと電気的に接続される。複数の定電流回路3A〜3Cは、第1の定電流回路3Aと第2の定電流回路3Bと第3の定電流回路3Cとを含むように構成される。第1の定電流回路3Aは、全波整流器1の一対の出力端子1C、1Dに対して、第1の光源部2AとトランジスタM1が電気的に直列接続されるように構成される。第2の定電流回路3Bは、全波整流器1の一対の出力端子1C、1Dに対して、第1の光源部2Aおよび第2の光源部2BとトランジスタM2が電気的に直列接続されるように構成される。第3の定電流回路3Cは、全波整流器1の一対の出力端子1C、1Dに対して、第1の光源部2A、第2の光源部2Bおよび第3の光源部2CとトランジスタM3が電気的に直列接続されるように構成される。回路基板100は、第1の光源部2A、第2の光源部2Bおよび第3の光源部2Cを長手方向に沿って並べて実装するように構成される。回路基板100は、複数の定電流回路3A〜3Cがそれぞれ有している複数のトランジスタM1〜M3を、第2の光源部2Bおよび第3の光源部2Cを挟んで第1の光源部2Aから離れた位置に実装するように構成される。
本実施形態の照明装置10は上述のように構成され、複数の光源部2A〜2Cのうちで発熱量が最も大きくなる第1の光源部2Aと、複数のトランジスタM1〜M3とが回路基板100上で離れた位置に実装される。そのため、本実施形態の照明装置10は、放熱性の向上を図りつつ大型化(回路基板100の大型化)を抑制することができる。
(実施形態2)
本発明に係る照明装置の実施形態2について、図3および図4を参照して詳細に説明する。ただし、本実施形態の照明装置10の回路構成は、実施形態1の照明装置10の回路構成と同一であるので図示および説明を省略する。また、本実施形態の照明装置10の構造は、実施形態1の照明装置10の構造と基本的に共通であるから、実施形態1の照明装置10と共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。なお、以下の説明では、図3において上下、左右、前後の各方向を規定する。
本実施形態の照明装置10は、図3に示すように、回路基板100の前後方向の長さに対して、放熱板6の前後方向の長さが短くされている。つまり、回路基板100の後端部が放熱板6の外(後方)にはみ出している。そして、放熱板6の外にはみ出した回路基板100の後端部の下面に、ヒューズ4A、サージ吸収素子4B、コンデンサC101などの回路素子が実装される(図4参照)。回路基板100の後端部の下面に実装される回路素子は、いずれもリード端子31を有する回路素子であることが好ましい。また、これらの回路素子は、回路基板100の後端部に設けられるスルーホールにリード端子31が挿通され、回路基板100の後端部の上面に形成されるランド32にはんだ付けされる。なお、回路基板100の後端部における下面に実装される回路素子、例えば、コンデンサC102は、図4に示すように接着剤34によって回路基板100に接着されることが好ましい。
上述のように本実施形態の照明装置10は、相対的に背の高い回路素子(ヒューズ4A、サージ吸収素子4B、コンデンサC101、C102など)を回路基板100の下面に実装している。そのため、本実施形態の照明装置10は、表面実装型の回路素子の一部をリード端子付きの回路素子に変更することで製造コストを下げつつ、上下方向の高さ寸法の増加を抑制することができる。また、発光ダイオード201〜215の発する熱が、回路基板100の下面に実装された回路素子に伝わり難くなるので、これらの回路素子(ヒューズ4A、サージ吸収素子4B、コンデンサC101、C102など)の寿命を延ばすことができる。なお、入力コネクタ30は、複数のフック33を備えており、各フック33が回路基板100に設けられる孔に差し込まれて回路基板100に固定されることが好ましい(図4参照)。また、照明装置10は、放熱板6の後方にはみ出した回路基板100の後端部を支持する支持部材を備えることが好ましい。このような支持部材は、たとえば、合成樹脂成形体で構成され、ねじ止めなどの適宜の方法で放熱板6に固定されることが好ましい。
(実施形態3)
本発明に係る照明装置の実施形態3について、図5および図6を参照して詳細に説明する。ただし、本実施形態の照明装置10の回路構成および構造は、実施形態1の照明装置10の回路構成および構造と基本的に共通であるので、実施形態1の照明装置10と共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。なお、以下の説明では、図6において上下、左右、前後の各方向を規定する。
本実施形態の照明装置10は、図5に示すように、制御回路7、アンテナ70、フィルタ回路71、検出回路72、制御電源回路73などを備える。さらに、本実施形態の照明装置10は、第1スイッチ素子Q101、第2スイッチ素子Q102、抵抗R106を備えることが好ましい。
制御回路7は、無線通信用の回路(通信モジュール)を内蔵したマイクロコントローラで構成されることが好ましい。アンテナ70は、例えば、回路基板100の上面に形成される導電体(銅箔)で形成されることが好ましい(図6参照)。フィルタ回路71は、特定の周波数帯域の信号のみを双方向に通過するように構成されることが好ましい。なお、特定の周波数帯域とは、通信モジュールが無線通信に使用する電波の周波数帯域である。
検出回路72は、2つの分圧抵抗R110、R111と、逆流阻止用のダイオードD103、サージ電圧を吸収するためのツェナーダイオードZD1とを有する。2つの分圧抵抗R110、R111は、全波整流器1の出力端子1C、1D間に電気的に直列接続され、全波整流器1の脈流出力電圧を分圧するように構成される。そして、2つの分圧抵抗R110、R111で分圧された電圧(検出電圧)は、制御回路7に入力される。制御回路7は、入力された検出電圧をデジタル値に変換する。なお、ダイオードD103は、第1の光源部2AのコンデンサC101に充電された電荷が分圧抵抗R110、R111に逆流することを阻止している。
制御電源回路73は、リニアレギュレータIC730、抵抗R105、コンデンサC204、C205、ツェナーダイオードZD2などで構成されることが好ましい。抵抗R105の一端は、ダイオードD103のカソードとコンデンサC101の高電位側の端子の接続点と電気的に接続される。また、抵抗R105の他端は、ツェナーダイオードZD2のカソードとコンデンサC204の一端とリニアレギュレータIC730の入力端子とに電気的に接続される。さらに、リニアレギュレータIC730の出力端子は、コンデンサC205の一端と制御回路7の電源端子とに電気的に接続される。そして、制御電源回路73は、全波整流器1から出力される脈流電圧を降圧し、かつ安定化して直流の制御電源電圧(たとえば、5[V]〜1.8[V]の直流電圧)を出力するように構成される。
第1スイッチ素子Q101は、pnp型のバイポーラトランジスタからなる。第1スイッチ素子Q101のエミッタは、抵抗R105の他端と電気的に接続される。第1スイッチ素子Q101のコレクタは、第1の定電流回路3Aの抵抗R11と、第2の定電流回路3Bの抵抗R21と、第3の定電流回路3Cの抵抗R31とを介して、3つのトランジスタM1〜M3のゲートにそれぞれ電気的に接続される。第2スイッチ素子Q102は、npn型のバイポーラトランジスタからなる。第2スイッチ素子Q102のコレクタは、第1スイッチ素子Q101のベースと電気的に接続される。第2スイッチ素子Q102のエミッタは、全波整流器1の低電位側の出力端子1Dと電気的に接続される。第2スイッチ素子Q102のベースは、制御回路7の出力端子と電気的に接続される。制御回路7の出力端子から電流が供給されて第2スイッチ素子Q102がオンすると、第1スイッチ素子Q101もオンする。一方、制御回路7の出力端子から電流が供給されなければ、第2スイッチ素子Q102がオフ状態に維持されるので、第1スイッチ素子Q101もオフ状態に維持される。つまり、制御回路7は、第1スイッチ素子Q101をオフして第1〜第3の定電流回路3A〜3Cを停止させ、かつ第1スイッチ素子Q101をオンして第1〜第3の定電流回路3A〜3Cを動作させるように構成される。
また、制御回路7は、各シャントレギュレータU1、U2、U3のリファレンス端子に、それぞれ抵抗R107、R108、R109を介して直流電圧(調整電圧と呼ぶ。)を重畳するように構成される。つまり、制御回路7は、調整電圧を増減することで第1〜第3の定電流回路3A〜3Cの電流目標値If1〜If3を調整することにより、第1〜第3の光源部2A〜2Cの光出力を増減(調光)するように構成される。なお、制御回路7は、検出回路72の検出電圧に応じて、例えば、検出電圧が低くなるにしたがって、電流目標値If1〜If3を小さくすることが好ましい。
さらに、制御回路7は、通信モジュールを用いて無線通信を行うように構成される。この通信モジュールは、免許および登録が不要な特定小電力無線局の規格に準拠した無線通信を行うように構成されることが好ましい。制御回路7は、たとえば、コントローラとの間で無線通信を行い、当該コントローラから送信される制御コマンドに応じて、第1〜第3の定電流回路3A〜3Cの動作を制御することで第1〜第3の光源部2A〜2Cを点滅することが好ましい。また、制御回路7は、コントローラから送信される調光データに応じて、電流目標値If1〜If3を調整しても構わない。あるいは、制御回路7は、自身が動作している時間の累積値のデータや、その他のデータをコントローラへ送信しても構わない。
本実施形態の照明装置10は、図6に示すように、回路基板100の上面における後端部に、制御回路7やアンテナ70が実装されることが好ましい。なお、本実施形態の照明装置10は、回路基板100の前後方向の長さに対して、放熱板6の前後方向の長さが短くされ、回路基板100の後端部が放熱板6の外(後方)にはみ出している。したがって、アンテナ70は、回路基板100の後端部の、放熱板6で覆われていない下面に形成されても構わない。
本実施形態の照明装置10は、ノイズを生じ易いスイッチング電源回路を点灯回路部に用いていないため、点灯回路部が実装される回路基板100に通信モジュール(制御回路7)やアンテナ70を実装することができる。しかも、制御回路7やアンテナ70は、回路基板100の後端部に実装されるので、回路基板100の前端部に実装されたトランジスタM1〜M3が発する熱の影響が及び難い。さらに、回路基板100の後端部の下面が放熱板6に覆われていないので、近接導体(放熱板6)による通信モジュールの通信性能の低下を抑制することができる。
本実施形態の照明装置10において、電波を媒体とした無線通信を行う通信モジュール(制御回路7)を備えることが好ましい。通信モジュール(制御回路7)は、回路基板100の長手方向に沿った端部のうち、複数の半導体素子(トランジスタM1〜M3)から遠い方の端部(後端部)に実装されることが好ましい。
本実施形態の照明装置10が上述のように構成されれば、通信モジュール(制御回路7)と点灯回路部を同じ回路基板100に実装して製造コストの低減を図ることができる。
(実施形態4)
本発明に係る照明器具の実施形態について、図7、図8Aおよび図8Bを参照して詳細に説明する。なお、本実施形態の照明器具8は、いわゆる防犯灯であり、地面に立てられる支柱50(電力柱または鋼管ポール)もしくは建物の外壁などに取り付けられることが好ましい。ただし、本実施形態の照明器具8は防犯灯に限定されず、防犯灯以外の照明器具であっても構わない。
照明器具8は、図7に示すように、本体80、グローブ81、アーム82などを有することが好ましい。本体80は、合成樹脂(たとえば、ASA(acrylate styrene acrylonitrile)樹脂)により、下面が開口した長尺の矩形箱状に形成されることが好ましい。グローブ81は、透光性を有する合成樹脂(たとえば、アクリル樹脂)により、半円筒状に形成されることが好ましい。グローブ81は、長手方向の一端部(図7における上端部)に一対のヒンジ部810が設けられる。各ヒンジ部810は、半円環状に形成され、本体80の長手方向の一端部(図7における上端部)に設けられる一対の軸に引っ掛けられる。つまり、グローブ81は、本体80の下面開口を塞ぐ閉位置(図7参照)と、本体80の下面開口を開放する開位置との間で回転可能に本体80に取り付けられる。ただし、グローブ81の長手方向の他端部(図7における下端部)には、閉位置のグローブ81を本体80にねじ止めするためのねじが取り付けられている。
アーム82は、図8Aおよび図8Bに示すように、取付部820と、固定部821と、連結部822とを有することが好ましい。取付部820は、長尺の矩形平板状に形成される取付板8200と、取付板8200の長手方向に沿った両端縁から厚み方向に立ち上がる一対の側板8201とを有することが好ましい(図8B参照)。固定部821は、取付板8200よりも幅の狭い長尺の矩形平板状に形成される固定板8210と、固定板8210の長手方向に沿った両端縁から厚み方向に立ち上がる一対の側壁8211とを有することが好ましい(図8A、図8B参照)。連結部822は、台形状に形成される主片8220と、アーム82の長手方向に沿った主片8220の両端縁から厚み方向に立ち上がる一対の側片8221とを有することが好ましい。ただし、取付部820と固定部821と連結部822とは、鋼板などの板材が打ち抜き加工および曲げ加工されることで一体に形成されることが好ましい。なお、固定部821は、図8Bに示すように、連結部822と連結される側(図8Bにおける左側)の端部が湾曲するように形成されることが好ましい。
固定部821の固定板8210は、だるま孔からなる第1ねじ挿通孔8212と、丸孔からなる第2ねじ挿通孔8213と、半円形のねじ挿通溝8214とを有することが好ましい(図8A参照)。また、固定部821の各側壁8211には、矩形の挿通孔8215がそれぞれ設けられることが好ましい(図8B参照)。
取付部820の取付板8200の一面(図8Bにおける下面)には、ねじ止めなどの適宜の方法によって照明装置10の回路基板100が取り付けられる。つまり、本実施形態の照明器具8では、アーム82の取付板8200が放熱板6に相当する。アーム82は、取付部820と連結部822とが本体80内に収納され、かつ、ねじ止めなどの適宜の方法で本体80に固定されることが好ましい。ただし、アーム82は、回路基板100が取り付けられる取付板8200の一面を本体80の開口を通して露出させる向きで本体80に固定される。つまり、照明装置10の第1〜第3の光源部2A〜2Cから放射される光は、閉位置のグローブ81を透過して空間に照射される。
ここで、アーム82の固定部821は、本体80の長手方向の端部(図7における下端部)から本体80の長手方向に沿って突出している。アーム82の固定部821は、図7に示すように、取付金具9を介して支柱50に固定される。取付金具9は、鋼板などの板材により、矩形平板状の取付板90と、取付板90の長手方向に沿った両端縁から厚み方向に立ち上がる一対の側板91とを有する角樋状に形成されることが好ましい。取付板90には、3つのねじ孔が設けられることが好ましい。また、各側板91には、矩形の取付孔910がそれぞれ設けられることが好ましい。
次に、本実施形態の照明器具8の施工手順を説明する。まず、施工作業を行う作業者は、各側板91の取付孔910に挿通した取付バンド92を支柱50に巻回すことで取付金具9を支柱50に固定する。続いて、作業者は、取付金具9の前方からアーム82の固定部821を被せる。それから、作業者は、固定部821の第1ねじ挿通孔8212、第2ねじ挿通孔8213、ねじ挿通溝8214の各々に挿通した3本のねじ93〜95を、取付金具9の取付板90の3つのねじ孔の各々にねじ込む。このように本実施形態の照明器具8は、取付金具9を介して支柱50に取り付けられる。ただし、アーム82の固定部821に設けられる挿通孔8215に取付バンド92を挿通し、取付金具9を用いずに固定部821を直接支柱50に固定することも可能である。
上述のように本実施形態の照明器具8は、実施形態1〜3の何れかの照明装置10と、照明装置10を支持する器具本体(本体80およびアーム82)とを備える。本実施形態の照明器具8は上述のように構成され、複数の光源部2A〜2Cのうちで発熱量が最も大きくなる第1の光源部2Aと、複数のトランジスタM1〜M3とが回路基板100上で離れた位置に実装される。そのため、本実施形態の照明器具8は、放熱性の向上を図りつつ大型化(本体80、グローブ81およびアーム82の大型化)を抑制することができる。
1 全波整流器(点灯回路部)
1C、1D 出力端子
2A 第1の光源部
2B 第2の光源部
2C 第3の光源部
3A 第1の定電流回路(点灯回路部)
3B 第2の定電流回路(点灯回路部)
3C 第3の定電流回路(点灯回路部)
7 制御回路(通信モジュール)
8 照明器具
10 照明装置
80 本体(器具本体)
82 アーム(器具本体)
100 回路基板
201〜215 発光ダイオード
M1〜M3 トランジスタ(半導体素子)

Claims (3)

  1. それぞれに複数の発光ダイオードが電気的に直列接続されて構成される複数の光源部と、複数の前記光源部を点灯する点灯回路部と、長尺の板状に形成されて複数の前記光源部と前記点灯回路部とが実装される回路基板とを備え、
    前記点灯回路部は、全波整流器と、それぞれに半導体素子を有して当該半導体素子を介して前記光源部に流す電流を定電流化する複数の定電流回路とを備え、
    複数の前記光源部は、前記全波整流器の一方の出力端子と直接かつ電気的に接続される第1の光源部と、前記第1の光源部を介して前記出力端子と電気的に接続される第2の光源部と、前記第1の光源部および前記第2の光源部を介して前記出力端子と電気的に接続される第3の光源部とを含むように構成され、
    複数の前記定電流回路は、前記全波整流器の一対の前記出力端子に対して、前記第1の光源部と前記半導体素子が電気的に直列接続される第1の定電流回路と、前記全波整流器の一対の前記出力端子に対して、前記第1の光源部および前記第2の光源部と前記半導体素子が電気的に直列接続される第2の定電流回路と、前記全波整流器の一対の前記出力端子に対して、前記第1の光源部、前記第2の光源部および前記第3の光源部と前記半導体素子が電気的に直列接続される第3の定電流回路とを含むように構成され、
    前記回路基板は、前記第1の光源部、前記第2の光源部および前記第3の光源部を長手方向に沿って並べて実装し、かつ、複数の前記定電流回路がそれぞれ有している複数の前記半導体素子を、前記第2の光源部および前記第3の光源部を挟んで前記第1の光源部から離れた位置に実装するように構成されることを特徴とする照明装置。
  2. 電波を媒体とした無線通信を行う通信モジュールを備え、
    前記通信モジュールは、前記回路基板の長手方向に沿った端部のうち、複数の前記半導体素子から遠い方の端部に実装されることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 請求項1または2の照明装置と、前記照明装置を支持する器具本体とを備えることを特徴とする照明器具。
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