JP2016145508A - トイレの洗浄方法、および水洗トイレ設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トイレの洋式便器内の小便を流水で洗浄するトイレの洗浄方法であって、排便中における利用者の前記洋式便器への着座を検知する検知段階と、前記検知段階にて前記洋式便器への着座が検知されたときには前記洋式便器内の小便を流水で洗浄する一方、前記検知段階にて前記洋式便器への着座が検知されなかったときには前記洋式便器内の小便を流水で洗浄しない洗浄段階とを備える。
【選択図】図1
Description
水タンクの貯放水には、機械式のものもあり、電動式のものもあるが、図7は、従来の機械式の水タンク70の内部構造の一例を示したものである(図中の点線部は壁面により遮蔽された内部構造である)。
トイレの洋式便器内の小便を流水で洗浄するトイレの洗浄方法であって、
排便中における利用者の前記洋式便器への着座を検知する検知段階と、
前記検知段階にて前記洋式便器への着座が検知されたときには前記洋式便器内の小便を流水で洗浄する一方、前記検知段階にて前記洋式便器への着座が検知されなかったときには前記洋式便器内の小便を流水で洗浄しない洗浄段階とを備える。
更に、前記検知段階における利用者の前記洋式便器への着座の検知有無を表示器に表示する表示段階を備える。
更に、前記検知段階にて利用者の前記洋式便器への着座が検知されなかったときであっても、利用者による予め定められた操作に応じて強制的に前記洋式便器内の小便を流水で洗浄する強制洗浄段階を備える。
前記検知段階にて利用者の前記洋式便器への着座による加重を検知する。
トイレの洋式便器内の小便を流水で洗浄するためのトイレユニットであって、
排便中における利用者の前記洋式便器への着座を検知する検知手段と、
前記検知手段にて前記洋式便器への着座が検知されたときには前記洋式便器内の小便を流水で洗浄する一方、前記検知手段にて前記洋式便器への着座が検知されなかったときには前記洋式便器内の小便を流水で洗浄しない洗浄手段とを備える。
本発明に係るトイレの洗浄方法は、トイレの洋式便器内の小便を流水で洗浄するトイレの洗浄方法であって、排便中における利用者の前記洋式便器への着座を検知する検知段階と、前記検知段階にて利用者の前記洋式便器への着座が検知されたときにのみ前記洋式便器内の小便を流水で洗浄する洗浄段階とを備える。
本発明が適用されるトイレユニットを構成するセンサ部S、リモコン部R、タンクTは、互いに無線あるいは有線で通信する部材である。
センサ部Sは、洋式便器の内外に取り付けられており、利用者が便器に着座しているか否かを検知するセンサである。センサ部Sは、利用者が便器に着座しているか否かを検知して、その検知結果をリモコン部Rに通知する。リモコン部Rは、利用者の操作を受け付け、タンク部Tへの流水指示信号などを発する。タンク部Tは、タンク内部に貯水しており、内蔵された電動式の貯排水システムにより、リモコン部Rからの信号に基づいて洋式便器の内部に水を流し洗浄する。
リモコン部Rは、センサ部Sからの信号を受けて、利用者による流水操作を受け付け可能とする。そして、流水操作を受け付け可能とした状態においてのみ、利用者によって、流水ボタンが押されて流水操作がなされると、タンク部に流水を指示する流水指示信号を送る(ステップS2)。
タンク部Tは、リモコン部Rからの流水指示信号を受けて、洋式便器の内部を流水で洗浄する(ステップS3)。
この構成によれば、男性であっても、洋式便器に着座して小便をしないと、洋式便器内を洗浄できない、すなわち「座って小便をしないと水が流れない」水洗トイレ設備を実現することが可能となる。
次に、本発明の一実施例に係るトイレ設備に取り付けるセンサ部Sの例を示す。
図3(a)は、排水口32を備える洋式便器30の上面に赤外線センサ31を取り付けた例を上部からみた図である。赤外線センサ31は、利用者の洋式便器30に対する着座を検知することができる。
図3(b)は、排水口35を備える洋式便器33の内部壁面に光センサ34を取り付けた例を上部からみた図である。光センサ34は、利用者の洋式便器33に対する着座を検知することができる。
図3(c)は、排水口38を備える洋式便器36の座面に圧感センサ37・39を取り付けた例を上部からみた図である。圧感センサ37・39は、利用者の洋式便器37への着座による加重を検知することにより、利用者の便器34に対する着座を検知することができる。なお、圧感センサ37・39は、座面に露出させるように設置してもよいし、座面の下に内蔵されるように設置してもよい。
図4(a)(b)は、利用者からの流水指示などの操作を受け付けるリモコン部Rの例を平面的に示した図である。図4(a)は、リモコン部41に赤外線センサ42が設けられており、利用者が赤外線センサ42の前で手をかざすことにより、流水指示の操作を実現する。図4(b)は、リモコン部41に大ボタン44、小ボタン45が設けられており、それぞれ大便、小便に対応した流水指示の操作を受け付ける。
また、表示器に表示するのではなく、リモコン部R(またはコントローラ)に適宜設けたスピーカによって、利用者の洋式便器への着座を検知した結果を案内し、小便用の流水指示の操作を受け付けることができるようになったことを、利用者に知らせる構成とすることも好ましい。すなわち、本発明の方法においては、検知段階における洋式便器への着座の検知有無をスピーカから出力する出力段階を備えることも好ましい。
これらの態様によれば、利用者は、本発明を適用したトイレ設備の使い方を理解しやすくなる。
なお、本発明を女性が利用する場合、女性が洋式便器に着座してそれを検知され、小便を流水洗浄することになるが、これは女性にとっては極めて自然な利用態様である。
例えば、コントローラ50において、特定のボタンと特定のボタン(例えば、大ボタン51と小ボタン52)とを同時に押すと、検知段階にて洋式便器への着座が検知されないときであっても、利用者による上記所定の(予め定められた)操作により強制的に洋式便器内の小便を流水で洗浄するようにする。このようにすれば、利用者が排便時に着座せず、流水洗浄が行われなかった場合や、何らかの理由により利用者の着座が不可能な場合であっても、利用者や後の利用者などが強制的に洋式便器内を洗浄することが可能となる。
他にも、停電、あるいは電気系統の故障により、流水洗浄できない場合には、タンク部Tに適宜設けられたハンドルや手動レバーを操作することにより、強制的に洋式便器内の小便を流水で洗浄する強制洗浄モードを備えることも好ましい。
図6は、上部から見下ろすようにして、トイレ空間におけるセンサ部S、リモコン部R、タンク部Tの配置例を示す図である。図6では、洋式便座を取り囲むように、リモコン部R、タンク部Tが設置されており、洋式便座の上面にはセンサ部Sが取り付けられている。センサ部S、リモコン部R、タンクTを、本発明のトイレユニットは含む。さらに、洋式便座などのトイレ部品を含むことにより、本発明のトイレ設備は構成される。
センサ部S、リモコン部R、タンク部Tの改変、設置を施すだけで、本発明は従来のトイレ設備にも設置可能である。
上述した実施例は本発明の技術的思想の範囲内において様々に変形可能である。以下にそのような変形の例を示す。
しかし、本発明の洗浄方法は、特にこのような電子制御に限定されるものではなく、その一部または全部に機械的な構造を用いて、洋式便器内の流水洗浄を可能または不可能とするものであってもよい。
例えば、タンク部Tについて機械的にレバー操作することによって水洗を実現していたトイレ設備には、適宜のユニット装置と電子制御部品を加える(センサ部S、リモコン部Rの新設や交換を含む)ことによって、本発明を適用可能とすることも可能である。
41,43,50…リモコン部
S…センサ部
R…リモコン部
T…タンク部
Claims (5)
- 利用者による操作部の操作によって、トイレの洋式便器内の小便を流水で洗浄するトイレの洗浄方法であって、
排便中における前記利用者の前記洋式便器への着座を検知する検知段階を備え、
前記検知段階にて前記洋式便器への着座が検知されたときには前記着座を検知するセンサ部からの信号を受けて、前記操作部の流水操作を受付状態とする一方、前記検知段階にて前記便器への着座が検知されなかったときには、前記着座を検知するセンサ部からの信号を受けず、前記操作部の流水操作を非受付状態とすることにより、
利用者の立ち小便を禁止することを特徴とするトイレの洗浄方法。 - 更に、
前記検知段階における利用者の前記洋式便器への着座の検知有無を前記利用者に報知する段階を備えることを特徴とする請求項1に記載のトイレの洗浄方法。 - 前記検知段階にて前記利用者の前記洋式便器への着座を、赤外線センサ、光センサ、圧感センサのいずれかを用いて検知することを特徴とする請求項1または2に記載のトイレの洗浄方法。
- 前記利用者に、当該トイレは着座しないと流水しない旨を案内する段階を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のトイレの洗浄方法。
- 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のトイレの洗浄方法を実行するための水洗トイレ設備。
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