JP2016145038A - 作業車 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インナルーフ30の後端部とアウタルーフの後部とによって形成された収納空間40の前側に位置するインナルーフ30の後部中央に、キャビン内空気の空調ユニット36への供給を可能にする内気供給口41を形成すると共に、内気供給口41に対向するアウタルーフの後部中央に、外気の空調ユニット36への供給を可能にする外気供給口を形成する。
【選択図】図2
Description
しかし、前後に向けてドレン排水用の配管を設ける必要があり、配管の配索スペースの確保と配索作業の製作負担に大きなものがあった。
しかも、ドレン排水用の配管を上下向き姿勢で這わす支柱が、空調ユニットの前後一方にしか存在しない場合には、配管は前後一方に向けてしか配索できないこととなり、単に、配管を前後一方に向けて配索しただけでは、傾斜地走行でのドレン排出が十分でないことも考えられた。
請求項1に係る発明の特徴構成は、前記空調ユニットを、リヤピラーより後方にまで突出するルーフ部内に設け、前記排水機構を、前記空調ユニットから水平でかつ横側方に向かう姿勢で第1排水部を前記ルーフ部内に設けるとともに、前記ルーフ部より突出させた第1排水部に接続する第2排水部を、機体前方側に向けて斜め下向き姿勢で配設し、前記第2排水部に接続する第3排水部を上下向き姿勢でリヤピラーに沿って配置して構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
空調ユニットから水分を取り出す第1排水部は、略水平で横側方に向かう姿勢で配索してある。この構成により作業車が後倒れ方向に傾きを生じても、第1排水部の姿勢は変化しないので、排水機能が低下することは少ない。
第3排水部としては、リヤピラーに沿って上下向き姿勢で配索されているので、この場合には、作業車が後方向に傾きを生じて第3排水部の姿勢も後倒れ姿勢に変化することとなるが、下向きに排水する機能は維持されることとなるので、排水機能が低下することは少ない。
第1排水部と第3排水部を結ぶ第2排水部を、従来構成のように、機体前後方向に向かう姿勢に配索するのではなく、前方に向けて下向き斜め姿勢に配索することとした。これによって、作業車が後方向に傾きを生じて第2排水部の姿勢が変化しても、第2排水部は下向きの状態を維持できるので、排水機能が低下することは少ない。
上下向き姿勢で排出する第3排出部に接続するために、略水平で横側方に向う第1接続部と斜め下向き姿勢の第2接続部を設けることによって、走行機体の前後傾斜に拘わらず排水機能を低下させることはなく、排水機能の低下による収納機器の作動不良等を回避できるに至った。
前記空調ユニットを、フロントピラーより前方にまで突出するルーフ部内に設け、前記排水機構を、前記空調ユニットから水平でかつ横側方に向かう姿勢で第1排水部を前記ルーフ部内に設けるとともに、前記ルーフ部より突出させた第1排水部に接続する第2排水部を、機体後方側に向けて斜め下向き姿勢で配設し、前記第2排水部に接続する第3排水部を上下向き姿勢でフロントピラーに沿って配置して構成してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
つまり、空調ユニットから水分を取り出す第1排水部は、略水平で横側方に向かう姿勢で配索してある。この構成により作業車が前倒れ方向に傾きを生じても、第1排水部の姿勢は変化しないので、排水機能が低下することは少ない。
第3排水部としては、フロントピラーに沿って上下向き姿勢で配索されているので、この場合には、作業車が前方向に傾きを生じて第3排水部の姿勢も後倒れ姿勢に変化することとなるが、下向きに排水する機能は維持されることとなるので、排水機能が低下することは少ない。
作業車が後方に向けて傾斜した場合には、第1排水部は略水平で横側方に向かう姿勢に配索されているので、その姿勢が変化することはない。後方に向けて下向き斜め姿勢に配索されている第2排水部は、姿勢を変化させて上下向き姿勢に近い姿勢に切り換わり、排水機能の低下はない。上下向き姿勢に配索されている第3排水部は、後倒れ姿勢に多少は変化するが、下向き傾斜姿勢は維持できるので、これも排水機能が低下することは少ない。
上下向き姿勢で排出する第3排出部に接続するために、略水平で横側方に向う第1接続部と斜め下向き姿勢の第2接続部を設けることによって、作業車の前後傾斜に拘わらず排水機能を低下させることはなく、排水機能の低下による収納機器の作動不良等を回避できるに至った。
つまり、第2排水部を金属製の配管で構成したので、第2排水部を傾斜姿勢で設けるにしても、第2排水部の姿勢維持を良好に行うことができて、排水機能の低下を抑制できるとともに、ブラケットの兼用化を図ることができ、金属製の配管を支持する専用のブラケットを設ける必要はない。
左右のサイドウインド22は、対応するリヤピラー26に上下一対のヒンジ34を介して開閉揺動可能に連結されている。
リヤウインド23は、リヤクロスメンバー29に左右一対のヒンジ35を介して開閉揺動可能に連結されている。
左右のリヤピラー26は、それらの間隔が、左右のフロントピラー24の間隔や左右のクォータピラー25の間隔よりも狭くなるように設定されている。
図9及び図10に示すように、アウタルーフ31の後部中央には、外気の空調ユニット36への供給を可能にする左右一対の外気供給口42が、インナルーフ30の内気供給口41に対向する状態で形成されている。
左右の庇43は、外気導入経路38に連通する中空状に形成され、左側の庇43の底壁にのみ、外気導入口44が形成され、エアフィルタ45が装備されている。
このように、左側の庇43にのみ外気導入口44を形成し、エアフィルタ45を装備したことで、圃場でエアフィルタ45の掃除や交換などを行う場合には、車体の左側を畦に隣接させた状態で車体を停止させるようにすれば、左側の乗降口から畦に降車して直ぐに、庇43に手が届き易い畦上で、エアフィルタ45の掃除や交換などを行うことができる。
左右金属製の配管66、66より排水方向下手側には、左右先端側ホース67、67を上下向き姿勢で配設し、夫々、左右金属製の配管66、66に接続してある。
図中83は、ウインカーである。
なお、補水空間Cに溜まった水は、次ぎのようにして排出される。図7及び図8に示すように、補水空間Cを、前記第1合わせ面に沿ってかつその補水空間Cの底面が前記補水空間Cの両側端程低位に位置するように形成する。そして、前記した両側端に対応した最低部位に下部カバー39より機外に排出する排出口Cc、Ccを設けて、補水空間Cに捕捉された漏水を排出するように構成してある。
〔1〕作業車としては、コンバインやバックホーあるいは運搬車などであってもよい。
〔2〕ルーフ部32の前部側に空調ユニット36を配備するようにしてもよい。
この場合には、図示してはいないが、空調ユニット36をフロントピラー24より前方に突出する状態で配置する構成を採る。そうすると、この場合の排水機構Aとしては、第1排水部としての機器側排水ホース65は、空調ユニット36から水平でかつ横側方に向かう姿勢で設けるとともに、機器側排水ホース65に接続する金属製の配管66を、機体後方側に向けて斜め下向き姿勢で配設し、先端側ホース67を上下向き姿勢でリヤピラーに沿って配置して構成する。
〔3〕第1〜第3排水部としては、全て、排水ホースで構成してもよく、又、全て金属製の配管で構成してもよく、いずれにも、限定されない。
24 フロントピラー
26 リヤピラー
32 ルーフ部
36 空調ユニット
65 第1排水部(機器側ホース)
66 第2排水部(金属製の配管)
67 第3排水部(先端側ホース)
68 ブラケット
84 作業灯
A 排水機構
Claims (1)
- ルーフ部が、インナルーフと、アウタルーフと、リヤウインドよりも後方に延出したアウタルーフの後端部を下側から覆う下部カバーとを備えて構成されており、前記インナルーフの後端部と前記アウタルーフの後部と前記下部カバーとによって形成された収納空間に空調ユニットが配備されており、
前記収納空間の前側に位置する前記インナルーフの後部中央に、キャビン内空気の空調ユニットへの供給を可能にする内気供給口が形成されていると共に、前記内気供給口に対向する前記アウタルーフの後部中央に、外気の空調ユニットへの供給を可能にする外気供給口が形成されている作業車。
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