JP2016144831A - 切削インサート - Google Patents

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Abstract

【課題】切れ刃の強度が高く、尚且つ切れ刃に熱が溜まりにくい切削インサートを提供することを目的とする。【解決手段】上面20の形状が外方に湾曲した短辺と長辺とがコーナで接続された平行四辺形状であって、短辺側の切れ刃22の逃げ面が該切れ刃22に隣接形成される上部突出逃げ面42と、下面30に接続する下部逃げ面41と、それら二つをつなぐつなぎ面43とを備え、上面は一または複数のすくい面と、下面に平行な中央平坦面60とを備え、すくい面と中央平坦面60との境界線Nが上面の中心部に向かって凹む湾曲部を備え、この湾曲部の中央部Mが短辺側の切れ刃の最突出部22cを中心としてその左右にこの切削インサート10の幅Wの15%の長さ分だけずれ、なおかつ長辺に平行な二本の仮想線で挟まれる領域内にある切削インサート10。【選択図】 図1

Description

本発明は刃先交換式の切削工具に用いられる切削インサート、特に高送り加工が可能な刃先交換式の切削工具に用いられる切削インサートに関する。
従来、高送り加工を行う切削工具として特許文献1のような略平行四辺形の切削インサートを用いた切削工具が知られている。この種の切削インサートでは、主切れ刃の切込み角をできる限り小さくして切りくずの厚みを薄くすることで、主切れ刃への負荷を小さくし、高送り加工を実現している。
国際公開公報WO2010/114094
現状、特許文献1で開示されている切削インサートに代表される従来の切削インサートには、高送り加工に対して改善の余地がある。改善の方向性にはいくつかのものが確認されている。先ず、切れ刃に発生する熱である。高送り加工は相対的に発生熱量が大きいため、切れ刃の温度は加工時と空冷時とで大きく温度が変化する。そのため、熱疲労が相対的に大きくなり、欠損等し易くなることがある。次に、大きな切削抵抗である。低抵抗化を図るために、切込み角が小さくなるように設計されているが、それでも十分ではなく、加工時の大きな負荷のために突発的な欠損や破損が生じることがある。また、これらの現象が複合的に合わさって問題となる場合もある。本発明は上記の問題を解決するためになされた。すなわち、本発明の切削インサートは高送り加工で問題となる切れ刃の温度上昇および切れ刃への負担を解決するものである。
本願発明は上面視したとき、外方に湾曲する部分を有する短辺と、直線状の長辺と、を有し、該短辺と該長辺とがコーナを介して接続された略平行四辺形状のポジティブタイプの切削インサートであって、短辺側の切れ刃の逃げ面が、底面に接続する下部逃げ面と、該短辺側の切れ刃に接続し且つ該下部逃げ面との間に段差が形成された上部突出逃げ面と、該下部逃げ面と該上部突出逃げ面とを接続するつなぎ面とを備え、上面は前記短辺側の切れ刃に対応する一または複数のすくい面と、該すくい面に接続し上面の中央部に形成され、底面に平行な中央平坦面と、を備え、上面視したとき、前記すくい面のうち最も中心側にあるすくい面と前記中央平坦面との境界線はこの切削インサートの中央側に向かって湾曲した湾曲部を有し、前記境界線の湾曲部の中央部の位置は、前記短辺側の切れ刃の湾曲部における最突出部を通り、前記長辺と平行な仮想直線を中心とし、この切削インサートの幅の15%の距離だけそれぞれ両側にずらされた2つの仮想直線に挟まれた領域内にあることを特徴とする切削インサートである。
さらに、本願発明の切削インサートは、短辺側から側面視したとき、短辺側の切れ刃から上部突出逃げ面の縁部までの幅が、該短辺が接続する一方のコーナから他方のコーナに向かうにしたがって増すような形状を備えることも有効である。
本発明の切削インサートの逃げ面の近傍には従来技術の切削インサートよりも大きな空間が形成されているため、そこに空気やクーラントが入り込み、それらが切れ刃を逃げ面側から冷却する。また、そこに空間が形成されることで切削インサートとクーラント等との接触面積も増える。これらのことによって、加工に伴う切れ刃の温度上昇が抑制される。その空間を形成するために、本発明の切削インサートでは、切れ刃に隣接する逃げ面と下面に接続する逃げ面との間に段差が形成された形状となっているが、切れ刃を強化するような形状となっているので、欠損等が生じにくくなっている。
図1は一実施形態の斜視図である。 図2は図1の実施形態の平面図である。 図3は図1の実施形態の短辺側から見た側面図である。 図4は図1の実施形態の長辺側から見た側面図である。 図5は図1の実施形態の底面図である。 図6は図1のVI−VI断面図である。 図7は図1のVII−VII断面図である。 図8は短切れ刃の特定の部位を示すための説明図である。 図9は短切れ刃の特定の部位を示すための説明図である。 図10は第2すくい面の位置とその位置におけるすくい角の関係を示すグラフである。 図11は図1の切削インサートがボデーに取り付けられたときの説明図である。 図12は短切れ刃に垂直な断面を示す説明図である。 図13は別の実施形態を説明するための説明図である。
以下、本発明の一実施形態を、図面を用いて説明する。図1は斜視図である。図2は平面図である。図3は短辺側から見た側面図である。図4は長辺側から見た側面図である。図5は底面図である。
図1から図5に示すように、切削インサート10は上面視したときの形状がほぼ長方形で、上面20がすくい面として機能し、逃げ角が設けられた側面が逃げ面として機能する。すなわち、切削インサート10はいわゆるポジティブタイプの切削インサートである。上面20の中央には下面30まで貫通する取付穴50が形成されており、切削インサート10が切削工具に装着される際は、ここにねじが挿通されて固定される。切削インサート10は取付穴50の中心軸周りに180°回転対称な形状をしている。したがって、以下の説明では切削インサート10全体ではなく、図2の下方に描かれている部分を中心に説明し、上方の部分は説明した形状と同一の形状であるので説明を省略する。
上面20の短辺と側面40との交差稜線部に切れ刃22が形成される。図3に示すように、切削インサート10を短辺側から側面視したとき、上面20と側面40との交差稜線部は下面30に向かって傾斜する部分を備え、加工時には主にその部分を切れ刃22として用いる。以下の説明では、この傾斜している部分を便宜的に傾斜切れ刃と呼称する。また図2において、切れ刃22に接続する図面右側のコーナを便宜的に「第1コーナ」と呼称し、図面左側のコーナを「第2コーナ」と呼称する。短辺側から側面視したとき、傾斜切れ刃22aの傾斜角度は10°以上15°以下であることが好ましい。図2に示すように、切削インサート10を上面視したとき、切れ刃22全体としては第2コーナ25寄りの位置を中心に外方に向かって凸に湾曲した形状になっている。
図4および図3に示すように、切れ刃22に接続する逃げ面は下面30に直接接続する下部逃げ面41と、切れ刃22に直接接続し下部逃げ面41の延長面よりも切削インサート10の外側にずれた位置にある上部突出逃げ面42とを備える。図に示すように、上部突出逃げ面42は下部逃げ面41とは直接接続されているわけではなく、上部突出逃げ面42と接続し切削インサート10の内方に向かって延びるつなぎ面43を間に介して下部逃げ面41と接続している。そのため、上部突出逃げ面42は下部逃げ面41との接続部を有さず、上部突出逃げ面42と下部逃げ面41との間には段差が形成されている。この点で従来からあるような、逃げ角が異なる二つの面が直接つながって構成された逃げ面と相違する。図3に示すように、上部突出逃げ面41の厚み方向の幅は一定ではなく、第1コーナ24から第2コーナ25にかけて徐々に幅が大きくなる。図3に示されている線49は上部突出逃げ面42とつなぎ面43との境界線を示しているが、この交差稜線49は直線的に延びるのではなく、第1コーナ24側から傾斜切れ刃22aともう一つの平行な切れ刃部分22bとの交差部のほぼ真下辺りまで直線的に延び、そこからそれまでよりも小さい角度で直線的に延びる。図5に示すように、上部突出逃げ面42の突出量も一定ではなく、傾斜切れ刃22aの途中までは比較的小さい突出量で一定し、そこから徐々に突出量が増えて切れ刃22の最突出部22cでピークに達し、その後は再び突出量は徐々に減少する。
上面視したときにおける切れ刃22に対して垂直な断面を観察すると、切れ刃22のどの位置の断面であっても、上部突出逃げ面42の逃げ角は同一になっている。つまり、上部突出逃げ面42の逃げ角は切れ刃22のどの位置でも一定になっている。なお、湾曲している切れ刃を持つ別の実施形態の場合には、上面視で観察したい切れ刃上の点を通る接線に垂直な断面を用いる。下部逃げ面41の逃げ角も同様に切れ刃22の任意の位置で同一になっており、その大きさは上部突出逃げ面42の逃げ角と等しい。
上面20は正のすくい角を有する第1のすくい面28と、第1のすくい面28に接続し正のすくい角を有する第2のすくい面29と、第2のすくい面29に接続し下面に30に平行な中央平坦面60とを備える。中央平坦面60は取付穴50の周囲を囲むように形成される。
図2に示すように、上面視で第2すくい面29と中央平坦面60との境界線Nを観察するとき、この二つの境界線は途中に切削インサート10の中心側に向かって湾曲する湾曲部分を有する。なお、境界線Nとは二つの面同士の交差稜線および二つの面同士がそれらと比較して極小さい湾曲面でつながるときにおいてそれら三つの面を巨視的に見たときに観察できる線をいう。上面視するときにおいて、切れ刃22の最も外側に膨らんだ箇所(最突出部22c)を通り、且つ上面20の長辺に平行な線が、前記境界線Nの湾曲部分のほぼ中央部Mを通過する。このことについて具体的に説明すると、上面視で長辺に平行な断面を観察するとき、図6および図7に示すように、第1すくい面28と第2すくい面29との接続部Pから第2すくい面29と中央平坦面60との接続部Qまでの水平距離Lは一定ではなく、第1コーナ24から切れ刃22の最突出部22cに向かうにしたがい距離Lは徐々に長くなり、最突出部22cで長さが最大になった後、第2コーナ25に向かうにしたがい再び徐々に短くなる。
上面視したときの上面20の長辺に平行な断面で第2すくい面29を観察するとき、第2すくい面29のすくい角は一定ではなく、場所によって変化している。具体的には、第1コーナ24側から第2コーナ25側へ向かう所定の範囲(図8の囲みX)では第2すくい面29のすくい角は第1すくい面28のすくい角よりも大きくかつ途中にすくい角の大きさ極大となる箇所が存在する。範囲Xの隣にある所定の範囲(図9の囲みY)では、第2すくい面29のすくい角は第1すくい面28のすくい角よりも小さくかつ最突出部22cの位置ですくい角の大きさは極小となる。すなわち、切れ刃22のある位置とその位置におけるすくい角の関係を、グラフを用いて模式的に示すと、図10のようになる。横軸は切れ刃22の位置を表している。なお、横軸の右端は切れ刃22と第1コーナとの接続部であり、左端は切れ刃22と第2コーナとの接続部である。縦軸はすくい角の大きさを示し、横軸に平行な破線は第1すくい面28のすくい角の大きさを示す。なお、このグラフは各位置とすくい角との傾向を模式的に示したものであり、必ずしもこの実施形態の形状と厳密に一致しているわけではない。
次に、切削インサート10の効果について説明する。上部突出逃げ面42が形成されることで、図12に示すように、切削インサート10をボデーに取り付けたときに切れ刃の工具回転方向の直ぐ後方に大きな空間70が形成される。この空間が形成されることで、クーラントを使用したときに、放出されたクーラントがこの空間に入り、切れ刃がすくい面側と逃げ面側との二方向から冷却される。つまり、つなぎ面43があることにより、上部突出逃げ面42と下部逃げ面41とが直接ではなく間接的に接続されるので、切れ刃と空間との距離が短くなり、切れ刃の近くに大量の冷却源が供給される。そのため、切削インサート10の切れ刃の冷却効率は従来のポジティブタイプの切削インサートよりも相対的に高い。さらに、すくい面側は切りくずがクーラントの付与を妨げ、冷却効率を高めることが難しいが、逃げ面側は切りくずがないため、冷却効率を高めることにおおいに適している。なお、クーラントを用いない加工に切削インサート10が用いられたとしても、上記の空間が形成されることで加工中に効果的な空冷が行われ、加工による切れ刃の温度上昇が抑制される。
上部突出逃げ面42が形成されて下面30側に空間70が形成されることで、従来のポジティブタイプの切れ刃と異なり、切れ刃22の真下には切れ刃22を支える部位が無くなっている。このことにより切れ刃22の強度は従来のものに比べて低下傾向にある。一方で、実験的に、切れ刃の強度と、切れ刃の端部と第2すくい面29の切削インサート10の中心側の端部(図6、図7の点Qに相当)とを結んだ線と逃げ面とがなす角度θ(図11参照)と、の間には相関関係があることがわかっている。切削インサート10においては、上述した範囲Yの内側にある第2すくい面29のすくい角が、第1すくい面28のすくい角よりも小さく形成されているので、範囲Y内の切れ刃の強度は全体的に強化されている。このことにより、切れ刃22は十分加工に耐えるだけの強度を備えている。
以上説明したように、切削インサート10には、高送り加工に問題となる切れ刃の温度上昇と切れ刃の強度に対する工夫が施されている。これらにより、切削インサート10は安定した高能率加工を実現できる。なおこの実施形態においては、境界線Nは第1コーナ24から離れるにつれて水平距離Lが徐々に長くなるという形状を有しているが、この形状は必須の形状ではなく、あくまで上面視したときに、境界線Nが湾曲部分を適当な位置に有しているということが切れ刃の強化において重要になっている。そのため、ある程度の位置まで水平距離Lが一定であって、その後徐々に水平距離Lが長くなり、最突出部において水平距離Lが最大になるような境界線Nを有する別の実施形態も可能である。また、水平距離Lが最大になる部分がある程度の範囲をもつ別の実施形態、すなわち、上面視するときにおいて、切れ刃22の最も外側に膨らんだ箇所周辺と、境界線Nの対応部分とが同じ輪郭形状でずらされた形状関係になるような実施形態も可能である。
切削インサート10がボデーに取り付けられた際に、外周コーナとなる第1コーナ24に近い位置の切れ刃部分ほど、工具一回転当たりの加工距離が長くなるので、その分温度が上昇しやすい。そのため、冷却効率を高めるために第1コーナ24近傍の上部突出逃げ面42の幅が短くなり、第1コーナ24から離れたその他の切れ刃部分は温度上昇よりも強度が問題となるので、強度を確保するために上部突出逃げ面42の幅が厚くなっている。
上記実施形態では、上面視したとき、交差稜線Nの湾曲した部分の中心部Mと最突出部22cとが一直線上にあったが、この二つはある大きさの範囲内でずれていても切れ刃を強化するという効果が生じる。つまり、図13に示すように、仮想線Sが最突出部22cの接線に垂直な線であるとした場合、境界線Nの湾曲した部分の中心部Mが、仮想線Sを基準にして左右に切削インサート10の幅の15%分だけずらされた位置にある切削インサート10の長辺に平行な2本の仮想線で囲まれる範囲内に入っていれば切れ刃22は強化される。ただし、上記実施形態のように最突出部22cと中心部Mとが同一直線上にあると、最も強化の度合が大きくなる。なお、切削インサート10の幅とは上面20の長辺同士の距離とする。
また、上記実施形態では第2すくい面29のすくい角が場所によって変化しているが、一定の大きさであっても本願発明の「切れ刃の温度上昇と切れ刃の強化」という効果は失われない。例えば、第2すくい面29のすくい角が全体的に第1すくい面28のすくい角よりも小さければ、切りくずと第2すくい面29とが接触しなくなり、第2すくい面29で凝着が生じにくくなる。
なお、上記実施形態では二つのすくい面を備えていたが、すくい面の数は一つでも三つ以上でも構わない。すくい面が一つの場合は、そのすくい面と中央平坦面との境界線に湾曲部が形成され、すくい面が三つ以上の場合は最も切削インサートの中央側に位置するすくい面と中央平坦面との境界線に湾曲部が形成される。
10…切削インサート
20…上面
22…切れ刃
22a…傾斜切れ刃
22b…切れ刃のもう一方の部分
22c…最突出部
24…第1コーナ
25…第2コーナ
28…第1すくい面
29…第2すくい面
30…下面
40…側面
41…下部逃げ面
42…上部突出逃げ面
43…つなぎ面
49…交差稜線
50…取付穴
60…中央平坦面

Claims (2)

  1. 上面視したとき、外方に湾曲する部分を有する短辺と、直線状の長辺と、を有し、該短辺と該長辺とがコーナを介して接続された略平行四辺形状のポジティブタイプの切削インサートであって、
    短辺側の切れ刃の逃げ面が、底面に接続する下部逃げ面と、該短辺側の切れ刃に接続し且つ該下部逃げ面との間に段差が形成された上部突出逃げ面と、該下部逃げ面と該上部突出逃げ面とを接続するつなぎ面とを備え、
    上面は前記短辺側の切れ刃に対応する一または複数のすくい面と、該すくい面に接続し上面の中央部に形成され、底面に平行な中央平坦面と、を備え
    上面視したとき、前記すくい面のうち最も中心側にあるすくい面と前記中央平坦面との境界線はこの切削インサートの中央側に向かって湾曲した湾曲部を有し、
    前記境界線の湾曲部の中央部の位置は、前記短辺側の切れ刃の湾曲部における最突出部を通り、前記長辺と平行な仮想直線を中心とし、この切削インサートの幅の15%の距離だけそれぞれ両側にずらされた2つの仮想直線に挟まれた領域内にあることを特徴とする切削インサート。
  2. 前記短辺側から側面視したとき、前記短辺側の切れ刃から前記上部突出逃げ面の縁部までの幅が、該短辺が接続する一方のコーナから他方のコーナに向かうにしたがって増していく請求項1に記載の切削インサート。
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