JP2016143147A - 医用プログラムおよびそれを用いた医用システム - Google Patents

医用プログラムおよびそれを用いた医用システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016143147A
JP2016143147A JP2015016982A JP2015016982A JP2016143147A JP 2016143147 A JP2016143147 A JP 2016143147A JP 2015016982 A JP2015016982 A JP 2015016982A JP 2015016982 A JP2015016982 A JP 2015016982A JP 2016143147 A JP2016143147 A JP 2016143147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medical
medication
patient
test
grouping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015016982A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6500460B2 (ja
Inventor
誠人 堀野
Masato Horino
誠人 堀野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2015016982A priority Critical patent/JP6500460B2/ja
Publication of JP2016143147A publication Critical patent/JP2016143147A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6500460B2 publication Critical patent/JP6500460B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

【課題】有用な医学的処置および検査結果を簡易に選択することができる医用プログラムおよびそれを用いた医用システムを提供することを目的とする。
【解決手段】医学的処置として投薬に関するデータを記憶する薬データベース21と、検査結果に関するデータを記憶する検査データベース22とを備える。適応傷病名に基づいて、同一の適応傷病名を有する投薬および検査結果を薬データベース21および検査データベース22から読み出してグループ化することで、比較したい投薬および検査結果を前もって選択する手間を省き、人的操作を行うことなく、有用な投薬および検査結果を簡易に自動的に選択し、ユーザや患者に供することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、医用データに関する処理をコンピュータに実行させるための医用プログラムおよびそれを用いた医用システムに係り、特に、傷病者のための電子カルテシステム,健常者も含む検診システムの他に病院の地域ネットワーク上のデータ共有化などの技術に関する。
従来、この種の医用システムとして、医学的処置およびそれに基づく検査結果を互いに対応付けて出力するシステムがある。医学的処置としては、例えば投薬や治療や術式などがある。また、検査結果としては、投薬に基づく検査値や、放射性薬剤による集積画像(集積分布)や医用画像などがある。以下では、医学的処置として投薬を例に採って説明するとともに、検査結果として(投薬に基づく)検査値を例に採って説明する。
投薬記録および検査結果を時間軸で揃えて表示し、投薬の結果が検査値にどのように表れてきているかをグラフ化(時系列グラフ化)してわかりやすくユーザ(例えば医師や看護師等)や患者に見せる方法が、電子カルテ等で広く用いられている。ところで、傷病名と表示する検査項目とを関連付けるシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−109835号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、ユーザが期間を指定してグラフを作成すると、その期間内に行った投薬および検査結果が全て対象になる。したがって、多剤投薬を行っているケースでは比較したい薬と検査値との関連を明示することが困難となっている。また、比較したい薬と検査値のみを表示することができるようにグラフ化する項目にチェックを入れることで表示したいもののみをグラフ化することができる機能を持ったシステムもあるが、多くの薬と検査値から必要なものを選ぶ作業が煩わしい。また、ユーザが経験不足の場合にはチェックを入れる薬および検査値を選び間違う可能性もある。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、有用な医学的処置および検査結果を簡易に選択することができる医用プログラムおよびそれを用いた医用システムを提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、この発明に係る医用プログラムは、医用データに関する処理をコンピュータに実行させるための医用プログラムであって、適応傷病名に基づいて、同一の適応傷病名を有する医学的処置および検査結果をグループ化するグループ化工程を備え、当該グループ化工程での処理をコンピュータに実行させることを特徴とするものである。
[作用・効果]この発明に係る医用プログラムによれば、適応傷病名に基づいて、同一の適応傷病名を有する医学的処置および検査結果をグループ化することで、比較したい医学的処置および検査結果を前もって選択する手間を省き、人的操作を行うことなく、有用な医学的処置および検査結果を簡易に自動的に選択し、ユーザや患者に供することができる。なお、特許文献1:特開2014−109835号公報では投薬などに代表される医学的処置と検査結果とを関連付けることについては開示されていないことに留意されたい。
また、この発明に係る医用システムは、上述した発明に係る医用プログラムを用いた医用システムであって、医学的処置に関するデータを記憶する医学的処置データ記憶手段と、検査結果に関するデータを記憶する検査結果データ記憶手段と、適応傷病名に基づいて、同一の適応傷病名を有する医学的処置および検査結果を前記医学的処置データ記憶手段および前記検査結果データ記憶手段から読み出してグループ化するグループ化手段とを備えることを特徴とするものである。
[作用・効果]この発明に係る医用システムによれば、医学的処置に関するデータを記憶する医学的処置データ記憶手段と、検査結果に関するデータを記憶する検査結果データ記憶手段とを備える。適応傷病名に基づいて、同一の適応傷病名を有する医学的処置および検査結果を医学的処置データ記憶手段および検査結果データ記憶手段から読み出してグループ化するグループ化手段を備えることで、比較したい医学的処置および検査結果を前もって選択する手間を省き、人的操作を行うことなく、有用な医学的処置および検査結果を簡易に自動的に選択することができる。
上述した発明に係る医用システムの一例は、医学的処置は投薬であって、上述したグループ化手段は、適応傷病名に基づいて、同一の適応傷病名を有する投薬および検査結果をグループ化することである。医学的処置は投薬であって、上述したグループ化手段は、適応傷病名に基づいて、同一の適応傷病名を有する投薬および検査結果をグループ化することで、比較したい投薬および検査結果を前もって選択する手間を省き、人的操作を行うことなく、有用な投薬および検査結果を簡易に自動的に選択することができる。
医学的処置が投薬の場合には、下記のような手段を備えるのが好ましい。
すなわち、設定データを入力する入力手段と、患者に関するデータを記憶する患者データ記憶手段と、グループ化手段でグループ化された同一の適応傷病名毎の投薬および検査結果に基づいて、投薬に基づく患者の検査値を患者データ記憶手段から読み出して同一の適応傷病名毎に当該患者への投薬および当該患者の検査値を互いに対応付ける対応手段と、入力手段に入力された期間に基づいて、対応手段で対応付けられた同一の適応傷病名毎の患者への投薬および患者の検査値を当該期間内で時系列グラフ化して出力する出力手段とを備えるのが好ましい。かかる手段を備えることで、人的操作を行うことなく、同一の適応傷病名毎の投薬およびそれに基づく検査値を自動的に選択することができ、投薬および検査値に関する時系列グラフを自動的に作成して出力することができる。その結果、多剤投薬を行ったとしても適応傷病名に関する有用な投薬および検査値のみを自動的に選択することができて、投薬の結果が検査値にどのように表れてきているかを時系列グラフ化してユーザや患者に供することができる。
この発明に係る医用プログラムおよびそれを用いた医用システムによれば、適応傷病名に基づいて、同一の適応傷病名を有する医学的処置および検査結果をグループ化することで、比較したい医学的処置および検査結果を前もって選択する手間を省き、人的操作を行うことなく、有用な医学的処置および検査結果を簡易に自動的に選択し、ユーザや患者に供することができる。
実施例に係る医用システム(電子カルテシステム)のブロック図である。 実施例に係る一連の処理のフローチャートである。 グループ化された投薬(薬剤)−検査結果の組み合わせに関する模式図である。 各同一の適応傷病名毎の患者への投薬および患者の検査値の時系列グラフである。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
図1は、実施例に係る医用システム(電子カルテシステム)のブロック図である。本実施例では、傷病者のための電子カルテシステムに適用し、医学的処置として投薬を例に採って説明するとともに、検査結果として(投薬に基づく)検査値を例に採って説明する。
図1に示すように、電子カルテシステム1は、電子カルテプログラム11を動かす制御部10と、投薬に関するデータを記憶する薬データベース21と、検査結果に関するデータを記憶する検査データベース22と、患者に関するデータを記憶する患者データベース23と、適応傷病名をコード毎に関連付けた傷病名コード24と、ユーザ(例えば医師や看護師等)が設定データを入力する入力部30と、時系列グラフ等を表示するモニタ40とを備えている。電子カルテシステム1は、この発明における医用システムに相当し、制御部10は、この発明におけるグループ化手段,対応手段および出力手段に相当し、電子カルテプログラム11は、この発明における医用ブログラムに相当し、薬データベース21は、この発明における医学的処置データ記憶手段に相当し、検査データベース22は、この発明における検査結果データ記憶手段に相当し、患者データベース23は、この発明における患者データ記憶手段に相当し、入力部30は、この発明における入力手段に相当する。
制御部10は、電子カルテシステム1を構成する各部分を統括制御する。特に、制御部10は、電子カルテプログラム11を動かして、電子カルテプログラム11に基づく処理を行う。電子カルテプログラム11に基づく具体的な処理については、図2〜図4で後述する。制御部10は、中央演算処理装置(CPU)などで構成されており、電子カルテプログラム11は、ROM(Read-only Memory)などに代表される記憶媒体に予め記憶されている。
薬データベース21は、患者に関するデータがRAM(Random-Access Memory)などに代表される記憶媒体に予め記憶されるように構成されている。具体的には、薬の種類(図3では投薬A,投薬B)が薬データベース21に予め記憶されている。その他にも、その薬のメーカ名(図3では「△△製薬」,「○○製薬」)や成分名(図3では「シメプレビルナトリウム」,「フルバスタチンナトリウム」)も薬の種類に関連付けて薬データベース21に記憶されていてもよい。
検査データベース22は、検査結果に関するデータがRAMなどに代表される記憶媒体に予め記憶されるように構成されている。具体的には、投薬に基づく検査結果(図3では「AST(GOT)」,「ALT(GPT)」,「γ−GPT」,「HDLコレステロール」,「LDLコレステロール」)が検査データベース22に予め記憶されている。その他にも、検査名(図3では「生化学I」)や検査会社(図3では「○○臨床」)や検体(図3では静動脈)も検査結果に関連付けて検査データベース22に記憶されていてもよい。
患者データベース23は、患者に関するデータがRAMなどに代表される記憶媒体に予め記憶されるように構成されている。具体的には、薬の種類(図3および図4では投薬A,投薬B),患者への投薬日,検査日,投薬に基づく患者の検査値などが患者データベース23に予め記憶されている。
傷病名コード24は、適応傷病名をコード毎に関連付けてテーブル化して、テーブル化されたデータがRAMなどに代表される記憶媒体に予め記憶されるように構成されている。なお、図1中の結線の実線に示すように、薬データベース21と傷病名コード24とは互いに関連付けられており、薬の種類(図3では投薬A,投薬B)に対する傷病名(図3では「C型慢性肝炎」,「高コレステロール血症」)コードが、薬の種類に関連付けられている。同様に、図1中の結線の実線に示すように、検査データベース22と傷病名コード24とは互いに関連付けられており、投薬に基づく検査結果(図3では「AST(GOT)」,「ALT(GPT)」,「γ−GPT」,「HDLコレステロール」,「LDLコレステロール」)と傷病名コードとが関連付けられている。必ずしも一対一に関連付けられているものではないことに留意されたい。
入力部30は、マウスやキーボードやジョイスティックやトラックボールやタッチパネルなどに代表されるポインティングデバイスで構成されている。ユーザが設定データを入力部30に入力すると、制御部10を介して、設定データに基づくコマンドを、電子カルテシステム1を構成する各部分にそれぞれ送信して、当該コマンドに基づいてそれぞれ制御する。特に、ユーザが時系列グラフの期間を入力部30に入力すると、入力部30に入力された期間を制御部10に送信して、制御部10は、当該期間に基づいて同一の適応傷病名毎の患者への投薬および患者の検査値を当該期間内で時系列グラフ化して出力する。具体的な時系列グラフ化の処理についても、図2〜図4で後述する。
モニタ40は、コマンド操作のための画面や時系列グラフ化を表示する。具体的なモニタ40の表示についても、図2〜図4で後述する。
次に、電子カルテプログラム11に基づく具体的な処理について、上述した図1とともに、図2〜図4を参照して説明する。図2は、実施例に係る一連の処理のフローチャートであり、図3は、グループ化された投薬(薬剤)−検査結果の組み合わせに関する模式図であり、図4は、各同一の適応傷病名毎の患者への投薬および患者の検査値の時系列グラフである。
(ステップS1)期間の入力
ユーザは、比較表示させる期間を入力部30(図1を参照)に入力する。そして、入力部30の「比較表示」ボタンを押下して、次のステップS2に進む。「比較表示」ボタンの形態については、特に限定されない。モニタ40(図1を参照)に表示された「比較表示」ボタンにポインタを合わせて入力部30のマウスでクリックすることで次のステップS2に進んでもよいし、モニタ40がタッチパネルで構成されている場合にはタッチパネル上の「比較表示」ボタンに指等で触れることで次のステップS2に進んでもよい。
(ステップS2)期間内の投薬・検査の抽出
ステップS1で入力された期間に基づいて、当該期間に行った投薬・検査を抽出する。
(ステップS3)グループ化
制御部10(図1を参照)は、適応傷病名に基づいて、同一の適応傷病名を有する投薬および検査結果を薬データベース21(図1および図3も参照)および検査データベース22(図1および図3も参照)から読み出してグループ化する。
具体的には、図3に示すように、互いに関連付けられた薬データベース21(図1および図2も参照)および傷病名コード24(図1も参照)、互いに関連付けられた検査データベース22(図1および図2も参照)および傷病名コード24から各データを読み出して、同一の適応傷病名を有する投薬および検査結果をグループ化する。
例えば、適応傷病名にC型慢性肝炎を含むものでグループ化する場合には、C型慢性肝炎に関連付けられた投薬Aを薬データベース21から読み出すとともに、C型慢性肝炎に関連付けられ、かつ当該投薬Aに基づく検査結果であるAST(GOT),ALT(GPT)およびγ−GPTを検査データベース22から読み出して、図3中の点線に示すようにグループ化する。
また、例えば、適応傷病名に高コレステロール血症を含むものでグループ化する場合には、高コレステロール血症に関連付けられた投薬Bを薬データベース21から読み出すとともに、高コレステロール血症に関連付けられ、かつ当該投薬Bに基づく検査結果であるHDLコレステロールおよびLDLコレステロールを検査データベース22から読み出して、図3中の点線に示すようにグループ化する。
上述の順のようにして、該当する適応傷病名毎にグループ化をそれぞれ行うことで、図3に示す投薬(薬剤)−検査結果の組み合わせを作成する。なお、図3のように、薬の種類や検査結果に応じて適応傷病名が複数存在する(図3では検査結果AST(GOT),ALT(GPT)およびγ−GPTに関連する適用傷病名はC型慢性肝炎以外にも存在する)場合があるので、該当する適応傷病名をいずれか1つ含んでいればグループ化を行うようにする。このステップS3は、この発明におけるグループ化工程に相当する。
(ステップS4)対応付け・時系列グラフ化
図2のフローチャートに戻って、制御部10は、ステップS3でグループ化された同一の適応傷病名毎の投薬および検査結果に基づいて、投薬に基づく患者の検査値を患者データベース23(図1も参照)から読み出して同一の適応傷病名毎に当該患者への投薬および当該患者の検査値を互いに対応付ける。
例えば、適応傷病名がC型慢性肝炎を含む場合には、グループ化されたC型慢性肝炎の投薬A・検査結果であるAST(GOT),ALT(GPT)およびγ−GPTに基づいて、投薬Aに基づく患者の(実際の)検査値を患者データベース23から読み出して、C型慢性肝炎毎に当該患者への投薬および当該患者の(実際の)検査値を互いに対応付ける。
また、例えば、適応傷病名が高コレステロール血症を含む場合には、グループ化された高コレステロール血症の投薬B・検査結果であるHDLコレステロールおよびLDLコレステロールに基づいて、投薬Bに基づく患者の(実際の)検査値を患者データベース23から読み出して、高コレステロール血症毎に当該患者への投薬および当該患者の(実際の)検査値を互いに対応付ける。
このとき、図1中の結線の点線に示すように、患者個人の投薬・検査値に関するデータと適応傷病名とを互いに関連付けるために、傷病名コード24の傷病名コードを患者データベース23の患者個人の投薬・検査値に関するデータに関連付けるようにする。
そして、制御部10は、ステップS1で入力部30に入力された期間に基づいて、対応付けられた同一の適応傷病名毎の患者への投薬および患者の検査値を当該期間内で時系列グラフ化して出力する。具体的には、図4に示すように、横軸を時間,縦軸を検査値として、ステップS1で入力された期間内において各々の検査日で得られた患者の検査値をプロットしながら時系列グラフを作成する。
例えば、適応傷病名がC型慢性肝炎を含む場合には、C型慢性肝炎毎の患者への投薬A・患者の検査値であるAST(GOT)の値,ALT(GPT)の値およびγ−GPTの値をそれぞれ時系列グラフ化してモニタ40(図1を参照)に表示する。
また、例えば、適応傷病名が高コレステロール血症を含む場合には、高コレステロール血症毎の患者への投薬B・患者の検査値であるHDLコレステロール値およびLDLコレステロール値をそれぞれ時系列グラフ化してモニタ40に表示する。
本実施例に係る医用プログラム(本実施例では電子カルテプログラム11)によれば、適応傷病名に基づいて、同一の適応傷病名を有する医学的処置(本実施例では投薬)および検査結果をグループ化することで、比較したい医学的処置(投薬)および検査結果を前もって選択する手間を省き、人的操作を行うことなく、有用な医学的処置および検査結果を簡易に自動的に選択し、ユーザや患者に供することができる。なお、「課題を解決するための手段」の欄でも述べたように、特許文献1:特開2014−109835号公報では投薬などに代表される医学的処置と検査結果とを関連付けることについては開示されていないことに留意されたい。
本実施例に係る医用システム(本実施例では電子カルテシステム1)によれば、医学的処置(投薬)に関するデータを記憶する医学的処置データ記憶手段(本実施例では薬データベース21)と、検査結果に関するデータを記憶する検査結果データ記憶手段(本実施例では検査データベース22)とを備える。適応傷病名に基づいて、同一の適応傷病名を有する医学的処置(投薬)および検査結果を医学的処置データ記憶手段(薬データベース21)および検査結果データ記憶手段(検査データベース22)から読み出してグループ化するグループ化手段(本実施例では制御部10)を備えることで、比較したい医学的処置(投薬)および検査結果を前もって選択する手間を省き、人的操作を行うことなく、有用な医学的処置(投薬)および検査結果を簡易に自動的に選択することができる。
本実施例では、医学的処置は投薬であって、上述したグループ化手段(制御部10)は、適応傷病名に基づいて、同一の適応傷病名を有する投薬および検査結果をグループ化している。医学的処置は投薬であって、上述したグループ化手段(制御部10)は、適応傷病名に基づいて、同一の適応傷病名を有する投薬および検査結果をグループ化することで、比較したい投薬および検査結果を前もって選択する手間を省き、人的操作を行うことなく、有用な投薬および検査結果を簡易に自動的に選択することができる。
本実施例のように医学的処置が投薬の場合には、下記のような手段を備えるのが好ましい。
すなわち、設定データを入力する入力手段(本実施例では入力部30)と、患者に関するデータを記憶する患者データ記憶手段(本実施例では患者データベース23)と、グループ化手段(制御部10)でグループ化された同一の適応傷病名毎の投薬および検査結果に基づいて、投薬に基づく患者の検査値を患者データ記憶手段(患者データベース23)から読み出して同一の適応傷病名毎に当該患者への投薬および当該患者の検査値を互いに対応付ける対応手段(本実施例では制御部10)と、入力手段(入力部30)に入力された期間に基づいて、対応手段(制御部10)で対応付けられた同一の適応傷病名毎の患者への投薬および患者の検査値を当該期間内で時系列グラフ化して出力する出力手段(本実施例では制御部10)とを備えるのが好ましい。かかる手段を備えることで、人的操作を行うことなく、同一の適応傷病名毎の投薬およびそれに基づく検査値を自動的に選択することができ、投薬および検査値に関する時系列グラフを自動的に作成して出力することができる。その結果、多剤投薬を行ったとしても適応傷病名に関する有用な投薬および検査値のみを自動的に選択することができて、投薬の結果が検査値にどのように表れてきているかを時系列グラフ化してユーザや患者に供することができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、傷病者のための電子カルテシステムに適用したが、健常者も含む検診システムや、病院の地域ネットワーク上のデータ共有化システムにも適用することができる。
(2)上述した実施例では、医学的処置として投薬を例に採って説明するとともに、検査結果として(投薬に基づく)検査値を例に採って説明したが、これらに限定されない。例えば医学的処置として治療や術式であってもよいし、例えば検査結果として放射性薬剤による集積画像(集積分布)や医用画像などあってもよい。よって、例えば適応傷病名が乳がんである場合において、乳がんで投与された各々の放射性薬剤およびそれらに基づく集積画像を時系列に逐次に出力してもよい。
(3)上述した実施例では、同一の適応傷病名毎の患者への投薬および患者の検査値を時系列グラフ化して出力したが、必ずしも時系列グラフ化する必要はない。グループ化された同一の適応傷病名毎の医学的処置および検査結果を一覧表示してもよい。よって、患者データベースを読み出さずに、図3に示すようにC型慢性肝炎を含む適応傷病名毎の医学的処置(図3では投薬A)および検査結果(図3では「AST(GOT)」,「ALT(GPT)」,「γ−GPT」)を一覧表示してもよい。
(4)上述した実施例では、グループ化手段,対応手段および出力手段は同一の制御部10であったが、グループ化手段,対応手段および出力手段をそれぞれ個別の中央演算処理装置(CPU)でそれぞれ構成してもよい。
以上のように、この発明は、電子カルテシステムや検診システムの他に、病院の地域ネットワーク上のデータ共有化などに適している。
1 … 電子カルテシステム
10 … 制御部
11 … 電子カルテプログラム
21 … 薬データベース
22 … 検査データベース
23 … 患者データベース
30 … 入力部

Claims (4)

  1. 医用データに関する処理をコンピュータに実行させるための医用プログラムであって、
    適応傷病名に基づいて、同一の適応傷病名を有する医学的処置および検査結果をグループ化するグループ化工程を備え、
    当該グループ化工程での処理をコンピュータに実行させることを特徴とする医用プログラム。
  2. 請求項1に記載の医用プログラムを用いた医用システムであって、
    医学的処置に関するデータを記憶する医学的処置データ記憶手段と、
    検査結果に関するデータを記憶する検査結果データ記憶手段と、
    適応傷病名に基づいて、同一の適応傷病名を有する医学的処置および検査結果を前記医学的処置データ記憶手段および前記検査結果データ記憶手段から読み出してグループ化するグループ化手段と
    を備えることを特徴とする医用システム。
  3. 請求項2に記載の医用システムにおいて、
    前記医学的処置は投薬であって、
    前記グループ化手段は、前記適応傷病名に基づいて、同一の適応傷病名を有する前記投薬および前記検査結果をグループ化することを特徴とする医用システム。
  4. 請求項3に記載の医用システムにおいて、
    設定データを入力する入力手段と、
    患者に関するデータを記憶する患者データ記憶手段と、
    前記グループ化手段でグループ化された同一の適応傷病名毎の前記投薬および前記検査結果に基づいて、投薬に基づく患者の検査値を前記患者データ記憶手段から読み出して同一の適応傷病名毎に当該患者への投薬および当該患者の検査値を互いに対応付ける対応手段と、
    前記入力手段に入力された期間に基づいて、前記対応手段で対応付けられた同一の適応傷病名毎の患者への投薬および患者の検査値を当該期間内で時系列グラフ化して出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする医用システム。
JP2015016982A 2015-01-30 2015-01-30 医用システム Active JP6500460B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015016982A JP6500460B2 (ja) 2015-01-30 2015-01-30 医用システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015016982A JP6500460B2 (ja) 2015-01-30 2015-01-30 医用システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016143147A true JP2016143147A (ja) 2016-08-08
JP6500460B2 JP6500460B2 (ja) 2019-04-17

Family

ID=56570511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015016982A Active JP6500460B2 (ja) 2015-01-30 2015-01-30 医用システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6500460B2 (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004265135A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Sanyo Electric Co Ltd 診療支援システム、診療支援装置、及び診療支援サーバ
JP2004288047A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Fujitsu Ltd 診療支援システム及び診療支援プログラム
JP2007094616A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Fujitsu Ltd 医療情報表示プログラム、医療情報表示方法
JP2008083928A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Gifu Univ 医療情報抽出装置、及び医療情報抽出プログラム
JP2010250780A (ja) * 2009-03-25 2010-11-04 Shigeru Mizuno 臨床診断支援システム
JP2013239158A (ja) * 2012-04-19 2013-11-28 Toshiba Corp 医療情報検索支援装置及び医療情報検索支援システム
JP2014120094A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Toshiba Corp 医療情報検索システム及び医療情報検索装置
JP2014228907A (ja) * 2013-05-20 2014-12-08 株式会社日立製作所 情報構造化システム
JP2015018415A (ja) * 2013-07-11 2015-01-29 富士フイルム株式会社 診療情報表示制御装置および方法並びにプログラム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004265135A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Sanyo Electric Co Ltd 診療支援システム、診療支援装置、及び診療支援サーバ
JP2004288047A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Fujitsu Ltd 診療支援システム及び診療支援プログラム
JP2007094616A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Fujitsu Ltd 医療情報表示プログラム、医療情報表示方法
JP2008083928A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Gifu Univ 医療情報抽出装置、及び医療情報抽出プログラム
JP2010250780A (ja) * 2009-03-25 2010-11-04 Shigeru Mizuno 臨床診断支援システム
JP2013239158A (ja) * 2012-04-19 2013-11-28 Toshiba Corp 医療情報検索支援装置及び医療情報検索支援システム
JP2014120094A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Toshiba Corp 医療情報検索システム及び医療情報検索装置
JP2014228907A (ja) * 2013-05-20 2014-12-08 株式会社日立製作所 情報構造化システム
JP2015018415A (ja) * 2013-07-11 2015-01-29 富士フイルム株式会社 診療情報表示制御装置および方法並びにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6500460B2 (ja) 2019-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Colantonio et al. Adherence to high-intensity statins following a myocardial infarction hospitalization among Medicare beneficiaries
Dhruva et al. Strength of study evidence examined by the FDA in premarket approval of cardiovascular devices
JP5445950B2 (ja) 医療データのグラフ表示システム、グラフ表示装置および表示プログラム
US20200227162A1 (en) Hospital information system and image data generation method
JP6527771B2 (ja) 情報分析支援装置とその作動方法および作動プログラム、並びに情報分析支援システム
US20180365310A1 (en) Apparatus and Method for Assessment of Patient Condition
JP2016130983A (ja) 診療支援装置、診療支援装置の作動方法および作動プログラム、並びに診療支援システム
Salmasi et al. Atrial fibrillation patients’ experiences and perspectives of anticoagulation therapy changes
JP6401052B2 (ja) 診療支援装置、システム、プログラム及び方法
JP2004013219A (ja) 医療工程管理方法
Schultz et al. The emerging role of pharmacists in the multidisciplinary care of patients with multiple sclerosis
JP6500460B2 (ja) 医用システム
Harrington The RaDonda Vaught case: a critical conversation on nursing practice and technology
Kinnier et al. The need to revisit VTE quality measures
JP7313888B2 (ja) 医用情報処理装置、医用情報処理方法及びプログラム
JP2018173902A (ja) コンピュータプログラム、表示装置、表示システム及び表示方法
Jiao et al. Characteristics of recent generic drug approvals by the US Food and Drug Administration
US20220375555A1 (en) Medical information processing apparatus and medical information processing system
JP2011039670A (ja) 薬剤管理システム及び薬剤管理プログラム
Lin et al. Developing a mobile electronic D2B checklist for treatment of ST elevation myocardial infarction patients who need a primary coronary intervention
JP7289923B2 (ja) 診療支援装置
Wells et al. Impact of health system protocol on patient qualification for influenza point-of-care testing
Evans et al. Data Analysis and Integration in Healthcare
JP5776596B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
Mitka What's in a (drug) name? Plenty!

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180306

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180611

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190123

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190304

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6500460

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151