以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態及び変形例を詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
(実施の形態)
図1〜図3を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。先ず、図1を参照して、本実施の形態のPOPデータ作成システム1を説明する。図1は、本実施の形態のPOPデータ作成システム1を示すブロック図である。
POPデータ作成システム1は、スーパーマーケット、ドラッグストア、ホームセンター、家電量販店、個人商店等の店舗において、出力シートとしてのPOP用の出力データとしてのPOPデータの作成及び管理を行うシステムである。図1に示すように、POPデータ作成システム1は、サーバ10と、複数の端末装置20と、を備える。
サーバ10は、Webのクラウド上に設置され、POPデータ等の情報の管理を行うサーバ装置である。サーバ10は、Webサーバ及びデータベースサーバとして機能する。複数の端末装置20は、複数の異なる会社の店舗に対応する端末装置であり、例えば、各店舗の事務室等に設置され、当該店舗の店員が使用するデスクトップPC(Personal Computer)であるものとする。各会社は、1つの店舗を有するものとする。つまり、サーバ10は、複数の会社の端末装置20の情報を管理しており、端末装置20のそれぞれが、各会社の店舗の端末装置であるものとする。但し、端末装置20は、デスクトップPCに限定されるものではなく、POPデータ作成の専用コンピュータや、ノートPC、タブレットPC等の携帯機器等、他の端末装置としてもよい。
また、POPデータ作成システム1の構成は、上記のものに限定されるものではない。例えば、POPデータ作成システム1は、1つの会社の複数のチェーン店舗に適用する場合に、当該会社の各店舗用の複数の端末装置20を備える構成としてもよい。この構成では、サーバ10が、同一会社内の全てのPOPデータを管理して、各店舗の端末装置20がPOPデータを共有できる構成としてもよい。また、POPデータ作成システム1は、本部を有する会社の店舗に適用する場合に、本部用の端末装置20と、店舗用の複数の端末装置20と、を備える構成としてもよい。
サーバ10及び端末装置20は、通信ネットワークNに通信接続される。通信ネットワークNは、インターネットであるものとする。なお、サーバ10及び端末装置20が同一の会社内に設置される場合等では、通信ネットワークNが、イントラネット(LAN(Local Area Network)、専用線等)であることとしてもよい。
次いで、図2を参照して、サーバ10の機能構成を説明する。図2は、サーバ10の機能構成を示すブロック図である。
図2に示すように、サーバ10は、第1、第2、第3の判別手段、変換手段、第1、第2、第3の置き換え手段としてのCPU(Central Processing Unit)11と、操作部12と、RAM(Random Access Memory)13と、表示部14と、記憶部15と、通信部16と、を備える。サーバ10の各部は、バス17を介して接続されている。
CPU11は、サーバ10の各部を制御する。CPU11は、記憶部15に記憶されているシステムプログラム及びアプリケーションプログラムのうち、指定されたプログラムを読み出してRAM13に展開し、当該プログラムとの協働で、各種処理を実行する。
操作部12は、キーボード等のキー入力部と、マウス等のポインティングデバイスとを有し、キー入力及び位置入力を受け付け、その操作情報をCPU11に出力する。
RAM13は、揮発性のメモリであり、各種のデータやプログラムを一時的に格納するワークエリアを形成する。表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(ElectroLuminescent)ディスプレイ等で構成され、CPU11から指示された表示情報に従い各種表示を行う。
記憶部15は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等により構成され、データ及びプログラムを書き込み及び読み出し可能な記憶部である。特に、記憶部15は、端末装置20で作成されたPOPデータと、後述する多言語文例集テーブル30、NGワード分類テーブル40、NGワードテーブル50、ユーザテーブル60、ユーザ別NGワード分類テーブル70、POP定義テーブル80と、を記憶している。
通信部16は、ネットワークカード等により構成され、通信ネットワークNに通信接続されて、通信ネットワークN上の機器との通信を介する。CPU11は、通信部16を介して、通信ネットワークN上の端末装置20と通信が可能である。
次いで、図3を参照して、端末装置20の機能構成を説明する。図3は、端末装置20の機能構成を示すブロック図である。
端末装置20は、CPU21と、操作部22と、RAM23と、表示部24と、記憶部25と、通信部26と、印刷部27と、を備える。端末装置20の各部は、バス28を介して接続されている。
CPU21、操作部22、RAM23、表示部24、記憶部25、通信部26は、サーバ10のCPU11、操作部12、RAM13、表示部14、記憶部15、通信部16と同様であるため、重複する説明を省略し、異なる部分を主として説明する。
CPU21は、端末装置20の各部を制御する。操作部22は、表示部24の表示画面上に設けられたタッチパネルを含める構成としてもよい。
記憶部25は、POPデータ作成プログラム251、翻訳エンジンプログラム251a、第1のPOPデータ編集プログラム252を記憶している。CPU21は、通信部26を介して、通信ネットワークN上のサーバ10と通信が可能である。
印刷部27は、インクジェット方式、電子写真方式等のプリンターで構成され、CPU21の指示により、POPデータ等の印刷データを用紙等の記録媒体に印刷する。
次に、図4及び図5を参照して、サーバ10に記憶される情報を説明する。図4(a)は、多言語文例集テーブル30の構成を示す図である。図4(b)は、NGワード分類テーブル40の構成を示す図である。図5(a)は、NGワードテーブル50の構成を示す図である。図5(b)は、ユーザテーブル60の構成を示す図である。図5(c)は、ユーザ別NGワード分類テーブル70の構成を示す図である。図5(d)は、POP定義テーブル80の構成を示す図である。
図4(a)を参照して、サーバ10の記憶部15に記憶される多言語文例集テーブル30を説明する。多言語文例集テーブル30は、POPデータに用いる多言語の文例集に関する情報を有する。多言語文例集テーブル30は、文例ID31と、日本語32と、英語33と、中国語(簡体字)34と、中国語(繁体字)35と、韓国語36と、のフィールドを有する。
文例ID31は、文例の識別情報である。日本語32は、文例ID31の文例の日本語表記である。英語33は、文例ID31の文例の英語表記である。中国語(簡体字)34は、文例ID31の文例の中国語(簡体字)表記である。中国語(繁体字)35は、文例ID31の文例の中国語(繁体字)表記である。韓国語36は、文例ID31の文例の韓国語表記である。多言語文例集テーブル30の文例は、不適切表現としてのNGワードは含まれないものとする。
図4(b)を参照して、サーバ10の記憶部15に記憶されるNGワード分類テーブル40を説明する。NGワード分類テーブル40は、POPデータにおけるNGワードの分類の定義情報を有する。NGワード分類テーブル40は、分類ID41と、分類名称42と、のフィールドを有する。
分類ID41は、NGワードの分類の識別情報である。分類名称42は、分類ID41の分類を定義する名称である。不適切表現としてのNGワードは、分類名称42に示すように、薬事法、景品表示法、健康増進法等の法令に基づく不適切な用語と、人種・身体に関する差別用語と、不快感を与える恐れがある用語と、を含み、他にも、文化・習慣に基づく忌避される用語等、他の不適切な用語が含まれるよう設定されてもよい。
NGワード分類テーブル40は、後述するPOPデータ作成処理、第1のPOPデータ編集処理で用いるテーブルではなく、端末装置20において、操作部22を介するユーザの要求入力に応じて、通信部26を介してサーバ10から受信されて表示部24に表示されるユーザの参照用のテーブルであるものとする。
図5(a)を参照して、サーバ10の記憶部15に記憶されるNGワードテーブル50を説明する。NGワードテーブル50は、NGワードと、当該NGワードに対応し且つ不適切表現を含まない置き換え語の情報を有する。NGワードテーブル50は、NGワードID51と、分類ID52と、言語種類53と、NGワード54と、置き換え語55と、のフィールドを有する。
NGワードID51は、NGワードの識別情報である。分類ID52は、NGワードID51のNGワードの分類の識別情報である。言語種類53は、NGワードID51のNGワードの言語種類の識別情報である。言語種類53において、“1”が日本語に対応し、“2”が英語に対応し、“3”が中国語(簡体字)に対応し、“4”が中国語(繁体字)に対応し、“5”が韓国語に対応するものとする。
NGワード54は、NGワードID51のNGワードの言語種類53の言語表記である。置き換え語55は、NGワードID51のNGワード54に対応する言語種類53の言語表記の置き換え語である。
図5(b)を参照して、サーバ10の記憶部15に記憶されるユーザテーブル60を説明する。ユーザテーブル60は、各端末装置20を使用可能な予め登録されたユーザの情報を有する。ユーザテーブル60は、ユーザID61と、ユーザ名62と、のフィールドを有する。
ユーザID61は、ユーザの識別情報である。ユーザ名62は、ユーザID61のユーザの名称である。図5(b)では、ユーザID61、ユーザ名62が、○○スーパー等、同一店舗の各店員で共通に使用されるものとしている。しかし、これに限定されるものではなく、ユーザID61、ユーザ名62が、店舗内の部署毎、店員毎等に設定される構成としてもよい。また、ユーザID61、ユーザ名62が、同一チェーンの各店舗で共通に使用される構成としてもよい。
図5(c)を参照して、サーバ10の記憶部15に記憶されるユーザ別NGワード分類テーブル70を説明する。ユーザ別NGワード分類テーブル70は、ユーザ別に設定されたNGワードの分類の情報を有する。ユーザ別NGワード分類テーブル70は、ユーザID71と、分類ID72と、のフィールドを有する。
ユーザID71は、ユーザの識別情報である。分類ID72は、ユーザID71のユーザに対応して設定されたNGワードの分類の識別情報である。例えば、ユーザID71のユーザがドラッグストアである場合に、NGワード分類テーブル40の分類名称42のうち、薬品等の販売に関連する薬事法、健康増進法に基づく不適切な用語の分類が、分類ID72に設定される。
図5(d)を参照して、サーバ10の記憶部15に記憶されるPOP定義テーブル80を説明する。POP定義テーブル80は、POPデータで共通の情報であって、POPデータを構成する構成要素としてのPOP項目に関する情報を有する。POP定義テーブル80は、データ名称81と、POP項目名称82と、属性83と、用語チェックフラグ84と、のフィールドを有する。
データ名称81は、POP項目の種類のデータ名称である。POP項目名称82は、データ名称81のPOP項目の種類の名称である。属性83は、データ名称81のPOP項目の種類の属性(文字、バーコード、文字、画像等)の名称である。用語チェックフラグ84は、データ名称81のPOP項目の種類のNGワードのチェックを行うか否かを示すフラグであり、“1”がNGワードのチェックを行うことを示し、“0”がNGワードのチェックを行わないことを示す。
次いで、図6〜図11を参照して、POPデータ作成システム1の動作を説明する。図6は、POPデータ作成処理を示すフローチャートである。図7は、図6のPOPデータ作成処理の続きを示すフローチャートである。図8は、POPデータ作成画面300を示す図である。図9(a)は、翻訳ダイアログ400を示す図である。図9(b)は、置き換え確認ダイアログ500を示す図である。図10は、POPデータ作成画面300aを示す図である。図11は、第1のPOPデータ編集処理を示すフローチャートである。
先ず、図6〜図10を参照して、端末装置20で実行されるPOPデータ作成処理を説明する。POPデータ作成処理は、日本語で作成されたPOPデータの文字列を外国語に翻訳して、当該外国語のPOPデータを作成するとともに、翻訳前後のNGワードを判別する処理である。
予め、各端末装置20で、操作部22を介するユーザ入力に応じて作成された日本語のPOPデータが、当該作成ユーザのユーザIDとともに、通信部26を介してサーバ10にアップロードされて登録されているものとする。サーバ10においては、記憶部15に、アップロードされたPOPデータがアップロード元のユーザIDに対応付けられて記憶されている。
そして、ある店舗の端末装置20において、操作部22を介して、POPデータ作成処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、CPU21は、記憶部25から読み出して適宜RAM23に展開したPOPデータ作成プログラム251との協働で、POPデータ作成処理を実行する。
図6に示すように、先ず、CPU21は、ユーザIDの入力を受け付けるID入力画面情報を生成して表示部24に表示し、操作部22を介して、ユーザからのユーザIDの入力を受け付ける(ステップS11)。ステップS11では、さらに、CPU21は、通信部26を介して、ユーザテーブル60の要求をサーバ10に送信し、記憶部15に記憶されたユーザテーブル60をサーバ10から受信して参照し、入力されたユーザIDがユーザID61にあるか否かを判別し、入力されたユーザIDがある場合に、以下の処理を続けるログイン認証を行うことが好ましい。
このとき、サーバ10のCPU11は、通信部16を介してユーザテーブル60の要求を端末装置20から受信すると、記憶部15からユーザテーブル60を読み出して要求元の端末装置20に送信する。以下、端末装置20が情報の要求及び受信を行う場合に、サーバ10側の処理は、情報の要求を端末装置20から受信し、記憶部15から当該情報を読み出して要求元に送信する処理となるので、サーバ10側の処理については記載を省略し、端末装置20が情報をサーバ10に要求して受信する、と記載するものとする。
そして、CPU21は、ユーザIDのメニュー選択入力を受け付けるトップメニュー画面情報を生成して表示部24に表示し、操作部22を介して、ユーザからのPOPデータ作成のメニューの選択入力を受け付ける(ステップS12)。トップメニュー画面情報は、POPデータ作成のメニューを含む複数のメニューを有するものとする。
そして、CPU21は、通信部26を介して、ステップS11で入力されたユーザIDに対応するPOPデータの一覧情報をサーバ10に要求して受信し、当該POPデータの一覧情報を含むデータ選択画面情報を生成して表示部24に表示し、操作部22を介して、ユーザからの一覧情報中の翻訳するPOPデータの選択入力を受け付ける(ステップS13)。POPデータの一覧情報は、例えば、ユーザIDに対応する全てのPOPデータの名称、識別情報等である。
そして、CPU21は、通信部26を介して、ステップS13で選択入力されたPOPデータをサーバ10に要求して受信し、当該POPデータを含むデータ選択画面情報を生成して表示部24に表示し、操作部22を介して、ユーザからの一覧情報中の翻訳するPOPデータの選択入力を受け付ける(ステップS14)。
ステップS14では、例えば、図8(a)に示すPOPデータ作成画面300のうち、POPデータ320を除く画面が表示される。ステップS14のPOPデータ作成画面300は、POPデータ310、編集ウインドウ341、多言語文例集ボタン342、翻訳ボタン343、用語チェックボタン344、印刷ボタン351、保存ボタン352、終了ボタン353を含む。POPデータ310は、翻訳前の言語(例えば日本語)のPOPデータであり、複数の枠で囲まれたPOP項目311〜319を含む。POPデータ320は、翻訳後の言語(例えば英語)のPOPデータである。各POP項目は、操作部22を介するユーザ入力に応じて、POP項目指定の上、指定されたPOP項目の配置、色、文字列、文字の大きさ等が適宜編集可能であるものとする。
編集ウインドウ341は、選択されたPOP項目内の文字列を表示するとともに、操作部22を介するユーザ入力に応じて、当該文字列の編集が可能な編集領域である。多言語文例集ボタン342は、多言語の文例を一覧表示させるためのボタンである。多言語文例集ボタン342のクリックにより、CPU21が、通信部26を介して、多言語文例集テーブル30の要求をサーバ10に送信し、記憶部15に記憶された多言語文例集テーブル30をサーバ10から受信して表示部24に表示し、操作部22を介して、表示した多言語文例集テーブル30の文例の選択入力を受け付けることにより、当該選択された文例を、指定中のPOP項目の文字列に反映させる。
翻訳ボタン343は、POPデータ310の指定中のPOP項目の文字列の翻訳を実行させるためのボタンである。用語チェックボタン344は、翻訳を伴わずにPOPデータ310の指定中のPOP項目のNGワードをチェックさせるためのボタンである。印刷ボタン351は、POPデータ作成画面300のPOPデータを印刷させるためのボタンである。保存ボタン352は、POPデータ作成画面300のPOPデータをサーバ10に保存させるためのボタンである。終了ボタン353は、POPデータ作成処理を終了させるためのボタンである。
そして、CPU21は、操作部22を介して、ユーザからのPOPデータ310のうちの翻訳するPOP項目の文字列の指定入力を受け付け、翻訳ボタン343のクリック入力を受け付ける(ステップS15)。例えば、POP項目312が指定される。そして、CPU21は、翻訳ダイアログ400を生成して表示部24に表示する(ステップS16)。図9(a)に示すように、翻訳ダイアログ400は、指定中のPOP項目の名称(枠名称)を示す枠名称部401と、指定中のPOP項目の翻訳前の文字例を示す原文部402と、翻訳前後の言語を含む翻訳方法を選択可能な言語選択部403と、翻訳実行ボタン404と、翻訳結果を示す訳文部405と、進むボタン406と、を有する。
そして、CPU21は、操作部22を介して、ユーザからステップS15で指定中の原文部402内の文字列の変更入力を受け付ける(ステップS17)。そして、CPU21は、操作部22を介して、ユーザからステップS15で指定中の文字列の翻訳方法の選択入力と、翻訳実行ボタン404のクリック入力と、を受け付ける(ステップS18)。
そして、CPU21は、通信部26を介して、ユーザ別NGワード分類テーブル70をサーバ10に要求して受信し、ステップS11で入力されたユーザID71に対応する分類ID72をユーザ別NGワード分類テーブル70から抽出する(ステップS19)。
そして、CPU21は、ステップS19で分類IDが抽出されないか否かを判別する(ステップS20)。分類IDが1つ以上抽出された場合(ステップS20;NO)、CPU21は、通信部26を介して、NGワードテーブル50をサーバ10に要求して受信し、ステップS19で抽出された分類ID52と、ステップS18で入力された翻訳方法の翻訳前の言語種類53と、指定中の文字列に含まれるNGワード54と、に対応するレコードをNGワードテーブル50中で確認する(ステップS21)。
そして、図7に示すように、CPU21は、ステップS21で該当レコードがあるか否かを判別する(ステップS22)。該当レコードがある場合(ステップS22;YES)、CPU21は、該当レコードに対応する置き換え語55があるか否かを判別する(ステップS23)。置き換え語がない場合(ステップS23;NO)、CPU21は、置き換え語がないため文字列の再入力を促すエラー情報を生成して表示部24に表示し(ステップS24)、ステップS17に移行する。
置き換え語がある場合(ステップS23;YES)、CPU21は、置き換え確認ダイアログ500を生成して表示部24に表示し、操作部22を介して、ユーザからの置き換え語へのNGワードの置き換え実行の入力を受け付け、置き換え実行入力があるか否かを判別する(ステップS25)。図9(b)に示すように、置き換え確認ダイアログ500は、NGワードからステップS21で確認されたレコードの置き換え語55への置き換えを問うメッセージ部501と、置き換え実行するためのはいボタン502と、置き換えしないためのいいえボタン503と、を有する。
いいえボタン503がクリック入力され置き換え実行しない場合(ステップS25;NO)、ステップS17に移行される。はいボタン502がクリック入力され置き換え実行する場合(ステップS25;YES)、CPU21は、指定中の文字列をステップS21で確認されたレコードの置き換え語55で置き換え、原文部402に表示する(ステップS26)。
そして、CPU21は、通信部26を介して、多言語文例集テーブル30をサーバ10に要求して受信し、指定中の文字列の日本語32に対応する、ステップS18で入力された翻訳方法の翻訳前の言語の文例が多言語文例集テーブル30にあるか否かを判別する(ステップS27)。該当レコードがない場合(ステップS22;NO)、ステップS27に移行される。
翻訳前の言語の文例がない場合(ステップS27;NO)、CPU21は、翻訳エンジンプログラム251aを記憶部25から読み出して実行することにより翻訳エンジンを起動し、当該翻訳エンジンに指定中の置き換えされた又は置き換えされていない文字列を、ステップS18で入力された翻訳方法の翻訳後の言語で機械翻訳させ、翻訳結果を取得し訳文部405に設定する(ステップS28)。翻訳エンジンプログラム251aは、公知の機械語翻訳を行う翻訳エンジンのプログラムであり、POPデータ作成プログラム251のサブルーチンとして機能する。
翻訳前の言語の文例がある場合(ステップS27;YES)、CPU21は、ステップS27で取得された翻訳前の言語に対応する翻訳後の文例を多言語文例集テーブル30から取得し訳文部405に設定する(ステップS29)。そして、CPU21は、ステップS19で抽出された分類ID52と、ステップS18で入力された翻訳方法の翻訳後の言語種類53と、翻訳後の文字列に含まれるNGワード54と、に対応するレコードをNGワードテーブル50中で確認する(ステップS30)。そして、CPU21は、ステップS30で該当レコードがあるか否かを判別する(ステップS31)。該当レコードがある場合(ステップS31;YES)、CPU21は、該当レコードに対応する置き換え語55があるか否かを判別する(ステップS32)。置き換え語がない場合(ステップS32;NO)、CPU21は、置き換え語がないため文字列の再入力を促すエラー情報を生成して表示部24に表示し(ステップS33)、ステップS17に移行する。
置き換え語がある場合(ステップS32;YES)、CPU21は、置き換え確認ダイアログ500を生成して表示部24に表示し、操作部22を介して、ユーザからの置き換え語へのNGワードの置き換え実行の入力を受け付け、置き換え実行入力があるか否かを判別する(ステップS34)。
いいえボタン503がクリック入力され置き換え実行しない場合(ステップS34;NO)、ステップS17に移行される。はいボタン502がクリック入力され置き換え実行する場合(ステップS34;YES)、CPU21は、翻訳後の文字列をステップS30で確認されたレコードの置き換え語55で置き換え、訳文部405に表示する(ステップS35)。
そして、CPU21は、ステップS35で置き換えられた文字列又は置き換えられていない翻訳後の文字列を翻訳後のPOPデータ320a内に配置してPOPデータ作成画面300a上に結果表示する(ステップS36)。分類IDが抽出されていない場合(ステップS20;YES)、又は該当レコードがない場合(ステップS31;NO)、ステップS36に移行される。図10に示すように、翻訳後の文字列は、例えば、POPデータ作成画面300a上に、翻訳後のPOPデータ320aのPOP項目321〜329のうちのPOP項目322に配置される。
そして、CPU21は、操作部22を介して、ユーザからの他に翻訳するPOP項目の文字列があるか否かの入力を受け付け、他に翻訳する文字列があるか否かを判別する(ステップS37)。他に翻訳する文字列がある場合(ステップS37;YES)、ステップS15に移行される。他に翻訳する文字列がない場合(ステップS37;NO)、CPU21は、操作部12を介して、ユーザから終了ボタン353がクリック入力されると、POPデータ作成処理を終了する。
終了ボタン353クリック入力までに、操作部12を介して、ユーザから印刷ボタン351がクリック入力されると、図10のPOPデータ310a,320aが印刷部27により印刷され、保存ボタン352がクリック入力されると、通信部26を介して、POPデータ310a,320aがユーザIDとともにサーバ10に送信される。サーバ10のCPU11は、通信部16を介して受信したPOPデータ310a,320aを、受信したユーザIDに対応させて記憶部15に記憶する。
例えば、POPデータ作成処理において、ステップS11で“1”のユーザIDが入力され、ステップS15で図8に示すPOP項目312の文字列「シミ改善 特に年配者に」が指定された場合を説明する。「年配者」は日本語ではNGワードに設定されていない。ステップS21で文字列中の「シミ改善」がNGワードに対応して該当レコードがあり、置き換え語55があるため、ステップS26で「シミを目立たなくする」に置き換えられる。
そして、ステップS28で置き換えられた文字列「シミを目立たなくする 特に年配者に」が機械翻訳され、翻訳後の文字列「Spots lightening Especially for old people」の「年配者」に対応する「old people」がNGワードに対応して該当レコードがあり、置き換え語55がある。このため、ステップS35で「senior citizens」に置き換えられ、図10のPOPデータ320aのように結果の文字列「Spots lightening Especially for senior citizens」が表示される。
また、例えば、翻訳前の文字列にNGワード「美白効果」が含まれている場合に、ステップS24では、「文字列にNGワードが含まれています。(NGワード:美白効果) 適切な文字列に置き換えて下さい。」のメッセージが表示される。
次いで、図11を参照して、端末装置20で実行される第1のPOPデータ編集処理を説明する。第1のPOPデータ編集処理は、日本語又は外国語のPOPデータを編集するとともに、その中のNGワードを判別する処理である。
ある店舗の端末装置20において、操作部22を介して、第1のPOPデータ編集処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、CPU21は、記憶部25から読み出して適宜RAM23に展開した第1のPOPデータ編集プログラム252との協働で、第1のPOPデータ編集処理を実行する。
ステップS41,S42は、POPデータ作成処理のステップS11,S12と同様である。そして、CPU21は、通信部26を介して、ステップS41で入力されたユーザIDに対応するPOPデータの一覧情報をサーバ10に要求して受信し、当該POPデータの一覧情報を含むデータ選択画面情報を生成して表示部24に表示し、操作部22を介して、ユーザからの一覧情報中の編集するPOPデータの選択入力を受け付ける(ステップS43)。ステップS43では、翻訳を伴うものではなく、任意の言語のPOPデータが選択入力される。
ステップS44は、POPデータ作成処理のステップS14と同様である。例えば、図8に示すPOPデータ320を除くPOPデータ作成画面300が表示される。そして、CPU21は、操作部22を介して、ユーザからのPOPデータ310のうちの編集するPOP項目の文字列の指定入力を受け付け、用語チェックボタン344のクリック入力を受け付ける(ステップS45)。
ステップS46,S47は、POPデータ作成処理のステップS19,S20と同様である。分類IDが抽出された場合(ステップS47;NO)、CPU21は、通信部26を介して、NGワードテーブル50をサーバ10に要求して受信し、ステップS46で抽出された分類ID52と、指定中の文字列に含まれるNGワード54と、に対応するレコードをNGワードテーブル50中で確認する(ステップS48)。ステップS48では、全ての言語種類53のNGワード54のレコードが確認対象である。
ステップS49〜S53は、POPデータ作成処理のステップS22〜S26と同様である。そして、CPU21は、ステップS53で置き換えられた文字列又は置き換えられていない文字列をPOPデータ310内に配置してPOPデータ作成画面300上に結果表示する(ステップS54)。そして、CPU21は、ユーザからの印刷ボタン351、保存ボタン352のクリック入力に応じた編集後のPOPデータの印刷、保存を自在に行い、操作部12を介して、ユーザから終了ボタン353がクリック入力されると、第1のPOPデータ編集処理を終了する。
なお、第1のPOPデータ編集処理においても、ステップS53の実行後に、POPデータ作成処理のステップS37と同様のステップを設けて、複数のPOP項目の文字列についてNGワードの判別を行う構成としてもよい。
以上、本実施の形態によれば、端末装置20は、翻訳前のPOPデータに不適切表現としてのNGワードが含まれるか否かを判別し、翻訳前のPOPデータを翻訳して翻訳後のPOPデータを生成し、翻訳後のPOPデータにNGワードが含まれるか否かを判別する。
このため、POPデータを翻訳できるとともに、翻訳前及び翻訳後のPOPデータの不適切表現を容易に判別して確認できる。特に、POPは、販促物であり、不適切表現を確認して変更することで、顧客の印象も良くなり、POPに対応する商品の売上を高めることができる。また、端末装置20により、ユーザが不適切表現と認識していないが実は不適切表現であるNGワードも確認できる。
また、端末装置20は、判別された第1のPOPデータのNGワードを適切な表現の置き換え語に置き換える。このため、適切な表現を含む翻訳前のPOPデータを容易に作成できる。
また、端末装置20は、翻訳前のPOPデータの変換前に、翻訳前のPOPデータにNGワードが含まれるか否かを判別し、翻訳前に、判別された翻訳前のPOPデータのNGワードを適切な表現の置き換え語に置き換え、置き換えられた翻訳前のPOPデータを翻訳して翻訳後のPOPデータを生成する。このため、適切な表現を含む翻訳前のPOPデータを容易に生成できるとともに、翻訳前後で共通した不適切表現について翻訳後に不適切表現が表れることを防ぐことができる。
また、端末装置20は、判別された翻訳後のPOPデータのNGワードを適切な表現の置き換え語に置き換える。このため、適切な表現を含む翻訳後のPOPデータを容易に生成できる。
また、端末装置20は、多言語文例集テーブル30を用いて、翻訳前のPOPデータの翻訳前の言語の文例を翻訳後の言語の文例に置き換えて翻訳後のPOPデータに翻訳する。このため、翻訳後のPOPデータを容易に生成できる。
また、端末装置20は、多言語文例集テーブル30を用いて、翻訳前のPOPデータに翻訳前の言語の文例があるか否かを判別し、翻訳前の言語の文例がある場合に、翻訳前の言語の文例を翻訳後の言語の文例に置き換え、翻訳前の言語の文例がない場合に、翻訳前のPOPデータを翻訳後の言語に機械翻訳する。このため、翻訳後のPOPデータを容易に生成できるとともに、機械翻訳実行の度合いを低減し処理負担を低減できる。
また、端末装置20は、NGワードテーブル50、ユーザ別NGワード分類テーブル70を用いて、翻訳するユーザの分類IDに対応するNGワードが翻訳前のPOPデータ、翻訳後のPOPデータに含まれるか否かを判別する。このため、ユーザに対応しない分類に対応する不適切表現の判別を防ぎ、ユーザに対応する分類に対応する不適切表現のみを判別でき、処理負担を低減できる。
また、端末装置20は、POPデータの編集時に、編集時のPOPデータに不適切表現のNGワードが含まれるか否かを判別する。このため、編集時のPOPデータの不適切表現を容易に判別して確認できる。
また、端末装置20は、判別された編集時のPOPデータのNGワードを適切な表現の置き換え語に置き換える。このため、適切な表現を含む編集時のPOPデータを容易に生成できる。
(変形例)
図12を参照して、上記実施の形態の変形例を説明する。本変形例では、第1のPOPデータ編集処理に代えて、第2のPOPデータ編集処理が実行されるものとする。図12は、第2のPOPデータ編集処理を示すフローチャートである。
第1のPOPデータ編集処理では、POPデータの編集されたPOP項目の文字列のNGワードが判別される構成であったが、第2のPOPデータ編集処理では、POPデータのPOP項目の文字列の更新時にNGワードが自動的に判別される構成である。
本変形例の装置構成は、上記実施の形態と同様にPOPデータ作成システム1を用いる。但し、端末装置20の記憶部25には、第1のPOPデータ編集プログラム252に代えて、第2のPOPデータ編集プログラムが記憶されているものとする。
図12を参照して、端末装置20で実行される第2のPOPデータ編集処理を説明する。本変形例において、POPデータは、内包するPOP項目の種類を示すデータ名称がPOP項目毎に設定されており、当該POP項目のデータ名称を含むものとする。
ある店舗の端末装置20において、操作部22を介して、第2のPOPデータ編集処理の実行指示が入力されたことをトリガとして、CPU21は、記憶部25から読み出して適宜RAM23に展開した第2のPOPデータ編集プログラムとの協働で、第2のPOPデータ編集処理を実行する。
ステップS61〜S64は、第1のPOPデータ編集処理のステップS41〜S44と同様である。例えば、図8に示すPOPデータ320を除くPOPデータ作成画面300が表示される。そして、CPU21は、操作部22を介して、ユーザからのPOPデータ310のうちの編集するPOP項目の指定入力を受け付け、当該POP項目の更新後の文字列の入力を受け付け、更新実行のエンター入力を受け付ける(ステップS65)。
そして、CPU21は、通信部26を介して、ステップS63で選択入力されたPOPデータに対応するPOP定義テーブル80をサーバ10に要求して受信し、ステップS63で指定入力されたPOP項目のデータ名称81に対応する用語チェックフラグ84をPOP定義テーブル80から取得する(ステップS66)。
そして、CPU21は、ステップS66で取得された用語チェックフラグ84が1であるか否かを判別する(ステップS67)。用語チェックフラグが0である場合(ステップS67;NO)、ステップS65に移行される。用語チェックフラグが1である場合(ステップS67;YES)、CPU21は、ステップS68を実行する。ステップS68〜S76は、第1のPOPデータ編集処理のステップS46〜S54と同様である。
以上、本変形例によれば、端末装置20は、編集時のPOPデータの更新用の入力データが入力されると、当該POPデータにNGワードが含まれるか否かを自動的に判別する。このため、POPデータ編集時のユーザの負担を低減でき、適切な表現を含む編集時のPOPデータを容易に生成できる。
以上の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体として記憶部25のHDD、SSDを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリや、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
なお、上記実施の形態及び変形例における記述は、本発明に係る出力データ作成装置及びプログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態及び変形例では、POPデータ作成システム1が、サーバ10及び端末装置20からなる構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、POPデータ作成システム1が、1台の端末装置20のみからなり、管理されるPOPデータと、多言語文例集テーブル30等の各種テーブルと、が記憶部25に記憶される構成としてもよい。この構成では、端末装置20は、所定の店舗の専用機となる。
また、POPデータ作成システム1が、互いに通信接続された複数の端末装置20のみからなり、管理されるPOPデータと、多言語文例集テーブル30等の各種テーブルと、が各端末装置20の記憶部25に記憶される構成としてもよい。この構成では、例えば、各端末装置20の記憶部25に記憶されるPOPデータ及び各種テーブルの少なくとも一部が共通化される構成としてもよい。
また、上記実施の形態及び変形例では、翻訳として、日本語→英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語の例を説明したが、これに限定されるものではない。翻訳としては、上記の言語の反対方向の翻訳や、他の言語間の翻訳等としてもよい。
また、上記実施の形態及び変形例では、出力データとして、POPデータを作成する構成を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、出力データとして、挨拶状のデータ、ビジネス文書のデータ等、他の出力データを用いる構成としてもよい。
また、上記実施の形態及び変形例では、出力データの変換として、文字列の翻訳を行う構成を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、出力データの変換として、文字列の同一言語の他の地方の方言への変換、文字列のビジネス用語への変換、文字列の他の用途の専門用語への変換、ローマ字変換等、他の変換を行う構成としてもよい。さらに、出力データの文字列そのものの変換に限定されるものではなく、文字列の色、大きさ、図形挿入等、出力データの文字列以外の構成要素の変換を行う構成としてもよい。
また、上記実施の形態及び変形例では、不適切表現として、NGワードを判別する構成を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、不適切表現として、不適切な文章を判別する構成としてもよい。さらに、不適切表現として、文字列の不適切な色、大きさや、不適切な挿入図形等、出力データの文字列以外の不適切表現の構成要素の判別を行う構成としてもよい。
また、上記実施の形態におけるPOPデータ作成システム1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
出力シートを出力するための出力データを作成する出力データ作成装置であって、
第1の出力データに不適切表現が含まれるか否かを判別する第1の判別手段と、
前記第1の出力データを変換して第2の出力データを生成する変換手段と、
前記第2の出力データに不適切表現が含まれるか否かを判別する第2の判別手段と、
を備える出力データ作成装置。
<請求項2>
前記第1の判別手段により判別された第1の出力データの不適切表現を適切な表現に置き換える第1の置き換え手段を備える請求項1に記載の出力データ作成装置。
<請求項3>
前記第1の判別手段により判別された第1の出力データの不適切表現を置き換えるための候補語を表示させる表示制御手段を更に備え、
前記第1の置き換え手段は、所定の操作に応じて、前記判別された第1の出力データの不適切表現を適切な表現として前記表示制御手段により表示された候補語に置き換える請求項2に記載の出力データ作成装置。
<請求項4>
前記第1の判別手段は、前記第1の出力データの変換前に、当該第1の出力データに不適切表現が含まれるか否かを判別し、
前記第1の置き換え手段は、前記第1の出力データの変換前に、前記判別された第1の出力データの不適切表現を適切な表現に置き換え、
前記変換手段は、前記適切な表現に置き換えられた第1の出力データを前記第2の出力データに変換する請求項2または3に記載の出力データ作成装置。
<請求項5>
前記第2の判別手段により判別された第2の出力データの不適切表現を適切な表現に置き換える第2の置き換え手段を備える請求項1から4のいずれか一項に記載の出力データ作成装置。
<請求項6>
前記第1の出力データは、第1の言語からなり、
前記変換手段は、前記第1の出力データを第2の言語に翻訳して前記第2の出力データを生成する請求項1から5のいずれか一項に記載の出力データ作成装置。
<請求項7>
所定の言語で入力された入力データに含まれている不適切な表現を検出する第1の検出手段と、
前記第一の検出手段により検出された不適切な表現を他の表現に置換する置換手段と、
前記置換手段により前記不適切な表現が前記他の表現に置換された入力データを他の言語に翻訳することにより翻訳データを生成する翻訳手段と、
前記翻訳手段により生成された翻訳データに含まれている不適切な表現を検出する第2の検出手段と、
を備える出力データ作成装置。
<請求項8>
コンピュータを、
出力シートを出力するための第1の出力データに不適切表現が含まれるか否かを判別する第1の判別手段、
前記第1の出力データを変換して第2の出力データを生成する変換手段、
前記第2の出力データに不適切表現が含まれるか否かを判別する第2の判別手段、
として機能させるためのプログラム。