JP2016142941A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 より低コストな画像形成装置を提供すること。【解決手段】 画像形成装置は、感光体として、導電性の基材の上にポリイミド樹脂からなる感光層を有する感光体を有し、感光体を露光することによって感光体に潜像を形成する像露光装置は、紫外線領域の波長を含む光を前記感光体に照射する事によって露光を行う。【選択図】 図4

Description

本発明は、電子写真プロセスを利用した画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置において、像担持体として感光体ドラムを備えるものが広く用いられている。感光体ドラムの表面を帯電装置によって一様に帯電した後、露光装置による像露光を行い、静電潜像を形成する。この静電潜像を現像装置によって、トナーなどからなる現像剤で現像し、現像されたトナー像を紙などの転写材に対して転写した後、熱により溶融定着する方式が広く用いられている。
従来、感光体ドラムとして、例えば、アルミ素管上に下引き層、注入阻止層、電荷発生層を備え、その上にポリカーボネートなどの樹脂に電荷輸送剤を混ぜた電荷輸送層を備えるものが用いられてきた。特許文献1には、一般的な感光体ドラムの構成を持つ、電子写真方式の画像形成装置が開示されている。
特開平5−223513号公報
しかしながら、特許文献1のように多層構成の感光体ドラムを用いた場合、多層形成するための複数の材料が必要となり、また一層ごとに乾燥工程が必要になるなど、感光体のコストが高くなり、画像形成装置全体のコストも上昇してしまう。
そこで、本発明は、より低コストな画像形成装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明に関る画像形成装置は、感光体と、前記感光体の表面を帯電する帯電手段と、前記帯電手段によって帯電された前記感光体の表面を露光して潜像を形成する像露光手段と、前記像露光手段によって形成された潜像をトナーで現像して前記感光体の表面にトナー像を形成する現像手段と、を有する画像形成装置であって、前記感光体は、導電性の基材の上にポリイミド樹脂からなる感光層を有し、前記露光手段は、紫外線領域の波長を含む光を前記感光体に照射する事によって露光を行うことを特徴とする。
本発明によれば、より低コストな画像形成装置を実現することができる。
本実施例に係る画像形成装置の模式的な断面図である。 本実施例に係る画像形成装置における制御装置周辺を示したブロック図である。 本実施例に係る画像形成部を模式的に示した断面図である。 本実施例に係る画像形成装置の感光体ドラム及び帯電ローラの層構成並びに概略制御態様を示す模式図である。 ポリイミド樹脂の構造式を示した図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、各図面において同一の符号を付したものは、同一の構成又は作用をなすものであり、これらについての重複説明は適宜省略する。なお、構成部品の寸法、材質、形状、及びその相対位置等は、特に特定的な記載がない限りは、この技術思想の適応範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
1.画像形成装置の基本的な構成及び動作
図1は、本実施例に係る画像形成装置の模式的な断面図である。また、図2は本実施例に係る画像形成装置における制御装置周辺を示したブロック図である。
本実施例の画像形成装置100は、転写方式電子写真プロセス、接触帯電方式、反転現像方式を用いた、最大通紙サイズがA3サイズのカラーレーザープリンタである。画像形成装置100は、画像形成装置本体(装置本体)と通信可能に接続された外部ホスト装置からの画像情報に応じて転写材、例えば、用紙、OHPシートなどにカラーの画像を形成し、出力することができる。
特に、本実施例の画像形成装置100は、中間転写方式を採用した4連タンデムドラム方式の画像形成装置である。即ち、画像形成装置100は、複数の像形成手段たるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色用の画像形成部PY、PM、PC、PBkを有する。
例えばフルカラー画像の形成時には、各画像形成部PY、PM、PC、PBkにおいて、中間転写体91に連続的にトナー像が多重転写され、その後この多重トナー像が転写材Pに一括して転写される。各画像形成部PY、PM、PC、PBkは、中間転写体91の画像転写面の移動方向において直列に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に配置されている。
本実施例では、各画像形成部PY、PM、PC、PBkの構成及び動作は、使用するトナーの色が異なる他は実質的に同一の構成とされる。従って、以下、特に区別を要しない場合は、各画像形成部の要素であることを示す符号の添え字Y、M、C、Bkは省略し、総括的に説明する。
画像形成部には、像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(感光体)である感光体ドラム1が設けられている。感光体ドラム1の表面は、帯電手段としてのローラ型の帯電部材である帯電ローラ2によって帯電させられる。一様に帯電した感光体ドラム1の表面は、像露光手段としての像露光装置(レーザービームスキャナ)3によって走査露光される。これにより、感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。
感光体ドラム1に形成された静電潜像は、現像手段としての現像装置4によって現像剤であるトナーが供給されることによりトナー像として現像される。
感光体ドラム1に形成されたトナー像は、一次転写手段(転写手段)としてのローラ型の一次転写部材である一次転写ローラ92の作用により、移動する中間転写体(転写媒体)としての中間転写ベルト91上に転写(一次転写)される。一次転写は、一次転写ローラ92が中間転写ベルト91を介して感光体ドラム1に押圧されることで形成された、中間転写ベルト91と感光体ドラム1との接触部(ニップ部)である一次転写部(一次転写ニップ)N1において行われる。
中間転写ベルト91上に転写されたトナー像は、二次転写手段としてのローラ型の二次転写部材である二次転写ローラ10の作用により、転写材P上に転写(二次転写)される。二次転写は、二次転写ローラ10が中間転写ベルト91を介して二次転写対向ローラ96に押圧されることで形成された、中間転写ベルト91と二次転写ローラ10との接触部(ニップ部)である二次転写ニップN2において行われる。
転写材Pは、中間転写ベルト91上のトナー像が二次転写部N2に搬送されてくるタイミングに合わせて、二次転写部N2に搬送されてくる。転写材Pに転写されたトナー像は、定着手段としての定着装置13に搬送され、定着装置において加圧及び加熱されることによって、転写材Pに定着される。トナー像が定着された転写材Pはその後、装置本体の外部に排出される。
例えば、フルカラー画像を形成する場合には、画像形成装置100と通信可能に接続されたCPUV3からの信号に従って、色分解された画像信号が生成される。そして、この信号に応じて、各画像形成部PY、PM、PC、PBkにおいて、各色のトナー像が各感光体ドラム1Y、1M、1C、1Bk上に形成される。そして、各感光体ドラム1Y、1M、1C、1Bk上に形成された各色のトナー像は、中間転写ベルト91上に順次に重ね合わせるようにして転写(一次転写)される。こうして中間転写ベルト91上に形成された多重トナー像は、記録材Pに一括して転写(二次転写)される。
一次転写工程後に感光体ドラム1上に残留したトナーは、感光体クリーニング手段としてのドラムクリーナ7によって回収される。また、二次転写工程後に中間転写ベルト91上に残留したトナーは、中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーナ11によって回収される。
本実施例では、感光体ドラム1と、感光体ドラム1に作用するプロセス手段としての帯電ローラ2、現像装置4、ドラムクリーナ7は、枠体によって一体的に構成され、装置本体に対して一体で着脱可能なプロセスカートリッジ8を構成している。プロセスカートリッジ8は、例えば感光体ドラム1が寿命に達した場合などに装置本体から取り外されて、新品と交換される。
2.画像形成装置の各部の構成
次に、画像形成装置100の各部の構成について更に詳しく説明する。
図3は、本実施例の画像形成装置100の一つの画像形成部Pの構成をより詳しく示す模式的な断面図である。また、図3は、本実施例の画像形成装置100における感光体ドラム1及び帯電ローラ2の層構成並びに概略制御態様を示す模式図である。
2−1.感光体ドラム
画像形成装置100は、像担持体として回転可能なドラム型の電子写真感光体である感光体ドラム1を有する。本実施例では、感光体ドラム1の外径は30mmである。
図4に示すように、感光体ドラム1は、接地されたアルミニウムなどの導電性の基材としてのドラム基体1aの外周面に、図5に示すポリイミド構造を持つ樹脂(ポリイミド樹脂)からなる感光層1bを厚さ30μm程度に単層塗布して形成したものである。
ポリイミド構造を持つ樹脂は通常は絶縁体である。しかし、UV領域の波長(10nm〜400nm)の光をポリイミド樹脂に照射することによってチャージキャリアが発生して導電体となることが本発明者らの検討の結果明らかになっている。特に近紫外線の波長(315nm〜400nm)の光を照射することによってこの現象が顕著となる。感光体ドラム1は、駆動手段としての駆動モーター(DCブラシレスモーター)19によって、中心支軸を中心に150mm/secのプロセススピード(周速度)で図中矢印方向に回転駆動される。
2−2.帯電ローラ
本実施例では、画像形成装置100は、帯電手段として、ローラ状に形成された接触帯電部材(接触帯電器)である帯電ローラ2を有する。帯電ローラ2は、感光体ドラム1の表面(外周面)を所定の極性・電位に一様に帯電処理する。
図4に示すように、帯電ローラ2は、金属製の芯金2aの外周面を、弾性層2b、抵抗層2c、表面層2dで覆って構成されている。
本実施例では、芯金2aは、直径6mmのステンレス丸棒である。また、弾性層2bは、カーボン分散の発泡EPDM、比重0.5g/cm3、体積抵抗値102〜109Ωcm、層厚3.0mmである。また、抵抗層2cは、カーボン分散のNBR系ゴム、体積抵抗値102〜105Ωcm、層厚700μmである。また、表面層2dは、フッ素化合物のトレジン樹脂に酸化錫とカーボンを分散、体積抵抗値107〜1010Ωcm、表面粗さ(JIS規格10点平均表面粗さRa)1.5μm、層厚10μmである。
芯金2aは、その長手方向(回転軸線方向)の両端部が、それぞれ軸受部材(図示せず)によって回転自在に保持されている。帯電ローラ2の長手方向(回転軸線方向)の長さは320mmである。上記軸受部材は、付勢部材としての押圧ばね(圧縮ばね)2eによって感光体ドラム1に向けて付勢されている。これにより、帯電ローラ2は、感光体ドラム1の表面に対して所定の押圧力をもって圧接されて、感光体ドラム1の表面との間に接触部(ニップ部)である帯電ニップaを形成している。帯電ローラ2は、感光体ドラム1の回転に伴って、図中矢印方向に従動回転する。
帯電ローラ2は、感光体ドラム1の表面の移動方向において帯電ニップaの上流側、下流側にそれぞれ形成された感光体ドラム1との間の微小空隙(帯電ギャップ)のうち少なくとも一方で発生する放電によって、感光体ドラム1の表面を帯電させる。
帯電ローラ2には、帯電電圧印加手段としての帯電高圧電源V1によって、帯電電圧(帯電バイアス、帯電高圧)が印加される。
本実施例では、帯電電圧として、直流電圧(Vdc)と交流電圧(Vac)とを重畳させた振動電圧が、芯金2aを介して帯電ローラ2に印加される。本実施例では、帯電高圧電源V1は、帯電ローラ2に対して、周波数が1500Hzであり、Vdcの出力が0〜−900Vの範囲、Vacの出力(ピーク間電圧)が0〜2000Vppの範囲の帯電電圧を出力可能である。画像形成中に印加する帯電電圧はVdc=−600V、Vac=2000Vppとした。
帯電ローラ2に対して、帯電ローラクリーニング部材2fが設けられている。本実施例では、帯電ローラクリーニング部材2fは、可撓性を有するクリーニングフィルムである。
クリーニングフィルム2fは、帯電ローラ2の長手方向に対し平行に配置されている。クリーニングフィルム2fは、帯電ローラ2の長手方向に対し一定量の往復運動をする支持部材2gに一端を固定され、自由端側近傍の面において帯電ローラ2と接触ニップを形成するよう配置されている。
支持部材2gが、駆動手段としての駆動モーター(図示せず)によりギア列を介して駆動され、長手方向に一定量の往復運動をすることで、帯電ローラ2の表層がクリーニングフィルム2fで摺擦される。これにより、帯電ローラ2の表層の付着汚染物(微粉トナー、外添剤など)の除去がなされる。
2−3.像露光装置
感光体ドラム1は、帯電ローラ2により所定の極性・電位に一様に帯電処理された後、像露光手段による像露光を受ける。これにより、目的のカラー画像の各画像形成部PY、PM、PC、PBkに対応した色成分の静電潜像が形成される。像露光手段は、カラー原稿画像の色分解・結像露光光学系、画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して変調された光を出力する走査露光系などの像露光装置で構成することができる。この像露光装置3によって照射する光は紫外線領域の波長(1nm〜400nm)を含む光であり、特に近紫外線領域の波長(315nm〜400nm)の光が好ましい。
本実施例では、像露光手段としての像露光装置3として、光源として380nmの波長のレーザーを用いたレーザービームスキャナを用いた。
レーザービームスキャナは、画像読み取り装置(図示せず)などの外部ホスト装置から画像形成装置100側に送られた画像信号に対応して変調されたレーザー光Lを出力する。そして、回転する感光体ドラム1の一様に帯電処理された面を、そのレーザー光Lで走査露光(イメージ露光)する。
このレーザー走査露光により、感光体ドラム1上のレーザー光Lで照射された部分の電位が低下する。これにより、回転する感光体ドラム1上には、走査露光した画像情報に対応した静電潜像が形成される。感光体ドラム1における、画像露光Lの照射位置が露光部bである。
本実施例では、像露光装置3のレーザーパワー(露光量、光源の出力)は、約0.1μJ/cm2〜約0.4μJ/cm2の範囲で可変となっている。感光体ドラム1上における露光部bの電位である露光部電位(VL)は、像露光装置3から照射する光のレーザーパワーを変化させることによって、約−20V〜約−300Vの範囲で変化させることが可能である。画像形成中に用いる像露光装置3のレーザーパワーは、0.2μJ/cm2とし、ベタ部のVL=−100Vとした。
2−4.現像装置
像露光装置3によって感光体ドラム1に形成された静電潜像は、現像手段としての現像装置4によって、現像剤としてのトナーで現像され、感光体ドラム1の表面にトナー像が形成される。
本実施例では、現像装置4は、二成分接触現像装置(二成分磁気ブラシ現像装置)である。
図3に示すように、現像装置4は、現像容器(現像装置本体)40を有する。現像容器40には、内部に固定配置されたマグネットローラを有する現像剤担持体としての現像スリーブ41、現像剤規制部材としての現像剤規制ブレード42などが設けられている。
現像容器40内には、主に非磁性樹脂トナー粒子(トナー)と磁性キャリア粒子(キャリア)との混合物である二成分現像剤(現像剤)46が収容されている。また、現像容器40内の底部側には、現像剤攪拌部材としての攪拌スクリュー43、44が配置されている。現像スリーブ41は、その外周面の一部を現像容器40の外部に露出させて、現像容器40内に回転可能に配置されている。
現像スリーブ41には、現像剤規制ブレード42が所定の間隙を有して対向させられている。
現像剤規制ブレード42は、現像スリーブ41の図中に示す矢印方向の回転に伴い、現像スリーブ41上に現像剤46の薄層を形成(コーティング)する。本実施例では、現像スリーブ41は、感光体ドラム1との最近接距離(S−Dgap)が350μmに保たれるように、感光体ドラム1に近接させて対向して配置されている。
感光体ドラム1と現像スリーブ41との対向部が現像部cである。現像スリーブ41は、現像部cにおいて、その表面の移動方向が感光体ドラム1の表面の移動方向とは逆方向になるように回転駆動される。
現像スリーブ41上に形成された現像剤46の薄層は、現像部cにおいて感光体ドラム1の表面に接触して、感光体ドラム1を適度に摺擦する。
現像スリーブ41には、現像電圧印加手段としての現像高圧電源V6から、所定の現像電圧(現像バイアス、現像高圧)が印加される。
本実施例では、現像スリーブ41に印加する現像電圧は、直流電圧(Vdev)と交流電圧(Vdevac)とを重畳した振動電圧である。本実施例では、現像高圧電源V6は、現像スリーブ41に対して、周波数が12kHzであり、Vdevの出力が0〜−750Vの範囲、Vdevacの出力(ピーク間電圧)が1500Vppで固定の現像電圧を出力可能である。画像形成中に印加する現像電圧は、Vdev=−400Vとした。
回転する現像スリーブ41によって現像部cに搬送された現像剤46中のトナーが、現像電圧による電界によって、感光体ドラム1上の静電潜像に対応して選択的に感光体ドラム1の表面に付着する。これにより、感光体ドラム1上の静電潜像がトナー像として現像される。本実施例では、感光体ドラム1上の露光部(明部)にトナーが付着して静電潜像が現像される(反転現像)。現像部cを通過した現像スリーブ41上の現像剤46の薄層は、引き続く現像スリーブ41の回転に伴い、現像容器40内の現像剤溜り部に戻される。
現像装置4内に設けられた攪拌スクリュー43、44は、現像スリーブ41の回転と同期して回転し、現像容器40内に補給されたトナーを現像容器40内のキャリアと攪拌・混合して、トナーに所定の帯電電荷を与える機能を有する。また、攪拌スクリュー43、44は、それぞれ長手方向(回転軸線方向)において反対方向に現像剤46を搬送し、現像剤46を現像容器40内で循環させる機能を有する。即ち、攪拌スクリュー43、44は、現像剤46を現像スリーブ41に供給すると共に、現像工程によりトナー濃度(現像剤中のトナーの割合)の薄くなった現像剤46をトナー補給部に搬送する。
現像装置4の攪拌スクリュー44の上流側壁面には、現像剤46の透磁率変化を検出して現像容器40内の現像剤46のトナー濃度を検知するトナー濃度センサー45が設けられている。また、現像剤46の循環方向において、トナー濃度センサー45のやや下流側に、トナー補給開口47が設けられている。
現像動作を行った後に、現像剤46はトナー濃度センサー45による検知部に運ばれ、ここでトナー濃度が検知される。その検知結果に応じて、現像剤46のトナー濃度を一定に維持するために、適宜、現像容器40内にトナーが補給される。
即ち、現像装置4に現像剤補給容器(トナー補給ユニット)5が接続されており、該現像剤補給容器5が備える補給スクリュー51の回転により、該現像剤補給容器5から現像装置4のトナー補給開口47を通して、現像容器40内へのトナー補給が行われる。
現像容器40内に補給されたトナーは、攪拌スクリュー44により搬送され、キャリアと混ざり合い、適度な帯電電荷を付与された後に、現像スリーブ41の近傍に運ばれ、現像スリーブ41上に供給されて現像に供される。
本実施例では、トナーとして、平均粒径が5.5μmの、正規の帯電極性が負極性であるトナーを用いた。また、本実施例では、キャリアとして、飽和磁化が205emu/cm3、平均粒径が35μmの磁性キャリアを用いた。トナーとキャリアとを重量比8:92で混合したものを二成分現像剤(現像剤)として用いた。
2−5.中間転写ユニット
図1に示すように、各画像形成部PY、PM、PC、PBkの各感光体ドラム1Y、1M、1C、1Bkに対向するように、中間転写ユニット9が設けられている。中間転写ユニット9は、中間転写体(転写媒体)としての無端状の中間転写ベルト91を有する。中間転写ベルト91は、複数の支持部材としての駆動ローラ94、テンションローラ95及び二次転写対向ローラ96に、所定の張力を持って掛け渡されている。中間転写ベルト91は、駆動手段としての駆動モーター20から駆動ローラ94に回転駆動力が伝達されることで、図中矢印方向に回転(周回移動)する。
感光体ドラム1上に形成されたトナー像は、感光体ドラム1と中間転写ベルト91との接触部(ニップ部)である一次転写部(一次転写ニップ)N1へ進入する。一次転写部N1では、中間転写ベルト91の裏側に、一次転写手段(転写手段)としての一次転写ローラ92が当接されている。一次転写ローラ92には、一次転写電圧印加手段としての一次転写電圧電源93が接続されている。本実施例では、各画像形成部PY、PM、PC、PBkで独立に一次転写ローラ92に一次転写電圧を印加することを可能とするために、各一次転写ローラ92にそれぞれ一次転写電圧電源93が接続されている。
前述のように、例えばフルカラー画像の形成時には、中間転写ベルト91には、1色目(イエロー)、2色目(マゼンタ)、3色目(シアン)、4色目(ブラック)の各色トナー像が順次に多重転写される。本実施例では、露光部(露光部電位Vl:−150V)に転移されたトナーに対する転写効率を考慮し、一次転写電圧として、1色目から4色目まですべて+350Vの直流電圧を印加した。
中間転写ベルト91上に形成されたフルカラー画像用の4色のトナー像から成る多重トナー像は、二次転写部において、二次転写手段としての二次転写ローラ10により、転写材Pに一括して転写される。転写材Pは、転写材送給手段(図示せず)から供給され、所定のタイミングで、搬送手段としての給紙ローラ12から二次転写部N2に送られてくる。
二次転写部N2では、二次転写対向ローラ96に対向する位置において、二次転写手段としての二次転写ローラ10が中間転写ベルト91の表面に当接されている。二次転写ローラ10には、二次転写電圧印加手段としての二次転写電圧電源(図示せず)が接続されている。二次転写ローラ10には、二次転写電圧電源から正極性の直流電圧である二次転写電圧が印加される。
中間転写ベルト91の材料としては、樹脂系のベルト、金属芯体入りのゴムベルト、樹脂及びゴムからなるベルトなどが望ましい。トナーの飛び散りや中抜けの防止など、画像品位の向上に有利な、弾性層を有する中間転写ベルトを用いても良い。
本実施例では、中間転写ベルト91として、PEEK(ポリエーテルケトン)にカーボン分散し、体積抵抗率を108Ωcmオーダーに制御した樹脂ベルトを用いた。
また、本実施例では、中間転写ベルト91は、その厚さが50μm、幅(搬送方向と略直交する方向の長さ)が320mm、全周が900mmである。本実施例では、一次転写ローラ92としては、導電性スポンジからなり電気抵抗が106Ω以下、外径が16mm、長手方向(回転軸線方向)の長さが315mmである。
2−6.定着装置
トナー像が転写された転写材Pは、定着手段としての定着装置13に搬送され、ここで熱及び圧力によってトナー像が溶融定着される。本実施例では、定着装置13は、熱源を内蔵した加熱ローラ13aと、圧接する加圧ローラ13bとを有する。そして、定着ローラ13aと加圧ローラ13bとの圧接部(定着ニップ)において記録材Pを挟持して搬送することで、記録材Pを加熱及び加圧して、記録材P上にトナー像を溶融させて固着させる。
2−7.クリーナ
一次転写部N1で中間転写ベルト91に転写されずに感光体ドラム1上に残留したトナー(一次転写残トナー)は、感光体クリーニング手段としてのドラムクリーナ7によってクリーニングされ、感光体ドラム1は次の作像工程に供される。
即ち、感光体クリーナ7は、クリーニング部材としての、感光体ドラム1に当接して設けられたクリーニングブレード7aと、回収容器7bとを有する。感光体クリーナ7は、クリーニングブレード7aによって、回転する感光体ドラム1上から一次転写残トナーを掻き取って回収容器7bに回収する。
クリーニングブレード7aの感光体ドラム1に対する当接部がクリーニング部eである。クリーニングブレード7aの材料としては、ウレタンゴム系の材料が広く用いられている。
また、二次転写部N2で記録材Pに転写されずに中間転写ベルト91上に残留したトナー(二次転写残トナー)は、中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーナ11によってクリーニングされ、中間転写ベルト91は次の作像工程に供される。即ち、ベルトクリーナ11は、クリーニング部材としての、中間転写ベルト91に当接して設けられたクリーニングブレード11aと、回収容器11bとを有する。
ベルトクリーナ11は、クリーニングブレード11aによって、回転する中間転写ベルト91上から二次転写残トナーを掻き取って回収容器11bに回収する。クリーニングブレード11aとしては、上記同様、ウレタンゴム系の材料が広く用いられている。
2−8.除電露光装置
本実施例の画像形成装置100は、感光体ドラム1の表面の移動方向において一次転写部N1の下流側、且つ、クリーニング部eの上流側に、前露光手段としての除電露光装置6を有する。画像形成時には、除電露光装置6により、一次転写工程で転写された後であって、且つ帯電ローラ2によって帯電を行う前の感光体ドラム1をUV光により露光して、感光体ドラム1の表面を除電する。
本実施例では、除電露光装置6の露光量は、1μJ/cm2程度とした。しかし、感光体ドラム1上が充分に除電されるならば、この値に限られるものではない。この除電露光装置によって照射する光も紫外線領域の波長(1nm〜400nm)を含む光であり、特に近紫外線領域の波長(315nm〜400nm)の光が好ましい。
2−9.制御態様
本実施例では、制御手段としてのCPUV3は、画像形成装置100の動作を統括的に制御する。CPU03は、接続された記憶装置V5(電子的なメモリなど)に格納されたプログラムやデータに従って、各種の制御を実行する。例えば、CPUV3は、感光体ドラム1の駆動モーター19や中間転写ベルト91の駆動モーター20に対して、駆動・停止の指示を行う。また、CPUV3は、帯電高圧電源V1や現像高圧電源106の出力値、出力・停止の指示を行う。また、CPUV3は、像露光装置3のレーザーパワー、発光の開始・停止の指示を行う。
以上、本実施例によれば、感光体ドラム1を従来の多層構成の感光体ドラムと比べて簡易な構成にすることによって、画像形成装置の低コスト化を実現することが可能となった。
(その他の実施例)
実施例1においては、感光体としてドラム状の感光体ドラムを用いた例を説明した。しかし、これに限られず、柔軟性を有する導電性基材の上にポリイミド樹脂からなる感光層を形成したベルト状の感光体を用いた構成にしても良い。このような構成にした場合でも実施例1と同様の効果を得ることができる。
また、実施例1においては、4連タンデム方式の画像形成装置を用いて説明したが、感光体の数は、これに限定されるものではない。感光体の数は、より少なくてもよいし(例えば1つ)、より多くてもよい(例えば6つ)。
また、実施例1では、感光体は除電露光装置によって除電するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。感光体を除電する手段としては、除電露光装置の他に、帯電装置(コロナ帯電装置、接触帯電部材)、像露光装置による露光などを用いてもよい。
また、実施例1では、帯電部材は帯電ローラであるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ブレード状の帯電部材、ベルト状の帯電部材、コロナ帯電器であってもよい。
1 感光体ドラム
2 帯電ローラ
2f 帯電ローラクリーニング部材
2g 帯電ローラクリーニング部材支持部材
3 像露光装置
4 現像装置
5 トナー補給ユニット
6 除電露光装置
7 クリーニングブレード
8 プロセスカートリッジ
9 中間転写ユニット
10 2次転写ローラ
11 ベルトクリーナ
13 定着手段
40 現像容器
41 現像スリーブ
91 中間転写ベルト
92 1次転写ローラ
96 2次転写対向ローラ

Claims (4)

  1. 感光体と、
    前記感光体の表面を帯電する帯電手段と、
    前記帯電手段によって帯電された前記感光体の表面を露光して潜像を形成する像露光手段と、
    前記像露光手段によって形成された潜像をトナーで現像して前記感光体の表面にトナー像を形成する現像手段と、を有する画像形成装置であって、
    前記感光体は、導電性の基材の上にポリイミド樹脂からなる感光層を有し、
    前記露光手段は、紫外線領域の波長を含む光を前記感光体に照射する事によって露光を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像露光手段は、近紫外線領域の波長を含む光を前記感光体に照射する事によって露光を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記感光体は回転可能であり、
    前記感光体の表面に形成されたトナー像を転写媒体に転写する転写手段と、
    前記転写手段によって転写された後で、且つ前記帯電手段によって帯電される前に、前記感光体を露光する前露光手段と、を更に有し、
    前記前露光手段は、紫外線領域の波長を含む光を前記感光体に照射する事によって露光を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記前露光手段は、近紫外線領域の波長を含む光を前記感光体に照射する事によって露光を行うことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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