JP2016142826A - 毛束展示具 - Google Patents

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【課題】立体感を向上して毛束を展示できる毛束展示具を提供する。【解決手段】展示具30は、毛束10の長さが下端保持スリット53から挿通孔44までの長さL11と上端保持部43から挿通孔44までの長さL12とを足した長さである保持部間長さよりも長く、毛束10のうち保持部間長さよりも長い部分を表片40の表側に出すことにより、毛束10を表片40の表面から浮いた状態で展示する。【選択図】図2

Description

本発明は、毛束を展示する毛束展示具に関するものである。
従来、毛束を展示する毛髪化粧料用陳列トレイがあった(例えば特許文献1)。
しかし、従来の毛髪化粧料用陳列トレイは、毛束の展示状態の立体感が乏しかった。
特開2008−33340号公報
本発明の課題は、立体感を向上して毛束を展示できる毛束展示具を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
・第1の発明は、毛束(10)を板部材(20,420)の表面で展示する毛束展示具(30,230)であって、毛束を通す挿通孔又は切り欠きである毛束通し部(44,244)を有する表片(40,240)と、前記表片に対して折り部(31)によって接続され、毛束を通す挿通孔であり毛束の一端(11)を保持する一端保持部(53)を有する裏片(50,250)と、前記表片及び前記裏片の少なくとも1つから突出し、毛束の他端(12)を保持する他端保持部(43,243)を有し、この毛束展示具を前記板部材に取り付ける部分である突出部(42,243)とを備え、前記表片及び前記裏片を前記折り部で折った状態である折り状態において、毛束の長さは、前記一端保持部から前記毛束通し部までの長さ(L11)と、前記他端保持部から前記毛束通し部までの長さ(L12)とを足した長さである保持部間長さよりも長く、折り状態において、毛束の一端を、前記裏片の前記一端保持部を通し、前記表片及び前記裏片に挟み込んだ状態で保持し、毛束を、前記毛束通し部を通し、毛束の他端を、前記突出部の前記他端保持部で保持し、毛束のうち前記保持部間長さよりも長い部分を前記表片の表側に出すことにより、毛束を前記表片の表面から浮いた状態で展示すること、を特徴とする毛束展示具である。
・第2の発明は、第1の発明の毛束展示具において、表側において、毛束(10)の一端側(11)が前記毛束通し部(44,244)によって導かれる方向(G44)と、毛束の他端側(12)が前記他端保持部(43,243)によって導かれる方向(G43)とは交差していること、を特徴とする毛束展示具である。
・第3の発明は、毛束を板部材の表面で展示する毛束展示具(330)であって、本体部(41)と、本体部に設けられ、毛束(10)を通す挿通孔又は切り欠きである毛束通し部(44)と、前記本体部の裏側で毛束の一端(11)を保持する一端保持部(353)と、前記本体部から突出し、毛束の他端(12)を保持する他端保持部(43)を有し、この毛束展示具を前記板部材に取り付ける部分である突出部(42)とを備え、毛束の長さは、前記一端保持部から前記毛束通し部までの長さ(L11)と、前記他端保持部から前記毛束通し部までの長さとを足した長さ(L12)である保持部間長さよりも長く、毛束の一端を、前記一端保持部で保持し、毛束を、前記毛束通し部を通し、毛束の他端を、前記突出部の前記他端保持部で保持し、毛束のうち前記保持部間長さよりも長い部分を前記本体部の表側に出すことにより、毛束を前記本体部の表面から浮いた状態で展示し、前記本体部の表側において、毛束の一端側が前記毛束通し部によって導かれる方向(G44)と、毛束の他端側が前記他端保持部によって導かれる方向(G43)とは交差していること、を特徴とする毛束展示具である。
・第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明の毛束展示具において、前記突出部(42)は、前記板部材(20)の裏側で保持されること、を特徴とする毛束展示具である。
・第5の発明は、第1から第3のいずれかの発明の毛束展示具において、前記突出部(42)は、前記板部材(420)の表側で保持されること、を特徴とする毛束展示具である。
・第6の発明は、毛束(10)を装着する板状の毛束展示具(520)であって、毛束を通す挿通孔又は切り欠きである毛束通し部(544)と、裏側で毛束の一端(11)を保持する一端保持部(553)、毛束の他端(12)を保持する他端保持部(543)とを備え、毛束の長さは、前記一端保持部から前記毛束通し部までの長さ(L11)と、前記他端保持部から前記毛束通し部までの長さ(L12)とを足した長さである保持部間長さよりも長く、毛束の一端を、前記一端保持部で保持し、毛束を、前記毛束通し部を通し、毛束の他端を、前記他端保持部で保持し、毛束のうち前記保持部間長さよりも長い部分をこの毛束展示具の表側に出すことにより、毛束をこの毛束展示具の表面から浮いた状態で展示し、表側において、毛束の一端側が前記毛束通し部によって導かれる方向(G44)と、毛束の他端側が前記他端保持部によって導かれる方向(G43)とは交差していること、を特徴とする毛束展示具である。
本発明によれば、立体感を向上して毛束を展示できる。
第1実施形態の毛束展示システム1の展示状態の斜視図である。 第1実施形態の展示具30を示す図である。 第1実施形態の展示具30の表示板20への取り付け構造60を表示板20の裏面側(奥側Y2)から見た斜視図である。 第2実施形態の展示具230を示す図である。 第3実施形態の展示具330を示す図である。 第4実施形態の毛束展示システム401の展示状態の斜視図である。 第5実施形態の毛束展示システム501の展示状態の斜視図である。 第5実施形態の表示板520を裏面から見た図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態の毛束展示システム1の展示状態の斜視図である。
図2は、第1実施形態の展示具30を示す図である。
図2(A1)、図2(A2)は、展開状態を示す図(展開図)である。
図2(B1)、図2(B2)は、折り状態を示す図である。
実施形態、図面では、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系、ABC直交座標系を設けて説明する。
XYZ直交座標系は、毛束展示システム1の展示状態(図1の状態)を基準に、左右方向X(左側X1、右側X2)、奥行方向Y(手前側Y1、奥側Y2)、鉛直方向Z(下側Z1、上側Z2)を表す。手前側Y1は、毛束展示システム1の表側である。
ABC直交座標系は、展示具30の展開状態(図2(A1)の状態)を基準に、左右方向A(左側A1、右側A2)、縦方向B(下側B1、上側B2)、厚さ方向C(裏面側C1、表面側C2)を表す。ABC直交座標系は、図1、図2の両方に図示した。
なお、実施形態では、適宜、毛束10を毛束展示システム1に展示した状態を「展示状態」という。また、適宜、展示具30を開いた状態を「展開状態」といい、2つ折りした状態を「折り状態」という。
毛束展示システム1は、店舗において、商品である毛染剤等の陳列棚、陳列トレイ等に設置される。毛束展示システム1が展示する毛束10は、染め具合、手触り等の見本である。
毛束10の両端は、平止めされている。つまり、毛束10の両端は、複数本の毛のサンプルが、毛が延びる方向(毛の中心軸方向)とは直交する方向に、平らに束ねられている。
毛束展示システム1は、表示板20(板部材)、展示具30(毛束展示具)を備える。
表示板20は、商品の陳列棚等の先端に取り付けられる。表示板20の表面(板面)には、商品の情報が印刷等によって表示されている。表示板20は、手前側Y1に至る程、下側Z1に至るように傾斜している。なお、表示板20は、陳列棚等に着脱可能である形態に限定されず、陳列棚等と一体型であってもよい。
図2に示すように、展示具30は、毛束10を表示板20に装着するものである。展示具30は、紙材、樹脂シート等によって形成される。
展示具30は、表片40、裏片50を備える。裏片50、表片40は、折り部31によって、2つ折り可能に接続されている。つまり、展示具30は、1枚のシート材に折り部31を加工したものである。折り部31は、例えば、押罫、ミシン目等である。裏片50の外形は、表片40よりも小さい。このため、折り状態の展示具30を上面側から見ると、裏片50の全体が表片40に覆われる(図2(B1)参照)。
表片40は、展示時において、表側(手前側Y1)に配置される部分である(図1参照)。
表片40は、本体部41、突出部42、挿通孔44(毛束通し部)を備える。
本体部41は、表片40の本体である。本体部41の上面は、訴求部を備える。訴求部は、商品の説明等が印刷された部分である。なお、図面には、訴求部の印刷等の図示を省略した。
突出部42は、上側B2(外側)に向けて腕状に突出した部分である。なお、突出部42は、折り状態においても、上側B2に突出している。
突出部42は、上端部に上端保持部43(他端保持部)を備える。
上端保持部43は、毛束10の上端12(他端)を保持する部分である。また、後述するように、上端保持部43が表示板20の裏面に取り付けられることにより、展示具30は、表示板20に取り付けられる(図3参照)。
上端保持部43は、毛束10を下側B1に向けて延びるように保持する。このため、毛束10が上端保持部43によって導かれる方向である上端側導き方向G43(他端側導き方向)は、下側B1である。
挿通孔44は、本体部41に設けられている。毛束10を、表片40の上面及び下面間で通す孔である。
挿通孔44の外形は、毛束10の断面に対応した形状であり、つまり、長方形又はほぼ長方形である。
挿通孔44は、上端保持部43の縦方向Bに平行な中心線C43よりも、右側A2にずれた位置に配置されている。挿通孔44の短手方向に平行な中心線C44と、上端側導き方向G43とは、平行ではなく、つまり、交差している。
裏片50は、展示時において、裏側(奥側Y2)に配置される部分である(図1参照)。
裏片50は、下端保持スリット53(一端保持部)を備える。
下端保持スリット53は、毛束10を通すスリット(挿通孔)であり、毛束10の下端11(一端)を保持する。なお、下端保持スリット53は、その一端を裏片50の外形に繋げた切り込みでもよい。
展開状態において、下端保持スリット53の長手方向と、挿通孔44の長手方向と、折り線の方向とは、互いに平行である。このため、折り状態においても、これらは、互いに平行である。
また、下端保持スリット53の長手方向に直交する方向の中心線C53と、挿通孔44の短手方向に平行な中心線C44とは、一致又はほぼ一致する。
折り状態において、下端保持スリット53は、挿通孔44よりも左側A1(内側)かつ上側B2に配置される。このため、毛束10が下端保持スリット53及び挿通孔44に導かれる方向である下端側導き方向G44(一端側導き方向)は、右側A2(外側)かつ下側B1の方向、つまり、斜め下側の方向である。
挿通孔44の中心線C44と、上端保持部43の中心線C43とは、交差している。中心線C43,C44がなす角θは、挿通孔44が上端保持部43から離れる方向に、鈍角であり、例えば135°程度である。上端側導き方向G43、下端側導き方向G44がなす角も、なす角θと同じ角度である。
(毛束10の展示具30への取り付け方法)
作業者(店舗の店員等)は、以下の工程に従って、毛束10を展示具30へ取り付けできる。なお、以下の工程の順序は一例であり、取り付け方法は、最終的に図2(B1)、図2(B2)の形態になればよい。
(1)毛束10を表片40の上面側に配置した状態で、上端保持部43の上部を折り部43aで折る(図2(A1)に示す矢印F1参照)。上端保持部43は、折られた状態を、粘着テープ35等によって保持される。これにより、毛束10の上端12は、上端保持部43に挟み込まれて保持される。
(2)毛束10の下端11を、挿通孔44を、上面から下面に向けて通す。
(3)毛束10の下端11を、裏片50の上面側に配置し、その後、下端保持スリット53を、上面から下面に向けて通す。
(4)毛束10の下端11を、粘着テープ36等を用いて、裏片50の下面に保持する。
以上により、毛束10は、展開状態の展示具30へ取り付けられた状態となる。
なお、展開状態において、表片40の突出部42の上端保持部43から裏片50の下端保持スリット53までの長さL1は、毛束10の長さよりも短い。このため、作業者は、展示具30の展開状態を維持し、かつ、展示具30を大きく撓ませたりすることなく、毛束10を展示具30に取り付け可能である。また、作業者は、毛束10の両端を、上端保持部43及び下端保持スリット53に保持することにより、位置ズレなく取り付けできる。
このため、毛束10を展開状態の展示具30へ取り付ける作業は、容易である。
(5)その後、表片40、裏片50を、これらの下面が向かい合うように折り部31で折って2つ折りにすることにより、展示具30を折り状態に変形する(図2(B1)に示す矢印F2参照)。
(6)裏片50を表片40に粘着テープ37等で貼り付ける。これにより、展示具30は、折り状態を維持できる。
以上により、毛束10は、折り状態の展示具30に取り付けられた状態となる。
(折り状態の作用、効果)
展示具30は、折り状態では、以下のような作用、効果を奏する。
(1)図2(B2)に示すように、毛束10の長さは、挿通孔44から下端保持スリット53までの長さL11と、突出部42の上端保持部43から挿通孔44までの長さL12とを足した長さ(保持部間長さ)よりも長い。
このため、毛束10の余剰部分を表片40の上面側に配置すると、表片40の上端保持部43から挿通孔44までの範囲において、毛束10が上面側に湾曲するように、表片40から浮き上がる。これにより、展示具30は、立体的に毛束10を配置できる。
(2)左右方向Aから見ると、毛束10は、挿通孔44から上面側に出た直後では下端側導き方向G44(斜め下側)に導かれる。このため、毛束10は、挿通孔44から上面側に出た直後では、一旦、上端保持部43から離れる方向に導かれる。毛束10は、その後に、上端保持部43に向けて導かれるように配置される。
このため、毛束10は、上記(1)のように湾曲する場合において、半径が大きな円弧を描くように湾曲する形態になる(図1参照)。これにより、展示具30は、毛束10をより立体的に配置でき、また、毛束10のボリューム感を向上できる。
(3)上面側から見た場合にも、上記(2)と同様に、毛束10は、挿通孔44から出た直後に上端保持部43から離れる方向に導かれた後に、上端保持部43に向けて導かれる。このため、左右方向Aにおいても、毛束10は、大きく湾曲する。これにより、展示具30は、毛束10のボリューム感を向上できる。
(4)挿通孔44から上端保持部43の中央付近において、毛束10は、左右方向Aに大きく広がる態様が確認できた(図2(B1)に示す広がり部15参照)。このように広がる理由は、上端側導き方向G43及び下端側導き方向G44が交差するため等と考えられる。
(5)毛束10の下端11は、表片40、裏片50間に挟まれた状態であるので、外部に露出しない。このため、毛束10の下端11を目隠しできるので、折り状態の展示具30を裏面から見ても、外観がよい。
これらの作用、効果は、実際に試作品を作製することにより、確認した。
また、毛束10は、上端保持部43、下端保持スリット53によって保持されることにより、上記形態を安定して維持できる。さらに、毛束10は、手触り等の確認のために触られた後にも、上記形態に復元できた。
(展示具30の表示板20への取り付け構造60)
図3は、第1実施形態の展示具30の表示板20への取り付け構造60を表示板20の裏面側(奥側Y2)から見た斜視図である。
図3(A)は、取り付け構造60の分解斜視図である。図3(A)は、展示具30、毛束10の一部を破断して示した。
図3(B)は、展示具30を表示板20に取り付けた状態の斜視図である。
毛束展示システム1は、展示具30を表示板20に取り付ける構造として、挿通孔61、取り付け壁62、取り付け具63を備える。
挿通孔61は、表示板20に設けられた貫通孔である。挿通孔61は、毛束10を保持した展示具30の突出部42が、表示板20の表面から裏面に向けて挿通される(図1参照)。
取り付け壁62は、表示板20の裏面に設けられた壁である。取り付け壁62は、展示具30の上端保持部43の三方を囲むように配置されている。
取り付け具63は、毛束10の上端12を、取り付け具63と表示板20の裏面との間に挟み込むように、毛束10を表示板20に取り付ける。取り付け具63の断面形状は、U字状である。取り付け具63は、その爪63aが、取り付け壁62の孔62aに嵌合することにより、取り付け壁62に取り付けられる。
表示板20の裏面、取り付け具63の裏面には、向かい合うように2つの鋸状の歯64,65が設けられている。このため、歯64,65が上端保持部43に食い込むことにより、展示具30は、表示板20に強固に保持される。
展示具30は、上記構成によって表示板20に取り付けられ、展示状態にされる。
(展示状態の作用、効果)
展示具30は、展示状態では、以下のような作用、効果を奏する。
(1)図1に示すように、本体部41は、突出部42によって、表示板20の表面から浮いた状態である。
このため、表片40の表面の訴求部が目立ち、訴求効果を向上できる。
(2)展示具30は、毛束10の配置に関して、展示状態においても、前述した折り状態と同様な作用、効果を奏する。このため、毛束10を立体感、ボリューム感がある態様で展示できる。さらに、展示された毛束10の美観がよい。
(3)毛束10は、立体的に展示されるので、来店者等は、毛束10及び表片40の間に人差し指等を入れることができる。このため、来店者等は、人差し指及び親指等で、毛束10の手触り等の質感を確認できる。
なお、毛束10が表片40から浮いた高さは、成人の人差し指が入る程度(例えば10mm程度)がよい。この高さは、毛束10の長さ、保持間長さ等を設定することにより実現可能である。
(4)展示された毛束10は、来店者等に引っ張られてしまう場合がある。ここで、毛束10の下端11は、下端保持スリット53に挿入され、かつ、表片40及び裏片50の間に挟まれて、展示具30に対して強固に保持される。また、毛束10の上端12は、上記取り付け構造60によって、展示具30に対して強固に保持される。
このため、このような場合でも、毛束10は、展示具30から脱落してしまうことを抑制できる。
(5)展示具30は、来店者等によって裏返されてしまう場合がある。この場合でも、下端は、表片40、裏片50に挟まれているため、外部に露出しないので、美観がよい。
以上説明したように、本実施形態の展示具30は、毛束10を立体的、かつ、ボリューム感を向上した態様で展示できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を適宜付して、重複する説明を適宜省略する。
図4は、第2実施形態の展示具230を示す図である。
図4(A)は、展開状態を示す図(展開図)である。
図4(B)は、折り状態を示す図である。
展示具230の突出部242は、表片240からではなく、裏片250から右側A2に突出するように設けられている。
展示具230の折り状態において、突出部242は、表片240の本体部41から上側B2に突出するように配置される。このため、展示具230の折り状態において、突出部242が配置される位置、外形は、第1実施形態と同様である。
毛束10の上端12は、展示具230を折り状態に変形した状態で、突出部242の上端保持部243に保持すればよい。
また、展示具230の通し部は、挿通孔ではなく、表片240の本体部41に設けられた切り欠き244である。この場合でも、毛束10は、切り欠き244を通されることにより、展示具230の折り込み状態において、下端側導き方向G44に導かれる。
上記構成により、展示具230は、折り状態において、毛束10を、第1実施形態と同様に導くことができるため、毛束10の配置について、第1実施形態と同様な効果を奏する。
図示は省略するが、展示具230を展示板に装着された状態についても、第1実施形態と同様である。
なお、突出部は、表片240、裏片の両方に設けてもよい。この場合には、例えば、展示具230の折り状態において、両者の突出部の外形が、一致するようにすればよい。
(第3実施形態)
図5は、第3実施形態の展示具330を示す図である。
図5(A)は、上面側(表面側)から見た図である。
図5(B)は、下面側(裏面側)から見た図である。
展示具330は、第1実施形態から裏片を削除した形態である。つまり、展示具330は、折り部を備えず、また、第1実施形態の表片と同様な形状のシート材によって形成される。
毛束10の下端11は、本体部41の下面の保持領域に、粘着テープ353等(下端保持部)によって保持される。なお、保持領域の外形線は、作業時の目印のために、印刷等を設けてもよい。
上記構成によっても、展示具330は、折り状態において、毛束10を、第1実施形態と同様に導くことができるため、毛束10の配置について、第1実施形態と同様な効果を奏する。
(第4実施形態)
図6は、第4実施形態の毛束展示システム401の展示状態の斜視図である。
毛束展示システム401は、展示具30の表示板20への取り付け構造460を表示板420の表側の面に設けた。
取り付け構造460は、第1実施形態と同様である。
毛束展示システム401は、展示具30を、表示板420の表側から取り付けることができるため、展示具30の取り付け時の作業性がよい。
(第5実施形態)
図7は、第5実施形態の毛束展示システム501の展示状態の斜視図である。
図8は、第5実施形態の表示板520を裏面から見た図である。
図7に示すように、毛束展示システム501は、板状の表示板520に、毛束10を直接取り付けるものである。つまり、毛束展示システム501は、表示板520自体を、毛束展示具として用いる。
図7、図8に示すように、表示板520は、挿通孔561、上端保持部543(他端保持部)、挿通孔544、下端保持部553を備える。
挿通孔561は、毛束10の上端側を、表示板520の表面及び裏面間で通す。
上端保持部543は、挿通孔561を通した毛束10の上端12を、表示板520の裏面に取り付ける粘着テープ等である。
挿通孔544は、毛束10の下端側を、表示板520の表面及び裏面間で通す。
下端保持部553は、挿通孔544を通した毛束10の下端11を、表示板520の裏面に取り付ける粘着テープ等である。
表示板520を表面から見た状態における上端保持部543、挿通孔544、下端保持部553の相対位置(図8(A)、図8(B)参照)は、第1実施形態の展示具30を上面から見た状態における上端保持部43、挿通孔44、下端保持スリット53の相対位置(図2(B1)、図2(B2)参照)と同様である。
このため、表示板520が毛束10を配置する形態は、第1実施形態の展示具30が毛束10を配置する形態と同様である。
これにより、毛束展示システム501は、毛束10を展示した状態において、第1実施形態の展示状態と同様な作用、効果を奏する。
なお、上端保持部543(他端保持部)、下端保持部553は、粘着テープ等に限定されず、例えば、第1実施形態の取り付け構造60と同様な構造であってもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
1,401,501…毛束展示システム
10…毛束
11…下端
12…上端
15…広がり部
20,420,520…表示板
30,230,330…展示具
31…折り部
35,36,37…粘着テープ
40,240…表片
41…本体部
42,242…突出部
43,243…上端保持部
43a…折り部
44…挿通孔
50,250…裏片
53…下端保持スリット
60,460…取り付け構造
61…挿通孔
62…取り付け壁
63…取り付け具
353…粘着テープ
543…上端保持部
544…挿通孔
553…下端保持部
561…挿通孔

Claims (6)

  1. 毛束を板部材の表面で展示する毛束展示具であって、
    毛束を通す挿通孔又は切り欠きである毛束通し部を有する表片と、
    前記表片に対して折り部によって接続され、毛束を通す挿通孔であり毛束の一端を保持する一端保持部を有する裏片と、
    前記表片及び前記裏片の少なくとも1つから突出し、毛束の他端を保持する他端保持部を有し、この毛束展示具を前記板部材に取り付ける部分である突出部とを備え、
    前記表片及び前記裏片を前記折り部で折った状態である折り状態において、毛束の長さは、前記一端保持部から前記毛束通し部までの長さと、前記他端保持部から前記毛束通し部までの長さとを足した長さである保持部間長さよりも長く、
    折り状態において、
    毛束の一端を、前記裏片の前記一端保持部を通し、前記表片及び前記裏片に挟み込んだ状態で保持し、
    毛束を、前記毛束通し部を通し、
    毛束の他端を、前記突出部の前記他端保持部で保持し、
    毛束のうち前記保持部間長さよりも長い部分を前記表片の表側に出すことにより、毛束を前記表片の表面から浮いた状態で展示すること、
    を特徴とする毛束展示具。
  2. 請求項1に記載の毛束展示具において、
    表側において、毛束の一端側が前記毛束通し部によって導かれる方向と、毛束の他端側が前記他端保持部によって導かれる方向とは交差していること、
    を特徴とする毛束展示具。
  3. 毛束を板部材の表面で展示する毛束展示具であって、
    本体部と、
    本体部に設けられ、毛束を通す挿通孔又は切り欠きである毛束通し部と、
    前記本体部の裏側で毛束の一端を保持する一端保持部と、
    前記本体部から突出し、毛束の他端を保持する他端保持部を有し、この毛束展示具を前記板部材に取り付ける部分である突出部とを備え、
    毛束の長さは、前記一端保持部から前記毛束通し部までの長さと、前記他端保持部から前記毛束通し部までの長さとを足した長さである保持部間長さよりも長く、
    毛束の一端を、前記一端保持部で保持し、
    毛束を、前記毛束通し部を通し、
    毛束の他端を、前記突出部の前記他端保持部で保持し、
    毛束のうち前記保持部間長さよりも長い部分を前記本体部の表側に出すことにより、毛束を前記本体部の表面から浮いた状態で展示し、
    前記本体部の表側において、毛束の一端側が前記毛束通し部によって導かれる方向と、毛束の他端側が前記他端保持部によって導かれる方向とは交差していること、
    を特徴とする毛束展示具。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の毛束展示具において、
    前記突出部は、前記板部材の裏側で保持されること、
    を特徴とする毛束展示具。
  5. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の毛束展示具において、
    前記突出部は、前記板部材の表側で保持されること、
    を特徴とする毛束展示具。
  6. 毛束を装着する板状の毛束展示具であって、
    毛束を通す挿通孔又は切り欠きである毛束通し部と、
    裏側で毛束の一端を保持する一端保持部と、
    毛束の他端を保持する他端保持部とを備え、
    毛束の長さは、前記一端保持部から前記毛束通し部までの長さと、前記他端保持部から前記毛束通し部までの長さとを足した長さである保持部間長さよりも長く、
    毛束の一端を、前記一端保持部で保持し、
    毛束を、前記毛束通し部を通し、
    毛束の他端を、前記他端保持部で保持し、
    毛束のうち前記保持部間長さよりも長い部分をこの毛束展示具の表側に出すことにより、毛束をこの毛束展示具の表面から浮いた状態で展示し、
    表側において、毛束の一端側が前記毛束通し部によって導かれる方向と、毛束の他端側が前記他端保持部によって導かれる方向とは交差していること、
    を特徴とする毛束展示具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020018359A (ja) * 2018-07-30 2020-02-06 ワヨー株式会社 サンプル毛束用ホルダ

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