JP2016142794A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画面全体にわたり良好なるローパスフィルター効果が得られ、画質の高い画像が容易に得られる撮像装置を得ること。
【解決手段】 撮像光学系と、撮像素子と、撮像光学系と撮像素子の間に配置された複屈折板を有する撮像装置において、撮像素子は主光線の入射角度αが|α|≦30(度)のときの受光感度が主光線の入射角度が0度のときの受光感度に比べて80%以上であり、複屈折板は、光線の入射角度が0度のときの異常光線の分離角γ、d線の常光線の入射角θ、屈折角θ’、複屈折板の材料のd線の常光線に対する屈折率Noを各々適切に設定すること。
【選択図】 図1

Description

本発明は撮像装置に関し、例えば、デジタル一眼レフカメラやデジタルスチルカメラ及びビデオカメラ等の規則的な画素配列を有する撮像素子を有する撮像装置に好適なものである。
規則的な離散的画素配列を有する撮像素子を有する撮像装置では、周期構造を有する被写体像の周期が画素の周期と同一又は近い状態で撮像されると、偽色やモアレ縞が発生する。多くの撮像装置では、偽色やモアレ縞の発生を防ぐために、複屈折板よりなるローパスフィルターを設けている。従来、ローパスフィルターとして複屈折板を用い、結晶の複屈折を利用してローパスフィルター効果を得るようにした撮像装置が知られている(特許文献1,2)。
特開2007−133049号公報 特開2006−317680号公報
ローパスフィルターに対する光の入射角度が大きくなると、入射角度が0度の場合に比べて、カットオフ周波数が低周波数側にシフトする傾向がある。したがって、入射角度が小さい画面中心と入射角度が大きい画面周辺では、ローパスフィルター効果が異なってしまい、画面全体にわたって均一なローパスフィルター効果が得られなくなる。画面全体にわたって均一なローパスフィルター効果を得るためには、画面中心から画面周辺における光束の分離幅(カットオフ周波数)の変動を少なくすることが重要である。
本発明は、撮像素子の角度感度特性及びローパスフィルター効果を得るための複屈折板の分離角や屈折角等を適切に設定することにより、画面全体にわたり良好なるローパスフィルター効果が得られ、高画質の画像が得られる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、撮像光学系と、撮像素子と、前記撮像光学系と前記撮像素子の間に配置された複屈折板を有する撮像装置において、前記撮像素子は主光線の入射角度αが
|α|≦30(度)
のときの受光感度が主光線の入射角度が0度のときの受光感度に比べて80%以上であり、前記複屈折板は入射角度が0度のときの異常光線の分離角をγ、d線の常光線の入射角をθ、屈折角をθ’、前記複屈折板の材料のd線の常光線に対する屈折率をNoとし、
No=sinθ’/sinθ
のとき、
1.00<cosγ/(cosθ’・cos(θ’+γ))<1.20
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、画面全体にわたり良好なるローパスフィルター効果が得られる撮像装置を提供することができる。
本発明の撮像装置の要部概略図 本発明に係る複屈折板の光学作用の説明図 本発明に係る撮像素子の感度特性の説明図 本発明に係る撮像光学系のMTF周波数特性の説明図 本発明に係る電子撮像素子の説明図 本発明に係るカラーフィルタの説明図 本発明の撮像光学系の実施例1の広角端におけるレンズ断面図 (A),(B) 本発明の撮像光学系の実施例1の広角端と望遠端における収差図 本発明の撮像光学系の実施例2の広角端におけるレンズ断面図 (A),(B) 本発明の撮像光学系の実施例2の広角端と望遠端における収差図 本発明の撮像光学系の実施例3の広角端におけるレンズ断面図 (A),(B) 本発明の撮像光学系の実施例3の広角端と望遠端における収差図 本発明の撮像光学系の実施例4の広角端におけるレンズ断面図 (A),(B) 本発明の撮像光学系の実施例4の広角端と望遠端における収差図 本発明の撮像光学系の実施例5のレンズ断面図 本発明の撮像光学系の実施例5の収差図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の撮像装置の要部概略図である。本実施例の撮像装置100では、撮像光学系101(半画角ω=0〜44°)を通過した光が複屈折板102を透過して撮像素子10の受光面に結像する。本実施例において撮像素子10は主光線の入射角度αが
|α|≦30(度) ・・・(1)
のときの受光感度が主光線の入射角度が0度のときの受光感度に比べて80%以上である。
複屈折板102に対する光線の入射角度が0度のときの異常光線の分離角をγ、d線の常光線の入射角をθ、屈折角をθ’とする。また、複屈折板102の材料のd線の常光線に対する屈折率をNoとし、
No=sinθ’/sinθ
のとき、複屈折板102は、
1.00<cosγ/(cosθ’・cos(θ’+γ))<1.20 ・・・(2)
なる条件式を満足する。
また、複屈折板102の材料のd線の常光線に対する屈折率をNo、異常光線に対する屈折率をNeとする。このとき、
1.70<(No+Ne)/2<3.00 ・・・(3)
なる条件式を満足する。
次に本実施例における複屈折板102の光学作用について説明する。図2は複屈折板102に入射した光の常光線Eoと異常光線Eeの光路の説明図である。図2においてNは複屈折板102の材料の常光線でd線(波長587.6nm)での屈折率である。屈折率1は空気の屈折率である。dは複屈折板102の光軸方向の厚さである。Laは複屈折板102に入射角0度で入射する光束である。Lbは複屈折板102に入射角θ度で入射する光束である。Eoは常光線、Eeは異常光線である。
以下、パラメータの値はd線を基準としている。rは入射角度0度のときの異常光線Eeの分離角(偏光分離角)である。θ’は入射角θで入射したときの常光線の屈折角である。Lは入射角0度のときの異常光線Eeの分離幅である。L’は入射角θ度のときの異常光線Eeの常光線Eoに対する分離幅である。
次に入射角θで複屈折板102に入射した異常光線Eeの常光線Eoに対する分離幅L’について説明する。図2において光線Lbの複屈折板102の入射面102aへの入射点をA、常光線Eoの複屈折板102の出射面102bからの出射点をD、異常光線Eeの出射面102bからの出射点をBとする。入射点Aの入射面102aに対する垂線の出射面102bとの交点をCとする。出射点Dの異常光線Eeへの垂線との交点をEとする。
図2において、
ED=Y
AD=X
とする。ΔABCとΔBDEは相似であるから
∠BDE=θ’+γ
である。
よって、分離幅L’は
L’=Y/cos(θ’+γ) ・・・(X1)
となる。ここで
Y=Xcosγ
d=Xcosθ’
であるから、これらを(X1)式に代入すると、
L’=Xcosγ/cos(θ’+γ)
=dsinγ/{cos(θ’+γ)・cosθ’} ・・・(X2)
となる。
また、
d=L/tanγ
=L・cosγ/sinγ
を(X2)式に代入すると
L’=(L・cosγ/sinγ)・sinγ/{cos(θ’+γ)・cosθ’}
=[cosγ/{cos(θ’+γ)・cosθ’}]・L
∴L’/L=cosγ/{cos(θ’+γ)・cosθ’} ・・・(X3)
となる。
(X3)式は光軸上における常光線Eoと異常光線Eeの分離幅Lに対する入射角θで入射した常光線Eoと異常光線Eeの分離幅L’との比を示す。この(X3)式は条件式(2)に対応している。また、本発明の撮像装置100では撮像光学系101と撮像素子10との間には複屈折板102を配置しており、図2で説明したようにY断面方向において入射光束を2つの光束に分離している。
一般に、複屈折板102に対して光束が斜めに入射すると、光線分離幅が軸上で設定している所望の分離幅に対して大きくなってしまうことがある。これに対して各実施例では前述の条件式(1),(2)を満足するような構成として、このときの課題を解決している。
次に、その作用について説明する。各実施例では撮像光学系101と撮像素子10との間に複屈折板102を配置することで、撮像光学系101の撮像特性のうち高周波特性を落として、撮像素子10の画像サンプリングに伴うモアレ現象を低減している。条件式(1)は、撮像素子10の角度感度特性を表したものであって、図3に示すように入射角度が±30°以内の主光線については、感度80%以上を確保するものである。具体的には主光線の入射角度30°のとき、感度81%を示している。これによって、撮像光学系101が斜入射構成となっても、光束を撮像素子10に取り込むことができるようにし、撮像光学系101を小型化している。
条件式(2)は、複屈折板102についての分離角γと屈折角θ’との関係を規定している。軸上に対する周辺(斜入射)光線分離幅の比を規定するものである。条件式(2)の上限を超えると、軸上に対して周辺部の光束の分離幅が大きくなって、カットオフ周波数が低周波側にシフトするため好ましくない。望ましくは、条件式(2)の数値範囲を以下の条件式(2a)の数値範囲を満足することで、より画面周辺部の劣化が少ない撮像装置を実現することが容易となる。
1.05<cosγ/(cosθ’・cos(θ’+γ))<1.18 ・・・(2a)
また、複屈折板102の常光線Loおよび異常光線Leのd線に対する屈折率をそれぞれNo,Neとしたとき、条件式(3)を満足している。
条件式(3)は、複屈折板102について、常光線Eoおよび異常光線Eeの屈折率(d線)を規定している。条件式(3)の下限を超えると、複屈折板102に対して斜めに入射する光線の屈折角度θ’が大きくなって、画面周辺部の画像劣化が大きくなる。条件式(3)の上限を超えると、透過率が不足するなど、所望の光学作用を有する複屈折板を得るのが困難になる。望ましくは、条件式(3)の数値範囲を以下の条件式(3a)の数値範囲を満足することで、より高画質な撮像装置を実現することが容易となる。
1.70<(No+Ne)/2<2.70 ・・・(3a)
以上のように本発明では撮影時のレンズ全長の小型化が容易で、しかもモアレが少ない良好な画像が得られる撮像装置を得ている。
次に本実施例に係る各構成要件について説明する。各実施例では複屈折板102にニオブ酸リチウムやサファイアやチタン酸バリウム等を用いている。複屈折板に一般的な水晶を使用した場合と、各実施例で用いる材料(例えばニオブ酸リチウム)を使用した場合のMTF周波数(Y断面光束)特性の比較を図4(A),(B)に示す。
図4(A)に示す水晶を使用した場合は、撮像光学系の軸上から周辺画角にむかうにつれてカットオフ周波数が95本/mm→約75本/mmまで落ちている。これに対して本実施例ではカットオフ周波数が、95本/mm→85本/mm程度に抑制することができている。
本発明者は、撮像光学系からの光線を受けて、複屈折板102による軸上と周辺部との分離幅変化について、特に入射角度が大きいときに、分離角γと屈折角θ’の関係を適切に設定することが良好なる画像を得るのに重要であることを見出した。
図5は本実施例に用いている撮像素子10の要部断面図である。図5に示すように、撮像素子10は、半導体回路基板11と、半導体回路基板11上に二次元アレイ状に形成された複数の画素電極(下部電極)(画素部)12と、複数の画素電極12上に連続し形成された有機材料からなる光電変換層13を有する。さらに、光電変換層13上に形成された、複数の画素電極12に対向する対向電極であり、単一層として設けられた共通電極(上部電極)14とを備えている。また、上部電極14の上には透明な絶縁層15が積層されており、この絶縁層15上に、2色以上(本実施形態においては3色)のカラーフィルタ16r、16g、16bを有する。
さらに各色のカラーフィルタ16r、16g、16bを隔てて分離する透明な分離壁17とからなるカラーフィルタ層CFが設けられ、さらにカラーフィルタ層CF上には低反射層18が設けられている。
以下、撮像素子10を構成する各構成要素について説明する。
(半導体回路基板):11
半導体回路基板11は、n型シリコン基板1(以下、単に基板1とする。)の表面にp型のウェル領域2を備え、ウェル領域2にはn型の不純物拡散領域3が複数形成されている。不純物拡散領域3は、半導体回路基板11上に形成される画素電極12と対応して二次元アレイ状に形成されている。また、ウェル領域2の表面において、不純物拡散領域3の近傍には、該不純物拡散領域3に蓄積した電荷に応じた信号を出力する信号読出し部4が設けられている。
信号読出し部4は、不純物拡散領域3に蓄積された電荷を電圧信号に変換して出力する回路であって、例えば公知のCCDやCMOS回路によって構成することができる。さらに、基板1のウェル領域2が形成された表面上に絶縁層5が積層されている。絶縁層5の上には、平面視略矩形状の画素電極12が複数、所定の間隔で配列形成されている。各画素電極12は、絶縁層5を貫通するように形成された導電性材料からなる接続部6を介して、基板1の不純物拡散領域3に電気的に接続されている。
撮像素子10は、光電変換層13に光が入射されると、光電変換層13で発生した電荷(正孔及び電子)のうち、例えば、正孔を上部電極14に移動させる。そして電子を下部電極12に移動させるように、下部電極12及び上部電極14間には図示しない電圧供給部によってバイアス電圧が印加される。この場合、上部電極14を正孔捕集電極とし、下部電極12を電子捕集電極としている。
(電極):12,14
上部電極14及び下部電極12は、光電変換層13との密着性や、電子親和力や、イオン化ポテンシャル、安定性等を考慮して選ばれる。上部電極14及び下部電極12の作製には、その材料によって種々の方法が用いられる。例えばITOの場合、電子ビーム法、スパッタリング法、抵抗加熱蒸着法、化学反応法(ゾルーゲル法など)、酸化インジウムスズの分散物の塗布などの方法で膜形成される。上部電極14は、光電変換層13に光を入射させる必要があるため、透明な導電性材料で構成されている。
ここで、透明電極材料は、例えば波長が約420nm〜約660nmの範囲の可視光域で約80%以上の透過率であるものが好ましい。上部電極14の具体的な材料としては、例えば、酸化スズ、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化インジウムスズ(ITO)等の導電性金属酸化物、あるいは金、銀、クロム、ニッケル等の金属がある。さらにこれらの金属と導電性金属酸化物との混合物または積層物、ヨウ化銅、硫化銅などの無機導電性物質、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリピロールなどの有機導電性材料、シリコン化合物およびこれらとITOとの積層物などが挙げられる。
好ましくは、導電性の金属酸化物であり、特に、生産性、高導電性、透明性等の点からITO、ZnO、InO、が好ましい。下部電極12は、導電性材料であればよく、透明である必要はない。しかし、下部電極12の下方の基板1側にも光を透過させることが必要である場合には、下部電極12も透明電極材料で構成することが必要となる。このとき、下部電極12の透明電極材料としては、上部電極と同様に、ITOを用いることが好ましい。
(光電変換層):13
有機材料による光電変換層13は、厚みが0.1μmから1.0μmの範囲となるように成膜されている。光電変換層13の層厚は薄いほどイメージセンサの混色には有効となるが、光吸収とのトレードオフがあり、実質的には0.5μm程度が望ましい。光電変換層13を構成する材料としては、例えば電子写真の感光材料に用いられているような、様々な有機半導体材料を用いることができる。その中でも、高い光電変換性能を有すること、分光する際の色分離に優れていること、長時間の光照射に対する耐久性が高いこと、真空蒸着を行いやすいこと、等の観点から、キナクリドン骨格を含む材料やフタロシアニン骨格を含む有機材料が特に好ましい。
光電変換層13を構成する有機材料は、p型有機半導体及びn型有機半導体の少なくとも一方を含んでいることが好ましい。光電変換層13を有機材料で構成すれば、シリコン基板1などに形成したフォトダイオードを光電変換部として用いる構成に比べて、可視光に対する光吸収係数が大きい。このため、光電変換層13に入射した光が吸収されやすくなる。この性質によれば、光電変換層13に斜めに入射した光も隣接する画素部へ漏れにくくなり、画素部で光電変換されることになり、透過効率の向上とクロストークの抑制を図ることができる。
(絶縁層):15
絶縁層15は、Al23、SiO2、SiN、またはこれらの混合膜などから構成できる。
(カラーフィルタ層):CF
カラーフィルタ層CFは、図6に示すようにそれぞれ異なる波長の光を透過する複数のカラーフィルタ16r,16g,16b(16)を有する。ここでは、カラーフィルタ層CFは赤色(R),青色(B),緑色(G)の顔料、もしくは染料の入った有機材料によるカラーフィルタ16r、16g、16bが画素(画素電極)12毎に配置されている。各カラーフィルタ16r,16g,16b間にはカラーフィルタ材料よりも屈折率が小さな透明材料で構成される分離壁17が設けられている。
カラーフィルタ16r,16g,16bは、それぞれ異なる波長の光を透過するものであり、カラーフィルタ16rは、入射光のうち赤色Rの波長の光を透過する構成を有するR光カラーフィルタとして機能する。同様にカラーフィルタ16gは、入射光のうち緑色Gの波長の光を透過する構成を有するG光カラーフィルタとして、カラーフィルタ16bは、入射光のうち青色Bの波長の光を透過する構成を有するB光カラーフィルタとして機能する。複数のカラーフィルタ16r,16g,16bは、各画素部12にいずれか1つが含まれ、画素部12の配列に応じてベイヤー配列などのカラーパターンで配列されている。
図6では、一例として、4つの画素部12におけるカラーフィルタ16r,16g,16bのベイヤー配列を示している。複数のカラーフィルタ16r,16g,16bの配列はこの構成例で説明するものに限定されず、任意に変更可能である。カラーフィルタ16r,16g,16bの材料の屈折率は赤青緑の各色で異なり、また入射光の波長によっても異なるものである。カラーフィルタ16r,16g,16bのいずれも入射光波長(少なくともその可視光域の波長400nm〜700nm)に対し1.5〜1.8の範囲内の屈折率を有する。
また、それぞれのカラーフィルタ16r,16g,16bの厚みは0.3μm〜1.0μmの範囲内としている。カラーフィルタ16r,16g,16bを互いに分離するための分離壁17は、図6に示す平面視においては、略格子状に形成され、各カラーフィルタ16r,16g,16bそれぞれを個別に囲うように形成されている。各カラーフィルタ16r,16g,16bの間隔に相当する分離壁17の幅tは0.05μm〜0.2μmの範囲内にあり、その材料の屈折率は1.22〜1.34の範囲内にある。
分離壁17の材料の屈折率は低い程イメージセンサとしての特性は向上するが、あまり低い材料を用いると膜としての脆弱性が問題となることから実効的には1.28〜1.30程度の材料を用いることが望ましい。
(低反射層):18
低反射層18は空気中からカラーフィルタCFに光がダイレクトに入射する場合の反射損失を低減するために備えられる。カラーフィルタCFに用いる材料の屈折率(例えば、3色のフィルタの屈折率の平均値)をncとした場合、低反射層18としては√ncとなる屈折率を有する材料を選択し、層厚は可視光のほぼ中心波長となる550nmの1/4膜厚となるようにすればよい。例えば、本撮像素子の場合ではカラーフィルタCFの屈折率が1.5〜1.8であることから1.28前後の屈折率を有する材料を用い、厚さは550/4/1.28=107nmとなることから、約0.1μmとすればよい。
本実施例において撮像素子10は、一例として基板の上方に光電変換層13が積層された積層型撮像素子であるが、この限りではない。撮像素子10は、従来の撮像素子のようなフォトダイオードが形成された基板上に電荷転送路が形成される。その上に平坦化膜などを挟んでカラーフィルタ層が設けられる表面照射型の撮像素子に比べ、カラーフィルタ層と光電変換層との距離dを短くすることが可能である。具体的に、距離dは、カラーフィルタ層CFの下側面から光電変換層の上側面までの距離である。本撮像素子の構成によれば、距離dを3μm以下とすることが可能である。
次に撮像装置に用いる撮像光学系101の実施例について説明する。図7は撮像光学系101の実施例1の広角端におけるレンズ断面図である。図8(A),(B)は撮像光学系101の実施例1の広角端と望遠端における収差図である。図9は撮像光学系101の実施例2の広角端におけるレンズ断面図である。図10(A),(B)は撮像光学系101の実施例2の広角端と望遠端における収差図である。図11は撮像光学系101の実施例3の広角端におけるレンズ断面図である。図12(A),(B)は撮像光学系101の実施例3の広角端と望遠端における収差図である。
図13は撮像光学系101の実施例4の広角端におけるレンズ断面図である。図14(A),(B)は撮像光学系101の実施例4の広角端と望遠端における収差図である。図15は撮像光学系101の実施例5のレンズ断面図である。図16は撮像光学系101の実施例5の収差図である。
実施例1,2の撮像光学系101は物体側から像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、負の屈折力の第3レンズ群L3より構成される。そしてズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するように各レンズ群が移動するズームレンズである。そして第2レンズ群L2の像側に開口絞りSPを有し、開口絞りSPはズーミングに際して第2レンズ群L2と同じ軌跡で移動する。
実施例3,4の撮像光学系101は、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4より構成される。ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するように各レンズ群が移動するズームレンズである。そして第3レンズ群L3の像側に開口絞りSPを有し、開口絞りSPはズーミングに際して第3レンズ群L3と同じ軌跡で移動する。
実施例1乃至4において撮像光学系の最も像側のレンズ群の焦点距離をfn、望遠端における全系の焦点距離をftとする。このとき、
0.05<|fn/ft|<1.50 ・・・(4)
なる条件式を満足する。件式(4)は、撮像光学系101について最も像側のレンズ群の屈折力を規定したものである。条件式(4)の下限を超えると最も像側のレンズ群の負の屈折力が強くなりすぎて、撮像光学系101における像面湾曲等の軸外収差の補正が困難になる。
逆に上限を超えると、撮像光学系101を小型化することが困難になる。望ましくは、条件式(4)の数値範囲を以下の条件式(4a)の数値範囲を満足することで、より高画質な撮像装置を実現することが容易となる。
0.20<|fn/ft|<1.40 ・・・(4a)
実施例1,2では開口絞りSPは第2レンズ群L2の像側に配置し、実施例3,4では開口絞りSPは第3レンズ群L3の像側に配置している。この構成によれば、ズーミングに際して望遠側で変倍用のレンズ群間における絞りユニットの干渉がなくなり変倍用のレンズ群に隣接するレンズ群の間隔を詰めることができ全系の小型化もしくは光学性能を上げる設計が容易となる。
実施例5の撮像光学系101は物体側から像側へ順に、フォーカシングに際して不動の第1レンズ群G1とフォーカシングに際して移動する負の屈折力の第2レンズ群G2を有し、第2レンズ群G2の焦点距離をf2n、全系の焦点距離をfとする。このとき、
0.05<|f2n/f|<1.50 ・・・(5)
なる条件式を満足する。条件式(5)は、撮像光学系101について第2レンズ群G2の屈折力を規定したものである。条件式(5)の下限を超えると第2レンズ群G2の負の屈折力が強くなりすぎて、撮影光学系101における像面湾曲などの軸外収差の補正が困難になる。
逆に上限を超えると、撮像光学系101を小型化することが困難になる。望ましくは、条件式(5)の数値範囲を以下の条件式(5a)の数値範囲を満足することで、より高画質な撮像装置を実現することが容易となる。
0.20<|f2n/ft|<1.40 ・・・(5a)
尚、複屈折板は光軸から周辺に向かって厚みが薄くなる形状より構成しても良い。
次に撮像光学系101の実施例1乃至5のレンズ構成について説明する。
[実施例1]
実施例1のズームレンズでは広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1,第2レンズ群L2,第3レンズ群L3はすべて移動する。第1レンズ群L1は、物体側から像側へ順に、2枚の負レンズ、1枚の正レンズよりなる。最も物体側に配置されたメニスカス形状の負レンズの物体側のレンズ面は非球面形状であり、これにより主に像面湾曲を軽減している。
第2レンズ群L2は正レンズ、正レンズと負レンズを接合した接合レンズ、正レンズより構成している。最も物体側の正レンズと像側の正レンズに非球面を採用しており、これにより主に球面収差、コマ収差を軽減している。第3レンズ群L3は正レンズと負レンズより構成している。最も像側に配置された負レンズに非球面を採用しており、これによって周辺像高における像面湾曲などを良好に補正している。このように、最終の第3レンズ群L3と望遠端における全系の焦点距離の比については、それぞれ0.31(条件式(4))と強い屈折力配置とすることで、変倍時のストロークなどを小さく設計することができる。
これに起因して、特に広角端の最外画角についての複屈折板102および撮像素子10に入射する光線角度は下線にて約37.7°と大きくなっている。また、ズームレンズ101と撮像素子10との間には複屈折板102を配置しており、図1の撮像光学系101で説明したようにY断面方向において入射光束を2つの光束に分離している。先の、複屈折板102に対する斜め入射光に起因して、光線分離幅が軸上で設定している所望の分離幅に対して大きくなってしまう懸念がある。
本実施例における複屈折板102は、厚み0.14mmのニオブ酸リチウムより構成しており、この複屈折作用によりローパスフィルター効果(カットオフ周波数:95本/mm)を持たせ、モアレなどによる画質劣化を抑制している。さらには、撮像光学系101から複屈折板102LPFに対し斜めに入射する軸外光束について、Y断面光束は水晶で構成するとカットオフ周波数が75本/mm程度に劣化するが、本実施例では87本/mm程度にすることができる。これによって、低周波側のMTFレスポンスを維持して、抜けのよい画質を確保している。
本実施例では、複屈折板102について分離角γと屈折角θ’との関係について、最大値1.07(条件式(2):広角端最外画角の下線)とすることで、軸上から周辺までの複屈折板102によるカットオフ周波数変動を抑制している。また、複屈折板102常光線および異常光線に対する屈折率について、条件式(3)の値が2.26(条件式(3))とすることで、同じく軸上から周辺までのカットオフ周波数の変動を抑制している。本実施例では、複屈折板102の分離をY方向の2点分離方式としたが、必ずしもこの限りではなく、4点分離としても良い。
[実施例2]
実施例2は実施例1に比べてレンズ群の数、各レンズ群の屈折力の符号、ズーミングに際しての移動条件、各レンズ群のレンズ構成等が同じである。実施例2は実施例1と同じく、最終のレンズ群である第3レンズ群L3と望遠端における全系の焦点距離の比については、それぞれ0.31(条件式(4))と強い屈折力配置とすることで、変倍時のストロークなどを小さくしている。これに起因して、特に広角端において最外画角について複屈折板102および撮像素子10に入射する光線角度は下線にて約38.2°と大きくなっている。
また、ズームレンズ101と撮像素子10との間には複屈折板102を配置しており、図1の撮像光学系101で説明したようにY断面方向において入射光束を2つの光束に分離している。先の、複屈折板102に対する斜め入射光に起因して、光線分離幅が軸上で設定している所望の分離幅に対して大きくなってしまう懸念がある。
本実施例において複屈折板102は、厚み1.15mmのサファイアより構成しており、この複屈折板によりローパスフィルター効果(カットオフ周波数:95本/mm)を持たせ、モアレなどによる画質劣化を抑制している。さらには、撮像光学系101から複屈折板102に対し斜めに入射する軸外光束について、Y断面光束は水晶で構成するとカットオフ周波数が75本/mm程度に劣化するが、本実施例では82本/mm程度にすることができる。これによって、低周波側のMTFレスポンスを維持して、抜けのよい画質を確保している。
本実施例では、複屈折板102について分離角γと屈折角θ’との関係について、最大値1.14(条件式(2):広角端最外画角の下線)とすることで、軸上から周辺までの複屈折板102によるカットオフ周波数変動を抑制している。また、複屈折板102の常光線および異常光線に対する屈折率について、1.76(条件式(3))とすることで、同じく軸上から周辺までのカットオフ周波数の変動を抑制している。その他の点は、実施例1と同じである。
[実施例3]
実施例3のズームレンズは、広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群L1乃至第4レンズ群L4が全て移動する。SSP1,SSP2はフレアーカット絞りである。第1レンズ群L1は、物体側から像側へ順に負レンズと正レンズとを接合した接合レンズからなる。第2レンズ群L2は、2枚の負レンズと1枚の正レンズより構成している。最も物体側に配置された負レンズには非球面を配し、主に像面湾曲を軽減している。
第3レンズ群L3は、2枚の正レンズ、負レンズ、正レンズより構成している。第3レンズ群L3を構成する正レンズの全てに非球面が採用されており、これにより主に球面収差、コマ収差を低減している。第4レンズ群L4は、正レンズ、両レンズ面が凹形状の負レンズより構成している。最も像側に配置された負レンズについては非球面を採用しており、これによって周辺像高における像面湾曲などを良好に補正している。
このように、最終レンズ群である第4レンズ群L4と望遠端における全系の焦点距離の比については、それぞれ0.25(条件式(4))と強い屈折力配置とすることで、変倍時のストロークなどを小さくしている。これに起因して、特に広角端の最外画角についての複屈折板102および撮像素子10に入射する光線角度は下線にて約40.6°と大きくなっている。また、ズームレンズ101と撮像素子10との間には複屈折板102を配置しており、図1の撮像光学系101で説明したようにY断面方向において入射光束を2つの光束に分離している。
先の、複屈折板102に対する斜め入射光に起因して、光線分離幅が軸上で設定している所望の分離幅に対して大きくなってしまう懸念がある。本実施例における複屈折板102は、厚み1.15mmのサファイアより構成しており、この複屈折板102によりローパスフィルター効果(カットオフ周波数:95本/mm)を持たせ、モアレなどによる画質劣化を抑制している。
さらには、撮像光学系101から複屈折板102に対し斜めに入射する軸外光束について、Y断面光束は水晶で構成するとカットオフ周波数が75本/mm程度に劣化するが、本実施形態では82本/mm程度にすることができる。これによって、低周波側のMTFレスポンスを維持して、抜けのよい画質を確保している。
本実施例では、複屈折板102について分離角γと屈折角θ’との関係について、最大値1.15(条件式(2):広角端の最外画角の下線)とすることで、軸上から周辺までの複屈折板102によるカットオフ周波数変動を抑制している。また、複屈折板102の常光線および異常光線に対する屈折率について、1.76(条件式(3))とすることで、同じく軸上から周辺までのカットオフ周波数変動を抑制している。本実施例では、複屈折板102の分離をY方向の2点分離方式としたが、必ずしもこの限りではなく、4点分離としても良い。その他の点は、実施例1と同じである。
[実施例4]
実施例4は実施例3に比べて、レンズ群の数、各レンズ群の屈折力の符号、ズーミングに際しての移動条件、各レンズ群のレンズ構成等が同じである。実施例4は実施例3と同じく、最終レンズ群である第4レンズ群L4と望遠端における全系の焦点距離比については、それぞれ0.25(条件式(4))と強い屈折力配置とすることで、変倍時のストロークなどを小さくしている。これに起因して、広角端において最外画角について複屈折板102および撮像素子10に入射する光線角度は下線にて約40.5°と大きくなっている。
また、ズームレンズ101と撮像素子10との間には複屈折板102を配置しており、図1の撮像光学系101で説明したようにY断面方向において入射光束を2つの光束に分離している。先の、複屈折板102に対する斜め入射光に起因して、光線分離幅が軸上で設定している所望の分離幅に対して大きくなってしまう懸念がある。
本実施例における複屈折板102は、厚み0.27mmのチタン酸バリウムを用いており、この複屈折板102によりローパスフィルター効果(カットオフ周波数:95本/mm)を持たせ、モアレなどによる画質劣化を抑制している。さらには、撮像光学系101から複屈折板102に対し斜めに入射する軸外光束について、Y断面光束は水晶で構成するとカットオフ周波数が75本/mm程度に劣化するが、本実施形態では87本/mm程度にすることができる。これによって、低周波側のMTFレスポンスを維持して、抜けのよい画質を確保できる。
本実施例では、複屈折板102について分離角γと屈折角θ’との関係について、最大値1.07(条件式(2):広角端の最外画角の下線)とすることで、軸上から周辺までの複屈折板102によるカットオフ周波数変動を抑制している。また、複屈折板102の常光線および異常光線に対する屈折率について、2.40(条件式(3))とすることで、同じく軸上から周辺までのカットオフ周波数変動を抑制している。その他の点は、実施例3と同じである。
[実施例5]
実施例5の撮像光学系は、単焦点距離の撮像レンズである。G1はフォーカシングに際して不動の第1レンズ群、G2はフォーカシングに際して移動する負の屈折力の第2レンズ群である。第2レンズ群G2と全系の焦点距離の比については、1.33(条件式(5))と強い屈折力配置とすることで、撮像光学系の小型化を図っている。これに起因して、特に最外画角についての複屈折板102および撮像素子10に入射する光線角度は下線にて約38.2°と大きくなっている。
また、撮像光学系101と撮像素子との間には複屈折板102を配置しており、図1の撮像光学系101で説明したようにY断面方向において入射光束を2つの光束に分離している。先の、複屈折板102に対する斜め入射光に起因して、光線分離幅が軸上で設定している所望の分離幅に対して大きくなってしまう懸念がある。本実施例における複屈折板102は、厚み0.55mmの負レンズ(S-LAH55:オハラ商標)と厚さ1.15mmのサファイアを接合したものを用いている。この複屈折板102によりローパスフィルター効果(カットオフ周波数:95本/mm)を持たせ、モアレなどによる画質劣化を抑制している。
さらに複屈折板102の接合界面については、曲率半径R=400mmとし、サファイアの厚みについて、光軸から外径方向に向かうにつれて薄くなるような形状としている。これにより斜め入射光束のカットオフシフトを抑制することができ、軸上特性と同じ程度(95本/mm)にしている。これによって、低周波側のMTFレスポンスを維持して、抜けのよい画質を確保している。
本実施例では、複屈折板102について分離角γと屈折角θ’との関係について、最大値1.14(条件式(2):広角端の最外画角の下線)とすることで、軸上から周辺まで複屈折板102によるカットオフ周波数変動を抑制している。また、複屈折板102の常光線および異常光線に対する屈折率について、1.76(条件式(3))とすることで、同じく軸上から周辺までのカットオフ周波数の変動を抑制している。その他の点は、実施例1と同じである。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、実施例1乃至4の全ての撮像光学系は、ズーミングに際してF値(Fナンバー)の変動を低減するために開口絞りSPの開口径の制御を行なってもよい。また各実施例において受光面上に形成された光学像を電気信号に変換する撮像素子を備えた撮像装置と組み合わせた場合などには歪曲収差量によっては電気的な補正を加えても良い。
次に、撮像光学系の数値実施例1乃至5を以下に示す。面番号iは物体面から像側に数えた順序を示す。riは第i番目の光学面の曲率半径、diは第i番目の面と第i+1番目の面との間の間隔である。ni,νiはそれぞれ第i番目の光学部材のd線に対する材料の屈折率およびアッベ数である。BFはバックフォーカスであり、最終レンズ面から像面までの空気換算での距離である。レンズ全長は第1レンズ面から最終レンズ面までの距離にバックフォーカスの値を加えたものである。
また、非球面に記載されている、k,A4,A6,A8,A10などは非球面係数である。非球面形状は光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位を、面頂点を基準にしてxとするとき以下の式で定義される。
x=(h2/R)/[1+{1−(1+k)(h/R)21/2
+A4h4+A6h6+A8h8+A10h10
ただし、ここでRは曲率半径である。なお、「e−z」の表示は「10-z」を意味する。また、前述の各条件式と数値実施例における諸数値との関係を表1に示す。
(数値実施例1)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1* 26.718 0.99 1.85400 40.4 18.55
2 15.503 4.09 16.60
3 -26.417 0.88 1.88300 40.8 16.27
4 54.420 0.10 16.07
5 28.348 2.04 1.92286 18.9 16.15
6 240.390 (可変) 15.93
7* 26.448 2.17 1.69350 53.2 11.93
8 -47.019 0.10 12.03
9 19.469 2.93 1.48749 70.2 11.97
10 -23.398 0.70 1.91082 35.3 11.67
11 20.510 1.15 11.52
12 16.437 4.40 1.48749 70.2 12.16
13* -11.440 1.17 12.17
14(絞り) ∞ (可変) 10.39
15 -36.147 3.30 1.74077 27.8 11.27
16 -16.579 1.67 11.85
17* -7.662 0.82 1.69350 53.2 11.81
18* -57.523 (可変) 13.57
19 ∞ 0.14 2.30020 18.7 50.20
20 ∞ 4.71 50.20
像面 ∞
非球面データ
第1面
K =-1.29774e+000 A 4=-7.05861e-006 A 6=-4.83630e-008 A 8=-5.20765e-010 A10= 2.54369e-012

第7面
K =-1.29124e+001 A 4=-3.51337e-006 A 6=-1.02725e-006 A 8=-5.38964e-009

第13面
K =-3.51275e-001 A 4= 1.42899e-005 A 6=-2.04340e-007 A 8= 5.27690e-009

第17面
K = 1.01134e-001 A 4= 1.07843e-004 A 6= 3.63209e-006 A 8=-4.67839e-008 A10= 2.56149e-009

第18面
K = 0.00000e+000 A 4=-4.22398e-005 A 6=-1.08925e-007 A 8= 2.17993e-008 A10=-1.70856e-010
各種データ
ズーム比 3.36
広角 中間 望遠
焦点距離 18.30 47.11 61.50
Fナンバー 2.68 5.44 6.82
半画角(度) 32.39 16.17 12.52
像高 11.61 13.66 13.66
レンズ全長 55.98 63.42 70.82
BF 9.72 27.82 36.80

d 6 12.65 2.03 0.44
d14 7.11 7.07 7.08
d18 4.95 23.05 32.03

入射瞳位置 15.71 13.29 12.82
射出瞳位置 -12.33 -30.41 -39.40
前側主点位置 14.37 -2.79 -11.43
後側主点位置 -13.59 -42.40 -56.79
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L1 1 -22.59 8.10 2.78 -3.40
L2 7 15.04 12.61 4.82 -5.79
L3 15 -19.30 5.79 3.41 -0.51
LPF 19 ∞ 0.14 0.03 -0.03
単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -45.09
2 3 -20.04
3 5 34.66
4 7 24.71
5 9 22.30
6 10 -11.91
7 12 14.59
8 15 38.57
9 17 -12.83
10 19 0.00
(数値実施例2)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1* 26.729 0.99 1.85400 40.4 18.50
2 15.528 4.10 16.56
3 -25.938 0.88 1.88300 40.8 16.23
4 57.128 0.10 16.03
5 28.837 2.03 1.92286 18.9 16.11
6 263.336 (可変) 15.89
7* 26.455 2.16 1.69350 53.2 11.89
8 -47.266 0.10 11.99
9 19.323 2.93 1.48749 70.2 11.93
10 -23.437 0.70 1.91082 35.3 11.64
11 20.401 1.10 11.48
12 16.316 4.37 1.48749 70.2 12.10
13* -11.496 1.17 12.11
14(絞り) ∞ (可変) 10.35
15 -36.546 2.94 1.74077 27.8 11.32
16 -16.453 1.66 11.82
17* -7.662 0.82 1.69350 53.2 11.78
18* -60.946 (可変) 13.55
19 ∞ 1.15 1.76817 72.3 50.20
20 ∞ 4.03 50.20
像面 ∞
非球面データ
第1面
K =-1.25401e+000 A 4=-6.78944e-006 A 6=-4.90084e-008 A 8=-4.74178e-010 A10= 2.22582e-012

第7面
K =-1.29332e+001 A 4=-3.51337e-006 A 6=-1.02725e-006 A 8=-5.26211e-009

第13面
K =-3.49003e-001 A 4= 1.35166e-005 A 6=-2.17196e-007 A 8= 5.41737e-009

第17面
K = 1.04117e-001 A 4= 1.07843e-004 A 6= 3.63209e-006 A 8=-4.67839e-008 A10= 2.56149e-009

第18面
K = 0.00000e+000 A 4=-4.07872e-005 A 6=-8.17994e-008 A 8= 2.09540e-008 A10=-1.67184e-010
各種データ
ズーム比 3.36
広角 中間 望遠
焦点距離 18.30 47.10 61.50
Fナンバー 2.68 5.45 6.83
半画角(度) 32.39 16.17 12.52
像高 11.61 13.66 13.66
レンズ全長 55.56 63.00 70.40
BF 9.65 27.71 36.69

d 6 12.55 2.02 0.44
d14 7.32 7.24 7.23
d18 4.97 23.03 32.01

入射瞳位置 15.67 13.24 12.77
射出瞳位置 -12.90 -30.92 -39.90
前側主点位置 14.19 -3.12 -11.81
後側主点位置 -14.27 -43.06 -57.47
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L1 1 -22.61 8.09 2.77 -3.41
L2 7 15.04 12.53 4.72 -5.77
L3 15 -19.32 5.41 3.32 -0.41
LPF 19 ∞ 1.15 0.33 -0.33
単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -45.23
2 3 -20.10
3 5 34.94
4 7 24.76
5 9 22.22
6 10 -11.88
7 12 14.59
8 15 38.03
9 17 -12.72
10 19 0.00
(数値実施例3)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 83.802 1.52 1.95906 17.5 41.50
2 68.984 5.01 1.59282 68.6 40.69
3 -455.147 (可変) 40.15
4* -383.342 1.10 1.85400 40.4 27.84
5* 27.372 5.25 24.24
6 -39.169 0.76 1.77250 49.6 24.01
7 73.916 0.10 24.03
8 41.806 3.17 1.95906 17.5 24.28
9 537.725 (可変) 24.04
10 ∞ (可変) 18.12
11 ∞ (可変) 19.50
12* 62.359 1.54 1.85400 40.4 18.09
13 510.481 0.17 18.02
14* 17.431 5.72 1.55332 71.7 17.94
15 -25.308 0.17 17.69
16 35.087 0.68 2.00069 25.5 15.71
17 15.528 8.25 14.73
18 244.982 2.52 1.49710 81.6 13.71
19* -14.864 1.69 13.59
20(絞り) ∞ (可変) 11.29
21 -794.640 3.65 1.72825 28.5 13.25
22 -14.176 0.52 13.56
23* -11.104 0.68 1.85400 40.4 13.44
24* 39.981 (可変) 14.41
25 ∞ 1.15 1.76817 72.3 49.71
26 ∞ 6.54 49.71
像面 ∞
非球面データ
第4面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.34262e-005 A 6= 6.03700e-008 A 8=-8.08291e-011 A10= 1.04394e-014

第5面
K = 1.01039e+000 A 4=-1.25183e-005 A 6= 3.80336e-008 A 8= 1.92085e-011 A10= 7.71512e-013

第12面
K =-2.22238e+001 A 4=-6.16775e-005 A 6=-8.49737e-008 A 8=-4.66501e-010

第14面
K =-1.58624e-001 A 4= 2.68609e-005 A 6=-1.61353e-007 A 8=-7.59830e-010

第19面
K =-9.18859e-001 A 4= 1.99497e-005 A 6=-2.13510e-007 A 8= 5.10659e-009 A10=-5.02247e-011

第23面
K =-9.03722e-001 A 4= 4.13018e-005 A 6=-2.33457e-006 A 8= 5.40542e-008 A10=-4.74604e-010

第24面
K = 3.92793e+000 A 4= 4.74399e-006 A 6=-1.73814e-006 A 8= 4.07225e-008 A10=-3.05118e-010
各種データ
ズーム比 5.01
広角 中間 望遠
焦点距離 17.55 49.54 87.90
Fナンバー 2.06 4.00 6.00
半画角(度) 34.10 15.42 8.83
像高 11.88 13.66 13.66
レンズ全長 80.27 99.69 121.54
BF 8.59 24.59 37.36

d 3 0.70 21.46 36.17
d 9 21.78 5.74 0.45
d10 -5.07 -2.54 0.00
d11 5.07 2.54 0.00
d20 6.69 5.39 5.07
d24 1.40 17.40 30.17

入射瞳位置 28.50 63.58 100.16
射出瞳位置 -8.61 -23.98 -36.57
前側主点位置 25.73 32.70 8.82
後側主点位置 -11.01 -43.00 -81.36
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L1 1 134.26 6.53 0.13 -3.81
L2 4 -22.83 10.38 1.54 -6.29
SSP1 10 ∞ 0.00 0.00 -0.00
SSP2 11 ∞ 0.00 0.00 -0.00
L3 12 20.00 20.74 9.76 -12.72
L4 21 -21.98 4.85 3.37 0.34
LPF 25 ∞ 1.15 0.33 -0.33
単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -428.33
2 2 101.41
3 4 -29.88
4 6 -33.04
5 8 47.12
6 12 83.05
7 14 19.59
8 16 -28.33
9 18 28.28
10 21 19.78
11 23 -10.11
12 25 0.00
(数値実施例4)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1 87.592 1.52 1.95906 17.5 41.20
2 71.741 4.89 1.59282 68.6 40.42
3 -412.996 (可変) 39.90
4* -354.609 1.10 1.85400 40.4 27.81
5* 27.583 5.19 24.25
6 -39.284 0.76 1.77250 49.6 24.05
7 75.009 0.10 24.09
8 41.797 3.17 1.95906 17.5 24.35
9 526.549 (可変) 24.11
10 ∞ (可変) 18.25
11 ∞ (可変) 19.62
12* 62.393 1.53 1.85400 40.4 18.22
13 491.628 0.17 18.16
14* 17.506 5.76 1.55332 71.7 18.07
15 -25.280 0.17 17.70
16 35.567 0.68 2.00069 25.5 15.73
17 15.680 8.37 14.75
18 234.522 2.52 1.49710 81.6 13.69
19* -14.881 1.69 13.58
20(絞り) ∞ (可変) 11.27
21 -398.734 3.69 1.72825 28.5 13.25
22 -14.080 0.52 13.58
23* -11.054 0.68 1.85400 40.4 13.46
24* 41.634 (可変) 14.45
25 ∞ 0.27 2.42727 12.3 49.71
26 ∞ 6.63 49.71
像面 ∞
非球面データ
第4面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.34460e-005 A 6= 5.97995e-008 A 8=-8.43400e-011 A10= 2.44499e-014

第5面
K = 1.02075e+000 A 4=-1.22710e-005 A 6= 3.80330e-008 A 8= 1.43361e-011 A10= 7.41545e-013

第12面
K =-2.21827e+001 A 4=-6.15826e-005 A 6=-8.32863e-008 A 8=-4.76764e-010

第14面
K =-1.51256e-001 A 4= 2.71009e-005 A 6=-1.60274e-007 A 8=-7.51866e-010

第19面
K =-9.26979e-001 A 4= 2.02638e-005 A 6=-2.04224e-007 A 8= 4.98395e-009 A10=-4.87557e-011

第23面
K =-8.92278e-001 A 4= 4.01234e-005 A 6=-2.29195e-006 A 8= 5.33383e-008 A10=-4.71650e-010

第24面
K = 4.06251e+000 A 4= 4.97579e-006 A 6=-1.69197e-006 A 8= 3.98466e-008 A10=-2.99586e-010
各種データ
ズーム比 4.99
広角 中間 望遠
焦点距離 17.53 49.12 87.54
Fナンバー 2.06 4.00 6.00
半画角(度) 34.13 15.54 8.87
像高 11.88 13.66 13.66
レンズ全長 80.28 99.51 121.54
BF 8.53 24.88 38.09

d 3 0.70 21.76 36.26
d 9 21.85 5.80 0.45
d10 -5.07 -2.54 0.00
d11 5.07 2.54 0.00
d20 6.70 5.44 5.13
d24 1.79 17.60 30.81

入射瞳位置 28.38 63.55 98.78
射出瞳位置 -8.49 -23.69 -36.73
前側主点位置 25.58 33.10 9.56
後側主点位置 -10.90 -42.49 -80.92
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
L1 1 137.27 6.41 0.22 -3.65
L2 4 -22.98 10.33 1.51 -6.27
SSP1 10 ∞ 0.00 0.00 -0.00
SSP2 11 ∞ 0.00 0.00 -0.00
L3 12 20.05 20.88 9.90 -12.82
L4 21 -21.89 4.88 3.32 0.28
LPF 25 ∞ 0.27 0.06 -0.06
単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -433.74
2 2 103.49
3 4 -29.93
4 6 -33.28
5 8 47.19
6 12 83.54
7 14 19.63
8 16 -28.51
9 18 28.24
10 21 19.96
11 23 -10.17
12 25 0.00
(数値実施例5)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径
1* 41.185 1.25 1.62230 53.2 31.12
2 12.034 6.18 22.39
3* 36.234 2.78 1.83400 37.2 22.26
4 65.324 10.72 21.08
5* 14.621 4.57 1.56883 56.4 12.57
6 -14.052 0.95 1.72047 34.7 11.01
7 -25.508 1.95 10.36
8(絞り) ∞ 1.95 7.42
9 -17.664 0.95 1.73800 32.3 8.46
10 16.292 4.57 1.83481 42.7 8.54
11* -24.463 10.34 10.38
12 -39.931 2.75 1.69680 55.5 21.80
13 -25.676 3.94 23.21
14 -13.749 1.25 1.75520 27.5 23.39
15* -41.195 3.00 29.13
16 ∞ 0.55 1.76200 40.1 44.00
17 400.000 1.15 1.76817 72.3 44.00
18 ∞ 0.45 44.00
像面 ∞
非球面データ
第1面
K = 2.93750e+000 A 4= 5.02474e-006 A 6=-2.72892e-008 A 8= 1.15072e-010 A10=-2.08454e-013

第3面
K =-3.27015e-001 A 4=-6.63083e-006 A 6= 2.04029e-008 A 8=-2.09015e-010 A10= 2.49091e-013

第5面
K =-1.56147e+000 A 4= 7.73944e-005 A 6= 1.82575e-007 A 8= 1.52651e-010

第11面
K =-1.04975e+001 A 4=-8.80698e-006 A 6= 1.11904e-006 A 8=-4.72936e-009

第15面
K =-3.07779e+001 A 4=-6.95493e-005 A 6= 6.52660e-008 A 8=-1.98710e-010 A10= 5.62295e-013
各種データ
ズーム比 1.00

焦点距離 20.92
Fナンバー 3.60
半画角(度) 33.14
像高 13.66
レンズ全長 59.3
BF 0.45

入射瞳位置 15.76
射出瞳位置 -18.72
前側主点位置 13.84
後側主点位置 -20.48
ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 20.92 58.87 13.84 -20.48
単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -27.78
2 3 93.50
3 5 13.37
4 6 -44.99
5 9 -11.35
6 10 12.34
7 12 95.63
8 14 -27.87
9 16 -524.93
10 17 520.72
101:撮像光学系 102:複屈折板 10:電子撮像素子
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群

Claims (9)

  1. 撮像光学系と、撮像素子と、前記撮像光学系と前記撮像素子の間に配置された複屈折板を有する撮像装置において、
    前記撮像素子は主光線の入射角度αが
    |α|≦30(度)
    のときの受光感度が主光線の入射角度が0度のときの受光感度に比べて80%以上であり、
    前記複屈折板は、光線の入射角度が0度のときの異常光線の分離角をγ、d線の常光線の入射角をθ、屈折角をθ’、前記複屈折板の材料のd線の常光線に対する屈折率をNoとし、
    No=sinθ’/sinθ
    のとき、
    1.00<cosγ/(cosθ’・cos(θ’+γ))<1.20
    なる条件式を満足することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記複屈折板の材料のd線の常光線の屈折率をNo、異常光線の屈折率をNeとするとき、
    1.70<(No+Ne)/2<3.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1の撮像装置。
  3. 前記複屈折板は、光軸から周辺に向かって厚みが薄くなる形状よりなることを特徴とする請求項1又は2の撮像装置。
  4. 前記撮像光学系は、物体側から像側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群より構成され、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するように各レンズ群が移動するズームレンズであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項の撮像装置。
  5. 前記第2レンズ群の像側に開口絞りを有し、前記開口絞りはズーミングに際して前記第2レンズ群と同じ軌跡で移動することを特徴とする請求項4の撮像装置。
  6. 前記撮像光学系は、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群より構成され、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するように各レンズ群が移動するズームレンズであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項の撮像装置。
  7. 前記第3レンズ群の像側に開口絞りを有し、前記開口絞りはズーミングに際して前記第3レンズ群と同じ軌跡で移動することを特徴とする請求項6の撮像装置。
  8. 前記撮像光学系の最も像側のレンズ群の焦点距離をfn、望遠端における全系の焦点距離をftとするとき、
    0.05<|fn/ft|<1.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項の撮像装置。
  9. 前記撮像光学系は、物体側から像側へ順に、フォーカシングに際して不動の第1レンズ群とフォーカシングに際して移動する負の屈折力の第2レンズ群を有し、前記第2レンズ群の焦点距離をf2n、全系の焦点距離をfとするとき、
    0.05<|f2n/f|<1.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項の撮像装置。
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