JP2016142237A - 構造材および風力発電設備、風力発電システム - Google Patents

構造材および風力発電設備、風力発電システム Download PDF

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Abstract

【課題】表面の損傷状態を容易にモニタすることが可能な構造材、風力発電設備、風力発電システムを提供する。【解決手段】主に屋外環境下で使用される構造物の構造材であって、前記構造材は、当該構造材の基盤となる基材と、前記基材の一方の主面上に形成された第1の保護層と、前記第1の保護層を覆うように当該第1の保護層上に形成された第2の保護層と、を備え、前記構造材の表面側から前記第1の保護層の露出を検知することにより、前記第2の保護層の状態をモニタすることを特徴とする。【選択図】 図4

Description

本発明は、風力発電設備に関し、特に、風力発電設備各部位の表面状態のモニタ方法に関する。
風力発電設備は、風車すなわちブレードとハブからなるロータが風を受けることによって回転し、その回転エネルギーを電気に変換する。このような風力発電設備は、一度設置されると継続的に使用され続け、1年から2年毎に定期的に点検が行われる。
一方、風力発電設備は強い風が長時間吹き続ける場所に設置されるのが一般的であり、周辺に高い建築物や木などがない海岸線に設置されることが多い。また、発電効率を上げるため、海岸から離れた洋上での大型風力発電設備の建設も増加している。
このような海岸付近あるいは洋上では、太陽光による紫外線や風雨の影響に加え、塩水の影響を受けたり、雹や鳥が衝突したりすることがある。また、落雷による損傷といった不具合も生じる。この他にも、過酷な気候条件の場所に設置されることが多い。例えば、砂漠などでは、気温の寒暖差が激しく、強い太陽光を浴び、砂嵐の影響を受けることもある。また、火山地帯では腐食性ガスや火山灰の影響を受けることもある。
上記のように、風力発電設備は厳しい環境下に曝されるため、長期間の稼動により、損傷や変形、表面汚染、表面剥離といった不具合が起こる。このような不具合が生じると、外観不良や各部位の破損による発電効率の低下が生じるため、風力発電設備を構成するブレードやタワーなどの構造物基材(以下、基材)表面には、塗装等の手段によって表面を保護する表面保護層が設けられる。
基材は、表面保護層によって屋外環境から遮断されるため、損傷が防止される。この表面保護層が消失すると、基材は、屋外環境に暴露されるため損傷や材料劣化が起こりやすくなる。損傷や材料劣化などの不具合が生じた基材を修復するためには、部品を一時的に取り外したり、部品を地上に下ろした状態で補修作業を行うなどの施工が必要となり、この間、風力発電設備は停止するため発電ができなくなる。
従って、風力発電設備においては、屋外環境に曝される主要構造物の不具合の検知、或いは、その兆候を早期に検知することは、例え補修が必要になった場合でも短時間で補修を行うことができるため、風力発電設備の稼働率や信頼性を高めるうえで重要な課題となっている。
特表2014−519024号公報 特開2011−21988号公報 特開2013−155062号公報
風車構造物の不具合を早期に検知し、部品の交換や補修を適切に実施する手段として、カメラにより遠隔から監視する方法やセンサを構造物に取り付けて状態監視を行う方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、ブレードの損傷あるいは損傷の兆候を光学的に診断するための方法および装置が提案されている。
特許文献1によれば、低コストであり、損傷の兆候を検知して風力発電装置の補修を行う際、サービス人員の作業上の危険を軽減できるとしている。
また、特許文献2には、風力発電設備の構造物表面に、塩害などによる腐食を事前に検知することができる腐食検知装置およびそれを備えた屋外構造物が提案されている。
特許文献2によれば、腐食環境に応じて屋外構造物の塗膜や部材や部品などのメンテナンスを的確に実施できるとしている。
また、特許文献3には、構造物に発生したき裂を遠方からカメラで監視する技術が提案されている。
特許文献3は、応力が付加されると発光するという性質を持つ応力発光材料を用いたものであり、応力の大きさと発光強度とが高い相関を有するという特性を持つ。この応力発光材料を含有した塗料あるいはシート状に加工した材料を構造物表面に貼り付けることによって、高い応力の発生個所やき裂の発生部位をカメラで検知する技術である。
しかしながら、特許文献1において提案されているようなカメラおよびレーザーポインタなどの発光手段によって、回転中のブレード表面に生じたき裂を的確に発見することは容易ではない。
また、特許文献2の技術では、センサ部から離れた位置における構造物表面の腐食や劣化を検知することは容易ではなく、センサを増やすとデータ量が増大するため、データ記憶装置や伝送装置の信頼性を高める手段が別途必要となる。
また、特許文献3の技術では、構造物にき裂が発生した後に、発光強度が高まった部分をき裂発生部位として検知する。風力発電設備には絶え間なく自然風による外力が作用することから、ひとたび構造材にき裂が発生すると、不測の強い風によって設備が即時破壊に至ることがある。特許文献3に記載の技術によれば、このような事象が起きる前に、き裂が発生した部品を検知することで補修や新品への交換を行うことができるが、その間、発電設備を停止する必要がある。
さらに、ひとたびき裂が生じた部品を補修したとしても、その健全性を保証することは難しいため、損傷の程度によって新品に交換することとなる。そのため、保守に係る時間や費用の観点からは、き裂が発生するよりも早期に不具合箇所を見出す必要がある。
そこで、本発明の目的は、表面の損傷状態を容易にモニタすることが可能な構造材を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、屋外環境に曝される部位の表面の損傷状態を容易にモニタすることが可能な風力発電設備を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、屋外環境に曝される部位の表面の損傷状態を容易にモニタすることが可能な風力発電システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、主に屋外環境下で使用される構造物の構造材であって、前記構造材は、当該構造材の基盤となる基材と、前記基材の一方の主面上に形成された第1の保護層と、前記第1の保護層を覆うように当該第1の保護層上に形成された第2の保護層と、を備え、前記構造材の表面側から前記第1の保護層の露出を検知することにより、前記第2の保護層の状態をモニタすることを特徴とする。
また、本発明は、複数のブレードが連結された回転軸と、前記回転軸を回転可能に支承するナセルと、前記ナセルの支柱となるタワーと、を有する風力発電設備であって、前記複数のブレード、前記回転軸、前記ナセル、前記タワーの各部位うち、少なくとも1つ以上の部位において、表面に保護層が形成された構造材が用いられ、前記構造材は、当該構造材の基盤となる基材と、前記基材の一方の主面上に形成された第1の保護層と、前記第1の保護層を覆うように当該第1の保護層上に形成された第2の保護層と、を備え、前記構造材の表面側から前記第1の保護層の露出を検知することにより、前記第2の保護層の状態をモニタすることを特徴とする。
また、本発明は、風を受けて発電する風力発電設備と、前記風力発電設備の表面の損傷状態を外部から検出する損傷検出手段と、前記損傷検出手段により取得したデータの処理を行う表面損傷検知システムと、を備えた風力発電システムであって、前記表面損傷検知システムは、前記損傷検出手段により取得したデータを画像処理する画像処理装置と、前記画像処理装置により処理された画像処理データを表示する画像表示装置と、前記画像処理装置により処理された画像処理データを記録する記録装置と、前記記録装置に記録された画像処理データを有線通信、或いは、無線通信により外部へ送信する送信部と、を備え、前記風力発電設備の表面は、基材の表面上に形成された第1の保護層と、前記第1の保護層を覆うように当該第1の保護層上に形成された第2の保護層と、を備え、前記風力発電設備の表面側から前記第1の保護層の露出を検知することにより、前記風力発電設備の表面の損傷状態をモニタすることを特徴とする。
本発明によれば、表面の損傷状態を容易にモニタすることが可能な構造材を実現できる。
また、本発明によれば、屋外環境に曝される部位の表面の損傷状態を容易にモニタすることが可能な風力発電設備を実現できる。
また、本発明によれば、屋外環境に曝される部位の表面の損傷状態を容易にモニタすることが可能な風力発電システムを実現できる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施形態に係る風力発電設備の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る風力発電用ブレードの概略図である。 図2におけるA−A’断面図である。 図3におけるB部の拡大図である。 図4において第2の層の一部が消失した状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る風力発電設備のタワーの部分概略図である。 図6におけるC−C’断面図である。 図7における平滑部の拡大図である。 図8において第1の層の一部が露出した状態を示す図である。 図6における長手溶接部の拡大図である。 物体の色を表すL*表色系を概念的に示す図である。 ブレード基材の表面保護層の別の実施形態を示す図である。 ブレード基材表面に配置された表面保護層が摩耗した状態を示す図である。 図12において表面保護層を補修した後の断面図である。 本発明の一実施形態に係る構造表面損傷検知システムを備えた風力発電設備の概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る構造表面損傷検知システムを示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る構造表面損傷検知システムを備えた集合型風力発電設備を示す図である。
以下、本発明の複数の実施例を複数の図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る代表的な風力発電設備の概略構成を示す図である。図1において、風力発電設備1のブレード10(10a,10b,10c)は回転軸12に取付けられ、ナセル13内の図示しない発電装置により発電を行う。符号11はナセル13を支持するタワーである。
次に、図2から図5を参照して、本実施形態に係る風力発電設備のブレード基材表面の損傷検知手段の概要を説明する。図2は、風力発電設備のブレードの概略図であり、図1に示す風力発電設備におけるブレード10を平面視したものである。また、図2におけるA−A’断面を矢印方向に見た断面を図3に示す。図3において点線で囲った範囲Bにおける拡大図を図4に示す。ブレード基材100の表面には、応力発光材を含んだ第1の層105が配置され、第1の層105の他方の表面に第2の層106を配置して成る表面保護層15を備える。図5は、図4において第2の層106が露出した状態の露出部16を表す図である。
ブレード10は、ポリエステル樹脂やエポキシ樹脂を母材としたガラス繊維強化樹脂複合材(Glass−Fiber−Reinfroced−Plastic:以下、GFRP)、および炭素繊維強化樹脂複合材料(Carbon−Fiber−Reinfroced−Plastic:以下、CFRP)を構造材とし、ハンドレイアップ法、樹脂含浸法、真空含浸法、オートクレーブ法等によって成形、製造される。複数の部材を接着剤やその他の接合手段により接合することによって翼型が形成される。
また、ブレード10は、空力学的に回転力を得る翼型に形成されている。ブレード10本体は、図3に示すように、上流側と下流側とに分割されて対向する前側外皮100a及び後側外皮100bと、前側外皮100a及び後側外皮100bの回転方向前端部に配置された先端部101aと、前側外皮100a及び後側外皮100bの回転方向後端部に配置された後端部101bと、を主構成要素としている。
先端部101aと後端部101bは、それぞれ接着接合部102aと接着接合部102bで接着接合されることで、ブレード10本体の翼型を形成する。ウェブ103aと103bは、ブレード本体10の長手方向先端に向けて延びる細長い板状に形成されている。このウェブ103aと103bは、前側外皮100a及び後側外皮100bに対して略垂直に配置されており、一方の端縁が、桁部材104aを介して前側外皮100aと直接的又は間接的に接続されるとともに、他方の端縁が、桁部材104bを介して後側外皮100bと直接的又は間接的に接続される。このため、ウェブ103aと103bは、対向する前側外皮100aと後側外皮100bとを支持して、ブレード10本体が前後方向に撓むのを抑制する機能を備える。
第1の層105に含まれる応力発光材は、摩擦力、せん断力、衝撃力、圧力などの機械的な外力による歪(ひずみ)エネルギーによって材料自身が発光するという性質を有する材料であり、かつ、その歪エネルギーに比例して発光強度が変化するという性質を有している。
この応力発光材としては、例えば、硫化亜鉛(ZnS)やアルミン酸(SrAl)などを主成分とするもの、スピネル構造のMgAl及びCaAl、コランダム構造のAl、及びβ−アルミナ構造のSrMgAl1017の中から選ばれた少なくとも1種の金属酸化物又は複合酸化物の母体結晶中に不安定な3d、4d、5d又は4f電子殻を有し、この電子殻内で輻射転移を生起しうる希土類金属イオン及び遷移金属イオンの中から選ばれた少なくとも1種の金属イオンを発光中心の中心イオンとして含むもの、非化学量論的組成を有するアルミン酸塩の少なくとも1種からなり、かつ機械的エネルギーによって励起されたキャリアーが基底状態に戻る際に発光する格子欠陥をもつ物質、又はこの母体物質中に希土類金属イオン及び遷移金属イオンの中から選ばれた少なくとも1種の金属イオンを発光中心の中心イオンとして含むもの、Y、Ba及びMgの中から選ばれた少なくとも1種の金属の酸化物とSiの酸化物との複合体を少なくとも主成分とする母体材料に、機械的エネルギーによって励起された電子が基底状態に戻る際に発光する希土類金属及び遷移金属の中から選ばれた少なくとも1種の発光中心を添加したものなどの応力発光材が挙げられる。
また、メリライト型構造のCaYAl、CaAlSiO、Ca(Mg,Fe)Si、CaSiO、CaNaAlSi、CaMgSi、(Ca,Na)(Al,Mg)(Si,Al)、およびCa(Mg,Al)(Al,Si)SiOの酸化物のうちの1種類以上からなる母体材料に、機械的エネルギーによって励起された電子が基底状態に戻る場合に発光する希土類または遷移金属の1種類以上からなる発光中心を添加したもの、FeS構造のSrAlまたはCaAlからなる母体材料に、機械的エネルギーによって励起された電子が基底状態に戻る場合に発光する希土類または遷移金属の1種類以上の発光中心を添加したもの、例えば、β−アルミナ構造を有するセラミックスまたはアルミン酸ストロンチウムなども挙げられる。
一般には、アルミン酸塩またはケイ酸塩などのような無機化合物が用いられる。特に、汎用になってきているユーロピウムを添加したアルミン酸(SrAl:Eu)や、マンガンを添加した硫化亜鉛(ZnS:Mn)などの微粒子がより好ましい。
これらの応力発光材は、合成樹脂や合成繊維に効率よく充填させるために、その形状が球状であり、かつ、その直径が1μm〜10μmの範囲にあることがより好ましい。
応力発光材が発光した時の状態をより目立たせるためには、第1の層105の母材は透明性が高いものが良い。具体的には、ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、エポキシ系樹脂や、これら合成樹脂の共重合体、ブレンド品などを挙げることができる。また応力を十分に伝えるために表面硬度が硬い樹脂や伸度が小さい樹脂の方がより好ましい。
第2の層106は高分子樹脂材料から成る材料であり、具体的には、ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、エポキシ系樹脂などであり、耐光性の観点からポリウレタン系樹脂やフッ素系樹脂を用いることが好ましい。また、これら合成樹脂の共重合体やブレンド品などが挙げられる。
ブレード10は屋外環境に曝されるため、その表面が雨滴や砂塵によって削られたり、紫外線によって表面が劣化したり、或いは、鳥や雪雹等の飛来物が衝突することによって第1の層が摩耗や剥離を起こし、図5に示すように第1の層105が露出する。(基材表面の損傷による第1の層の露出部16)
第1の層105は外力を受けて発光するため、この状態では露出部分のみが発光するので夜間時において近距離からは目視、遠距離からは夜間でも撮影可能なカメラを用いることによって発光部位を特定することができる。第2の層106が消失したことを発光により検知した時点では、基材の健全性は保持、あるいは軽微な損傷を受けている状態であるため、ブレード10の損傷が拡大する前に適切な補修を施すことができる。
第1の層105と第2の層106を設ける部位は、ブレード基材100に限定されるものではなく、ブレード基材の接着接合部102(102a,102b)やウェブ部材103(103a,103b)、桁部材104(104a,104b)などの基材表面、前記各部材間の接合部、および形状や寸法が急変(変化)する曲面部や切欠き部に配置することが可能であり、部位によって使用を制限するものではない。
以上説明したように、本実施例によれば、風力発電設備において、ブレード表面の損傷状態を容易にモニタすることが可能になる。
また、風力発電設備のブレードが破損する前に、補修が必要な部位を事前に検知することができる。
また、保守点検時における補修や再塗装部分を予め特定しておくことができるため、補修に必要な時間や塗装に必要な塗料の量を削減することができる。従って、風力発電設備の稼働率向上およびメンテナンスコストの低減が可能になる。
次に、図6から図9を参照して、本実施形態に係る風力発電設備のタワー基材表面の損傷検知手段の概要を説明する。図6は、本実施形態に係るタワーの部分的な概略図であり、図1に示す風力発電設備におけるタワー11を示したものである。また、図6におけるC−C’断面を矢印方向に見た断面を図7に示す。図7において110はタワー基材の平滑部であり、113はタワーの高さ方向への溶接部すなわち長手溶接部である。図8は、図7における平滑部110を拡大した図を表す。平滑部110の表面には、応力発光材を含んだ第1の層105が配置され、第1の層105の他方の表面に第2の層106が配置される。図9は、図8において第1の層105が露出した状態の露出部16を表す図である。
タワー11は鉄鋼材料から成り、所定の厚さの圧延材を曲げた後に、一方の端部と他方の端部を長手溶接部113(113a,113b)で溶接接合し、タワー円筒110a,110bのように円筒状に加工する。長手溶接部113(113a,113b)はタワー円筒110a,110bの周上に複数設けても良い。
一方のタワー円筒110a,110bともう一方のタワー円筒110a,110bとを周方向溶接部114(114a,114b)にて溶接接合する。この工程を複数回繰り返し、溶接接合されたタワー組立て部111(111a,111b)と、もう一方のタワー組立て部111(111a,111b)は、フランジ部112(112a,112b)においてボルト締結接合する。
この工程を所望の高さになるまで繰返して風力発電設備のタワーを完成する。タワー11の頂上部には、図示しない旋回ベアリングと、動力伝達機構と発電機を収めたナセル13と、回転軸12と、複数のブレード10(10a,10b,10c)が取り付けられる。
実施例1に示したブレード10の場合と同様に、タワー11は屋外環境に曝されるため、まずその基材表面が雨滴や砂塵によって削られたり、紫外線によって表面が劣化したり、或いは、鳥や雪雹等の飛来物が衝突することによって第1の層105が摩耗や剥離を起こす。また、風力発電設備を海岸付近や洋上に設置した場合、海水の飛沫や塩分によって、第1の層が摩耗や剥離を起こし、図9に示すように第1の層105が露出する。(基材表面の損傷による第1の層の露出部16)
第1の層105は外力を受けて発光するため、露出部分のみが発光し、夜間時においては近距離からは目視、遠距離からは夜間でも撮影可能なカメラを用いることによって発光部位を特定することができる。第1の層105が消失したことを発光により検知した時点では、基材の健全性は保持、あるいは軽微な損傷を受けている状態であるため、タワー11の損傷が拡大する前に適切な補修を施すことができる。
以上説明したように、本実施例によれば、風力発電設備において、タワー表面の損傷状態を容易にモニタすることが可能になる。
また、風力発電設備のタワーが破損する前に、補修が必要な部位を事前に検知することができる。
また、保守点検時における補修や再塗装部分を予め特定しておくことができるため、補修に必要な時間や塗装に必要な塗料の量を削減することができる。従って、風力発電設備の稼働率向上およびメンテナンスコストの低減が可能になる。
図10は、図6における長手溶接部113(113a,113b)の拡大図である。長手溶接部113(113a,113b)などの溶接部は、溶接によって不連続部17が形成されるため、応力集中を起こしやすくなる。外力が作用すると、応力集中部では高い応力が発生する。そのため、実施例1や実施例2に記載の平滑部に比べ、第2の層106が消失して露出した第1の層105の応力発光強度が高まり、より強い光を発するため迅速に構造材表面の損傷を検知することができる。
このような不連続部において、第2の層106が消失すると、屋外環境の影響により劣化が加速し構造信頼性が低下するため、本実施例を不連続部に適用することはより効果的である。
このように、第1の層105と第2の層106からなる基材の表面保護層15を設ける部位は、本実施例のようなタワー11の長手溶接部長手溶接部113(113a,113b)だけではなく、例えば、フランジ部112(112a,112b)、周方向溶接部114(114a,114b)などの接合部(溶接部)、および形状や寸法が急変(変化)する部位等に配置することができる。
さらに、ブレード10やタワー11の平滑部に限定されるものではなく、ブレード10の先端部101aと後端部101bの接着接合部102や、ウェブ103(103a,103b)外皮と桁部材104(104a,104b)の接合部にも適用することができる。
以上のように、複数の部材間の接合部、形状や寸法が急変(変化)する部位、ボルト締結用の孔などの切欠き部等に配置することが可能であり、部位によりその適用範囲を制限するものではない。
本発明の別の実施形態について説明する。本実施例においては、実施例1或いは実施例2において説明した第1の層105と第2の層106の熱弾性差に起因する応力分布の差を赤外線サーモグラフィなどの赤外線温度計測手段により露出部16を検知する。
赤外線サーモグラフィは、非定常の温度変化を計測する装置である。気体を断熱膨張させれば気体温度は低下し、逆に断熱圧縮すれば温度は上昇するように、固体においても急激に応力が作用する場合には同様の現象が起こり、これを熱弾性効果と呼ぶ。
金属など均質材料の熱弾性効果による発熱量は以下の式1で表される。
Figure 2016142237
ここで、Δσは対象物の応力変動値、Tは温度、Kは熱弾性係数を表しており、熱弾性係数Kは、材料がもつ熱物性で決まる固有の数値である。風力発電設備に用いられる代表的な構造材料の熱的物性値と熱弾性係数Kの関係を表1に示す。例えば、鉄(Fe)のKは3.45×10−6N/mm2である。
Figure 2016142237
上記の式1の熱弾性効果を用いた応力測定手段は、測定対象物に応力変動が発生した時の微小な温度変動を赤外線サーモグラフィなどの計測手段により計測し、式1に基づき応力変動値Δσに換算する。
風力発電設備に用いられる代表的な構造材料における温度変動1.0mKにおけるΔσの換算値を表1に示す。ここで、鉄(Fe)の場合のΔσは0.97N/mmであり、GFRPのΔσは0.64N/mmである。すなわち、測定対象物に形状不連続部や切欠き部等の高応力発生個所では、測定される温度変動ΔTが大きくなることを示す。
本実施例では、第1の層105のKと第2の層106のKが、それぞれ異なる材料で構成する。この構成とすることで、図4と図8のように、第2の層106が残存している場合、第2の層106に生じるΔσのみを計測することとなるが、図5と図9にように、第1の層105の一部が消失して第2の層106が露出した露出部16において第1の層105に生じるΔσと第2の層106に生じるΔσを計測し、これらΔσの差分を計測することで露出部16を検知することができる。
なお、Δσは以下の式2で表される。
Figure 2016142237
ここで、第1の層105は高分子樹脂材料から成る材料であり、具体的には、ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、エポキシ系樹脂などであり、耐光性の観点からポリウレタン系樹脂やフッ素系樹脂を用いることが好ましい。また、これら合成樹脂の共重合体やブレンド品などが挙げられる。
第2の層106は、第1の層105と異なる熱弾性係数Kとなる材料が好ましい。表1を参照して、例えば、第1の層105をフッ素樹脂、第2の層106をポリウレタン樹脂とすることで、応力変動Δσが1.0N/mmのときの温度変動ΔTは、それぞれ14mK、1.5mKと式1で算出することができ、この差分を赤外線サーモグラフィ等の赤外線検知手段によって計測することで第1の層の露出部16を検出することができる。
本実施例では基材の平滑部を例として説明したが、複数の部材の接合部、および形状や寸法が急変(変化)する曲面部や切欠き部に配置することが可能であり、部位によりその適用範囲を制限するものではない。また、表1に示した材料に制限されるものではなく、好適な材料を適宜組み合わせることができる。
なお、本実施例では、構造材に関して余計なコストは不要であるが、赤外線サーモグラフィ等の赤外線検知手段が必要である。
本発明の別の実施形態について説明する。本実施例は、実施例1或いは実施例2において説明した第1の層105と第2の層106の色の違いにより露出部16を検知するものがある。第1の層105と第2の層106を異なる色の層で構成し、第1の層105の消失による露出部16を色彩色差計で検知するものである。
図11を用いて本実施例の概要を説明する。図11は、物体の色を表す表色系であって、1976年に国際照明委員会で規格化され、JIS−Z8781−4:2013で制定されたL*表色系2である。
*表色系2は、明度をL、色相と彩度を示す色度をa、b*で表す。aとb*は色の方向を示し、aは赤方向、−aは緑方向、そしてbは黄方向、-bは青方向を示し、数値が大きくなるに従って鮮明になり、中心に向かうにつれてくすんだ色になることを示す。
表色系2によると色彩の差(色差)をΔEab23の数値で表すことができる。図11において、第1の層105の色21と、露出した第2の層106の色22を、例えば、コニカミノルタ社から製品化されている色彩計などを用いた色計測手段によって、色差を式3によって求める。
Figure 2016142237
上記のように、本実施例では、第1の層105と第2の層106の配色を限定するものではなく、表色系2を参照して、第1の層105と第2の層106の色差ΔEab23を求めておき、これを閾値として稼働中に第2の層106の消失を検知する。
表色系は、L*表色系2に限定されるものではなく、マンセル表色系、XYZ表色系、Lh表色系、ハンターLab表色系のように規格化されたものを基準としても良く、独自の表色系を用いても良い。
色差の検知手段としては、上記の色彩計を用いる方法の他、解像度の高いカメラを用いて画像や動画を記録装置に記録し、画像処理装置により後処理を行う手段によって色差を判定することもできる。また、条件によっては、色彩色差計を用いずに目視で色差を判定することも可能である。
図12および図13を参照して、本発明の別の実施形態について説明する。図12は、ブレード基材100の表面保護層15の別の実施形態を表す図である。
本実施例では、ブレード基材100の表面に配置された第1の層105と第2の層106との間に、第1の層105に配合したものとは異なる応力発光体を含んだ第3の層107を配置する。図13は、本実施例において、ブレード基材100の表面に配置された表面保護材15が板厚方向に摩耗して、第1の層105と第3の層107が等高線状に露出している状態を表す。
第1の層105と、第3の層107に配合する応力発光材は、例えば、硫化亜鉛(ZnS)やアルミン酸(SrAl)などを主成分とするもの、スピネル構造のMgAl及びCaAl、コランダム構造のAl、及びβ−アルミナ構造のSrMgAl1017の中から選ばれた少なくとも1種の金属酸化物又は複合酸化物の母体結晶中に不安定な3d、4d、5d又は4f電子殻を有し、この電子殻内で輻射転移を生起しうる希土類金属イオン及び遷移金属イオンの中から選ばれた少なくとも1種の金属イオンを発光中心の中心イオンとして含むもの、非化学量論的組成を有するアルミン酸塩の少なくとも1種からなり、かつ機械的エネルギーによって励起されたキャリアーが基底状態に戻る際に発光する格子欠陥をもつ物質、又はこの母体物質中に希土類金属イオン及び遷移金属イオンの中から選ばれた少なくとも1種の金属イオンを発光中心の中心イオンとして含むもの、Y、Ba及びMgの中から選ばれた少なくとも1種の金属の酸化物とSiの酸化物との複合体を少なくとも主成分とする母体材料に、機械的エネルギーによって励起された電子が基底状態に戻る際に発光する希土類金属及び遷移金属の中から選ばれた少なくとも1種の発光中心を添加したものなどの応力発光材が挙げられる。
また、メリライト型構造のCaYAl、CaAlSiO、Ca(Mg,Fe)Si、CaSiO、CaNaAlSi、CaMgSi、(Ca,Na)(Al,Mg)(Si,Al)、およびCa(Mg,Al)(Al,Si)SiOの酸化物のうちの1種類以上からなる母体材料に、機械的エネルギーによって励起された電子が基底状態に戻る場合に発光する希土類または遷移金属の1種類以上からなる発光中心を添加したもの、FeS構造のSrAlまたはCaAlからなる母体材料に、機械的エネルギーによって励起された電子が基底状態に戻る場合に発光する希土類または遷移金属の1種類以上の発光中心を添加したもの、例えば、β−アルミナ構造を有するセラミックスまたはアルミン酸ストロンチウムなども挙げられる。
一般には、アルミン酸塩またはケイ酸塩などのような無機化合物が用いられる。特に、汎用になってきているユーロピウムを添加したアルミン酸(SrAl:Eu)や、マンガンを添加した硫化亜鉛(ZnS:Mn)などの微粒子がより好ましい。
これらの応力発光材は、合成樹脂や合成繊維に効率よく充填させるために、その形状が球状であり、かつその直径が1μm〜10μmの範囲にあることがより好ましい。
応力発光材が発光した時の状態をより目立たせるためには、第1の層105や第3の層107の母材は透明性が高いものが良い。具体的には、ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、エポキシ系樹脂や、これら合成樹脂の共重合体、ブレンド品などを挙げることができる。また応力を十分に伝えるために表面硬度が硬い樹脂や伸度が小さい樹脂の方がより好ましい。
このとき第1の層105と第3の層107は異なる色彩の応力発光する構成とする。例えば、第3の層107には緑色発光するユーロピウムを添加したアルミン酸(SrAl:Eu)を配合し、第1の層105には赤色発光するマンガンを添加した硫化亜鉛(ZnS:Mn)を配合することにより、ブレード基材100の表面保護層15の損傷が進展する状態を定量的に検知することができる。
第2の層106は、高分子樹脂材料から成る材料であり、具体的には、ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、エポキシ系樹脂であり、耐光性の観点からポリウレタン系樹脂やフッ素系樹脂を用いることが好ましい。また、これら合成樹脂の共重合体やブレンド品などが挙げられる。
本実施例は、上記の材料にのみ組み合わせが限定されるものではなく、また、表面保護層を構成する層の数も限定されるものではない。
また、表面保護層を備える基材は、風力発電設備のブレードに限定されるものではなく、タワーなどに適用しても同様の効果を得ることができる。
さらに、実施例4或いは実施例5においても、本実施例の構成を適用することができ、実施例1乃至実施例6の各実施例を複数組み合わせることで、より高精度に構造材表面の損傷を検知することができる。
図14を用いて、本実施例における表面保護層15の補修の概要を、一例を示しながら説明する。図14は、実施例6で説明した図12において、表面保護層15を補修した後の断面図を表しており、ブレード基材100、第1の層105、第2の層106、第3の層107、補修部18、補修した第1の層105a、および補修した第2の層106aからなる。
露出部16を検知した後に補修作業を行う場合、表面保護層15を新品状態と同等の状態に戻すことは、現地作業や目視作業では困難である。
そこで、本実施例では、補修部18の構成を新品と異なる状態とした例であり、補修した第1の層105aおよび補修した第2の層106aと、第1の層105と第2の層106とは、それぞれ板厚が異なっていても良く、補修した第1の層105aは新品の第1の層105と異なる材質でも良い。また、表面保護層15の層数も限定されるものではなく、保護層を設ける基材も本実施例のブレードに限定されるものではないので、タワーなど他の部位に適用しても同様の効果を得ることができる。
このような構成とすることで、補修個所の履歴を記録してデータベース化することで、損傷を起こしやすい部位の傾向を把握することができる。このような傾向を設計者にフィードバックすることで風力発電設備の弱点を明確化し、次機種で強化を施すなどして更に信頼性を高めることができる。
図15および図16を参照して、基材表面損傷検知システムの実施形態の概要について説明する。図15は基材表面損傷検知システム14(14a,14b)を備えた風力発電設備を示している。また、図16は基材表面損傷検知システム14の詳細な構成を示している。
本実施例における基材表面損傷検知システムは、図16に示すように、損傷を検出する損傷検出部141、画像処理を行う画像処理装置142、画像を表示する画像表示装置143、画像処理データを記録する記録装置144、外部へ画像処理データを送信する送信部145、送信部145すなわち基材表面損傷検知システム14を外部の設備や機器と接続する通信用ケーブル146などを備えている。
損傷検出部141は、基材上に配置された表面保護層15の層数や各層の種類、各層の膜厚に応じて、CCDカメラや赤外線カメラ、色彩色差計を備えたカメラのいずれかが備えられる。
なお、色彩色差計は画像処理装置142に組み込まれていても良い。また、図16では、通信用ケーブル146を用いて送信部145と外部の設備や機器とを接続する例を示しているが、送信部145などに無線通信手段を設け、外部の設備や機器へのデータの送信を無線方式としても良い。
本実施例においては、図15に示すように、風力発電設備1のナセル13に設けられた基材表面損傷検知システム14(14a,14b)によって、基材表面に生じた露出部16(損傷部)を、実施例1乃至実施例7で説明したいずれかの手段によって検出する。
画像処理装置142には、基材表面が損傷したことを検知するための閾値の入力部があり、風力発電設備の稼働時に予め設定した閾値を超えた場合、保守担当者に補修が必要な損傷部位を知らせる。補修を行った部位の履歴や全体の補修回数などを記録装置144に記録し、補修位置の傾向や頻度を記録・分析することで、補修計画の適正化が行うことができる。また、設計担当者にフィードバックすることにより次機種の設計時に強化を施し、高信頼化を図ることができる。
このときの閾値は、損傷領域の大きさ(面積)や発光強度の大きさ、色彩の差(色差)などとし、画像処理装置によって行われた画像処理により抽出された露出部16(損傷部)の損傷定量値(損傷度合)をもって閾値と比較する。
なお、基材表面損傷検知システム14を設置する場所は、風力発電設備1の基材を監視できる部位であれば良く、高さや取り付け位置を制限するものではなく、例えば、タワー11などに取り付けても良い。
図17を用いて、基材表面損傷検知システムの別の実施形態について説明する。図17は、構造表面損傷検知システム14を備えた集合型風力発電設備(ウィンドファーム)19である。図17の詳細な構成は実施例8の形態とほぼ同様であり、損傷検出部141に遠距離でも撮影可能な高解像度な損傷検出装置を用いるのが好ましい。
本実施例では、図17に示すように、ウィンドファーム19の基材表面損傷検知システム14を遠隔地すなわち各風力発電設備から離間した場所に設置する。
本実施例によれば、陸上や海岸(沿岸)、或いは洋上に風力発電設備を設置した場合、遠隔地から風力発電設備或いは複数台の風力発電設備からなるウィンドファーム19の状態を監視することができるため、基材表面損傷検知システム14の設置数を減らすことができる。
なお、上記の各実施例において、主に風力発電設備の例を用いて本発明に係る構造材を説明したが、風力発電設備と同様に、屋外の過酷な環境下に曝される鉄道車両や自動車の車体、航空機の機体、各種プラント設備に使用される圧力容器などに適用しても同様に効果を得ることができる。
また、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1,1a,1b,1c…風力発電設備、2…L*表色系、10,10a,10b,10c…ブレード、11…タワー、12…回転軸、13…ナセル、14,14a,14b…基材表面損傷検知システム、15…基材の表面保護層、16…基材表面の損傷による第1の層の露出部、17…溶接による不連続部、18…表面保護層の補修部、19…集合型風力発電設備(ウィンドファーム)、21,21a…第1の層の色、22…露出した第2の層の色、23…L表色系による色彩の差(色差)ΔEab、100…ブレード基材、100a…前側外皮、100b…後側外皮、101…端部、101a…先端部、101b…後端部、102,102a、102b…接着接合部、103,103a,103b…ウェブ、104,104a,104b…桁部材、105…第1の層、105a…補修した第1の層、106…第2の層、106a…補修した第2の層、107…第3の層、110…平滑部、110a,110b…タワー円筒、111,111a,111b…タワー組立て部、112,112a,112b…フランジ部、113,113a,113b…長手溶接部、114,114a,114b…周方向溶接部、141…損傷検出部、142…画像処理装置、143…画像表示装置、144…記録装置、145…送信部、146…通信ケーブル。

Claims (15)

  1. 主に屋外環境下で使用される構造物の構造材であって、
    前記構造材は、当該構造材の基盤となる基材と、
    前記基材の一方の主面上に形成された第1の保護層と、
    前記第1の保護層を覆うように当該第1の保護層上に形成された第2の保護層と、を備え、
    前記構造材の表面側から前記第1の保護層の露出を検知することにより、前記第2の保護層の状態をモニタすることを特徴とする構造材。
  2. 前記構造材は、前記第1の保護層および前記第2の保護層の色差、或いは、熱弾性差を検知することにより前記第1の保護層の露出を検知することを特徴とする請求項1に記載の構造材。
  3. 前記第1の保護層は、応力により発光する応力発光材をその成分に含み、
    前記構造材の表面側から当該応力発光材の発光を検知することにより前記第1の保護層の露出を検知することを特徴とする請求項1に記載の構造材。
  4. 前記構造材は、前記第1の保護層および前記第2の保護層の熱弾性差による応力分布の差を赤外線温度計測手段により検知することにより前記第1の保護層の露出を検知することを特徴とする請求項2に記載の構造材。
  5. 前記構造材は、前記第1の保護層および前記第2の保護層の間に、前記第1の保護層を覆うように当該第1の保護層上に形成された第3の保護層をさらに備え、
    前記第1の保護層および前記第3の保護層は、それぞれ異なる第1の応力発光体および第2の応力発光体をその成分に含み、
    前記構造材の表面側から前記第1の応力発光体、或いは、前記第2の応力発光体の発光を検知することにより前記第1の保護層、或いは、前記第3の保護層の露出を検知することを特徴とする請求項1に記載の構造材。
  6. 複数のブレードが連結された回転軸と、
    前記回転軸を回転可能に支承するナセルと、
    前記ナセルの支柱となるタワーと、を有する風力発電設備であって、
    前記複数のブレード、前記回転軸、前記ナセル、前記タワーの各部位うち、少なくとも1つ以上の部位において、表面に保護層が形成された構造材が用いられ、
    前記構造材は、当該構造材の基盤となる基材と、
    前記基材の一方の主面上に形成された第1の保護層と、
    前記第1の保護層を覆うように当該第1の保護層上に形成された第2の保護層と、を備え、
    前記構造材の表面側から前記第1の保護層の露出を検知することにより、前記第2の保護層の状態をモニタすることを特徴とする風力発電設備。
  7. 前記構造材は、前記複数のブレード、前記回転軸、前記ナセル、前記タワーのいずれかの部位の接着接合部、或いは、溶接部に用いられていることを特徴とする請求項6に記載の風力発電設備。
  8. 前記構造材は、前記複数のブレード、前記回転軸、前記ナセル、前記タワーのいずれかの部位において、前記基材が曲率を有する部分、或いは、前記基材の厚みが変化する部分に用いられていることを特徴とする請求項6に記載の風力発電設備。
  9. 前記構造材は、前記第1の保護層および前記第2の保護層の色差、或いは、熱弾性差を検知することにより前記第1の保護層の露出を検知することを特徴とする請求項6に記載の風力発電設備。
  10. 前記第1の保護層は、応力により発光する応力発光材をその成分に含み、
    前記構造材の表面側から当該応力発光材の発光を検知することにより前記第1の保護層の露出を検知することを特徴とする請求項6に記載の風力発電設備。
  11. 前記構造材は、前記第1の保護層および前記第2の保護層の熱弾性差による応力分布の差を赤外線温度計測手段により検知することにより前記第1の保護層の露出を検知することを特徴とする請求項9に記載の風力発電設備。
  12. 前記構造材は、前記第1の保護層および前記第2の保護層の間に、前記第1の保護層を覆うように当該第1の保護層上に形成された第3の保護層をさらに備え、
    前記第1の保護層および前記第3の保護層は、それぞれ異なる第1の応力発光体および第2の応力発光体をその成分に含み、
    前記構造材の表面側から前記第1の応力発光体、或いは、前記第2の応力発光体の発光を検知することにより前記第1の保護層、或いは、前記第3の保護層の露出を検知することを特徴とする請求項6に記載の風力発電設備。
  13. 風を受けて発電する風力発電設備と、
    前記風力発電設備の表面の損傷状態を外部から検出する損傷検出手段と、
    前記損傷検出手段により取得したデータの処理を行う表面損傷検知システムと、を備えた風力発電システムであって、
    前記表面損傷検知システムは、前記損傷検出手段により取得したデータを画像処理する画像処理装置と、
    前記画像処理装置により処理された画像処理データを表示する画像表示装置と、
    前記画像処理装置により処理された画像処理データを記録する記録装置と、
    前記記録装置に記録された画像処理データを有線通信、或いは、無線通信により外部へ送信する送信部と、を備え、
    前記風力発電設備の表面は、基材の表面上に形成された第1の保護層と、
    前記第1の保護層を覆うように当該第1の保護層上に形成された第2の保護層と、を備え、
    前記風力発電設備の表面側から前記第1の保護層の露出を検知することにより、前記風力発電設備の表面の損傷状態をモニタすることを特徴とする風力発電システム。
  14. 前記第1の保護層および前記第2の保護層の色差、或いは、熱弾性差を検知することにより前記第1の保護層の露出を検知することを特徴とする請求項13に記載の風力発電システム。
  15. 前記記録装置は、前記第1の層が露出した箇所の履歴情報を記憶し、
    前記記録装置の履歴情報に基づいて、前記風力発電設備の補修を行うことを特徴とする請求項13に記載の風力発電システム。
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