JPH0517174U - 風車翼 - Google Patents

風車翼

Info

Publication number
JPH0517174U
JPH0517174U JP064795U JP6479591U JPH0517174U JP H0517174 U JPH0517174 U JP H0517174U JP 064795 U JP064795 U JP 064795U JP 6479591 U JP6479591 U JP 6479591U JP H0517174 U JPH0517174 U JP H0517174U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer skin
wind turbine
turbine blade
crack
main girder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP064795U
Other languages
English (en)
Inventor
正義 鳩山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP064795U priority Critical patent/JPH0517174U/ja
Publication of JPH0517174U publication Critical patent/JPH0517174U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02E10/722

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 風車翼の翼形を形成する外皮の亀裂を容易に
検知できるようにする。 【構成】 風車翼は繊維強化プラスチックFRP製で、
1は外皮、2は外皮を補強するための主桁、接着剤3に
より両者は接合されており、外皮と主桁の間には外皮の
座屈を防止するポリウレタンフォームPUF4が充填さ
れている。外皮内面の主要4個所に赤い顔料5が長さ方
向に付着されており、外皮に亀裂が生じるとその亀裂か
ら着色剤がにじみ出て容易に検知できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、風力発電装置などに適用される風車翼に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来の風力発電装置において使用され、回転により風力エネルギを電気 エネルギに変換する風車翼の説明図である。図において、本風車翼は繊維強化プ ラスチックスFRP製で、1は翼型をなす外皮、2は外皮1を補強するために外 皮1内で長さ方向に設けられている主桁である。両者は接着剤3によって接合さ れており、外皮1と主桁2との間には外皮1の座屈を防止するポリウレタンフォ ームPUF4が充填されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の風車翼において、本翼は基本的には運転中に作用する外力 に耐えられるように設計されているが、予想し得ない荷重が作用した場合や製造 時の欠陥がある場合には外皮1に亀裂を生じ、長期にわたる荷重の繰り返しによ りこの亀裂が外皮1から主桁2へ進展して最終的には本翼が破断し、飛散して大 事故に至る。
【0004】 従って、この破断に至る前に亀裂を検知する装置を風車翼に装着しておくこと が望ましいが、通常考えられる例えば導線を外皮1に沿って這わせておいてこの 導線の破断により亀裂を電気的に検知する方法などは、構造が複雑になって高価 であるとともに、繊維強化プラスチックスFRPのように可撓性に富む材料では 外皮1に亀裂が発生する前に導線が破断するなど安定性に欠ける。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る風車翼は上記課題の解決を目的にしており、翼形を形成し内側に 着色剤が付着された外皮を備えた構成を特徴とする。
【0006】
【作用】
即ち、本考案に係る風車翼においては、翼形を形成する外皮の内側に着色剤が 付着されており、外皮に亀裂が生じるとその亀裂から着色剤がにじみ出て亀裂が 容易に検知できる。
【0007】
【実施例】
図1は本考案の一実施例に係る風車翼の説明図である。図において、本実施例 に係る風車翼は風力発電装置において使用され、回転により風力エネルギを電気 エネルギに変換するものである。図において、本風車翼は繊維強化プラスチック スFRP製で、1は翼型をなす外皮、2は外皮1を補強するために外皮1内で長 さ方向に設けられている主桁である。両者は接着剤3によって接合されており、 外皮1と主桁2との間には外皮1の座屈を防止するポリウレタンフォームPUF 4が充填されている。
【0008】 本翼は基本的には運転中に作用する外力に耐えられるように設計されているが 、予想し得ない荷重が作用した場合や製造時の欠陥がある場合には外皮1に亀裂 を生じ、長期にわたる荷重の繰り返しによりこの亀裂が外皮1から主桁2へ進展 して最終的には本翼が破断し飛散して大事故に至らないように、本翼においては 図に示すように外皮1内面の主要4個所にベンガラなど赤い顔料5が長さ方向に 付着されている。なお、耐候のために外皮1の表面は白色となっている。
【0009】 外皮1に亀裂を生じると雨水、或いは朝夕の露滴などの浸入により顔料5が溶 けてその亀裂部分ににじみ出る。外皮1の表面は白色で、にじみ出た顔料5が外 皮1の表面を赤く染めるので、容易に肉眼で亀裂の発生を検知することができる 。なお、一般に本風車翼のように一種の多経路荷重構造の場合には外皮1に亀裂 が発生してから破断に至る迄には相当の日時にわたり荷重の繰返しを要するが、 本風車翼は外皮1に亀裂が発生した時点で簡単で安価な構造で安定した方法によ り容易に亀裂の発生が検知でき、風車翼が破断して飛散する等の大事故が未然に 防止されるので環境アセスメント上重要な風力発電装置の信頼性を高めることが できる。なお、顔料5に代えて水性塗料などを用いてもよく、また液体または粉 末などの夜光性の蛍光塗料を使用することにより薄暗い状態でも容易に亀裂が発 見される。
【0010】
【考案の効果】
本考案に係る風車翼は前記のように構成されており、外皮の亀裂が容易に検知 できるので、風車翼が破断して飛散するなどの大事故が未然に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本考案の一実施例に係る風車翼の
斜視図、同図(b)は同図(a)におけるbーb断面図
である。
【図2】図2(a)は従来の風車翼の断面図、同図
(b)は同図(a)におけるbーb断面図である。
【符号の説明】
1 外皮 2 主桁 3 接着剤 4 ポリウレタンフォーム 5 顔料

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 翼形を形成し内側に着色剤が付着された
    外皮を備えたことを特徴とする風車翼。
JP064795U 1991-08-15 1991-08-15 風車翼 Pending JPH0517174U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP064795U JPH0517174U (ja) 1991-08-15 1991-08-15 風車翼

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP064795U JPH0517174U (ja) 1991-08-15 1991-08-15 風車翼

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0517174U true JPH0517174U (ja) 1993-03-05

Family

ID=13268531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP064795U Pending JPH0517174U (ja) 1991-08-15 1991-08-15 風車翼

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0517174U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016142237A (ja) * 2015-02-05 2016-08-08 株式会社日立製作所 構造材および風力発電設備、風力発電システム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6170250A (ja) * 1984-09-11 1986-04-11 Nissan Motor Co Ltd 差動制限装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6170250A (ja) * 1984-09-11 1986-04-11 Nissan Motor Co Ltd 差動制限装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016142237A (ja) * 2015-02-05 2016-08-08 株式会社日立製作所 構造材および風力発電設備、風力発電システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100746574B1 (ko) 복합형 방수시트의 제조방법 및 그것을 사용한 시공방법
DE502005009680D1 (de) Wasserfahrzeug mit einem frei ausfliegenden drachenartigen windangriffselement als windantrieb
US2412908A (en) Rotor blade
JPH0517174U (ja) 風車翼
JP5629501B2 (ja) コンクリート構造物の補修方法及びそのコンクリート構造物
CN201730117U (zh) 一种强力交叉层压膜自粘防水卷材
CN202626772U (zh) 钢轨现场胶接绝缘接头
CN214397104U (zh) 一种易操作船用滚轮带缆桩的组合结构
CN101021100B (zh) 纤维加固锚具及纤维加固方法
CN108625289A (zh) 一种适用于悬索桥加劲梁的架设装置及架设方法
CN205063202U (zh) 一种位于外墙上的屋檐装饰板
CN211838920U (zh) 一种拉吊索pe护套的冷补结构
CN204966185U (zh) 用于架空导线的绝缘护套组件
CN204804372U (zh) 纤维布加固蒸压加气混凝土墙体门窗洞口
ATE22679T1 (de) Segelmast.
CN113981820A (zh) 一种frp筋材的夹片式挤压拉索锚具及锚固方法
CN203373706U (zh) 土工膜锚固件
CN220814573U (zh) 一种使用寿命长的高强度沥青瓦
CN207987752U (zh) 一种可自动调节锚固角度的缆载吊机锚固装置
CN218947892U (zh) 一种建筑锚栓抗拉承载力试验用保温材料快速清理装置
CN207609196U (zh) 一种快速加固钢筋混凝土梁抗剪承载力的构件
CN220167558U (zh) 一种安全防护网
Cermak Atmospheric boundary layer modelling in wind tunnels
Komorowski et al. Study of the effect of time and load on impact damage visibility
RU2784365C1 (ru) Способ получения мембраны из функционального нанокомпозита на основе птфэ и ее применение

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960109