JP2016141465A - 包装袋 - Google Patents
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Description
収納部は、粘着剤で貼り合せた多層の粘着ラベルで構成されることを特徴とする包装袋である。
止すると、包装袋が折られた状態で収納部の粘着ラベルによって係止し、注出部を再封することができる。また、注出部先端は収納部の多層粘着ラベルの包装袋側ラベルと表側ラベルとの間に位置することになる。その為、注出口の周辺に付着した液体などの内容物が、収納部内部で垂れても、包装袋の外面に垂れ落ちて汚すことがない。
また、腰が出易く、注出口を押させる力が高くなり、容易に収納部から外れにくくなると共に、注出部先端に付着した内容物の染み込みを目立たなくして防止する。
ィルムを融着し、スタンディングパウチとしたことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の包装袋である。
また、小ロット向けの生産ラインを組むことができると共に、収率を向上させることが可能である。
その為、罫線があると、収納部先端が開き易いので、注出部先端を収納し易く、手も汚れにくいメリットが発生する。
図1−1は、本発明の包装袋100で、収納部が四辺形の下辺と縦の辺を固定した一例で、その平面図である。
この為、閉鎖部30が切り取られると、注出部3の上側は折り返し部60になっており、フィルムの腰によって、閉鎖し難くなり、表裏のフィルムが確実に離れて広がるので、内容物の注出がスムーズにできるようになっている。
底側シール80は、表フィルム12と中間フィルム8、裏フィルム13と中間フィルム8がそれぞれ融着し、内容物を充填すると、折り曲げられていた中間フィルムが開いて、底部を形成し、立体的に立つことが出来る。
このようにして包装袋100を立てると、注出部3が上側になり、注出後、注出部3近傍の内容物は容器内部の下側に移動させることができる。
この為、折り返す為の折り返し線部分は、2つの凹部のある部分で結ばれる位置にあるようになり、折り返す力が少なくてすむようになっている。
より折り返し易くする為に、折り返し線部分にレーザー光線を使用してハーフカット線を加工しても良い。外形を抜き刃で切断する時に、一段低い刃でハーフカットを入れてもかまわないが、レーザーを使用すれば、良品の収率が向上するなどのメリットがある。
さらに、折り返し線には、ハーフカット加工を施し、注出部3の根元を、より折り返し易くしている。
収納部7を粘着している表フィルム12は、濡れ指数が40×10−3N/cm以上の表面性を確保している。これは、粘着剤で確実に固定できるようにする為である。
そして、下ラベル71とその表側の上ラベル72とのラベル間の粘着層は、注出部側角の端部には粘着層を設けず、非粘着部76とした。また、非粘着部76側の角に接しないラベルの辺近傍には、包装袋積層フィルムの外面に接着する粘着力と同等の高い粘着性の高粘着剤を用いた高粘着部74を設けた。
また、粘着層を設けない注出部側角の非粘着部76は、角面取り状に設けた。もちろん、面取りはR形状であってもかまわない。
ポリエチレンテレフタレートフィルムは2軸延伸され、かつ、50ミクロンメーター以上の厚みがあると、腰が強い。その為、注出部3を差し込む時に、表フィルム12や下ラベル71が凹んでも収納部7のポリエチレンテレフタレートフィルム層を有する上ラベル72は追随しないので、ぽっかり、収納部7の下ラベル71・上ラベル72間で、非粘着部76近傍が口を開き、挿入しやすくなっている。
ポリエチレンテレフタレートの代わりに、2軸延伸ポリプロピレンフィルムや2軸延伸ポリアミドフィルム、その他、腰が出る紙を基材にしてもかまわない。
さらに、非粘着部76と低粘着部中央を通る対角線状に罫線72を設けている。罫線72は、収納部のフィルムを更に腰を出すと共に、非粘着部76に隙間を作ると共に、罫線72に沿った低粘着部75の粘着力をより低くするので、より、注出部3を挿入し易くしている。
また、図3−1のように、高粘着部74の下辺に対し、立ち上がり部78を設けたり、図3−2のように、高粘着部74の下辺を傾斜させたりして、注出部先端に付いた内容物の液滴の垂れを確実に収納部内部に収納し、より内容物が収納部から外に漏れ出ることが無いようにする形を採っても良い。
もちろん、注出部と収納部との間の形状を凹部のある折り罫を加工したり、そこにハーフカット線を加工したりして、注出路が折り返した状態で、元に戻ろうとする回復力を弱めているので、注出部3は収納部7からより抜け出にくくしている。
また、確実に注出部3が収納部7内部に収納され、非粘着部76側の角に接しないラベルの辺近傍には、包装袋積層フィルムの外面に接着する粘着力と同等の高い粘着性の高粘着部74を用いて、周縁は閉鎖しているので、注出部先端に付いた内容物の液滴も、漏れ出ないようにしている。
切り取り、内容物を注出後、注出部3根元の折り返し線5で折り返し、注出部3先端を収納部7の非粘着部76から下ラベル71と上ラベル72の間に差し込んで固定するだけで、包装袋100を密封させるというシンプルなものである。
その為、チャックやスパウトなどと比べ、簡素な部材で構成されているので、包装体を製造する樹脂量を削減し、環境負荷を抑制できるメリットがある。
また、袋を再封する時に、注出部先端に付いた内容物の液滴が垂れることが無くすことが出来る。
さらに、袋を開こうとする力や、折り込む位置がずれようとする力を係合する力に使用し、かつ、低粘着剤75で、粘着力も使用して注出部3を固定・保持しているので、折り込みの係合が、より、外れにくい。
その上、スタンディングパウチに使用しているので、もし、注出口先端の収納部への係合が外れたとしても、即座に内容物が漏れる事が無い。
さらに、レーザーでハーフカットを入れると、折り込みが容易になり、注出口先端の収納部への係合が外れにくくなる。
また、このような大変便利な機能をスタンディングパウチに使用可能とする本発明は、従来の生産ラインに取り込むことは容易であり、低価格で機能を付与できるなど、大きなメリットがある。
1・・・・・・左サイドシール部
11・・・・・サイドシール部窪み部
12・・・・・表フィルム
13・・・・・裏フィルム
2・・・・・・右サイドシール部
3・・・・・・注出部
30・・・・・閉鎖部
31・・・・・切り欠き
4・・・・・・注出路
5・・・・・・折り返し線
6・・・・・・天シール部
60・・・・・折り部(天側)
61・・・・・天シール窪み部
7・・・・・・収納部
71・・・・・下ラベル
72・・・・・上ラベル
73・・・・・基粘着層
74・・・・・高粘着部
75・・・・・低粘着部
76・・・・・非粘着部
77・・・・・罫線
8・・・・・・中間フィルム
80・・・・・底シール部
Claims (14)
- 少なくとも最内層にシーラント層を有する積層フィルムからなり、端部に注出部を有する包装袋において、積層フィルムの外面に、注出部根元を折り返して注出部先端を収納する収納部を設け、
収納部は、粘着剤で貼り合せた多層の粘着ラベルで構成されることを特徴とする包装袋。 - 多層の粘着ラベルが、包装袋積層フィルムの外面に接着する粘着力に比べ、低い粘着性の粘着剤によって積層されていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
- 多層の粘着ラベルが、部分的に非粘着部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の包装袋。
- 多層の粘着ラベルの非粘着部を注出部側角の端部に設けたことを特徴とする請求項3に記載の包装袋。
- 多層の粘着ラベルの層間における粘着剤が、非粘着部注出部側角に接しない他の辺近傍には、包装袋積層フィルムの外面に接着する粘着力と同等の高い粘着性の粘着剤によって積層したことを特徴とする請求項4に記載の包装袋。
- 多層の粘着ラベルが、厚さ50ミクロンメーター以上のフィルムを粘着剤で積層して形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の包装袋。
- 多層の粘着ラベルが、厚さ50ミクロンメーター以上の2軸延伸フィルム層を積層していることを特徴とする請求項6に記載の包装袋。
- 多層の粘着ラベルを形成するラベルの上ラベルが、外層、又は中間層として、紙層を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の包装袋。
- 包装袋を構成する積層フィルム外面の濡れ指数が、40×10−3N/cm以上であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の包装袋。
- 注出部と収納部との間の形状を凹部のある折り罫を加工し、注出部を折り返して収納部に収納しやすくしたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の包装袋。
- 注出部を収納部に挿入する時に折り返す折り返し予定位置に、ハーフカット線を加工したことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の包装袋。
- 包装袋を形成する表裏2枚の積層フィルムの間に底用フィルムを融着し、スタンディングパウチとしたことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の包装袋。
- 包装袋を形成する表裏の積層フィルムを、一枚のフィルムを折り返して表裏フィルムとしたことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の包装袋。
- 注出部を収納する収納部が、開放部中央を通る対角線状に罫線を設けたことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の包装袋。
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