JP2006160298A - 包装用箱およびそれを用いた包装構造体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 箱体6の一の側壁1の上端部に、その側壁の角度を支点として、水平面内で揺動変位して、その側壁1の上端部に設けた開口7内へ嵌まり込む扉部材8を設けるとともに、扉部材8の外表面に掛合する突部9を設け、その一の側壁1と対抗する側壁1に、その頂辺から箱体の内側へ突出する舌片4を設け、この舌片4を、その先端が一の側壁1の内面に下向き姿勢で接触する長さとする。
【選択図】 図3
Description
紙カートンは、たとえば100〜3000 ml程度の体積の被包装物のための包装用容器として用いて、ガラス瓶、プラスチックボトル、缶等に比して取り扱いが容易である他、店頭陳列等に当って、円形の外輪郭形状を有する各種のボトル、缶等よりも床面積効率が高いという利点がある(特許文献1)。
また好ましくは、舌片の先端部に、それと、扉部材の支点側に隣接する側壁との間隔を特定するスペーサを設ける。
かかる包装用箱では、側壁の頂辺および底辺のそれぞれに突出形成されて、頂壁および底壁のそれぞれを構成する複数の折曲げ片のうち、相互に重ね合わせ接合される少なくとも一の折曲げ片の突出基部に、たとえば薄肉部、ミシン目状の孔等にて形成することができる引裂き誘導疵を設けることが好ましい。
ここで、三片以上の折曲げ片を重ね合わせ接合する場合には、二片以上の折曲げ片の突出基部に引裂き誘導疵を設けることが好ましい。
そしてより好ましくは、少なくとも一本の引裂き誘導疵に、側壁側へ凸になる湾曲部もしくは折曲部を設ける。
また好ましくは、扉部材および、それの支点側に順次隣接する二側壁の内面に、後述する包装袋の位置決め保持のための、少なくとも各一個の包装袋接合部、たとえば、ホットメルトその他の糊付け接合部を設ける。
また好ましくは、包装袋本体の上端部分を、扉部材の支点側に順次隣接する二側壁のそれぞれの上端部分の内面に接合させる。
そして、このような包装構造体は、それの使用時には、包装袋内に、液状その他の被包装物を充填包装してなる。
また、この使用時に、たとえば未開封時、その他の使用の初期には、舌片の下面を包装袋本体に、それの下向き傾斜姿勢で接触させてなることが好ましい。
この一方で、扉部材の開放は、側壁の、掛合突部の近傍部分を手指によって押込み変形させて、その突部および扉部材の少なくとも一方の弾性変形をもって、突部の、扉部材の内側への入り込みをもたらし、次いで、その扉部材を、それに指を掛けて開放することにより行うことができる。
そしてこのことは、舌片を、その先端が、一の側壁の内面に、それの開口の下縁の近傍部分で接触する長さとして、ずり落ち等した、包装袋の底部側部分によるその開口の閉塞のおそれを十分に取り除いた場合により効果的であり、さらには、その開口下縁位置をも含んで、それの下方側10mmの範囲内で舌片を側壁内面に接触させる場合に一層効果的である。
開口下縁の下方側に10mmを越えて舌片を接触させる場合は、包装袋の収納姿勢でその舌片を機械的に押し込む場合に、舌片が途中で折れるおそれがあり、またこの一方で、袋内被包装物を圧迫することに起因して、適正な押し込みを行い得ないおそれがある。
これに対し、開口下縁の上方側に10mmを越えて舌片を接触させる場合は、舌片を十分な下向き姿勢とすることが難しく、包装袋のずり落ち等に対する抗力が小さくなりすぎるおそれがある。
従って、このスペーサは、注出ノズルの、扉部材への接合姿勢の下で、その注出ノズルより下方側の位置にて側壁に接触することになる。
そしてこの場合は、少なくとも一本の引裂き誘導疵に、側壁側に凸となる湾曲部もしくは折曲部を設け、その湾曲部もしくは折曲部を指掛け部として機能させることで、頂壁および底壁の引き裂きを一層簡易にすることができる。
なお、被包装物をこのようにして注出するときは、軟質な包装袋本体は、被包装物の注出に伴って、外気の吸い込みなしに、注出体積に対応する量だけ収縮ないしは潰れ変形することになる。
従って、この注出ノズルを具える包装袋では、袋内被包装物は、被包装物の注出前はもちろん、注出中および注出後においても外気との接触から十分に保護されることになり、袋内被包装物の酸化、汚損等が有効に阻止されることになる。
かくしてここでは、注出ノズルに対する特別の操作等なしに、包装袋の起立復帰と併せて、それの先端開口を自動的に密着封止させることができ、注出ノズルにすぐれた逆止機能を発揮させることができる。
扉部材のこのような閉止姿勢の下では、好ましくは、突出方向の中間部を扉部材の揺動支点に対応させて位置させた逆止注出ノズルは、そこでたとえばほぼ直角に折り曲げられることになって、その注出ノズルの表裏のフィルムの相互の密着を一層確実にするので、扉部材の閉止状態にあっては、外気等の、包装袋内への進入はより十分に阻止されることになり、また、包装用箱を誤って倒伏させることがあっても被包装物の不測の洩出を有効に阻止することができる。
図1はこの発明に係る包装用箱の実施形態を示す展開図であり、図2はそれの組立て状態を示す斜視図である。
全体として六面体形状に組立てられるこの包装用箱は、四面の側壁1と、側壁底辺に突出形成したそれぞれの、底壁構成折曲げ片2と、三側壁の頂辺から、図1に示すところでは上方突出させて設けた頂壁構成折曲げ片3と、同図では他の一の側壁1の頂辺から上方へ突出させて形成させて箱体の内側へ折り曲げられる折返し舌片4とを具えるものであり、図1中の仮想線は、包装用箱内へ収納される軟質の包装袋5を、被包装物を充填しない姿勢で示す。
なお、このような突部9は、扉部材8の、出角もしくは入角となる隅部に対応させて設けることが、それの突出量を小さくする上で有利であるが、扉部材8の直線状の延在部分に対応させて設けることも可能である。
そして一旦開口した扉部材8の閉止は、その扉部材8を側壁開口7の方向へ押圧変位させて、扉部材8を掛合突部9の内側まで押込むことによって行うことができ、これによれば、扉部材8は、突部9の掛合下で、閉止姿勢に確実に保持されることになる。
しかも、扉部材8の掛合突部9に対する掛脱をもたらすことで、扉部材8の確実なる閉止および、それの、簡易にして所期した通りの、開封をも含む開放を実現することができる。
図中21は逆止注出ノズルを示し、この注出ノズル21は、たとえば、軟質の包装袋本体22の側部融着部の上端部分で、それの内表面のシーラント層に、最外層のシーラント層によって基端部を融着接合される。
ここで、軟質の包装袋本体22の内表面を形成するシーラント層は、ノズル外表面のシーラント層と同種の樹脂材料で構成することが、融着強度を高める上で好ましい。また、包装袋本体のベースフィルム層は、ノズル1のそれと同種のもので構成することができる他、所要の物性を有する各種の材料から選択することができる。
なお、ベースフィルム層のみにては包装袋に所要の物性を確保できない場合には、シーラント層とベースフィルム層との間に中間層を介装することも可能である。
なおこの場合、包装袋5の下端部分は、包装用箱6の底壁に着座して、袋内重量の多くを、その底壁により支持されることになる。
ところで、包装袋5を、包装用箱6の内面にこのように接合するに当っては、図4に仮想線で示すように、注出ノズル21の引裂き開封位置、いいかえれば、V字状折曲部23の形成位置が、扉部材8の先端縁より前方側へ突出する姿勢とすることが肝要である。
ここで、注出ノズル21のこの密着閉止は、先にも述べたように、注出ノズル21が水頭圧から解放されて、表裏の積層フィルムが、被包装物の薄膜の介在下で、注出ノズル21の製造時の元形状に復帰すること、注出ノズル内の被包装物が包装袋本体22内へ流下するに際して表裏のフィルムが減圧雰囲気におかれること等により、軟質なそれらがノズルの幅および前後方向の全体にわたって相互に負圧吸着されること等によって行われることになる。そしてこのような密着閉止は、潰れ変形等された包装袋本体22が、固有の弾性復元力に基いて包装袋内を減圧傾向とすることに基いてより確実に維持されることになる。
従ってここでは、注出の停止と同時にノズル21の密着閉止および、その密着閉止の、その後の継続維持に基き、注出の停止時から、袋内被包装物を外気から継続的に保護することもできる。
ここで逆止注出ノズル21のこの折曲げは、注出ノズル21の表裏のフィルムのより一層の密着をもたらすので、扉部材8の閉止後は、包装袋内への外気等の進入がより確実に阻止されることになり、また、包装用箱6の不測の倒伏等に対しても、被包装物の洩出をより十分に防止することができる。
2 底壁構成折曲げ片
3 頂壁構成折曲げ片
4 折返し舌片
5 包装袋
6 包装用箱
7 開口
8 扉部材
8a 出角隅部
9 突部
10 スペーサ
11、12 引裂き誘導疵
11a、12a 湾曲部
13 補強凹部
14、15、16 包装袋接合部
21 逆止注出ノズル
22 包装袋本体
23 V字状折曲部
24 先端融着部
25、26 融着部
Claims (12)
- 六面体形状をなす、紙製もしくはプラスチック製の箱体の、一の側壁の上部に、その側壁の角部を支点として水平面内で揺動し、側壁の上端部に設けた開口内に嵌まり込む扉部材を設けるとともに、扉部材の外表面に掛合する突部を設け、該一の側壁と対抗する側壁に、その頂辺から箱体の内側へ突出する舌片を設け、この舌片を、その先端が一の側壁の内面に下向き姿勢で接触する長さとしてなる包装用箱。
- 前記舌片を、その先端が一の側壁の内面に、前記開口の下縁近傍部分で接触する長さとしてなる請求項1に記載の包装用箱。
- 舌片の先端部に、それと、扉部材の支点側に隣接する側壁との間隔を特定するスペーサを設けてなる請求項1もしくは2に記載の包装用箱。
- 側壁の頂辺および底辺のそれぞれに突出形成されて、頂壁および底壁のそれぞれを構成する折曲げ片のうち、相互に重ね合わせ接合される少なくとも一の折曲げ片の突出基部に引裂き誘導疵を設けてなる請求項1〜3のいずれかに記載の包装用箱。
- 相互に重ね合わせ接合される二片以上の折曲げ片の突出基部に引裂き誘導疵を設けてなる請求項4に記載の包装用箱。
- 少なくとも一本の引裂き誘導疵に、側壁側へ凸になる湾曲部もしくは折曲部を設けてなる請求項4もしくは5に記載の包装用箱。
- 扉部材および、それの支点側に順次隣接する二側壁の上端部分の内面に、少なくとも各一個の包装袋接合部を設けてなる請求項1〜6のいずれかに記載の包装用箱。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の包装用箱を用いた包装構造体であって、
先端を封止した平坦な逆止注出ノズルを、軟質の包装袋本体の上端部分に、それの側方への突出姿勢で設けてなる包装袋を包装用箱内へ収納し、その逆止注出ノズルを、開封位置が扉部材の先端縁より前方側へ突出する姿勢で扉部材の内面側に取り付けるとともに、前記舌片を箱体の内側へ折り曲げてなる包装構造体。 - 逆止注出ノズルの、突出方向の中間部を、扉部材の揺動支点に対応させて位置させてなる請求項8に記載の包装構造体。
- 包装袋本体の上端部分を、扉部材の支点側に順次隣接する二側壁の上端部分の内面に接合させてなる請求項8もしくは9に記載の包装構造体。
- 包装袋内に被包装物を充填包装してなる請求項8〜10のいずれかに記載の包装構造体。
- 舌片の舌面を包装袋本体に接触させてなる請求項11に記載の包装構造体。
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2004
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