JP2016141455A - レンジ用パウチ収納箱、レンジ用パウチ入り収納箱、及びその加熱方法 - Google Patents

レンジ用パウチ収納箱、レンジ用パウチ入り収納箱、及びその加熱方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電子レンジ加熱時に、内部のパウチが膨らんで、容易に開口できる自動開口機能を有しながら、輸送、積み上げ、落下などの通常の取り扱いでは容易に開口しない電子レンジ用パウチを内部に収納する紙箱を提供する。【解決手段】電子レンジによって加熱調理可能なレンジ用パウチを内部に収納する紙箱であって、上面板側に開口易切断線112によって取り出し可能な開口部111を設け、かつ、開口部を押し破る押し破り部113を設けたことを特徴とするレンジ用パウチ収納箱1。【選択図】図1

Description

本発明は、レンジ用パウチを紙箱に入れたまま、電子レンジで高周波加熱により調理可能なレンジ用パウチ収納箱に関する。
調理済みレトルトカレーのように、加熱するだけで賞味することができる食品類は、簡単に食事をとる事ができる為、近年、独身者のみならず、高齢者や、料理に時間をかけられない人々にとって、簡便に食事を取ることができる手段になっている。
このような食品は、カレー、シチュー、酢豚、ミートボール煮、八宝菜など、内部に水分が入っていて、水分が高周波でエネルギー準位をあげる励起現象を起こし、振動や回転をすることによって、周囲の他の成分もそのエネルギーが伝わることで、加熱調理される。加熱された水の一部は、蒸気となって膨張し、包装容器であるパウチを内部から押し広げる力となり、内部圧力が上昇し、丸く膨んでくる。
もし、そのままパウチ内部の圧力が上昇し、発生した蒸気が外部に逃げないとパウチが破裂し、高温になった内容物が飛び散るおそれがある。そこで、このような事が起きないよう、パウチには、蒸気抜き機能を設けている。
さらに、加熱が終了し、取り出す時にパウチが高温になっていて、加熱直後に取り出そうとすると、熱くて持てないおそれがあった。
このような事故が起きないように、このパウチを紙箱に入れてそのまま電子レンジで加熱できるようにすれば、より安全であり、電子レンジ内へ置く場合にも、はっきり表記し易いなどのメリットもある。
特に、紙箱の断熱性により、取り出す時に、熱くなく持ちやすいというメリットがある。
このような電子レンジによるレトルト食品の紙箱に入れたまま行う加熱について、例えば、特許文献1では電子レンジ用包装箱の天面に帯状の開封用ジッパーが設けられており、ジッパーから開封し、箱の上部側を裏面側に折り曲げることで枕にし、加熱時に内容物が蒸気抜き部に接しないようにしたものである。
しかし、蒸気抜き部を持ち上げるために、外装箱の上部を切って折り返し、枕にする必要があり、消費者がこのような煩雑な作業を行うのは煩わしい。
また、特許文献2では、電子レンジで加熱を行った時に天面に設けた開封部分が自動で開封する自動開封機能付き電子レンジ用箱入り包装袋が提案されている。
この電子レンジ用箱入り包装袋は単純に箱の向きを確認して電子レンジに入れ、加熱できるので手間なく調理可能である。
しかし、電子レンジ加熱時に、確実に開口せず、開封部ではない部分が開口したり、予定していない所から蒸気が吹き出してしまうこともあった。
さらに、確実に開封部が開口するように易切断線を弱めておくと、落下したり、積み上げたり、輸送する振動だけで、開封部が開口してしまうなどの問題があった。
特許第4186726号公報 特許第5062409号公報
そこで、電子レンジ加熱時に、内部のパウチが膨らんで、容易に開口できる自動開口機能を有しながら、輸送、積み上げ、落下などの通常の取り扱いでは容易に開口しない電子レンジ用パウチを内部に収納する紙箱を提供することが、本発明の課題である。
本発明は、電子レンジによって加熱調理可能なレンジ用パウチを内部に収納する箱であって、
上面板側に開口易切断線によって取り出し可能な開口部を設け、
かつ、開口部の周縁に押し破り部を設けたことを特徴とするレンジ用パウチ収納箱であり、
さらに加熱調理する前に押し破り部近傍の開口易切断線を人為的に破断させ、その後に加熱料理することを特徴とするレンジ用パウチの加熱方法である。
本発明のレンジ用パウチ収納箱は、一定の強度を有する開口易切断線で開口部を形成できるので、輸送、積み上げ、落下などの通常の取り扱いでは容易に開口しないレンジ用パウチ収納箱にすることが出来る。
しかも、押し破り部近傍の開口易切断線を先に人為的に破断させておくので、電子レンジ加熱した時には、設定した開口部の押し破り部近傍から優先的に開口が確実に行われる。その為、手間をかけずに、かつ、内容物がそのまま噴出すことが無く、電子レンジで加熱調理が可能である。
本発明のレンジ用パウチ収納箱の一例における展開図である。 本発明のレンジ用パウチ収納箱の一例で、展開図に合わせて作成したブランクから、組立ての第1工程と第2工程を示す図である。 本発明のレンジ用パウチ収納箱の一例で、展開図に合わせて作成したブランクから、組立ての第3工程とレンジ用パウチを収納した状態を示す透視斜視図である。 本発明のレンジ用パウチ収納箱の一例で、レンジ用パウチを収納した状態を示す図で、流通時の状態と、押し破り部の易切断線の破断状態と、加熱初期における状態を示す断面図である。 本発明のレンジ用パウチ収納箱の一例で、レンジ用パウチを加熱調理中の状態を示す断面図と、その状態の外観斜視図である。 本発明のレンジ用パウチ収納箱の一例で、加熱調理後蒸気が抜き終わり、レンジ用パウチを取り出す状態を示す外観斜視図である。 本発明のレンジ用パウチ収納箱に入れるレンジ用パウチの例である。 本発明のレンジ用パウチ収納箱における他の例における展開図である。 本発明のレンジ用パウチ収納箱に設ける押し破り部の例である。
以下、本発明のレンジ用パウチ収納箱の実施形態例について、図を用いて詳細に説明する。
図1は本発明のレンジ用パウチ収納箱の一例で、収納箱の展開図である。
上面板11から左側面板133に連通して、開口易切断線112が走り、開口部111が形成されている。開口易切断線112は、切れ目と繋ぎが交互に設けられた線で、他の部分に比較して、線の左右を強く押し違える方向に力を掛ける事によって、容易に破断することが出来る開口易切断線である。
開口易切断線112に用いられる切れ目の形状は、ミシン目のような単なる線分であっ
ても良いし、L字状、クレシェンド状(<形状)、へ文字状、Y字状などの形状で、切れ目が一定の繋ぎ間隔を経て、連続して切れ目とつなぎが交互に設けられたものである。切れ目の深さは、紙箱素材の厚みの全厚であってもかまわないが、容易に切れる範囲であれば、基材の主要な範囲で切れていればかまわない。
切れ目と切れ目の間の繋ぎ間隔は、予想される通常の製品落下などでは切れない強度の間隔にする。製品落下以外に、製品を積載する時の積み上げ圧力でも切れない、積載状態で輸送振動が掛かっても切れない程の強度の繋ぎ間隔を設ける。
内部に入れるパウチの蒸気抜き部は、開口部から離れた位置が好ましく、一例として展開図に二点鎖線で記載した。
また、開口易切断線112の2箇所に接し、内側に押し破り部113を設けている。押し破り部113は、局部的に押し破って開口易切断線112を破断させる部分で、印刷等で表示しておく。
図9は、その押し破り部113の例で、パウチの中央よりも少しずれた場所に設けることが望ましい。
図9−1は円形で開口易切断線112から離れており、開口部側に設けている。
図9−2も円形で、開口易切断線112の角部に設けている。
図9−3は四角形で、開口切断線112の舌状先端に接して、開口部側に設けている。
図9−4は四角形で、開口切断線112の舌状先端に設けている。
このように、押し破り部113は、開口易切断線112の中で、開口のきっかけになり、かつ、そのまま内部のパウチの膨らみによって、順に押し広げられ易い場所に設けることが望ましい。
また、底面板12から正側面のりしろ1310に連設して、枕部4が設けられている。枕部4は、側面板である正側面のりしろ1310側から順に、パウチ乗せ台21、立ち壁22、底面接着部23が連続的に設けられ、それぞれが折り曲げ可能な罫線で接続されている。そして、底面接着部23には、両面テープ、又はホットメルト接着剤などの接着面が形成されている。
パウチ乗せ台21の縦方向の長さAは、正側面のりしろ1310の長さBよりも長い。また、立ち壁22の縦方向の長さCは、正側面のりしろ1310の長さBと略同じ長さである。立ち壁22の縦方向の長さCと正側面のりしろ1310の長さBが略同じであることによって、枕部を立ち上げた時に立ち壁22の高さと正側面のりしろ1310の高さが略同じになる。
図2−1は、展開図に合わせて作成したブランクから、組立ての第1工程を示す平面図である。ブランクの枕部4全体が、正側面のりしろ1310との境界の罫線部分で、内側に折り曲げられ、底面接着部23が底面板12に接着される。
この形状に成形されると、通常の箱のブランクと同じになり、一般的なカートニングマシンにセットすれば、容易に組立てが可能である。
図2−2は、本発明のレンジ用パウチ収納箱の組立ての第2工程で、右側面板134内側に、右側面のりしろ1340が接着され、筒状に紙箱が成形された状態である。
この様な筒状にすると、電子レンジ用パウチ3を正面側又は裏面側から装填して、両端を閉められる。
図3−1は、底面板12に対し、正側面のりしろ1310を立てた第3工程である。
正側面のりしろ1310と、パウチ乗せ台21と、立ち壁22、底面板12の4つで囲まれる空間は、断面が平行四辺形を形成している。
その為、正側面のりしろ1310を立てると、立ち壁22が同時に立つ。そして、底面板12に対し平行なパウチ乗せ台21は、正側面のりしろ1310と立ち壁22によって、
その立った高さ分、底面板12から離れて持ち上がり、枕部4が形成される。。パウチ乗せ台21の縦方向の長さは正側面のりしろの縦方向の長さよりも長くなっている。これによって、パウチ乗せ台と立ち壁との間に形成した罫線が山折りになり、正確に枕部を形成することができる。パウチ乗せ台の縦方向の長さと正側面のりしろの長さが同じ長さの場合、正側面のりしろを立ち上げた時にパウチ乗せ台と立ち壁との間に形成した罫線が谷折りになってしまうことがあり、うまく枕部が形成できないおそれがある。さらに立ち壁の縦方向の長さと正側面のりしろの縦方向の長さは略同じ長さになっている。長さの工夫で、枕部を立ち上げた時の立ち壁の高さと正側面のりしろの高さが略同じになることによって、パウチ乗せ台が底面板に対して略平行に保たれる。パウチ乗せ台と底面板が略平行の保たれるとパウチ乗せ台に安定して、パウチ上部が配置される。
図3−2は、レンジ用パウチ3を装填し、レンジ用パウチ収納箱を閉じた状態を示す透視斜視図である。
図3−1で示したように、パウチ乗せ台21が底面板12から高くなって、枕部を形成している。
レンジ用パウチ3の蒸気抜き部を上面側に向けて、枕部であるパウチ乗せ台21に、蒸気抜き部近傍のシール部30が乗るように、レンジ用パウチ3を装填させる。
以上は、レンジ用パウチを装填して梱包するまでの工程である。
さらに、電子レンジで加熱する状態を示す。
図4−1は、レンジ用パウチ3を装填し、梱包した状態のレンジ用パウチ収納箱1の断面図である。
パウチ乗せ台21は、正側面のりしろ1310と立ち壁22に支えられて、その高さ分、底面板12から離れて持ち上がり、枕部を形作っている。
レンジ用パウチ3は、両端がシールされたシール部30があり、蒸気抜き部31が一方のシール部30近傍に形成されている。そして、蒸気抜き部31近傍のシール部30が、パウチ乗せ台21に乗っている。
その為、蒸気抜き部31が持ち上げられており、レンジ用パウチ3の内部には内容物5が充填されているが、蒸気抜き部31近傍には、内容物が接していない状態を保っている。レンジ用パウチ3は、表裏が軟質のフィルムで、周囲をシールされた袋状のパウチで、高圧力、高温であっても、破損しにくい丈夫なフィルムで構成されている。
レンジ用パウチ3には蒸気抜き部31があり、内部が沸騰するなど、内部圧力が一定以上に大きくなった場合、内部の蒸気を逃がすようになっている.
蒸気抜き部31は、図7−1や図7−4で示すようなシール部が周囲の融着部よりも内側に突出してあって、そこが内部圧力により周囲よりも先に剥離して開口するものや、図7−2、図7−3のように、穴があり、その周囲の融着部が、内部圧力で先に剥離するものなど、どのようなものでもかまわない。
なお、パウチ乗せ台21の高さは、できるだけ上面板11に近い位置まで高くしておくほうが良い。
図4−2は、レンジ用パウチ3を装填しているレンジ用パウチ収納箱1の押し破り部113を破断した状態を示す断面図である。
押し破り部113では、開口易切断線112に爪を立てて押すと破り易い。押し破るのは開口易切断線112の一部だけで、押し破られた破断部1130の開口部111は、一時内側にずれるだけである。
図4−3は、レンジ用パウチ3を装填しているレンジ用パウチ収納箱1を電子レンジで加熱し始めた、加熱初期における状態を示す断面図である。
レンジ用パウチ3は、加熱されると、内部圧力が上昇するので、レンジ用パウチ3は膨らみ、丸くなってきて、上面板11や底面板12を押して、変形を始める。
押し破られた破断部1130の開口部111は、内側から押され、外側に押し出され、開きかかる。この時、蒸気抜き部31近傍から内容物が離れ、蒸気抜き部31内面側には空気や蒸気のみが接しているだけなので、内容物5が蒸気抜き部31から飛び散るおそれがない。
図5は、本発明のレンジ用パウチ収納箱の一例で、図5−1は、電子レンジで加熱して内容物が沸騰している状態における断面図で、図5−2は、その外観斜視図である。
レンジ用パウチ3は、内部圧力が上昇すると膨らみ、収納箱を押し広げ、開口易切断線112が破断し、開口部111が開口する。さらに、レンジ用パウチ3は一定の内部圧力が上昇すると蒸気抜き部31から発生した蒸気51が抜ける。蒸気51は収納箱の外へ逃げる。
この開口部111の大きさは、上面板面積の3分の1以上、好ましくは2分の1以上であり、3分の2以下が好ましい。開口部111面積が大きすぎると、収納箱全体が膨らんで、レンジ用パウチ4の力だけで、開口易切断線112が破断できないのに対して、また、3分の1未満で小さい場合、内部に蒸気が滞留してしまい、レンジ用パウチ収納箱が熱くなってしまう。また、開口部の大きさ及び形状は、蒸気抜き部が露出しないような形状及び大きさにしておくと良い。
また、開口部111を形成している開口易切断線112は、ミシン目のように部分的に切れ目を入れたり、厚みのいくらかを切断している半抜きなどに切断された線で、切れ目が一定の繋ぎ間隔を経て、連続して切れ目とつなぎが交互に設けられたものなので、レンジ用パウチが膨らんで内側から開口部111内側を押すことによって、容易に切断される。
このレンジ用パウチ収納箱1の組立ては、予め、枕部2を内側に折りこんで、底面接着部23を底面に接着しておけば、一般的なカートニングマシンで、容易に組立てが可能である。まず、右側面板134と右側面のりしろ1340を接着して筒状のスリーブを作り、次にスリーブを起こし、正側面板131、正側面のりしろ1310、裏側面板132、裏側面のりしろ1320を折りこんで、適時ホットメルト接着剤を介在して、自動で充填しながら組立てることができる。
図6は、電子レンジ加熱が終了した後、開口部111を大きく開けて、レンジ用パウチ3を取り出している状態を示した斜視図である。上面板11の開口部111から横に滑らせて、容易に取り出すことができる。
図8は本発明のレンジ用パウチ収納箱の他の例で、収納箱の展開図である。
上面板11から正側面板131に向かって開口易切断線112が走り、開口部111が形成されている。
また、開口易切断線112の2箇所に接し、内側に押し破り部113を設けている。
この容器の場合、開口部は上面にのみ開口する。
内部に入れるパウチの蒸気抜き部は、開口部から離れた位置が好ましく、一例として展開図に二点鎖線で記載した。
本発明に用いられるレンジ用パウチは、通常のレトルト用パウチと同じ構成のフィルムを使用できる。
例えば、外層から、ポリアミド/無水マレイン酸変性ポリエチレン/ポリアミド/ポリエチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物/無水マレイン酸変性ポリエチレン/ポリエチレン、ポリエチレン/酸化珪素蒸着ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン/ポリアミド/ポリエチレン、
ポリプロピレン/酸化珪素蒸着ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン/ポリアミド/ポリエチレン、
酸化珪素蒸着ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレン、
などの構成が考えられる。
酸化珪素蒸着のポリエチレンフィルムは香りを逃がさない役目を担っている。ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚みは8〜25μmなどが使用できる。
これらのフィルムは、通常のドライラミネーション機、エクストルーダーラミネート機などで製造できる。
レンジ用パウチ収納箱に用いられる台紙は、内容物の重量によって異なるが、通常、紙の厚みである坪量は、120g/mから400g/mの範囲で使用可能である。また、紙の密度を0.6〜1.1g/cmの範囲にする。
内面あるいは内外面をポリエチレンなどでコートしたものでも良い。
以下に本発明の具体的実施例について説明する。
<実施例>
レンジ用パウチは、外層として、酸化珪素を蒸着した厚み12μmのポリエチレンテレフタレートフィルム。
グラビア印刷で設けられたインキ層。
中間層として、厚み15μmのナイロンフィルム。
シーラント層として、60μmの無延伸ポリプロピレンフィルム。
それらを、ポリウレタン系接着剤を介してドライラミネーション機によって貼り合せ、積層フィルムを作り、水120gを充填して、図7−1の形状にシールしてパウチを作成した。
レンジ用パウチ収納箱は、坪量が300g/mのコートボール紙を使用した。
成形に用いるベタのりの材質は酢酸ビニル・アクリル共重合タイプのエマルジョン系接着剤である日英化工株式会社製ライフボンド(登録商標)AV−650Y4を使用した。
図1の展開図形状に抜いて、箱を組み立てて、レンジ用パウチを充填した。この時、押し破り部を図1で示した位置に円形で形成した。
電子レンジで加熱する時には、図4−2の断面図で示すように、押し破り部近傍の開口易切断線を予め破断してから加熱した。
<比較例>
レンジ用パウチは水充填した実施例1と同じレンジ用パウチを使用した。
レンジ用パウチ収納箱は、実施例1と同じく、坪量が300g/mのコートボール紙を使用し、成形に用いるベタのりは日英化工株式会社製ライフボンド(登録商標)AV−650Y4を使用した。
箱の形状は図8の展開図形状に抜いて、箱を組み立てて、レンジ用パウチを充填した。
但し、押し破り部は設けなかった。
<評価試験内容>
実施例と比較例について、下記の方法で試験し、比較評価した。
<自動開口性>
各々10箱ずつ、電子レンジの中に入れて、500ワットで3分間加熱し、外箱が自動的に開口するかどうか確認した。自動開口した箱が10箱以上を○、7箱以上9箱までを△、6箱以下を×とした。
<パウチの破裂有無>
各々10箱ずつ、電子レンジの中に入れて、500ワットで3分間加熱し、内部のパウチが破裂するかどうか確認した。破裂した箱が1箱もなかったものを○、1箱以上3箱までを△、4箱以上を×とした。
<落下耐性>
各々10箱ずつ、1mの高さから落下させ、開口部が開口してしまうかどうかの確認を行った。開口してしまったものがひとつもなかったものを○、ひとつでも開口してしまったものを×とした。
<評価結果>
Figure 2016141455
実施例1は、外箱の自動開口はすべて開口し、パウチの破裂も無く、落下耐性も○であった。
比較例1は、外箱の自動開口はすべて開口し、パウチの破裂もなかったが落下耐性が×であった。
本発明のレンジ用パウチ収納箱1は、以上のようなもので、単純に、開口易切断線近傍に押し破り部を設け、電子レンジ加熱する直前に押し破り部を押して、開口易切断線の一部を破断させ、電子レンジ加熱するものである。
この為、開口易切断線の破断強度を強くし、落下強度など、荷扱いなどで破断するようなことの無い破断強度を確保でき、商品の安定した供給が可能であるなど、メリットは大きい。
1・・・・・・・・・レンジ用パウチ収納箱
11・・・・・・・・上面板
111・・・・・・・開口部
112・・・・・・・開口易切断線
113・・・・・・・押し破り部
1130・・・・・・押し破られた破断部
12・・・・・・・・底面板
13・・・・・・・・側面板
131・・・・・・・正側面板
1310・・・・・・正側面のりしろ
132・・・・・・・裏側面板
1320・・・・・・裏側面のりしろ
133・・・・・・・左側面板
134・・・・・・・右側面板
1340・・・・・・右側面のりしろ
21・・・・・・・・パウチ乗せ台
22・・・・・・・・立ち壁
23・・・・・・・・底面接着部
230・・・・・・・接着面
3・・・・・・・・・レンジ用パウチ
30・・・・・・・・シール(パウチ周囲シール部)
31・・・・・・・・蒸気抜き部
4・・・・・・・・・枕部
5・・・・・・・・・内容物
51・・・・・・・・蒸気

Claims (5)

  1. 電子レンジによって加熱調理可能なレンジ用パウチを内部に収納する箱であって、
    上面板側に開口易切断線によって取り出し可能な開口部を設け、
    かつ、開口部を押し破る押し破り部を設けたことを特徴とするレンジ用パウチ収納箱。
  2. 前記押し破り部は、開口部の周縁に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレンジ用パウチ収納箱。
  3. 前記押し破り部は、前記開口易切断線に接していることを特徴とする請求項1または2に記載のレンジ用パウチ収納箱。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のレンジ用パウチ収納箱にレンジ用パウチを収納したことを特徴とするレンジ用パウチ入り収納箱。
  5. 紙箱内部に収納され、電子レンジによって加熱調理可能なレンジ用パウチの調理において、
    請求項4に記載のレンジ用パウチ入り収納箱を用いて、
    加熱調理する前に予め開口易切断線の一部を押し破り、
    その後に、電子レンジ加熱することを特徴とするレンジ用パウチの加熱方法。
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