JP2016141096A - ペン型テープ収納具及びペン型テープディスペンサー - Google Patents

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Abstract

【課題】ペン型であり、携帯に適したテープ収納具或いはテープディスペンサーを提供する。
【解決手段】ペン型テープ収納具4は、筒軸Oの方向全長に亘って一定の径を有する軸筒6と、この軸筒6の両端を閉塞する一対の蓋体20とを具備し、上記軸筒6の筒壁の一側に、その筒軸Oと平行なテープ吐出口であるスリット12を形成している。ペン型ディスペンサー2は、当該ペン型テープ収納具にロールテープ30を収納させてなる。ロールテープ30は、一定の軸部32の回りにテープ36を巻き付けてなるとともに、その軸部32が少なくとも上記筒軸Oと平行になるように、上記軸筒6内に収納されており、ロールテープ30から巻き出したテープ36の先端を、上記スリット12を介して外部へ引き出すことが可能に設けている。
【選択図】図4

Description

本発明は、ペン型テープ収納具及びペン型テープディスペンサー、特に付箋の連続体を巻いてなるロールテープを収納することに適した、ペン型テープ収納具及びペン型テープディスペンサーに関する。
近年、付箋の連続体を巻いてなるロールテープとして商品化することが行われている。こうしたロールテープは、ロールテープを回転させるローラーやネジとともに矩形箱型の容器に収納されたり(特許文献1)、先端が細く基部が太い液滴形状箱型のカッター本体に収納されている(特許文献2の図7参照)。
特開2006−354471 特開2008−179162
特許文献1〜2の収納具は、ロールテープの形態に合わせて箱型の本体に収納しているが、こうした形状であると嵩張るため、その収納具自体を例えば筆箱に入れたり、衣服のポケットに入れて携帯することが困難であった。
付箋及び各種テープ状物は、いざ使おうとするときにそれが見当たらないと不便である。例えば乗り物に乗っているときに書籍に付箋でマーキングしようとしても、手元にないので、そのマーキング作業を後回しにし、結局、マーキング作業を失念してしまったり、或いはマーキングすべき箇所が判らなくなったりして、非常に不効率である。
またこの種の収納具では吐出口から吐出されたテープを千切って使った後に、収納具側のテープの先端部が吐出口付近に残される。次の使用の際にはこの先端部を引っ張って所要距離を引き出すのであるが、収納具を筆箱などに入れておくと、吐出口に残された先端部が汚れて体裁が悪くなる。
本発明の第1の目的は、ペン型テープ収納具或いはペン型テープディスペンサーであって、携帯に適したものを提供することである。
本発明の第2の目的は、ペン型テープ収納具或いはペン型テープディスペンサーであって、吐出口に残ったテープの先端部を保護できるものを提供することである。
第1の手段は、ペン型テープ収納具であり、
筒軸Oの方向全長に亘って一定の径を有する軸筒6と、この軸筒6の両端を閉塞する一対の蓋体20とを具備し、
上記軸筒6の筒壁の一側に、その筒軸Oと平行なテープ吐出口であるスリット12を形成している。
本手段は、図1又は図9に示すように、ペン型テープ収納具4を提案している。ここで「ペン型」とは、例えば鉛筆・万年筆のように細長い形状をいう。ペン型テープ収納具4の軸筒6は、その筒軸方向に延びる少なくとも一つのスリット12を有している。後述の如く、テープは付箋の連続体とすることができる。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ上記軸筒6の外面から、上記スリット12を覆う帯状のテープ保護片14を突設している。
本手段では、図1及び図9に示すように、スリットを覆うテープ保護片14を提案している。テープ保護片14は、スリット全体を覆うようにしてもよいが、スリットのうち特定箇所からテープが引き出される構造とするときには、当該特定箇所のみを覆うようにしても構わない。
第3の手段は、第1の手段を有し、かつ
上記テープ保護片14を、スリット12の端部から、軸方向より見て一定の向きへ外方突設した不動突片14Aとしている。
本手段では、不動式のテープ保護片を提案している。すなわち、図1に示すように、スリット12の端部から軸方向より見て一定の向きへ不動突片14Aを突出している。好適な図示例では、不動突片を、その基端から軸筒の外周面の接線T2の方向へ突出しているが、テープ保護片の機能を損なわない範囲でその向きを適宜変更できる。
なお、「一定の向き」という言葉は、突出方向が任意である後述の可動式のテープ保護片と区別するために用いている。
第4の手段は、第1の手段を有し、かつ
上記テープ保護片14を、軸筒6の外面に連結した基端を中心として揺動可能なフラップ14Bとしている。
本手段では、可動式のテープ保護片を提案している。すなわち、図9に示すように軸筒6の外面にフラップ14Bの基端部16を連結させている。フラップ14Bは、スリット12を覆うように配置され、ロールの先端部を保護する。フラップを外側に大きく開くことにより、スリット及びロールの先端部をはっきりと視認することができ、使い易い。
好適な一形態として、上記スリット12及びフラップ14Bを軸筒6の全長に亘って設けるとともに、フラップ14Bを軸筒6の筒壁8と一体に形成し、かつ上記蓋体20を軸筒6の両端部10内に嵌合させた構成とすることができる。この構成は押出成形により形成することができる。また蓋体20は軸筒6の両端部10の外面ではなく、内面に嵌合させており、フラップ14Bの動きを邪魔しない。
第5の手段は、
第3の手段に記載したペン型テープ収納具4と、ロールテープ30とからなり、
軸方向からみて、ロールテープ30は、軸部32の回りから周方向一方へテープを巻き出し可能とするとともに、軸筒6は、周方向他方へ向かってスリットの一端E1から他端E2へ至るC字形の輪郭を他端E2の接線方向へ延長する方向へ上記不動突片14Aを突出してなり、上記ロールテープ30はスリットの一端E1で不動突片14Aの突出方向へ折り返すことで、テープ裏面の粘着部44が不動突片14Aと向かい合うように構成している。
本手段では、図1に示すようにテープをスリットの一端E1で折り返し、テープ裏面の粘着部がスリットの他端E2から接線方向へ突出する不動突片14Aに向かい合うようにしている。これによりテープの保護が確実になる。
第6の手段は、第5の手段を有し、かつ
上記テープは、長手方向に対して一定の間隔dで弱化線である切り離し線38を形成しているとともに、上記不動突片14Aの突出長Lを、上記一定幅の整数倍としている。
本手段では、図1に示すように不動突片14Aの突出長Lをテープの切り離し線38の間隔の整数倍としている。弱化線である切り離し線がスリットの一端にくると、スリットを引き出すことに対する抵抗の変化を指先で感知できるので、その状態で不動突片の先端にある切り離し線を切断することができる。従ってテープの切り取りが容易である。
第7の手段は、第1の手段から第4の手段の何れかに記載のペン型テープ収納具4と、ロールテープ30とからなるペン型テープディスペンサーであり、
上記ロールテープ30は、一定の軸部32の回りにテープ36を巻き付けてなるとともに、その軸部32が少なくとも上記筒軸Oと平行になるように、上記軸筒6内に収納されており、
ロールテープ30から巻き出したテープ36の先端を、上記スリット12を介して外部へ引き出すことが可能に設けている。
本手段は、ペン型テープ収納具4の軸筒6内へ、その筒軸Oとロールテープ30の軸部32が平行になるように当該ロールテープ30を収納することを提案している。
なお、上記軸筒6内には筒軸方向に複数のロールテープ30を配置することができる。すなわち、図3に示すように筒軸方向に複数のロールテープを収納することで、軸筒6内に一定量のテープを効率的に収納することが可能となる。
また 図8又は図13に示すように上記ロールテープ30のテープ36を、巻き出し方向Xに等間隔の切り離し線38で区分するとともに、裏面の一部のみを粘着部44とする複数の付箋40の連続体に形成することができる。区分する各テープ部分は、裏面の一部を粘着部44とする付箋としている。粘着部44は図13の如く巻き出し方向Xの一部を粘着部としてもよく、図8の如くXと直交する方向Yの一部を粘着部としてもよい。ロールテープ30のテープ36を、付箋40の連続体としたから、付箋を筆箱などにコンパクトに収納することができ、付箋の利用可能性が広がる。
さらにまた、図10に示す如く、上記軸部32と連設して上記筒軸Oの方向へ延びる軸棒22を設け、この軸棒22の両端を上記一対の蓋体20に連結した固定端としてもよい。
ロールテープの軸棒22を一対の蓋体20に連結した固定端としたので、ロールテープが残り少なくなっても軸筒6内でロールテープがガタつくことがない。ここで「固定端」とは、軸筒部に両蓋体を嵌合した状態で蓋体の連結箇所から外れないという意味であり、蓋体を外したときに、蓋体から離脱するものであってもよい。また蓋体の連結箇所(嵌合穴)内に回転可能に連結されていても構わない。
第1の手段、第5の手段又は第7の手段に係る発明によれば、ペン型なので筆箱などに収納し易く、使い勝手がよい。
第2の手段に係る発明によれば、テープの先端部を保護するテープ保護片14を設けたのでテープの先端部が汚れたり、曲がったりすることを防止できる。
第3の手段の発明によれば、上記テープ保護片14を、スリット12の端部から、軸方向より見て一定の向きへ外方突設した不動突片14Aとしているから、製造が容易である。
第4の手段の発明によれば、上記テープ保護片14は、軸筒6の外面に連結した基端を中心として揺動可能なフラップ14Bとしたから、テープを引き出すときにはフラップ14Bを大きく外へ開くことができ、テープ吐出口に残ったテープの先端部を指で摘まみやすいので、使い勝手がよい。
第5の手段によれば、テープ裏面の粘着部44が不動突片14Aと向かい合うように構成したから、テープの粘着部を保護できる。
第6の手段によれば、長手方向に対して一定の間隔dで弱化線である切り離し線38を形成しているとともに、上記不動突片14Aの突出長Lを、上記一定幅の整数倍としたから、テープを所要長さだけ引き出し、切断することが容易である。
第7の手段に係る発明によれば、全長に亘ってテープ吐出口であるスリット12を形成した軸筒6内に複数のロールテープ30を収納したから、一定量の付箋を収納するのに、収納具の軸方向のスペースを利用することができ、従ってロールテープも収納具の軸筒も細く形成することができるから、使い勝手のよい形とすることができる。
本発明の第1実施形態に係るペン型テープディスペンサーの横断面図である。 図1のテープディスペンサーの要部拡大図である。 図1のテープディスペンサーのIII−III方向の縦断面図である。 図1のテープディスペンサーのIV−IV方向の縦断面図である。 図1のテープディスペンサーの斜視図である。 図1のテープディスペンサーの第1変形例の横断面図である。 図1のテープディスペンサーの第2変形例の横断面図である。 図1のテープディスペンサーに用いるロールテープの実施例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るペン型テープディスペンサーの横断面図である。 図9のテープディスペンサーのXI−XI方向の縦断面図である。 図9のテープディスペンサーのX−X方向の縦断面図である。 図9のテープディスペンサーの斜視図である。 図9のテープディスペンサーに収納するロールテープの斜視図である。 図9のテープディスペンサーの構成を示す斜視図であり、同図(A)はテープディスペンサーの主要部(テープ収納具)の分解斜視図、同図(B)は組み立て工程を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態のペン型テープディスペンサーの横断面図である。 図15のテープディスペンサーの縦断面図である。 本発明の第4実施形態のペン型テープディスペンサーの縦断面図である。 本発明の第5実施形態のペン型テープディスペンサーの縦断面図である。 本発明の第6実施形態のペン型テープディスペンサーの斜視図である。
図1から図8は、本発明の第1の実施形態に係るペン型テープディスペンサー2を示している。このペン型テープディスペンサー2は、ペン型テープ収納具4と、ロールテープ30とで構成される。
ペン型テープ収納具4は、軸筒6と、蓋体20と、軸棒22とで構成されている。これら各部品は例えば合成樹脂で形成することができる。
上記軸筒6は、後述のロールテープ収納用筒であり、筒軸Oの方向全長に亘って一定の径を有する両端開口の筒壁8と、筒壁8に付設したテープ保護片14とを含む。
上記筒壁8の外形は、ペンのように細長い棒状である。筒壁8は、ロールテープを透視し易いように透明材料で形成することができる。図示例の筒壁8は、円筒状であるが、特にこの形態に限定される必要はない。もっとも、筒壁8の筒孔9の断面を、円形又は円が内接可能な正多角形とすると、ロールテープを収納したときに筒壁8内部に無駄な空間(デットスペース)ができにくい。
上記筒壁8の一側には、筒軸Oに平行にテープ吐出口であるスリット12が形成されている。このスリット12は、筒軸Oの全長に亘って形成することが望ましい。
上記テープ保護片14は、スリットの近傍(図示例ではスリットの端部)から突設している。「突設」という言葉は、軸筒とテープ保護片と一体成形する場合と、別体として成形したテープ保護片を軸筒に接着などの手段により連結する場合とを含むものとし、好適な図示例では前者を採用している。また図示例では、スリット12の端部から、スリットの全体を覆うようにテープ保護片14を突出している。しかし、それらの構造は適宜変更することができる。テープ保護片14は、少なくとも一定の形状を保持できる程度の強度を有する。
本実施形態では、上記テープ保護片14は、突出方向が一定である不動突片14Aとして形成している。図示例では、スリット14の両端部E1、E2の片方(E2)を接点C2とする接線T2に沿って不動突片14Aを突出している。この構成により、スリット14の他の端部E1付近の接点C1から延びる接線T1との間に“∠”形状の隅空間が形成される。この隅空間内にスリットから吐出されたテープの先端部が在るので、収納具を筆箱に入れたり、或いは散らかった机の上に置いても、テープの先端部が他物と接触しにくい。従ってテープの先端部が保護される。
好適な図示例では、不動突片14Aは、平坦な板状(特に帯板状)に形成しており、収納具を図1に想像線で示す平坦な載置面Sに置くときに載置面Sの上に置かれる脚板を兼ねる。利用者は、不動突片である脚板を見てこれが下になるように載置面S上に置くと、自然としてスリット及びテープ先端部は、収納具の下側に位置するので、なおさら先端部と他物とが接触しにくいことになる。すなわち、テープ保護機能が向上する。
また本実施形態の構造では、もともと軸部を中心として回転対称なテープディスペンサーの軸筒の一か所から不動突片を突出しているので、その突出箇所側へテープディスペンサーの重心が移動している。従って図1に示す姿勢でテープディスペンサーを載置面Sの上におくと、不動突片があることで図1の状態での安定性が高まる。また図1に示すように載置面Sの上に置かれた場合、図面右方向に軸筒6が押されても不動突片がつっかい棒の役割を果たすので、同方向には転がらない。図面左方向に軸筒6が押されるとある程度転がる可能性があるが、半回転以上転がった後に不動突片14Aの先端部が載置面に突き当たるので、無制限に転がることはない。不動突片14Aの突出長さを長くしたり、不動突片に錘を付設すれば安定性は更に向上する。
好適な図示例では、不動突片14Aの突出長を軸筒6の半径より長くして、突出方向と直交する方向からみて(図3参照)、軸筒6の輪郭Pの外側へ不動突片14Aが延びるように設けている。
また図示例では、上述の接線T2と接線T1との角度θを30°程度としているが、その角度は適宜変更することができ、例えばθを鋭角としてもよい。
さらにまた図示例では、不動突片14Aをスリットの端部から突出している。この構成であると、例えば一枚のシートを図1の断面形状へ曲げ加工することで軸筒6及びテープ保護片14を一体に成形できるので、製作が簡単である。もっともこの構造は適宜変更することができ、後述の図9の例のようにスリットから離れた軸筒の外周面から不動突片14Aを突出しても構わない。
図示例では、上記フラップ14Bはスリット12とともに筒壁8の全長に亘って形成されている。この軸筒6は、図9に示すようにスリット12からフラップ14Bが離れた形態で押出し成形により形成することができる。
蓋体20は、上記軸筒6の両端部10にそれぞれ嵌合されている。図示の蓋体20は、上記軸筒6の端部10内に嵌合される栓部20aを蓋板20bの内面に付設してなる。こうすることで、栓部20aを軸筒6の端部10内に嵌挿したときに、蓋板20bが軸筒6の端面に突き当たるように設けている。また栓部20aの内面には嵌合穴21を設けている。
テープロール30は、軸部32の回りにテープ36を巻き付けることで構成される。本実施形態では、軸部32を、軸孔34を有する両端開口の筒体とし、その軸孔34に軸棒22を通して、軸棒22に軸部32を回転可能に装着している。しかし、この構造は適宜変更することができ、例えば軸部32と軸棒22とを一体に成形してもよい。テープ36は、本実施形態では、巻き出し方向Xに等間隔の切り離し線38を区分して、区分された各テープ部分を、テープの裏面42において一部を粘着部44とするとともに残りの部分を摘み部46とした付箋40に形成している。もっともテープ36を、付箋以外の物、例えば裏面全体が粘着部である通常の粘着テープ、或いは非粘着型テープ(紙テープやリボン)とすることもできる。
本実施形態では、このロールテープ30は、図8に示すようにテープ36の巻出し方向Xと直交する方向Yの中間部を粘着部44とし、両端部を摘み部46としている。この構成では、一方の摘み部46を摘まんで引っ張ることにより、切り離し線38に局部的に力が作用するので効果的に切り離し線38を破断させることができる。これに対して、切り離し線で区画されたテープ部分のうちテープロールから遠い側を摘み部、近い側を粘着部とすることもできる(図6参照)。
本実施形態では、軸部32の回りからのテープ36を巻き出す方向を軸線方向から見て周方向一方(図示例では時計回り)とすると、軸筒は、周方向他方(図示例では反時計回り)に端部E1から端部E2へ向かう筒壁のC字形の輪郭を、他端E2からさらに接線方向T2へ延長する方向に不動突片14Aを突出する。そしてテープを端部E1で折り返して、テープ裏面の粘着部44が不動突片14Aに向かい合い、不動突片の上面に粘着するようにしている。これにより粘着部を保護することができる。またテープの両側には粘着ブを設けていないので両側を摘まんで不動突片から剥がすことも容易である。
不動突片14Aの突出長Lは、弱化線である、テープの切り離し線38の間隔dの整数倍としている。弱化線とは、ミシン目や肉薄線で形成される線をいう。弱化線はテープの他の箇所より弱いため、一つの弱化線がスリットの端部E1に来ると、テープを引き出すときの抵抗が変化し、その変化はテープを引く指に一定の感触として伝わる。これによりテープの位置決め機能が発揮される。すなわち、上記の感触が生ずるときに、一つの弱化線がスリットの端部E1にあり、同時に別の弱化線が不動突片14Aの先端に位置している。この状態で不動突片の先端にある弱化線を容易に切断することができる。なお、テープとして合成樹脂製のフィルムを生ずると、感触の変化ともに摩擦音を生ずるようにすることができる。
本実施形態のテープディスペンサーを組み立てるときには、まず軸棒22にテープロールを挿通する。次に蓋体20を軸筒6から取り外した状態で、テープの先部をスリットに通すようにしてテープロール付きの軸棒を軸筒6内に挿入する。そして軸棒の両端を蓋体の嵌合穴内に嵌挿させて、蓋体20を軸筒6の両端に取り付ければよい。
上記構成において、付箋40を取り出すときには、スリット12から突出した一番目の付箋40の摘み部46を摘まんで所定の長さだけ引き出す。そして一番目の付箋40を外に引っ張ると切り離し線38を破断させることができる。
またテープ36を使い切ったときには、蓋板20bに指を掛けて筒軸方向O外方へ引っ張ることで蓋体20を外し、ロールテープ30を交換すればよい。
図6は、本実施形態の第1変形例であって、ロールテープからのテープの巻し出し方向を図1と逆にしている。すなわち、スリットの端部E1から端部E2へ至るC字形の輪郭から不動突片を突出する方向と同じ方向としたものである。この場合、テープは端部E1で折り返すことなく、スリットから突出しているため、テープの引き出しが容易である。テープの粘着部は、図面上方に向いているため、図1に比べると粘着部が外気にさらされるという問題はあるが、テープ部分そのものは、上述の隅空間内に位置するため他物との接触は免れる。図示例では、付箋40の巻き出し方向Xのうちロールテープに近い側を粘着部44に、かつロールテープから遠い側を摘み部46にしている。
図7は、本実施形態の第2変形例を示している。本実施例では、上記スリットを、端部同士が弾性的に接する切割り線として、スリットの端部間にテープを挟持することができるようにしている。一般に弾性を有するプラスチックシートで形成したロールテープは、自身の弾性復元力により、巻かれた状態から元に戻ろうとするのを、テープ間の粘着力で止めている。しかしながら、弾性復元力を完全に停止することはできず、図7に矢示するようにテープの先部を外方へ押し出そうとする力が作用する。そうした力をスリットの端部間の挟持力で阻止している。
以下、本発明の他の実施形態を説明する。これらの説明において、第2実施形態と同じ構造については解説を省略する。
図9から図14は、本発明の第2の実施形態に係るペン型テープディスペンサー2を示している。本実施形態では、テープ保護片14として、上述の不動突片14Aに代えて揺動可能なフラップ14Bを採用している。
上記フラップ14Bは、上記筒壁8の外面に連結した基端部16を中心として、スリット12から離れた第1の位置(図9に実線で示す位置)と、スリット12を覆う第2の位置(図9に想像線で示す位置)との間を回転(揺動)することが可能に形成している。テープを切るときには、軸筒6とフラップ14Aとの間にテープを挟んだときに、テープの先端部がフラップ14Bの先端部18よりも先方に出ないように切断するものとする。そして収納具を使用しないときには、スリット12から引き出されたテープ36の先端部を、フラップ14Bで押さえることで、この先端部を他物との接触から保護することができる。
上記フラップ14Bは、筒軸O方向から見て、筒壁8の外面に沿うことが可能な形状とすることが望ましい。図示のフラップ14Bは、筒壁8の外面と同一曲率の円弧状に形成している。
本発明のペン型テープディスペンサー2を組み立てるときには、図14(A)に示すように、下側の蓋体20の嵌合穴21に軸棒22の下端部を嵌着させ、図14(B)に示すように、この軸棒22に必要数のロールテープ30を順次挿着させ、これらロールテープ30の周囲に囲むように同図に想像線で示すように軸筒6を被せる。このときに、スリット12を広げて、スリット12に各ロールテープ30のテープ(一番目の付箋40)と挿通させながら、軸筒6を被せると好適である。そして軸筒6の両端部に各蓋体20を嵌合すればよい。
図15及び図16は、本発明の第3実施形態に係るペン型テープディスペンサー2を示している。本実施形態では、ペン型テープ収納具4の横断面を正多角形(図示例では6角形)としている。フラップ14Bは、その正多角形の一辺に対応する平板形状に形成している。もっともこれらの構造は適宜変更することができる。またペン型テープ収納具4は、一個分のロールテープ30を収納可能な長さに形成している。
図17は、本発明の第4の実施形態に係るペン型テープディスペンサー2を示している。本実施形態では、このペン型テープディスペンサー2を筆記具兼用としている。具体的には、一方の蓋体20において、前述の蓋板20bを口先部20cに代えて栓部20aから口先部20cの先端へ貫通する貫通孔21Aを形成している。そして軸棒22を筆記具の芯(ボールペンの芯など)として、芯の筆記部分22aを貫通孔21Aから外部へ露出させている。図示例では、口先部20cを紡錘形に形成しているが、その構造は適宜変更することができる。
本実施形態において、テープ保護片は、第2実施形態のフラップを採用すればフラップを軸筒の表面に重ねた状態でその外側から握れば、フラップが握る動作の邪魔になることはない。また第1実施形態の不動突片を採用しても、突出長が図1に示す程度であれば、握る場所を選べば(例えば不動突片が親指と人差し指との間にあるように握れば)障害なく握ることができる。
図18は、本発明の第5の実施形態に係るペン型テープディスペンサー2を示している。本実施形態では、第2実施形態の構成のうちで軸棒を省略している。その結果、ロールテープの軸部32の両端を自由端となっている。単にロールテープを軸筒6内に収納しただけで構成されるから、パーツ数を省略できる。
図19は、本発明の第6の実施形態に係るペン型テープディスペンサー2を示している。本実施形態では、第2実施形態の構成のうちでテープ保護片を省略している。
2…ペン型テープディスペンサー 4…ペン型テープ収納具
6…軸筒 8…筒壁 9…筒孔 10…端部 12…スリット
14…テープ保護片 14A…不動突片 14B…フラップ
16…基端部 18…先端部
20…蓋体 20a…栓部 20b…蓋板 20c…口先部 21…嵌合穴
21A…貫通孔 22…軸棒 22a…筆記部分
30…ロールテープ 32…軸部 34…軸孔 36…テープ 38…切り離し線
40…付箋 42…裏面 44…粘着部 46…摘まみ部
C1、C2…接点 O…筒軸 P…輪郭 S…載置面 T2、T1…接線
E1、E2…接点

Claims (7)

  1. 筒軸(O)の方向全長に亘って一定の径を有する軸筒(6)と、この軸筒(6)の両端を閉塞する一対の蓋体(20)とを具備し、
    上記軸筒(6)の筒壁の一側に、その筒軸(O)と平行なテープ吐出口であるスリット(12)を形成していることを特徴とする、
    ペン型テープ収納具。
  2. 上記軸筒(6)の外面から、上記スリット(12)を覆う帯状のテープ保護片(14)を突設したことを特徴とする、請求項1記載のペン型テープ収納具。
  3. 上記テープ保護片(14)を、スリット(12)の端部から、軸方向より見て一定の向きへ外方突設した不動突片(14A)としたことを特徴とする、請求項2記載のペン型テープ収納具。
  4. 上記テープ保護片(14)を、軸筒(6)の外面に連結した基端を中心として揺動可能なフラップ(14B)としたことを特徴とする、請求項2記載のペン型テープ収納具。
  5. 請求項3に記載したペン型テープ収納具(4)と、ロールテープ(30)とからなり、
    軸方向からみて、ロールテープ(30)は、軸部32の回りから周方向一方へテープを巻き出し可能とするとともに、軸筒(6)は、周方向他方へ向かってスリットの一端(E1)から他端(E2)へ至るC字形の輪郭を他端(E2)の接線方向へ延長する方向へ上記不動突片(14A)を突出してなり、上記ロールテープ(30)はスリットの一端(E1)で不動突片(14A)の突出方向へ折り返すことで、テープ裏面の粘着部(44)が不動突片(14A)と向かい合うように構成したことを特徴とする、ペン型テープディスペンサー。
  6. 上記テープは、長手方向に対して一定の間隔(d)で弱化線である切り離し線(38)を形成しているとともに、上記不動突片(14A)の突出長(L)を、上記一定幅の整数倍としたことを特徴とする、請求項5記載のペン型テープディスペンサー。
  7. 請求項1から請求項4の何れかに記載のペン型テープ収納具(4)と、ロールテープ(30)とからなるペン型テープディスペンサーであり、
    上記ロールテープ(30)は、一定の軸部(32)の回りにテープ(36)を巻き付けてなるとともに、その軸部(32)が少なくとも上記筒軸(O)と平行になるように、上記軸筒6内に収納されており、
    ロールテープ(30)から巻き出したテープ(36)の先端を、上記スリット(12)を介して外部へ引き出すことが可能に設けていることを特徴とする、ペン型テープディスペンサー。


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