JP2016140297A - 培養容器キットの取付けラック - Google Patents

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Abstract

【課題】培養容器キットを細胞培養装置に簡単に正しく取り付けるための取付けラックを提供する。【解決手段】培養容器1、1a、1bと培地供給容器2、2aとがチューブ5を介して接続された培養容器キットを細胞培養装置10の上段及び下段トレイ11及び12に配置するために使用される取付けラック20であって、培養容器が載置される上面21cを有する上段板部材21と、培地供給容器が載置される上面22cを有する下段板部材22と、上段板部材21と下段板部材22とを連結する後面板部材23と、取付けラック20を細胞培養装置に取り付けるためのフック26とを備え、上段板部材21の前縁21aと下段板部材22の前縁22aとの間が開口している。【選択図】図8

Description

本発明は、培養容器キットの取付けラックに係り、より詳細には、細胞や組織、微生物などを人工的な環境下で培養する細胞培養装置に、培養容器と培地供給容器などから構成される培養容器キットを取り付けるためのラックに関する。
近年、医薬品の生産や、遺伝子治療、再生医療、免疫療法等の分野において、細胞や組織などを人工的な環境下で効率良く大量に培養することが求められている。そのような細胞培養において、細胞培養に用いるための培養容器と、培地を培養容器に供給するための培地供給容器とをチューブを介して接続した培養容器キットが使用されている。かかる培養容器キットは、閉鎖系で細胞培養を行うため、コンタミネーションのリスクを回避して、細胞を増殖させることができる。
細胞培養装置は特許文献1に示すように、一つ又は複数の培養ユニット部を有することが多く、各々の培養ユニット部に培養容器キットが取り付けられて細胞培養が行われる。その際、培地供給容器は、冷蔵保存の必要があるため保冷室に配置され、一方、培養容器は、温度やガス環境等の制御が必要なため恒温室(インキュベータ)内に配置される。そのため、培養ユニット部内は多段となり、培養容器キットは各培養ユニット部内で立体的に配置されることがある。
国際公開第2007/052716号パンフレット
培養容器キットは、通常、クリーンベンチにおいて、培養容器に培養液(以下、細胞と培地を含むものをいう)が封入され、培養容器と培地供給容器とがチューブで接続されて組み立てられ、しかる後に、細胞培養装置の培養ユニット部の多段トレイに取り付けられる。
ところで、培養容器キットを構成する袋状の培養容器及び培地供給容器は、樹脂フィルムのような可撓性材料を製袋して形成されているため、細胞培養装置に取り付ける際に変形しやすい。そのうえ、培養容器キットを構成する培養容器及び培地供給容器の数が増えるほど、それらの容器間のチューブの接続関係も複雑となる。
このため、培養容器キットの各容器を培養ユニット部の各段のトレイに立体的に配置する際には、各容器の配置関係のみならず、容器の上下が反転したり、チューブがねじれたりしないように注意する必要がある。このため、培養容器キットを培養ユニット部に立体的に配置する作業は非常に煩雑なものとなっていた。また、培養液の入った培養容器を取り付ける際、容器が変形するので、培養液が過度に流動し、細胞が大きなダメージを受けるという問題もあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、培養容器キットを細胞培養装置の培養ユニット部に簡単に正しく取り付けるための取付けラックを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明の培養容器キットの取付けラックは、袋状の複数の培養容器と袋状の一つ又は複数の培地供給容器とがチューブを介して接続された培養容器キットを細胞培養装置の多段の培養ユニット部の上段及び下段トレイに配置するために使用される取付けラックであって、培養容器が載置される上面を有する上段板部材と、培地供給容器が載置される上面を有する下段板部材と、上段板部材と下段板部材とを連結する連結部材と、取付けラックを前記細胞培養装置に取り付けるための取付け部材とを備え、上段板部材の前縁と下段板部材の前縁との間が開口していることを特徴としている。
本発明の取付けラックを使用すれば、細胞培養装置に取り付けた状態の培養容器キットの各容器及びチューブの立体的配置と同様の立体的配置を、あらかじめ取付けラック上で再現することができる。そして、培養容器キットを、この立体的配置を維持したまま細胞培養装置に移すことによって、培養容器キットを細胞培養装置に簡単かつ確実に取り付けることができる。また、細胞の入った培養容器の容器形状を変形させることなく取り付けできるので、培養液の過度な流動を防止でき、細胞へのダメージを軽減することができる。
本発明の取付けラックを使用して細胞培養装置の培養ユニット部に取り付けられる培養容器キットの立体的配置を模式的に示す側面図である。 図1に示した培養容器キットの立体的配置を模式的に示す上面図である。 細胞培養装置の培養ユニット部の引き出された上下段トレイに配置された培養容器キットを示す斜視図である。 上下段トレイを閉めて培養容器キットの取付けが完了した細胞培養装置の培養ユニット部の正面図である。 (a)及び(b)は、本発明の実施形態に係る取付けラックの斜視図である。 (a)及び(b)は、本発明の実施形態に係る取付けラックの斜視図である。 培養容器キットが載置された、本発明の実施形態に係る取付けラックの斜視図である。 細胞培養装置に取り付けられた、本発明の実施形態に係る取付けラックを示す説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
ここでは、本発明の実施形態に係る取付けラックの説明に先立ち、この取付けラックを使用して細胞培養装置に取り付けられる培養容器キットについて簡単に説明する。
[培養容器キット]
図1及び図2に、培養容器キットの立体的配置を模式的に示す。なお、図2では,図1に示した細胞培養装置10の培養ユニット部の上下トレイの図示を省略している。
図1及び図2に示す培養容器キットは、可撓性材料で形成された3つの袋状の培養容器1、1a及び1bと、2つの袋状の培地供給容器2及び2aと、これら容器どうしを接続するチューブ5と、チューブ5の分岐に設けられた三方活栓3、3a及び3bとから構成されている。なお、チューブポンプ4は、細胞培養装置10の培養ユニット部に設けられている。
培養容器1、1a及び1bは、温度やガス環境等の制御が必要なため、細胞培養装置の培養ユニット部の恒温室(インキュベータ)に格納される上段トレイ11に載置されている。一方、培地供給容器2及び2aは、冷蔵保存の必要があるため、細胞培養装置10の培養ユニット部の保冷室に格納される下段トレイ12に載置されている。
培養容器キットを細胞培養装置にセットした時点では、培養容器1にのみ細胞と培地を含む培養液が封入され、残りの培養容器1a及び1bは空の状態である。また、培地供給容器2及び2aには、培地が充填されている。
図1に示すように、培養容器1、1a及び1bは、順次に低くなるように配置されている。これにより、培養容器1での細胞培養が終了すると、三方活栓3及び3aが操作されることによって培養容器1と培養容器1aとが連通し、培養容器1から培養容器1aへ培養液が自然送液により移送される。さらに、培養容器1aでの細胞培養が終了すると、三方活栓3aが操作されルことによって培養容器1aと培養容器1bとが連通し、培養容器1aから培養容器1bへ培養液が自然送液により移送される。
また、三方活栓3、3a及び3bを操作して培地供給容器2aと培養容器1aとを連通させ、チューブポンプ4により培地供給容器2aから培養容器1aへ培地を移送することができる。さらに、三方活栓3、3a及び3bを操作して培地供給容器2と培養容器1bとを連通させ、チューブポンプ4により培地供給容器2から培養容器1bへ培地を移送することができる。
培養容器1、1a及び1bは、ポリエチレン系樹脂のような、酸素及び二酸化炭素透過性を有する可撓性材料で形成されている。一方、培地供給容器2及び2aは、酸素及び二酸化炭素に対するガスバリア性を有する可撓性材料で形成されている。また、チューブ5は、シリコーンゴム及び軟質塩化ビニル樹脂のような可撓性材料で形成されている。
[培養容器キットの取り付け]
図3及び図4に、細胞培養装置10の培養ユニット部に取り付けられた培養容器キットを示す。
図3に示すように、培養容器キットは、細胞培養装置10の培養ユニット部の引き出された上下段トレイ11及び12に立体的に配置される。さらに、図4に示すように、培養容器キットのチューブ5は、細胞培養装置10の培養ユニット部のチューブポンプ4に取り付けられ、また、三方活栓3、3a及び3bは、細胞培養装置10の培養ユニット部の活栓制御部6、6a及び6bに取り付けられる。なお、図4では、培地供給容器2及び2aは、下段トレイ12の蓋部材12aの背後に隠されている。
また、図4に示すように、培養容器1aは、培養容器1bより高い位置に配置されるように、基台15に載置されている。また、培養容器1は培養容器1aよりも更に高い位置に配置されるように、基台14に載置されている。基台14は、上段トレイ11から取り外して使用し、押圧部材14aと支持部材14bとから構成され(図7参照)、培養容器1は、押圧部材14aと支持部材14bとの間に挟持される。基台14は、その下方に設けた突設部材を、上段トレイ11に形成されたスリットなどの係合構造と係合させることによって、上段トレイ11に係止されている。
培養容器キットを細胞培養装置10の培養ユニット部の上下段トレイ11及び12に立体的に配置する際には、各容器の配置関係のみならず、容器の上下が反転したり、チューブ5がねじれたりしないように注意する必要がある。特に、容器が上下反転したり、チューブがねじれたりすると、チューブが閉塞したり、チューブの長さが不足したりする。その結果、各三方活栓3、3a及び3bを各活栓制御部6、6a及び6bに正しく取り付けることが困難となったり、チューブ5をチューブポンプ4に正しく取り付けることが困難となったりすることがある。このため、培養容器キットを細胞培養装置の培養ユニット部に立体的に配置する作業は非常に煩雑なものとなっていた。
そこで、培養容器キットを細胞培養装置の培養ユニット部に簡単かつ確実に取り付けるために、以下に説明する取付けラックを使用する。
[取付けラック]
図5及び図6に、本実施形態の取付けラックを示す。各図は、互いに異なる方向から見た取付けラックの斜視図である。
本実施形態の取付けラック20は、上段板部材21と、下段板部材22と、上段及び下段板部材21及び22を連結する後面板部材23及びピラー24と、取付けラック20を細胞培養装置10に取り付けるために上段板部材21から側方に突設されたフック26とから構成されている。
後面板部材23は、上段板部材21の後縁21bと下段板部材22の後縁22bとを連結している。さらに、ピラー24も、上段板部材21と下段板部材22とをその側縁21d及び22dの一部で連結している。これにより、図5及び6に示すように、上段板部材21の前縁21aと下段板部材22の前縁22aとの間が開口する。また、上段板部材21の側縁21dと下段板部材22の側縁22dとの間も、ピラー24を除いて開口している。
なお、ピラー24は省略してもよい。また、上下板部材21及び22の前縁21a及び22aの間とともに、片側の側縁21d及び22dを開口させてもよい。
また、上段板部材21には、培養容器1が配置される基台14を上面21cに係止するための係合構造が形成されている。この係合構造は、基台14から下方に突設された部材を挿通させるスリット27及び27aである。このスリット27及び27aの寸法形状は、基台14が配置される細胞培養装置10の上段トレイ11に形成されている係合構造(図示せず)の少なくとも一部と同一である。
そして、スリット27及び27aは、図3に示した細胞培養装置10の培養ユニット部の上段トレイ11上における基台14及びその基台14に取り付けられた培養容器1と残りの培養容器1a及び1bとの相対的な配置関係を、上段板部材21の上面21cにおいて再現するように、上面21cの前縁21a寄りの位置に設けられている。
また、上段板部材21の上面21cには、残りの培養容器1a及び1bを挟持するためのクリップ28が設けられている。
また、後面板部材23には、取付けラックを保持するために手の指が入る開口部23aが形成されている。後面板部材23の開口部23aに手の指を入れ、下段板部材22の前縁22a側の下を持ち、取付けラック20を保持することにより、培養容器キットを載せたまま取付けラック20を容易に持ち運ぶことができる。
上段板部材21、下段板部材22、後面板部材23及びピラー24は、アクリル樹脂のようなプラスチック樹脂又は金属で形成されるのがよく、また、フック26は、アルミニウム又はステンレスのような金属で形成されるのがよい。
[取付けラック上での培養容器キットの立体的配置の再現]
そして、取付けラック20を使用して培養容器キットの細胞培養装置10への取り付けに先立ち、細胞培養装置の培養ユニット部における培養容器キットの立体的な配置と同様の立体的な配置が、取付けラック20上であらかじめ再現される。
図7に、培養容器キットが載置された取付けラック20を示す。図7に示すように、上段板部材21の上面21cには、培養容器1、1a及び1bが載置される。これら培養容器1、1a及び1bは、図3に示した細胞培養装置10の上段トレイ11上における培養容器1、1a及び1bの配置順序と同じ配置順序となるように配置されている。
さらに、培養液が封入された培養容器1は基台14に載置されており、基台14はスリット27及び27aに係止されている。スリット27及び27aが上段板部材21の上面21cの前縁寄りの位置に配置されているため、図3に示した細胞培養装置10の培養ユニット部の上段トレイ11上における基台14及びその基台14に取り付けられた培養容器1と残りの培養容器1a及び1bとの相対的な配置関係を、上段板部材21の上面21cで容易に再現することができる。
また、残りの培養容器1a及び1bは、取り付け時には空であるので、上段板部材21の上面21c上に詰めて載置されている。培養容器1a及び1bはまた、クリップ28で挟持されている。これにより、培養容器キットを載置した取付けラック20を持ち運ぶ際に、空の培養容器1a及び1bが落下することを防止することができる。
下段板部材22の上面22cには、培地が充填された培地供給容器2及び2aが載置される。これら培地供給容器2及び2aも、図3に示した細胞培養装置10の下段トレイ12上における培地供給容器2及び2aの配置順序と同じ配置順序となるように配置されている。
このように、本実施形態の取付けラック20を使用すれば、細胞培養装置10の培養ユニット部における培養容器キットの立体的な配置と同様の立体的な配置を、あらかじめ取付けラック20上で再現することができる。これにより、取付けラック20上で、容器の上下反転やチューブのねじれの有無の確認及び修正を行うことができる。
そして、取付けラック20上で、正しく立体的に配置が再現された培養容器キットが細胞培養装置に移される。
[培養容器キットの細胞培養装置への取り付け]
図8に、細胞培養装置10に取り付けられた、培養容器キットを載置した取付けラック20を示す。図8に示すように、取付けラック20は、フック26を細胞培養装置10の側部に固定された縦部材13の長穴状のガイド孔13aに係止することによって、細胞培養装置10に取り付けられる。このとき、上段及び下段板部材21及び22それぞれの前縁21a及び22aが、引き出された上段及び下段トレイ11及び12それぞれの側縁の近傍に位置し、上段及び下段板部材21及び22距離は、細胞培養装置10から引き出された上段及び下段トレイ11及び12の距離と等しくすることが好ましい。
そして、培養容器キットを取付けラック20から細胞培養装置10の培養ユニット部へ、立体的配置を維持しながら平行移動させる。その際、上段板部材21の前縁21aと下段板部材22の前縁22aとの間に遮蔽物がないため、下段板部材22の前縁22a側からの培地供給容器2及び2aの出し入れが容易となっている。このようにして、図3に示したように、細胞培養装置10の培養ユニット部の上段トレイ11及び下段トレイ12に、培養容器キットが立体的に配置される。
このように、本実施形態の取付けラック20を使用すれば、細胞培養装置10の培養ユニット部における培養容器キットの立体的な配置と同様の立体的な配置を、あらかじめ取付けラック20上で再現することができる。これにより、取付けラック20上で、容器の上下反転やチューブのねじれの有無の確認及び修正を行うことができる。そして、上下反転やチューブのねじれの無い、正しく立体的に配置された培養容器キットを細胞培養装置の培養ユニット部に移すことによって、簡単かつ正確な取り付けを実現することができる。
さらに、あらかじめ取付けラック20上で、培養容器1を基台14にセットしているため、培養容器1を基台14ごと細胞培養装置10の上段トレイ11に容易に取り付けることができる。これにより、唯一細胞の入った培養容器1の容器形状を変形させることなく取り付けできるので、培養液の過度な流動を防止でき細胞へのダメージを軽減することが可能で、さらに取り付け作業の一層の簡単化を図ることができる。
以上、本発明について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、取付けラック20の上段板部材21の上面21cに、1つの基台14を係止するための係合構造を形成したが、本発明では、上面21cに、2つ以上の基台を係止するための係合構造を形成してもよい。その場合も、細胞培養装置の上段トレイにおける、それら基台及び他の培養容器との配置関係が、取付けラック上で再現できるように、各基台用の係合構造を配置するとよい。また、上述した実施形態では、3つの培養容器と2つの培地供給容器とを有する培養容器キットを取り付ける例を説明したが、本発明の取付けラックは、2つ又は4つ以上の培養容器と1つ又は3つ以上の培地供給容器とを有する培養容器キットの取り付けに使用することもできる。
また、上述した実施形態では、上段トレイに培養容器を取付け、下段トレイに培地供給容器を取り付けるための取付けラックの例を説明したが、培養ユニット部が実施形態とは反対に、上段トレイに培地供給容器、下段トレイに培養容器の場合も、取付けラックの上段板部材と下段板部材を逆にすれば使用可能である。
本発明は、細胞培養容ユニットを用いる再生医療や抗体医薬生産に好適に利用することが可能である。
1,1a,1b 培養容器
2,2a 培地供給容器
3,3a,3b 三方活栓
4 チューブポンプ
5 チューブ
6,6a,6b 活栓制御部
10 細胞培養装置
11 上段トレイ
12 下段トレイ
12a 下段トレイの蓋部材
13 縦部材
13a ガイド孔
14 基台
14a 押圧部材
14b 支持部材
14c 突設部材
15 基台
20 取付けラック
21 上段板部材
21a 上段板部材の前縁
21b 上段板部材の後縁
21c 上段板部材の上面
21d 上段板部材の側縁
22 下段板部材
22a 下段板部材の前縁
22b 下段板部材の後縁
22c 下段板部材の上面
22d 下段板部材の側縁
23 後面板部材
23a 開口部
24 ピラー
26 フック
27,27a スリット
28 クリップ

Claims (5)

  1. 袋状の複数の培養容器と袋状の一つ又は複数の培地供給容器とがチューブを介して接続された培養容器キットを細胞培養装置の多段の培養ユニット部の上段及び下段トレイに配置するために使用される取付けラックであって、
    前記培養容器が載置される上面を有する上段板部材と、
    前記培地供給容器が載置される上面を有する下段板部材と、
    前記上段板部材と前記下段板部材とを連結する連結部材と、
    前記取付けラックを前記細胞培養装置に取り付けるための取付け部材とを備え、
    前記上段板部材の前縁と前記下段板部材の前縁との間が開口していることを特徴とする培養容器キットの取付けラック。
  2. 前記上段板部材は、前記培養容器の一つが載置される基台を当該上段板部材の前記上面に係止するための係合構造を有する請求項1に記載の培養容器キットの取付けラック。
  3. 前記係合構造は、前記細胞培養装置の前記上段トレイ上における前記基台及び当該基台に取り付けられた前記培養容器と残りの前記培養容器との相対的な配置関係を、前記上段板部材の前記上面において再現する位置に設けられている請求項2に記載の培養容器キットの取付けラック。
  4. 前記係合構造は、前記基台から下方に突設された部材を挿通させるためのスリットである請求項2又は3に記載の培養容器キットの取付けラック。
  5. 前記上段板部材は、当該前記上段板部材の前記上面に、前記培養容器を挟持するための挟持手段を有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の培養容器キットの取付けラック。
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