JP2006325437A - 培養用トレイ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 細胞と培養液が充填された袋状容器2を、トレイ本体3の床面31と押さえ板4との間に挟んで圧迫し、本来柔軟な容器壁22にテンションを生じさせることによって、容易には変形しない容器化し、通常の取り扱いでは、容器内の培養液に不用な流れを生じさせないようにした、袋状容器2を収容して培養するための培養用トレイ1を提供する。
【選択図】図2
Description
また、倒立顕微鏡観察時に、袋状容器を出し入れすることなく、収容したままで倒立顕微鏡にセットして顕微鏡観察ができる培養用トレイを提供することを更に他の課題とする。
特に、袋状容器を圧迫することにより容器壁を実用上変形不能にすれば、液状体の流動を抑制する効果を、一部が硬質の変形しない容器壁で覆われた液状物、すなわち、上面が空気と接する液面である培養用フラスコ内の液状物と同等或いはそれ以上に得ることができる。
すなわち、袋状容器は、培養時に細胞が消費した酸素を容器壁を透過して取り込むとともに、細胞が生成した二酸化炭素を容器壁を透過して廃棄しているが、この容器壁を実質的に通気性のない板と密着させると、その密着部分におけるガス交換が行われず、袋状容器全体としてのガス交換に支障をきたし、結果として細胞の成長、増殖、分化、および/または選択を阻害することになる。そのため、本発明の培養用トレイでは、押さえ板に複数の通気孔を設けることで、容器壁の通気性を維持している。
すなわち、本発明の培養用トレイでは、押さえ板の袋状容器と接する位置に複数の凸状構造部を設けることで、押さえ板と袋状容器の密着面を減らすと同時に、押さえ板と袋状容器の間に隙間を設けることができ、請求項2に記載の発明と同様に、通気性を維持し易い。
すなわち、本発明の培養用トレイでは、押さえ板の袋状容器と接する面に20ミクロン以上の表面荒さの粗面を設けることで、請求項3に記載の発明と同様に、押さえ板と袋状容器の密着面を減らして、押さえ板と袋状容器の問に隙間を設けることができ、通気性を維持し易い。
すなわち、本発明の培養用トレイは、袋状容器をトレイ本体の床面と押さえ板との間に挟んでトレイ本体の床面と押さえ板との間の隙間を袋状容器を圧迫するところまで狭めることにより、袋状容器の容器壁にテンションを生じさせて変形しにくくするものであり、トレイ本体の床面と押さえ板との間の隙間を一定に保つための構造として、隙間維持機構を有することにより、圧迫状態を維持することができる。
すなわち、本発明の培養用トレイでは、隙間維持機構のばね部により押さえ板をトレイ本体の床面方向に付勢するので、袋状容器の厚みにバラつきが存在しても安定した圧力で容器本体を圧迫し易く、トレイ本体の床面と押さえ板との間の隙間を一定に維持し易い。
すなわち、本発明の培養用トレイは、押さえ板の外側に配置された蓋体を閉じて固定具により固定すれば、蓋体と押さえ板との間でばね部材が圧縮されて、固定された蓋体側から押さえ板を十分な力で確実に付勢できると同時に、蓋体を閉じてトレイ本体に固定されたフック等の固定具に、押さえ板を押しつける反力が負荷されるため、固定具の固定状態を維持し易い。
すなわち、本発明の培養用トレイは、トレイ本体と蓋体によって、袋状容器が収容される空間の外気とのガス交換が阻害されることを防ぐために、トレイ本体または蓋体に通気孔を設けている。
すなわち、本発明の培養用トレイは、トレイ本体の床面を透明にすることにより、袋状容器を取り出さずにそのまま倒立顕微鏡での観察を可能にしたため、作業を容易にできると共に、振動をより与え難くできる。
なお、このトレイ本体の床面の透明性は、袋状容器の透明性と合わせて倒立顕微鏡での観察が可能な程度であればよい。また、トレイ本体の床面の厚さは、厚いと深度の浅い高倍率での観察ができなくなるので、薄い方が好ましい。
すなわち、本発明の培養用トレイは、保持される袋状容器が実質的に液状物の全周囲を容器壁により覆う容器であるため、袋状容器内が液状物で満たされて、容器の振動に影響される液面をより少なくでき、その結果、容器壁を変形し難くすることで、液状物の流動性を制限する効果を顕著に得やすい。
すなわち、リンパ球のように浮遊性を有する細胞は、細胞間の情報伝達のために、クラスターを形成することがあり、この細胞間の伝達が、細胞の成長、増殖、分化、および/または選択に欠かせない要因と考えられるからである。
また、押さえ板の素材としては、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂等、剛性を有するエンジニアリング樹脂の中から選定できる。
更に、ばね部材の素材としては、金属はもちろんのこと、エラストマー、一般のプラスチック樹脂、柔軟性を有するプラスチックの発泡体、例えば、ウレタン発泡体等の中から選定できる。
また、細胞の成長、増殖、分化、および/または選択に必要な、袋状容器内の酸素バランス及び二酸化炭素バランスを維持できる培養用トレイを提供することができる培養用トレイを提供することができる。
また、上記の結果として、袋状容器内で細胞等を培養するに当たり、細胞の成長性、増殖性、分化性、および/または選択性の良い培養用トレイを提供することができる。
図1ないし図3に示すが如く、本実施の形態の培養用トレイ1は、細胞と培地を含む液状物21が収容された柔軟性を有する袋状容器2を箱状のトレイ本体3に収容して保持するものであり、トレイ本体3の床面31に配置された袋状容器2を、床面31との間に挟んで圧迫することにより、液状物21の流動性を制限するための押さえ板4を有している。
さらに、押さえ板4とトレイ本体3の床面31との間の隙間を維持するための隙間維持機構として、押さえ板4の外側に配置されて蝶番61によってトレイ本体3に開閉自在に取り付けられた蓋体6と、蓋体6に取り付けられ、押さえ板4を蓋体6側からトレイ本体3の床面31方向に付勢して袋状容器2を圧迫するための圧迫力を発生するばね部材5と、蓋体6を閉じてフック受け33に係止することにより、ばね部材5の反力によって開かないように蓋体6を所定位置で固定する固定具としてのフック62を有している。
培養液は、培地中に浮遊性を有する細胞が含有された液状物21である。この液状物21は容器壁22により一部が覆われている状態、即ち、培養液の収容部内に液状物21と共に気相又は気泡として気体が存在している状態で封入されていてもよいが、より好ましくは、容器壁22により液状物21の実質的に全周囲が覆われている状態、即ち、培養液の収容部内が液状物21で満たされ、容器の振動に影響される液面がより少ない状態で封入されているのが好適である。
また、押さえ板4には、袋状容器2と接する位置に格子状に通気孔41が設けられて、寸法が縦130mm、横85mmの板体であって、厚さ2mmの透明なスチレン樹脂により形成され、縦5mm、横5mmの通気孔41が、縦方向、横方向とも8mm間隔で設けられている。
また、ばね部材5は、発泡ウレタンにより形成された寸法が幅15mm、高さ20mm、長さ85mの角棒様の部材であって、押さえ板4を均一に押すために、蓋体6に2本平行に接着されている。このばね部材5としては、他の発泡樹脂など、蓋体6を閉じて袋状容器2を圧迫する際に、圧縮されて弾性変形可能な程度の弾性を有するものを用いることが可能である。
予め、培養液が封入された袋状容器2を形成しておき、培養用トレイ1の蓋体6を開いて、培養液が充填された袋状容器2をトレイ本体3の床面31に寝かせて配置し、押さえ板4を袋状容器2の培養液の収容部の容器壁22に載せ、さらに、蓋体6を閉じて、フック62をフック受け33に掛ける。
このとき、袋状容器2の容器壁22の一方側の面が床面31に接触すると共に、他方側の面が押さえ板4に接触して、両者間に挟まれてばね部材5の弾性に応じた圧力で圧迫され、容器壁22の略全体にテンションが負荷される。
すなわち、培養用の袋状容器2は、一般に、その容器壁22でガス交換を行う必要があるので容器壁22が薄く形成されており、極めて変形しやすく、一般のトレイなどに収容するだけでは、少し斜めにするだけで、袋状容器2内の液状物21は低い方に流れて片側に寄ってしまう。これを戻そうとしてもなかなか均一にならず、却って、戻そうとする行為が波を生じさせて助長させ、袋状容器2内をいたずらに攪拌してしまい、培養に支障をきたしていた。
ところが、本実施の形態の培養用トレイ1によれば、袋状容器2が圧迫されて容器壁22にテンションが生じることにより、剛性が増して変形し難くなる。この剛性とは、物質自体の硬さに由来する剛性だけでなく、柔軟性を有する物質でも常時力が加わることによって変形が抑えられる状態も含まれ、柔軟性を有する容器壁に常時テンションが負荷されることにより剛性が増加する。
そのため、液状物21を変形し難い容器壁22で覆うことで液状物21の流動性を制限することができ、通常の取り扱い時に袋状容器2に与えてしまうような若干の振動で袋状容器2内の液状物21に生じ易い複雑な流れを抑制でき、培養に支障をきたしていた不具合を解消できた。
そのため、結果として、この培養用トレイ1は、袋状容器2内で細胞等を培養するに当たり、細胞の成長性、増殖性、分化性、および/または選択性の良いものとなっている。
しかも、細胞の生育状態を観察する場合には、袋状容器2が透明であって、トレイ本体3の床面31も透明であるため、本実施の形態の培養用トレイ1ごと倒立顕微鏡の試料台の上にのせれば、トレイ本体3から袋状容器2を観察する度に出し入れすることなく、そのまま透明なトレイ本体3の床面31を透過して袋状容器2の細胞の生育状態を容易に観察できる。また、観察中の操作で容易には培養液中に大きな流れが生じることがないので、観察中の細胞を見失うことも少なくなる。
なお、上記実施の形態1では、押さえ板4として、複数の通気孔41を有するものについて説明したが、通気孔を設けなくても、押さえ板4として、図4に示すように、袋状容器2との間に空気が流通する隙間ができるように、押さえ板4の袋状容器2と接する面に複数の凸状構造部42を設けても良い。
また、この実施の形態1では、袋状容器2の液状物21が収容される収容部の容積は、例えば数ccのように小さくても、或いは、数Lのように大きくてもよく、目的に応じて任意に選択可能である。その場合、容積に応じて袋状容器2の構造や容器壁22の厚さ等も適宜調整することも可能である。
本実施の形態の培養用トレイ1は、図5に示すように、細胞と培地を含む液状物21が収容された柔軟性を有する袋状容器2を保持するものであり、袋状容器2をトレイ本体3’の床面31との間に挟んで圧迫することにより、液状物21の流動性を制限するための押さえ板4を有し、さらに、押さえ板4とトレイ本体3’の床面31との間の隙間を維持するため隙間維持機構として、蓋体としての押し板6’と、押し板6’に取り付けられ、押さえ板4をトレイ本体3’の床面31方向に押しつけるばね部材5’と、押し板6’とトレイ本体3’とに位置関係を固定または調整可能に連結されたクリップ、自在結束帯等の固定具64とにより形成されている。
また、トレイ本体3’は、袋状容器2が収容される収容部の寸法が縦190mm、横120mm、深さ20mmの板体であって、厚さ2mmの透明なアクリル樹脂により形成されている。すなわち、ここで言うトレイ本体3’は、必ずしも、高さのある縁のついた容器、または、深さのある容器を意味するのでなく、袋状容器2を収容または載せることができる床面31を有するものであればよい。
また、押し板6’は、寸法が縦190mm、横120mmの板体であって、厚さ2mmの透明なアクリル樹脂により形成されている。
トレイ本体3’に、培養液が充填された袋状容器2を寝かせ、押さえ板4を袋状容器2の培養液の収容部に載せ、さらに、押し板6’を載せてから、トレイ本体3’と押し板6’を、図5のように固定具64で挟んで固定する。
なお、本実施の形態2の培養用トレイ1では、ばね部材5’により、袋状容器2を圧迫する圧迫力を得ていたが、ばね部材5’の代わりに弾性がなくて剛性を有するものを使用し、固定具64をばね性を有する材料で形成し、固定具64により、袋状容器2を圧迫する圧迫力を得るようにすることもできる。但し、この時、トレイ本体3’と押し板6’にピン等を設け、固定具64を固定する機構を設けることも好ましい。
上記実施の形態1及び実施の形態2では、いずれも押さえ板4を蓋体6或いは押し板6’に対してトレイ本体3、3’の床面31側に付勢したが、この実施の形態3では、図6に示すように、蓋体6或いは押し板6’を用いることなく、押さえ板4’をばね性を有する帯体からなる固定具64’をばね部材として用い、トレイ本体3’と押さえ板4’とを連結している。この場合、押さえ板4’は固定具64’により、トレイ本体3’の床面31側に引張られることにより、袋状容器2の培養液の収容部を床面31と押さえ板4’との間で圧迫している。
なお、袋状容器2及びトレイ本体3は実施の形態2と同様である。
以下の手順にてヒトのリンパ球を培養した。本培養テストでは、サイトメガロウィルスに対して反応するCD4+T細胞を増殖させた。培養用トレイ1は上記実施の形態1に示すものを用いた。また、袋状容器2は、容器壁22が酢酸ビニル含量10%のEVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)のウルトラセンUE540グレード(東ソー株式会社)からなる袋体であり、培養液の収容部の対向する容器壁22の寸法が縦113mm、横75mmで、肉厚が0.11mm、酸素透過率が2700ml/cm2であった。
ヒトから100mlの血液を採取し、Ficol(アマシャム バイオサイエンス株式会社製)を用いた密度勾配遠心分離法で分離して、62.5×105のPBMCを採取した。
次に、その半数の31.25×105のPBMCをCMV Lysateを添加した培地AIM V(インビトロジェン社製)と共に袋状容器2に無菌的に封入した。
この時、培養液の総量は15mlであり、AIM V培地13.5ml、auto−Plasma(自家血漿)1.5mlに、CMV Lysateを培養液1mlあたり10μgの濃度になるように添加したものである。
そして、この袋状容器2を本実施例の培養用トレイ1にセットし、押さえ板4で袋状容器2を圧迫することにより培養液の流れを抑制しながら培養した。
また、培養条件は、温度37℃、湿度95%、二酸化炭素5%とした。
さらに、前記条件で4日間培養を続け、総日数で13日目に、細胞の成長状態を観察するとともに、FACS解析を行い、細胞の活性等を評価した。
なお、培養9日目の観察時に撮影した本実施例の顕微鏡写真を図7に、培養13日目の観察時に撮影した本実施例の顕微鏡写真を図9に示した。また、FACS解析の結果を表1に示した。
押さえ板4を用いず、内容液の流れを抑制しなかった以外は、実施例と同じ方法で培養及び評価を行った。なお、PBMCは実施例で採取したPBMCの残りの半数を使用した。
なお、培養9日目の観察時に撮影した比較例の顕微鏡写真を図8に、また、培養13日目の観察時に撮影した比較例の顕微鏡写真を図10に示した。また、FACS解析の結果を表1に示した。
さらに、FACS解析によれば、すなわち、表1によれば、本実施例のトレイで培養することにより、増殖率が良く、目的細胞の収率が良く、すなわち、CD4+T細胞の収率が良く、ナイーブ細胞からメモリー細胞への移行も良好な、活性の高い細胞が得られていることが確認できた。
ここで、CMV Lysateはサイトメガロウィルスの溶解液、PBMCは採取した末梢血単核球、FACSは表面マーカー解析を表している。
2 袋状容器
3、3’ トレイ本体
4 押さえ板
5 ばね部材
5’押し具
6 蓋体
6’押し板
21 液状物
22 容器壁
31 トレイ本体の床面
32 通気孔
33 フック受け
41 通気孔
42 凸状構造物
61 蝶番
62 フック
63 通気孔
64 固定具
Claims (11)
- 細胞と培地とを含む液状物が収容された柔軟性を有する袋状容器を保持する培養用トレイであって、
袋状容器を床面に配置できるトレイ本体と、袋状容器をトレイ本体の床面との間に挟んで圧迫できる押さえ板とを備えたことを特徴とする培養用トレイ。 - 押さえ板の袋状容器と接する位置に複数の通気孔を有することを特徴とする請求項1に記載の培養用トレイ。
- 押さえ板の袋状容器と接する位置に複数の凸状構造部を有することを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載の培養用トレイ。
- 押さえ板の袋状容器と接する面の表面荒さが最大高さで20ミクロン以上であることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の培養用トレイ。
- 袋状容器を挟んだときのトレイ本体の床面と押さえ板との間の隙間を維持する隙間維持機構を有することを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の培養用トレイ。
- 隙間維持機構が、押さえ板をトレイ本体の床面方向に付勢するばね部材を有することを特徴とする請求項5に記載の培養用トレイ。
- 隙間維持機構が、押さえ板の外側に配置される開閉自在な蓋体と、蓋体を閉じた状態で固定可能な固定具とを有し、ばね部材が蓋体と押さえ板との間に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の培養用トレイ。
- トレイ本体及び/または蓋体に通気孔を有することを特徴とする請求項1ないし請求項7の何れかに記載の培養用トレイ。
- トレイ本体の床面が、透明な袋状容器を配置したときに倒立顕微鏡により袋状容器内を観察可能な透明性を有することを特徴とする請求項1ないし請求項8の何れかに記載の培養用トレイ。
- 保持される袋状容器が、実質的に液状物の全周囲を容器壁により覆う容器であることを特徴とする請求項1ないし9の何れかに記載の培養用トレイ。
- 袋状容器に収容される細胞の少なくとも一部が浮遊性を有する細胞であることを特徴とする請求項1ないし請求項10の何れかに記載の培養用トレイ。
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