JP2016139177A - 混雑評価装置及び混雑評価方法 - Google Patents

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祐介 二改
中山 博之
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博之 中山
一浩 武多
Kazuhiro Takeda
一浩 武多
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Abstract

【課題】利用者による交通設備の混雑度を精度よく検出できる混雑評価装置及び混雑度評価方法を提供する。【解決手段】鉄道車両30への乗降のために利用者が待機する駅舎1における当該利用者の混雑度を評価する混雑評価装置2は、上記利用者の駅舎1における利用者の存在を検出する検出部21と、検出部21による検出結果に基づいて駅舎1の混雑度を算出する混雑度演算部20と、を備え、検出部21は、利用者が通行するエリアとして利用される階段10B、通路10C、又は、非混雑時において、駅舎1の構内のうち相対的に利用者が待機する割合の低い自由エリア100bの少なくとも何れか一方における利用者の存在を検出可能に設置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、混雑評価装置及び混雑評価方法に関する。
鉄道やバス等を移動体とする輸送システムでは、駅舎やバス停留所等の乗降用設備において著しい混雑が発生した場合、利用者の安全性の確保のための対応が求められる場合がある。例えば、鉄道輸送システムにおいては、利用者の駅ホームからの転落等を防止するため、駅ホーム又は駅構内そのものへの入場を制限する等の措置が取られる。この場合、駅員は、目視又は駅ホーム等に設置された監視カメラを通じて駅ホーム内の混雑状況を認識した上で入場制限の実施を判断する。
また、改札レーンにおいて駅ホームへの入場人数及び退場人数を計測し、当該入場人数及び退場人数に基づいて、入場のみを可能とする改札レーンの数と退場のみを可能とする改札レーンの数とを変更する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3905968号公報
しかしながら、駅舎等の乗降用設備内で混雑が発生する度に、駅員が目視または監視カメラ等を用いて混雑状況を認識する手法では、当該駅員に混雑の判断が委ねられるため、基準が曖昧となる。
本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされたものであって、利用者による交通設備の混雑度を精度よく検出できる混雑評価装置及び混雑度評価方法を提供することにある。
本発明の一態様は、移動体(30)への乗降のために利用者が待機する乗降用設備(1)における当該利用者の混雑の度合いを評価する混雑評価装置(2)であって、前記利用者の前記乗降用設備における利用者の存在を検出する検出部(21)と、前記検出部による検出結果に基づいて前記乗降用設備の混雑度を算出する混雑度演算部(20)と、を備え、前記検出部は、前記利用者が通行するエリアとして利用される第1のエリア(10B、10C)、及び、非混雑時において、待機用として区画された待機用エリア(100a)よりも前記利用者が待機する割合の低い第2のエリア(100b)の少なくともいずれか一方における前記利用者の存在を検出可能に設置されていることを特徴とする混雑評価装置である。
このようにすることで、乗降用設備の混雑度に応じて利用(待機)の割合が増減するエリアに着目し、そのエリアにおける利用者の存在の度合いを検出することにより、当該乗降用設備の混雑度を精度よく評価することができる。
前記検出部は、前記第2のエリアであって、非混雑時において、前記構内のうち待機用として区画された待機用エリアよりも前記利用者が待機する割合の低いエリアにおける前記利用者の存在を検出可能に設置されている。
このようにすることで、乗降用設備の混雑度に応じて利用者の待機の割合が顕著に増減するエリアとして、非混雑時において予め区画された待機用エリアよりも待機の割合が低いエリアにおける利用者の存在を検出することができる。
また、本発明の一態様は、上述の混雑評価装置において、前記検出部が、前記第1のエリアであって、前記乗降用設備に設置された階段(10B)又は通路(10C)上に待機する前記利用者の存在を検出可能に設置されていることを特徴とする。
これにより、混雑度演算部は、第1のエリアにおける利用者の流れ(動線)に沿って、段階的に検出率を参照可能となる。したがって、駅員は、乗降用設備の構内で想定される動線において、利用者の流れが滞留するエリアがどの範囲まで広がったかを識別することができるので、より詳細に乗降用設備内における混雑の状況を把握することができる。
また、本発明の一態様は、上述の混雑評価装置において、前記検出部が、前記第2のエリアであって、前記乗降用設備に停止する前記移動体の乗降口が利用者の正面に配されないエリアに待機する前記利用者の存在を検出可能に設置されていることを特徴とする。
乗降用設備に停止中の移動体の乗降口が利用者の正面に配されないエリアにおける利用者の存在の割合は、当該乗降用設備の混雑度に応じて顕著に増減することが想定される。したがって、当該対応しないエリアにおける利用者の存在の割合に基づいて、乗降用設備の混雑度を精度よく評価することができる。
また、本発明の一態様は、上述の混雑評価装置において、前記検出部が、更に、前記待機用エリアにおける前記利用者の存在を検出可能に設置されていることを特徴とする。
このようにすることで、待機用エリアにおける利用者の存在する割合、及び、第2のエリアにおける利用者の存在する割合の両方に基づいて、より詳細に乗降用設備の混雑の状況を把握することができる。
また、本発明の一態様は、上述の混雑評価装置において、前記混雑度演算部が、前記検出部により存在が検出された利用者が前記第2のエリアに属しているか前記待機用エリアに属しているか、の設定を変更する。
このようにすることで、利用者が待機する割合の分布の変化に追随して、乗降用設備における第2のエリア、待機用エリアの区分が変更される。したがって、状況に応じて利用者が待機する割合の分布が変化する場合であっても、精度よく乗降用設備の混雑度を評価することができる。
また、本発明の一態様は、移動体への乗降のために利用者が待機する乗降用設備における当該利用者の混雑の度合いを評価する混雑評価方法であって、前記利用者の前記乗降用設備における当該利用者の存在を検出するステップと、前記利用者の存在を検出するステップにおける検出結果に基づいて前記乗降用設備の混雑度を算出するステップと、を有し、前記利用者の存在を検出するステップにおいて、前記利用者が通行するエリアとして利用される第1のエリア、及び、非混雑時において、待機用として区画された待機用エリア100aよりも前記利用者が待機する割合の低い第2のエリアの少なくとも何れか一方における前記利用者の存在を検出することを特徴とする混雑評価方法である。
このようにすることで、乗降用設備の混雑度に応じて利用の割合が増減するエリアに限定して利用者の存在の度合いを検出できるため、当該乗降用設備の混雑度を精度よく評価することができる。
上述の混雑評価装置及び混雑度評価方法によれば、利用者による交通設備の混雑度を精度よく検出できる。
第1の実施形態に係る混雑評価装置の概要を示す図である。 第1の実施形態に係る検出部が配される位置を説明する図である。 第1の実施形態に係る混雑度演算部の機能を説明する図である。 第1の実施形態の変形例に係る混雑度演算部の機能を説明する図である。 第1の実施形態の変形例に係る検出部が配される位置を説明する図である。 第2の実施形態に係る混雑度演算部の機能を説明する図である。
<第1の実施形態>
(全体構成)
以下、第1の実施形態に係る混雑評価装置について、図面を参照ながら説明する。
図1は、第1の実施形態に係る混雑評価装置の概要を示す図である。
第1の実施形態に係る混雑評価装置2は、鉄道輸送システムにおける乗降用設備である駅舎1に設置され、当該駅舎1の構内における混雑の度合い(混雑度)を評価する。
図1に示すように、第1の実施形態に係る駅舎1は、利用者が利用するエリアとして、駅ホーム10Aと、階段10Bと、通路10Cと、を有している。
駅ホーム10Aは、鉄道輸送システムにおける移動体(鉄道車両30)が発着し、利用者が当該鉄道車両30に乗降するための乗降場である。本実施形態において、駅ホーム10Aは、1面2線式(一つの駅ホーム10A上のエリアの両側の各々に、2つの路線の鉄道車両30が発着するタイプ)として構成されている。
階段10B、通路10Cは、通常時(駅舎1の非混雑時)において利用者が通行するエリアとして利用されるエリア(第1のエリア)、即ち、利用者が移動(通行)する動線上のエリアである。駅舎1が混雑していない場合、利用者は、階段10B、通路10Cを単に通行するのみであって、通常、当該階段10B又は通路10Cに留まって鉄道車両30を待つ利用者は少ない。
また、混雑評価装置2は、混雑度演算部20と、複数の検出部21と、を備えている。
混雑度演算部20は、複数の検出部21の検出信号を受け付けて、その検出結果に基づいて駅舎1の混雑度を算出する。本実施形態において、混雑度演算部20は、駅舎1の所定の駅員用エリア内に設置されたコンピュータによって実現される。
検出部21は、例えば、超音波や赤外線を用いた人感センサであって、駅舎1のうち設置された箇所に対応する特定の位置、範囲における利用者の存在を検出する。各検出部21は、当該対応する位置、範囲内に利用者が存在するか否かを示す検出信号を混雑度演算部20に逐次出力している。図1に示すように、検出部21は、駅舎1の構内の各エリア(駅ホーム10A、階段10B、通路10C)の各々に複数設置される。
駅ホーム10Aには、複数の乗降口前エリア100aと、自由エリア100bと、が設けられている。ここで、自由エリア100bとは、駅ホーム10Aのうちの乗降口前エリア100aに属さない領域であって、駅舎1の非混雑時において、乗降口前エリア100aよりも、利用者がそのエリア内で待機する割合の低いエリア(第2のエリア)である。即ち、自由エリア100bは、乗降口前エリア100aと比較して、相対的に利用者が待機する頻度、密度、待機時間等が相対的に低い(短い)エリア(駅舎1の構内のうち相対的に利用者が待機する可能性が低いエリア)である。
乗降口前エリア100aは、駅ホーム10Aのうち利用者の待機用に区画された待機用エリアの一つであって、混雑時、非混雑時に関わらず、利用者がそのエリア内で待機する割合の高いエリア(待機用エリア)である。本実施形態において、乗降口前エリア100aは、駅ホーム10Aに停止した鉄道車両30の乗降口が配される位置に対応して設けられる。換言すると、乗降口前エリア100aは、駅ホーム10Aに到着した鉄道車両30への乗車を目的とする利用者が列になって並ぶ整列レーンであって、鉄道車両30が停止した際にその乗降口が、当該利用者の正面に配される。
(検出部の配置位置)
図2は、第1の実施形態に係る検出部が配される位置を説明する図である。
図2は、駅ホーム10Aにおける乗降口前エリア100a及び自由エリア100bの占める範囲を模式的に表している。
ここで、乗降口前エリア100aは、駅ホーム10Aの幅方向(線路に沿って延在する方向に直交する方向)における両側部付近において、当該駅ホーム10Aに沿って停止した鉄道車両30の乗降口の位置に対応するように、所定の間隔置きに配されている。乗降口前エリア100aは、駅ホーム10A上において、枠線などで予め区画されており、これにより、利用者αは、鉄道車両30が到着する前の段階で、当該乗降口前エリア100aにおいて列をなしながら待機することができる(図2参照)。
一方、自由エリア100bは、駅ホーム10Aの幅方向の中央付近、及び、駅ホーム10Aの幅方向の両側付近のうち駅ホーム10Aの延在方向の端部と、各乗降口前エリア100aの間(整列レーンと整列レーンの間)と、に位置するエリアである。
以上のような乗降口前エリア100aと自由エリア100bとでは、駅舎1の混雑度に対する利用者の存在の割合(存在率)の変化の傾向が異なる。即ち、乗降口前エリア100aでは、鉄道車両30への迅速な乗車を目的とする利用者が列をなして待機するため、駅舎1の混雑時、非混雑時に関わらず利用者が存在する割合が高い。
これに対し、自由エリア100bにおいては、混雑していない場合、利用者は特に乗降口前エリア100aで待機するため、自由エリア100bに利用者が存在する割合は低くなる。しかし、駅舎1が混雑している場合、多くの利用者が乗降口前エリア100a内に留まることができず、自由エリア100bで待機せざるを得なくなる。したがって、自由エリア100bにおいては、駅舎1の混雑度が高くなるにつれ、利用者が存在する割合が高くなる傾向を示す。
第1の実施形態に係る検出部21は、図2に示すように、上述の自由エリア100bに属する位置に複数設けられる。
なお、第1の実施形態において、「利用者の待機用に区画された待機用エリアであって、利用者がそのエリア内で待機する割合の高いエリア」(待機用エリア)とは、駅ホーム10A内における乗降口前エリア100aに限定されない。即ち、駅舎1の構内において、当該駅舎1の混雑時、非混雑時に関わらず利用の割合が高いエリアであればよく、例えば、駅ホーム10A(又は他のエリア)の所定範囲に区画された待合室や喫煙スペースなどであってもよい。
同様に、「利用者がそのエリア内で待機する割合の低いエリア」(第2のエリア)とは、非混雑時において、駅舎1の構内全体(駅ホーム10A、階段10B及び通路10C)のうち、利用者の待機の割合が相対的に低いエリアであればよく、例えば、階段下(階段10Bの下に位置するエリア)やエレベータの脇等の狭小なエリアであってよい。即ち、「第2のエリア」とは、非混雑時の駅舎1の構内において、(積極的に区画されているか否かに関わらず)エリア別の利用者の待機の割合に分布(高低差)が生じる場合に、待機割合が最も高いと想定されるエリア以外のエリアである。
(混雑度演算部の機能)
図3は、第1の実施形態に係る混雑度演算部の機能を説明する図である。
本実施形態に係る混雑度演算部20は、駅舎1の駅ホーム10A、階段10B、通路10Cの各々に配置された検出部21のうち利用者の存在を検出している検出部21の比率(検出率)を算出する。また、混雑度演算部20は、図3に示す混雑度テーブルを予め保持している。混雑度テーブルは、駅舎1の各エリア(駅ホーム10A、階段10B、通路10C)別の利用者の検出率と、駅舎1における混雑度とを対応付けて記憶されている。
混雑度演算部20は、算出した検出率に基づいて、駅ホーム10A、階段10B、通路10Cの各エリア別の混雑度を取得する。
ここで、駅舎1の混雑度が増していくと、駅ホーム10A、階段10B、通路10Cの順で、徐々に利用者が滞留していく傾向が想定される。したがって、混雑度演算部20は、駅ホーム10Aにおける検出率が100%に近づいた場合、次に、階段10Bにおける検出率を算出し、当該階段10Bにおける検出率に基づいて混雑度を評価する。更に、混雑度演算部20は、階段10Bにおける検出率が100%に近づいた場合、通路10Cにおける検出率を算出し、当該通路10Cにおける検出率に基づいて混雑度を評価する。このように、利用者の動線(通常時における利用者の流れの筋道/利用者が移動する場合に想定される、主要な経路・軌跡/そのエリアを、利用者が自然に動く時に通ると思われる(主要な)予測経路を線であらわしたもの)に沿って、エリア別に段階的に検出率を参照することで、より詳細に駅舎1の混雑度を評価することができる。例えば、これにより、駅員は、駅舎1のうちどのエリアまで混雑が進行したかを詳細に把握することができるので、適切に入場制限等の措置を実施することができる。
(作用効果)
以上のように、第1の実施形態に係る混雑評価装置2において、検出部21は、非混雑時において利用者が通行にのみ利用する通行用エリア(階段10B、通路10C)、又は、非混雑時において利用者が待機する割合の低い自由エリア100bにおける利用者の存在を検出可能に設置されている。これにより、混雑度演算部20は、駅舎1の混雑度に応じて利用の割合が増減するエリアに限定して利用者の存在の度合い(検出率)を検出できるため、単に検出部(検出部21)を無作為に多く取り付けた場合に比べて、駅舎1の混雑度を、より少ない検出部で効率よく、かつ、精度よく評価することができる。
また、混雑時、非混雑時に関わらず利用者が待機する割合が高い乗降口前エリア100aには検出部21を設置しないことで、混雑評価装置2の構成を簡素化することができ、設置の手間や設置コストを低減することができる。
また、第1の実施形態に係る混雑評価装置2において、検出部21は、通行用エリアであって、駅舎1に設置された階段10B上及び通路10C上に待機する利用者の存在を検出可能に設置されている。これにより、混雑度演算部20は、通行用エリアにおける利用者の流れ(動線)に沿って、段階的に検出率を参照可能となる。したがって、駅員は、駅舎1内で想定される動線において、利用者の流れの滞留するエリアがどの範囲まで広がったかを識別することができるので、より詳細に駅舎1内における混雑の状況を把握することができる。
また、第1の実施形態に係る混雑評価装置2において、検出部21は、駅舎1の駅ホーム10Aに停止した鉄道車両30の乗降口の位置に対応しないエリア(即ち、鉄道車両30の乗降口が利用者の正面に配されないエリア)に待機する利用者の存在を検出可能に設置されている。駅ホーム10Aに停止中の鉄道車両30の乗降口の位置に対応しないエリアにおける利用者の存在率は、駅舎1の混雑度に応じて顕著に増減することが想定される。したがって、当該対応しないエリア(自由エリア100b)における利用者の存在の割合に基づいて、駅舎1(特に駅ホーム10A)の混雑度を精度よく評価することができる。
以上、第1の実施形態に係る混雑評価装置2について詳細に説明したが、本実施形態に係る混雑評価装置2の具体的な態様は、上述のものに限定されることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を加えることは可能である。
例えば、検出部21は、所定の範囲内における形状を検出可能な超音波センサ、レーザスキャンセンサ等であってもよい。この場合、例えば、検出部21は、自己のレーザスキャン範囲に属する利用者の存在人数を検出可能とし、当該存在人数を示す検出信号を混雑度演算部20に出力する。
また、検出部21は、所定の撮影範囲を撮影可能な撮影装置(監視カメラ)であってもよい。この場合、検出部21は、更に、撮影により取得した撮影画像データに対し所定の解析処理(予め規定された人型のパターンとのマッチング処理等)を行うことで、当該撮影範囲における利用者数を算出する。
また、第1の実施形態に係る検出部21は、検出範囲において単に利用者が存在しているか否かのみを検出し、混雑度演算部20は、検出部21による利用者の存在の検出のみに基づいて混雑度を算出する態様として説明した。しかし、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
例えば、他の実施形態に係る検出部21は、検出範囲における利用者の存在を検出するとともに、存在を検出した利用者の流速(移動の速度)を検出可能としてもよい。この場合、混雑度演算部20は、検出された利用者の流速に基づいて、検出範囲が属するエリアにおいて利用者がスムーズに流れているか、流れが滞っているかを判別する。そして、混雑度演算部20は、図3に示す混雑度テーブルに従って混雑度を特定する際に、駅ホーム10A、階段10B、通路10Cの各々に配置された検出部21のうち「利用者の流れが滞っている」ことを検出している検出部21の比率(検出率)を算出する。
このようにすることで、駅ホーム10A、階段10B、通路10Cの各々において、利用者が混雑のため身動きが取れない状況となっていることを把握した上で混雑度を取得するので、駅舎1構内における実際の混雑の状況をより精度よく評価することができる。
なお、上述に記載した利用者の流速検出の具体的な手法としては、種々の態様が考えられる。
例えば、検出部21が上述した超音波センサ、レーザスキャンセンサ等であった場合について説明する。
この場合、簡単には、計測している高さ(人の身長)が時間と共に変化せず、ほぼ一定値を示す場合には、計測されている人(利用者)は静止していると判断する。ただし、この手法の場合、人がわずかに揺れる程度に変動している場合でも、移動していると誤検知することが想定される。
そこで、一の特定の検出器21(以下、注目検出器21aと記載)の周囲(例えば、人の移動が想定される方向)に複数の他の検出器(以下、周囲検出器21bと記載)を配置する。なお、注目検出器21aの検出位置と周辺検出器21bの検出位置との間隔は、例えば、人の歩幅で数歩程度となるようにする。
この態様において、注目検出器21aの検出位置で人が静止している場合には、注目検出器21aは当該人の存在を検出しているが、その周辺に配置された周囲検出器21bでは検出されない。
一方、人が移動している場合は、注目検出器21aは、当該人の移動の状況に応じて、検出している人の身長に相当する高さと、床面の高さと、を順次計測する。また、周囲検出器21bは、注目検出器21aから歩幅にして数歩程度しか離れておらず、その間に当該人の移動の状況(通過する順序や速度)が大きくは変化しない。したがって、注目検出器21aの検出位置から特定の周囲検出器21bの検出位置へ向かって人が移動している場合、当該特定の周囲検出器21bによって計測された高さの変化パターンは、注目検出器21aによって検出された高さの変化パターンとほぼ同一となるはずである。
即ち、周囲検出器21bによって検出された高さの変化パターンのうち、注目検出器21aの検出結果の変化パターンと相関性が高い周囲検出器21bがある場合には、注目検出器21aから当該周囲検出器21bに向かって人が移動していると考えられる。したがって、注目検出器21aの変化パターンと、相関性の高い周囲検出器21bの変化パターンにおける、同一パターンの発生時間差と、注目検出器21aと周囲検出器21bとの設置位置差から、その下を移動する人の方向と速度を算出することができる。
また、検出部21が、上述したような監視撮影装置(監視カメラ等)であった場合について説明する。
例えば、通常の監視カメラは、1秒間に30フレームの画像を撮像可能とされている。この場合、各画像の撮像時間差は1/30秒であるため、撮像される人は各画像上において大きくは変化しない。そこで、検出部21は、ある画像上について、当該画像の特徴点(例えば、濃度が顕著に変化する点(輪郭など))と、次のフレームの画像の特徴点と、が一致する位置を求める。
検出部21は、順次撮像される各画像において、特徴点の各画像上における位置の移動方向を求めていくと、画像上に映された人の移動方向を求めることができる。なお、人が静止している場合は、各フレームの画像間における特徴点の移動はない(所謂“オプティカルフロー”と呼ばれる技術である)。
また、監視カメラによって得られる画像について、パターン認識による手法にて人の検知を行っている場合は、パターン認識により検知された人の個別パターン(顔や服装等特徴的なパターン)を記憶し、順次撮像される画像の中から、当該記憶した個別パターンを順次検出することで、特定の人の移動方向を検出することができる。
<第1の実施形態の変形例>
図4は、第1の実施形態の変形例に係る混雑度演算部の機能を説明する図である。
第1の実施形態において、検出部21は、駅ホーム10A内の自由エリア100bにのみ設置される態様として説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。他の実施形態に係る検出部21は、自由エリア100bだけでなく、通常時においても利用者が待機する割合の高いエリア(乗降口前エリア100a)における利用者の存在を検出可能に設置されていてもよい。
この場合、混雑度演算部20は、自由エリア100bにおける利用者の存在の度合い(検出率)とは別に、乗降口前エリア100aにおける検出率を算出してもよい。更に、混雑度演算部20は、図4に示すような混雑度テーブルに基づいて、駅舎1の混雑度を評価してもよい。ここで本変形例に係る混雑度テーブルは、図4に示すように、まず、乗降口前エリア100aにおける検出率に基づいて駅舎1の混雑度を評価する。また、混雑度演算部20は、乗降口前エリア100aにおける検出率が100%近くに上昇した場合は、自由エリア100bにおける検出率に基づいて駅舎1の混雑度を評価する。このようにすることで、駅員は、乗降口前エリア100aにおける利用者の存在の割合、及び、自由エリア100bにおける利用者の存在の割合の両方に基づいて、より詳細に駅舎1の混雑の状況を把握することができる。
図5は、第1の実施形態の変形例に係る検出部が配される位置を説明する図である。
第1の実施形態において、駅ホーム10Aは、1面2線式で構成されているものとして説明したが、他の実施形態において駅ホーム10Aの構成は、このような態様に限定されない。
例えば、図5に示すように、他の実施形態に係る駅ホーム10Aは、2面2線式で構成されるものであってもよい。この場合、駅ホーム10Aは、延在する線路を挟むように両側に2面設置されている。また、乗降口前エリア100aは、2つの駅ホーム10Aの各々の幅方向における線路側の側部付近のエリアであって、当該駅ホーム10Aに沿って停止した鉄道車両30の乗降口の位置に対応するように、所定の間隔置きに配されている。
一方、自由エリア100bは、2つの駅ホーム10Aの各々における幅方向の線路側とは反対側の側部付近、及び、駅ホーム10Aの幅方向の両側付近のうち駅ホーム10Aの延在方向の端部と、各乗降口前エリア100aの間(整列レーンと整列レーンの間)と、に位置するエリアである(図5参照)。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態に係る混雑評価装置について、図面を参照ながら説明する。
図6は、第2の実施形態に係る混雑度演算部の機能を説明する図である。
第2の実施形態に係る混雑評価装置2は、検出部21により存在が検出された利用者が乗降口前エリア100aに属しているか、又は、自由エリア100bに属しているかの設定を変更する混雑度演算部20を備えている。
ここで、本実施形態に係る駅ホーム10Aには、停止時における乗降口の位置が互いに異なる2種類以上の鉄道車両30(例えば、第1鉄道車両301、第2鉄道車両302)が発着する。具体的には、第1鉄道車両301が駅ホーム10Aに停止した場合、その乗降口は、駅ホーム10A上の第1乗降口前エリア100a1の正面に位置する。同様に、第2鉄道車両302が駅ホーム10Aに停止した場合、当該第2鉄道車両302の乗降口は、駅ホーム10A上の第2乗降口前エリア100a2の正面に位置する。
この場合、本実施形態に係る混雑度演算部20は、予め規定されたダイヤ情報(駅ホーム10Aにおける鉄道車両30の発着のスケジュール)を参照して、次に到着する鉄道車両30の種類(第1鉄道車両301か、第2鉄道車両302か)を判別する。混雑度演算部20は、次に到着する鉄道車両30の種類に基づいて、第1乗降口前エリア100a1で待機する利用者を上記待機用エリア(利用者が待機する割合の高いエリア)に属しているとみなして混雑度を判断するか、第2乗降口前エリア100a2で待機する利用者を上記待機用エリアに属しているとみなして混雑度を判断するかを選択する。
例えば、第1鉄道車両301が停止する予定であった場合、多くの利用者は、第1鉄道車両301の乗降口に対応する第1乗降口前エリア100a1内で待機する。したがって、この場合における第1乗降口前エリア100a1は、利用者が待機する割合の高いエリアとなり、各第1乗降口前エリア100a1の間に位置するエリアを含む第1自由エリア100b1(図6参照)は、利用者が待機する割合の低いエリアとなる。
よって、混雑度演算部20は、第1乗降口前エリア100a1上に配置されている検出部21によって検出された利用者を「利用者が待機する割合の高いエリア」(待機用エリア)に属するものと設定し、第2乗降口前エリア100a2上に配置されている検出部21によって検出された利用者を「利用者が待機する割合の低いエリア」(第2のエリア)に属するものと設定して混雑度を算出する。
一方、第2鉄道車両302が停止する予定であった場合、多くの利用者は、第2鉄道車両302の乗降口に対応する第2乗降口前エリア100a2内で待機する。したがって、この場合における第2乗降口前エリア100a2は、利用者が待機する割合の高いエリアとなり、各第2乗降口前エリア100a2の間に位置するエリアを含む第2自由エリア100b2(図6参照)は、利用者が待機する割合の低いエリアとなる。
よって、混雑度演算部20は、第2乗降口前エリア100a2上に配置されている検出部21によって検出された利用者を「利用者が待機する割合の高いエリア」(待機用エリア)に属するものと設定し、第1乗降口前エリア100a1上に配置されている検出部21によって検出された利用者を「利用者が待機する割合の低いエリア」(第2のエリア)に属するものと設定して混雑度を算出する。
このようにすることで、発着する鉄道車両30の種類に応じて利用者が待機する割合の分布が変化する場合に、当該分布の変化に追随するように、駅ホーム10Aにおける上記第2のエリア、待機用エリアの区分が変更される。即ち、状況によって駅ホーム10A内で利用者が待機する割合の高いエリアが変化する場合、それに応じて検出部21の属性(第2のエリア、待機用エリアの何れに属するか)を変更する。したがって、第2の実施形態に係る混雑評価装置2によれば、一層精度よく駅舎1の混雑度を評価することができる。
なお、第2の実施形態に係る混雑評価装置2の態様は、上述のものに限定されることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において変更可能である。
例えば、上述の第2の実施形態の場合、次到着車両である第1鉄道車両301と、次々到着車両である第2鉄道車両302のそれぞれの到着時間の時間間隔が短い場合、第1鉄道車両301の到着前であっても、利用者が、第2鉄道車両302の乗降口の位置に対応する第2乗降口前エリア100a2に整列していることが想定される。
そこで、第2の実施形態の変形例に係る混雑度演算部20は、ダイヤ情報に基づいて、到着予定時刻との関係から利用者の列が発生していないと想定される時間帯を把握するようにしてもよい。具体的には、例えば、混雑度延安部20は、現時刻から10分以内に到着する予定の鉄道車両(第1鉄道車両301又は第2鉄道車両302)の乗降口に対応する乗降口前エリア100aを「利用者が待機する割合の高いエリア」(待機用エリア)に属するものと設定する。更に、混雑度延安部20は、到着予定時刻まで10分以上かかる鉄道車両(第1鉄道車両301又は第2鉄道車両302)の乗降口に対応する乗降口前エリア100aを「利用者が待機する割合の低いエリア」(第2のエリア)に属するものと設定する。
このようにすることで、駅ホーム10A上において利用者の待機する割合の分布の変化を一層正確に把握することができる。
また、例えば、第2の実施形態の変形例に係る混雑度演算部20は、長さ(車両の連結数)が互いに異なる2種類以上の鉄道車両30の発着に応じて、各検出部21について、上記第2のエリアに属しているか、待機用エリアに属しているかの設定を変更してもよい。
ここで、上記2種類以上の鉄道車両30のうち相対的に短い鉄道車両30が到着する場合、駅ホーム10Aの延在方向における先頭側(又は後尾側)一帯には鉄道車両30の乗車口が存在しないエリアが生じる。そうすると、駅舎1の非混雑時においては、利用者が当該先頭側(又は後尾側)一帯で待機する割合は低いことが想定される。したがって、混雑度演算部20は、当該先頭側(後尾側)一帯のエリアに設置された検出部21によって検出された利用者を「利用者が待機する割合の低いエリア」に属するものと設定する。
更に、第1、第2の実施形態に係る混雑評価装置2の具体的な態様は、以下のようにも変形可能である。
例えば、上述の各実施形態に係る混雑評価装置2は、駅ホーム10A、階段10B及び通路10Cの各々に検出部21が配置されているものとして説明したが、他の実施形態においてはこれに限定されない。
具体的には、他の実施形態に係る混雑評価装置2は、検出部21が階段10B及び通路10Cの少なくとも何れか一方にのみ配置される態様であってもよい。この場合、混雑度演算部20は、混雑度テーブル(図3又は図4)を参照して、階段10B、通路10Cにおける検出率のみに基づいて混雑度を評価する。即ち、階段10B又は通路10Cにおいて利用者の存在の割合(検出率)が上昇している場合、駅ホーム10Aにおける検出率をあえて算出しなくとも駅舎1の構内がある程度混雑していると判断できる。
このようにすることで、上述の各実施形態と比較して、検出部21の設置個数を削減することができるので、混雑評価装置2の設置にかかる手間やコストを一層削減することができる。
また、第1、第2の実施形態においては、駅ホーム10Aを区分するエリアを、利用者の待機する割合の高低に応じて2段階に分けて混雑度を評価するものとして説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。即ち、他の実施形態においては、混雑評価装置2は、駅ホーム10Aを、利用者の待機する割合の高低を3段階以上に分けて、各々に対応するエリアを区分してもよい。この場合、混雑評価装置2は、検出部21を通じて、待機する割合に基づいて3つ以上に区画された各エリア別に検出率を算出する。
また、上述の各実施形態に係る混雑評価装置2は、「移動体」である鉄道車両30、及び、鉄道車両30に対応する「乗降用設備」である駅舎1からなる鉄道輸送システムに適用されるものとして説明したが、他の実施形態においてはこれに限定されない。
例えば、他の実施形態に係る混雑評価装置2は、「移動体」であるバス車両、及び、当該バス車両に対応する「乗降用設備」であるバス停留所からなるバス輸送システムにも適用可能である。その他、混雑評価装置2は、航空機を移動体とする航空システムや船舶を移動体とする船舶輸送システム等にも適用可能である。
また、他の実施形態に係る混雑評価装置2は、更に、鉄道車両30の到着直前における混雑度と発車直後における混雑度との差を算出して、将来における混雑の発生を予測する機能を有していてもよい。
具体的には、混雑評価装置2は、予め規定されたダイヤ情報を参照し、鉄道車両30の到着直前の所定時刻において、上記各実施形態に係る手段により駅舎1の混雑度c1を評価する。次に、混雑評価装置2は、鉄道車両30の発車直後(厳密には、駅ホーム10Aにて鉄道車両30から降車した利用者が駅舎1から退出し、駅舎1における混雑度の変動が安定した直後)の所定時刻において、駅舎1の混雑度c2を評価する。
そして、混雑評価装置2は、混雑度c1と混雑度c2との差である混雑減少度(c1−c2)を算出する。ここで、混雑減少度(c1−c2)は、駅ホーム10Aにて待機する利用者の鉄道車両30への乗車により、駅舎1における混雑が解消した度合いを表している。
この混雑減少度(c1−c2)の値が小さかった場合、駅舎1に鉄道車両30が発着したにも関わらず、駅舎1における混雑が十分に解消していないことを示している。即ち、駅ホーム10Aで待機する利用者の多くが鉄道車両30に乗車できていない(積み残しが発生している)ことが想定される。そうすると、鉄道車両30に乗車して駅舎1から退出する利用者の数に比べて駅舎1へ入場しようとする利用者の数が優勢となり、近い将来において、駅舎1の混雑度が極めて高い状態に陥ることが予想される。
そこで、上記他の実施形態に係る混雑評価装置2は、算出した混雑減少度(c1−c2)と、事前調査等により予め取得した単位時間当たりの入場者数と、に基づいて、近い将来に生じ得る混雑度の予測値を算出してもよい。これにより、駅舎1の混雑度が高まる前の段階で入場制限等の対策を適切に実施することができ、駅舎1における混雑が過剰となることを未然に防止することができる。
また、上述の各実施形態においては、混雑評価装置2における混雑度演算部20の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各手順を行うものとしている。ここで、上述した混雑度演算部20の各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって上記各種処理が行われる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、混雑度演算部20の機能が、ネットワークで接続される複数の装置に渡って具備される態様であってもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
1 駅舎(乗降用設備)
10A 駅ホーム
10B 階段(第1のエリア)
10C 通路(第1のエリア)
100a 乗降口前エリア(待機用エリア)
100b 自由エリア(第2のエリア)
100a1 第1乗降口前エリア
100a2 第2乗降口前エリア
100b1 第1自由エリア
100b2 第2自由エリア
2 混雑評価装置
20 混雑度演算部
21 検出部
21a 注目検出部
21b 周囲検出部
30 鉄道車両(移動体)
301 第1鉄道車両
302 第2鉄道車両

Claims (7)

  1. 移動体への乗降のために利用者が待機する乗降用設備における当該利用者の混雑の度合いを評価する混雑評価装置であって、
    前記利用者の前記乗降用設備における利用者の存在を検出する検出部と、
    前記検出部による検出結果に基づいて前記乗降用設備の混雑度を算出する混雑度演算部と、を備え、
    前記検出部は、
    前記利用者が通行するエリアとして利用される第1のエリア、及び、非混雑時において、前記乗降用設備の構内のうち相対的に前記利用者が待機する割合が低い第2のエリアの少なくとも何れか一方における前記利用者の存在を検出可能に設置されている
    ことを特徴とする混雑評価装置。
  2. 前記検出部は、
    前記第2のエリアであって、非混雑時において、前記構内のうち待機用として区画された待機用エリアよりも前記利用者が待機する割合の低いエリアにおける前記利用者の存在を検出可能に設置されている
    請求項1に記載の混雑評価装置。
  3. 前記検出部は、
    前記第1のエリアであって、前記乗降用設備に設置された階段又は通路上に待機する前記利用者の存在を検出可能に設置されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の混雑評価装置。
  4. 前記検出部は、
    前記第2のエリアであって、前記乗降用設備に停止する前記移動体の乗降口が利用者の正面に配されないエリアに待機する前記利用者の存在を検出可能に設置されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の混雑評価装置。
  5. 前記検出部は、
    更に、前記待機用エリアにおける前記利用者の存在を検出可能に設置されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の混雑評価装置。
  6. 前記混雑度演算部は、
    前記検出部により存在が検出された利用者が前記第2のエリアに属しているか前記待機用エリアに属しているか、の設定を変更する
    請求項5に記載の混雑評価装置。
  7. 移動体への乗降のために利用者が待機する乗降用設備における当該利用者の混雑の度合いを評価する混雑評価方法であって、
    前記利用者の前記乗降用設備における当該利用者の存在を検出するステップと、
    前記利用者の存在を検出するステップにおける検出結果に基づいて前記乗降用設備の混雑度を算出するステップと、を有し、
    前記利用者の存在を検出するステップにおいて、
    前記利用者が通行するエリアとして利用される第1のエリア、及び、非混雑時において、前記乗降用設備の構内のうち相対的に前記利用者が待機する割合が低い第2のエリアの少なくとも何れか一方における前記利用者の存在を検出する
    ことを特徴とする混雑評価方法。
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