JP2016139059A - 光源装置及びプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】光源ランプの冷却効率の低下を抑制しつつ、破片の飛散を抑制できる光源装置及びプロジェクターを提供すること。【解決手段】光源装置41Dは、光源ランプ411の収納空間Sを有する本体部415と、収納空間内の空気を外部に導く導風部418とを有するハウジング417を備え、本体部は、収納空間内の空気が流出される流出口(排気口4151)を有し、導風部は、流出口から導入された空気を分岐させる分岐部4182と、流出口の開口面4151Aに直交する第1方向B1に延出する第1ダクト部D1と、第1方向に交差する第2方向B2に延出する第2ダクト部D2とを有し、第1ダクト部は、複数の側壁部D11〜D14のうち少なくともいずれかに形成され、流通する空気を外部に流通させる開口部D16と、第1開口部を覆うメッシュD17とを有し、第2ダクト部D2は、流通する空気を第2ダクト部の外部に流通させる開口部D21と、を有する。【選択図】図14

Description

本発明は、光源装置及びプロジェクターに関する。
従来、光源装置から出射された光を変調して画像情報に応じた画像を形成し、当該画像をスクリーン等の被投射面に拡大投射して表示するプロジェクターが知られている。このようなプロジェクターには、超高圧水銀ランプ等の光源ランプと、当該光源ランプを内部に収納するハウジングと、を備えた光源装置が用いられることが多い。
ここで、光源ランプは、経年劣化等によって破裂する可能性がある。この場合、光源装置を交換する必要があるが、光源ランプの破片が外部に飛散しないようにする必要もある。このため、上記ハウジング内に冷却空気を導入する導入口、及び、ハウジング外に冷却空気を排出する排出口のそれぞれにメッシュを設けた光源装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−117742号公報
ここで、光源ランプの比較的大きな破片は、上記メッシュによりハウジング外に飛散することが抑えられる。しかしながら、比較的小さな破片(粉塵)は、光源ランプが破裂した際の爆圧によって当該メッシュを通過してしまうことがある。このような破片が、光源装置の交換時等にてプロジェクター外に飛散することを抑制するために、上記メッシュの目を細かくすることが考えられる。
しかしながら、メッシュの目を細かくすると、当該メッシュを空気が通過する際の抵抗が大きくなってしまうため、光源ランプを冷却した空気の排出効率が低下し、ひいては、光源ランプの冷却効率が低下するという問題がある。
特に、近年のプロジェクターでは、発光輝度が高い光源ランプが採用されることが多くなっており、これに伴い、点灯時の光源ランプの温度が以前にも増して高くなっている。このことから、冷却効率が低下することによる問題は顕著となる。
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決することを目的としたものであり、光源ランプの冷却効率の低下を抑制しつつ、破裂時の光源ランプの破片の飛散を抑制できる光源装置及びプロジェクターを提供することを目的の1つとする。
本発明の第1態様に係る光源装置は、光源ランプと、前記光源ランプが収納される光源用筐体と、を備え、前記光源用筐体は、前記光源ランプが収納される収納空間を有する本体部と、前記収納空間内の空気を外部に導く導風部と、を備え、前記本体部は、前記収納空間内の空気が流出される流出口を有し、前記導風部は、前記流出口から導入された空気を分岐させる分岐部と、前記流出口の端縁を結ぶ開口面に対して直交する第1方向に沿って前記分岐部から延出し、前記導風部に導入された空気が前記分岐部を介して流通可能な第1ダクト部と、前記第1方向に対して交差する第2方向に沿って前記分岐部から延出し、前記導風部に導入された空気が前記分岐部を介して流通可能な第2ダクト部と、を有し、前記第1ダクト部は、前記第1ダクト部を形成する複数の側壁部と、前記複数の側壁部のうち少なくともいずれかに形成され、前記第1ダクト部内を流通する空気を前記第1ダクト部の外部に流通させる第1開口部と、前記第1開口部を覆うメッシュと、を有し、前記第2ダクト部は、内部を流通する空気を前記第2ダクト部の外部に流通させる第2開口部を有することを特徴とする。
上記第1態様によれば、本体部の流出口から排出される空気、すなわち、光源ランプが収納される収納空間内の空気は、導入口から導風部内に導入される。
ここで、光源ランプの破裂時以外の状態(光源ランプが破裂していない状態や、光源ランプが破裂した後の状態)では、流出口からの排気圧は比較的高くない。このため、ファン等によって第2ダクト部を流通した空気を吸引することにより、光源ランプを冷却した空気を、導風部の外部、ひいては、光源用筐体の外部に排出できる。
一方、光源ランプの破裂時には、光源ランプの破片等の粉塵を含む空気が流出口から導風部内に流入される。この際、光源ランプの破裂によって生じる爆圧により、流出口からの排気圧が比較的高くなることから、導風部内に導入された空気は、流出口の開口面に直交する第1方向に流通して、分岐部から第1ダクト部に流入される。この第1ダクト部を構成する複数の側壁部の少なくともいずれかには第1開口部が形成されているので、第1ダクト部に流入された空気は、当該第1開口部を介して第1ダクト部の外部に排出される。この空気が第1開口部を通過する際には、当該第1開口部を覆うメッシュによって上記粉塵は捕獲される。これにより、当該粉塵は、第1ダクト部内に留められることから、導風部外への粉塵(光源ランプの破片)の飛散が抑制される。
従って、流出口に他のメッシュが設けられる場合でも、当該他のメッシュの目を細かくすることなく、光源ランプの細かな破片が光源装置の外部に飛散することを抑制できるので、光源ランプの冷却効率を低下させることなく、上記破片の飛散を抑制できる。
上記第1態様では、前記第1開口部は、前記第1ダクト部を形成する複数の側壁部のうち、前記第1方向に略直交する側壁部に形成され、前記第1ダクト部を流通する空気を前記第1方向に沿って前記光源用筐体の外部に排出することが好ましい。
なお、第1方向に略直交する状態には、第1方向に対して直交する状態、及び、当該第1方向に直交する状態から僅かに傾斜した状態を含む。
ここで、光源ランプの破裂時に発生する爆圧によって、上記収納空間内の空気、すなわち、上記粉塵を含む空気は、流出口、導入口及び分岐部を介して第1方向に延出する第1ダクト部内に流入されやすい。この第1ダクト部が有する第1開口部は、上記側壁部に形成され、当該第1ダクト部を流通する空気を第1方向に沿って光源用筐体の外部に排出する。これによれば、第1ダクト部を流通する空気を、第1開口部から速やかに排出できるので、当該第1ダクト部を流通する空気が側壁部に吹き付けられることによって逆流することを抑制できる。従って、粉塵が含まれる空気が第2ダクト部側に流通することを抑制でき、当該粉塵が光源用筐体の外部に排出されることを抑制できる。
上記第1態様では、前記第1開口部は、スリット状に形成され、前記メッシュは、前記第1開口部に対して前記第1方向とは反対側に位置することが好ましい。
ここで、本体部内の光源ランプの光が上記流出口を介して当該本体部の外部に漏れる場合、上記第1開口部が、第1方向に直交する上記側壁部の略全面に形成されていると、当該光が第1方向に進行し、第1開口部を介して導風部の外部、ひいては、光源用筐体の外部に漏れる可能性がある。
これに対し、上記第1態様によれば、第1開口部がスリット状に形成されていることにより、当該第1開口部の開口面積を小さくすることができる。従って、上記光が上記流出口を介して本体部の外部に漏れる場合でも、当該光が導風部の外部、ひいては、光源用筐体の外部に漏れることを抑制できる。
また、メッシュは、第1開口部に対して上記第1方向とは反対側、すなわち、当該第1開口部を通過する空気の流通方向における上流側に位置する。これによれば、当該メッシュが下流側に位置する場合に比べて、捕獲された粉塵を第1ダクト部内に留めやすくすることができる。従って、光源ランプの破片を含む粉塵が光源用筐体の外部に排出されることを確実に抑制できる。
上記第1態様では、前記メッシュは、前記第1方向に略直交する位置に配置されることが好ましい。
上記第1態様によれば、光源ランプの破裂時に上記粉塵を含んで上記第1方向に沿って流出口から排出される空気が、上記メッシュを確実に通過するように構成できるので、当該メッシュによって上記粉塵を捕獲させやすくすることができる。従って、当該光源ランプの破片が、第1ダクト部の外部、ひいては、光源用筐体の外部に排出されることを一層抑制できる。
上記第1態様では、前記第1ダクト部は、前記第1方向に延出した後、前記第2方向に沿って延出し、前記第1開口部は、前記第1ダクト部を形成する複数の側壁部のうち、前記第2方向側に位置する側壁部に形成され、前記メッシュは、前記第2方向に略直交する位置に配置されることが好ましい。
上記第1態様によれば、光源ランプの破裂によって生じる爆圧により、流出口から第1方向に排出された空気は、第1ダクト部内を当該第1方向に流通した後、当該第1方向に直交する第2方向に流通する。そして、当該第1ダクト部において第2方向側に位置する側壁部に形成された上記第1開口部及び上記メッシュを通過して、第1ダクト部を流通した空気は、当該第1ダクト部の外部に排出される。
これによれば、第1ダクト部を流通する空気の流路における終端側の第1ダクト部の形状が袋小路状とされることにより、上記メッシュによって捕獲された粉塵を、当該第1ダクト部内に留めやすくすることができる。従って、光源ランプの破片を含む粉塵が光源用筐体の外部に排出されることを確実に抑制できる。
上記第1態様では、前記第1ダクト部を流通して前記メッシュを通過した空気と、前記第2ダクト部を流通した空気とが集約される集約部を有し、前記集約部は、流入された空気を前記光源用筐体の外部に排出する排気口を有することが好ましい。
上記第1態様によれば、第1ダクト部を流通した空気と、第2ダクト部を流通した空気とを集約して排気口から排出できる。従って、第1ダクト部を流通した空気と、第2ダクト部を流通した空気とが、導風部において異なる部位から排出される場合に比べて、当該導風部から排出された空気が導入されるダクト等の構成を簡略化できる。
なお、排気口に他のメッシュが設けられる場合には、上記メッシュによって捕獲された粉塵が、光源装置が動かされた場合等に第2ダクト部側に移動した場合でも、当該粉塵が、排気口から導風部、ひいては、光源用筐体の外部に飛散することを上記他のメッシュによって抑制できる。
上記第1態様では、前記導風部は、前記本体部に対して着脱可能に設けられていることが好ましい。
上記第1態様によれば、導風部が本体部に対して着脱可能であることから、光源ランプの破片を含む粉塵が内部に留められた導風部を本体部から外すことができる。このため、光源ランプの交換とともに、導風部を交換することによって、光源装置を製造できる。従って、光源装置のリユース性及びリサイクル性を向上させることができる。
本発明の第2態様に係るプロジェクターは、上記光源装置と、前記光源装置から出射された光を変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、外装を構成する外装筐体と、を備え、前記光源装置は、前記外装筐体内に着脱可能に配置されることを特徴とする。
上記第2態様によれば、上記第1態様に係る光源装置と同様の効果を奏することができる。また、上記光源装置は、外装筐体内の位置に着脱可能に配置されることから、光源ランプが破裂した際に、当該光源ランプの破片が飛散することなく、新しい光源装置に交換できる。
上記第2態様では、それぞれ前記外装筐体内に配置されるダクト及びファンを備え、前記外装筐体は、内部の空気を排出する筐体側排気口を有し、前記ダクトは、前記導風部と前記筐体側排気口とを接続し、前記ファンは、前記ダクト内に配置されて、前記導風部を流通した空気を前記筐体側排気口から前記外装筐体の外部に排出することが好ましい。
上記第2態様によれば、導風部と筐体側排気口とを接続するダクト内のファンが駆動することにより、上記収納空間内の空気(例えば、光源ランプを冷却した空気)を吸引でき、当該空気を、筐体側排気口を介して外装筐体の外部に排出できる。従って、光源ランプの冷却効率を向上できる。
第1実施形態に係るプロジェクターを示す斜視図。 上記第1実施形態における装置本体を示す平面図。 上記第1実施形態における画像形成装置の構成を示す模式図。 上記第1実施形態における光源装置を光出射側から見た斜視図。 上記第1実施形態における光源装置を示す側面図。 上記第1実施形態における画像形成装置、電源装置及びダクトの位置関係を示す図。 上記第1実施形態におけるダクトを示す斜視図。 上記第1実施形態におけるダクトを示す斜視図。 上記第1実施形態における光源装置から排出された空気の流路を示す図。 上記第1実施形態におけるダクトの変形を示す図。 第2実施形態に係るプロジェクターが備える光源装置、電源装置及びダクトを示す図。 上記第2実施形態におけるダクトの変形を示す図。 第3実施形態に係るプロジェクターの内部構成を示す模式図。 上記第3実施形態における画像形成装置、電源装置及びダクトの位置関係を示す図。 上記第3実施形態における光源装置から流出される空気の流路を示す図。 上記第3実施形態におけるダクトの変形を示す図。 第4実施形態における光源装置、電源装置及びダクトを示す断面図。 上記第4実施形態における光源装置から流出される空気の流路を示す図。 上記第4実施形態におけるダクトの変形を示す図。 第5実施形態における光源装置、電源装置及びダクトを示す断面図。 上記第5実施形態におけるダクトの変形を示す図。
[第1実施形態]
以下、第1実施形態について、図面に基づいて説明する。
[プロジェクターの概略構成]
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1の外観を示す斜視図である。また、図2は、プロジェクター1の内部を示す図である。なお、図2においては、プロジェクター1が備える装置本体3の一部の図示を省略している。
本実施形態に係るプロジェクター1は、内部に収納された光源装置から出射された光を変調して画像情報に応じた画像を形成し、当該画像をスクリーン等の被投射面に拡大投射する。このプロジェクター1は、図1及び図2に示すように、外装を構成する外装筐体2(図1及び図2)と、当該外装筐体2内に収納される装置本体3(図2)と、を備える。
[外装筐体の構成]
外装筐体2は、図1に示すように、全体略直方体形状を有し、本実施形態では合成樹脂により形成されている。この外装筐体2は、アッパーケース21、ロアーケース22、フロントケース23及びリアケース24を有し、これらが組み合わされて構成されている。
アッパーケース21は、外装筐体2の天面部2Aと、左側面部2E及び右側面部2Fのそれぞれの一部とを構成する。ロアーケース22は、外装筐体2の底面部2Bと、左側面部2E及び右側面部2Fのそれぞれの一部とを構成する。フロントケース23及びリアケース24は、それぞれ、外装筐体2の正面部2C及び背面部2Dを構成する。
天面部2Aには、内部に収納された光源装置41(図2)の配置位置を覆うランプカバー2A1が着脱自在に取り付けられている。このランプカバー2A1を取り外すことで、当該光源装置41が露出され、これにより、当該光源装置41を交換することが可能となる。
正面部2Cには、後述する投射光学装置46から投射された画像が通過する略半円状の開口部2C1が形成されている。
右側面部2Fには、後述する冷却装置6(図2)によって外部の空気が吸引されて外装筐体2内に導入される吸気口2F1が形成されている。
左側面部2Eには、図2に示すように、外装筐体2内を流通して冷却対象の冷却に供された空気が排出される排気口2E1が形成されている。この排気口2E1には、後述するダクト7が接続される。
[装置本体の構成]
装置本体3は、プロジェクター1の内部構成に相当し、図2に示すように、画像形成装置4、電源装置5及び冷却装置6を備える。なお、図示を省略するが、装置本体3は、これらの他に、プロジェクター1全体の動作を制御する制御装置等を備える。
[画像形成装置の構成]
図3は、画像形成装置4の構成を示す模式図である。
画像形成装置4は、上記制御装置による制御の下、画像情報に応じた画像を形成及び投射する。この画像形成装置4は、図3に示すように、光源装置41、照明光学装置42、色分離装置43、リレー装置44、電気光学装置45及び投射光学装置46と、これらを支持する光学部品用筐体47と、を備える。
光源装置41は、照明光学装置42に光束を出射する。この光源装置41は、光源ランプ411、リフレクター412及び平行化レンズ413と、これらを内部に収納するハウジング414と、を有する。このハウジング414については、後に詳述する。
照明光学装置42は、光源装置41から出射された光束の中心軸に対する直交面内の照度を均一化する。この照明光学装置42は、光源装置41からの光の入射順に、第1レンズアレイ421、調光装置422、第2レンズアレイ423、偏光変換素子424及び重畳レンズ425を有する。
色分離装置43は、照明光学装置42から入射される光束を、赤(R)、緑(G)及び青(B)の3つの色光に分離する。この色分離装置43は、ダイクロイックミラー431,432及び反射ミラー433を有する。
リレー装置44は、分離された3つの色光のうち、他の色光に比べて光路が長い赤色光の光路上に設けられる。このリレー装置44は、入射側レンズ441、リレーレンズ443及び反射ミラー442,444を有する。
電気光学装置45は、分離された各色光を画像情報に応じてそれぞれ変調した後、当該各色光を合成する。この電気光学装置45は、色光ごとにそれぞれ設けられるフィールドレンズ451、入射側偏光板452、光変調装置としての液晶パネル453(赤、緑及び青用の液晶パネルをそれぞれ453R,453G,453Bとする)及び出射側偏光板454と、変調された各色光を合成して投射画像を形成する色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム455と、を有する。
投射光学装置46は、形成された投射画像を上記被投射面上に拡大投射する。この投射光学装置46は、複数のレンズ(図示省略)と、当該複数のレンズを内部に収納する鏡筒461とを備えた組レンズとして構成されている。
光学部品用筐体47は、詳しい図示を省略するが、各種光学部品を収納する部品収納部材と、当該部品収納部材に形成された部品収納用の開口部を閉塞する蓋状部材と、投射光学装置46を支持する支持部材と、を備える。この光学部品用筐体47には、照明光軸Axが設定されており、上記各装置41〜46は、当該照明光軸Axに対する所定位置に配置される。このため、光源装置41が光学部品用筐体47に配置された際には、当該光源装置41から出射される光の中心軸は、照明光軸Axと一致する。
[電源装置の構成]
図2に戻り、電源装置5は、外装筐体2内の略中央に配置されている。具体的に、電源装置5は、背面部2Dに沿うとともに右側面部2Fに沿う略L字状に構成された画像形成装置4の両端部(光源装置41における光出射側とは反対側の端部、及び、投射光学装置46における投射方向側の端部)の間に配置される。この電源装置5は、詳しい図示を省略するが、交直変換回路、電圧変換回路及び点灯制御回路を有する。
交直変換回路は、背面部2Dに配設されたインレットコネクターに入力される商用交流電流を直流電流に変換する。電圧変換回路は、変換された直流電流を、供給される電子部品に応じて昇圧及び降圧する。点灯制御回路は、変換された直流電流から交流矩形波電流を生成し、当該電流を上記光源装置41に供給して、当該光源装置41を点灯させる。これらのうち、点灯制御回路は、上記制御装置により制御される。
[冷却装置の構成]
冷却装置6は、装置本体3を構成する冷却対象に、外装筐体2外から導入された冷却空気を流通させて、当該冷却対象を冷却する。この冷却装置6は、ファン61〜64及びダクト65,7を備える。
ファン61,62は、遠心力ファン(シロッコファン)で構成され、投射光学装置46と右側面部2Fとの間に、吸気面を上記吸気口2F1に向けて配置されている。これらファン61,62は、当該吸気口2F1を介して外装筐体2外の空気を吸引して外装筐体2内に導入する。そして、ファン61,62は、吸引した空気を、ダクト65を介して上記各液晶パネル453及び出射側偏光板454近傍に送出し、これらを冷却する。
ファン63は、遠心力ファンで構成され、光源装置41近傍に配置されている。このファン63は、外装筐体2内の空気を吸引して光源装置41に送出し、これにより、上記光源ランプ411を冷却する。
ダクト7は、平面視略L字状に形成され、外装筐体2内における左側面部2E側の位置に配置される。具体的に、ダクト7は、一端側の部位が、光源装置41及び電源装置5の間に配置され、他端側の部位が、左側面部2Eと電源装置5との間に配置される。このダクト7は、光源装置41、照明光学装置42及び電源装置5を冷却した空気や、外装筐体2内を流通した空気を内部に導入する。このダクト7については、後に詳述する。
ファン64は、軸流ファンにより構成されている。このファン64は、ダクト7内に配置され、ダクト7内を流通した空気を、排気口2E1を介して外装筐体2外に排出する。
[ハウジングの構成]
図4は、光源装置41を光出射側から見た斜視図であり、図5は、光源装置41を左側面部414E側から見た側面図である。
ここで、光源装置41を構成するハウジング414について説明する。
ハウジング414は、図4及び図5に示すように、本体部415(図4及び図5)と、ダクト部材416(図4)と、を備える。そして、これらが組み合わされて、ハウジング414の天面部414A、底面部414B、正面部414C、背面部414D、左側面部414E及び右側面部414Fが形成される。
本体部415は、ガラスフィラーが含まれる合成樹脂により形成され、上記光源ランプ411及びリフレクター412が収納される収納空間S(図6参照)を有する他、平行化レンズ413が取り付けられる。この収納空間Sは、換言すると、本体部415の内面とリフレクター412の内面とによって形成される空間であり、光源ランプ411が配置される空間である。
この本体部415における右側面部には、図示を省略するが、天面部414A側及び底面部414B側の位置に、当該本体部415内に空気を導入する導入口がそれぞれ形成されている。そして、当該右側面部には、これら導入口を覆うように、ダクト部材416が取り付けられる。
左側面部414Eを構成する本体部415の左側面部には、排気口4151,4152が形成されている。
排気口4151は、本体部415内に導入されて光源ランプ411を冷却した空気をハウジング414外に排出する。この排気口4151は、略矩形状に形成されており、当該排気口4151の内側には、光源ランプ411が破裂した場合に、比較的大きな破片が外部に飛散することを抑制するメッシュ4153が配置されている。
排気口4152は、リフレクター412の背面(光出射側とは反対側の面)側を流通して当該リフレクター412を冷却した空気を、ハウジング414外に排出する。
ダクト部材416は、正面部414C側に開口する導入口4161を有し、当該導入口4161は、上記ファン63の吐出口と接続される。この導入口4161内には、光源ランプ411が破裂した場合に破片の飛散を抑制するメッシュ4162が配置されている。
また、図示を省略するが、ダクト部材416内には、自重によって鉛直方向に移動して、導入口4161を介してダクト部材416内に導入された空気を、鉛直方向上方に向けて流通させる流路切替部材が設けられている。
このようなハウジング414では、光源装置41の姿勢に応じて上記流路切替部材が移動することで、ダクト部材416内に導入された空気の流通方向は、鉛直方向上方に変更される。この空気は、本体部415の右側面部に形成された上記導入口のうち、鉛直方向上方に位置する導入口を介して本体部415内に導入され、光源ランプ411に対して上方から吹き付けられる。これにより、光源ランプ411が効果的に冷却される。
この後、光源ランプ411の冷却に供された空気(以下、光源冷却空気という)は、上記排気口4151を介してハウジング414外に排出され、当該排気口4151に対向するダクト7内に流入される。
[ダクトの構成]
図6は、画像形成装置4及び電源装置5と、ダクト7との位置関係を示す図である。
なお、以降の説明において、Z方向は、光源装置41からの光の出射方向を示し、X方向及びY方向は、当該Z方向に直交し、かつ、互いに直交する方向を示す。本実施形態では、上記底面部2Bが載置面に対向し、かつ、Z方向が水平方向に沿う姿勢でプロジェクター1が当該載置面上に載置された場合(正置き姿勢で設置された場合)に、Y方向は、底面部2Bから天面部2Aに向かう方向(下方から上方に向かう方向)を指し、X方向は、背面部2Dから正面部2Cに向かう方向(Z方向から見て右から左)を指す。
ダクト7は、画像形成装置4及び電源装置5等を冷却した空気を内部に導入し、内部に設けられたファン64により、排気口2E1を介して外装筐体2外に当該空気を排出させる。このダクト7は、図6に示すように、光源装置41、照明光学装置42及び電源装置5と対向する略L字状の導入部71と、当該導入部71に接続された配置部73と、を有する。
図7は、ダクト7をZ方向とは反対側から見た斜視図であり、図8は、ダクト7をZ方向側から見た斜視図である。
このようなダクト7は、図7及び図8に示すように、Y方向とは反対側に位置するダクト本体7Sと、当該ダクト本体7Sに対してY方向側に位置する蓋状部材7Tと、を備える。そして、これらが組み合わされてダクト7が構成され、内部に空気が流通する導入部71及び配置部73が構成される。
[導入部の構成]
導入部71は、図6に示すように、画像形成装置4及び電源装置5のそれぞれに対向し、これらを冷却した空気を内部に導入する。この導入部71は、導入口711〜715、分岐部716、及び、ダクト部717〜720を有する。
導入口711は、導入部71において光源装置41の左側面部414Eに対向する面に、上記排気口4151と対向するように形成されている。この導入口711の略矩形状の開口面(開口を形成する端縁を結ぶ仮想面)の面積は、排気口4151の開口面4151Aより大きくなっており、当該排気口4151から排出された空気のほぼ全てが、導入口711を介して導入部71内に流入されるように構成されている。
分岐部716は、導入口711の内側に位置し、後述するダクト部717,718と連通している。この分岐部716に導入口711を介して導入された空気のうち、排気口4151からの排気圧が高い空気は、当該分岐部716を介してダクト部717内に流入される。また、当該排気圧が低い空気は、後述する配置部73に配置されたファン64の吸引力により、分岐部716を介してダクト部718内に流入される。
ダクト部717は、本発明の第1ダクト部に相当する。このダクト部717は、図6に示すように、排気口4151の開口面4151Aに直交し、かつ、当該排気口4151から導入口711に向かう方向である第1方向A1(本実施形態ではX方向と平行な方向)に沿って、分岐部716から延びるダクト部である。このダクト部717は、ダクト本体7S及び蓋状部材7Tにより形成される側壁部7171〜7174(Y方向側の側壁部については、図示参照)により形成されている。
これら側壁部のうち、第1方向A1側に位置する側壁部7173には、Y方向に細長いスリット状の開口部7176が、当該側壁部7173におけるZ方向側の端部に形成されている。
また、ダクト部717内において、開口部7176に対して第1方向A1とは反対側には、金属製のメッシュ7177が上記第1方向A1に直交するように固定されている。このメッシュ7177は、板状に形成され、ダクト部717内を第1方向A1に沿って流通する空気に含まれる粉塵(例えば、光源ランプ411の破片)を捕獲する機能を有する。このようなメッシュ7177により捕獲された粉塵は、質量を有することから、鉛直方向(すなわち、Y方向とは反対方向)に落下して、ダクト部717内に留まる。
なお、ダクト部717を形成する側壁部のうち、Z方向側に位置し、かつ、XY平面に沿う側壁部7171は、導入口711の端縁を形成している。この側壁部7171は、光源ランプ411が破裂した際の爆圧により、ハウジング414内の光源冷却空気が、上記第1方向A1に対して傾斜する方向(X方向と同方向である第1方向A1に沿って流通するに従ってZ方向側に傾く方向)に流通する場合でも、当該光源冷却空気が、ダクト部717内に導かれるように形成されている。
ダクト部718は、本発明の第2ダクト部に相当し、上記ダクト部717とともに分岐部716と連通されている。このダクト部718は、上記第1方向A1に交差する方向である第2方向A2(本実施形態では、第1方向A1に直交する方向であり、Z方向とは反対方向)に沿って分岐部716から延びるダクト部である。このようなダクト部718は、内部を流通する空気を、後述する配置部73に配置されたファン64に導く機能を有する。すなわち、ファン64が駆動されると、導入口711から分岐部716に導入された空気は、当該ファン64の吸引力によってダクト部718内に流入され、当該ダクト部718を流通して、ファン64に導かれる。
導入口712は、図6及び図7に示すように、画像形成装置4に対向する導入部71の面において、Z方向とは反対側の端部近傍に形成されている。すなわち、導入口712は、導入口711よりZ方向とは反対側に位置する。この導入口712は、上記排気口4152(図4及び図5参照)から排出される空気、すなわち、リフレクター412の背面側を冷却した空気を導入部71内に導入する。
ダクト部719は、上記ダクト部718と連通しており、導入口712を介して導入された空気を、当該ダクト部718に導く。
導入口713は、画像形成装置4に対向する導入部71の面において、Z方向側の端部近傍に略矩形に形成されている。すなわち、導入口713は、導入口711よりZ方向側に位置する。この導入口713は、照明光学装置42(例えば、調光装置422及び偏光変換素子424)を冷却した空気を導入部71内に導入する。
ダクト部720は、図7及び図8に示すように、上記ダクト部717をY方向側及びY方向とは反対側から挟む一対の連通部7201,7202(Y方向側の連通部を7201とし、Y方向とは反対側の連通部を7202とする)を有する。これら連通部7201,7202は、導入口713から導入された空気を、上記ダクト部718に導く。
導入口714,715は、略L字状に形成された導入部71において、X方向に沿い、かつ、電源装置5と対向する部位に形成されている。
導入口714は、図8に示すように、Y方向側にスリット状に複数形成され、導入口715は、Z方向側の端面に略L字状に形成されている。これら導入口714,715を介して、外装筐体2内の空気(例えば、電源装置5を冷却した空気)が導入部71内に導入される。
[配置部の構成]
配置部73は、上記導入部71と接続されている。具体的に、配置部73は、導入部71におけるX方向に沿う部位からZ方向とは反対側に突出するように形成されている。この配置部73内には、上記ファン64が配置される。すなわち、ファン64は、ダクト7内において、導入口711から導入された空気を分岐部716からダクト部718に流入させ、当該ダクト部718を流通した空気を吸引可能に配置されている。
この配置部73は、Z方向とは反対方向(すなわち、ファン64による空気の排出方向)に更に突出する接続部731を有する。この接続部731は、図7に示すように、略円筒状に形成されており、上記排気口2E1と左側面部2Eの内側にて接続される。
このような配置部73内に配置されたファン64により、上記ダクト部718内を流通した空気、及び、導入口714,715を介して内部に導入された空気は、当該ファン64により吸引され、接続部731を介して排気口2E1から外装筐体2外に排出される。
[光源ランプの破裂時以外の状態にて光源装置から導入される空気の流路]
図9は、光源装置41からダクト7内に導入された空気の流路を示す図である。なお、図9においては、光源ランプ411が破裂していない状態での当該空気の流路を実線の矢印L1で示し、光源ランプ411が破裂した場合の当該空気の流路を一点鎖線の矢印L2で示している。
ハウジング414内の光源冷却空気は、上記排気口4151に対向する導入口711を介して、導入部71(ダクト7)内に導入される。
ここで、光源ランプ411が破裂していない状態では、光源冷却空気は、ハウジング414内の対流によって上記排気口4151から排出されることから、排気口4151からの光源冷却空気の排気圧はそれほど高くない。このため、図9の実線の矢印L1によって示すように、当該排気口4151及び導入口711から導入部71内に導入された光源冷却空気は、ファン64の吸引力によって、分岐部716から上記第2方向A2(Z方向とは反対方向)に沿って流通し、これにより、ダクト部718内に流入される。
この光源冷却空気は、ダクト部718を流通してファン64により吸引された後、接続部731と接続される排気口2E1を介して外装筐体2外に排出される。
[光源ランプの破裂時に光源装置から導入される空気の流路]
一方、光源ランプ411が破裂した場合には、上記のように、ハウジング414内で破裂による爆圧が発生することから、排気口4151からの光源冷却空気の排気圧は、当該光源ランプ411が破裂していない状態での排気圧より高い。具体的には、当該光源冷却空気が分岐部716に到達した時点での排気圧は、当該分岐部716におけるファン64による吸引圧より高い。このため、光源ランプ411の破裂時に排気口4151から排出される空気は、図9の一点鎖線の矢印L2によって示すように、導入口711を介して導入部71内に導入された後、分岐部716から上記第1方向A1に沿って流通して、ダクト部717内に流入される。
この光源冷却空気は、ダクト部717内を上記第1方向A1に沿って流通してメッシュ7177を通過し、開口部7176を介して、ダクト7外に排出される。
ここで、光源ランプ411の破裂時に排気口4151から排出される光源冷却空気には、当該光源ランプ411の破片である粉塵も含まれる。この粉塵は、当該光源冷却空気がメッシュ7177を通過する過程で、当該メッシュ7177により捕獲される。このような粉塵は、質量を有することから、上記爆圧が収まった後には鉛直方向に落下して、ダクト部717内に留まる。
一方、当該爆圧が収まった後には、上記のように、導入口711を介して導入部71内に導入された空気は、ファン64の吸引力により、分岐部716からダクト部718内に流入される。このように、上記爆圧が発生していない場合には、ダクト部717に空気は流通しづらい。このため、上記メッシュ7177により捕獲された粉塵は、ダクト部717内に留まりやすく、ダクト7外に排出されにくい。
なお、図9では流路の図示を省略したが、光源ランプ411が破裂していない場合でも、破裂した場合でも、上記ファン64の駆動により、リフレクター412の背面側を冷却した空気は、導入口712及びダクト部719を介してダクト部718内に流入され、上記照明光学装置42を冷却した空気は、導入口713及びダクト部720を介してダクト部718内に流入される。このダクト部718内を流通する空気は、電源装置5を冷却して導入口714,715(図8参照)を介して導入部71内に導入された空気とともに、ファン64によって吸引され、排気口2E1から外装筐体2外に排出される。
[第1実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1によれば、以下の効果がある。
上記のように、光源ランプ411が破裂していない状態では、排気口4151から対流により排出された空気は、当該排気口4151に対向する導入口711からダクト7内に導入される。この空気は、ファン64の吸引力により、分岐部716からダクト部718内を流通し、当該ファン64によって、ダクト7外、ひいては、外装筐体2外に排出される。
一方、光源ランプ411が破裂した場合には、当該光源ランプ411の破片(粉塵)を含む光源冷却空気が排気口4151から排出され、上記導入口711を介してダクト7内に導入される。この空気の排気口4151からの排気圧は、光源ランプ411の破裂時に生じる爆圧によって高められていることから、当該空気は、上記第1方向A1に直進して、分岐部716を介してダクト部717に流入される。ここで、ダクト部717を形成する側壁部7173には開口部7176が形成されているので、当該ダクト部717に流入された空気は、当該開口部7176を介してダクト部717、ひいては、ダクト7外に排出される。この空気がメッシュ7177を通過する際に、当該空気に含まれる破片は、当該メッシュ7177によって捕獲され、当該破片の飛散が抑制される。
従って、排気口4151内に設けられたメッシュ4153の目を細かくすることなく、光源ランプ411の細かな破片の飛散を抑制できるので、光源装置の冷却効率が低下することなく、光源ランプ411の破片の飛散を抑制できる。
なお、プロジェクター1では、光源装置41は、光源ランプ411の破裂や寿命等の理由により交換可能に構成されている。ここで、光源ランプ411の大きな破片は、上記メッシュ4153により捕獲できるが、細かな破片までも捕獲可能な構成を光源装置41に設けると、光源装置41が高価になりやすいだけでなく、上記のように光源ランプ411の冷却効率が低下するおそれがある。更に、このような構成を光源装置41に設けると、当該光源装置41が複雑化及び大型化する。
これに対し、光源ランプ411の破片の飛散を抑制する構成をダクト7が有することで、光源装置41の構成が複雑化及び大型化することを抑制できる他、冷却効率を低下させることなく光源装置41を安価に構成できる。
ダクト部717を流通した空気は、開口部7176を介してダクト7外に排出される。これによれば、当該空気がダクト部717内に停滞せずに、開口部7176から排出されるので、光源装置41から運ばれてダクト部717内に留められた光源ランプ411の破片が、ファン64により吸引されて、外装筐体2外に排出されることを抑制できる。また、非常に細かな破片が、上記空気とともにメッシュ7177及び開口部7176を通過してしまう場合でも、当該破片はダクト7外の位置で、かつ、外装筐体2内の位置に排出される。従って、この場合でも、光源ランプ411の破片が外装筐体2外に排出されてしまうことを抑制できる。
ダクト部717内のメッシュ7177は、第1方向A1に略直交する位置に配置されている。これによれば、光源ランプ411の破裂時に、破片を含み、かつ、第1方向A1に沿って排気口4151から排出される空気が上記メッシュ7177を確実に通過するように構成できる。従って、当該破片をメッシュ7177により捕獲しやすくすることができるので、当該破片が外装筐体2外に排出されることを一層抑制できる。
開口部7176は、第1方向A1に略直交する側壁部7173におけるZ方向側の端部にスリット状に形成されている。これによれば、光源装置41において排気口4151から光源ランプ411の光が漏れる場合でも、開口部7176が側壁部7173の略全面に形成されている場合に比べて、当該光がダクト7外に漏れることを抑制できる。
また、メッシュ7177は、開口部7176に対して第1方向A1とは反対側、すなわち、当該開口部7176を通過する空気の流路における上流側に位置する。これによれば、当該メッシュ7177が下流側に位置する場合に比べて、捕獲された破片をダクト7内に留めやすくすることができる。従って、当該破片がダクト7外に排出されることを確実に抑制できる。
[第1実施形態の変形]
上記プロジェクター1では、ファン64は、外装筐体2の左側面部2Eに形成された排気口2E1を介して、ダクト7内に導入された空気を排出する構成であった。すなわち、上記プロジェクター1では、ファン64は、空気の吸引方向及び排出方向がZ方向とは反対方向に沿うように、ダクト7内に配置されていた。しかしながら、このようなダクト7に代えて、空気の吸引方向及び排出方向がX方向に沿うようにファン64が配置されるダクトを採用してもよい。
図10は、上記ダクト7の変形であるダクト7Aを示す図である。
ダクト7の変形であるダクト7Aは、図10に示すように、配置部73に代えて配置部73Aを有する他は、ダクト7と同様の構成及び機能を有する。
配置部73Aは、導入部71におけるX方向側の端部に位置している。この配置部73A内には、空気の吸引方向及び排出方向がX方向に沿うように、軸流ファンにより構成されたファン64が配置される。
このような配置部73Aが有する接続部731Aは、配置部73A内に配置されたファン64の排出側、すなわち、ファン64に対するX方向側に突出するように形成されており、当該接続部731Aは、正面部2Cの内面に接続される。
このようなダクト7Aが採用される場合には、左側面部2Eには排気口2E1が形成されておらず、正面部2Cに排気口(図示省略)が形成された外装筐体2が採用される。そして、接続部731Aは、正面部2Cの内側にて当該排気口と接続され、ファン64による排出空気は、正面部2C側から外装筐体2外に排出される。
このようなダクト7Aを備えるプロジェクター1によっても、上記ダクト7を備えるプロジェクター1と同様の効果を奏することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、上記プロジェクター1と同様の構成を備えるが、光源ランプ411が破裂した場合に、破片を含む空気が流通するダクト部の構成が異なる点で、当該プロジェクター1と相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図11は、本実施形態に係るプロジェクター1Bが備える画像形成装置4の一部、電源装置5及びダクト7BのXZ平面における断面図である。詳述すると、図11は、光源装置41からダクト7B内を流通する空気の流路を示す図である。
本実施形態に係るプロジェクター1Bは、ダクト7に代えてダクト7Bを備える他は、上記プロジェクター1と同様の構成及び機能を有し、ダクト7Bは、図11に示すように、導入部71B及び配置部73を有する。
導入部71Bは、導入部71と同様に、Y方向側から見て、Z方向に沿う部位と、X方向に沿う部位とを有する略L字状に構成されている。この導入部71Bは、ダクト部717とは形状及び構成が異なるダクト部717Bを有する他は、上記導入部71と同様の構成及び機能を有する。すなわち、導入部71Bは、導入口711〜715、分岐部716、ダクト部717B,718〜720を有する。
ダクト部717Bは、上記ダクト部717と同様に、分岐部716から上記第1方向A1に沿って延びるダクト部である。このダクト部717Bには、光源ランプ411の破裂時に排気口4151から第1方向A1に排出され、導入口711を介して導入部71B内に導入された空気が流通する。
このようなダクト部717Bは、上記ダクト部717と同様に、Z方向側に位置する側壁部7171、Z方向とは反対側に位置する側壁部7172、X方向側に位置する側壁部7173、Y方向とは反対側に位置する側壁部7174、及び、Y方向側に位置する側壁部(図示省略)により囲まれている。
ここで、ダクト部717Bでは、側壁部7173に開口部7176は形成されておらず、上記第2方向A2に位置する側壁部7172に開口部7176が形成されている。そして、当該開口部7176は、ダクト部717Bとダクト部718とを連通させる。なお、本実施形態では、開口部7176は、比較的大きな開口面を有する矩形状に形成されているが、スリット状に形成されていてもよい。
また、当該開口部7176内には、上記メッシュ7177が設けられている。なお、メッシュ7177は、当該開口部7176をZ方向側、或いは、Z方向とは反対側にて覆うように設けられてもよい。
[光源装置から導入される空気の流路]
上記光源ランプ411が破裂していない状態では、上記ダクト7,7Aと同様に、上記排気口4151から対流により排出された光源冷却空気は、図11に実線の矢印L3によって示すように、導入口711から導入部71B内に導入される。そして、当該光源冷却空気は、ファン64の吸引力により、分岐部716から上記第2方向A2に沿ってダクト部718内に流入される。この光源冷却空気は、当該ダクト部718を流通してファン64により吸引され、接続部731及び排気口2E1を介して、外装筐体2外に排出される。
一方、光源ランプ411が破裂した場合には、上記のように、ハウジング414内で爆圧が発生することから、排気口4151から排出される光源冷却空気(光源ランプ411の破片等を含む)の排気圧は、当該光源ランプ411が破裂していない状態での排気圧より高い。このため、当該空気は、図11に一点鎖線の矢印L4によって示すように、上記第1方向A1に沿って流通して導入口711から導入部71B内に導入され、この後、分岐部716からダクト部717B内に流入される。
ダクト部717B内に流入された光源冷却空気は、当該ダクト部717Bを形成する側壁部7173に衝突して圧力が弱まり、当該空気の流通方向は、開口部7176を介して作用されるファン64の吸引力によって、上記第2方向A2に沿う方向に変更される。この光源冷却空気に含まれる上記破片は、開口部7176を通過する過程で、メッシュ7177により捕獲された後、鉛直方向に落下して、ダクト部717B内に留まる。また、開口部7176を通過した空気は、ダクト部718内に流入して、上記と同様に、ファン64により吸引される。これにより、当該破片がダクト7B外に排出されることが抑制される。
なお、図11では流路の図示を省略したが、光源ランプ411の破裂の有無に関わらず、ファン64の駆動により、リフレクター412の背面側を冷却した空気は、導入口712及びダクト部719を介してダクト部718内に流入され、また、上記調光装置422及び偏光変換素子424を冷却した空気は、導入口713及びダクト部720を介してダクト部718内に流入される。更に、電源装置5を冷却した空気は、導入口714(図11では図示省略),715を介して、導入部71B内に流入され、ダクト部718内を流通する空気と合流される。そして、これら空気は、上記と同様に、ファン64によって、排気口2E1から外装筐体2外に排出される。
[第2実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1Bによれば、上記プロジェクター1と同様の効果を奏する他、以下の効果を奏することができる。
光源ランプ411が破裂していない場合には、上記排気口4151から排出された空気は、ダクト部718内を流通して、ファン64により吸引される。
一方、光源ランプ411が破裂した場合には、排気口4151から爆圧によって排出された光源冷却空気は、当該空気に含まれる破片がメッシュ7177によって捕獲された後に、開口部7176を介してダクト部717と連通するダクト部718に流入される。
これによれば、光源ランプ411が破裂した場合、及び、破裂していない場合のそれぞれにおいて、上記導入口711からダクト7B内に導入された空気が、最終的にダクト部718を流通するように構成でき、当該空気を、ファン64によりダクト7B外に排出できる。すなわち、当該空気の排出方向をまとめることができる。従って、ダクト部717を流通する空気と、ダクト部718を流通する空気とが、それぞれ異なる開口部からダクト外に排出される構成に比べて、ダクト7Bの構成を簡略化できる。
[第2実施形態の変形]
上記ダクト7Bでは、配置部73内に配置されたファン64は、空気の吸引方向及び排出方向がZ方向とは反対方向に沿うように配置されていた。これに対し、ダクト7Bに代えて、上記ダクト7Aと同様に、空気の吸引方向及び排出方向がX方向に沿うようにファン64が配置されるダクトを採用してもよい。
図12は、ダクト7Bの変形であるダクト7C、画像形成装置4の一部及び電源装置5のXZ平面における断面図である。
ダクト7Bの変形であるダクト7Cは、図12に示すように、配置部73に代えて配置部73Aを有する他は、ダクト7Bと同様の構成及び機能を有する。
配置部73Aは、ダクト7Aにおける配置部73Aと同様に、導入部71BにおけるX方向側の端部に位置しており、当該配置部73A内には、空気の吸引方向及び排出方向がX方向に沿うように、軸流ファンにより構成されたファン64が配置される。
このような配置部73Aは、上記と同様に、当該配置部73A内に配置されたファン64の排出側、すなわち、ファン64に対するX方向側に突出する接続部731Aを有し、当該接続部731Aは、正面部2Cの内面に接続される。
このようなダクト7Cが採用される場合には、上記と同様に、排気口(図示省略)が正面部2Cに形成された外装筐体2が採用され、配置部73A内に配置されたファン64による排出空気は、正面部2C側から外装筐体2外に排出される。
このようなダクト7Cを備えるプロジェクター1Bによっても、上記ダクト7Bを備えるプロジェクター1Bと同様の効果を奏することができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、上記プロジェクター1と同様の構成を備える。ここで、上記プロジェクター1では、光源装置41のハウジング414と対向配置されるダクト7が、光源ランプ411の破裂時に飛散する粉塵を捕獲するメッシュ7177が設けられたダクト部717と、光源ランプ411を冷却した空気が流通するダクト部718とを備えていた。これに対し、本実施形態に係るプロジェクターでは、光源装置が、これらダクト部を有する。この点で、本実施形態に係るプロジェクターと、上記プロジェクター1とは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図13は、本実施形態に係るプロジェクター1Dの内部構成を示す模式図である。
本実施形態に係るプロジェクター1Dは、図13に示すように、外装筐体2と、当該外装筐体2内に収納される装置本体3Dを備え、上記プロジェクター1と同様の機能を有する。また、装置本体3Dは、画像形成装置4D、電源装置5及び冷却装置6Dを備える。
画像形成装置4Dは、光源装置41に代えて光源装置41Dを有する他は、上記画像形成装置4と同様の構成及び機能を有し、冷却装置6D(ダクト65は図示省略)は、ダクト7に代えてダクト7Dを有する他は、上記冷却装置6と同様の構成及び機能を有する。
図14は、画像形成装置4D及び電源装置5と、ダクト7Dとの位置関係を示す図であり、換言すると、光源装置41D及びダクト7DのXZ平面に沿う断面を示す図である。
光源装置41Dは、図14に示すように、ハウジング414に代えてハウジング417を備える他は、上記光源装置41と同様の構成及び機能を有する。
ハウジング417は、光源用筐体に相当する。このハウジング417は、ハウジング414と同様に、上記本体部415と、当該本体部415の右側面部(X方向とは反対側の側面部)に取り付けられる上記ダクト部材416と、本体部415の左側面部415E(上記ハウジング414の左側面部414Eにおける本体部415の部位に対応)に着脱可能に取り付けられる導風部418を備える。
なお、本体部415には、光源ランプ411及びリフレクター412が収納される収納空間Sが形成されている他、平行化レンズ413が取り付けられる。
[導風部の構成]
導風部418は、本体部415に取り付けられ、当該本体部415の排気口4151から排出される上記光源冷却空気を後述するダクト7Dに導くダクト部材である他、光源ランプ411の破裂時に当該光源ランプ411の破片が飛散することを抑制する集塵部材でもある。この導風部418は、上記ダクト7の導入部71を構成する導入口711、分岐部716及びダクト部717,718と同様の導入口4181、分岐部4182、上記第1ダクト部D1及び第2ダクト部D2を有する。
導入口4181は、本体部415の排気口4151の形状に応じて略矩形状に形成されている。この導入口4181は、導風部418が本体部415に取り付けられた際に当該排気口4151と対向し、排気口4151から排出された空気は、導入口4181を介して導風部418内に導入される。
分岐部4182は、上記分岐部716と同様に、導入口4181の内側に位置し、第1ダクト部D1及び第2ダクト部D2のそれぞれと連通している。この分岐部4182に導入口4181を介して導入された空気のうち、排気口4151からの排気圧が高い空気は、当該分岐部4182を介して第1ダクト部D1内に流入される。一方、排気口4151からの排気圧が低い空気は、導風部418Dと接続されるダクト7D内に配置されたファン64の吸引力によって、分岐部4182を介して第2ダクト部D2内に流入される。
第1ダクト部D1は、排気口4151(本発明の流出口に相当)の開口面4151Aに直交し、かつ、当該排気口4151から導入口4181に向かう方向である第1方向B1(X方向)に沿って、分岐部4182から延びるダクト部である。
この第1ダクト部D1は、上記ダクト部717の側壁部7171〜7174と同様の側壁部D11〜D14(Y方向側の側壁部については図示参照)により形成されている。これらのうち、第1方向B1側に位置する側壁部D13におけるZ方向側の端部には、Y方向に細長いスリット状の上記開口部D16が形成されている。
また、第1ダクト部D1内において、開口部D16に対して第1方向B1とは反対側には、上記メッシュ7177と同様の金属製のメッシュD17が、当該第1方向B1に直交するように固定されている。すなわち、メッシュD17は、開口部D16に対して、導入口4181から導入された空気が第1ダクト部D1を流通する流通方向における上流側に配置されている。このメッシュD17は、板状に形成されており、第1ダクト部D1内を第1方向B1に沿って流通する空気に含まれる粉塵(例えば、光源ランプ411の破片)を捕獲する。
なお、第1ダクト部D1を形成する側壁部のうち、Z方向側に位置し、かつ、XY平面に沿う側壁部D11は、上記側壁部7171と同様に、導入口4181の端縁を形成している。このため、光源ランプ411が破裂した際の爆圧によって本体部415内の空気が、第1方向B1に向かうに従ってZ方向側に傾く方向に排気口4151から流通する場合でも、当該空気は、側壁部D11に沿って流通することとなり、第1ダクト部D1内に導かれる。
第2ダクト部D2は、上記第1方向B1に交差する方向である第2方向B2(本実施形態では、第1方向B1に直交する方向であり、Z方向とは反対方向)に沿って分岐部4182から延びるダクト部である。この第2ダクト部D2は、導風部418が取り付けられた光源装置41Dが外装筐体2内に収納されてダクト7Dと接続された際に、光源ランプ411を冷却した上記光源冷却空気を、当該ダクト7D内に配置されたファン64に導く機能を有する。
ここで、上記のように、光源ランプ411を冷却した光源冷却空気は、本体部415内の対流によって排気口4151から排出されるが、当該排気口4151からの光源冷却空気の排気圧はそれほど高くない。一方、第2ダクト部D2の終端は、内部にファン64が配置されたダクト7Dの導入口7D12と対向することから、第2ダクト部D2内には、ファン64の吸引力が作用する。このため、排気口4151から導風部418内に導入された空気は、光源ランプ411の破裂時を除いて、分岐部4182から第2ダクト部D2に流通し、当該第2ダクト部D2の終端におけるX方向側の端面に形成された開口部D21を介してダクト7D内に流入される。この開口部D21内には、メッシュD17と同様のメッシュD22が配置されている。しかしながら、このメッシュD22は、無くてもよい。
なお、本実施形態では、導風部418は、本体部415に対して着脱可能に設けられ、当該本体部415に取り付けられることにより、光源装置41Dのハウジング417を構成している。しかしながら、これに限らず、導風部418の構成は、本体部415と一体的に形成されていてもよい。
[ダクトの構成]
ダクト7Dは、光源装置41Dが光学部品用筐体47の光源収納部471に収納された際に、上記導風部418と接続され、当該導風部418内に導入された空気を、排気口2E1を介して外装筐体2の外部に導くものである。このダクト7Dは、導入部7D1と、上記配置部73と、を有する。
これらのうち、配置部73内には、空気の吸引方向及び排出方向がZ方向とは反対方向に沿うように、上記ファン64が配置される。
導入部7D1は、上記導入部71と同様に、光源装置41D及び電源装置5に対向し、これらを冷却した空気を内部に導入する。この導入部7D1は、接続部7D11と、導入口7D12,7D13,714(図14では図示を省略),715と、を有する。
接続部7D11は、ダクト7Dにおいて上記導風部418及び左側面部415Eと対向する部位である他、これらと接触して、光源装置41DがY方向とは反対方向に沿って外装筐体2内に挿入されて上記光源収納部471に収納される際に、当該光源装置41Dの光源収納部471への収納を案内する案内部としても機能する。
導入口7D12は、接続部7D11において上記開口部D21に応じた位置に形成され、導風部418の第2ダクト部D2を流通した空気を導入部7D1内に導入する。
導入口7D13は、接続部7D11において上記排気口4152に応じた位置に形成されており、リフレクター412の背面部を冷却した空気を導入部7D1内に導入する。
導入口714,715は、上記ダクト7での場合と同様に、導入部7D1において、電源装置5と対向する部位に形成され、外装筐体2内の空気(例えば、電源装置5を冷却した空気)を導入部7D1内に導入する。
[光源ランプの破裂時以外の状態にて光源装置から導入される空気の流路]
図15は、光源装置41Dから流出される空気の流路を示す図である。この図15においては、光源ランプ411の破裂時以外での当該空気の流路を実線の矢印M1により示し、光源ランプ411の破裂時の当該空気の流路を一点鎖線の矢印M2により示している。
本実施形態においては、光源ランプ411の破裂時以外の状態(光源ランプ411が破裂していない状態及び破裂した後の状態)では、上記本体部415の収納空間S内の空気(例えば光源冷却空気)は、図15における矢印M1により示される流路を辿る。
具体的に、当該空気は、本体部415内の対流によって排気口4151から排出され、導入口4181を介して導風部418内に流入される。この導風部418における第2ダクト部D2内には、ファン64の吸引力が作用するので、当該導風部418内に流入された空気は、ファン64の吸引力によって、分岐部4182から上記第2方向B2に沿って第2ダクト部D2内に流入される。そして、第2ダクト部D2内を流通した空気は、開口部D21及び導入口7D12を介して導入部7D1内に導入され、ファン64によって排気口2E1から外装筐体2外に排出される。
[光源ランプの破裂時に光源装置から導入される空気の流路]
一方、光源ランプ411の破裂時には、上記のように、本体部415内にて破裂による爆圧が発生することから、排気口4151からの上記収納空間S内の空気の排気圧は、当該光源ランプ411の破裂時以外での排気圧より高く、上記分岐部4182にて作用されるファン64の吸引圧より高い。このため、光源ランプ411の破裂時に排気口4151から排出される空気は、図15における矢印M2により示される流路を辿る。
具体的に、当該空気は、導入口4181を介して導風部418内に導入された後、分岐部4182から上記第1方向B1に沿って流通して、第1ダクト部D1内に流入される。この空気は、第1ダクト部D1内を上記第1方向B1に沿って直進してメッシュD17を通過する。これにより、当該空気に含まれる上記粉塵は、メッシュD17により捕獲され、上記爆圧が収まった後に鉛直方向(すなわち、Y方向とは反対方向)に落下して、第1ダクト部D1内に留まる。また、当該粉塵が除去された空気は、開口部D16を通過して、第1ダクト部D1の外部、すなわち、ハウジング417(光源装置41D)の外部に排出される。
一方、光源ランプ411の破裂に伴う爆圧が収まった後には、導入口4181を介して導風部418内に導入された空気は、上記のように、矢印M1により示される流路を辿る。すなわち、当該空気は、ファン64の吸引力によって、分岐部4182から第2ダクト部D2内に流入される。このように、上記爆圧が収まった場合では、第1ダクト部D1に空気は流通しづらいことから、上記メッシュD17によって捕獲された粉塵は、第1ダクト部D1内に留まりやすく、導風部418外に排出されにくい。
なお、図示を省略したが、リフレクター412の背面側を冷却した空気、及び、電源装置5を冷却した空気は、光源ランプ411の状態に係わらず、上記ファン64によって導入口7D13,714,715を介して導入部7D1内に導入される。これらの空気も、ファン64によって吸引され、排気口2E1から外装筐体2外に排出される。
[第3実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1Dによれば、上記プロジェクター1と同様の効果を奏することができる。
本体部415の排気口4151(流出口)から排出される空気、すなわち、光源ランプが収納される収納空間S内の空気は、導入口4181から導風部418内に導入される。
ここで、光源ランプ411の破裂時以外の状態では、排気口4151からの排気圧は比較的高くない。このため、ファン64によって第2ダクト部D2内の空気が吸引されることにより、光源ランプ411を冷却した空気を、導風部418の外部、ひいては、光源用筐体であるハウジング417の外部に排出できる。
一方、光源ランプ411の破裂時には、当該光源ランプ411の破片等の粉塵を含む空気が排気口4151から導風部418内に導入される。この際、上記爆圧により、排気口4151からの排気圧が比較的高いことから、導風部418内に導入された空気は、排気口4151の開口面4151Aに直交する第1方向B1に直進して、分岐部4182から第1ダクト部D1に流入される。この第1ダクト部D1を構成する側壁部には開口部D16(第1開口部)が形成されているので、当該第1ダクト部D1に流入された空気は、当該開口部D16を介して第1ダクト部D1の外部に排出される。この際、開口部D16を覆うメッシュD17によって、当該空気に含まれる粉塵が捕獲されることにより、当該粉塵は、第1ダクト部D1内に留められる。
従って、排気口4151に設けられたメッシュ4153の目を細かくすることなく、光源ランプ411の細かな破片が光源装置41Dの外部に飛散することを抑制できるので、当該光源装置41Dの冷却効率を低下させることなく、上記破片の飛散を抑制できる。
ここで、光源ランプ411の破裂時に発生する爆圧によって、上記収納空間S内の空気(上記粉塵を含む空気)は、排気口4151から第1方向B1に排出されることから、当該第1方向B1に分岐部4182から延出する第1ダクト部D1内に流入されやすい。この第1ダクト部D1が有する開口部D16は、当該第1ダクト部D1において第1方向B1側に直交する側壁部D13に形成され、第1ダクト部D1を流通する空気を第1方向B1に沿って排出する。これによれば、メッシュD17によって粉塵が捕獲された空気を速やかに第1ダクト部D1の外部に排出できる。従って、粉塵が含まれる空気が逆流して第2ダクト部D2側に流通することを抑制でき、当該粉塵がハウジング417の外部に排出されることを抑制できる。
開口部D16は、スリット状に形成されているので、側壁部D13における開口部D16の開口面積を小さくすることができる。従って、光源ランプ411の光が排気口4151を介して本体部415の外部に漏れる場合でも、当該光が導風部418の外部、ひいては、ハウジング417の外部に漏れることを抑制できる。
また、メッシュD17は、開口部D16に対して第1方向B1とは反対側、すなわち、当該開口部D16を通過する空気の流通方向における上流側に位置する。これによれば、当該メッシュD17が下流側に位置する場合に比べて、捕獲された粉塵を第1ダクト部D1内に留めやすくすることができる。従って、光源ランプ411の破片を含む粉塵がハウジングの外部に排出されることを確実に抑制できる。
メッシュD17は、第1方向B1に略直交する位置に配置されている。これによれば、上記爆圧によって第1方向B1に沿って排気口4151から排出される空気(上記粉塵を含む空気)が、当該メッシュD17を確実に通過するように構成でき、当該メッシュD17によって上記粉塵を捕獲させやすくすることができる。従って、光源ランプ411の破片が、第1ダクト部D1の外部、ひいては、ハウジング417の外部に排出されることを一層確実に抑制できる。
導風部418は、本体部415に対して着脱可能であることから、光源ランプ411の破片を含む粉塵が内部に留められた導風部418を本体部415から外すことができる。このため、光源ランプ411の交換とともに、導風部418を交換することによって、光源装置41Dを製造できる。従って、光源装置41Dのリユース性及びリサイクル性を向上させることができる。
[第3実施形態の変形]
図16は、ダクト7Dの変形であるダクト7E、光源装置41D及び電源装置5のXZ平面における断面図である。
上記ダクト7Dでは、ファン64は、空気の吸引方向及び排出方向がZ方向とは反対方向に沿うように配置部73内に配置されていた。これに対し、配置部73に代えて配置部73Aを有するダクト7E(図16)を採用し、上記ダクト7A,7Cと同様に、空気の吸引方向及び排出方向がX方向に沿うようにファン64が、当該ダクト7E内に配置されてもよい。このようなダクト7Eが採用される場合には、上記と同様に、排気口(図示省略)が正面部2Cに形成された外装筐体2が採用される。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、上記プロジェクター1Dと同様の構成を備える。ここで、当該プロジェクター1Dの導風部418は、第1ダクト部D1及び第2ダクト部D2の終端に位置する開口部D16,D21がそれぞれ離れた位置に形成されていた。これに対し、本実施形態に係るプロジェクターでは、上記ダクト7Bと同様に、第1ダクト部及び第2ダクト部を流通した空気が排出される各開口部が近い位置に形成されている。この点で、本実施形態に係るプロジェクターと、上記プロジェクター1Dとは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図17は、本実施形態に係るプロジェクター1Fが備える光源装置41F、電源装置5及びダクト7FのXZ平面における断面図である。
本実施形態に係るプロジェクター1Fは、光源装置41D及びダクト7Dに代えて光源装置41F及びダクト7Fを有する他は、上記プロジェクター1Dと同様の構成及び機能を有する。これらのうち、光源装置41Fは、図17に示すように、導風部418に代えて導風部418Fを有する他は、上記光源装置41Dと同様の構成及び機能を有する。
[導風部の構成]
導風部418Fは、上記導風部418と同様に、本体部415の左側面部415Eに着脱可能に取り付けられて上記ハウジング417を構成し、当該本体部415の排気口4151から排出される空気をダクト7Fに導くダクト部材として機能する。この他、導風部418Fは、光源ランプ411の破裂時に当該光源ランプ411の破片を含む粉塵を集塵し、当該粉塵が飛散することを抑制する集塵部材としても機能する。
この導風部418Fは、上記導入口4181及び分岐部4182と、第1ダクト部F1及び第2ダクト部F2と、を有する。
第1ダクト部F1は、上記第1方向B1に沿って分岐部4182から延出した後、当該第1方向B1に直交する上記第2方向B2に沿って延出するダクト部である。この第1ダクト部F1は、導入口4181におけるZ方向側の端縁を形成する側壁部F11と、側壁部F12〜F15(Y方向側の側壁部については図示参照)とにより形成されており、当該第1ダクト部F1において第2方向B2に沿う延出部分は、側壁部F12〜F15及びY方向側の側壁部によって袋小路のように閉塞されている。
この閉塞部分を形成する側壁部の1つであり、第2方向B2側に位置する側壁部F12には、開口部F16が形成されており、当該開口部F16内には、上記メッシュD17と同様の金属製のメッシュF17が、第2方向B2に直交するように設けられている。このメッシュF17は、板状に形成されており、第1ダクト部F1内を流通する空気に含まれる粉塵(例えば、光源ランプ411の破片)を捕獲する。なお、メッシュF17は、当該開口部F16を第2方向B2側(Z方向とは反対側)、或いは、第2方向B2とは反対側(Z方向側)にて覆うように設けられてもよい。
第2ダクト部F2は、上記第2方向B2に沿って分岐部4182から延びるダクト部である。この第2ダクト部F2は、光源ランプ411の破裂時以外のときに、上記本体部415から導風部418F内に導入された空気の略全てをファン64による吸引力によって流通させ、当該空気をダクト7Fに導く機能を有する。
この第2ダクト部F2における終端部分を形成する側壁部のうち、第1方向B1(X方向)側の側壁部は、第1ダクト部F1を形成する側壁部F15であり、当該側壁部F15には、上記側壁部F12より第2方向B2側の位置に、開口部F21が形成されている。そして、第2ダクト部F2を流通した空気は、当該開口部F21を介して、導風部418Fの外部、ひいては、光源装置41Fの外部に排出される。なお、開口部F21内には、上記メッシュF17と同様のメッシュF22が配置されている。
このように、開口部F21と、上記開口部F16とは、互いに直交する側壁部F15,F12において、互いに比較的近い位置に形成されている。そして、これら開口部F16,F21を覆うように、ダクト7Fの接続部7F11が、導風部418Fに接続される。
なお、導風部418Fは、本体部415に着脱可能に取り付けられる構成であるが、上記導風部418と同様に、本体部415と一体的に形成されていてもよい。
[ダクトの構成]
ダクト7Fは、上記ダクト7Dと同様に、光源装置41Fから排出された空気を、排気口2E1を介して外装筐体2外に導くものである。このダクト7Fは、導入部7F1と、上記ファン64が配置される配置部73と、を有する。
導入部7F1は、上記導入部71,7D1と同様に、光源装置41F及び電源装置5と対向し、これらを冷却した空気を内部に導入する。この導入部7F1は、接続部7F11と、導入口7F12,7F13,7D13,714(図17では図示を省略),715と、を有する。
接続部7F11は、上記接続部7D11と同様に、ダクト7Fにおいて上記導風部418F及び左側面部415Eと対向する部位であり、これらと接触して、当該光源装置47Fの光源収納部471への収納を案内する案内部としても機能する。
導入口7F12,7F13は、接続部7F11において上記開口部F16,F21に応じた位置に形成されている。そして、導入口7F12を介して、第1ダクト部F1を流通して開口部F16から流出される空気が導入部7F1内に導入され、また、導入口7F13を介して、第2ダクト部F2を流通して開口部F21から流出される空気が導入部7F1内に導入される。
導入口7D13は、接続部7F11において上記排気口4152に応じた位置に形成され、当該導入口7D13を介して、リフレクター412の背面部を冷却した空気が導入部7F1内に導入される。
導入口714,715は、導入部7F1において電源装置5と対向する面に形成されている。
[光源ランプの破裂時以外の状態にて光源装置から導入される空気の流路]
図18は、光源装置41Fから流出される空気の流路を示す図である。この図18においては、光源ランプ411の破裂時以外での当該空気の流路を実線の矢印M3により示し、光源ランプ411の破裂時の当該空気の流路を一点鎖線の矢印M4により示している。
本実施形態においては、光源ランプ411の破裂時以外の状態では、上記本体部415の収納空間S内の空気(例えば光源冷却空気)は、図18における矢印M3により示される流路を辿る。
具体的に、当該空気は、本体部415内の対流によって排気口4151から流出され、上記排気口4151から導入口4181を介して導風部418F内に流入される。この空気は、ダクト7F内に配置されたファン64によって吸引されて、主に第2ダクト部F2内を流通する。そして、当該空気は、開口部F21及び導入口7F13を介してダクト7F内に導入され、ファン64によって排気口2E1から外装筐体2外に排出される。
[光源ランプの破裂時に光源装置から導入される空気の流路]
一方、光源ランプ411の破裂時には、上記爆圧により、上記収納空間S内の空気は、図18における矢印M4により示される流路を辿る。
具体的に、当該空気は、排気口4151から上記第1方向B1に沿って排出された後、導入口4181を介して導風部418F内に流入され、分岐部4182から第1ダクト部F1内に流入される。この第1ダクト部F1は、分岐部4182から第1方向B1に沿って延出した後、第2方向B2に沿って延出していることから、上記爆圧により排出された空気は、当該第1ダクト部F1内を流通して、終端における第2方向B2側の側壁部F12に形成された開口部F16内のメッシュF17を通過する。このメッシュF17によって、当該空気に含まれる粉塵は捕獲され、袋小路状に形成された第1ダクト部F1の終端部分に留まる。一方、粉塵が除去された空気は、開口部F16に応じた位置に形成された導入口7F12を介してダクト7F内に導入され、ファン64によって排気口2E1から外装筐体2外に排出される。
また、図示を省略したが、リフレクター412の背面側を冷却した空気、及び、電源装置5を冷却した空気は、上記と同様に、光源ランプ411の状態に係わらず、上記ファン64によって導入口7D13,714,715を介して導入部7F1内に導入される。そして、これらの空気も、排気口2E1から外装筐体2外に排出される。
[第4実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1Dによれば、上記プロジェクター1と同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
第1ダクト部F1は、第1方向B1に延出した後、第2方向B2に沿って延出しており、当該第1ダクト部F1内を流通した空気が外部に流出される開口部F16は、第2方向B2側に位置する側壁部F12に形成されている。これによれば、第1ダクト部F1を流通する空気の流路における終端側の当該第1ダクト部F1の形状が袋小路状となることにより、開口部F16を覆うメッシュF17によって捕獲された粉塵を、当該第1ダクト部F1内に留めやすくすることができる。従って、光源ランプ411の破片を含む粉塵がハウジング417の外部に排出されることを確実に抑制できる。
また、メッシュF17が、第1ダクト部F1において第2方向B2に沿って延出する部位に、当該第2方向B2に直交するように配置されていることにより、当該メッシュF17を通過する空気から上記粉塵を捕獲しやすくすることができる。
[第4実施形態の変形]
図19は、ダクト7Fの変形であるダクト7G、光源装置41F及び電源装置5のXZ平面における断面図である。
上記ダクト7Fでは、ファン64は、空気の吸引方向及び排出方向がZ方向とは反対方向に沿うように配置部73内に配置されていた。これに対し、配置部73に代えて配置部73Aを有するダクト7G(図19)を採用し、当該ダクト7G内に、空気の吸引方向及び排出方向がX方向に沿うようにファン64が配置されてもよい。このようなダクト7Gが採用される場合、排気口(図示省略)が正面部2Cに形成された外装筐体2が採用される。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、上記プロジェクター1Fと同様の構成を備える。ここで、上記プロジェクター1Fの導風部418Fは、第1ダクト部F1及び第2ダクト部F2のそれぞれの終端に形成された開口部F16,F21を介して、これらダクト部F1,F2を流通した空気をダクト7F内に流通させる構成であった。これに対し、本実施形態に係るプロジェクターでは、導風部は、第1ダクト部及び第2ダクト部を流通した空気を集約して1つの排気口からダクトに流通させる。この点で、本実施形態に係るプロジェクターと、上記プロジェクター1Fとは相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図20は、本実施形態に係るプロジェクター1Hが備える光源装置41H、電源装置5及びダクト7HのXZ平面における断面図であり、光源装置41Hからダクト7H内を流通する空気の流路を示す図である。
本実施形態に係るプロジェクター1Hは、光源装置41F及びダクト7Fに代えて、光源装置41H及びダクト7Hを有する他は、上記プロジェクター1Fと同様の構成及び機能を有する。これらのうち、光源装置41Hは、図20に示すように、導風部418Fに代えて導風部418Hを有する他は、上記光源装置41Fと同様の構成及び機能を有する。
[導風部の構成]
導風部418Hは、上記導風部418,418Fと同様に、本体部415の左側面部415Eに着脱可能に取り付けられ、当該本体部415の排気口4151から排出される空気をダクト7Fに導く機能を有する。この他、導風部418Hは、光源ランプ411の破裂時に当該光源ランプ411の破片が飛散することを抑制する機能を有する。
この導風部418Hは、導風部418Fがそれぞれ有する導入口4181、分岐部4182、第1ダクト部F1及び第2ダクト部F2の他、集約部H1を有する。
集約部H1は、第1ダクト部F1及び第2ダクト部F2を流通した空気を集約する。この集約部H1は、各ダクト部F1,F2を流通する空気の流通方向における下流側に、側壁部F12,F15と、これら側壁部F12,F15のそれぞれに対向する側壁部H2とにより、Y方向側から見て略三角形状に形成されている。換言すると、集約部H1は、第1ダクト部F1の終端に対する第2方向B2側(Z方向とは反対側)の位置であり、第2ダクト部F2の終端に対する第1方向B1側(X方向側)の位置に形成されている。
この集約部H1には、第1ダクト部F1を流通した空気が開口部F16を介して流入され、第2ダクト部F2を流通した空気が開口部F21を介して流入される。そして、これら空気は、側壁部H2に形成された排気口H3を介して、導風部8H外に流出される。
なお、本実施形態では、開口部F16,F21及び排気口H3には、それぞれ、メッシュF17,F22,H4が配置されている。しかしながら、これに限らず、開口部F16及び排気口H3の一方のみにメッシュが配置される構成としてもよい。また、開口部F21に設けられるメッシュF22は、無くてもよい。
また、導風部418Hは、本体部415に対して着脱可能でなくてもよく、上記と同様に、本体部415と一体的に形成されていてもよい。
[ダクトの構成]
ダクト7Hは、上記ダクト7Fと同様に、光源装置41Hから排出された空気を、排気口2E1を介して外装筐体2外に導くものである。このダクト7Hは、導入部7H1と、上記ファン64が配置される配置部73と、を有する。
導入部7H1は、光源装置41H及び電源装置5に対向し、これらを冷却した空気を内部に導入する。この導入部7H1は、接続部7F11及び導入口7F12,7F13に代えて接続部7H11及び導入口7H12を有する他は、導入部7F1と同様の構成を有する。すなわち、導入部7H1は、接続部7H11と、導入口7H12,7D13,714(図20では図示省略),715と、を有する。
接続部7H11は、上記と同様に、ダクト7Hにおいて導風部418H及び左側面部415Eと対向する部位であり、これらと接触して、当該光源装置47Hの光源収納部471への収納を案内する案内部としても機能する。
導入口7H12は、接続部7H11において上記排気口H3に応じた位置に形成されている。この導入口7H12を介して、導風部418Hを流通して排気口H3から排出される空気が導入部7H1内に導入される。
[光源ランプの破裂時以外の状態にて光源装置から導入される空気の流路]
光源ランプ411の破裂時以外の状態では、本体部415の収納空間S内の空気は、図20における実線の矢印M5に示すように、上記排気口4151から導入口4181を介して導風部418H内に流入される。この空気は、上記ファン64によって吸引されて、主に第2ダクト部F2内を流通する。そして、当該空気は、集約部H1に流通した後、排気口H3及び導入口7H12を介してダクト7H内に導入され、ファン64によって排気口2E1から外装筐体2外に排出される。
[光源ランプの破裂時に光源装置から導入される空気の流路]
光源ランプ411の破裂時では、上記導風部418Fを有する光源装置41Fの場合と同様に、上記爆圧により、収納空間S内の空気は、図20における二点鎖線の矢印M6に示すように、排気口4151から上記第1方向B1に沿って排出され、導入口4181を介して導風部418H内に流入される。この後、当該空気は、分岐部4182から第1ダクト部F1に沿って流通して、第2方向B2側に位置する開口部F16に到達する。この空気が開口部F16を通過する際に、メッシュF17によって、当該空気に含まれる粉塵が捕獲される。そして、粉塵が除去された空気は、集約部H1に流通した後、上記矢印M5にて示したように、排気口H3及び導入口7H12を介してダクト7H内に導入され、ファン64によって排気口2E1から外装筐体2外に排出される。
また、上記と同様に、リフレクター412の背面側を冷却した空気、及び、電源装置5を冷却した空気は、光源ランプ411の状態に係わらず、上記ファン64によって導入口7D13,714,715を介して導入部7H1内に導入され、上記ファン64により外装筐体2外に排出される。
[第5実施形態の効果]
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1Hによれば、上記プロジェクター1Fと同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
導風部418Hが、集約部H1を有することにより、第1ダクト部F1を流通した空気と、第2ダクト部F2を流通した空気とを集約して、1つの排気口H3から排出できる。従って、各ダクト部F1,F2を流通した空気がそれぞれ異なる部位から排出される上記導風部418Fが採用される場合に比べて、導風部418Hから流出された空気が導入されるダクト7Hの構成を簡略化できる。
なお、排気口H3に設けられたメッシュH4により、メッシュF17によって捕獲された粉塵が第2ダクト部F2側に移動した場合でも、当該粉塵が導風部418F、ひいては、ハウジング417の外部に飛散することを抑制できる。更に、第2ダクト部F2を流通した空気が通過する開口部F21にもメッシュF22が設けられていることにより、上記粉塵のハウジング417外への飛散を確実に抑制できる。
[第5実施形態の変形]
図21は、ダクト7Hの変形であるダクト7I、光源装置41H及び電源装置5のXZ平面における断面図である。
上記ダクト7Hでは、ファン64は、空気の吸引方向及び排出方向がZ方向とは反対方向に沿うように配置部73内に配置されていた。これに対し、配置部73に代えて配置部73Aを有するダクト7I(図21)を採用し、当該ダクト7I内に、空気の吸引方向及び排出方向がX方向に沿うようにファン64が配置されてもよい。このようなダクト7Iが採用される場合、排気口(図示省略)が正面部2Cに形成された外装筐体2が採用される。
[各実施形態の変形]
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記各実施形態では、ダクト7,7A〜7Iは、Y方向側から見て略L字状に形成されていた。しかしながら、これに限らない。例えば、ダクトの形状は、ダクト部717,717Bが更に第1方向A1に延出した略U字状であってもよい。すなわち、ダクトの形状は、適宜変更可能である。
上記第1及び第2実施形態では、ダクト7,7A〜7Cは、排気口4151の端縁を結ぶ平面である開口面4151Aに直交する第1方向A1に沿ってダクト部717,717Bの少なくとも一部が分岐部716から延出し、当該分岐部716から第1方向A1に直交する第2方向A2に沿ってダクト部718の少なくとも一部が延出する構成であった。これらのうち、第1方向A1は、プロジェクター1,1BにおいてはX方向に沿う方向であり、第2方向A2は、Z方向とは反対方向に沿う方向であった。しかしながら、これに限らない。例えば、排気口4151がZ方向に開口する位置に形成されている場合には、第1方向A1は、Z方向に沿う方向であってもよく、第2方向A2は、当該Z方向に直交する方向であってもよい。すなわち、光源装置41における排気口4151の位置は、適宜変更可能であり、プロジェクターにおいて、上記開口面4151Aに直交する第1方向A1、及び、当該第1方向A1に直交する第2方向A2のそれぞれの向きは、光源装置41の構成及び排気口4151の位置等を考慮して、適宜変更可能である。
同様に、上記第3〜第5実施形態では、第1方向B1をX方向に沿う方向とし、第2方向B2をZ方向とは反対方向とした。しかしながら、これに限らない。例えば、第2方向B2は、Z方向に沿う方向としてもよい。すなわち、第1方向B1、及び、当該第1方向B1に交差する第2方向B2のそれぞれの向きは、光源装置41D,41F,41Hの構成及び排気口4151の位置等を考慮して、適宜変更可能である。
上記第1実施形態では、ダクト部717が有する開口部7176は、当該ダクト部717において第1方向A1側に位置する側壁部7173に形成されていた。また、上記第2実施形態では、当該開口部7176は、ダクト部717において第2方向A2側に位置する側壁部7172に形成されていた。しかしながら、これに限らない。例えば、開口部7176は、ダクト部717において第2方向A2とは反対側の側壁部7171に形成されていてもよく、第1方向A1及び第2方向A2のそれぞれに直交する方向の側壁部(例えば、側壁部7174)に形成されていてもよい。すなわち、開口部7176の形成位置は、どの側壁部でもよい。更に、ダクト部717において側壁部7173に形成された開口部7176を通過した空気がダクト部718を流通するように構成してもよい。この場合、開口部7176を、側壁部7173におけるZ方向とは反対側の位置に形成し、当該開口部7176を通過した空気を、ダクト部718に案内してもよい。
同様に、上記第3実施形態では、導風部418において、第1ダクト部D1を流通した空気が排出される開口部D16は、当該第1ダクト部D1において第1方向B1に位置し、かつ、当該第1方向B1に略直交する側壁部D13に形成されているとした。しかしながら、これに限らない。例えば、側壁部D11に形成されていてもよく、Y方向側に位置する側壁部(図示省略)や、Y方向とは反対側に位置する側壁部D14に形成されていてもよい。すなわち、開口部D16の位置は、第1ダクト部D1においてどこでもよい。
上記第1及び第3実施形態では、板状のメッシュ7177、D17は、第1方向A1,B1に直交する位置に配置されるとした。しかしながら、これに限らない。すなわち、開口部7176,D16を覆う位置に配置され、光源装置41,41Dから排出された空気から光源ランプ411の破片(粉塵)を捕獲できれば、メッシュ7177,D17は、どのような向き及び位置に配置されていてもよい。例えば、メッシュ7177,D17は、第1方向A1,B1に傾斜して配置されていてもよい。
また、上記各メッシュは、金属製に限らず、強度及び耐久性を確保できれば樹脂製等であってもよい。
上記第1及び第3実施形態では、開口部7176,D16は、側壁部7173,D13におけるZ方向側の端部にスリット状に形成されるとした。しかしながら、これに限らない。すなわち、開口部7176,D16は、遮光性等を考慮しなければ、例えば側壁部7173,D13における中央に形成されていてもよく、スリット状でなくてもよい。
上記第1及び第3実施形態では、メッシュ7177,D17は、開口部7176,D16に対して第1方向A1,B1とは反対側(すなわち、開口部7176,D16を通過する空気の流路における上流側)に位置するとした。しかしながら、これに限らない。例えば、当該メッシュ7177,D17は、開口部7176,D16に嵌め込まれていてもよい。また、メッシュ7177,D17は、開口部7176,D16を覆うように、当該開口部7176,D16に対する下流側(第1方向A1,B1側)に配置されていてもよい。
上記各実施形態では、ファン64は、空気の吸引方向及び排出方向がZ方向とは反対方向に沿うようにダクト7,7B,7D,7F,7H内に配置された他、空気の吸引方向及び排出方向がX方向に沿うようにダクト7A,7C,7E,7G,7I内に配置された。しかしながら、これに限らない。例えば、ファン64は、空気の吸引方向及び排出方向がY方向又はY方向とは反対方向に沿うようにダクト内に配置されてもよい。この場合、ファン64により空気が排出される外装筐体2の排気口を、天面部2A又は底面部2Bに形成すればよい。すなわち、上記第1及び第2実施形態においては、光源ランプ411が破裂していない状態で、ダクト内に導入された空気をダクト部718に流通させることができれば、ファン64の位置は問わない。また、上記第3〜第5実施形態においては、光源ランプ411が破裂していない状態で、導風部418,418F,418H内に導入された空気を第2ダクト部D2,F2に流通させることができれば、ファン64の位置は問わない。
更に、ファン64は、軸流ファンに限らず、遠心力ファン(シロッコファン)であってもよい。例えば、遠心力ファンにより構成されたファン64を、吸気面がZ方向側を向き、排気面がX方向側を向くように配置してもよい。換言すると、当該ファン64を、空気の吸引方向がZ方向とは反対方向に沿い、かつ、排出方向がX方向に沿うように配置部73A内に配置してもよい。
上記第1及び第2実施形態では、メッシュ7177によって捕獲された光源ランプ411の破片を、ダクト部717,717B内に留める構成であった。また、上記第3〜第5実施形態では、メッシュD17,F17によって捕獲された光源ランプ411の破片を、第1ダクト部D1,F1内に留める構成であった。これに対し、メッシュ7177,D17,F17の配置位置から鉛直方向に凹む凹部をダクト部717,717B及び第1ダクト部D1,F1に形成し、メッシュ7177,D17,F17によって捕獲された破片(粉塵)が当該凹部内に落下することで、破片がより確実に飛散しないように構成してもよい。
上記第3実施形態では、光源装置41Dにおける第1ダクト部D1の終端に位置する開口部D16は、第1方向B1とは反対側に位置するメッシュD17により覆われ、第2ダクト部D2の終端に位置する開口部D21内には、メッシュD22が配置されていた。また、上記第4実施形態では、光源装置41Fにおける第1ダクト部F1の終端に位置する開口部F16、及び、第2ダクト部F2の終端に位置する開口部F21には、それぞれメッシュF17,F22が設けられていた。更に、上記第5実施形態では、光源装置41Hにおける集約部H1の排気口H3には、メッシュH4が設けられていた。そして、これらの構成により、導風部418,418F,418Hの外部に、光源ランプ411の破片等の粉塵が飛散することが抑制されるとした。しかしながら、このようにメッシュのみによって、開口部及び排気口から当該粉塵の飛散を抑制する構造に限らない。例えば、光源装置41D,41F,41Hが光源収納部471から取り外されると、これら開口部D16,D21,F16,F21及び排気口H3がシャッターによって閉塞され、当該光源装置41D,41F,41Hが光源収納部471に装着されると、これら開口部D16,D21,F16,F21及び排気口H3が開放される構成としてもよい。この場合、例えば、ランプカバー2A1が天面部2Aに装着されると、光源装置41D,41F,41Hに設けられたボタンやレバー等の操作部材がランプカバー2A1によって押圧され、これによって上記シャッターが開放方向に移動されて開口部D16,D21,F16,F21及び排気口H3が開放され、ランプカバー2A1が取り外されると、上記シャッターが閉塞方向に移動されて開口部D16,D21,F16,F21及び排気口H3が閉塞される構成とすることができる。なお、メッシュが上記開口部及び排気口に応じて設けられる場合でも、当該メッシュの配置位置は、上記のように、開口部及び排気口内であってもよく、当該開口部を通過する空気の流通方向における上流側でも下流側でもよい。
上記各実施形態では、光源装置41,41D,41F,41Hは、光源ランプ411、リフレクター412及び平行化レンズ413と、これらを内部に収納する光源用筐体としてのハウジング414,417と、を有する構成とした。このような光源装置41は、プロジェクターに1つ設けられる構成に限らず、複数の光源装置が設けられていてもよい。この場合、それぞれの光源装置に応じて上記ダクトを設けてもよく、各光源装置から排出される空気を1つのダクトによって収集する構成としてもよい。
上記各実施形態では、画像形成装置4,4Dは、Y方向側から見て略L字状に構成されるとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、画像形成装置は、Y方向側から見て略U字状に構成されてもよい。
上記各実施形態では、プロジェクター1,1B,1D,1F,1Hは、3つの液晶パネル453(453R,453G,453B)を備えるとした。しかしながら、これに限らない。すなわち、2つ以下、あるいは、4つ以上の液晶パネルを用いたプロジェクターにも、本発明を適用可能である。また、採用される液晶パネルも、光入射面と光射出面とが異なる透過型の液晶パネル453に限らず、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。更に、入射光を変調して画像情報に応じた画像を形成可能な光変調装置であれば、マイクロミラーを用いたデバイス、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)等を利用したものなど、液晶以外の光変調装置を用いてもよい。
上記各実施形態では、画像の投射方向と、当該画像の観察方向とが略同じであるフロントタイプのプロジェクター1,1B,1D,1F,1Hを例示した。しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば、投射方向と観察方向とがそれぞれ反対方向となるリアタイプのプロジェクターにも、本発明を適用可能である。
1D,1F,1H…プロジェクター、2…外装筐体、2E1…排気口(筐体側排気口)、41D,41F,41H…光源装置、411…光源ランプ、415…本体部、4151…排気口(流出口)、4151A…開口面、417…ハウジング(光源用筐体)、418,418F,418H…導風部、4182…分岐部、453(453R,453G,453B)…液晶パネル(光変調装置)、46…投射光学装置、64…ファン、7D,7E,7F,7G,7H,7I…ダクト、B1…第1方向、B2…第2方向、D1,F1…第1ダクト部、D11〜D14,F11〜F15…側壁部、D16,F16…開口部(第1開口部)、D17,F17…メッシュ、D2,F2…第2ダクト部、D21,F21…開口部(第2開口部)、H1…集約部、H3…排気口、S…収納空間。

Claims (9)

  1. 光源ランプと、
    前記光源ランプが収納される光源用筐体と、を備え、
    前記光源用筐体は、
    前記光源ランプが収納される収納空間を有する本体部と、
    前記収納空間内の空気を外部に導く導風部と、を備え、
    前記本体部は、前記収納空間内の空気が流出される流出口を有し、
    前記導風部は、
    前記流出口から導入された空気を分岐させる分岐部と、
    前記流出口の端縁を結ぶ開口面に対して直交する第1方向に沿って前記分岐部から延出し、前記導風部に導入された空気が前記分岐部を介して流通可能な第1ダクト部と、
    前記第1方向に対して交差する第2方向に沿って前記分岐部から延出し、前記導風部に導入された空気が前記分岐部を介して流通可能な第2ダクト部と、を有し、
    前記第1ダクト部は、
    前記第1ダクト部を形成する複数の側壁部と、
    前記複数の側壁部のうち少なくともいずれかに形成され、前記第1ダクト部内を流通する空気を前記第1ダクト部の外部に流通させる第1開口部と、
    前記第1開口部を覆うメッシュと、を有し、
    前記第2ダクト部は、内部を流通する空気を前記第2ダクト部の外部に流通させる第2開口部を有することを特徴とする光源装置。
  2. 請求項1に記載の光源装置において、
    前記第1開口部は、前記第1ダクト部を形成する複数の側壁部のうち、前記第1方向に略直交する側壁部に形成され、前記第1ダクト部を流通する空気を前記第1方向に沿って前記光源用筐体の外部に排出することを特徴とする光源装置。
  3. 請求項2に記載の光源装置において、
    前記第1開口部は、スリット状に形成され、
    前記メッシュは、前記第1開口部に対して前記第1方向とは反対側に位置することを特徴とする光源装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光源装置において、
    前記メッシュは、前記第1方向に略直交する位置に配置されることを特徴とする光源装置。
  5. 請求項1に記載の光源装置において、
    前記第1ダクト部は、前記第1方向に延出した後、前記第2方向に沿って延出し、
    前記第1開口部は、前記第1ダクト部を形成する複数の側壁部のうち、前記第2方向側に位置する側壁部に形成され、
    前記メッシュは、前記第2方向に略直交する位置に配置されることを特徴とする光源装置。
  6. 請求項5に記載の光源装置において、
    前記第1ダクト部を流通して前記メッシュを通過した空気と、前記第2ダクト部を流通した空気とが集約される集約部を有し、
    前記集約部は、流入された空気を前記光源用筐体の外部に排出する排気口を有することを特徴とする光源装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の光源装置において、
    前記導風部は、前記本体部に対して着脱可能に設けられていることを特徴とする光源装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置から出射された光を変調する光変調装置と、
    前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、
    外装を構成する外装筐体と、を備え、
    前記光源装置は、前記外装筐体内に着脱可能に配置されることを特徴とするプロジェクター。
  9. 請求項8に記載のプロジェクターにおいて、
    それぞれ前記外装筐体内に配置されるダクト及びファンを備え、
    前記外装筐体は、内部の空気を排出する筐体側排気口を有し、
    前記ダクトは、前記導風部と前記筐体側排気口とを接続し、
    前記ファンは、前記ダクト内に配置されて、前記導風部を流通した空気を前記筐体側排気口から前記外装筐体の外部に排出することを特徴とするプロジェクター。
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