JP2016138718A - 建物の空調換気システム - Google Patents

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Abstract

【課題】建物内における空気の清浄化を好適に図ることができる建物の空調換気システムを提供する。【解決手段】建物には、空調換気システムが設けられている。空調換気システムは、エアフィルタ48を介して居住空間14に外気を導入する換気装置31と、エアフィルタ49を介して機械室19の空気を取り込むとともに、その取り込んだ空気をもとに空調空気を生成しそれを各居室17,18へ供給する空調装置41とを備える。換気装置31は、外気の導入量を調整する機能を有しており、空調装置41は、空調空気の供給量を調整する機能を有している。コントローラは、屋内異物センサ51により検出された居住空間14における空気中の異物の量に応じて、換気装置31による外気の導入量と空調装置41による空調空気の供給量とを制御する。【選択図】 図1

Description

本発明は、建物の空調換気システムに関する。
住宅等の建物では、建物内の空調及び換気を行う空調換気システムが設けられている場合がある(例えば特許文献1参照)。かかる空調換気システムでは、建物内に外気を導入する換気装置と、建物内の空気を取り込んで空調空気(暖気及び冷気)を生成するとともにその空調空気を空調対象となる部屋へと供給する空調装置とが設けられている。
このような空調換気システムでは、一般に、換気装置及び空調装置にそれぞれエアフィルタが内蔵されている。これにより、換気装置により建物内に外気が導入される際にはエアフィルタを介して外気が導入されるため、外気中の異物が建物内に入り込むのを抑制しながら建物内の換気を行うことができる。また、空調装置に建物内の空気が取り込まれる際にはエアフィルタを介して建物内の空気が取り込まれるため、建物内の空気の清浄化を図りながら建物内の空調を行うことができる。
特開平8−75225号公報
ところで、近年、PM2.5等の微小粒子(微小粒子状物質)による健康被害が懸念されていることもあり、建物内における空気の清浄化に関するニーズは大きくなっている。そのため、上述の空調換気システムにおいても、建物内における空気の清浄化について更なる改善が求められる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、建物内における空気の清浄化を好適に図ることができる建物の空調換気システムを提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明の建物の空調換気システムは、空気中の異物を捕集する第1フィルタと、その第1フィルタを介して屋内に外気を導入する換気装置と、空気中の異物を捕集する第2フィルタと、その第2フィルタを介して屋内の空気を取り込むとともに、その取り込んだ空気をもとに空調空気を生成しそれを空調対象である屋内空間へ供給する空調装置と、を備える建物の空調換気システムにおいて、前記換気装置は、外気の導入量を調整する機能を有しており、前記空調装置は、空調空気の供給量を調整する機能を有しており、屋内における空気中の異物の量を検出する屋内異物検出手段と、前記屋内異物検出手段により検出された異物の量に応じて、前記換気装置による外気の導入量と前記空調装置による空調空気の供給量とを制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、屋内空気中の異物の量に応じて、換気装置による外気の導入量と空調装置による空調空気の供給量とが制御される。したがって、例えば屋内空気中の異物の量が増大した場合に、外気の導入量を増やすことにより屋内の換気を促進させることができる。この場合、屋内空気中の異物を屋外に積極的に排出することができる。また、屋内空気中の異物の量が増大した場合に、空調空気の供給量を増やすことで空調装置への第2フィルタを介した屋内空気の取り込みを促進させることができる。この場合、第2フィルタによる異物の捕集を積極的に行うことができる。これにより、建物内における空気の清浄化を好適に図ることができる。
第2の発明の建物の空調換気システムは、第1の発明において、前記制御手段は、前記屋内異物検出手段により検出された異物の量が所定の屋内基準量を上回っている場合に、前記換気装置による外気の導入量を通常よりも多くする導入量増大制御を実施し、かつ、前記空調装置による空調空気の供給量を通常よりも多くする供給量増大制御を実施することを特徴とする。
本発明によれば、屋内空気中の異物の量が屋内基準量を上回ると、換気装置による外気の導入量が通常の導入量よりも多くなるため、それに伴い屋内の空気が屋外へ排出される量が多くなる。この場合、屋内空気中の異物を積極的に屋外へ排出することができる。また、屋内空気中の異物の量が屋内基準量を上回ると、空調装置による空調空気の供給量が通常の供給量よりも多くなるため、それに伴い第2フィルタを通じて空調装置に取り込まれる屋内空気の量が多くなる。この場合、第2フィルタによる屋内空気中の異物の捕集を積極的に行うことができる。よって、以上より、屋内空気の清浄化を好適に行うことが可能となる。
第3の発明の建物の空調換気システムは、第2の発明において、前記異物には、大きさの異なる小異物と大異物とがあり、前記第1フィルタは、前記小異物及び前記大異物のいずれをも捕集可能であり、前記第2フィルタは、前記小異物及び前記大異物のうち前記大異物のみを捕集可能であり、前記屋内異物検出手段は、前記小異物及び前記大異物のそれぞれの量を検出するものであり、前記制御手段は、前記屋内異物検出手段により検出された前記大異物の量が前記屋内基準量としての第1屋内基準量を上回っている場合には、前記空調装置による前記供給量増大制御を実施するのに対し、前記屋内異物検出手段により検出された前記小異物の量が前記屋内基準量としての第2屋内基準量を上回っており、かつ前記検出された前記大異物の量が前記第1屋内基準量以下である場合には、前記空調装置による前記供給量増大制御を実施しないことを特徴とする。
一般に、空調装置による空調空気の供給量は換気装置による外気の導入量よりも多い。そのため、空調装置側のフィルタ(第2フィルタ)では、空調空気の供給量を確保すべく、換気装置側のフィルタ(第1フィルタ)と比べて異物の捕集性能の低い(換言すると目の粗い)フィルタが用いられる。したがって、第1フィルタでは、小さい異物(以下、小異物という)も大きい異物(以下、大異物という)も捕集できるのに対して,第2フィルタでは、大きい異物しか捕集できない場合がある。
そこで本発明では、このような点に鑑みて、屋内空気中の大異物の量が屋内基準量(第1屋内基準量)を上回った場合には、空調装置による空調空気の供給量を通常よりも多くする上述の制御(供給量増大制御)を実施するのに対して、屋内空気中の小異物の量が屋内基準量(第2屋内基準量)を上回ってかつ屋内空気中の大異物の量が第1屋内基準量以下である場合には、空調装置による供給量増大制御を実施しないようにしている。これにより、屋内空気中の大異物の量が多くなっている場合には、第2フィルタによる屋内空気中の大異物の捕集を積極的に行うことで屋内空気の清浄化を図ることができる。また、屋内空気中において第2フィルタでは捕集できない小異物の量のみが多くなっている場合には、空調装置による供給量増大制御を無駄に実施せず省エネを図ることができる。よって、この場合、屋内空気中の異物の大きさに応じた好適な空気清浄を実現できる。
第4の発明の建物の空調換気システムは、第2又は第3の発明において、外気中の異物の量を検出する屋外異物検出手段を備え、前記制御手段は、前記屋外異物検出手段により検出された外気中の異物の量が所定の屋外基準量を上回っている場合には、前記屋内異物検出手段により検出された屋内空気中の異物の量が前記屋内基準量を上回っていても、前記換気装置による前記導入量増大制御を実施しないことを特徴とする。
本発明によれば、外気中の異物の量が屋外基準量を上回っている場合には、屋内空気中の異物の量が屋内基準量を上回っている場合でも、換気装置による外気の導入量を通常よりも多くする上述の制御(供給量増大制御)が実施されない。この場合、外気の導入量を増やすことでかえって外気中の異物を屋内に取り込んでしまい、それによって屋内空気の清浄度を低下させてしまう不都合が生じるのを防止できる。
第5の発明の建物の空調換気システムは、第4の発明において、前記屋内異物検出手段により検出された屋内空気中の異物の量が前記屋外異物検出手段により検出された外気中の異物の量よりも多い場合には、前記検出された外気中の異物の量が前記屋外基準量を上回っていても、前記換気装置による前記導入量増大制御を実施することを特徴とする。
本発明によれば、屋内空気中の異物の量が外気中の異物の量よりも多くなっている場合には、外気中の異物の量が屋外基準量を上回っていても、換気装置による外気の導入量を通常より多くする上述の制御(供給量増大制御)が実施される。この場合、屋内空気と比べて異物の少ない外気を積極的に取り込むことで、取り込まない場合と比べて、屋内空気の清浄化を図ることができる。
第6の発明の建物の空調換気システムは、第4又は第5の発明において、前記異物には、大きさの異なる小異物と大異物とがあり、前記第1フィルタは、前記小異物及び前記大異物のいずれをも捕集可能であり、前記屋外異物検出手段は、前記小異物及び前記大異物のそれぞれの量を検出するものであり、前記小異物及び前記大異物のそれぞれに前記屋外基準量が個別に設定されており、前記制御手段は、前記屋外異物検出手段により検出された前記小異物及び前記大異物の各量のうち前記小異物の量が前記屋外基準量を上回っている場合に限り、前記換気装置による前記導入量増大制御を実施しないようにすることを特徴とする。
上述したように、換気装置側のフィルタ(第1フィルタ)では、空調装置側のフィルタ(第2フィルタ)と比べて異物の捕集性能の高いフィルタが用いられる。したがって、第1フィルタでは、小異物も大異物も捕集可能であることが多い。ここで、この種のフィルタでは、一般に小さい異物ほど異物の捕集効率が小さい。したがって、捕集効率の低い小異物については、第1フィルタを透過して屋内に入り込んでしまう可能性が高い一方、捕集効率の高い大異物については、第1フィルタにより捕集できる可能性が高い。
そこで本発明では、この点に鑑みて、外気中の小異物及び大異物の各量のうち小異物の量が屋外基準量を上回った場合に限り、換気装置による外気の導入量を通常よりも多くする上述の制御(供給量増大制御)を実施しないようにしている。これにより、外気中に第1フィルタによる捕集効率の低い小異物の量が多くなっている場合には、外気の導入量を増やすことでかえって外気中の小異物を屋内に取り込んでしまい、それによって屋内空気の清浄度を低下させてしまう不都合を招くのを回避できる。また、外気中に第1フィルタによる捕集効率の高い大異物の量のみが多くなっている場合には、外気の導入量を増やすことで屋内空気の屋外への排出を促進させ、それによって屋内空気中の異物の排出を積極的に行うことができる。よって、以上より、外気中の異物の大きさに応じた好適な空気清浄を実現することができる。
第7の発明の建物の空調換気システムは、第4乃至第6のいずれかの発明において、前記制御手段は、前記屋外異物検出手段により検出された外気中の異物の量が前記屋外基準量を上回っている場合に、外気の導入量を通常よりも少なくするか又は外気の導入を停止させるよう前記換気装置を制御することを特徴とする。
本発明によれば、外気中の異物の量が屋外基準量を上回っている場合には、換気装置による屋内への外気の導入量が通常よりも少なくなるか、又は、屋内への外気の導入が停止される。この場合、異物を多く含んだ外気が屋内に取り込まれるのを抑制又は防止することができるため、外気中の異物によって屋内空気の清浄度を低下させてしまう不都合をより確実に抑制することができる。
空調換気システムが設けられた建物を示す図。 空気清浄処理を示すフローチャート。
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、図1は、空調換気システムが設けられた建物を示す図である。
図1に示すように、住宅等の建物10は、一階部分11と二階部分12とを有する二階建ての建物となっている。一階部分11には、居住空間14が設けられている。居住空間14の下方には床下空間15が設けられており、居住空間14の上方には天井裏空間16が設けられている。天井裏空間16は、一階部分11と二階部分12との間の階間に位置することから階間空間ということもできる。
一階部分11には、居住空間14として、居室17,18と機械室19とが設けられている。各居室17,18は機械室19を挟んだ両側に設けられており、それら各居室17,18はいずれも機械室19に隣接している。居室17と機械室19とは仕切壁21により仕切られている。仕切壁21には、居室17と機械室19とを連通する通気部22が形成されている。通気部22は、仕切壁21に通気口として形成されていたり、仕切壁21に設けられた出入口ドアのアンダーカットとして形成されていたりする。この通気部22を通じて居室17と機械室19との間で空気の流通が可能となっている。
居室18と機械室19とは仕切壁23により仕切られている。仕切壁23には、居室18と機械室19とを連通する通気部24が形成されている。通気部24は、仕切壁23に通気口として形成されていたり、仕切壁23に設けられた出入口ドアのアンダーカットとして形成されていたりする。この通気部24を通じて居室18と機械室19との間で空気の流通が可能となっている。
本実施形態の建物10には、一階部分11及び二階部分12にそれぞれ空調換気システムが設けられている。空調換気システムは、建物内空間全体を対象とした全館換気及び全館空調を行う全館空調換気システムとなっている。以下においては、一階部分11の空調換気システムについて説明する。なお、二階部分12においても一階部分11と同様の空調換気システムが構築されている。
空調換気システムにおいてまず換気側のシステム構成について説明する。
換気システム30は、天井裏空間16を利用して構築されている。換気システム30は、換気装置31を備える。換気装置31は、天井裏空間16において居室18の上方に設置されている。換気装置31には、屋外に通じる取込ダクト32と排出ダクト33とが接続されている。また、換気装置31には、複数の給気ダクト34が接続されている。これらのダクト32〜34はいずれも天井裏空間16に配設されている。
各給気ダクト34はそれぞれ居住空間14に設けられた給気グリル36に接続されている。給気グリル36は、居室17の天井部と機械室19の天井部とにそれぞれ設けられている。また、居室18の天井部には、吸込グリル37が設けられている。吸込グリル37は、換気装置31と接続されている。
換気装置31は、取込ファン38と排出ファン39とを有している。取込ファン38が作動すると、取込ダクト32を介して屋外の空気(外気)が換気装置31に取り込まれ(導入され)、その取り込まれた空気が給気ダクト34を介して給気グリル36へ供給される。そして、その供給された空気が給気グリル36より居室17と機械室19とに吹き出される。また、排出ファン39が作動すると、居室17と機械室19とに吹き出された(供給された)空気は仕切壁21,23に形成された通気部22,24を通じて居室18へ流れ込む。そして、居室18に流れ込んだ空気は吸込グリル37を介して換気装置31に取り込まれ、その取り込まれた空気が排出ダクト33を介して屋外へ排出される。このようにして、居住空間14(居室17,18及び機械室19)の換気が行われるようになっている。
換気装置31(取込ファン38)は、居住空間14(居室17,機械室19)への外気の導入量を調整する機能を有している。この導入量の調整は、取込ファン38の回転速度(風量)を調整することにより行われる。具体的には、換気装置31は、取込ファン38の運転モードとして、強モード、通常モード(中モード)及び弱モードの3つのモードを有している。そして、これら各モードの切替によって取込ファン38の回転速度(風量)が調整され、ひいては外気の導入量が調整されるようになっている。取込ファン38が強モードにある場合には、通常モードにある場合と比べて外気の導入量が多くなり、弱モードにある場合には通常モードにある場合と比べて外気の導入量が少なくなる。
なお、本実施形態では、換気装置31が24時間常時運転されるものとなっている。また、取込ファン38の運転モードは通常は、通常モードに設定されている。
また、排出ファン39は、取込ファン38の運転モード(回転速度)に合わせて回転速度が切り替えられるようになっている。具体的には、排出ファン39は、当該ファン39により居住空間14の空気が屋外へ排出される排出量が、取込ファン38により居住空間14へ導入される外気の導入量と同量となるように回転速度が切り替えられるようになっている。
換気装置31には、エアフィルタ48が設けられている。エアフィルタ48は、中性能フィルタよりなり、粒子径が0.3μm〜10μmの異物(浮遊粒子状物質)を捕集可能となっている。エアフィルタ48は、換気装置31内において取込ファン38の上流側に配置されている。このエアフィルタ48が設けられていることで、換気装置31により屋外の空気が居住空間14(居室17,機械室19)に取り込まれる際、外気がエアフィルタ48を介して(通過して)取り込まれることになる。これにより、外気中の異物が居住空間14に入り込むのを抑制しながら、同空間14の換気を行うことが可能となっている。なお、エアフィルタ48が第1フィルタに相当する。
次に、空調換気システムにおける空調側のシステム構成について説明する。
空調システム40は、概ね床下空間15を利用して構築されている。空調システム40は、空調装置41を備える。空調装置41は、機械室19に設置されており、室内機として構成されている。空調装置41には、複数の給気ダクト42が接続されている。これらの給気ダクト42は、床下空間15に配設されている。各給気ダクト42はそれぞれ居住空間14に設けられた給気グリル43に接続されている。給気グリル43は、各居室17,18の床部にそれぞれ設けられている。
空調装置41は、機械室19の空気を取り込むための取込口44を有している。また、空調装置41は、給気ファン45を有している。この給気ファン45が作動すると、各居室17,18の空気が通気部22,24を通じて機械室19に流れ込み、その流れ込んだ空気が空調装置41の取込口44を介して同装置41に還気として取り込まれる。空調装置41は、その還気をもととして空調空気(冷気及び暖気)を生成し、その生成された空調空気が各給気ダクト42を介して給気グリル43へ供給される。そして、その供給された空調空気は給気グリル43より各居室17,18に吹き出され、その吹き出された空調空気によって居室17,18(居住空間14)の空調(冷暖房)が行われる。
空調装置41(給気ファン45)は、空調対象である居室17,18への空調空気の供給量を調整する機能を有している。この供給量の調整は、給気ファン45の回転速度(風量)を調整することにより行われる。具体的には、空調装置41は、給気ファン45の運転モードとして、強モード、通常モード(中モード)及び弱モードの3つのモードを有している。そして、これら各モードの切替によって給気ファン45の回転速度(風量)が調整され、ひいては空調空気の供給量が調整されるようになっている。給気ファン45が強モードにある場合には、通常モードにある場合と比べて空調空気の供給量が多くなり、弱モードにある場合には通常モードにある場合と比べて空調空気の供給量が少なくなる。
ちなみに、空調装置41(給気ファン45)による空調空気の供給量は、換気装置31(取込ファン38)による外気の導入量よりも多くなっている。例えば、空調装置41が弱モードである場合の空調空気の供給量は、換気装置31が強モードである場合の外気の導入量よりも多くなっている。
なお、本実施形態では、空調装置41が換気装置31と同様、24時間常時運転されるものとなっている。また、給気ファン45の運転モードは通常は、通常モードに設定されている。
空調装置41には、エアフィルタ49が設けられている。エアフィルタ49は、粗塵フィルタよりなり、粒子径が5μm〜10μmの異物(浮遊粒子状物質)を捕集可能となっている。エアフィルタ49は、空調装置41の取込口44に設けられている。このエアフィルタ49が設けられていることで、空調装置41に取込口44を介して機械室19の空気が取り込まれる際、その空気がエアフィルタ49を介して(通過して)取り込まれることになる。これにより、居住空間14の空気の清浄化を図りながら、同空間14の空調を行うことが可能となっている。なお、エアフィルタ49が第2フィルタに相当する。
ここで、このエアフィルタ49について換気装置31側のエアフィルタ48と比較しながらもう少し詳しく説明を行う。エアフィルタ49は、換気装置31側のエアフィルタ48と比べて、異物の捕集性能(フィルタ性能)が低くなっている(フィルタの目が粗くなっている)。具体的には、エアフィルタ49は、上述したように粒子径が5μm〜10μmの異物(以下、便宜上、かかる粒子径の異物を「大異物」という)を捕集可能となっているが、換気装置31側のエアフィルタ48では捕集可能な粒子径0.3μm〜5μm(以下、便宜上、かかる粒子径の異物を「小異物」という)の異物については捕集が不可となっている。つまり、換気装置31側のエアフィルタ48では小異物と大異物とをそれぞれ捕集可能であるのに対し、空調装置41側のエアフィルタ49では小異物及び大異物のうち大異物のみ捕集可能となっている。
ちなみに、空調装置41側のエアフィルタ49のフィルタ性能が換気装置31側のエアフィルタ48と比べて低くなっている理由は、空調装置41では給気ファン45による空調空気の供給量(風量)が比較的多く、その供給量を確保するためには空気抵抗の低いエアフィルタ49を使用せざるを得ない点と、空調装置41では空調空気の供給量が多いため、高性能なフィルタ(目の細かいフィルタ)を用いると寿命が極端に短くなってしまうおそれがある点とにある。
また、この種のエアフィルタは、一般に小さい異物ほど異物の捕集効率が小さくなる。したがって、小異物及び大異物のいずれをも捕集可能な換気装置31側のエアフィルタ48では、小異物の捕集効率(例えば70〜90%)が大異物の捕集効率(例えばほぼ100%)と比べて小さくなっている。
次に、空調換気システムの電気的構成について説明する。
空調換気システムは、制御手段としてのコントローラ50を備える。コントローラ50は、CPU等を周知のマイクロコンピュータを主体に構成されており、例えば居室17の壁面に設けられている。
コントローラ50には、屋内異物検出手段としての屋内異物センサ51が接続されている。屋内異物センサ51は、居住空間14における空気中の異物の量を検出するセンサであり、例えばパーティクルカウンタよりなる。屋内異物センサ51は、粒子径が大小異なる各異物ごとにそれぞれその量を検出するものとなっている。詳しくは、屋内異物センサ51は、粒子径が0.3μm〜5μmの範囲にある異物(すなわち小異物)と、粒子径が5μm〜10μmの範囲にある異物(すなわち大異物)とを対象としてそれぞれの量を検出する。また、屋内異物センサ51は、居住空間14において例えば仕切壁21の壁面に設けられている。コントローラ50には、この屋内異物センサ51から逐次検出結果が入力される。
コントローラ50には、屋外異物検出手段としての屋外異物センサ52が接続されている。屋外異物センサ52は、外気中の異物の量を検出するセンサであり、例えばパーティクルカウンタよりなる。屋外異物センサ52は、上記屋内異物センサ51と同様、粒子径の異なる各異物ごとにその量を検出するものとなっており、詳しくは粒子径が0.3μm〜5μmの範囲にある異物(すなわち小異物)と、粒子径が5μm〜10μmの範囲にある異物(すなわち大異物)とを対象としてそれぞれの量を検出する。屋外異物センサ52は、屋外において建物10の外壁面に設けられ、例えば外壁面において取込ダクト32の開口付近に設けられている。コントローラ50には、この屋外異物センサ52から逐次検出結果が入力される。
コントローラ50には、換気装置31と空調装置41とが接続されている。コントローラ50は、各異物センサ51,52からの検出結果に基づいて、換気装置31と空調装置41とを動作制御する。
次に、空調換気システムのコントローラ50により実行される空気清浄処理について図2に基づいて説明する。図2は、空気清浄処理を示すフローチャートである。なお、本処理は、所定の周期で繰り返し実行される。
図2に示すように、まずステップS11では、屋内異物センサ51の検出結果に基づいて、居住空間14における空気中(以下、居住空間14の空気を屋内空気ともいう)の小異物の量が所定の屋内基準量α(第2屋内基準量に相当)を上回っているか否かを判定する。屋内基準量αは、屋内空気中の小異物が多くなったことを示す異物(小異物)の量として予め定められている。なお、この屋内基準量αは、ユーザの要求に応じて適宜変更できるようにしてもよい。屋内空気中の小異物の量が屋内基準量α以下である場合、すなわち屋内空気中の小異物の量が少ない場合にはステップS12に進む。
ステップS12では、屋内異物センサ51の検出結果に基づいて、屋内空気中の大異物の量が所定の屋内基準量β(第1屋内基準量に相当)を上回っているか否かを判定する。屋内基準量βは、屋内空気中の大異物が多くなったことを示す異物(大異物)の量として予め定められている。なお、この屋内基準量βは、ユーザの要求に応じて適宜変更できるようにしてもよい。屋内空気中の大異物の量が屋内基準量β以下である場合、すなわち屋内空気中の大異物の量が少ない場合にはステップS13に進む。つまり、屋内空気中の大異物の量及び小異物の量のいずれについても少ない場合にはステップS19に進む。
ステップS19では、換気装置31を通常モードにする。これにより、換気装置31により居住空間14へ導入される外気の導入量が通常の導入量となる。続くステップS20では、空調装置41を通常モードにする。これにより、空調装置41より居室17,18へ供給される空調空気の供給量が通常の供給量となる。つまり、屋内空気中の異物(大異物又は小異物)の量が少ない場合には、換気装置31及び空調装置41ともに通常モードで運転される。その後、本処理を終了する。
先のステップS11において屋内空気中の小異物の量が屋内基準量αを上回っている場合、又は、先のステップS12において屋内空気中の大異物の量が屋内基準量βを上回っている場合にはステップS13に進む。つまり、屋内空気中の小異物及び大異物のうち少なくともいずれかの量が多くなっている場合にはステップS13に進む。
ステップS13では、屋外異物センサ52の検出結果に基づいて、外気中の小異物の量が所定の屋外基準量γを上回っているか否かを判定する。屋外基準量γは、外気中の小異物が多くなったことを示す異物(小異物)の量として予め設定されている。なお、この屋外基準量γは、ユーザの要求に応じて適宜変更できるようにしてもよい。外気中の小異物の量が屋外基準量γ以下である場合、すなわち外気中の小異物の量が少ない場合には、ステップS14に進む。
ステップS14では、換気装置31の運転モードを強モードとする(導入量増大制御に相当)。これにより、換気装置31により居住空間14へ導入される外気の導入量が通常の導入量よりも多くなる。したがって、異物(小異物又は大異物)を多く含む屋内空気の屋外への排出が促進される。
一方、外気中の小異物の量が屋外基準量γを上回っている場合、すなわち外気中の小異物の量が多くなっている場合には、ステップS17に進む。ステップS17では、各異物センサ51,52の検出結果に基づいて、屋内空気中の小異物の量が外気中の小異物の量よりも多くなっているか否かを判定する。屋内空気中の小異物の量が外気中の小異物の量と同じか又はそれよりも少ない場合には、ステップS18に進み、換気装置31を弱モードにする。これにより、換気装置31により居住空間14へ導入される外気の導入量が通常の導入量よりも少なくなる。したがって、外気中の小異物の量が多くなっている場合に、外気中の小異物を居住空間14に取り込んでしまうことを抑制することができる。
屋内空気中の小異物の量が外気中の小異物の量よりも多くなっている場合には、ステップS14に進み、換気装置31を強モードにする。これにより、外気中の小異物の量が多くなっている場合でも、屋内空気中の小異物の量がそれよりもさらに多くなっているときには、換気装置31により居住空間14へ導入される外気の導入量が通常よりも多くなる。そのため、異物(小異物又は大異物)を多く含んだ屋内空気の屋外への排出が促進される。
ステップS14又はステップS18の後のステップS15では、屋内異物センサ51の検出結果に基づいて、屋内空気中の大異物の量が屋内基準量βを上回っているか否かを判定する。屋内空気中の大異物の量が屋内基準量βを上回っている場合、すなわち屋内空気中の大異物の量が多くなっている場合には、ステップS16に進み、空調装置41の運転モードを強モードにする(供給量増大制御に相当)。これにより、空調装置41より居室17,18へ供給される空調空気の供給量が通常の供給量よりも多くなる。したがって、空調装置41に取込口44(エアフィルタ49)を介して取り込まれる屋内空気(機械室19の空気)の量が多くなり、エアフィルタ49による大異物の捕集が促進される。その後、本処理を終了する。
屋内空気中の大異物の量が屋内基準量β以下である場合、すなわち屋内空気中の大異物の量が少なくかつ屋内空気中の小異物の量が多くなっている(屋内基準量αを上回っている)場合には、ステップS20に進み、空調装置41の運転モードを通常モードにする。これにより、屋内空気中において小異物の量だけが多くなっている場合、すなわちエアフィルタ49により捕集できない小異物の量だけが多くなっている場合には、空調装置41は強モードとされず通常モードとされる。そのため、無駄に空調装置41を強モードとして電力を消費してしまう不都合を回避できる。その後、本処理を終了する。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
屋内異物センサ51により検出した屋内空気中の異物(小異物、大異物)の量が屋内基準量α、βを上回っている場合に、換気装置31を強モードとすることで、居住空間14への外気の導入量を通常の導入量(通常モードの場合の導入量)よりも多くした。これにより、屋内空気が屋外へ排出される排出量が多くなるため、屋内空気中の異物を積極的に屋外へ排出することができる。また、屋内空気中の異物(詳しくは小異物)の量が屋内基準量α、βを上回っている場合に、さらに、空調装置41を強モードとすることで、空調装置41による空調空気の供給量を通常の供給量(通常モードの場合の供給量)よりも多くした。これにより、エアフィルタ49を介して空調装置41に取り込まれる屋内空気(機械室19の空気)の量が多くなるため、エアフィルタ49による異物の捕集を積極的に行うことができる。よって、この場合、居住空間14の清浄化を好適に図ることが可能となる。
屋内空気中の大異物の量が屋内基準量βを上回った場合には、空調装置41を強モードとする一方、屋内空気中の小異物の量が屋内基準量αを上回っており、かつ屋内空気中の大異物の量が屋内基準量β以下である場合には、空調装置41を通常モードとした。これにより、屋内空気中の大異物の量が多くなっている場合には、エアフィルタ49による屋内空気中の大異物の捕集を積極的に行うことで屋内空気の清浄化を図ることができる。また、屋内空気中においてエアフィルタ49では捕集できない小異物の量のみが多くなっている場合には、空調装置41を無駄に強モードとして電力を消費してしまうのを防止できるため省エネを図ることができる。よって、この場合、屋内空気中の異物の大きさに応じた好適な空気清浄を実現できる。
屋外異物センサ52により検出した外気中の小異物の量が屋外基準量γを上回っている場合には、屋内空気中の異物(小異物、大異物)の量が屋内基準量α、βを上回っていても、換気装置31の運転モードを強モードにしないようにした。これにより、外気の導入量を増やすことでかえって外気中の異物を居住空間14に取り込んでしまい、それによって屋内空気の清浄度を低下させてしまう不都合が生じるのを防止できる。
具体的には、外気中の小異物の量が屋外基準量γを上回っている場合には、換気装置31の運転モードを弱モードにするようにした。この場合、小異物を多く含んだ外気が居住空間14に取り込まれるのを抑制することができるため、外気中の小異物によって屋内空気の清浄度を低下させてしまう不都合をより確実に抑制することができる。
外気中の小異物及び大異物の各量のうち小異物の量が屋外基準量γを上回った場合に限り、換気装置31を弱モードとした。これにより、外気中にエアフィルタ48による捕集効率の低い小異物の量が多くなっている場合には、外気の導入量を増やすことでかえって外気中の小異物を屋内に取り込んでしまい、それによって屋内空気の清浄度を低下させてしまう不都合を招くのを回避できる。また、外気中にエアフィルタ48による捕集効率の高い大異物の量のみが多くなっている場合には、外気の導入量を増やすことで屋内空気の屋外への排出を促進させ、それによって屋内空気中の異物の排出を積極的に行うことができる。よって、以上より、外気中の異物の大きさに応じた好適な空気清浄を実現することができる。
屋内空気中の小異物の量が外気中の小異物の量よりも多い場合には、外気中の小異物の量が屋外基準量γを上回っていても、換気装置31を強モードとするようにした。これにより、屋内空気と比べて異物(小異物)の少ない外気を積極的に取り込むことで、取り込まない場合と比べて、屋内空気の清浄化を図ることができる。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)上記実施形態では、換気装置31側のエアフィルタ48として、中性能フィルタを用いたが、それ以外のフィルタを用いてもよい。この場合、中性能フィルタよりもフィルタ性能の高いフィルタ、例えば高性能フィルタを用いることが考えられる。
また、上記実施形態では、空調装置41側のエアフィルタ49として、粗塵フィルタを用いたが、それ以外のフィルタを用いてもよい。この場合、粗塵フィルタよりもフィルタ性能の高いフィルタ、例えば中性能フィルタを用いることが考えられる。なお、中性能フィルタを用いる場合、換気装置31側と空調装置41側とで同じ性能のエアフィルタ48,49を用いることになる。
(2)上記実施形態では、外気中の小異物の量が屋外基準量γを上回っている場合に、換気装置31の運転モードを弱モードとしたが(ステップS18)、これに代えて、換気装置31の運転を停止させてもよい。その場合、小異物を多く含んだ外気が居住空間14に取り込まれるのを防止することができるため、外気中の小異物によって屋内空気の清浄度を低下させてしまう不都合を防止することができる。
(3)上記実施形態では、換気システム30(換気装置31)において、外気導入用の取込ファン38と、内気排出用の排出ファン39とをそれぞれ設け、いわゆる第一種換気システムを構築したが、例えば排出ファン39を不具備として取込ファン38だけを備える第二種換気システムを構築してもよい。かかるシステムにおいても、取込ファン38による外気の導入量を多くすれば、それに伴って屋内空気の屋外への排出量は多くなるため、本発明を適用することが可能である。
(4)上記実施形態では、屋外異物センサ52により検出された外気中の異物量に基づき換気装置31を制御したが、屋外異物センサ52を不具備としてかかる制御を行わないようにしてもよい。
10…建物、31…換気装置、41…空調装置、48…第1フィルタとしてのエアフィルタ、49…第2フィルタとしてのエアフィルタ、50…制御手段としてのコントローラ、51…屋内異物検出手段としての屋内異物センサ、52…屋外異物検出手段としての屋外異物センサ。

Claims (7)

  1. 空気中の異物を捕集する第1フィルタと、
    その第1フィルタを介して屋内に外気を導入する換気装置と、
    空気中の異物を捕集する第2フィルタと、
    その第2フィルタを介して屋内の空気を取り込むとともに、その取り込んだ空気をもとに空調空気を生成しそれを空調対象である屋内空間へ供給する空調装置と、
    を備える建物の空調換気システムにおいて、
    前記換気装置は、外気の導入量を調整する機能を有しており、
    前記空調装置は、空調空気の供給量を調整する機能を有しており、
    屋内における空気中の異物の量を検出する屋内異物検出手段と、
    前記屋内異物検出手段により検出された異物の量に応じて、前記換気装置による外気の導入量と前記空調装置による空調空気の供給量とを制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする建物の空調換気システム。
  2. 前記制御手段は、前記屋内異物検出手段により検出された異物の量が所定の屋内基準量を上回っている場合に、前記換気装置による外気の導入量を通常よりも多くする導入量増大制御を実施し、かつ、前記空調装置による空調空気の供給量を通常よりも多くする供給量増大制御を実施することを特徴とする請求項1に記載の建物の空調換気システム。
  3. 前記異物には、大きさの異なる小異物と大異物とがあり、
    前記第1フィルタは、前記小異物及び前記大異物のいずれをも捕集可能であり、
    前記第2フィルタは、前記小異物及び前記大異物のうち前記大異物のみを捕集可能であり、
    前記屋内異物検出手段は、前記小異物及び前記大異物のそれぞれの量を検出するものであり、
    前記制御手段は、前記屋内異物検出手段により検出された前記大異物の量が前記屋内基準量としての第1屋内基準量を上回っている場合には、前記空調装置による前記供給量増大制御を実施するのに対し、
    前記屋内異物検出手段により検出された前記小異物の量が前記屋内基準量としての第2屋内基準量を上回っており、かつ前記検出された前記大異物の量が前記第1屋内基準量以下である場合には、前記空調装置による前記供給量増大制御を実施しないことを特徴とする請求項2に記載の建物の空調換気システム。
  4. 外気中の異物の量を検出する屋外異物検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記屋外異物検出手段により検出された外気中の異物の量が所定の屋外基準量を上回っている場合には、前記屋内異物検出手段により検出された屋内空気中の異物の量が前記屋内基準量を上回っていても、前記換気装置による前記導入量増大制御を実施しないことを特徴とする請求項2又は3に記載の建物の空調換気システム。
  5. 前記屋内異物検出手段により検出された屋内空気中の異物の量が前記屋外異物検出手段により検出された外気中の異物の量よりも多い場合には、前記検出された外気中の異物の量が前記屋外基準量を上回っていても、前記換気装置による前記導入量増大制御を実施することを特徴とする請求項4に記載の建物の空調換気システム。
  6. 前記異物には、大きさの異なる小異物と大異物とがあり、
    前記第1フィルタは、前記小異物及び前記大異物のいずれをも捕集可能であり、
    前記屋外異物検出手段は、前記小異物及び前記大異物のそれぞれの量を検出するものであり、
    前記小異物及び前記大異物のそれぞれに前記屋外基準量が個別に設定されており、
    前記制御手段は、前記屋外異物検出手段により検出された前記小異物及び前記大異物の各量のうち前記小異物の量が前記屋外基準量を上回っている場合に限り、前記換気装置による前記導入量増大制御を実施しないようにすることを特徴とする請求項4又は5に記載の建物の空調換気システム。
  7. 前記制御手段は、前記屋外異物検出手段により検出された外気中の異物の量が前記屋外基準量を上回っている場合に、外気の導入量を通常よりも少なくするか又は外気の導入を停止させるよう前記換気装置を制御することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の建物の空調換気システム。
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