JP2016135975A - ショベル - Google Patents

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Abstract

【課題】ガードレールとキャットウォーク用ステーの双方がより効率的に設置されるショベルを提供する。
【解決手段】ショベルの上部旋回体2において、キャビンの後方に配置されるハウスフレーム8a、8b、8cと、ハウスフレーム8a、8b、8c上に配置されるガードレールG1と、上部旋回体2の端部に沿って前後方向に延びるように配置されるキャットウォーク20Lと、キャットウォーク20Lに対応して前後方向に延びるように配置されるキャットウォーク用ステーCS1、CS2と、を備える。キャットウォーク用ステーCS1はガードレールG1に取り付けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガードレール及びキャットウォーク用ステーを備えるショベルに関する。
油圧ショベル等の建設機械は、下部走行体の上で旋回可能な上部旋回体を有することが多い。上部旋回体には、運転席が内部に設けられたキャビンが設けられる。キャビンの他に、動力源であるエンジンや燃料タンクも上部旋回体に設けられる。さらに、油圧駆動源として油圧ポンプを含む多くの部品が上部旋回体に設けられる。
上部旋回体に設けられた部品の点検・修理等を行う際に作業者は上部旋回体の上で作業する場合がある。そのため、上部旋回体には、作業者が上部旋回体の上に登る際に掴まるため或いは上部旋回体の上で作業する作業者の落下を防止するための手摺り(以下、「ガードレール」とする。)が設置される場合がある。
また、上部旋回体に設けられた部品の点検・修理等を行う際に作業者は上部旋回体の側面に張り付いて作業する場合がある。そのため、上部旋回体には、作業者が上部旋回体の側部に沿って移動できるようにするキャットウォークが取り付けられる場合がある。そして、キャットウォークが取り付けられる場合、作業者が3点支持でキャットウォーク上を移動できるようにするための手摺り(以下、「キャットウォーク用ステー」とする。)が設置される(特許文献1参照。)。
特開2001−180381号公報
しかしながら、ガードレールとキャットウォーク用ステーの双方を設置する際に設置場所が競合するおそれがある。そして、その競合を避けるために両者を別々の場所に設置すると広い設置スペースを確保する必要が生じてしまいコスト的にもスペース的にも効率的でない。
上述に鑑み、ガードレールとキャットウォーク用ステーの双方がより効率的に設置されるショベルの提供が望まれる。
本発明の一実施形態に係るショベルは、キャビンと、前記キャビンの後方に配置されるハウスフレームと、前記ハウスフレーム上に配置される第1ガードレールと、上部旋回体の端部に沿って前後方向に延びるように配置される第1キャットウォークと、前記第1キャットウォークに対応して前後方向に延びるように配置される1又は複数の第1キャットウォーク用ステーと、を備え、前記1又は複数の第1キャットウォーク用ステーは少なくとも1つが前記第1ガードレールに取り付けられる。
上述の手段により、ガードレールとキャットウォーク用ステーの双方がより効率的に設置されるショベルが提供される。
本発明の一実施形態によるショベルの右側面図である。 上部旋回体の左側面図である。 上部旋回体の右側面図である。 上部旋回体の平面図である。 上部旋回体の前面図である。 上部旋回体の背面図である。 サイドカバーが取り外された状態の上部旋回体の斜視図である。 サイドカバーが装着された状態の上部旋回体の斜視図である。 上部旋回体の斜視図である。 手摺りユニットを示す図である。 手摺ユニットの変形例の側面図である。 ガードレールの構造の一例を示す図である。 ガードレールの構造の別の一例を示す図である。 ガードレールの構造のさらに別の一例を示す図である。
図1は本発明の一実施形態による建設機械の一例であるショベルの右側面図である。図1に示すように、ショベルは下部走行体1、上部旋回体2、キャビン3、ブーム4、アーム5、及びバケット6を有する。上部旋回体2は、旋回機構(図示せず)を介して下部走行体1に搭載される。上部旋回体2の左側前部に、内部に運転席が設けられたキャビン3が配置される。上部旋回体2の前部中央にブーム4の一端が回動可能に取り付けられる。アーム5はブーム4の先端部に回動可能に取り付けられる。エンドアタッチメントであるバケット6は、アーム5の先端部に回動可能に取り付けられる。バケット6の代わりに、ブレーカや破砕機のようなエンドアタッチメントがアーム5の先端部に取り付けられてもよい。
図1に示すショベルの上部旋回体2に搭載された部品の点検・修理等を行う際に作業者は上部旋回体2の上に登る場合がある。そのため、上部旋回体2には作業者が上部旋回体2の上に登る際に掴まるため或いは上部旋回体2の上で作業する作業者の落下を防止するためのガードレールが取り付けられる。
また、上部旋回体2に搭載された部品の点検・修理等を行う際に作業者は上部旋回体の側面に張り付いて作業する場合がある。そのため、上部旋回体2には作業者が上部旋回体2の側面に沿って移動できるようにするキャットウォークと、作業者が3点支持でキャットウォーク上を移動できるようにするためのキャットウォーク用ステー(以下、「ステー」とする。)とが取り付けられる。
次に、図1に加え図2乃至図8を参照し、キャットウォーク20L、20R、ガードレールG1〜G4、及びステーCS1〜CS6が取り付けられたショベルの構成について説明する。なお、本明細書において、上部旋回体2の中心から見てブーム4が取り付けられた方向を前方と定義し、その反対側を後方と定義する。また、上部旋回体2の中心において前方を見たときに、その左手の側を左側と定義し、右手側を右側と定義する。
具体的には、図2は上部旋回体2の左側面図であり、図2(A)はサイドカバーD1及びD2が装着された状態を示し、図2(B)はサイドカバーD1及びD2が取り外された状態を示す。また、図3は上部旋回体2の右側面図であり、図3(A)はサイドカバーD3が装着された状態を示し、図3(B)はサイドカバーD3が取り外された状態を示す。また、図4、図5、図6はそれぞれ上部旋回体2の平面図、正面図、背面図である。また、図7はサイドカバーD1〜D3が取り外された状態にある上部旋回体2の斜視図であり、図7(A)は右斜め上後方から見た図を示し、図7(B)は左斜め上後方から見た図を示す。また、図8はサイドカバーD1〜D3が装着された状態にある上部旋回体2の斜視図であり、図8(A)は右斜め上後方から見た図を示し、図8(B)は左斜め上後方から見た図を示す。なお、図2乃至図8では、図示の便宜上、ブーム4が取り外された状態が示されている。
図2に示すように、キャビン3の後方には開閉可能なサイドカバーD1によってその側部が覆われるエアクリーナ室8が形成される。エアクリーナ室8は主にハウスフレーム8a、8b、8cによって区画される空間であり、エアクリーナ室8内にはエアクリーナ(図示せず。)等が収容される。また、エアクリーナ室8の上部は天板8dで覆われる。
エアクリーナ室8の後方には開閉可能なサイドカバーD2によってその側部が覆われるラジエータ室9が形成される。ラジエータ室9は主にハウスフレーム8b、9a、9bによって区画される空間であり、ラジエータ室9内にはバッテリ(図示せず。)、ラジエータ等が収容される。ラジエータ室9の後方にはカウンタウェイトが配置される。
キャットウォーク20Lは、上部旋回体2の左端に沿って前後方向に延びるように配置される。本実施形態では、上部旋回体2の左端で旋回フレーム2aに沿って前後方向に延びるように配置され、且つ、旋回フレーム2aに取り外し可能に取り付けられる。
ガードレールG1は、上部旋回体2の上で作業する作業者の落下を防止する部材である。本実施形態では、ガードレールG1はエアクリーナ室8の上にある天板8dにボルト締めで固定される。ガードレールG1は天板8dに溶接されてもよい。
具体的には、ガードレールG1は、外枠部材G10、横部材G12、及び縦部材G14を含み、外枠部材G10の両端が天板8dに固定される。そして、横部材G12及び縦部材G14を用いて外枠部材G10の内側を格子状に区画する。
ステーCS1、CS2は、キャットウォーク20Lに対応して前後方向に且つ水平に延びるように配置される。本実施形態では、ステーCS1、CS2は、図2(B)の線分L1及び図4の線分L3で示すように、キャットウォーク20Lに対応して前後方向に平行に且つ水平に延びるように配置される。また、キャットウォーク20Lに対するステーCS1、CS2の高さH1は所定範囲内となるように配置される。所定範囲は例えば1000〜1300mmである。また、本実施形態では、ステーCS1、CS2及びキャットウォーク20Lに対応して前後方向に平行に且つ水平に延びるキャビン内ステー(図示せず。)がキャビン3の内部に配置される。キャビン内ステーは、キャビンドアが開かれたときに外部に露出する。作業者は、キャビンドアを開いた状態でキャビン内ステーを掴みながらキャットウォーク20L上を移動できる。
具体的には、ステーCS1はガードレールG1の外枠部材G10に溶接される。そして、図4に示すように、ガードレールG1の外枠部材G10に対して左外側(キャットウォーク20L側)に突出するように取り付けられる。また、ステーCS2はハウスフレーム9bにボルト締めで固定される。
また、ステーCS1及びステーCS2は、ステーCS1の後端とステーCS2の前端との間の距離W1が所定値(例えば400mm)未満となるように配置される。作業者が3点支持を維持しながらキャットウォーク20L上を前後方向に移動できるようにするためである。ステーCS1とキャビン内ステーとの配置関係についても同様である。
また、図3に示すように、上部旋回体2の後方には開閉可能なサイドカバーD3によってその側部が覆われるポンプ室7が形成される。ポンプ室7は主にハウスフレーム7a、7bによって区画される空間であり、ポンプ室7内にはエンジン(図示せず)及び油圧ポンプ(図示せず)等が収容される。
また、ポンプ室7及びラジエータ室9の上部はエンジンフード7cで覆われる。作業者は、図4に示すように天板8dに隣接して配置される上面カバー2bの上に立ち、エンジンフード7cの前方にある把手7c3を引き上げてエンジンフード7cを開くことができる。エンジンフード7は、把手7c3が引き上げられると、ヒンジ7c1、7c2を回動軸として、図2及び図3の矢印AR1で示す方向に開かれる。
ポンプ室7の前方には、油圧ポンプが吐出する作動油を貯蔵する作動油タンク19S、及び、エンジンに供給される燃料を貯蔵する燃料タンク19Fが配置される。作動油タンク19S及び燃料タンク19Fの上には天板7d、7eが設置される。天板7d、7eの上で作業者が作業できるようにするためである。
キャットウォーク20Rは、上部旋回体2の右端に沿って前後方向に延びるように配置される。本実施形態では、上部旋回体2の右端で旋回フレーム2aに沿って前後方向に延びるように配置され、且つ、旋回フレーム2aに取り外し可能に取り付けられる。
ガードレールG2、G3は、上部旋回体2の上で作業する作業者の落下を防止する部材である。本実施形態では、ガードレールG2は燃料タンク19Fの上にある天板7eにボルト締めで固定される。また、ガードレールG3は作動油タンク19Sの上にある天板7dにボルト締めで固定される。なお、ガードレールG2、G3は天板7e、7dに溶接されてもよい。
具体的には、ガードレールG2は、外枠部材G20及び横部材G22を含み、外枠部材G20の両端が天板8eに固定される。そして、横部材G22を用いて外枠部材G20の内側を区画する。同様に、ガードレールG3は、外枠部材G30及び横部材G32を含み、外枠部材G30の両端が天板7dに固定される。そして、横部材G32を用いて外枠部材G30の内側を区画する。
ステーCS3〜CS6は、キャットウォーク20Rに対応して前後方向に且つ水平に延びるように配置される。本実施形態では、ステーCS3、CS4、CS6は、図3(B)の線分L2で示すように、キャットウォーク20Rに対して前後方向に平行に延びるように配置される。また、ステーCS3〜CS6は、図4の線分L4で示すように、キャットウォーク20Rに対して前後方向に平行に且つ水平に延びるように配置される。また、キャットウォーク20Rに対するステーCS3〜CS6の高さH2、H3は所定範囲内となるように配置される。所定範囲は例えば1000〜1300mmである。
具体的には、ステーCS2はガードレールG2の外枠部材G20に溶接される。そして、図4に示すように、ガードレールG2の外枠部材G20及び給油孔(給油口)19Faに対して右外側(キャットウォーク20R側)に突出するように取り付けられる。
また、ステーCS3はガードレールG3の外枠部材G30に溶接される。そして、図4に示すように、ガードレールG3の外枠部材G30に対して右外側(キャットウォーク20R側)に突出するように取り付けられる。
また、ステーCS5はポンプ室7内でハウスフレーム7a、7bにボルト締めで固定される。作業者は、サイドカバーD3が開けられているときにステーCS5を把持できるが、サイドカバーD3が閉じられているときにはステーCS5を把持できない。また、ステーCS6についてはその詳細を後述する。
なお、本実施形態では、エンジンフード7は、幅方向(左右方向)において、距離W5に亘ってガードレールG1と重複し、距離W6に亘ってガードレールG3と重複する。また、エンジンフード7の前方にあるガードレールG1とガードレールG3との間の中央領域にはガードレールが設置されない。エンジンフード7がガードレールとして機能し、上部旋回体2の上で作業する作業者の落下を防止できるためである。例えば、作業者がエンジンフード7を開けて作業を行う場合、ヒンジ7c1、7c2周りに回動されて開かれたエンジンフード7が作業者の上部旋回体2からの落下を防止できるためである。
燃料タンク19Fの前方には、エンジンの排ガスを処理するための処理剤(例えば、還元剤としての尿素水)が貯蔵される処理剤タンク19Rが配置される。また、処理剤タンク19Rは処理剤タンクカバーが閉じられるとその上面が処理剤タンクカバー40で覆われ、処理剤タンクカバー40が開けられるとその上面が露出する。また、処理剤タンクカバー40の上面は、図3に示すように部分的に低くなっており、段差が設けられている。この段差は作業者が上部旋回体2に登るときに使用する階段を形成する。
処理剤タンクカバー40の前方には、作業工具等を収納できるスペースSP1を有する工具箱22が設置される。工具箱22の上面も作業者が上部旋回体2の上に登るときに使用する階段の一部として利用される。
工具箱22が設置された部分の前方には、作業者が上部旋回体2に登るときに使用する階段の一部として利用される足置き台としてステップ23が設けられる。ステップ23は工具箱22が設置された部分の前方において旋回フレーム2aに取り付けられる。
以上のように、ステップ23の上面、工具箱22の上面、処理剤タンクカバー40の上面、及び燃料タンク19F上の天板7eの上面により、作業者が上部旋回体2に登るときに使用する階段が形成される。このように形成された階段の近傍に、ガードレールG4としての手摺りユニット50が取り付けられる。手摺りユニット50は、上部旋回体2において、前部左側に配置されたキャビン3とは反対側の前部右側に配置される。また、上部旋回体2の前部中央には、ブーム4を旋回可能に支持するブーム支持ブラケット4aが固定される。したがって、ブーム支持ブラケット4aと手摺りユニット50との間に上述の階段が形成される。
手摺りユニット50は、作業者が掴んで体を支えるための第1の手摺りとしてハンドレール52を有する。また、手摺りユニット50は、ハンドレール52の下方で水平方向に延在する第2の手摺りとしてハンドレール54を有する。ハンドレール54は、作業者がキャットウォーク20R上を移動する際の手摺りであるステーCS6として機能する他に、手摺りユニット50(ハンドレール52)を補強する補強部材としても機能する。
手摺りユニット50の前端(低い側)は旋回フレーム2aの前端面に固定され、後端(高い側)は燃料タンク19F上の天板7eの上面に固定される。より具体的には、ハンドレール52の前端(低い側)に下部座部材56が取り付けられ、下部座部材56が旋回フレーム2aの端面にボルト締めで固定される。また、ハンドレール52の後端(高い側)に上部座部材58が取り付けられ、上部座部材58が燃料タンク19上の天板7eの上面にボルト締めで固定される。
また、ステーCS3〜CS6は、ステーCS3の後端とステーCS4の前端との間の距離W2、ステーCS4の後端とステーCS5の前端との間の距離W3、及び、ステーCS6の後端とステーCS3の前端との間の距離W4が何れも所定値(例えば400mm)未満となるように配置される。作業者が3点支持を維持しながらキャットウォーク20R上を前後方向に移動できるようにするためである。
また、ステーCS1、CS2は、望ましくは、図5及び図6の線分L5で示す上部旋回体2(キャットウォーク20Lを除く。)の左端から突出しないように配置される。同様に、ステーCS3〜CS6は、望ましくは、図5及び図6の線分L6で示す上部旋回体2(キャットウォーク20Rを除く。)の右端から突出しないように配置される。ショベルの全幅がショベル輸送時の積載制限幅を超えないようにするためである。
また、本実施形態では、ガードレールG2及びガードレールG3は図7(A)及び図8(A)に示すように別々の天板に固定される。具体的には、ガードレールG2は作動油タンク19Sの上に設置される天板7dにボルト締めで固定され、ガードレールG3は燃料タンク19Fの上に設置される天板7eにボルト締めで固定される。天板7dの振動特性と天板7eの振動特性とが異なるためである。すなわち、ガードレールの一端を天板7dに固定し且つガードレールの他端を天板7eに固定した場合、振動特性の違いに起因する捻れ等が発生してガードレールが早期に破損するおそれがあるためである。
但し、ガードレールG2及びガードレールG3は、図9に示すようにガードレールG5として一体化されてもよい。この場合、ガードレールG5は、3つの横部材G50、G52、及びG54と3つの縦部材G51、G53、及びG55とを含み、2つの縦部材G51及びG53のそれぞれの下端で天板7eにボルト締めで固定される。したがって、天板7dの真上にあるガードレールG5の一部は、縦部材G53から片持ち状に後方に突き出た構成を取り、天板7dの振動の影響を受けず、天板7dの振動特性と天板7eの振動特性と違いの影響を受けることもない。なお、この構成では横部材S54がキャットウォーク用ステーCS7を構成する。
次に、図10を参照し、ガードレールG4としての手摺りユニット50の構造について説明する。図10は手摺りユニット50を示す図であり、図10(A)は手摺りユニット50の側面図、図10(B)は手摺りユニット50の平面図、図10(C)は手摺りユニット50の正面図である。
手摺りユニット50には、上部旋回体2の旋回開始時や旋回停止時に大きな衝撃や振動が作用する。そこで、手摺りユニット50に大きな荷重がかかっても固定部分が変形しないように、また、手摺りユニット50の固定部分が長期の使用で破損しないように、手摺りユニット50の全体構造及び固定構造が工夫されている。
具体的には、手摺りユニット50は、上述のように、手摺りとして機能するハンドレール52及びハンドレール54と、下部座部材56及び上部座部材58とを有する。下部座部材56及び上部座部材58は、手摺りユニット50を上部旋回体2に固定するための固定部分である。
ハンドレール52は、鋼鉄製のパイプ材で形成されることが好ましいが、作業者が手で掴むことのできるような棒状部材であれば、特にパイプ材に限定されるものでは無い。すなわち、ハンドレール52を中実丸棒で形成してもよい。また、強度を確保できる材料であれば、ハンドレール52の材質も鋼鉄に限定されることは無い。十分な強度を確保でき、曲げ加工が容易で、溶接可能な金属であれば、ハンドレール52の材料として他の金属を使用してもよい。手摺りユニット50が上部旋回体2に取り付けられた後に、ハンドレール52には防錆処理として塗装が施されるが、ハンドレール52を錆び難い材料、例えばステンレス鋼等のパイプ材とすれば、塗装を施さなくてもよい。
下部座部材56にはレール支持部材57が固定される。レール支持部材57はガードレールG4の大径部を構成する部材である。なお、この場合、ハンドレール52はガードレールG4の小径部を構成する。他のガードレールについても同様である。本実施形態では、レール支持部材57は鋼鉄製のパイプ材で形成される。レール支持部材57の材料としてはハンドレール52と同様の材料が採用され得る。ただし、レール支持部材57の外径はハンドレール52の外径より大きく、レール支持部材57はハンドレール52より大きな強度を有している。レール支持部材57の内径はハンドレール52の外径より僅かに大きく、ハンドレール52の前端がレール支持部材57に挿入された状態で、ハンドレール52は溶接によりレール支持部材57に接合される。レール支持部材57の環状の上端面を全周にわたってハンドレール52の外周面に溶接することで、レール支持部材57の中に雨水等が入り込まないようにする。あるいは、挿入されたハンドレール52の外周面とレール支持部材57の内周面との間にシール部材を充填してもよい。
下部座部材56と同様に、上部座部材58にはレール支持部材59が固定され、ハンドレール52の後端がレール支持部材59の内側に挿入されて固定される。本実施形態では、レール支持部材59は鋼鉄製のパイプ材で形成される。レール支持部材59の材料としてはハンドレール52と同様の材料が採用され得る。ただし、レール支持部材59の外径はハンドレール52の外径より大きく、レール支持部材59はハンドレール52より大きな強度を有している。レール支持部材59の内径はハンドレール52の外径より僅かに大きく、ハンドレール52の一端がレール支持部材59に挿入された状態で、ハンドレール52は溶接によりレール支持部材59に接合される。レール支持部材59の環状の上端面を全周にわたってハンドレール52の外周面に溶接することで、レール支持部材59の中に雨水等が入り込まないようにする。あるいは、挿入したハンドレール52の外周面とレール支持部材57の内周面との間にシール部材を充填してもよい。
手摺りユニット50は、下部座部材56から垂直に起立したレール支持部材57に略平行に延在するハンドレール60を有する。ハンドレール60も手摺りとして機能し、且つ、レール支持部材57の下部座部材56に対する固定を補強する機能も有する。ハンドレール60は、ハンドレール52と同じ径を有する鋼鉄製のパイプ材により形成されることが好ましいが、同じパイプ材に限定されることは無い。ハンドレール60は、作業者が手で掴めるような距離だけレール支持部材57から離れた位置で、レール支持部材57に対して略平行に延在する。
キャットウォーク用ステーCS4としてのハンドレール54の前端はレール支持部材57に固定され、後端は上部座部材58に固定される。本実施形態では、ハンドレール54はハンドレール52と同じ径を有する鋼鉄製のパイプ材により形成されるが、同じパイプ材に限定されることは無い。ハンドレール54はハンドレール52より低い位置で水平に延在して手摺りとして機能し、且つ手摺りユニット50を補強する補強部材としても機能する。
ハンドレール54の後端側は、図10(B)に示すように水平方向に曲げられ、水平方向に曲げられた端部が、上部座部材58に溶接により接合される。ハンドレール54の前端側は、図10(A)に示すように、レール支持部材57に沿うように垂直下方に向けて曲げられ、曲げられた端部が接続部材70を介してレール支持部材57に接続される。
ハンドレール60の上端は下部座部材56から垂直に起立したレール支持部材57の上端部分の外周面に溶接により固定される。ハンドレール60の上端は溶接によりレール支持部材57に接続されることが好ましいが、ロー付けやネジ締め等の他の接続方法が用いられてもよい。ハンドレール60の下端は下部座部材56に溶接により接続される。ハンドレール60の下端は溶接により下部座部材56に接続されることが好ましいが、ロー付けやネジ締め等の他の接続方法が用いられてもよい。
なお、図3に示すように、ハンドレール54の延在方向は、上部旋回体2の前後方向に略一致している。本実施形態では、図10(B)に示すように、ハンドレール60はハンドレール54の延在方向に対して上面視で所定の角度で傾斜している。また、ハンドレール52の延在方向もハンドレール54の延在方向に対して上面視で所定の角度で傾斜している。
下部座部材56は、鋼板等の金属板で形成された頑丈な部材である。下部座部材56は、台座板56aと、2枚のリブ板56b、56cと、台座板56aから略垂直上方に延在した起立板56dとを有する。
図10(A)に示すように、台座板56aは鋼板を所定の角度で屈曲して形成され、この屈曲により水平板56a−1と傾斜板56a−2が形成される。側面視での傾斜板56a−2の傾斜角度は、上部旋回体2の旋回フレーム2aの端面の傾斜角度と同じである。これにより、図3に示すように、台座板56aの傾斜板56a―2を上部旋回体2の旋回フレーム2aの前端面に固定すると、水平板56a−1は水平方向に延在する。
下部座部材56の2枚のリブ板56b、56cの各々は、台座板56aの裏側(下側)において、水平板56a−1及び傾斜板56a−2の両方に対して溶接される。2枚のリブ板56b、56cの各々は、台座板56aの屈曲形状が維持されるように台座板56aに剛性を与えるリブとして機能する。
下部座部材56の起立板56dの下端は台座板56aの水平板56a−1に溶接される。そして、上述の鋼鉄製のパイプ材であるレール支持部材57が、起立板56dに沿って垂直に起立するように、起立板56d及び水平板56a−1に対して溶接される。すなわち、レール支持部材57の下端面が水平板56a−1に溶接され、且つレール支持部材57の外周面が、起立板56dの垂直方向の長さ分だけ起立板56dに溶接される。
以上のように、レール支持部材57は下部座部材56に対して強固に固定される。また、上述のようにレール支持部材57の上端部と下部座部材56の水平板56a−1との間にハンドレール60が取り付けられるため、レール支持部材57は下部座部材56に対してさらに強固に固定される。
上部座部材58は、鋼板等の金属板で形成された頑丈な部材である。上部座部材58は、台座板58aとリブ板58bとを有する。
台座板58aは、鋼板を直角に屈曲して形成され、水平に延在する水平板58a−1と水平板58a−1から垂直上方に延在するリブ板58a−2とを有する。水平板58a−1とリブ板58a−2の縁部に対して、鋼板で形成されたリブ板58bが溶接される。したがって、略四辺形の水平板58a−1の直交する2辺からリブ板58a−2とリブ板58bが垂直上方に起立した状態となり、リブ板58a−2とリブ板58bは互いに直交して溶接される。
以上のように、上部座部材58は、水平板58a−1に対して互いに直交するリブ板58a−2とリブ板58bとが溶接された構造を有している。これにより、上部座部材58は大きな剛性を有している。
上部座部材58のリブ板58a−2とリブ板58bとで形成される直角の隅部に、上述の鋼鉄製のパイプ材からなるレール支持部材59が配置される。レール支持部材59の下端面は上部座部材58の水平板58a−1に対して溶接される。レール支持部材59の外周面は、リブ板58a−2とリブ板58bの両方に、その垂直方向の長さだけ溶接される。これにより、レール支持部材59は上部座部材58に対して強固に固定される。
上述の手摺りユニット50において、ハンドレール52の端部をレール支持部材57、59に挿入して固定できるように、レール支持部材57、59は中空のパイプ材で形成されることが好ましい。ハンドレール52の外径は、手での掴み易さ及び強度を考慮すると15mm以上とすることが好ましい。したがって、レール支持部材57、59の内径は15mmのパイプ材が挿入できるように15mmより僅かに大きいことが好ましい。レール支持部材57、59の肉厚を考慮すると、レール支持部材57、59の外径は19mm以上であることが好ましい。
一方。レール支持部材57、59の外径が50mmを越えると、手摺りユニット50が重くなり過ぎ、且つ挿入できるハンドレール52の外径も大きくなってしまう。したがって、レール支持部材57、59の外径は50mm以下であることが好ましい。以上のように、レール支持部材57、59の外径は、19mm以上且つ50mm以下であることが好ましい。本実施形態では、外径が48.6mmのパイプ材(JIS規定の鋼鉄製パイプ材)によりレール支持部材57、59が作成される。
また、レール支持部材57、59の外径を50mmとした場合、レール支持部材57、59の肉厚を考慮すると、ハンドレール52の外径は38mm以下であることが好ましい。上述のように、ハンドレール52の外径は15mm以上であることが好ましいので、ハンドレール52の外径は、15mm以上且つ38mm以下であることが好ましい。
ハンドレール52の外径を最小の15mmとし、レール支持部材57、59の外径を最小の19mmとした場合、ハンドレール52の外径とレール支持部材57、59の外径の差は4mmとなる。
一方、ハンドレール52の外径を最小の15mmとし、レール支持部材57、59の外径を最大の50mmとした場合、ハンドレール52の外径とレール支持部材57、59の外径の差は35mmとなる。しかし、この外径差を35mmとすると、レール支持部材57、59の肉厚が17.5mmとなり、重量が大き過ぎる。そこで、肉厚を10mm以下にするために、ハンドレール52の外径とレール支持部材57、59の外径の差は、20mm以下とすることが好ましい。以上を考慮すると、ハンドレール52の外径とレール支持部材57、59の外径の差は、4mm以上且つ20mm以下であることが好ましい。
本実施形態では、外径が48.6mmで肉厚が約7mmのパイプ材(JIS規定の鋼鉄製パイプ材)によりレール支持部材57、59を作成し、外径が34mmのパイプ材(JIS規定の鋼鉄製パイプ材)によりハンドレール52を作成する。また、本実施形態では、ハンドレール54、60を、ハンドレール52と同じパイプ材を用いて形成する。
以上のような構成の手摺りユニット50は、上部旋回体2の前部右側に取り付けられる。具体的には、下部座部材56の傾斜板56a−2が旋回フレーム2aの傾斜した前端面にボルト締めで固定され、且つ上部座部材58の水平板58a−1が燃料タンク19上の天板7eの上面にボルト締めで固定される。図3及び図5に示すように、下部座部材56の傾斜板56a−2は、同じく旋回フレーム2aの傾斜した前端面に取り付けられたステップ23の右外側に固定される。また、図3に示すように、上部座部材58の水平板58a−1は、燃料タンク19上にある天板7eの上面における前部右側に固定される。
これにより、手摺りユニット50は、ステップ23の上面、工具箱22の上面、処理剤タンクカバー40の上面、及び天板7eの上面により形成された階段の近傍に強固に取り付けられる。
また、上述の手摺りユニット50では、ハンドレール54の前端が下方に曲げられ、曲げられた部分が接続部材70を介してレール支持部材57に接続されているが、図11に示すように、ハンドレール54の前端がハンドレール52に直接溶接されてもよい。
また、図11に示す手摺りユニット50Aにおいて、下部座部材56には起立板56dが設けられていない。したがって、レール支持部材57は水平板56a−1に溶接され、ハンドレール60によって補強されているだけである。手摺りユニット50Aは比較的小型の建設機械に適合するように設計されており、手摺りユニット50Aに加わる衝撃や荷重が比較的小さいので、このような構造としても長期間の使用に耐えることができる。
次に、図12〜図14を参照し、ガードレールG1〜G3の構造について説明する。なお、図12はガードレールG1を示す斜視図であり、図13はガードレールG2を示す斜視図であり、図14はガードレールG3を示す斜視図である。
ガードレールG1〜G3の構造は、固定構造、材料、及び形状等を含め、基本的に上述のガードレールG4(手摺りユニット50)の構造と同様である。
具体的には、ガードレールG1は、図12に示すように、外枠部材G10の両端に取り付けられる前部座部材及び後部座部材と縦部材G14の下端に取り付けられる中央座部材とを用いて3箇所で天板8dにボルト締めで固定される。なお、図12では前部座部材及び中央座部材のみが図示され後部座部材はエンジンフード7cの陰に隠れて見えない。
前部座部材は台座板G11を含む。台座板G11は外枠部材G10の前端に溶接される。また、台座板G11は天板8dにボルト締めで固定される。同様に、中央座部材は台座板G13を含む。台座板G13は縦部材G14の下端に溶接される。また、台座板G13は天板8dにボルト締めで固定される。後部座部材は図示しない台座板を含み、その台座板はレール支持部材G15の下端に溶接される。また、その台座板は天板8dにボルト締めで固定される。なお、レール支持部材G15の上端は外枠部材G10の後端に溶接される。
このように、外枠部材G10の前端及び縦部材G14の下端はレール支持部材を介することなく直接的に台座板G11、G13に溶接される。ガードレールG1が溶接固定される天板8dは、ガードレールG2が溶接固定される天板7e、及び、ガードレールG3が溶接固定される天板7dに比べて振動が小さいためである。但し、外枠部材G10の前端及び縦部材G14の下端は、外枠部材G10の後端と同様、レール支持部材を介して台座板G11、G13に溶接されてもよい。また、外枠部材G10の後端は、天板8dの振動態様等によってはレール支持部材G15を介することなく直接的に台座板に溶接されてもよい。
ガードレールG2は、図13に示すように、外枠部材G20の両端に取り付けられる前部座部材及び後部座部材を用いて2箇所で天板7eにボルト締めで固定される。なお、図13では前部座部材のみが図示され後部座部材はエンジンフード7cの陰に隠れて見えない。
前部座部材は台座板G23及びリブ板G24を含む。台座板G23はレール支持部材G25の下端に溶接される。また、台座板G23は天板7eにボルト締めで固定される。なお、レール支持部材G25の上端は外枠部材G20の前端に溶接される。リブ板G24は台座板G23に剛性を与えるリブとして機能し、レール支持部材G25の外周面に溶接される。同様に、後部座部材は台座板及びリブ板G26を含む。その台座板はレール支持部材G27の下端に溶接される。また、その台座板は天板7eにボルト締めで固定される。なお、レール支持部材G27の上端は外枠部材G20の後端に溶接される。
このように、ガードレールG2の外枠部材G20の両端はレール支持部材を介して台座板に溶接される。また、台座板はリブ板によって剛性が与えられる。ガードレールG2が溶接固定される天板7eは、ガードレールG1が溶接固定される天板8dに比べて振動が大きいためである。但し、外枠部材G20の両端は、天板7eの振動態様等によってはレール支持部材を介することなく直接的に台座板に溶接されてもよい。また、リブ板による補強が省略されてもよい。
また、ガードレールG3は、図14に示すように、外枠部材G30の両端に取り付けられる前部座部材及び後部座部材を用いて2箇所で天板7dにボルト締めで固定される。なお、図14では後部座部材のみが図示され前部座部材はステーCS4の陰に隠れて見えない。
前部座部材は台座板を含む。その台座板はレール支持部材G35の下端に溶接される。また、その台座板は天板7dにボルト締めで固定される。なお、レール支持部材G35の上端は外枠部材G30の前端に溶接される。同様に、後部座部材は台座板G33を含む。台座板G33はレール支持部材G34の下端に溶接される。また、台座板G33は天板7dにボルト締めで固定される。なお、レール支持部材G34の上端は外枠部材G30の後端に溶接される。
このように、ガードレールG3の外枠部材G30の両端はレール支持部材を介して台座板に溶接される。ガードレールG3が溶接固定される天板7dは、ガードレールG1が溶接固定される天板8dに比べて振動が大きいためである。但し、外枠部材G30の両端は、天板7dの振動態様等によってはレール支持部材を介することなく直接的に台座板に溶接されてもよい。また、リブ板による補強が行われてもよい。
このように、本発明の一実施形態に係るショベルでは、上部旋回体2の左端で前後方向に延在するキャットウォーク20Lに沿って略一直線上に配置されるキャットウォーク用ステーCS1、CS2のうちステーCS1がガードレールG1に取り付けられる。また、上部旋回体2の右端で前後方向に延在するキャットウォーク20Rに沿って略一直線上に配置されるキャットウォーク用ステーCS3〜CS6のうちステーCS3がガードレールG2に取り付けられ、ステーCS4がガードレールG3に取り付けられ、ステーCS6がガードレールG4に取り付けられる。そのため、ガードレールを上部旋回体2に固定するための座部材を、キャットウォーク用ステーを上部旋回体2に固定するための座部材として利用できる。その結果、キャットウォーク用ステーを上部旋回体2に固定するために必要な座部材の数を減らすことで製造コストを下げることができる。また、座部材を設置するためのスペース(例えば天板上のスペース)を低減できるとともにガードレール及びキャットウォーク用ステーの設置位置を決める際の自由度を高めることができる。
また、ガードレール及びキャットウォーク用ステーが共用する座部材の固定強度は、要求仕様が厳しい方に適合するため、結果として、要求仕様が緩い方の固定強度を高めることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなしに上述した実施形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施形態では、1つのガードレールに1つのキャットウォーク用ステーが取り付けられるが、1つのガードレールに複数のキャットウォーク用ステーが取り付けられてもよい。
1・・・下部走行体 2・・・上部旋回体 2a・・・旋回フレーム 3・・・キャビン 4・・・ブーム 4a・・・ブーム支持ブラケット 5・・・アーム 6・・・バケット 7・・・ポンプ室 7a、7b・・・ハウスフレーム 7c・・・エンジンフード 7d、7e・・・天板 8・・・エアクリーナ室 8a、8b、8c・・・ハウスフレーム 8d・・・天板 9・・・ラジエータ室 9a、9b・・・ハウスフレーム 19F・・・燃料タンク 19Fa・・・給油孔(給油口) 19R・・・処理剤タンク 19S・・・作動油タンク 20L、20R・・・キャットウォーク 22・・・工具箱 23・・・ステップ 40・・・処理剤タンクカバー 50、50A・・・手摺りユニット 52、54、60・・・ハンドレール 56・・・下部座部材 57、59・・・レール支持部材 58・・・上部座部材 70・・・接続部材 CS1〜CS7・・・キャットウォーク用ステー D1〜D3・・・サイドカバー G1〜G5・・・ガードレール G10、G20、G30・・・外枠部材 G11、G13、G23・・・台座板 G12、G22・・・横部材 G14・・・縦部材 G15、G25、G27・・・レール支持部材 G24、G26・・・リブ板 G50、G52・・・横部材 G51、G53、G55・・・縦部材 SP1・・・スペース

Claims (6)

  1. キャビンと、
    前記キャビンの後方に配置されるハウスフレームと、
    前記ハウスフレーム上に配置される第1ガードレールと、
    上部旋回体の端部に沿って前後方向に延びるように配置される第1キャットウォークと、
    前記第1キャットウォークに対応して前後方向に延びるように配置される1又は複数の第1キャットウォーク用ステーと、を備え、
    前記1又は複数の第1キャットウォーク用ステーは少なくとも1つが前記第1ガードレールに取り付けられる、
    ショベル。
  2. 前記1又は複数の第1キャットウォーク用ステーは前記第1ガードレールよりも幅方向外側に突出する、
    請求項1に記載のショベル。
  3. 上部旋回体の幅方向一端側に配置される前記第1ガードレールに対して幅方向反対側に配置される第2ガードレールと、
    前記上部旋回体の幅方向一端側に配置される前記第1キャットウォークに対して幅方向反対側に配置される第2キャットウォークと、
    前記第2キャットウォークに対応して前後方向に延びるように配置される1又は複数の第2キャットウォーク用ステーと、を備え、
    前記1又は複数の第2キャットウォーク用ステーは少なくとも1つが前記第2ガードレールに取り付けられる、
    請求項1又は2に記載のショベル。
  4. 前記第2ガードレールは座部材に固定され、
    前記座部材はリブ板を含む、
    請求項3に記載のショベル。
  5. 前記第2ガードレールは大径部及び小径部を有し、前記大径部で前記座部材に固定される、
    請求項4に記載のショベル。
  6. 前記1又は複数の第2キャットウォーク用ステーは燃料タンクの給油孔よりも幅方向外側に突出する、
    請求項3乃至5の何れか一項に記載のショベル。
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