JP2016134964A - 電源装置 - Google Patents

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Takeshi Kamono
武志 鴨野
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Abstract

【課題】モータを駆動するインバータの前段に設けられるDCDCコンバータにおける損失を低減することができる電源装置を提供すること。【解決手段】電源装置は、磁界を介して与えられる電力を取り込む受電コイルと、受電コイルから供給される交流電流を直流電流に変換する整流回路と、整流回路から供給される直流電流により充電されるキャパシタと、キャパシタの端子間電圧が入力される昇圧コンバータと、昇圧コンバータを介して与えられる電力によりモータを駆動するインバータと備える。昇圧コンバータは、キャパシタの端子間電圧がインバータの入力電圧範囲内で設定された第1の所定電圧より高いとき、キャパシタの端子間電圧とほぼ等しい電圧を出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、キャパシタに蓄えられた電荷を駆動電力とする装置に搭載される電源装置に関し、特に、当該装置の外部から供給される電力を非接触で受電する回路と駆動電力を出力する回路を備えた電源装置に関する。
近年、電動駆動装置を備えた種々の電気自動車が商品化されており、これらの電気自動車の電動駆動装置は、リチウムイオン電池等の二次電池を電源とするものが主流になっている。その一方で、電気二重層キャパシタ等に蓄えられた電荷を電源として電動駆動する車両の商品化も検討されている。例えば、特許文献1には、電気二重層キャパシタに充電された電荷を駆動電力として利用する電気自動車が開示されており、特許文献2には、リチウムイオンキャパシタに充電された電荷を駆動電力として利用する電気自動車が開示されている。
一般的に、キャパシタは、二次電池よりも充電時間が短く、瞬時に大きい電流が取り出せ、さらに充放電サイクル寿命が長いという利点があるが、エネルギー密度が二次電池よりも小さいという欠点がある。従って、二次電池と同じ占有体積のキャパシタを用いた場合、二次電池を用いた場合よりも走行距離が短くなってしまう。この問題は、例えば、非接触電力伝送技術を用いて走行中の電気自動車に電力を供給すれば解決することができる。
特開2000−351329号公報 特開2012−23889号公報
しかしながら、モータを駆動するインバータにキャパシタの充電電圧を直接供給した場合、充放電に伴いキャパシタの充電電圧が大きく変動するため、キャパシタの充電電圧がインバータの入力レンジ(入力電圧範囲)から外れてしまうことがあった。一方、DCDCコンバータを介してインバータに電力を供給するようにした場合、DCDCコンバータにおける損失により、駆動効率が低下してしまう。
そこで、本発明は、モータを駆動するインバータの前段に設けられるDCDCコンバータにおける損失を低減することができる電源装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る電源装置は、駆動電力が蓄えられるキャパシタを備えた電源装置であって、磁界を介して与えられる電力を取り込む受電コイルと、前記受電コイルから供給される交流電流を直流電流に変換する整流回路と、前記整流回路から供給される直流電流により充電されるキャパシタと、前記キャパシタの端子間電圧が入力される昇圧コンバータと、前記昇圧コンバータを介して与えられる電力によりモータを駆動するインバータと、を備え、前記昇圧コンバータは、前記キャパシタの端子間電圧が前記インバータの入力電圧範囲内で設定された所定電圧より低いとき、当該所定電圧とほぼ等しい電圧を出力し、前記キャパシタの端子間電圧が前記所定電圧より高いとき前記キャパシタの端子間電圧とほぼ等しい電圧を出力するように構成されていることを特徴とする。
この構成の電源装置では、キャパシタの端子間電圧が所定電圧より高いときは、昇圧コンバータが入力電圧を昇圧せずにそのまま出力するように構成されているので、昇圧コンバータにおける損失を低減させることができる。
また、前記昇圧コンバータは、昇圧チョッパ方式のコンバータであり、当該昇圧コンバータの定格出力電圧が前記所定電圧とほぼ等しい電圧値に設定するように構成されていることが好ましい。
このように昇圧コンバータを構成すれば、キャパシタの端子間電圧が所定電圧より高いときは、昇圧コンバータがスイッチング動作を停止するため、昇圧コンバータのスイッチング損失を低減させることができる。
また、前記第1の所定電圧は、前記入力電圧範囲の最小値をVminとし、最大値をVmaxとしたときに、(Vmin+Vmax)/2より小さい電圧値に設定されていることが好ましい。
このように第1の所定電圧を設定すれば、昇圧コンバータが動作を停止する入力電圧(キャパシタの端子間電圧)の範囲を広げることができる。
本発明に係る電源装置は、駆動電力が蓄えられるキャパシタを備えた電源装置であって、磁界を介して与えられる電力を取り込む受電コイルと、前記受電コイルから供給される交流電流を直流電流に変換する整流回路と、前記整流回路から供給される直流電流により充電されるキャパシタと、前記キャパシタの端子間電圧が入力される昇圧コンバータと、前記昇圧コンバータを介して与えられる電力によりモータを駆動するインバータと、を備え、前記昇圧コンバータは、昇圧チョッパ方式のコンバータであり、当該昇圧コンバータの定格出力電圧が前記インバータの入力電圧範囲内の電圧値に設定されていることを特徴とする。
この構成の電源装置では、キャパシタの端子間電圧が定格出力電圧より高いとき、昇圧チョッパ方式のコンバータがスイッチング動作を停止するため、当該コンバータにおける損失を低減させることができる。
本発明に係る電源装置よれば、モータを駆動するインバータの前段に設けられるDCDCコンバータにおける損失を低減しつつ、モータを駆動することができるキャパシタの端子間電圧の範囲を広げることができる。
本発明に係る電気駆動車両用受電装置の主要構成を示す構成図である。 DCDCコンバータの入力電圧と出力電圧の関係を示したグラフである。 非接触で電力を伝送するための送電回路と受電回路の構成を示す回路図である。 非接触で電力を伝送するための送電回路と受電回路の構成を示す回路図である。 非接触で電力を伝送するための送電回路と受電回路の構成を示す回路図である。 制御回路の主要部を示す回路図である。 受電コイルの両端を短絡するためのスイッチ素子を示す回路図である。 DCDCコンバータの主要部を示す回路図である。
発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態で説明する内容により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において、同一要素または同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る電気駆動車両の電気駆動部の主要構成を示す構成図である。同図において、受電コイルLrは、磁界を介して供給される電力を取り込むためのコイルであり、受電コイルLrの両端には、共振用のキャパシタCr1とキャパシタCr2の一方の端子がそれぞれ接続されている。キャパシタCr1とキャパシタCr2の他方の端子は、整流用のブリッジダイオードDbrの2つの入力端子にそれぞれ接続されている。
キャパシタCmは、モータ14を回転させるエネルギーを蓄えるためのキャパシタであり、キャパシタCmの両端子間の電圧(端子間電圧)はDCDCコンバータ12により変換され、変換された電圧がインバータ13に入力される。インバータ13は、DCDCコンバータ12から供給される直流電圧を交流電圧に変換する回路であり、モータ14に与える交流電圧を生成する。モータ14は、インバータ13から出力される交流電圧により回転する。
キャパシタCmは、ブリッジダイオードDbrの出力端子から供給される電流により充電される。本実施形態では、ブリッジダイオードDbrの高電圧側の出力端子は、スイッチ素子SW1を介してキャパシタCmの一方の端子に接続され、低電圧側の出力端子は、キャパシタCmの他方の端子に直接接続されている。スイッチ素子SW1のオンオフは遮断制御回路11より制御される。
遮断制御回路11は、キャパシタCmの端子間電圧(両端子間の電圧)Vcの電圧値が所定値を超えたとき、またはキャパシタCmの温度が所定値を超えたときにスイッチ素子SW1をオフさせる。スイッチ素子SW1は、半導体のスイッチ素子だけでなく、メカニカルリレーや半導体リレーを用いることができる。
抵抗R1及び抵抗R2は、キャパシタCmの端子間電圧Vcを検出するための検出回路を構成している。抵抗R1と抵抗R2は直列に接続され、この直列体(抵抗R1、抵抗R2)がキャパシタCmに対して並列に接続されている。抵抗R3及びNTCサーミスタRthはキャパシタCmの温度を検出するための検出回路を構成している。抵抗R3とNTCサーミスタRthは直列に接続され、この直列体(抵抗R3、NTCサーミスターRth)がDCDCコンバータ15の出力端子間に接続されている。DCDCコンバータ15は、遮断制御回路11等に供給される内部電源電圧Vintを生成するための回路である。NTCサーミスタRthは、キャパシタCmの表面温度または周囲温度を検出できるように実装されている。
次に、図2を参照してDCDCコンバータ12の動作を説明する。図2のグラフの横軸は、DCDCコンバータ12の入力電圧、つまり、キャパシタCmの端子間電圧Vcに対応し、縦軸は、DCDCコンバータ15の出力電圧Voに対応する。モータ14を駆動するためには、DCDCコンバータ12の出力電圧が、インバータ13の入力レンジ(入力電圧範囲)内の電圧値に維持されなければならない。つまり、DCDCコンバータ15の出力電圧Voが、インバータ13の入力レンジ(入力電圧範囲)の上限である最大許容入力電圧Vmaxとその下限である最小許容入力電圧Vminの間の電圧値に維持されていれば、インバータ13はモータ14を駆動することができる。
DCDCコンバータ12は、キャパシタCmの端子間電圧Vcが第1の所定電圧V1より高いとき、入力電圧(キャパシタCmの端子間電圧Vc)とほぼ等しい出力電圧Voを出力する(Vo≒Vc)。そして、キャパシタCmの端子間電圧Vcが第1の所定電圧V1より低いとき、DCDCコンバータ12の出力電圧Voは、第1の所定電圧V1とほぼ等しい電圧値に維持される。なお、この例では、出力電圧Voが第1の所定電圧V1とほぼ等しい電圧値に維持されるが、このときの出力電圧Voの電圧値は、最大許容入力電圧Vmaxと最小許容入力電圧Vminの間の電圧値であればよい。第1の所定電圧V1は、最大許容入力電圧Vmaxと最小許容入力電圧Vminの間の電圧値に設定される(Vmin<V1<Vmax)。ただし、第1の所定電圧V1は、最大許容入力電圧Vmaxよりも最小許容入力電圧Vminに近い電圧値に設定されることが好ましい。このようにすることにより、DCDCコンバータ12から入力電圧(キャパシタCmの端子間電圧Vc)とほぼ等しい出力電圧Vo(Vo≒Vc)が出力される入力電圧の範囲を広くすることができる。つまり、第1の所定電圧V1を最小許容入力電圧Vminに近づけることにより、第1の所定電圧V1から最大許容入力電圧Vmaxまでの間の電圧幅(DCDCコンバータ12が昇圧を行わない入力電圧の範囲)を広げることができる。
このように、キャパシタCmの端子間電圧Vcが第1の所定電圧V1より低くなったときにだけ、DCDCコンバータ12による昇圧が行われるため、DCDCコンバータ12における損失の増加を抑制しつつインバータ13がモータ14を駆動することができる充電電圧Vcの範囲を広げることができる。
次に図3から図5を参照して、非接触電力伝送システムを構成する送信ユニットと受電ユニットについて説明する。図3から図5は、送信ユニットと受電ユニットの主要構成を示した構成図であり、受電ユニットの構成が相互に異なっている。送信ユニットは、磁界を生成する送電コイルLtと、送電コイルLtと直列に接続された共振用のキャパシタCt1及びキャパシタCt2と、送電コイルLt、キャパシタCt1及びキャパシタCt2からなる共振回路(送信ユニット側の共振回路)に交流電圧を供給するインバータ16により構成されている。送信ユニット側の共振回路の共振周波数は、インバータ16から供給される交流電圧の周波数とほぼ同一の周波数(好ましくは、少し低い周波数)に設定されている。
図3に示されている受電ユニットは、図1に示されている受電ユニットと同じ構成になっている。この受電ユニットの受電コイルLrと共振用のキャパシタCr1とキャパシタCr2は共振回路(受電ユニット側の共振回路)を構成し、この受電ユニット側の共振回路の共振周波数は送信ユニット側の共振回路と同じ共振周波数になるように設定されている。受電ユニット側の共振回路に発生する交流電圧は、ブリッジダイオードDbrの入力端子に印加される。ブリッジダイオードDbrは、受電ユニット側の共振回路に発生する交流電圧を全波整流する。ブリッジダイオードDbrにより全波整流された電圧は、キャパシタCmに印加される。
図4に示されている受電ユニットでは、受電ユニット側の共振回路に発生する交流電圧が、トランスT1を介して、ブリッジダイオードDbrの入力端子に印加される。この構成では、トランスT1の1次巻線と2次巻線の巻数比を調整することにより、ブリッジダイオードDbrの入力端子に印加される交流電圧の振幅を調整することができる。ブリッジダイオードDbrにより全波整流された電圧は、キャパシタCmに印加される。
図5に示されている受電ユニットでは、共振用のキャパシタCr3が受電コイルLrに対して並列に接続されている。受電コイルLrと共振用のキャパシタCr3で構成される共振回路の共振周波数は、送信ユニット側の共振回路と同じ共振周波数になるように設定されている。受電コイルLrと共振用のキャパシタCr3で構成される共振回路により生成される交流電流は、ブリッジダイオードDbrの入力端子に印加される。ブリッジダイオードDbrにより全波整流された電圧は、キャパシタCmに印加される。
本発明は、図3から図5のいずれの受電ユニットであっても適用することができる。また、共振回路及び整流回路の構成は、図3から図5の受電ユニットと異なる構成であってもよい。例えば、整流回路を構成するダイオードのうちの一部をトランジスタ等の半導体スイッチ素子に置き換えても良い。
次に、遮断制御回路11の動作を、図5を参照して説明する。遮断制御回路11は、コンパレータ21、コンパレータ22、ORゲート回路23及び駆動回路24を備えている。コンパレータ21の非反転入力端子には、抵抗R1と抵抗R2の接続部の電圧が入力され、反転入力端子には、第1の基準電圧Vref1が入力される。抵抗R1と抵抗R2の接続部の電圧は、キャパシタCmの端子間電圧Vcの上昇とともに上昇する。コンパレータ21は、抵抗R1と抵抗R2の接続部の電圧が第1の基準電圧Vref1を超えると出力端子からハイレベルの信号を出力する。
コンパレータ22の反転入力端子には、抵抗R3とNTCサーミスタの接続部の電圧が入力され、非反転入力端子には、第2の基準電圧Vref1が入力される。抵抗R3とNTCサーミスタの直列体の両端には内部電源電圧Vint(定電圧)が印加されており、キャパシタCmの温度が上昇するにつれてNTCサーミスタの抵抗値が小さくなる。従って、キャパシタCmの温度が上昇するにつれて抵抗R3とNTCサーミスタの接続部の電圧が降下する。コンパレータ22は、抵抗R3とNTCサーミスタの接続部の電圧が第2の基準電圧Vref2より低くなると出力端子からハイレベルの信号を出力する。つまり、コンパレータ22は、キャパシタCmの温度が所定の温度を超えると出力端子からハイレベルの信号を出力する。
ORゲート回路の一方の入力端子にはコンパレータ21の出力端子が接続され、他方の入力端子にはコンパレータ22の出力端子が接続されている。ORゲート回路は論理和の論理演算を行う論理回路であり、少なくとも一方の入力端子にハイレベルの信号が入力されると出力端子からハイレベルの信号を出力する。ORゲート回路の出力端子から出力される信号は駆動回路24に入力される。駆動回路24は、ORゲート回路から与えられる信号がハイレベルになるとスイッチ素子SW1をオフさせる。
上記のような動作により、遮断制御回路11は、キャパシタCmの端子間電圧Vcが所定の電圧(第1の基準電圧Vref1によって決まる電圧)を超えたとき、またはキャパシタCmの温度が所定の温度(第2の基準電圧Vref2によって決まる温度)を超えたときに、スイッチ素子SW1をオフさせ、キャパシタCmへの充電電流を遮断する。本実施形態では、キャパシタCmの充電電圧Vcがインバータ13の最大許容入力電圧Vmaxを超えたときにキャパシタCmへの充電電流が遮断されるように第1の基準電圧Vref1が設定されている。
次に、図1の実施例とは異なる充電電流の遮断方法を、図6を参照して説明する。図6では、ブリッジダイオードDbrの出力端子間にキャパシタCmが接続され、キャパシタCmへの充電電流を遮断するためのスイッチ素子SW2は受電コイルLrに対して並列に接続されている。スイッチ素子SW2は、キャパシタCmの端子間電圧Vcが所定の電圧(第1の基準電圧Vref1によって決まる電圧)を超えたとき、またはキャパシタCmの温度が所定の温度(第2の基準電圧Vref2によって決まる温度)を超えたときに、オンするように設定されている。スイッチ素子SW2がオンすると受電コイルLrの両端が短絡されるため、ブリッジダイオードDbrの入力端子に交流電圧が印加されなくなる。その結果、キャパシタCmへの充電電流が遮断される。
なお、本実施形態に係るキャパシタCmは、例えば、電気二重層キャパシタを複数個直列に接続したものを使用することができる。基準電圧Vref1(第1の所定電圧値)によって決まる所定の電圧(第2の所定電圧)V2は、キャパシタCmの耐電圧に基づいて決められる。つまり、キャパシタCmの端子間電圧VcがキャパシタCmの耐電圧を超える前に、充電電流が遮断されるように第2の所定電圧V2が決められる。第2の基準電圧Vref2(第2の所定電圧値)によって決まる所定の温度(所定温度)Tは、キャパシタCmの使用温度範囲に基づいて決められる。つまり、キャパシタCmの使用時の温度がキャパシタCmの使用温度範囲外になる前に、充電電流が遮断されるように所定温度Tが決められる。
次に、図8を参照してDCDCコンバータ12の動作を説明する。同図に例示されているキャパシタCmは、直列に接続された5個の電気二重層キャパシタで構成されている。キャパシタCmの耐電圧は、DCDCコンバータ12の後段に接続されているインバータ13の入力レンジ(入力電圧範囲)の上限である最大許容入力電圧Vmaxとほぼ一致するように設定されている。そして、第2の所定電圧V2は、最大許容入力電圧Vmaxより少し低い電圧値に設定されている。つまり、キャパシタCmの端子間電圧Vcが最大許容入力電圧Vmaxを超えないように第2の所定電圧V2が設定されている。
DCDCコンバータ12は昇圧チョッパ方式のコンバータであり、その定格出力電圧Vrはインバータ13の入力電圧範囲(入力レンジ)の下限である最小許容入力電圧Vminより少し高い電圧に設定されている。従って、キャパシタCmの端子間電圧VcがDCDCコンバータ12の定格出力電圧Vrより低い時、DCDCコンバータ12は出力電圧Voが定格出力電圧Vrと同じ電圧値になるように動作する。一方。キャパシタCmの端子間電圧VcがDCDCコンバータ12の定格出力電圧Vrより高い時、DCDCコンバータ12はスイッチング動作を停止し、キャパシタCmの端子間電圧Vcとほぼ等しい出力電圧Voを出力する。つまり、定格出力電圧Vrが第1の所定電圧V1に対応している。
DCDCコンバータ12の電圧変換部は、チョークコイルL1、スイッチ素子SW3、ダイオードD1及びキャパシタC6により構成されている。チョークコイルL1はエネルギーを蓄えるための素子であり、チョークコイルL1にはスイッチ素子SW3がオンしたときにエネルギーが蓄えられる。ダイオードD1及びキャパシタC6は、整流平滑回路を構成しており、この整流平滑回路にはスイッチ素子SW3がオフしたときにチョークコイルL1に生じた電圧(チョークコイルL1に蓄えられたエネルギー)が重畳された入力電圧(キャパシタCmの端子間電圧Vc)が印加される。スイッチ素子SW3がオンオフを繰り返すことにより、入力電圧(キャパシタCmの端子間電圧Vc)よりも高い電圧値の出力電圧Voが生成される。
スイッチ素子SW3のオンオフ動作(スイッチング動作)は、スイッチング制御回路31により制御されている。スイッチング制御回路31では、PWM(Pulse Width Modulation)制御が用いられている。
スイッチング制御回路31は、DCDCコンバータ12の出力電圧Voが定格出力電圧Vrになるようにスイッチ素子SW3に与える駆動信号の時比率を制御する。つまり、スイッチング制御回路31は、DCDCコンバータ12の出力電圧Voが定格出力電圧VrになるようにPWM制御を行う。抵抗R4及び抵抗R5は、DCDCコンバータ12の出力電圧Voを検出するための検出回路を構成している。抵抗R4と抵抗R5の接続部の電圧はスイッチング制御回路31に入力されている。スイッチング制御回路31は、この電圧(抵抗R4と抵抗R5の接続部の電圧)に基づいて、DCDCコンバータ12の出力電圧Voを制御する。ここでは、定格出力電圧Vrがンバータ13の入力電圧範囲(入力レンジ)の下限である最小許容入力電圧Vminより少し高い電圧に設定されているが、定格出力電圧Vrはインバータ13の入力レンジ内の任意の電圧値に設定することができる。
以上、本発明に係る電気駆動車両の実施形態を説明したが、キャパシタに蓄えられた電荷を駆動電力とする装置であれば、電気駆動車両以外の装置にも適用できる。さらに、本発明は、上記で説明した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において様々な変更を加えることができる。例えば、キャパシタCmは、電気二重層キャパシタ以外の種々のキャパシタを用いて構成することができる。
11 遮断制御回路
12 DCDCコンバータ
13 インバータ
14 モータ
15 DCDCコンバータ
16 インバータ
21 コンパレータ
22 コンパレータ
23 ORゲート回路
24 駆動回路
31 スイッチング制御回路

Claims (4)

  1. 駆動電力が蓄えられるキャパシタを備えた電源装置であって、
    磁界を介して与えられる電力を取り込む受電コイルと、
    前記受電コイルから供給される交流電流を直流電流に変換する整流回路と、
    前記整流回路から供給される直流電流により充電されるキャパシタと、
    前記キャパシタの端子間電圧が入力される昇圧コンバータと、
    前記昇圧コンバータを介して与えられる電力によりモータを駆動するインバータと、を備え、
    前記昇圧コンバータは、前記キャパシタの端子間電圧が前記インバータの入力電圧範囲内で設定された所定電圧より低いとき、当該所定電圧とほぼ等しい電圧を出力し、前記キャパシタの端子間電圧が前記所定電圧より高いとき前記キャパシタの端子間電圧とほぼ等しい電圧を出力するように構成されていることを特徴とする電源装置。
  2. 前記昇圧コンバータは、昇圧チョッパ方式のコンバータであり、当該昇圧コンバータの定格出力電圧が前記所定電圧とほぼ等しい電圧値に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記第1の所定電圧は、前記入力電圧範囲の最小値をVminとし、最大値をVmaxとしたときに、(Vmin+Vmax)/2より小さい電圧値に設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電源装置。
  4. 駆動電力が蓄えられるキャパシタを備えた電源装置であって、
    磁界を介して与えられる電力を取り込む受電コイルと、
    前記受電コイルから供給される交流電流を直流電流に変換する整流回路と、
    前記整流回路から供給される直流電流により充電されるキャパシタと、
    前記キャパシタの端子間電圧が入力される昇圧コンバータと、
    前記昇圧コンバータを介して与えられる電力によりモータを駆動するインバータと、を備え、
    前記昇圧コンバータは、昇圧チョッパ方式のコンバータであり、当該昇圧コンバータの定格出力電圧が前記インバータの入力電圧範囲内の電圧値に設定されていることを特徴とする電源装置。
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