JP2016134965A - 受電装置 - Google Patents

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Takeshi Kamono
武志 鴨野
松岡 薫
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Abstract

【課題】簡易な回路構成でキャパシタをバランス良く充電することができる非接触充電回路を備えた受電装置を提供すること。【解決手段】受電装置は、受電コイルから充電回路を介して供給される直流電流により充電されるキャパシタ群に蓄えられた電荷を駆動電力とする。充電回路は複数の2次巻線を有するトランスと複数の整流回路からなり、受電コイルから供給される交流電流は前記トランスの1次巻線に入力される。複数の整流回路の入力端子は複数の2次巻線にそれぞれ接続され、複数の整流回路の出力端子はキャパシタ群を構成するそれぞれのキャパシタの両端に接続される。【選択図】図1

Description

本発明は、キャパシタに蓄えられた電荷を駆動電力とする装置に搭載され、当該装置の外部から供給される電力を非接触で受電する受電装置に関する。
近年、電動駆動装置を備えた種々の電気自動車が商品化されており、これらの電気自動車の電動駆動装置は、リチウムイオン電池等の二次電池を電源とするものが主流になっている。その一方で、電気二重層キャパシタ等に蓄えられた電荷を電源として電動駆動する車両の商品化も検討されている。例えば、特許文献1には、電気二重層キャパシタに充電された電荷を駆動電力として利用する電気自動車が開示されており、特許文献2には、リチウムイオンキャパシタに充電された電荷を駆動電力として利用する電気自動車が開示されている。
一般的に、キャパシタは、二次電池よりも充電時間が短く、瞬時に大きい電流が取り出せ、さらに充放電サイクル寿命が長いという利点があるが、エネルギー密度が二次電池よりも小さいという欠点がある。そのため、駆動電力を蓄積するためのキャパシタとしては、電気二重層キャパシタのような大容量のキャパシタが用いられている。また、電気二重層キャパシタのような大容量のキャパシタは耐電圧(定格電圧)が低いため、所望の電圧を得るためには、複数個のキャパシタを直列に接続することにより所望の耐電圧を得ている。
特開2000−351329号公報 特開2012−23889号公報
しかしながら、複数個のキャパシタを直列に接続して充放電を行った場合、各キャパシタの静電容量にばらつきがあるため、各キャパシタの充電電圧が不均等なる。そして、この問題を解決するためには、各キャパシタを均等に充電するためのバランス回路が必要になる。
そこで、本発明は、簡易な回路でキャパシタをバランス良く充電することができる非接触充電回路を備えた受電装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る受電装置は、駆動電力が蓄えられるキャパシタを備えた受電装置であって、磁界を介して与えられる電力を取り込む受電コイルと、前記受電コイルから供給される交流電流を直流電流に変換して出力する充電回路と、直列に接続された複数のキャパシタからなり、前記充電回路から供給される直流電流により充電されるキャパシタ群と、を備え、前記充電回路は複数の2次巻線を有するトランスと複数の整流回路からなり、前記受電コイルから供給される交流電流は前記トランスの1次巻線に入力され、前記複数の整流回路の入力端子は前記複数の2次巻線にそれぞれ接続され、前記複数の整流回路の出力端子は前記キャパシタ群を構成するそれぞれのキャパシタの両端に接続されることを特徴とする。
この構成の受電装置では、キャパシタ群を構成するそれぞれのキャパシタに対して個別に充電電流が供給されるため、キャパシタ群を構成する複数のキャパシタをバランス良く充電することができる。
また、前記トランスは、前記複数の2次側巻線のそれぞれの巻数が同一であることがこのましい。
このように充電回路及びキャパシタ群を構成すれば、前記キャパシタ群を構成するそれぞれのキャパシタの端子間電圧を均等の電圧値に維持することができる。
また、前記キャパシタ群の端子間電圧が入力される昇圧コンバータを備え、前記昇圧コンバータは、前記キャパシタ群の端子間電圧が前記インバータの入力電圧範囲内で設定された第1の所定電圧より低いとき、当該第1の所定電圧とほぼ等しい電圧を出力し、前記キャパシタ群の端子間電圧が前記第1の所定電圧より高いとき前記キャパシタの端子間電圧とほぼ等しい電圧を出力するように構成されていてもよい。
このような昇圧コンバータを備えていれば、駆動回路に供給される電圧の変動範囲を狭くすることができる。
前記キャパシタ群の端子間電圧が第2の所定電圧より高くなったときに前記トランスの1次巻線に入力される交流電流を遮断する手段を備えることが好ましい。
このような保護手段を備えていれば、キャパシタ群を構成するキャパシタの充電電圧が定格電圧以上になることを防止することができる。
本発明に係る受電装置よれば、直列に接続された複数個のキャパシタからなるキャパシタ群を充電する際に、それぞれのキャパシタをバランス良く充電することができる。また、キャパシタ群を構成するそれぞれのキャパシタの充電電圧に偏りが生じることが抑制される。
本発明に係る電気駆動車両の電気駆動部の主要構成を示す構成図である。 非接触で電力を伝送するための送電回路と受電回路の構成を示す回路図である。 非接触で電力を伝送するための送電回路と受電回路の構成を示す回路図である。 キャパシタを過電圧から保護する手段を説明するための回路図である。 DCDCコンバータの入力電圧と出力電圧の関係を示したグラフである。 DCDCコンバータの主要部を示す回路図である。
発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態で説明する内容により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において、同一要素または同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る電気駆動車両の電気駆動部の主要構成を示す構成図である。同図において、受電コイルLrは、磁界を介して供給される電力を取り込むためのコイルであり、受電コイルLrの両端には、共振用のキャパシタCr1とキャパシタCr2の一方の端子がそれぞれ接続されている。キャパシタCr1とキャパシタCr2の他方の端子は、トランスT1の1次巻線W1の両端子にそれぞれ接続されている。
トランスT1は5つの2次巻線W21,W22,W23,W24,W25を備えている。5つの2次巻線W21,W22,W23,W24,W25の巻数は、同じ巻数に設定されている。2次巻線W21,W22,W23,W24,W25の両端子には、整流用のブリッジダイオードDbr1,Dbr2,Dbr3,Dbr4,Dbr5の入力端子がそれぞれ接続されている。ブリッジダイオードDbr1,Dbr2,Dbr3,Dbr4,Dbr5の出力端子には、キャパシタC1,C2,C3,C4,C5の両端子がそれぞれ接続されている。キャパシタC1,C2,C3,C4,C5は直列に接続され、キャパシタ群Cmを構成している。
キャパシタ群Cmは、モータ14を回転させるエネルギーを蓄えるためのキャパシタであり、キャパシタ群Cmの両端子間の電圧(端子間電圧Vc)はDCDCコンバータ12を介してインバータ13に供給される。ここで、DCDCコンバータ12に与えられるキャパシタ群Cmの端子間電圧Vcは、直列に接続されたキャパシタC1からキャパシタC5までのそれぞれの充電電圧を加算した電圧に対応している。インバータ13は、DCDCコンバータ12から供給される直流電圧を交流電圧に変換する回路であり、モータ14に与える交流電圧を生成する。モータ14は、インバータ13から出力される交流電圧により回転する。
次に、キャパシタ群Cmの充電動作について説明する。受電コイルLrにより取り込まれた電力は、トランスT1を介してキャパシタ群Cmを構成するキャパシタC1,C2,C3,C4,C5に分配される。この際、トランスT1の2次巻線W21,W22,W23,W24,W25から供給される電圧は、それぞれの端子に接続されたブリッジダイオードDbr1,Dbr2,Dbr3,Dbr4,Dbr5を介してキャパシタC1,C2,C3,C4,C5に印加される。ここで、5つの2次巻線W21,W22,W23,W24,W25は同じ巻数に設定されているため、これらから供給される電圧は等しい電圧値になる。従って、キャパシタC1,C2,C3,C4,C5には、ブリッジダイオードDbr1,Dbr2,Dbr3,Dbr4,Dbr5を介して等しい電圧が印加される。
通常、同一の型番のキャパシタであっても、それぞれキャパシタの容量には差異(バラツキ)があるため、その容量の差異に基づいて、それぞれのキャパシタの充電電圧に差異が生じる。しかし、本実施形態では、トランスT1の2次巻線W21,W22,W23,W24,W25からキャパシタC1,C2,C3,C4,C5に等しい電圧が印加されるため、キャパシタC1,C2,C3,C4,C5の充電電圧は等しい電圧値に維持される。つまり、キャパシタC1,C2,C3,C4,C5の容量が互いに異なっていても、同じ電圧値になるように充電が行われるため、これらの充電電圧は等しい電圧値に維持される。
なお、トランスT1の1次巻線と2次巻線の巻数比に関しては、受電コイルLrに生じる電圧や、キャパシタ群Cmを構成するキャパシタC1,C2,C3,C4,C5の定格電圧等に基づいて適宜設定される。
次に、図2及び図3を参照して、非接触電力伝送システムを構成する送信ユニットと受電ユニットについて説明する。図2及び図3は、送信ユニットと受電ユニットの主要構成を示した構成図であり、これらに図示されている受電ユニットは、構成が相互に異なっている。送信ユニットは、磁界を生成する送電コイルLtと、送電コイルLtと直列に接続された共振用のキャパシタCt1及びキャパシタCt2と、送電コイルLt、キャパシタCt1及びキャパシタCt2からなる共振回路(送信ユニット側の共振回路)に交流電圧を供給するインバータ11により構成されている。送信ユニット側の共振回路の共振周波数は、インバータ11から供給される交流電圧の周波数とほぼ同一の周波数(好ましくは、少し低い周波数)に設定されている。
図2に示されている受電ユニットは、図1に示されている受電ユニットと同じ構成になっている。この受電ユニットの受電コイルLrと共振用のキャパシタCr1とキャパシタCr2は共振回路(受電ユニット側の共振回路)を構成し、この受電ユニット側の共振回路の共振周波数は送信ユニット側の共振回路と同じ共振周波数になるように設定されている。受電ユニット側の共振回路に発生する交流電圧は、トランスT1を介してブリッジダイオードDbr1,Dbr2,Dbr3,Dbr4,Dbr5に印加される。ブリッジダイオードDbr1,Dbr2,Dbr3,Dbr4,Dbr5は、交流電圧を全波整流する。全波整流された電圧は、キャパシタC1,C2,C3,C4,C5にそれぞれ印加される。
図3に示されている受電ユニットでは、共振用のキャパシタCr3が受電コイルLrに対して並列に接続されている。受電コイルLrと共振用のキャパシタCr3で構成される共振回路の共振周波数は、送信ユニット側の共振回路と同じ共振周波数になるように設定されている。受電コイルLrと共振用のキャパシタCr3で構成される共振回路により生成される交流電圧は、図2に示されている受電ユニットと同様にトランスT1を介してブリッジダイオードDbr1,Dbr2,Dbr3,Dbr4,Dbr5に印加され、全波整流された電圧は、キャパシタC1,C2,C3,C4,C5にそれぞれ印加される。
本発明は、図2及び図3のいずれの受電ユニットであっても適用することができる。また、共振回路及び整流回路の構成は、これらの受電ユニットと異なる構成であってもよい。例えば、整流回路を構成するダイオードのうちの一部をトランジスタ等の半導体スイッチ素子に置き換えても良い。
次に、図4を参照して、キャパシタ群Cmを構成するキャパシタC1,C2,C3,C4,C5の充電電圧がこれらの耐電圧(定格電圧)を超えることを防止するための保護回路について説明する。図4に示された回路では、スイッチ素子SW1が受電コイルLrに対して並列に接続されている。スイッチ素子SW1のオンオフは制御回路22より制御される。
制御回路22は、キャパシタ群Cmの端子間電圧Vcの電圧値が所定値を超えたときにスイッチ素子SW1をオンさせる。スイッチ素子SW1は、半導体のスイッチ素子だけでなく、メカニカルリレーや半導体リレーを用いることができる。
抵抗R1及び抵抗R2は、キャパシタ群Cmの端子間電圧Vcを検出するための検出回路を構成している。抵抗R1と抵抗R2は直列に接続され、この直列体(抵抗R1、抵抗R2)がキャパシタ群Cmに対して並列に接続されている。抵抗R1と抵抗R2の接続部の電圧(検出電圧)は、コンパレータ21の非反転入力端子に入力されている。コンパレータ21は、抵抗R1と抵抗R2の接続部の電圧(検出電圧)と、反転入力端子に入力されている第1の基準電圧Vref1とを比較し、検出電圧が第1の基準電圧Vref1を超えると出力端子からハイレベルの信号を出力する。第1の基準電圧Vref1の電圧値は、キャパシタ群Cmの端子間電圧Vcが第2の所定電圧V2を超えたときに、コンパレータ21の出力端子からハイレベルの信号が出力されるように設定される。そして、第2の所定電圧V2はキャパシタC1,C2,C3,C4,C5の耐電圧(定格電圧)に基づいて設定されている。つまり、第1の基準電圧Vref1の電圧値は、キャパシタC1,C2,C3,C4,C5の耐電圧(定格電圧)に基づいて設定されている。
キャパシタC1,C2,C3,C4,C5は、同じ耐電圧(定格電圧)のキャパシタが用いられている。また、トランスT1の2次巻線W21,W22,W23,W24,W25が同じ巻数に設定されているため、キャパシタC1,C2,C3,C4,C5の充電電圧は同じ電圧値に維持されている。従って、キャパシタ群Cmの端子間電圧(直列に接続されたキャパシタC1,C2,C3,C4,C5全体として充電電圧)Vcに基づいて、キャパシタC1,C2,C3,C4,C5のそれぞれの充電電圧が耐電圧(定格電圧)に近づいていることを検知することができる。つまり、キャパシタC1,C2,C3,C4,C5は、ほぼ同一の電圧値に充電されるため、キャパシタ群Cmの端子間電圧Vcの1/5の電圧(Vc/5)がキャパシタC1,C2,C3,C4,C5のそれぞれの充電電圧にほぼ一致する。この電圧Vc/5とキャパシタC1,C2,C3,C4,C5のそれぞれの耐電圧(定格電圧)とに基づいて、キャパシタC1,C2,C3,C4,C5のそれぞれの充電電圧が耐電圧(定格電圧)に近づいたときにコンパレータ21の出力端子からハイレベルの信号が出力されるように第1の基準電圧Vref1の電圧値が設定されている。つまり、それぞれキャパシタの耐電圧(定格電圧)Vrであれば、第2の所定電圧V2が耐電圧(定格電圧)Vrの5倍(Vr×5)より少し低い電圧値になるように第1の基準電圧Vref1の電圧値が設定される。
コンパレータ21の出力端子から出力される信号は制御回路22に入力され、制御回路22はこの信号に基づいてスイッチ素子SW1のオンオフを制御する。つまり、制御回路22は、コンパレータ21の出力端子から出力される信号に基づいて、キャパシタC1,C2,C3,C4,C5の充電電圧が耐電圧(定格電圧)に近づいたことを検知し、キャパシタC1,C2,C3,C4,C5の充電電圧が耐電圧(定格電圧)に達する前にスイッチ素子SW1をオンさせる。スイッチ素子SW1がオンすることにより受電コイルLrの両端が短絡されるため、トランスT1への電力供給が遮断され、キャパシタC1,C2,C3,C4,C5の充電が行われなくなる。その結果、キャパシタC1,C2,C3,C4,C5の充電電圧の上昇が抑制される。
次に、図5を参照してDCDCコンバータ12の動作を説明する。図5のグラフの横軸は、DCDCコンバータ12の入力電圧、つまり、キャパシタ群Cmの端子間電圧Vcに対応し、縦軸は、DCDCコンバータ15の出力電圧Voに対応する。モータ14を駆動するためには、DCDCコンバータ12の出力電圧が、インバータ13の入力レンジ(入力電圧範囲)内の電圧値に維持されなければならない。つまり、DCDCコンバータ15の出力電圧Voが、インバータ13の入力レンジ(入力電圧範囲)の上限である最大許容入力電圧Vmaxとその下限である最小許容入力電圧Vminの間の電圧値に維持されていれば、インバータ13はモータ14を駆動することができる。
DCDCコンバータ12は、キャパシタ群Cmの端子間電圧Vcが第1の所定電圧V1より高いとき、入力電圧とほぼ等しい出力電圧Voを出力する(Vo≒Vc)。このとき、DCDCコンバータ12は、動作(スイッチング動作)を停止し、入力電圧をそのまま出力する。そして、キャパシタCmの端子間電圧Vcが第1の所定電圧V1より低いとき、DCDCコンバータ12の出力電圧Voは、第1の所定電圧V1とほぼ等しい電圧値に維持される。なお、この例では、出力電圧Voが第1の所定電圧V1とほぼ等しい電圧値に維持されるが、このときの出力電圧Voの電圧値は、最大許容入力電圧Vmaxと最小許容入力電圧Vminの間の電圧値であればよい。つまり、第1の所定電圧V1は、最大許容入力電圧Vmaxと最小許容入力電圧Vminの間の電圧値に設定される(Vmin<V1<Vmax)。ただし、第1の所定電圧V1は、最大許容入力電圧Vmaxよりも最小許容入力電圧Vminに近い電圧値に設定されることが好ましい。つまり、第1の所定電圧V1は、(Vmin+Vmax)/2より小さい電圧値に設定されることが好ましい(Vmin<V1<(Vmin+Vmax)/2)。このようにすることにより、DCDCコンバータ12から入力電圧とほぼ等しい出力電圧Vo(Vo≒Vc)が出力される入力電圧の範囲を広くすることができる。つまり、第1の所定電圧V1を最小許容入力電圧Vminに近づけることにより、第1の所定電圧V1から最大許容入力電圧Vmaxまでの間の電圧幅(DCDCコンバータ12が動作を停止している入力電圧の範囲)を広げることができる。
このように、キャパシタCmの端子間電圧Vcが第1の所定電圧V1より低くなったときにだけ、DCDCコンバータ12による昇圧が行われるため(DCDCコンバータ12が動作するため)、DCDCコンバータ12における損失の増加を抑制しつつインバータ13がモータ14を駆動することができる端子間電圧Vcの範囲を広げることができる。なお、図4においてスイッチ素子SW1がオンするときのキャパシタ群Cmの端子間電圧Vcがインバータ13の最大許容入力電圧Vmaxより少し低い電圧になるように構成されていれば、この回路によりインバータ13に最大許容入力電圧Vmaxより高い電圧が入力されることを防止することができる。つまり、第2の所定電圧V2が、インバータ13の最大許容入力電圧Vmaxより少し低い電圧に設定されていれば、インバータ13に最大許容入力電圧Vmaxより高い電圧が入力されることを防止することができる。
次に、図6を参照してDCDCコンバータ12の動作を説明する。キャパシタ群Cmの耐電圧は、DCDCコンバータ12の後段に接続されているインバータ13の入力レンジ(入力電圧範囲)の上限である最大許容入力電圧Vmaxとほぼ一致するように設定されている。従って、キャパシタ群Cmの充電電圧が最大許容入力電圧Vmaxに到達する前に、図4に図示されているスイッチ素子SW1がオンし、キャパシタ群Cmの端子間電圧(充電電圧)の上昇が抑制される。つまり、キャパシタ群Cmの過充電を防止する回路が、インバータ13に過電圧(最大許容入力電圧Vmaxより高い電圧)が入力されることを防止する回路としての役割を果たしている。
DCDCコンバータ12は昇圧チョッパ方式のコンバータであり、その定格出力電圧Vrはインバータ13の入力電圧範囲(入力レンジ)の下限である最小許容入力電圧Vminより少し高い電圧に設定されている。従って、キャパシタCmの端子間電圧VcがDCDCコンバータ12の定格出力電圧Vrより低い時、DCDCコンバータ12は出力電圧Voが定格出力電圧Vrと同じ電圧値になるように動作する。一方。キャパシタCmの端子間電圧VcがDCDCコンバータ12の定格出力電圧Vrより高い時、DCDCコンバータ12はスイッチング動作を停止し、キャパシタCmの端子間電圧Vcとほぼ等しい出力電圧Voを出力する。つまり、定格出力電圧Vrが第1の所定電圧V1に対応している。
DCDCコンバータ12の電圧変換部は、チョークコイルL1、スイッチ素子SW2、ダイオードD1及びキャパシタC6により構成されている。チョークコイルL1はエネルギーを蓄えるための素子であり、チョークコイルL1にはスイッチ素子SW2がオンしたときにエネルギーが蓄えられる。ダイオードD1及びキャパシタC6は、整流平滑回路を構成しており、この整流平滑回路には、スイッチ素子SW2がオフしたときに、入力電圧(キャパシタ群Cmの端子間電圧Vc)にチョークコイルL1に生じた電圧(チョークコイルL1に蓄えられたエネルギー)が重畳された電圧が印加される。スイッチ素子SW2がオンオフを繰り返すことにより、入力電圧(キャパシタ群Cmの端子間電圧Vc)よりも高い電圧値の出力電圧Voが生成される。
スイッチ素子SW2のオンオフ動作(スイッチング動作)は、スイッチング制御回路32により制御されている。スイッチング制御回路31では、PWM(Pulse Width Modulation)制御が用いられている。
スイッチング制御回路32は、DCDCコンバータ12の出力電圧Voが定格出力電圧Vrになるようにスイッチ素子SW3に与える駆動信号の時比率を制御する。つまり、スイッチング制御回路32は、DCDCコンバータ12の出力電圧Voが定格出力電圧VrになるようにPWM(Pulse Width Modulation)制御を行う。抵抗R5及び抵抗R6は、DCDCコンバータ12の出力電圧Voを検出するための検出回路を構成している。抵抗R5と抵抗R6の接続部の電圧はスイッチング制御回路32に入力されている。スイッチング制御回路32は、この電圧(抵抗R5と抵抗R6の接続部の電圧)に基づいて、DCDCコンバータ12の出力電圧Voを制御する。ここでは、定格出力電圧Vrがンバータ13の入力電圧範囲(入力レンジ)の下限である最小許容入力電圧Vminより少し高い電圧に設定されているが、定格出力電圧Vrはインバータ13の入力レンジ内の任意の電圧値に設定することができる。
以上、本発明に係る電気駆動車両の実施形態を説明したが、キャパシタに蓄えられた電荷を駆動電力とする装置であれば、電気駆動車両以外の装置にも適用できる。さらに、本発明は、上記で説明した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において様々な変更を加えることができる。例えば、キャパシタCmは、電気二重層キャパシタ以外の種々のキャパシタを用いて構成することができる。また、キャパシタCmを構成するは、キャパシタC1,C2,C3,C4,C5は、個品のキャパシタに限定されず、複数のキャパシタからなるキャパシタモジュールであってもよい。
11 インバータ
12 DCDCコンバータ
13 インバータ
14 モータ
15 DCDCコンバータ
21 コンパレータ
22 制御回路
31 スイッチング制御回路

Claims (4)

  1. 駆動電力が蓄えられるキャパシタを備えた受電装置であって、
    磁界を介して与えられる電力を取り込む受電コイルと、
    前記受電コイルから供給される交流電流を直流電流に変換して出力する充電回路と、
    直列に接続された複数のキャパシタからなり、前記充電回路から供給される直流電流により充電されるキャパシタ群と、を備え、
    前記充電回路は複数の2次巻線を有するトランスと複数の整流回路からなり、前記受電コイルから供給される交流電流は前記トランスの1次巻線に入力され、前記複数の整流回路の入力端子は前記複数の2次巻線にそれぞれ接続され、前記複数の整流回路の出力端子は前記キャパシタ群を構成するそれぞれのキャパシタの両端に接続されることを特徴とする受電装置。
  2. 前記トランスは、前記複数の2次側巻線のそれぞれの巻数が同一であることを特徴とする請求項1に記載の受電装置。
  3. 前記キャパシタ群の端子間電圧が入力される昇圧コンバータを備え、
    前記昇圧コンバータは、前記キャパシタ群の端子間電圧が前記インバータの入力電圧範囲内で設定された第1の所定電圧より低いとき、当該第1の所定電圧とほぼ等しい電圧を出力し、前記キャパシタ群の端子間電圧が前記第1の所定電圧より高いとき前記キャパシタの端子間電圧とほぼ等しい電圧を出力するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の受電装置。
  4. 前記キャパシタ群の端子間電圧が第2の所定電圧より高くなったときに前記トランスの1次巻線に入力される交流電流を遮断する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の受電装置。
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