JP2016134487A - トランスの巻線接続構造及びトランスの製造方法 - Google Patents
トランスの巻線接続構造及びトランスの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016134487A JP2016134487A JP2015007891A JP2015007891A JP2016134487A JP 2016134487 A JP2016134487 A JP 2016134487A JP 2015007891 A JP2015007891 A JP 2015007891A JP 2015007891 A JP2015007891 A JP 2015007891A JP 2016134487 A JP2016134487 A JP 2016134487A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- rivet
- transformer
- winding portion
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
【解決手段】渦巻き状あるいは環状に巻き回された導電性板材からなる第一巻線部5と、渦巻き状あるいは環状に巻き回された導電性板材からなる第二巻線部8と、第一巻線部5と第二巻線部8との間に介在して配された絶縁プレート12と、第一巻線部5の内縁端部及び第二巻線部の内縁端部9に形成され導電性板材の厚さ方向に貫通する貫通孔に挿通され各端部同士を圧着するリベット11と、を備えた。
【選択図】図1
Description
以下、図1〜3を参照して本発明の第1実施形態について説明する。
本実施形態のトランス1は、一次側コイル2及び二次側コイル18を備える。
一次側コイル2及び二次側コイル18は、不図示の絶縁部材により互いに絶縁されている。さらに一次側コイル2及び二次側コイル18には、磁性体からなる不図示のトランスコアを挿通させることができる。
第二コイル部13を構成する第一巻線部15と第二巻線部16との間には、第一コイル部3と同様に、絶縁プレート17が設けられている。
二つのリング板部19,20の間には、絶縁シート21が設けられ、リング板部19,20同士の電気的な絶縁が図られている。二次側コイル18の二つのリング板部19,20には、二次側コイル18を外部に接続するための端子となる三つの端子板部19A,19B,20Aが形成されている。端子板部19A,19Bは、一方のリング板部19の長手方向の両端に形成されている。残りの一つの端子板部20Aは、他方のリング板部20の長手方向の一端に形成されている。
二つの巻線部5,8の内縁端部6,9において相互に対向する平面6b,9b同士は、リベット11によって互いに所定の圧着力を受けて密着している。この平面6b,9b同士の密着力は、二つの巻線部5,8に対するリベット11の圧着力によって決まる。
本実施形態では、第一巻線部5と第二巻線部8とを接続する工程において、まず、リベット11を二つの巻線部5,8の貫通孔7,10に挿入する。すると、第一巻線部5の内縁端部6と第二巻線部8の内縁端部9とは、リベット11によって位置決めされる。第一巻線部5の内縁端部6と第二巻線部8の内縁端部9とは、リベット11が貫通孔7,10から抜けない限り位置ずれを起こさない。
また、本実施形態においてリベット11が導体からなる場合、リベット11自身も、第一巻線部5と第二巻線部8と電気的に接続する導通部材となっている。
以下、図4及び図5を参照して本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態のトランス1の巻線接続構造と同一の構成要素について同一符号を付す等して、その説明を省略する。
図4及び図5に示すように、本実施形態では、複数のリベット11(第一リベット11A及び第二リベット11B)により第一巻線部5と第二巻線部8とが接続される点で上記の第1実施形態と異なっている。
第一巻線部5に形成された第一貫通孔7A及び第二貫通孔7Bの軸線間の距離は、第二巻線部8に形成された第一貫通孔10A及び第二貫通孔10Bの軸線間の距離と等しい。
また、二つのリベット11A,11Bがそれぞれ第一巻線部5の内縁端部6と第二巻線部8の内縁端部9とを密着させるので、二つのリベット11A,11Bのいずれかに圧着不良があっても第一巻線部5と第二巻線部8との導通状態を良好に維持することができる。
以下、図6及び図7を参照して本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態のトランス1の巻線接続構造と同一の構成要素について同一符号を付す等して、その説明を省略する。
図6及び図7に示すように、本実施形態では、上記第1実施形態に開示された内縁端部6,9が、第1実施形態に開示された貫通孔7,10に代えて、リベット11の大径部分11aを内部に収容可能な貫通孔7C,10Cを有している。
本実施形態における貫通孔7C,10Cは、図7に示すリベット11の軸11bが挿通される小径孔部7Ca,10Caと、リベット11の軸11bの外径よりも大きな内径を有する凹部7Cb,10Cbとを有している。貫通孔7C,10Cにリベット11が取り付けられた状態では、リベット11の大径部分11aは内縁端部6,9の平面6a,9aから突出しないように凹部7Cb,10Cbに位置している。
このような構成であっても上記第1実施形態と同様の効果を奏する。
たとえば、二組のコイル部3,13は、直列に接続されていてもよい。
2 一次側コイル
3 第一コイル部
4 第一巻回板部
5,15 第一巻線部
5A,8A,15A,16A,19A,19B,20A 端子板部
6 内縁端部
7,7C,10,10C 貫通孔
7A,10A 第一貫通孔
7B,10B 第二貫通孔
8,16 第二巻線部
9 内縁端部
11,11A,11B リベット
11a リベットの大径部分
12,17 絶縁プレート
13 第二コイル部
14 第二巻回板部
18 二次側コイル
19,20 リング板部
21 絶縁シート
Claims (6)
- 渦巻き状あるいは環状に巻き回された導電性板材からなる第一巻線部と、
渦巻き状あるいは環状に巻き回された導電性板材からなる第二巻線部と、
前記第一巻線部と前記第二巻線部との間に介在して配された絶縁プレートと、
前記第一巻線部及び前記第二巻線部の各端部に形成され導電性板材の厚さ方向に貫通する貫通孔に挿通され各端部同士を圧着するリベットと、
を備えたことを特徴とするトランスの巻線接続構造。 - 前記第一巻線部と前記第二巻線部と前記リベットとは互いに熱膨張係数が略等しいことを特徴とする請求項1に記載のトランスの巻線接続構造。
- 前記第一巻線部の端部と前記第二巻線部の端部とは互いに長手方向が平行となるように配され、
前記リベットは、前記長手方向に互いに離間する第一リベットと第二リベットとを有する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトランスの巻線接続構造。 - 前記第一巻線部と前記第二巻線部との各端部同士の接触面積は、前記第一巻線部の断面積と前記第二巻線部の断面積とのうちの大きい方の断面積以上であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のトランスの巻線接続構造。
- 前記第一巻線部の端部のうち前記第二巻線部側に向けられた面は、前記リベットが貫通する貫通孔が形成された平面であり、
前記第二巻線部の端部のうち前記第一巻線部側に向けられた面は、前記リベットが貫通する貫通孔が形成された平面である
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のトランスの巻線接続構造。 - 渦巻き状あるいは環状に巻き回された導電性板材からなりコイルの一部を構成する第一巻線部の端部に貫通孔を形成し、
渦巻き状あるいは環状に巻き回された導電性板材からなり前記コイルの他の一部を構成する第二巻線部の端部に貫通孔を形成し、
前記第一巻線部の貫通孔の軸線と前記第二巻線部の貫通孔の軸線とが同軸をなす状態で各貫通孔にリベットを挿入して前記第一巻線部と前記第二巻線部とを位置決めし、
前記第一巻線部と前記第二巻線部とが前記リベットにより位置決めされた状態で前記リベットを変形させて前記第一巻線部の端部と前記第二巻線部との端部とを導通状態で密着させる
ことを特徴とするトランスの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015007891A JP2016134487A (ja) | 2015-01-19 | 2015-01-19 | トランスの巻線接続構造及びトランスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015007891A JP2016134487A (ja) | 2015-01-19 | 2015-01-19 | トランスの巻線接続構造及びトランスの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016134487A true JP2016134487A (ja) | 2016-07-25 |
Family
ID=56464380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015007891A Pending JP2016134487A (ja) | 2015-01-19 | 2015-01-19 | トランスの巻線接続構造及びトランスの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016134487A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102021203048A1 (de) | 2021-03-26 | 2022-09-29 | Siemens Mobility GmbH | Spiraleinrichtung und Verfahren zu deren Herstellung |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6233521U (ja) * | 1985-08-13 | 1987-02-27 | ||
JPH031522U (ja) * | 1989-05-24 | 1991-01-09 | ||
JP2000045727A (ja) * | 1998-08-04 | 2000-02-15 | Mitsubishi Electric Corp | 油圧式バルブタイミング調節装置およびその組立方法 |
JP2002175922A (ja) * | 2000-12-08 | 2002-06-21 | Sansha Electric Mfg Co Ltd | 高周波大電流変圧器 |
JP2005228813A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Tdk Corp | コイル |
JP2009150478A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd | 被締結部材の固定方法及び固定構造 |
JP2013168401A (ja) * | 2012-02-14 | 2013-08-29 | Mitsubishi Electric Corp | 車載用電力変換装置 |
JP2014060425A (ja) * | 2013-11-08 | 2014-04-03 | Mitsubishi Electric Corp | 車載用電力変換装置 |
-
2015
- 2015-01-19 JP JP2015007891A patent/JP2016134487A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6233521U (ja) * | 1985-08-13 | 1987-02-27 | ||
JPH031522U (ja) * | 1989-05-24 | 1991-01-09 | ||
JP2000045727A (ja) * | 1998-08-04 | 2000-02-15 | Mitsubishi Electric Corp | 油圧式バルブタイミング調節装置およびその組立方法 |
JP2002175922A (ja) * | 2000-12-08 | 2002-06-21 | Sansha Electric Mfg Co Ltd | 高周波大電流変圧器 |
JP2005228813A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Tdk Corp | コイル |
JP2009150478A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd | 被締結部材の固定方法及び固定構造 |
JP2013168401A (ja) * | 2012-02-14 | 2013-08-29 | Mitsubishi Electric Corp | 車載用電力変換装置 |
JP2014060425A (ja) * | 2013-11-08 | 2014-04-03 | Mitsubishi Electric Corp | 車載用電力変換装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102021203048A1 (de) | 2021-03-26 | 2022-09-29 | Siemens Mobility GmbH | Spiraleinrichtung und Verfahren zu deren Herstellung |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6631584B2 (ja) | インダクタ及びインダクタの製造方法 | |
US20180350501A1 (en) | Coil component and method of manufacturing coil component | |
JP6544323B2 (ja) | コイル部品 | |
WO2013015076A1 (ja) | 端子付き電線およびその製造方法 | |
US20140312097A1 (en) | Wire connection method and wire connection device | |
JP2015104249A (ja) | 回転電機のコイル接合方法および回転電機のコイル | |
JP6193122B2 (ja) | 雄電気端子 | |
US11251552B2 (en) | Method for the manufacture of a connecting element | |
WO2018198894A1 (ja) | 電線の接続構造、およびハーネスの製造方法 | |
JP2020089119A (ja) | 回転電機のステータ | |
WO2015025695A1 (ja) | 導電路及び電線 | |
CN104051870A (zh) | 耐用铜铝焊接连接 | |
US10038292B2 (en) | Method for connecting insulated wires | |
US20160308297A1 (en) | Spring connector | |
JP2016134487A (ja) | トランスの巻線接続構造及びトランスの製造方法 | |
JP2013016430A (ja) | 端子金具付き電線及び端子金具付き電線の製造方法 | |
JP2013168568A (ja) | 四角形状コイルの製造方法とコイル装置 | |
WO2015040943A1 (ja) | バスリング | |
JP2015018921A (ja) | 内燃機関用点火コイルのイグナイタ接合構造 | |
KR102382776B1 (ko) | 모터의 스테이터 조립방법, 모터의 스테이터 구조, 및 압착단자 | |
CN111492564A (zh) | 一种用于产生电机插入式线圈布置的方法,和布置 | |
JPWO2018154858A1 (ja) | コモンモードチョークコイルの製造方法 | |
JP2020123707A (ja) | コイル部品、電子機器、及びコイル部品の製造方法 | |
JPH0492378A (ja) | 同軸ケーブルの接続装置および接続方法 | |
JP2022061655A (ja) | 圧接構造、端子付き電線及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150212 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171113 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181030 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181106 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190528 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190725 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20190813 |