JP2016134487A - トランスの巻線接続構造及びトランスの製造方法 - Google Patents

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豊英 高橋
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Yuichi Takayanagi
雄一 高柳
豊 松澤
Yutaka Matsuzawa
豊 松澤
佐藤 英明
Hideaki Sato
英明 佐藤
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Abstract

【課題】歩留まりの良いトランスの巻線接続構造及びトランスの製造方法を提供する。
【解決手段】渦巻き状あるいは環状に巻き回された導電性板材からなる第一巻線部5と、渦巻き状あるいは環状に巻き回された導電性板材からなる第二巻線部8と、第一巻線部5と第二巻線部8との間に介在して配された絶縁プレート12と、第一巻線部5の内縁端部及び第二巻線部の内縁端部9に形成され導電性板材の厚さ方向に貫通する貫通孔に挿通され各端部同士を圧着するリベット11と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、トランスの巻線接続構造及びトランスの製造方法に関する。
一次側コイル及び二次側コイルを備える従来のトランスには、たとえば特許文献1のように、一次側コイルが、渦巻き状に巻かれて軸方向に配列された二つの巻線部を備え、これら二つの巻線部の端部を接続して構成されたものがある。
特開2004−303823号公報
二つの巻線部の端部を接続する方法として、溶接によって接合することが考えられる。しかしながら、溶接は、技術者の技量や位置決め精度等に応じて接合結果が異なるので、溶接によってトランスの巻線部同士が接合された後、全数の外観検査及び導通検査を行って良品を選別する必要があった。このため、溶接による接合では歩留りをよくすることが困難である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、歩留まりの良いトランスの巻線接続構造及びトランスの製造方法を提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明のトランスの巻線接続構造は、渦巻き状あるいは環状に巻き回された導電性板材からなる第一巻線部と、渦巻き状あるいは環状に巻き回された導電性板材からなる第二巻線部と、前記第一巻線部と前記第二巻線部との間に介在して配された絶縁プレートと、前記第一巻線部及び前記第二巻線部の各端部に形成され導電性板材の厚さ方向に貫通する貫通孔に挿通され各端部同士を圧着するリベットと、を備えたことを特徴とする。
本発明のトランスの製造方法は、渦巻き状あるいは環状に巻き回された導電性板材からなりコイルの一部を構成する第一巻線部の端部に貫通孔を形成し、渦巻き状あるいは環状に巻き回された導電性板材からなり前記コイルの他の一部を構成する第二巻線部の端部に貫通孔を形成し、前記第一巻線部の貫通孔の軸線と前記第二巻線部の貫通孔の軸線とが同軸をなす状態で各貫通孔にリベットを挿入して前記第一巻線部と前記第二巻線部とを位置決めし、前記第一巻線部と前記第二巻線部とが前記リベットにより位置決めされた状態で前記リベットを変形させて前記第一巻線部の端部と前記第二巻線部との端部とを導通状態で密着させることを特徴とする。
本発明によれば、リベットを通すために第一巻線部及び第二巻線部の各端部に形成された貫通孔にリベットが入った時点で第一巻線部と第二巻線部との位置決めが正確になされ、その後リベットに圧着力を掛ける過程でも第一巻線部と第二巻線部との位置ずれが起こらない。その結果、第一巻線部の端部と第二巻線部の端部との接触面積やその圧着力のばらつきが少なく、電気的特性も安定しており、トランスの歩留まりを向上できる。
本発明の第1実施形態のトランスの分解斜視図である。 トランスの巻線接続構造を示す平面図である。 図2のA−A線における断面図である。 本発明の第2実施形態のトランスの巻線接続構造を示す平面図である。 図4のB−B線における断面図である。 本発明の第3実施形態のトランスの巻線接続構造を示す平面図である。 図4のC−C線における断面図である。
(第1実施形態)
以下、図1〜3を参照して本発明の第1実施形態について説明する。
本実施形態のトランス1は、一次側コイル2及び二次側コイル18を備える。
一次側コイル2及び二次側コイル18は、不図示の絶縁部材により互いに絶縁されている。さらに一次側コイル2及び二次側コイル18には、磁性体からなる不図示のトランスコアを挿通させることができる。
一次側コイル2は、第一コイル部3と、第二コイル部13とを備えている。
第一コイル部3は、導電性板材からなり渦巻き状に巻き回された複数の巻線部(第一巻線部5,第二巻線部8)からなる第一巻回板部4と、第一巻線部5と第二巻線部8とを絶縁する絶縁プレート12とを有している。
第一コイル部3の二つの巻線部5,8は、これらの内縁側の端部(以下、内縁端部6,9と呼ぶ。)同士がリベット11により接続されることで直列に接続されている。二つの巻線部5,8がリベット11により接続されることにより、二つの巻線部5,8から一続きの渦巻き状の第一巻回板部4が構成されている。
リベット11は、二つの巻線部5,8の内縁端部6,9同士を固定する部材である。リベット11の材質は、塑性変形可能な材質であれば特に限定されない。また、本実施形態では、リベット11が導体からなる。リベット11が導体からなることにより、リベット11は、第一巻線部5と第二巻線部8とを、リベット11を通じて導通させることができる。リベット11の材質は、第一巻線部5及び第二巻線部8を構成する材料と同一の材料であってもよい。たとえば、二つの巻線部5,8が銅からなる場合にリベット11は銅からなっていてもよい。
また、リベット11は、第一巻線部5及び第二巻線部8と熱膨張係数が略等しい材料であることが好ましい。リベット11の熱膨張係数と第一巻線部5及び第二巻線部8の熱膨張係数とは、トランス1の使用時に想定される温度変化の範囲内でリベット11と第一巻線部5と第二巻線部8とにクラックや歪みが生じない程度に近似していることが好ましい。リベット11の材質が二つの巻線部5,8の材質と同じであれば、これらの熱膨張係数も互いに等しいので、トランス1の使用時に想定される温度変化の範囲内でリベット11と第一巻線部5と第二巻線部8とにクラックや歪みが生じにくい。
リベット11により固定された内縁端部6,9同士の接触面積は、第一巻線部5の断面積(第一巻線部5の長手方向に対して直交する断面積)と第二巻線部8の断面積(第二巻線部8の長手方向に対して直交する断面積)とのうちの大きい方の断面積以上とされる。リベット11が導体である場合、上記接触面積は、リベット11の断面積を含んでよい。内縁端部6,9同士の接触面積は、リベット11の軸方向の両端に配された大径部分11a(図2,3参照)の大きさや、内縁端部6,9に対するリベット11の圧着力によって規定される。
第一コイル部3を構成する第一巻線部5と第二巻線部8との間には、絶縁プレート12が設けられているため、内縁端部6,9を除く第一巻線部5と第二巻線部8との電気的な絶縁が図られている。
第二コイル部13は、導電性板材からなり渦巻き状に巻き回された複数の巻線部(第一巻線部15,第二巻線部16)からなる第二巻回板部14と、第一巻線部15と第二巻線部16とを絶縁する絶縁プレート17とを有している。
詳細は図示しないが、第二コイル部13の二つの巻線部15,16も、第一コイル部3と同様に、これらの内縁端部同士がリベット11により接続されることで直列に接続されている。二つの巻線部15,16がリベット11により接続されることにより、二つの巻線部15,16から一続きの渦巻き状の第二巻回板部14が構成されている。
第二コイル部13を構成する第一巻線部15と第二巻線部16との間には、第一コイル部3と同様に、絶縁プレート17が設けられている。
これら二組のコイル部3,13は、それぞれ、端子板部5A,8A,15A,16Aを備えている。端子板部5A,8A,15A,16Aは、それぞれ巻線部5,8,15,16の外縁側の端部からなり、巻線部5,8,15,16の径方向外側に延びている。第一コイル部3の端子板部5A,8Aは、第二コイル部13の端子板部15A,16Aに近づくように折り曲げられている。そして、二組のコイル部3,13は、端子板部5A,8A,15A,16Aがそれぞれ接続されることで、並列に接続される。端子板部5A,8A,15A,16Aの接続は、本実施形態では上記のリベット11と同様のリベットにより行われている。本実施形態では、上記した第二コイル部13の二つの端子板部15A,16Aが、一次側コイル2を外部に電気接続するための端子となっている。
二次側コイル18は、導電性板材からなり、円環状に形成された二つのリング板部19,20を備える。各リング板部19,20は、一周よりも若干短く形成され、平面視C字状を呈している。二つのリング板部19,20の端部同士は、二次側コイル18が二周よりも若干短い渦巻き状となるように、互いに接続されている。二次側コイル18を構成する二つのリング板部19,20の接続は、本実施形態では、一次側コイル2における二つの巻線部5,8の内縁端部6,9同士の接続と同様に、上記のリベット11により行われている。
二つのリング板部19,20の間には、絶縁シート21が設けられ、リング板部19,20同士の電気的な絶縁が図られている。二次側コイル18の二つのリング板部19,20には、二次側コイル18を外部に接続するための端子となる三つの端子板部19A,19B,20Aが形成されている。端子板部19A,19Bは、一方のリング板部19の長手方向の両端に形成されている。残りの一つの端子板部20Aは、他方のリング板部20の長手方向の一端に形成されている。
以上のように構成される二次側コイル18は、第一コイル部3と第二コイル部13との間に配される。二次側コイル18と各一次側コイルとの間には、不図示の絶縁シートが設けられ、一次側コイル2と二次側コイル18との電気的な絶縁が図られている。
次に、本実施形態に係るトランス1の巻線接続構造について説明する。ここでは、図2および図3を参照して第一コイル部3をなす二つの巻線部5,8の内縁端部6,9をリベット11により接続する構造について説明する。第二コイル部13をなす二つの巻線部15,16の内縁端部同士の接続構造は、第一コイル部3と同様であり、その説明及び図示を省略する。
図2及び図3に示すように、二つの巻線部5,8の内縁端部6,9は、リベット11における軸方向の両端に位置する二つの大径部分11aが接する平面6a、9aと、相互に対向する平面6b,9bを有する。また、二つの巻線部5,8の内縁端部6,9のうち相互に対向する平面6b,9bの領域内には、各巻線部5,8を構成する導電性板材の厚さ方向に貫通する貫通孔7,10が形成されている。各巻線部5,8に形成された貫通孔7,10は、各巻線部5,8において相互に対向する平面6b,9b同士を接触させたときに互いに平行する軸線を有しており、二つの巻線部5,8の内縁端部6,9同士がリベット11により接続される状態では各貫通孔7,10の軸線が同軸をなす。二つの巻線部5,8の内縁端部6,9は、互いに長手方向が平行するように配されている。
二つの巻線部5,8の内縁端部6,9において相互に対向する平面6b,9b同士は、リベット11によって互いに所定の圧着力を受けて密着している。この平面6b,9b同士の密着力は、二つの巻線部5,8に対するリベット11の圧着力によって決まる。
本実施形態におけるトランス1の巻線接続方法について説明する。
本実施形態では、第一巻線部5と第二巻線部8とを接続する工程において、まず、リベット11を二つの巻線部5,8の貫通孔7,10に挿入する。すると、第一巻線部5の内縁端部6と第二巻線部8の内縁端部9とは、リベット11によって位置決めされる。第一巻線部5の内縁端部6と第二巻線部8の内縁端部9とは、リベット11が貫通孔7,10から抜けない限り位置ずれを起こさない。
続いて、公知の圧着治具を用いてリベット11を変形させることにより、図3に示すように、第一巻線部5の内縁端部6と第二巻線部8の内縁端部9との各々の平面6b,9bをリベット11により圧着する。リベット11に加えた力に応じて、平面6b,9b同士の圧着力が決まる。リベット11の軸線方向から見たときにリベット11の軸線を中心とする円形の領域(図2においてリベット11の大径部分11aに対応する領域)内は、リベット11からの押圧力を受けて平面6b,9b同士が密着している。この円形の領域は、第一巻線部5と第二巻線部8との導通領域に含まれる。なお、第一巻線部5と第二巻線部8との導通領域の形状や大きさは、圧着治具を用いてリベット11にかけられる力の大きさ、リベット11の形状、リベット11の材質等の影響を受ける。
また、本実施形態においてリベット11が導体からなる場合、リベット11自身も、第一巻線部5と第二巻線部8と電気的に接続する導通部材となっている。
上記したトランス1の巻線接続方法により、第一巻線部5と第二巻線部8とが接続された第一コイル部3を製造することができる。また、同様の接続方法を用いて第二コイル部13を製造することもできる。上記のトランス1の巻線接続方法を使用して製造された第一コイル部3と第二コイル部13とを二次側コイル18と軸方向に並べて配することにより、トランス1を製造することができる。
以上説明したように、本実施形態のトランス1の巻線接続構造によれば、リベット11を通すために第一巻線部5及び第二巻線部8の各内縁端部6,9に形成された貫通孔7,10にリベット11が入った時点で第一巻線部5と第二巻線部8との位置決めが正確になされるので、その後リベット11に圧着力を掛ける過程でも第一巻線部5と第二巻線部8との位置ずれが起こらない。その結果、第一巻線部5の端部と第二巻線部8の端部との接触面積やその圧着力のばらつきが少なく、電気的特性も安定しており、トランス1の歩留まりを向上できるという効果を奏する。
また、本実施形態のトランス1の巻線接続構造によれば、リベット11にかける力の大きさを一定に設定しておけばリベット11による圧着力にばらつきが出にくく、溶接と比較して接合不良が生じにくい。その結果、本実施形態のトランス1では、従来溶接後に実施される接合部位の外観検査を省略できる。
また、リベット11を用いた圧着による内縁端部6,9同士の接触面積が、第一巻線部5の断面積と第二巻線部8の断面積とのうちの大きい方の断面積以上であるので、第一巻回板部4において内縁端部6,9同士の接続部分の電気抵抗が高くなりにくい。その結果、トランス1の使用時に内縁端部6,9同士の接続部分における局所的な発熱が起こりにくいという効果を奏する。この効果は、第二コイル部13についても同様である。
また、内縁端部6,9の平面6b,9bがリベット11によって圧着されるので、内縁端部6,9同士が隙間なく密着する。
(第2実施形態)
以下、図4及び図5を参照して本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態のトランス1の巻線接続構造と同一の構成要素について同一符号を付す等して、その説明を省略する。
図4及び図5に示すように、本実施形態では、複数のリベット11(第一リベット11A及び第二リベット11B)により第一巻線部5と第二巻線部8とが接続される点で上記の第1実施形態と異なっている。
本実施形態では、第一巻線部5の内縁端部6と第二巻線部8の内縁端部9とには、各々において相互に対向する平面6b,9bの領域内において、第1実施形態に開示された貫通孔7,10と同様の貫通孔(以下、本実施形態において第一貫通孔7A,10Aという)に加えて、この第一貫通孔7A,10Aから離間した位置に形成された第二貫通孔7B,10Bが形成されている。
第一巻線部5に形成された第一貫通孔7Aと第二貫通孔7Bとは、第一巻線部5の長手方向に離間している。第二巻線部8に形成された第一貫通孔10Aと第二貫通孔10Bとは、第二巻線部8の長手方向に離間している。
第一巻線部5に形成された第一貫通孔7A及び第二貫通孔7Bの軸線間の距離は、第二巻線部8に形成された第一貫通孔10A及び第二貫通孔10Bの軸線間の距離と等しい。
本実施形態では、二つの巻線部5,8の第一貫通孔7A,10A同士の軸線が同軸となるように第一巻線部5と第二巻線部8とを位置合わせして二つの第一貫通孔7A,10Aに第一リベット11Aを通す。また、第二貫通孔7B,10B同士の軸線が同軸となるように第一巻線部5と第二巻線部8とを位置合わせして二つの第二貫通孔7B,10Bに第二リベット11Bを通す。これにより、第一巻線部5の内縁端部6と第二巻線部8の内縁端部9とは、互いに長手方向が平行となる状態で位置決めされる。その後、第一リベット11Aと第二リベット11Bとに対して順次又は同時に圧着力が掛けられることにより、第一巻線部5の内縁端部6と第二巻線部8の内縁端部9とは互いに密着する。
本実施形態では、第一リベット11Aと第二リベット11Bとの間の領域でも第一巻線部5と第二巻線部8とが接触しているので、第一リベット11Aと第二リベット11Bとの間の領域も、内縁端部6,9同士の導通領域とすることができる。
また、二つのリベット11A,11Bがそれぞれ第一巻線部5の内縁端部6と第二巻線部8の内縁端部9とを密着させるので、二つのリベット11A,11Bのいずれかに圧着不良があっても第一巻線部5と第二巻線部8との導通状態を良好に維持することができる。
(第3実施形態)
以下、図6及び図7を参照して本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態のトランス1の巻線接続構造と同一の構成要素について同一符号を付す等して、その説明を省略する。
図6及び図7に示すように、本実施形態では、上記第1実施形態に開示された内縁端部6,9が、第1実施形態に開示された貫通孔7,10に代えて、リベット11の大径部分11aを内部に収容可能な貫通孔7C,10Cを有している。
本実施形態における貫通孔7C,10Cは、図7に示すリベット11の軸11bが挿通される小径孔部7Ca,10Caと、リベット11の軸11bの外径よりも大きな内径を有する凹部7Cb,10Cbとを有している。貫通孔7C,10Cにリベット11が取り付けられた状態では、リベット11の大径部分11aは内縁端部6,9の平面6a,9aから突出しないように凹部7Cb,10Cbに位置している。
このような構成であっても上記第1実施形態と同様の効果を奏する。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
たとえば、二組のコイル部3,13は、直列に接続されていてもよい。
1 トランス
2 一次側コイル
3 第一コイル部
4 第一巻回板部
5,15 第一巻線部
5A,8A,15A,16A,19A,19B,20A 端子板部
6 内縁端部
7,7C,10,10C 貫通孔
7A,10A 第一貫通孔
7B,10B 第二貫通孔
8,16 第二巻線部
9 内縁端部
11,11A,11B リベット
11a リベットの大径部分
12,17 絶縁プレート
13 第二コイル部
14 第二巻回板部
18 二次側コイル
19,20 リング板部
21 絶縁シート

Claims (6)

  1. 渦巻き状あるいは環状に巻き回された導電性板材からなる第一巻線部と、
    渦巻き状あるいは環状に巻き回された導電性板材からなる第二巻線部と、
    前記第一巻線部と前記第二巻線部との間に介在して配された絶縁プレートと、
    前記第一巻線部及び前記第二巻線部の各端部に形成され導電性板材の厚さ方向に貫通する貫通孔に挿通され各端部同士を圧着するリベットと、
    を備えたことを特徴とするトランスの巻線接続構造。
  2. 前記第一巻線部と前記第二巻線部と前記リベットとは互いに熱膨張係数が略等しいことを特徴とする請求項1に記載のトランスの巻線接続構造。
  3. 前記第一巻線部の端部と前記第二巻線部の端部とは互いに長手方向が平行となるように配され、
    前記リベットは、前記長手方向に互いに離間する第一リベットと第二リベットとを有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトランスの巻線接続構造。
  4. 前記第一巻線部と前記第二巻線部との各端部同士の接触面積は、前記第一巻線部の断面積と前記第二巻線部の断面積とのうちの大きい方の断面積以上であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のトランスの巻線接続構造。
  5. 前記第一巻線部の端部のうち前記第二巻線部側に向けられた面は、前記リベットが貫通する貫通孔が形成された平面であり、
    前記第二巻線部の端部のうち前記第一巻線部側に向けられた面は、前記リベットが貫通する貫通孔が形成された平面である
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のトランスの巻線接続構造。
  6. 渦巻き状あるいは環状に巻き回された導電性板材からなりコイルの一部を構成する第一巻線部の端部に貫通孔を形成し、
    渦巻き状あるいは環状に巻き回された導電性板材からなり前記コイルの他の一部を構成する第二巻線部の端部に貫通孔を形成し、
    前記第一巻線部の貫通孔の軸線と前記第二巻線部の貫通孔の軸線とが同軸をなす状態で各貫通孔にリベットを挿入して前記第一巻線部と前記第二巻線部とを位置決めし、
    前記第一巻線部と前記第二巻線部とが前記リベットにより位置決めされた状態で前記リベットを変形させて前記第一巻線部の端部と前記第二巻線部との端部とを導通状態で密着させる
    ことを特徴とするトランスの製造方法。
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