JP2016134444A - 露光装置、露光システム、および物品の製造方法 - Google Patents

露光装置、露光システム、および物品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易的な構成で、基板の周辺部における露光位置のずれ等の発生を抑えるのに有利な露光装置を提供する。【解決手段】露光装置100は、基板Wの周辺部を露光するものであり、基板W上に露光光を照射する光学系18と、基板Wを保持して、光学系18の光軸に垂直な方向に移動するステージSと、ステージSの移動動作を制御する制御部20とを備える。ここで、制御部20は、光学系18からの露光光が基板W上の所定位置に照射されるように、光学系18の光軸に平行な方向における光学系18と基板Wの周辺部との間の距離に関する距離情報d、および、光学系18のテレセン度φに基づいて、ステージSを移動させる。【選択図】図2

Description

本発明は、露光装置、露光システム、および物品の製造方法に関する。
半導体デバイス製造のリソグラフィ工程において、基板の周辺部(周縁部)にレジスト(感光剤)が残留していると、例えば基板搬送中にレジストが剥離し、半導体デバイスの欠陥の原因となる可能性がある。そこで、このようなレジストの剥離を予め回避するために、基板に対するパターン露光の前に、露光装置(いわゆる周辺露光装置)を用いて基板の周辺部のレジストを露光(周辺露光)し、後の現像工程にてレジストを除去する。しかしながら、半導体デバイスの積層化や基板サイズの大型化などに伴う基板の反り量の増大により、周辺露光の際に基板の位置がデフォーカスする場合がある。そして、デフォーカスした状態では、露光位置にずれが生じたり、露光領域のエッジがぼやけたりするため、精度良く周辺露光を行うことができない。そこで、特許文献1は、周辺露光手段と基板のレジスト塗布面との相対距離の変化を検出し、検出された相対距離に基づいて周辺露光手段のフォーカス方向の駆動を行うことでピント調整を行う周辺露光装置を開示している。
特開平9−260263号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている露光装置では、フォーカス方向に基板を移動させるための駆動機構が必要であるため、装置構成が多く、装置コストが増える。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、例えば、簡易的な構成で、基板の周辺部における露光位置のずれ等の発生を抑えるのに有利な露光装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、基板の周辺部を露光する露光装置であって、基板上に露光光を照射する光学系と、基板を保持して、光学系の光軸に垂直な方向に移動するステージと、ステージの移動動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、光学系からの露光光が基板上の所定位置に照射されるように、光学系の光軸に平行な方向における光学系と基板の周辺部との間の距離に関する距離情報、および、光学系のテレセン度に基づいて、ステージを移動させることを特徴とする。
本発明によれば、例えば、簡易的な構成で、基板の周辺部における露光位置のずれ等の発生を抑えるのに有利な露光装置を提供することができる。
第1実施形態に係る露光装置の構成を示す図である。 第1実施形態における周辺露光の際の状態を示す図である。 第1実施形態における周辺露光の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係る露光装置の構成を示す図である。 第2実施形態における周辺露光の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態に係る露光装置の構成を示す図である。 第3実施形態における周辺露光の際の状態を示す図である。 第3実施形態における周辺露光の流れを示すフローチャートである。 第4実施形態に係る露光装置の構成を示す図である。 第4実施形態における周辺露光の流れを示すフローチャートである。 一実施形態に係る露光システムの構成を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面などを参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態に係る露光装置について説明する。本実施形態に係る露光装置は、パターン露光の前に、例えば、ウエハ等の基板の周辺部(周縁部)に付着しているレジスト(感光剤)を、後の現像工程にて除去するために露光する、いわゆる周辺露光装置である。図1は、本実施形態に係る露光装置100の構成を示す概略断面図である。露光装置100は、基板保持部1、回転駆動部2および並進駆動部3からなるステージSと、検出器4と、露光部5と、制御系20とを有する。なお、図1以下の各図では、鉛直方向に沿ったZ軸に垂直な平面内で、X軸と、X軸に直交する方向にY軸とを取っている。また、基板Wは、例えば単結晶シリコン製で、表面にレジストが塗布されている被処理基板である。
基板保持部1は、基板Wの裏面の略中心位置を保持する。回転駆動部(回転部)2は、基板保持部1を支持して回転可能である。並進駆動部3は、回転駆動部2を支持して、例えばX軸方向に移動可能、すなわち基板保持部1をX軸方向に移動可能とする。検出器4は、基板保持部1に保持されている基板Wの周辺部の位置、例えば、基板Wに予め形成されているノッチまたはオリフラの位置を検出する。露光部5は、不図示の光源と、駆動スリット6と、露光光学系(光学系)18とを含む。光源は、露光光学系18に向けて光(例えば紫外線)を照射する。駆動スリット(遮光部材)6は、光源から照射された光を通過させて露光領域を規定する開口を有し、その開口形状(開口幅)を可変とする。露光光学系18は、駆動スリット6の開口を通過した光を露光光として基板W上の所定位置に照射(結像)する。
制御系(制御部)20は、露光装置100を構成する各要素の動作(基板保持部1の移動動作や駆動スリット6の駆動動作など)の制御や、動作のための演算などを実行するものであり、以下の入力部や制御回路などを含む。第1情報入力部9は、露光量、露光位置または露光幅などの周辺露光の条件に関する情報を外部から受け取る(入力される)。第2情報入力部12は、露光光学系18の光軸に平行な方向における、基板保持部1に保持されている基板Wと露光光学系18との間の距離に関する情報(距離情報D)を外部から受け取る(入力される)。駆動条件演算部8は、第1情報入力部9から取得した露光量に基づいて、周辺露光の際の回転駆動部2の回転速度を算出する。また、駆動条件演算部8は、第1情報入力部9から取得した露光位置に基づいて、周辺露光の際の基板WのX軸方向の位置を算出する。なお、駆動条件演算部8は、検出器4による検出で求められたXY平面内の基板Wの中心位置のずれを調整するように、基板WのX軸方向の位置を算出してもよい。また、駆動条件演算部8は、検出器4が検出した、ノッチまたはオリフラなどの基板Wの方位角方向の基準となる位置に基づいて、基板保持部1に保持されている基板Wの方位角θを求める。さらに、駆動条件演算部8は、第2情報入力部9から取得した距離情報Dに基づいて、並進駆動部3のX軸方向の位置を算出する。駆動スリット条件演算部10は、第1情報入力部9から取得した露光幅に基づいて、駆動スリット6に設定する開口幅を算出する。Xθ制御部7は、駆動条件演算部8にて決定されたX軸方向の位置に基板Wが位置するような移動量(駆動量)で回転駆動部2を駆動させる。駆動スリット開口幅制御部11は、駆動スリット条件演算部10にて決定された開口幅になるように、駆動スリット6を駆動させる。
次に、露光装置100の動作について説明する。Xθ制御部7が回転駆動部2を所望の回転速度で回転させながら露光部5が基板Wの周辺部の一部に露光光を照射することで、露光装置100は、設定された露光位置または露光幅で基板Wの全周辺部を露光することができる。しかしながら、基板Wの形状が平坦でなく、特に周辺部が反っている場合や厚みにムラがある場合には、なんら対策を取らずに周辺露光を行うと、以下のような不都合が生じる可能性がある。
図2は、周辺部が鉛直方向下側に向かって反った基板Wを周辺露光するときの露光装置100の状態を示す概略断面図である。このうち、図2(a)は、基板Wの位置をオフセットさせる前の状態を示している。基板Wが反っていると、基板W上の露光される面は、図中、二点鎖線で示される理想的な結像面15からデフォーカスする。一般的な周辺露光装置は、露光光学系の主光線13が理想的な結像面15に対して垂直となるように、言い換えれば、露光光学系の光軸と平行となるように設計される。しかしながら、実際には、露光光学系の主光線は、製造誤差や組立誤差などに起因して、理想的な結像面15に対して垂直になっておらず、例えば、図中、主光線14で示すように、軸上の主光線と軸外の主光線とが同じ方向に傾く。したがって、本実施形態を適用せずに、主光線が傾いた状態で基板Wを周辺露光した場合には、理想的な露光位置16に対して、デフォーカス量と主光線の傾き量とで決まる量Δpだけずれた位置17に露光される。そこで、本実施形態では、露光装置100は、基板Wの位置(基板Wに対する露光位置)を調整してから、すなわち、露光位置のズレ量Δpだけ基板Wの位置を以下のようにオフセットさせてから、周辺露光を行う。
図3は、本実施形態における周辺露光の流れを示すフローチャートである。まず、第2情報入力部12は、基板保持部1に保持されている基板Wと露光光学系18との間の距離に関する距離情報Dを取得する(ステップS101)。ここで、距離情報Dは、基板Wの反り量および厚みのうち少なくとも1つを含み、基板Wが基板保持部1に保持される前に、不図示の計測装置(計測部)を用いて予め計測される。なお、この計測装置は、露光装置100の構成要素に含まれるものでも含まれないものでも構わない。例えば、露光装置100は、その内部に、基板保持部1に保持されている基板Wと露光光学系18との間の距離を計測する計測装置を設置し、この計測装置が計測した結果が第2情報入力部12に直接的に入力されるものとしてもよい。なお、この計測装置としては、検出器4と併用することもあり得る。この構成によれば、例えば、基板保持部1に保持されている基板Wが重力によってたわみ、基板Wと露光光学系18との間の距離が変化する場合でも、第2情報入力部12は、可能な限り正確な距離情報Dを取得することができる。なお、距離情報Dを取得するタイミング(ステップS101を実行するタイミング)は、基板Wごとであってもよいし、複数の基板Wを含むロットごとであってもよいし、または、プロセスごとであってもよい。
次に、駆動条件演算部8は、露光光学系18の主光線14の傾き量を取得する(ステップS102)。ここで、主光線14の傾き量は、理想的な主光線13(露光光学系18の光軸)に対する軸上または軸外の主光線の傾き量であり、テレセン度ともいう。テレセン度は、本実施形態でいう主光線14のように、軸上の主光線と軸外の主光線とが同じ方向に平行に傾く場合の傾き量のみならず、以下の第3実施形態でいう主光線19のように、露光光学系18の光軸に対して広がる場合の傾き量(広がり量)も含む。また、主光線14の傾き量は、例えば、厚さの異なる基板Wを周辺露光し、基板Wの厚さごとに周辺露光の位置の変化を不図示の検査装置(検査部)が計測することで予め求められる。
次に、駆動条件演算部8は、ステップS101で得られた距離情報Dと、露光光学系18の主光線14の傾き量とに基づいて、露光位置のズレ量Δpを算出する(ステップS103)。ここで、露光位置のズレ量Δpは、理想的な結像面15に対する主光線14の傾き角度をφ、理想的な結像面15からの基板Wのフォーカス方向(この場合、Z軸方向)の位置のズレ量(デフォーカス量)をdとすると、Δp=d×tanφの式で算出される。
次に、駆動条件演算部8は、さらに、露光位置のズレ量Δpを調整するような、基板WのX軸方向の位置を算出する(ステップS104)。次に、Xθ制御部7は、並進駆動部3を駆動させて、ステップS104で決定されたX軸方向の位置になるように、回転駆動部2を移動させる(ステップS105)。このように、回転駆動部2をX軸方向にのみ移動させるのは、テレセン度の影響を低減させるためであり、Y軸方向については、すでに位置が合っていることを前提としている。また、X軸方向というのは一例であり、厳密には基板Wの径方向の一方向であればよい。
そして、Xθ制御部7が回転駆動部2を駆動させて基板保持部1上の基板Wを所望の回転速度で回転させながら、不図示の露光制御部が露光部5に露光光を照射させることで、周辺露光が行われる(ステップS106)。
図2(b)は、基板Wの位置をΔpだけオフセットさせて周辺露光しているときの状態を示している。このように、基板Wが反っていても、基板Wの位置をオフセット(オフセット量Δp)させることで、所望の位置に周辺露光することができる。また、露光装置100は、上記のように、基板Wの位置をオフセットする際に基板保持部1に保持されている基板Wをフォーカス方向(Z軸方向)に移動させるための駆動部を要しない。したがって、露光装置100を簡易的な構成とすることができる。
以上のように、本実施形態によれば、簡易的な構成で、基板の周辺部における露光位置のずれ等の発生を抑えるのに有利な露光装置を提供することができる。
なお、上記説明では、基板Wの周辺部が下側に反ったものを例示したが、露光装置100は、基板Wの周辺部が上側に反ったものにも適用可能である。さらに、基板W上の露光される面のフォーカス方向の位置が理想的な結像面15からずれる要因としては、基板Wの反りに限らず基板Wの厚みも挙げられるから、露光装置100は、厚みが局所的に変化している基板Wに対しても適用可能である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る露光装置について説明する。本実施形態に係る露光装置の特徴は、第1実施形態における距離情報Dに換えて基板Wの方位角θごとの距離情報D(θ)とし、方位角θに応じて距離情報D(θ)ごとの基板Wのオフセット量Δp(θ)を変更しながら周辺露光を行う点にある。
図4は、本実施形態に係る露光装置200の構成と、周辺部が鉛直方向下側に向かって反った基板Wを周辺露光するときの露光装置200の状態とを示す概略断面図である。このうち、図4(a)は、基板Wの方位角がθ1であり、基板Wの位置をΔp(θ1)だけオフセットさせて周辺露光しているときの状態を示している。図4(b)は、基板Wの方位角がθ2であり、基板Wの位置をΔp(θ2)だけオフセットさせて周辺露光しているときの状態を示している。なお、露光装置200において、図1および図2に示す第1実施形態に係る露光装置100と同一構成のものには同一の符号を付し、説明を省略する。ここで、方位角θ1のときの基板Wの反り量が方位角θ2のときよりも大きい。したがって、距離情報D(θ1)と距離情報D(θ2)とは異なることとなり、基板Wのオフセット量Δp(θ1)がオフセット量Δp(θ2)よりも大きくなる。そこで、露光装置200は、図4(a)に示すような場合には、図4(b)に示すような場合に比べて基板Wの位置を大きくオフセットさせて周辺露光を行う。また、露光位置をより精度良く調整するには、オフセット量Δp(θ)を多数の方位角θで求め、それらを参照して基板Wの位置をオフセットさせるのが望ましいが、反り量と反りの方向との変化が少ない基板Wであれば、少数の方位角θを参照するものでよい。例えば、オフセット量Δp(θ)を、方位角θ=0°、180°ごとに求めてもよいし、θ=0°、90°、180°、270°ごとに求めてもよい。
図5は、本実施形態における周辺露光の流れを示すフローチャートである。まず、第2情報入力部12は、基板Wの方位角θごとの、基板保持部1に保持されている基板Wと露光光学系18との間の距離に関する距離情報D(θ)を取得する(ステップS201)。次に、駆動条件演算部8は、露光光学系18の主光線14の傾き量を取得する(ステップS202)。次に、駆動条件演算部8は、ステップS201で得られた距離情報D(θ)と、露光光学系18の主光線14の傾き量とに基づいて、基板Wの方位角θごとの露光位置のズレ量Δp(Δp=d×tanφ)を算出する(ステップS203)。次に、駆動条件演算部8は、さらに、基板の方位角θごとの露光位置のズレ量Δpを調整するような、基板WのX軸方向の位置を算出する(ステップS204)。そして、Xθ制御部7が回転駆動部2を駆動させて基板Wを所望の回転速度で回転させながら、同時に、基板Wの方位角θごとにステップS204で決定されたX軸方向の位置になるように並進駆動部3を駆動させつつ、周辺露光が行われる(ステップS205)。
このように、本実施形態によれば、基板Wの方位角θごとに周辺露光の位置を最適化できるので、方位角θに対して反り量と反りの方向とが一定でない非回転対称な反り形状の基板Wに対しても、所望の露光位置に周辺露光を行うことができる。
なお、上記の第1および第2実施形態では、露光位置を調整するときに、基板Wの位置をX軸方向に移動させるものとしたが、露光位置を調整する手段はこれに限らない。例えば、駆動スリット6を、開口幅を維持したまま(駆動スリット6が開口幅を可変とする複数のブレードを含む構成であるならば、複数のブレード間の間隔を一定としたまま)X軸方向に移動させるものとしてもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る露光装置について説明する。本実施形態に係る露光装置の特徴は、第1実施形態でいう距離情報Dに応じて駆動スリット(調整部)6の開口幅を変化させた後に、周辺露光を行う点にある。
図6は、本実施形態に係る露光装置300の構成を示す概略断面図である。図7は、周辺部が鉛直方向下側に向かって反った基板Wを周辺露光するときの露光装置300の状態を示す概略断面図である。このうち、図7(a)は、駆動スリット6の開口幅のオフセット前の状態を示している。図7(b)は、駆動スリット6の開口幅のオフセット後の状態を示している。なお、露光装置300において、図1および図2に示す第1実施形態に係る露光装置100と同一構成のものには同一の符号を付し、説明を省略する。実際の露光光学系の主光線は、上述のとおり、製造誤差や組立誤差などに起因して、理想的な結像面15に対して垂直になっていない。この状態では、例えば、図7(a)に示す主光線19のように、軸外の主光線が傾いて、言い換えれば、露光光学系18の光軸に対して広がるように周辺露光の露光幅が変化するので、結果的に所定の露光位置からΔwだけずれた位置に露光される。そこで、本実施形態では、駆動スリット条件演算部10が距離情報Dに基づいて露光幅のズレ量Δwを算出し、周辺露光のときに基板Wの面での露光幅がΔwだけオフセットするように、駆動スリット開口幅制御部11が駆動スリット6の開口幅を制御する。この場合、駆動スリット6の開口幅のオフセット量は、(基板Wの面での露光幅のズレ量Δw)/(露光光学系18の倍率β)となる。
図8は、本実施形態における周辺露光の流れを示すフローチャートである。まず、ステップS301は、第1実施形態における図3のステップS101と同一である。次に、駆動条件演算部8は、露光光学系18の主光線19の傾き量(広がり量)を取得する(ステップS302)。次に、駆動スリット条件演算部10は、ステップS301で得られた距離情報Dと、露光光学系18の主光線19の傾き量とに基づいて、露光幅のズレ量Δwを算出する(ステップS303)。ここで、露光幅のズレ量Δwは、理想的な結像面15に対する主光線19の傾き角度をφ、理想的な結像面15からの基板Wのフォーカス方向(この場合、Z軸方向)の位置のズレ量をdとすると、Δw=d×tanφ×2の式で算出される。次に、駆動スリット条件演算部10は、露光幅のズレ量Δwを調整するような開口幅を算出する(ステップS304)。次に、駆動スリット開口幅制御部11は、ステップS304で決定された開口幅になるように、駆動スリット6を駆動させる(ステップS305)。そして、Xθ制御部7は、回転駆動部2を駆動させて基板保持部1上の基板Wを所望の回転速度で回転させながら、周辺露光が行われる(ステップS306)。
このように、本実施形態によれば、距離情報Dに応じて駆動スリット6の開口幅を変化させることでも、図7(b)に示すように所望の位置に周辺露光することができ、結果的に第1実施形態と同様の効果を奏する。
なお、上記説明では、露光幅を調整する手段として、駆動スリット6の開口幅を変化させるものとしたが、例えば、露光光学系18を構成する光学素子の一部を光軸方向に移動させることで、露光光学系18の倍率βを変化させるものとしてもよい。また、本実施形態においても、第2実施形態と同様に、基板Wの方位角θごとにズレ量Δw(θ)を決定し、駆動スリット6の開口幅Δw(θ)/βだけオフセットさせながら周辺露光するものとしてもよい。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態に係る露光装置について説明する。本実施形態に係る露光装置の特徴は、第3実施形態を改良し、距離情報Dに応じて駆動スリット(調整部)6の開口幅をより複雑に変化させる点にある。
図9は、本実施形態に係る露光装置400の構成と、周辺部が鉛直方向下側に向かって反った基板Wを周辺露光するときの露光装置400の状態とを示す概略断面図である。なお、露光装置400において、図1および図2に示す第1実施形態に係る露光装置100と同一構成のものには同一の符号を付し、説明を省略する。ここで、基板Wが反っていると、基板Wの径方向の位置X1のデフォーカス量d1と基板Wの径方向の位置X2のデフォーカス量d2とが異なるから、その結果、位置X1での露光位置のズレ量Δw1と位置X2での露光位置のズレ量Δw2とは異なる。そこで、本実施形態では、駆動スリット6は、例えば、X軸方向に沿って双方から挟み込む形で開口を形成し、それぞれ駆動部の駆動により互いに異なる移動量(駆動量)で移動可能とする複数(本実施形態では2つ)のブレード6a、6bを含むものとする。そして、露光装置300は、ブレード6aのオフセット量(Δw1/β)と、ブレード6bのオフセット量(Δw2/β)とをそれぞれ決定し、ブレード6a、6bごとにオフセット量を適宜変化させて周辺露光を行う。
図10は、本実施形態における周辺露光の流れを示すフローチャートである。まず、第2情報入力部12は、基板保持部1に保持されている基板Wと露光光学系18との間の基板Wの径方向の位置X1、X2における距離に関する距離情報Dを取得する(ステップS401)。次に、駆動条件演算部8は、露光光学系18の主光線19の傾き量を取得する(ステップS402)。次に、駆動スリット条件演算部10は、ステップS401で得られた距離情報Dと、露光光学系18の主光線19の傾き量とに基づいて、位置X1での露光位置のズレ量Δw1と、位置X2での露光位置のズレ量Δw2とを算出する(ステップS403)。なお、ここでの露光位置のズレ量Δwは、Δw=d×tanφの式で算出される。次に、駆動スリット条件演算部10は、露光位置のズレ量Δwを調整するように、各ブレード6a、6bの位置を算出する(ステップS404)。次に、駆動スリット開口幅制御部11は、ステップS404で算出された位置に各ブレード6a、6bを駆動させる(ステップS405)。そして、Xθ制御部7は、回転駆動部2を駆動させて基板保持部1上の基板Wを所望の回転速度で回転させながら、周辺露光が行われる(ステップS406)。
このように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏しつつ、特に、基板Wが、径方向の位置によってデフォーカス量が異なる形状を有する場合でも、より露光位置を最適化することができる。
(他の実施形態)
上記の各実施形態では、各オフセット量をより正確に算出するために、距離情報Dとしての基板Wの反り量や厚さを、実際に計測して求められた値としている。これに対して、装置構成のさらなる簡略化や、計測時間の省略による生産性の向上などの観点から、距離情報Dに含まれる値を計測する計測器を用いない構成もあり得る。例えば、ステップS101等において第2情報入力部12が取得し、以下の工程で用いられる距離情報Dを、計測値に換えて、基板Wと露光光学系18との間の距離を大きさに応じて区分する複数の度合いとしてもよい。この度合いとしては、例えば、プロセスに起因して予め認識し得る基板Wの反り量が挙げられ、これを「大」、「中」、「小」などと複数に区分されたものとし得る。もし、度合いがそのうちの1つである「大」のときには、駆動条件演算部8や駆動スリット条件演算部10は、その度合い「大」に応じたオフセット量を決定し、基板保持部1や駆動スリット6をオフセットさせればよい。
また、上記の各実施形態では、露光位置または露光幅のオフセット量は、基板Wのデフォーカス量(反り量等)と主光線の傾き量(テレセン度)とによる露光位置のずれを調整するように決定した。しかしながら、オフセット量は、この決定方法に限らず、例えば、デフォーカスによる露光領域の境界のボケ幅を考慮して決定してもよい。ここで、ボケ幅とは、デフォーカスにより、露光光が照射されている領域と露光光が照射されていない領域との境界に生じるぼやけた領域の径方向における幅をいう。ぼやけた領域では、照度が低くなるので、所望の露光位置に対してボケ幅の半分の距離だけずれた位置の領域だけしか所望の露光量で露光されず、露光後の現像の際にレジストが残ることも考えられる。そこで、このようなレジストの残留を回避するために、予めボケ幅の半分の距離だけ露光位置が変化するようにオフセット量を決定することが望ましい。より具体的には、露光光学系18の開口数NAは、設計値で決まっているので、露光位置のずれを調整する際には、駆動条件演算部8は、予めメモリ等に保存されている露光光学系18の開口数NAを取得する。ここで、ボケ幅Wは、デフォーカス量dと露光光学系18の開口数NAとを乗算した値であり、すなわち、W=d×NAの式で算出することができる。そして、その後の周辺露光では、基板WのX軸方向の位置を、ボケ幅Wを1/2とした距離だけ変化させた上で、ぼやけた領域にレジストが残らない程度に照度(露光量)を高くする。これにより、上記の各実施形態に係る露光装置100等は、露光領域の境界がぼやけていても、所望の露光位置に周辺露光を行うことができる。
(露光システム)
次に、本発明の一実施形態に係る露光システムの構成について説明する。図11は、本実施形態に係る露光システム500の構成を示す概略図である。露光システム500は、例えば、半導体デバイスの製造工程におけるリソグラフィ工程で使用されるものであり、ステップ・アンド・リピート方式にて、原版Rに形成されているパターンの像を基板W上(基板上)に露光(転写)する投影型露光装置である。
露光システム500は、照明系90と、原版ステージ80と、投影光学系70と、基板ステージ21とを含む。照明系90は、不図示の光源から照射された光を調整して原版Rを照明する。原版(レチクル)Rは、例えば石英ガラス製であり、基板W上に転写されるべきパターン(例えば回路パターン)が形成されている。原版ステージ80は、原版Rを保持してX、Yの各軸方向に可動である。投影光学系70は、原版Rを通過した光を所定の倍率(例えば1/2)で基板W上に投影する。基板ステージ21は、基板Wを保持してX、Y、Zの各軸方向に可動である。
また、露光システム500は、第1位置合わせ部600と第2位置合わせ部700との2種類の位置合わせ部を含む。さらに、露光システム500は、インラインやFOUP等のインターフェース40から第1位置合わせ部600へ基板Wを搬送する第1搬送機構50と、第1位置合わせ部600から第2位置合わせ部700へ基板Wを搬送する第2搬送機構60とを含む。
第1位置合わせ部600は、第2位置合わせ部700が行う位置合わせ(アライメント)の精度よりも粗い精度で基板Wの位置を所望の位置に合わせる、いわゆるプリアライメントを行う。特に本実施形態では、第1位置合わせ部600に、上記各実施形態に係る露光装置(周辺露光装置)を適用し得る。この場合、第1位置合わせ部600は、画像処理部を含む第1制御部としての制御系20と、第1駆動部としての回転駆動部2および並進駆動部3と、第1検出部としての検出器4と、露光部5とを含む。ここで、位置合わせ手段としての第1位置合わせ部600では、制御系20は、検出器4に基板Wの形状を検出させ、検出結果を画像処理し、当該画像処理結果に基づいて回転駆動部2および並進駆動部3に基板Wの姿勢を適宜変化させることで所望の位置とする。
第2位置合わせ部700は、投影光学系70から射出された露光光が照射される照射領域と、基板W上に予め設定されているパターン領域(ショット領域)とを合わせるアライメントを行う。具体的には、第2位置合わせ部700は、第1位置合わせ部600が行う位置合わせの精度よりも微細な精度で、基板W上に予め形成されているマーク(アライメントマーク)31を検出して合わせる。第2位置合わせ部700は、第2駆動部としての基板ステージ21に加え、第2制御部24と、第2検出部22と、画像処理部23とを含む。第2検出部22は、例えばアライメントスコープであり、マーク31を検出する。第2制御部24は、マーク31を第2検出部22に検出させ、検出結果を画像処理部23に画像処理させ、当該画像処理結果に基づいて基板ステージ21に基板Wの位置を適宜変化させることで所望の位置とする。
さらに、露光システム500は、制御部30を有する。制御部30は、例えばコンピューターなどで構成され、露光システム500の各構成要素に回線を介して接続されて、プログラムなどに従って各構成要素の動作および調整などを制御し得る。特に、制御部30は、制御系20と第2制御部24とにそれぞれ通信回線を介して電気的に接続され、第1位置合わせ部600および第2位置合わせ部700の動作を制御するとともに、各検出結果を受信する。なお、制御部30は、露光システム500の他の部分と一体で(共通の筐体内に)構成してもよいし、露光システム500の他の部分とは別体で(別の筐体内に)構成してもよい。
露光システム500は、露光を開始するまでの間に、第1位置合わせ部600と第2位置合わせ部700とにおける2つの位置合わせを行う。まず、第1搬送機構50は、インターフェース40から搬入された基板Wを第1位置合わせ部600へ搬送し、第1位置合わせ部600は、当該基板Wを対象としてプリアライメントを行う。次に、第2搬送機構60は、第1位置合わせ部600にてプリアライメントが完了した基板Wを、第2位置合わせ部700の一構成要素としての基板ステージ21へ搬送する。次に、第2位置合わせ部700は、当該基板Wを対象としてアライメントを行う。そして、露光システム500は、アライメントが完了した基板Wに対してパターン露光を行う。
このような露光システム500によれば、第1位置合わせ部600に上記各実施形態に係る露光装置を適用することから、まず、システム全体を簡易的な構成とすることができる。また、露光システム500によれば、第1位置合わせ部600において、基板Wの周辺部における露光位置のずれ等の発生を抑え、周辺露光を精度良く実施することができることから、基板W上に形成されるパターンへの望まない影響を抑えることができる。
(物品の製造方法)
本発明の一実施形態に係る物品の製造方法は、例えば、液晶表示デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品の製造方法は、基板に塗布された感光剤に上記の露光システムを用いて潜像パターンを形成する工程(基板を露光する工程)と、係る工程で潜像パターンが形成された基板を現像する工程とを含む。さらに、係る製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態に係る物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
18 露光光学系
20 制御系
100 露光装置
S ステージ

Claims (14)

  1. 基板の周辺部を露光する露光装置であって、
    前記基板上に露光光を照射する光学系と、
    前記基板を保持して、前記光学系の光軸に垂直な方向に移動するステージと、
    前記ステージの移動動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記光学系からの前記露光光が前記基板上の所定位置に照射されるように、前記光学系の光軸に平行な方向における前記光学系と前記基板の周辺部との間の距離に関する距離情報、および、前記光学系のテレセン度に基づいて、前記ステージを移動させることを特徴とする露光装置。
  2. 前記光学系と前記基板の周辺部との間の距離は、前記基板の方位角ごとに異なり、
    前記制御部は、前記基板の方位角ごとに前記ステージの移動量を変更することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記距離情報は、前記光学系と前記基板の周辺部との間の距離を計測する計測部によって計測された結果を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の露光装置。
  4. 前記距離情報は、前記基板の反り量および前記基板の厚みのうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の露光装置。
  5. 前記光学系と前記基板の周辺部との間の距離は、その大きさに応じて複数の度合いのうちのいずれか1つに区分され、
    前記距離情報は、前記複数の度合いのうちのいずれか1つを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の露光装置。
  6. 前記テレセン度は、前記光学系の光軸に対する軸上の主光線の傾き量であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の露光装置。
  7. 前記テレセン度は、前記光学系の光軸に対する軸外の主光線の傾き量であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の露光装置。
  8. 前記制御部は、さらに前記光学系の開口数に基づいて、前記ステージを移動させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の露光装置。
  9. 前記ステージは、前記基板を回転させる回転部を有し、
    前記回転部によって前記基板を回転させながら、前記基板の周辺部を露光することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の露光装置。
  10. 基板の周辺部を露光する露光装置であって、
    前記基板上に露光光を照射する光学系と、
    前記露光光の一部を遮光する遮光部材を前記光学系の光軸に垂直な方向に駆動する駆動部と、
    前記駆動部の駆動動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記光学系からの前記露光光が前記基板上の所定位置に照射されるように、前記光学系の光軸に平行な方向における前記光学系と前記基板の周辺部との距離に関する距離情報、および、前記光学系のテレセン度に基づいて、前記遮光部材を駆動させることを特徴とする露光装置。
  11. 前記遮光部材は、複数のブレードを有し、
    前記駆動部によって駆動される前記複数のブレードの間隔は、一定であることを特徴とする請求項10に記載の露光装置。
  12. 前記遮光部材は、複数のブレードを有し、
    前記駆動部によって駆動される前記複数のブレードの駆動量は、互いに異なることを特徴とする請求項10に記載の露光装置。
  13. 原版のパターンを基板上に露光する露光システムであって、
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の露光装置を有し、
    前記露光装置は、前記原版のパターンが前記基板上に露光される前に、前記基板の周辺部を露光することを特徴とする露光システム。
  14. 請求項13に記載の露光システムを用いて基板を露光する工程と、
    前記工程で露光された前記基板を現像する工程と、を含むことを特徴とする物品の製造方法。
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