JP2003297723A - アライメント方法、露光方法および半導体装置の製造方法 - Google Patents

アライメント方法、露光方法および半導体装置の製造方法

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JP2003297723A
JP2003297723A JP2002097024A JP2002097024A JP2003297723A JP 2003297723 A JP2003297723 A JP 2003297723A JP 2002097024 A JP2002097024 A JP 2002097024A JP 2002097024 A JP2002097024 A JP 2002097024A JP 2003297723 A JP2003297723 A JP 2003297723A
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Kazuya Iwase
和也 岩瀬
Kaoru Koike
薫 小池
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Sony Corp
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】マスク上の相補分割パターンを高精度かつ高効
率で露光できる露光方法と、そのためのアライメント方
法と、半導体装置の歩留りを高くできる半導体装置の製
造方法を提供する。 【解決手段】マスクアライメントマークとウェハアライ
メントマークを検出し、マスクとウェハを相対的に移動
させ、マスクアライメントマークとウェハアライメント
マークの位置ずれの直線成分を補正する工程と、マスク
アライメントマークとウェハアライメントマークにアラ
イメント光を入射させながら、マスクとウェハの相対位
置を一方向で時間的に変化させ、アライメントマークの
相対的な変位から位置ずれの回転成分を検出する工程と
を有するアライメント方法とそれを含む露光方法および
半導体装置の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
工程で用いられるアライメント方法および露光方法と、
それらを含む半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造において、リソグラフ
ィ工程ではマスクを介した露光によって、マスク上のパ
ターンがウェハに転写される。近年、半導体デバイスの
微細化が進むにつれ、紫外光を用いたフォトリソグラフ
ィでは十分に微細なパターンを形成することが困難とな
ってきている。そこで、電子ビーム、イオンビームある
いはX線を用いるリソグラフィが提案され、これらの開
発が進められている。
【0003】電子ビーム転写型リソグラフィとしては、
加速電圧100keV程度の高加速電子ビームを用いる
ものと、加速電圧2keV程度の低加速電子ビームを用
いるものが挙げられる。低加速電子ビームはマスク材料
を透過しないため、マスクに孔を設けて回路パターンが
形成される。このようなマスクはステンシルマスクと呼
ばれる。
【0004】ステンシルマスクを使用する場合、例えば
ドーナツ状パターン等、特定の回路パターンの形成に相
補マスクが必要となる。ステンシルマスクは、孔以外の
すべての部分が連続している必要があり、ドーナツ状パ
ターンの中央部はマスクに支持されない。そこで、ドー
ナツ状パターンは複数のパターンに分割され、異なるマ
スクに形成される(相補分割)。これらのマスク(相補
マスク)を用いて多重露光を行うことにより、回路パタ
ーンが相補的に転写される。
【0005】あるいは、長いライン状パターン等、マス
クの内部応力の影響でパターン形状に異方性の歪みが生
じやすい場合や、パターン外形が凹部を含み、応力集中
によるマスクの破損が起こりやすい場合等にも、回路パ
ターンが複数の矩形に分割される。分割されたパターン
が相補マスクに形成され、相補マスクを用いた多重露光
が行われる。
【0006】以上のように、ステンシルマスクを用いる
リソグラフィでは、相補マスクを用いた多重露光がほぼ
不可欠である。リソグラフィ工程では、ウェハとマスク
の位置ずれを検出し、位置ずれを補正するアライメント
が行われる。相補マスクを用いる場合、相補分割パター
ンの合わせ精度を確保するため、特に高精度のアライメ
ントが要求される。
【0007】アライメント方法としては、アライメント
マークをマスク面に垂直な方向から観測する垂直検出法
と、斜方から観測する斜方検出法がある。垂直検出法は
斜方検出法に比較して像歪が小さく、アライメントマー
クを観測するための光学系(アライメント光学系)の分
解能を高く設定できるため、位置検出の絶対精度を高く
できる。
【0008】その反面、垂直検出法によれば、アライメ
ント光学系が露光領域に入り込むため、露光時にアライ
メント光学系を露光領域から退避させる必要がある。こ
のようなアライメント光学系の移動によりスループット
が低下する。また、垂直検出法によれば、露光時にアラ
イメントマークの位置検出を行えないため、アライメン
ト精度が低下する。
【0009】一方、斜方検出法によれば、露光領域を遮
らないようにアライメント光学系を配置できるため、露
光中にアライメント光学系を退避させる必要がない。し
たがって、垂直検出法に比較して高いスループットが得
られる。また、露光中の位置ずれを防止できる。
【0010】図3は、斜方検出法を示す断面図である。
図3に示すように、ウェハ101とマスク102が平行
に配置され、ウェハ101上にウェハアライメントマー
ク103が形成されている。ウェハアライメントマーク
103は基板表面に凹状または凸状に形成されている。
一方、マスク102にはマスクアライメントマーク10
4とアライメント光透過用貫通孔105が形成されてい
る。
【0011】図3の例では、マスクアライメントマーク
104が貫通孔であるが、マスクアライメントマーク1
04は必ずしも貫通孔でなくてもよい。マスクアライメ
ントマーク104は、例えば、表面が凹状または凸状に
加工された領域でもよく、マスクアライメントマーク1
04の周囲のマスク102とアライメント光の透過率ま
たは反射率が異なればよい。
【0012】平行な光束のアライメント光106a、1
06bは、マスク面(図3でX−Y平面に平行な面)に
対して斜方から照射される。すなわち、アライメント光
106a、106bの光軸は図3でX−Z平面に平行で
ある。便宜上、図3ではアライメント光106a、10
6bを同一のX−Z平面上に示してあるが、実際にはア
ライメント光106a、106bは互いに平行な平面上
にあり、同一平面上にはない。
【0013】アライメント光の一部(アライメント光1
06a)はアライメント光透過用貫通孔105を透過
し、ウェハアライメントマーク103を含むウェハ表面
で反射される。ウェハ表面で反射されたアライメント光
106aは再びアライメント光透過用貫通孔105を透
過し、不図示の検出系に入射する。この検出系によっ
て、ウェハアライメントマーク103の位置が検出され
る。
【0014】アライメント光透過用貫通孔105以外の
マスク102に照射されたアライメント光106bは、
マスク102で反射され、不図示の検出系によってマス
クアライメントマーク104の位置が検出される。検出
されたウェハアライメントマーク103の位置およびマ
スクアライメントマーク104の位置に基づき、ウェハ
とマスクの相対的な位置ずれが求められる。この位置ず
れを補正するように、不図示のウェハステージおよび/
またはマスクステージが駆動される。
【0015】図4(a)は図3のウェハアライメントマ
ーク103およびマスクアライメントマーク104をZ
軸方向から見た上面図である。図3のアライメント光1
06a、106bはX−Z平面に平行な面内にあり、ウ
ェハアライメントマーク103とマスクアライメントマ
ーク104はX軸方向における位置がずれている。
【0016】通常、ウェハアライメントマーク103は
複数のパターン103aを含み、例えば矩形のパターン
103aが行列状に配置されている。同様に、マスクア
ライメントマーク104は複数のパターン104aを含
み、例えば矩形のパターン104aが行列状に配置され
ている。
【0017】図4(b)は図3のウェハアライメントマ
ーク103およびマスクアライメントマーク104をア
ライメント光106a、106bに平行な方向(Z’軸
方向)から見た平面図である。図3に示すように、Z’
軸はZ軸と角度θをなし、X’軸はZ’軸と直交する。
図4(b)の点線は図3のアライメント光透過用貫通孔
105を示す。
【0018】図4(b)に示すように、ウェハとマスク
の位置が適切に調整された状態では、アライメント光透
過用貫通孔105内にウェハアライメントマーク103
が検出され、マスクアライメントマーク104が見かけ
上、ウェハアライメントマーク103の間にウェハアラ
イメントマーク103と平行に配置される。
【0019】斜方検出法においては、図3に示すアライ
メント光106a、106bの傾き角θに応じて、図4
(a)に示すウェハアライメントマーク103とマスク
アライメントマーク104とのX軸方向のずれ量を適宜
設定しておく。露光領域の4隅に図4に示すアライメン
トマークを設けておき、露光領域の4隅で図3に示すよ
うにアライメントを行う。
【0020】これにより、マスク面に平行なずれと、マ
スク面に垂直なずれが検出される。マスク面に平行なず
れは、図3のX軸方向への移動、Y軸方向への移動およ
びX−Y平面内での回転で表される。マスク面に垂直な
ずれは、Z軸方向への移動で表される。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、相補
マスクを用いるリソグラフィでは、相補分割パターンの
合わせ精度を高くするため、アライメント精度を特に高
くする必要がある。近年の半導体デバイスにおいては、
多層配線を構成する配線層の数が増加している。リソグ
ラフィのアライメント精度が不足すると、配線層内で接
続不良や短絡等が起こるのみでなく、回路パターンの配
線層間での位置合わせ精度も低下する。
【0022】また、相補マスクを用いるリソグラフィで
は、マスクの必要枚数が増加することにより、マスクの
作製コストが上昇するという問題もある。特開2000
−35659号公報には、工程別の複数のマスクパター
ンが1枚のフォトマスク上に設けられたフォトマスクが
開示されている。
【0023】このフォトマスクによれば、リソグラフィ
工程数と同数のマスクを形成する必要がなく、マスク作
製コストは低減される。なお、この公報にはマスクを荷
電粒子線リソグラフィに用いることや、1枚のマスク上
に相補分割パターンを形成することは記載されていな
い。また、リソグラフィにおけるアライメントの方法
や、アライメントマークの配置についても特に記載はな
い。
【0024】この公報の実施例では、図22に示すよう
に、フォトマスクが4分割され、4つのマスクパターン
A〜Dが形成される。隣接するマスクパターンは互いに
90°回転した配置となっており、フォトマスクをマス
ク中心点に対して回転させたとき、4つのマスクパター
ンA〜Dの向きが一致する。このフォトマスクで一つの
マスクパターンを露光するとき、他の三つのマスクパタ
ーンは遮蔽される。したがって、隣接するマスクパター
ン間には遮蔽用のマージンMが設けられる。
【0025】ステンシルマスクで相補マスクを用いるこ
とによるマスク枚数の増加を抑える方法として、同一の
マスク上に相補分割パターンを形成する方法が考えられ
る。しかしながら、上記の特開2000−35659号
公報記載のフォトマスクのマスクパターンを、相補マス
クの相補分割パターンに置き換えることは有効ではな
い。
【0026】仮に、所望の回路パターンを4つの相補分
割パターンに分割し、図22に示すマスクパターンA〜
Dと同様に配置すると、ある一つの相補分割パターンを
露光する間、他の三つの相補分割パターンは遮蔽され
る。したがって、ウェハとマスクがアライメントされた
状態で露光できるのは、マスク上の4分割された領域の
うちの一つのみであり、他の三つの領域を活用できな
い。すなわち、高いスループットが得られない。
【0027】特開2000−35659号公報記載のフ
ォトマスクで1枚のマスク上に形成される複数のマスク
パターンは、半導体デバイスの異なる層(例えば異なる
配線層)に対応する。したがって、一つのリソグラフィ
工程で一つのマスクパターンを露光し、他のマスクパタ
ーンは遮蔽する必要がある。一方、相補分割パターン
は、半導体デバイスを構成する一つの層のパターンの一
部であり、一つのリソグラフィ工程ですべての相補分割
パターンを重ねて露光する必要がある。
【0028】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、したがって本発明は、マスク上の相補分割パ
ターンを高精度かつ高効率で露光できる露光方法と、そ
のためのアライメント方法を提供することを目的とす
る。また、本発明はそのようなアライメント方法および
露光方法を含み、半導体装置を低コストかつ高い歩留り
で製造できる半導体装置の製造方法を提供することを目
的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のアライメント方法は、マスクに形成された
パターンをウェハに露光するときのマスクとウェハのア
ライメント方法であって、前記マスクに形成されたマス
クアライメントマークと前記ウェハに形成されたウェハ
アライメントマークに平行なアライメント光を入射させ
る工程であって、前記マスクに形成されたアライメント
光透過用貫通孔を介して、前記ウェハアライメントマー
クにアライメント光を入射させる工程と、前記アライメ
ント光の前記マスクアライメントマークおよび前記ウェ
ハアライメントマークからの反射光を検出する工程と、
前記マスクと前記ウェハを相対的に移動させ、前記マス
クアライメントマークと前記ウェハアライメントマーク
の位置ずれの直線成分を補正する工程と、前記マスクア
ライメントマークおよび前記ウェハアライメントマーク
にアライメント光を入射させながら、前記マスクと前記
ウェハの相対位置を一方向で時間的に変化させ、前記マ
スクアライメントマークと前記ウェハアライメントマー
クの相対的な変位から、前記位置ずれの回転成分を検出
する工程とを有することを特徴とする。
【0030】好適には、前記マスクと前記ウェハの相対
位置を一方向で時間的に変化させ、前記位置ずれの回転
成分を検出した後、前記マスクと前記ウェハをマスク面
に平行な面内で所定の回転角で相対的に回転させてか
ら、前記マスクアライメントマークおよび前記ウェハア
ライメントマークにアライメント光を入射させながら、
前記マスクと前記ウェハの相対位置を一方向で時間的に
変化させ、前記マスクアライメントマークと前記ウェハ
アライメントマークの相対的な変位から、前記位置ずれ
の回転成分を検出し、前記位置ずれの回転成分を前記回
転角の関数に近似して、前記位置ずれの回転成分が最小
となる回転角を前記回転成分の補正量とする。
【0031】また、上記の目的を達成するため、本発明
の露光方法は、薄膜に所定のパターンで孔が形成された
マスクを介してウェハに露光を行う方法であって、前記
薄膜は第1の方向に延びる第1の直線と、前記第1の直
線と直交する第2の直線によって4つの領域に分割さ
れ、各領域に前記パターンの互いに異なる一部である相
補分割パターンが形成され、前記マスクは前記薄膜の4
隅かつ各領域の外側にマスクアライメントマークを有
し、前記ウェハは前記マスクの4つの領域の相補分割パ
ターンが重ねて露光される露光領域を複数含み、前記露
光領域の4隅にウェハアライメントマークを有し、前記
マスクの少なくとも2つの領域を前記露光領域上に配置
して、前記マスクと前記ウェハのアライメントを行って
から、前記露光領域上の相補分割パターンを前記露光領
域に露光する工程と、前記マスクと前記ウェハを前記第
1の方向または第2の方向に相対的に移動させ、前記マ
スクの少なくとも2つの領域を前記露光領域上に配置し
て、前記マスクと前記ウェハのアライメントを行い、前
記露光領域上の相補分割パターンを前記露光領域に露光
する工程と、前記マスクと前記ウェハの相対的な移動と
露光を繰り返し、各露光領域に前記マスクのすべての相
補分割パターンを重ねて露光する工程とを有し、前記ア
ライメントは露光される露光領域のウェハアライメント
マークと、露光される露光領域上の前記領域の外側のマ
スクアライメントマークに第1の方向または第2の方向
でアライメント光を入射させ、反射光を検出して行い、
前記マスクの4つの領域が露光領域上にあるとき、4箇
所のマスクアライメントマークを参照し、前記マスクの
2つの領域が露光領域上にあるとき、露光領域上の一方
の領域で第1の方向でアライメント光を入射させなが
ら、前記マスクと前記ウェハの相対位置を第1の方向で
時間的に変化させ、マスクアライメントマークとウェハ
アライメントマークの位置ずれの回転成分を検出し、露
光領域上の他方の領域で第2の方向でアライメント光を
入射させながら、前記マスクと前記ウェハの相対位置を
第2の方向で時間的に変化させ、マスクアライメントマ
ークとウェハアライメントマークの位置ずれの回転成分
を検出することを特徴とする。
【0032】好適には、前記マスクと前記ウェハの相対
位置を第1または第2の方向で時間的に変化させ、前記
位置ずれの回転成分を検出した後、前記マスクと前記ウ
ェハをマスク面に平行な面内で所定の回転角で相対的に
回転させてから、露光領域上の2つの領域で前記第1ま
たは第2の方向でアライメント光を入射させながら、前
記マスクと前記ウェハの相対位置をアライメント光の入
射方向で時間的に変化させ、前記マスクアライメントマ
ークと前記ウェハアライメントマークの相対的な変位か
ら、前記位置ずれの回転成分を検出し、前記位置ずれの
回転成分を前記回転角の関数に近似して、前記位置ずれ
の回転成分が最小となる回転角を前記回転成分の補正量
とする。
【0033】上記の目的を達成するため、本発明の半導
体装置の製造方法は、薄膜に所定のパターンで孔が形成
されたマスクを介して、感光面に荷電粒子線を照射し、
前記感光面に前記パターンを転写する工程を含む半導体
装置の製造方法であって、前記薄膜は第1の方向に延び
る第1の直線と、前記第1の直線と直交する第2の直線
によって4つの領域に分割され、各領域に前記パターン
の互いに異なる一部である相補分割パターンが形成さ
れ、前記マスクは前記薄膜の4隅かつ各領域の外側にマ
スクアライメントマークを有し、前記感光面は前記マス
クの4つの領域の相補分割パターンが重ねて露光される
露光領域を複数含み、前記露光領域の4隅にウェハアラ
イメントマークを有し、前記マスクの少なくとも2つの
領域を前記露光領域上に配置して、前記マスクと前記感
光面のアライメントを行ってから、前記露光領域上の相
補分割パターンを前記露光領域に露光する工程と、前記
マスクと前記感光面を前記第1の方向または第2の方向
に相対的に移動させ、前記マスクの少なくとも2つの領
域を前記露光領域上に配置して、前記マスクと前記感光
面のアライメントを行い、前記露光領域上の相補分割パ
ターンを前記露光領域に露光する工程と、前記マスクと
前記感光面の相対的な移動と露光を繰り返し、各露光領
域に前記マスクのすべての相補分割パターンを重ねて露
光する工程とを有し、前記アライメントは露光される露
光領域のウェハアライメントマークと、露光される露光
領域上の前記領域の外側のマスクアライメントマークに
第1の方向または第2の方向でアライメント光を入射さ
せ、反射光を検出して行い、前記マスクの4つの領域が
露光領域上にあるとき、4箇所のマスクアライメントマ
ークを参照し、前記マスクの2つの領域が露光領域上に
あるとき、露光領域上の一方の領域で第1の方向でアラ
イメント光を入射させながら、前記マスクと前記感光面
の相対位置を第1の方向で時間的に変化させ、マスクア
ライメントマークとウェハアライメントマークの位置ず
れの回転成分を検出し、露光領域上の他方の領域で第2
の方向でアライメント光を入射させながら、前記マスク
と前記ウェハの相対位置を第2の方向で時間的に変化さ
せ、マスクアライメントマークとウェハアライメントマ
ークの位置ずれの回転成分を検出することを特徴とす
る。
【0034】これにより、ウェハ上で最外周にある露光
領域にも斜方検出法で高精度にアライメントを行うこと
が可能となる。したがって、半導体装置の歩留りを向上
させることができる。また、1回のアライメントで4つ
の相補分割パターンを露光できるため、相補分割パター
ンの露光のスループットを高くすることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のアライメント方
法、露光方法および半導体装置の製造方法の実施の形態
について、図面を参照して説明する。図1は本実施形態
の露光方法に用いるマスクの平面図である。図1のマス
ク1は、電子ビーム転写型リソグラフィに用いられるス
テンシルマスクとする。本実施形態の露光方法では、ア
ライメントに斜方検出法を用いる。
【0036】マスク1は、例えばシリコンウェハを基材
として形成できる。マスク1はマスク中心で直交する2
本の直線a、bにより、4つの領域に分割されている。
これらの領域を第1〜第4領域I〜IVとする。第1〜
第4領域I〜IVには、半導体デバイスを構成する一つ
の層のパターンの互いに異なる相補分割パターンが形成
される。相補分割パターンは一部重複してもよい。これ
らの相補分割パターンは同じ向きに形成される。
【0037】図2は露光されるウェハ11の一部を示
す。図1のマスク1に形成されたマスクパターンは、露
光によりウェハ11に転写される。ウェハ11には複数
の露光領域12が行列状に配置される。1個の露光領域
12に対して4回の露光が行われ、マスク1の第1〜第
4領域I〜IVの相補分割パターンが重ねて転写され
る。
【0038】図1のマスク1の第1〜第4領域I〜IV
は、それぞれ少なくとも1個分のチップのパターンを含
む。一つの領域に、複数個のチップのパターンが例えば
行列状に配置されていてもよい。各領域I〜IVに整数
個かつ同数のチップのパターンを配置すれば、各領域I
〜IVが無駄なく利用され、ウェハ11上に高密度でチ
ップを形成できる。ウェハ11の1個の露光領域12に
形成されるチップ数は、マスク1の1個の領域に含まれ
るチップ数と等しい。
【0039】図1に示すマスク1によれば、マスクとウ
ェハがアライメントされた状態で、第1〜第4領域I〜
IVのすべての相補分割パターンをウェハ11(図2参
照)に露光できる。したがって、1回のアライメントに
より、図2に示すウェハ11の4個の露光領域12を露
光できる。
【0040】マスクとウェハを固定して第1〜第4領域
I〜IVの露光を行った後、マスクとウェハの相対位置
を直線aまたはbの方向に1領域分だけ移動させる。通
常、マスクを固定してウェハを移動させる方が、マスク
を移動させるよりも容易である。以下、ウェハを移動さ
せる場合のみ説明するが、マスクを移動させることも可
能である。
【0041】ウェハを例えば直線aの方向に1領域分だ
け移動させ、再びアライメントを行ってから、第1〜第
4領域I〜IVのすべての露光を行う。これにより、直
前にある相補分割パターンが露光された露光領域12
に、他の相補分割パターンが重ねて露光される。ウェハ
を直線bの方向に1領域分だけ移動させ、再びアライメ
ントを行ってから、第1〜第4領域I〜IVのすべての
露光を行った場合も、同様に相補分割パターンが重ねて
露光される。
【0042】特開2000−35659号公報に記載さ
れた従来のフォトマスクにおいて、4分割された領域を
本実施形態のマスクの第1〜第4領域I〜IVに置き換
え、各領域に相補分割パターンを形成した場合、上記の
ように1回のアライメントで4つの領域に露光を行うこ
とができない。本実施形態の露光方法によれば、相補分
割パターンを効率よく露光できる。
【0043】図1の直線の矢印は、マスク1に対してア
ライメント光が入射する方向を示す。アライメント光学
系(不図示)はマスク1の4隅に配置される。図1に示
すように、第1領域Iおよび第4領域IVにはX1 方向
からアライメント光が入射し、第2領域IIおよび第3
領域にはX1 方向と直交するX2 方向からアライメント
光が入射する。
【0044】図1のX1 方向およびX2 方向は、図3お
よび図4(a)のX軸方向に対応する。図1のマスク面
は、図3のX−Y平面に対応する。図1はマスク1を、
図3および図4(a)のZ軸方向から見た図に対応す
る。図1の第1〜第4領域I〜IVの隅に、マスクアラ
イメントマーク含有部2が配置されている。
【0045】各マスクアライメントマーク含有部2に
は、図4に示すマスクアライメントマーク104が設け
られている。また、各マスクアライメントマーク含有部
2は、図4に示すアライメント光透過用貫通孔105を
含む。アライメント光透過用貫通孔105は、マスクア
ライメントマーク104の両側に形成されている。
【0046】アライメントは、原則としてマスク1の4
隅で、図3に示すようにアライメントマークを参照して
行う。ウェハ側のアライメントマークは、図2のウェハ
アライメントマーク含有部13に形成される。ウェハア
ライメント含有部13は各露光領域12の4隅に形成さ
れる。各ウェハアライメントマーク含有部13には、図
3および図4に示すウェハアライメントマーク103が
設けられている。
【0047】図4(b)に示すように、図3のウェハア
ライメントマーク103およびマスクアライメントマー
ク104をアライメント光106a、106bに平行な
方向(Z’軸方向)から参照し、アライメントを行う。
図3および図4に示すように、アライメント光106
a、106bをZ’軸方向で検出し、マスクアライメン
トマーク104が見かけ上、ウェハアライメントマーク
103の間にウェハアライメントマーク103と平行に
配置されるように、ウェハとマスクの位置を調整する。
【0048】図1に示すマスク1で、4隅のアライメン
トマークを参照してアライメントを行う場合、対角線上
に配置された領域のアライメントマークを用いて、マス
クとウェハの位置ずれの回転成分が検出される。また、
隣接する領域(非対角線上に配置された領域)のアライ
メントマークを用いて、マスクとウェハの位置ずれの直
線成分が検出される。ここで、回転成分および直線成分
はマスク面に平行な面内での回転成分および直線成分と
する。
【0049】図5は、斜方検出法に用いられるアライメ
ント装置の概略図である。図5に示すように、アライメ
ント装置21はウェハ/マスク保持部22、アライメン
ト光学系23および制御装置24を含む。ウェハ/マス
ク保持部22はウェハステージ25、マスクステージ2
6、駆動機構27、28を含む。ウェハ11はウェハス
テージ25上に固定され、マスク1はマスクステージ2
6に保持される。マスク1とウェハ11はほぼ平行に配
置される。
【0050】駆動機構27はマスク面に平行な面内でマ
スク1とウェハ11の相対位置を変化させる。すなわ
ち、駆動機構27はマスク1とウェハ11の相対位置を
X軸方向およびY軸方向で変化させたり、Z軸を中心と
して回転させたりする。駆動機構28はマスク1とウェ
ハ11の間隔を変化させる。すなわち、駆動機構28は
マスク1とウェハ11の相対位置をZ軸方向で変化させ
たり、X軸またはY軸を中心として回転させたりする。
【0051】アライメント光学系23は光源31、ハー
フミラー32、レンズ33および像検出装置34を含
む。光源31としては、例えば水銀ランプが用いられ
る。光源31から出射されたアライメント光L1 は、例
えばレンズ35およびミラー36によってハーフミラー
32に導かれる。アライメント光L1 はハーフミラー3
2で一部が反射され、レンズ33により集光されてマス
ク1およびウェハ11に入射する。
【0052】マスク1またはウェハ11で反射されたア
ライメント光L2 は、レンズ33およびハーフミラー3
2を透過して、像検出装置34に入射する。像検出装置
34としては、例えばCCD(charge coupled device)
カメラが用いられる。像検出装置34によってマスク1
上のマスクアライメントマークおよびウェハ11上のウ
ェハアライメントマーク(図3参照)の位置が検出され
る。
【0053】検出された各アライメントマークの位置に
基づいて、制御装置24がマスクおよび/またはウェハ
の位置の補正量を決定し、駆動機構27、28を駆動す
る。これにより、マスク1とウェハ11の位置が調整さ
れる。マスク1とウェハ11がアライメントされた状態
で、露光用の光または荷電粒子線41がマスク1に照射
され、マスクパターンがウェハ11に転写される。
【0054】図1に示すマスク1の4つの領域I〜IV
がすべて、図2に示すウェハ11の露光領域12上にあ
れば、マスク1の4隅でアライメントマークを参照して
アライメントを行うことができる。この場合のマスク1
とウェハ11の位置関係を図6(a)〜図7(d)に示
す。
【0055】図6で太線の露光領域12は、マスク1の
4つの領域I〜IVが重ねられていることを示す。ウェ
ハ11で最外周にない露光領域12aに着目すると、例
えば、まず、図6(a)に示すように、マスク1の第4
領域IVと露光領域12aが重なる状態でアライメント
を行う。
【0056】このとき、マスク1の4隅でウェハアライ
メントマークを参照できる。アライメント後、マスク1
の4つの領域I〜IVのマスクパターンをそれぞれ露光
領域12に露光する。露光領域12aには第4領域IV
の相補分割パターンが露光される。
【0057】次に、図6(b)に示すように、ウェハ1
1を1領域分移動させ、マスク1の第3領域IIIと露
光領域12aが重なる状態でアライメントを行う。この
ときも、マスク1の4隅でウェハアライメントマークを
参照できる。アライメント後、マスク1の4つの領域I
〜IVのマスクパターンをそれぞれ露光領域12に露光
する。露光領域12aには第3領域IIIの相補分割パ
ターンが露光される。
【0058】次に、図7(c)に示すように、ウェハ1
1を1領域分移動させ、マスク1の第1領域Iと露光領
域12aが重なる状態でアライメントを行う。このとき
も、マスク1の4隅でウェハアライメントマークを参照
できる。アライメント後、マスク1の4つの領域I〜I
Vのマスクパターンをそれぞれ露光領域12に露光す
る。露光領域12aには第1領域Iの相補分割パターン
が露光される。
【0059】次に、図7(d)に示すように、ウェハ1
1を1領域分移動させ、マスク1の第2領域IIと露光
領域12aが重なる状態でアライメントを行う。このと
きも、マスク1の4隅でウェハアライメントマークを参
照できる。アライメント後、マスク1の4つの領域I〜
IVのマスクパターンをそれぞれ露光領域12に露光す
る。露光領域12aには第2領域IIの相補分割パター
ンが露光される。
【0060】しかしながら、ウェハ11で最外周にあ
り、かつ角部にない露光領域12b(図8、9参照)に
着目すると、マスク1とウェハ11の位置関係によって
は、マスク1の4隅でウェハアライメントマークを参照
できない場合が生じる。この場合のマスク1とウェハ1
1の位置関係を図8(a)〜図9(d)に示す。
【0061】図6、7と同様に太線の露光領域12は、
マスク1の4つの領域I〜IVが重ねられていることを
示す。図8(a)に示すように、マスク1の第4領域I
Vと露光領域12bが重なる状態では、マスク1の4隅
でウェハアライメントマークを参照できる。
【0062】しかしながら、図8(b)に示すように、
マスク1の第3領域IIIと露光領域12bが重なる状
態では、マスク1の第2領域IIと第4領域IVでウェ
ハアライメントマークを参照できない。また、図9
(c)に示すように、マスク1の第1領域Iと露光領域
12bが重なる状態でも、マスク1の第2領域IIと第
4領域IVでウェハアライメントマークを参照できな
い。図9(d)に示すように、マスク1の第2領域II
と露光領域12bが重なる状態では、マスク1の4隅で
ウェハアライメントマークを参照できる。
【0063】以上のように、ウェハ11で最外周にあ
り、かつ角部にない露光領域12bでは、非対角線上に
配置されたアライメントマークは参照できるが、マスク
とウェハの位置関係によっては、対角線上に配置された
アライメントマークを参照できなくなる。したがって、
位置ずれの直線成分は検出できるが、位置ずれの回転成
分は検出できない。
【0064】なお、図10(a)〜図12(d)に示す
ように、ウェハ11で角部にある露光領域12cについ
ては、マスク1に対してウェハ11を移動させると、位
置ずれの直線成分および回転成分をともに検出できない
場合(図11(b))が生じる。
【0065】この場合、マスク1の第3領域IIIの露
光ではアライメントを行えないため、第3領域IIIの
相補分割パターンの合わせ精度は著しく低下する可能性
がある。そこで、角部の露光領域12cには露光を行わ
ず、露光領域12cのチップを不良として扱ってもよ
い。
【0066】しかしながら、ウェハ11で最外周にある
露光領域12(図7の露光領域12bと同様の露光領
域)のすべてで、チップを不良として扱うと、チップの
歩留りが明らかに低下する。そこで、ウェハ11で最外
周にあり、かつ角部にない露光領域12bでは、以下の
ように、非対角線上に配置された2箇所のアライメント
マークを用いてアライメントを行う。
【0067】例えば、図8(b)に示すように、マスク
1の4つの領域のうちの2つがウェハ11の露光領域1
2と重なった状態では、第1領域Iのマスクアライメン
トマーク含有部2およびその下部のウェハアライメント
マーク含有部13に、図1のX1 方向にアライメント光
を入射させる。アライメント光のアライメントマークか
らの反射光を、X1 方向で検出する。
【0068】また、図8(b)に示す状態で、第3領域
IIIのマスクアライメントマーク含有部2およびその
下部のウェハアライメントマーク含有部13に、図1の
2方向にアライメント光を入射させる。アライメント
光のアライメントマークからの反射光を、X2 方向で検
出する。
【0069】適切にアライメントされた状態では、図1
3(a)および(b)に示すように、アライメント光透
過用貫通孔105内にウェハアライメントマーク103
が検出され、マスクアライメントマーク104が見かけ
上、ウェハアライメントマーク103の間にウェハアラ
イメントマーク103と平行に配置される。図13
(a)は第1領域Iで検出される像を示し、図13
(b)は第3領域IIIで検出される像を示す。これら
は方向のみ異なる。
【0070】マスクとウェハの位置ずれが直線成分のみ
であり、回転成分がないか、あるいは回転成分が検出で
きない程度に小さい場合には、例えば図14(a)およ
び(b)に示すような像が検出される。図14(a)お
よび(b)では、ウェハアライメントマーク103とマ
スクアライメントマーク104が平行であるが、ウェハ
アライメントマーク103とマスクアライメントマーク
104の間隔が均等でない。この場合、マスクとウェハ
の相対位置を図1のX1 方向またはX2 方向に変化さ
せ、位置ずれの直線成分を補正する。
【0071】位置ずれに回転成分がある場合、例えば図
15に示すように、ウェハアライメントマーク103と
マスクアライメントマーク104が平行とならない。位
置ずれに回転成分と直線成分の両方がある場合は、ま
ず、上記のように直線成分を補正して、マスクアライメ
ントマーク104をウェハアライメントマーク103の
中間に配置する。
【0072】直線成分の補正後、回転成分を検出する。
図3、4に示す通常の斜方検出法により、マスクの非対
角線上にある2箇所のアライメントマークを参照する場
合、対角線上にある2箇所のアライメントマークを参照
する場合に比較して、回転成分を正確に検出することが
できない。
【0073】一例を図16に示す。図16はマスク1の
各領域I〜IVで検出されるアライメントマークの像を
示す。図16のマスク1は図8(b)と同様に、第1領
域Iと第3領域IIIのみ露光領域12上にあり、この
2つの領域I、IIIのアライメントマークのみ参照で
きるものとする。図16に示すように、第1領域Iおよ
び第3領域IIIに比較して、第2領域IIと第4領域
IVで大きな位置ずれが生じている可能性がある。
【0074】位置ずれの回転成分については、回転角が
同じであれば、回転の中心からの距離が大きいほど、ず
れ量(ある点の変位)が大きくなる。したがって、回転
成分の検出には、対角線上の2箇所のアライメントマー
クを参照する方が、非対角線上の2箇所のアライメント
マークを参照するよりも明らかに有利である。
【0075】本実施形態の露光方法によれば、ウェハで
最外周にある露光領域に露光を行うとき、非対角線上の
2箇所のアライメントマークを用いてアライメントを行
う必要がある。そこで、ウェハとマスクの相対位置を時
間的に変化させ、位置ずれの回転成分の検出感度を高く
する。
【0076】なお、特開平8−288212号公報に
は、アライメント光としてレーザ光を用い、レーザ光束
を揺動させてアライメントを行う方法が開示されてい
る。これはレーザ光が干渉してノイズの要因となるのを
防止するための技術であり、水銀ランプ等、レーザ以外
の光源を用いるアライメントとは無関係である。本実施
形態では、アライメント光を照射しながらウェハまたは
マスクを移動させる。
【0077】図17(a)に示すように、位置ずれに回
転成分がある場合に、ウェハとマスクの相対位置をX方
向で時間的に変化させる。図17(a)のX方向は、図
3のX軸方向に対応する。相対位置の移動方向(X方
向)はウェハアライメントマーク103またはマスクア
ライメントマーク104の長手方向と一致させる。図1
7(a)の例では、マスクをウェハアライメントマーク
103の長手方向に移動させている。
【0078】これにより、ウェハアライメントマーク1
03とマスクアライメントマーク104の間隔が変化し
て、移動方向と直交する直線A上で、マスクアライメン
トマーク104のエッジ位置が変化する。直線Aはマス
クとウェハの相対位置の移動方向(X方向)と直交すれ
ばよく、直線Aの位置は任意に設定できる。例えば、ウ
ェハアライメントマーク103の中心を通る線を直線A
としてもよい。
【0079】図17(a)に示すように、ウェハアライ
メントマーク103に対するマスクアライメントマーク
104の相対的な位置を、IからIIに移動させる。こ
のとき、直線A上でマスクアライメントマーク104の
エッジ位置が移動し、エッジ位置の移動量はdyであ
る。このような移動量dyに基づいて、位置ずれの回転
成分の大きさを検出する。
【0080】図17(b)に示すように、位置ずれに回
転成分がない場合には、マスクをウェハアライメントマ
ーク103に平行な方向(X方向)で移動させ、マスク
アライメントマーク104の位置をIからIIに変化さ
せても、ウェハアライメントマーク103とマスクアラ
イメントマーク104の間隔は変化しない。すなわち、
dy=0である。
【0081】上記の方法によれば、マスク(またはウェ
ハ)をX方向において所定の距離で移動させ、このとき
のエッジ位置の変化量dyを測定して、位置ずれの回転
成分を求める。検出できる最小の角度(角度検出分解
能)は、エッジ位置の変化量dyの検出限界と、X方向
におけるウェハとマスクの相対位置の移動量によって決
定される。
【0082】エッジ位置の変化量dyの検出限界は、ア
ライメント光学系の像検出装置の位置分解能に依存す
る。例えば、アライメント光学系の位置分解能が110
nmであり、ウェハとマスクの相対位置の一方向での移
動量を50μmとしたとき、角度検出分解能は2.2m
radとなる。
【0083】現行のアライメント光学系の角度検出分解
能は1μrad程度であり、上記の例の角度検出分解能
は十分といえない。マスクとウェハの相対位置のX方向
における移動距離を大きくすれば、アライメント光学系
の位置分解能を変更せずに、より微小な回転成分の角度
を検出することも可能である。しかしながら、アライメ
ントの状態に影響を与えずに位置ずれの回転成分を検出
するには、マスクまたはウェハの移動距離は極力小さく
することが望ましい。
【0084】そこで、以下の方法により位置ずれの回転
成分の補正量を決定する。これにより、アライメント光
学系の位置分解能に依存した角度検出分解能よりも、さ
らに細かいピッチで最適な補正量を決定できる。最適な
補正量を決定するには、マスクとウェハを所定の角度で
相対的に回転させ、ウェハアライメントマーク103と
マスクアライメントマーク104の位置ずれの回転成分
の変化を検出する。この場合、マスク自体またはウェハ
自体を所定の回転角φで回転させる。
【0085】マスクまたはウェハの回転は、例えば図5
に示すアライメント装置の駆動機構27を用いて行う。
したがって、マスクを回転させる場合、回転の中心は図
5のマスクステージ26上の1点であり、ウェハを回転
させる場合、回転の中心は図5のウェハステージ25上
の1点である。通常、マスクまたはウェハの回転角φ
は、ウェハアライメントマークとマスクアライメントマ
ークの位置ずれの回転成分の角度(アライメントで検出
対象となる角度、以下、必要に応じてψ(rad)とす
る。)とは一致しない。
【0086】まず、図18(a)に示すように、ウェハ
とマスクを所定の回転角φ1 で相対的に回転させる。こ
の状態で、前述したように、例えばマスクの位置をX方
向で時間的に変化させ、直線A上でのマスクアライメン
トマーク104のエッジ位置の移動量dyを検出する。
【0087】次に、図18(b)に示すように、ウェハ
とマスクを所定の回転角φ2 で相対的に回転させる。こ
の状態で、マスクの位置をX方向で時間的に変化させ、
直線A上でのマスクアライメントマーク104のエッジ
位置の移動量dyを検出する。同様に、図18(c)に
示すように、ウェハとマスクを所定の回転角φ3 で相対
的に回転させてから、マスクアライメントマーク104
のエッジ位置の移動量dyを検出する。
【0088】図19は、ウェハとマスクの回転角φに対
してエッジ位置の移動量dyの絶対値をプロットした図
である。図19の3点は回転角φ1 〜φ3 のときの移動
量dyを示す。実際には、ウェハとマスクの回転角φを
逐次変化させ、プロットの数を3点より多くする。プロ
ットの数を多くした場合にも、ウェハとマスクの回転角
φと位置ずれの角度ψがともに十分に小さければ、図1
9に示すように、dyのプロットは2本の直線に近似さ
れ、これらの直線が接する点でdyが最小となる。
【0089】図20に示すように、マスクの位置をX方
向で移動させる距離をLとすると、dy=L・ψであ
る。すなわち、移動量dyは角度ψに比例し、ψ=0の
ときdy=0となる。移動量dyが最小となるとき、回
転角φは必ずしも0とならないが、回転角φを大きくす
ると位置ずれの回転成分は大きくなる。
【0090】したがって、回転角φが十分に小さい範囲
では、図19に示すように、回転角φと移動量dyの間
に近似的に直線性が見られる。図19でdyが最小とな
る回転角φmin でウェハとマスクの相対位置を補正する
ことにより、位置ずれの回転成分を最小とすることがで
きる。
【0091】図21は、回転角φと移動量dyの関係を
示す他の例である。図21に示すように、移動量dyが
最小となる回転角φmin に、必ずしも実測のデータがな
くてもよい。データの実測は、アライメント光学系の角
度検出分解能の制約を受けるが、図21に示すように、
実測データを外挿すれば、最適な回転角φmin を細かい
ピッチで決定できる。
【0092】また、実測のデータ数(プロットの数)が
多く、これらのプロットのフィッティング精度が高けれ
ば、回転角φmin を高精度に求めることができる。図示
しないが、移動量dyの実測データを図19、21と同
様にプロットし、曲線の関数に近似することもできる。
この関数を微分して、極小となる回転角φを回転角φ
min としてもよい。
【0093】上記の本発明の実施形態のアライメント方
法および露光方法によれば、相補分割パターンが形成さ
れたマスクで高精度にアライメントを行い、高いスルー
プットで露光を行うことができる。また、これらのアラ
イメント方法および露光方法を用いた半導体装置の製造
方法によれば、ウェハの最外周のチップにも高精度で露
光を行うことが可能であり、半導体装置の歩留りを高く
することができる。
【0094】本発明のアライメント方法、露光方法およ
び半導体装置の製造方法の実施形態は、上記の説明に限
定されない。例えば、上記の実施形態を電子ビーム転写
型リソグラフィ以外の半導体装置製造プロセス、具体的
にはイオンビームリソグラフィやイオン注入等に適用す
ることもできる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で、種々の変更が可能である。
【0095】
【発明の効果】本発明のアライメント方法によれば、相
補分割パターンが形成されたマスクを高精度にアライメ
ントできる。本発明の露光方法によれば、1枚のマスク
に形成された相補分割パターンを高精度かつ高効率で露
光できる。本発明の半導体装置の製造方法によれば、半
導体装置の製造コストを低減し、半導体装置の歩留りを
高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の露光方法に用いるマスクの平面
図である。
【図2】図2は本発明の露光方法により露光されるウェ
ハの一部を示す平面図である。
【図3】図3は斜方検出法によるアライメントを示す断
面図である。
【図4】図4(a)および(b)は斜方検出法により検
出されるアライメントマークの平面図である。
【図5】図5は斜方検出法に用いるアライメント装置の
概略図である。
【図6】図6(a)および(b)は図2の露光領域12
aに相補分割パターンを露光する場合のマスク配置例で
ある。
【図7】図7(c)および(d)は図2の露光領域12
aに相補分割パターンを露光する場合のマスク配置例で
ある。
【図8】図8(a)および(b)は図2の露光領域12
bに相補分割パターンを露光する場合のマスク配置例で
ある。
【図9】図9(c)および(d)は図2の露光領域12
bに相補分割パターンを露光する場合のマスク配置例で
ある。
【図10】図10(a)は図2の露光領域12cに相補
分割パターンを露光する場合のマスク配置例である。
【図11】図11(b)は図2の露光領域12cに相補
分割パターンを露光する場合のマスク配置例である。
【図12】図12(c)および(d)は図2の露光領域
12cに相補分割パターンを露光する場合のマスク配置
例である。
【図13】図13(a)および(b)はアライメントさ
れた状態のアライメントマークを示す平面図である。
【図14】図14(a)および(b)はアライメントマ
ークの位置ずれに直線成分があり、回転成分がない場合
の平面図である。
【図15】図15はアライメントマークの位置ずれに回
転成分がある場合の平面図である。
【図16】図16はマスク4隅でのアライメントマーク
の位置ずれを示す例である。
【図17】図17は本発明のアライメント方法による位
置ずれの回転成分の検出方法を示し、(a)は回転成分
がある場合、(b)は回転成分がない場合を示す。
【図18】図18(a)〜(c)は本発明のアライメン
ト方法による位置ずれの回転成分の検出方法を示す図で
ある。
【図19】図19は本発明のアライメント方法による位
置ずれの回転成分の補正量を示す図である。
【図20】図20は本発明のアライメント方法により検
出される位置ずれの回転成分を示す図である。
【図21】図21は本発明のアライメント方法による位
置ずれの回転成分の補正量を示す図である。
【図22】図22は従来のマスクの一例を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1…マスク、2…マスクアライメントマーク含有部、1
1…ウェハ、12、12a、12b、12c…露光領
域、13…ウェハアライメントマーク含有部、21…ア
ライメント装置、22…ウェハ/マスク保持部、23…
アライメント光学系、24…制御装置、25…ウェハス
テージ、26…マスクステージ、27、28…駆動機
構、31…光源、32…ハーフミラー、33…レンズ、
34…像検出装置、35…レンズ、36…ミラー、41
…光または荷電粒子線、101…ウェハ、102…マス
ク、103…ウェハアライメントマーク、103a…パ
ターン、104…マスクアライメントマーク、104a
…パターン、105…アライメント光透過用貫通孔、1
06…アライメント光。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA03 AA07 AA20 AA32 BB02 BB28 CC20 DD06 FF41 GG03 GG22 HH12 JJ03 JJ26 KK01 LL04 LL12 LL46 MM03 MM04 PP12 PP22 PP23 QQ29 UU05 UU09 2H095 BE03 5F056 AA22 AA40 BD05 CC10 CD13 FA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスクに形成されたパターンをウェハに露
    光するときのマスクとウェハのアライメント方法であっ
    て、 前記マスクに形成されたマスクアライメントマークと前
    記ウェハに形成されたウェハアライメントマークに平行
    なアライメント光を入射させる工程であって、前記マス
    クに形成されたアライメント光透過用貫通孔を介して、
    前記ウェハアライメントマークにアライメント光を入射
    させる工程と、 前記アライメント光の前記マスクアライメントマークお
    よび前記ウェハアライメントマークからの反射光を検出
    する工程と、 前記マスクと前記ウェハを相対的に移動させ、前記マス
    クアライメントマークと前記ウェハアライメントマーク
    の位置ずれの直線成分を補正する工程と、 前記マスクアライメントマークおよび前記ウェハアライ
    メントマークにアライメント光を入射させながら、前記
    マスクと前記ウェハの相対位置を一方向で時間的に変化
    させ、前記マスクアライメントマークと前記ウェハアラ
    イメントマークの相対的な変位から、前記位置ずれの回
    転成分を検出する工程とを有するアライメント方法。
  2. 【請求項2】前記マスクと前記ウェハの相対位置を一方
    向で時間的に変化させ、前記位置ずれの回転成分を検出
    した後、 前記マスクと前記ウェハをマスク面に平行な面内で所定
    の回転角で相対的に回転させてから、前記マスクアライ
    メントマークおよび前記ウェハアライメントマークにア
    ライメント光を入射させながら、前記マスクと前記ウェ
    ハの相対位置を一方向で時間的に変化させ、前記マスク
    アライメントマークと前記ウェハアライメントマークの
    相対的な変位から、前記位置ずれの回転成分を検出し、 前記位置ずれの回転成分を前記回転角の関数に近似し
    て、前記位置ずれの回転成分が最小となる回転角を前記
    回転成分の補正量とする請求項1記載のアライメント方
    法。
  3. 【請求項3】薄膜に所定のパターンで孔が形成されたマ
    スクを介してウェハに露光を行う方法であって、 前記薄膜は第1の方向に延びる第1の直線と、前記第1
    の直線と直交する第2の直線によって4つの領域に分割
    され、各領域に前記パターンの互いに異なる一部である
    相補分割パターンが形成され、 前記マスクは前記薄膜の4隅かつ各領域の外側にマスク
    アライメントマークを有し、 前記ウェハは前記マスクの4つの領域の相補分割パター
    ンが重ねて露光される露光領域を複数含み、前記露光領
    域の4隅にウェハアライメントマークを有し、 前記マスクの少なくとも2つの領域を前記露光領域上に
    配置して、前記マスクと前記ウェハのアライメントを行
    ってから、前記露光領域上の相補分割パターンを前記露
    光領域に露光する工程と、 前記マスクと前記ウェハを前記第1の方向または第2の
    方向に相対的に移動させ、前記マスクの少なくとも2つ
    の領域を前記露光領域上に配置して、前記マスクと前記
    ウェハのアライメントを行い、前記露光領域上の相補分
    割パターンを前記露光領域に露光する工程と、 前記マスクと前記ウェハの相対的な移動と露光を繰り返
    し、各露光領域に前記マスクのすべての相補分割パター
    ンを重ねて露光する工程とを有し、 前記アライメントは露光される露光領域のウェハアライ
    メントマークと、露光される露光領域上の前記領域の外
    側のマスクアライメントマークに第1の方向または第2
    の方向でアライメント光を入射させ、反射光を検出して
    行い、 前記マスクの4つの領域が露光領域上にあるとき、4箇
    所のマスクアライメントマークを参照し、 前記マスクの2つの領域が露光領域上にあるとき、露光
    領域上の一方の領域で第1の方向でアライメント光を入
    射させながら、前記マスクと前記ウェハの相対位置を第
    1の方向で時間的に変化させ、マスクアライメントマー
    クとウェハアライメントマークの位置ずれの回転成分を
    検出し、 露光領域上の他方の領域で第2の方向でアライメント光
    を入射させながら、前記マスクと前記ウェハの相対位置
    を第2の方向で時間的に変化させ、マスクアライメント
    マークとウェハアライメントマークの位置ずれの回転成
    分を検出する露光方法。
  4. 【請求項4】前記マスクと前記ウェハの相対位置を第1
    または第2の方向で時間的に変化させ、前記位置ずれの
    回転成分を検出した後、 前記マスクと前記ウェハをマスク面に平行な面内で所定
    の回転角で相対的に回転させてから、露光領域上の2つ
    の領域で前記第1または第2の方向でアライメント光を
    入射させながら、前記マスクと前記ウェハの相対位置を
    アライメント光の入射方向で時間的に変化させ、前記マ
    スクアライメントマークと前記ウェハアライメントマー
    クの相対的な変位から、前記位置ずれの回転成分を検出
    し、 前記位置ずれの回転成分を前記回転角の関数に近似し
    て、前記位置ずれの回転成分が最小となる回転角を前記
    回転成分の補正量とする請求項3記載の露光方法。
  5. 【請求項5】薄膜に所定のパターンで孔が形成されたマ
    スクを介して、感光面に荷電粒子線を照射し、前記感光
    面に前記パターンを転写する工程を含む半導体装置の製
    造方法であって、 前記薄膜は第1の方向に延びる第1の直線と、前記第1
    の直線と直交する第2の直線によって4つの領域に分割
    され、各領域に前記パターンの互いに異なる一部である
    相補分割パターンが形成され、 前記マスクは前記薄膜の4隅かつ各領域の外側にマスク
    アライメントマークを有し、 前記感光面は前記マスクの4つの領域の相補分割パター
    ンが重ねて露光される露光領域を複数含み、前記露光領
    域の4隅にウェハアライメントマークを有し、 前記マスクの少なくとも2つの領域を前記露光領域上に
    配置して、前記マスクと前記感光面のアライメントを行
    ってから、前記露光領域上の相補分割パターンを前記露
    光領域に露光する工程と、 前記マスクと前記感光面を前記第1の方向または第2の
    方向に相対的に移動させ、前記マスクの少なくとも2つ
    の領域を前記露光領域上に配置して、前記マスクと前記
    感光面のアライメントを行い、前記露光領域上の相補分
    割パターンを前記露光領域に露光する工程と、 前記マスクと前記感光面の相対的な移動と露光を繰り返
    し、各露光領域に前記マスクのすべての相補分割パター
    ンを重ねて露光する工程とを有し、 前記アライメントは露光される露光領域のウェハアライ
    メントマークと、露光される露光領域上の前記領域の外
    側のマスクアライメントマークに第1の方向または第2
    の方向でアライメント光を入射させ、反射光を検出して
    行い、 前記マスクの4つの領域が露光領域上にあるとき、4箇
    所のマスクアライメントマークを参照し、 前記マスクの2つの領域が露光領域上にあるとき、露光
    領域上の一方の領域で第1の方向でアライメント光を入
    射させながら、前記マスクと前記感光面の相対位置を第
    1の方向で時間的に変化させ、マスクアライメントマー
    クとウェハアライメントマークの位置ずれの回転成分を
    検出し、 露光領域上の他方の領域で第2の方向でアライメント光
    を入射させながら、前記マスクと前記ウェハの相対位置
    を第2の方向で時間的に変化させ、マスクアライメント
    マークとウェハアライメントマークの位置ずれの回転成
    分を検出する半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101250786B1 (ko) * 2006-06-30 2013-04-04 엘지디스플레이 주식회사 반도체 장비의 스캔 구동방법

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