JP2016132465A - 点眼容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】点眼時における大気圧と容器の内圧の圧力差を緩和して、内容液が外部に過剰に噴出することを防止し、吐出量を正確にコントロールできるとともに、内容液の特性を設計に容易に反映できるシンプルな構造の点眼容器を提供すること。【解決手段】第1実施形態の点眼容器1の吐出部3は、ノズル部10と、第1弁座20と、第1弁体40と、弾性部材としての複数の板状部43と、第2弁座50と、第2弁体60と、を備え、容器2の内圧の上昇によって、第1弁体40が第1弁座20から離間して容器2の内部9と流路15を連通し、第1弁体40と連動する第2弁体60が第2弁座50から離間して流路15と吐出口14を連通する。【選択図】図6

Description

本発明は、液体が収容される容器及び容器に取り付けられる吐出部を備える点眼容器に関する。
従来から、容器の内部圧力の上昇によって流路を閉鎖する弁を開き、内容液を外部に吐出する構造の吐出部を備える点眼容器が知られている。吐出を行わないときは、弁を閉じることにより、内容液の汚染を防止しているのである。この種の点眼容器を開示するものとして、例えば特許文献1及び2がある。各特許文献には、容器の内部圧力が上昇すると、吐出部における先端側の流路が開くとともに、容器内部側の流路が閉じられる弁構造を備えた点眼容器が開示されている。
欧州特許出願公開第2420455号明細書 欧州特許出願公開第2308768号明細書
ところで、弁を開くために容器の内部圧力を上昇させる構成の点眼容器では、点眼時に容器の内圧と大気圧との間に圧力差が生じる。特に、防腐剤無添加の内容液を使用する点眼容器では、容器の内部を無菌状態に維持するために、弁によるシール部分の密着強度を高める必要がある。そのため、弁が作動するための条件として設定される内部圧力が比較的高く設定されており、点眼時における内圧と大気圧の圧力差が大きくなって内容液が吐出口から外部に過剰に噴出することがある。このような事態を防止するため、内容液の吐出速度や吐出量を調整することが考えられるが、内容液の粘度や表面張力の違い等によって液体の流れ易さが異なるため、使用される内容液の特性を考慮して点眼容器を設計することが好ましい。この点、特許文献1及び2に開示される点眼容器は、吐出量の制限ができる構造ではあるものの、吐出部における先端側の流路が開いた後に容器内部側の流路を閉じるという複雑な構造のため、使用される内容液の特性を考慮した吐出量を適切に反映させて設計することが難しく、コスト低減という観点からも改善の余地があった。
本発明は、点眼時における大気圧と容器の内圧の圧力差を緩和して、内容液が外部に過剰に噴出することを防止し、吐出量を正確にコントロールできるとともに、内容液の特性を設計に容易に反映できるシンプルな構造の点眼容器を提供することを目的とする。
本発明は、液体が収容される容器及び前記容器に取り付けられる吐出部を備える点眼容器であって、前記吐出部は、液体を外部に吐出する吐出口及び前記吐出口と前記容器の内部を接続する流路を有するノズル部と、前記流路に配置される第1弁座と、前記流路の開閉を前記第1弁座と行う第1弁体と、前記第1弁体を前記第1弁座側に付勢する弾性部材と、前記流路における前記第1弁座よりも前記吐出口側に配置される第2弁座と、前記流路の前記吐出口側で前記流路の開閉を前記第2弁座と行うとともに、前記第1弁体に連動する第2弁体と、を備え、前記容器の内圧の上昇によって、前記第1弁体が前記第1弁座から離間して前記容器の内部と前記流路を連通し、前記第1弁体と連動して前記第2弁体が前記第2弁座から離間して前記流路と前記吐出口を連通する点眼容器に関する。
前記第1弁体は、前記第2弁体が前記第2弁座から離間して前記流路と前記吐出口を連通した後に、前記流路と前記容器の内部とを連通することが好ましい。
前記第1弁体は、前記第1弁座の前記吐出口側に配置される基部と、前記基部から前記第1弁座側に突出する柱状の突出部と、を有し、前記第1弁座には、前記突出部の形状に応じた開口が形成され、前記突出部が前記開口に挿入された状態で前記流路と前記容器の内部が隔てられることが好ましい。
前記第2弁体は、前記第2弁座の前記吐出口側に配置される弁部と、前記弁部と前記第1弁体を接続する軸部と、を有し、前記第1弁体は、前記第1弁座の前記吐出口側に配置されることが好ましい。
前記第1弁体と前記第1弁座の接触面である第1接触面は、前記吐出口側に近づくにつれて前記第1弁体の中心から外側に離れるように傾斜しており、前記第2弁体と前記第2弁座の接触面である第2接触面は、前記吐出口側に近づくにつれて前記第2弁体の中心から外側に離れるように傾斜しており、前記第1弁体及び前記第2弁体の移動方向に対する前記第1接触面の傾斜角度は、前記第2接触面の傾斜角度よりも小さく構成されることが好ましい。
前記弾性部材は、板状に形成され、平面視において前記第1弁体の周囲に間隔をあけて複数配置されることが好ましい。
複数の前記弾性部材は、前記第1弁体と一体的に成形されており、前記第1弁体の側面から前記吐出口側に向かって螺旋状に延びるようにそれぞれ形成されることが好ましい。
複数の前記弾性部材は、前記第1弁体に固定されるリング状部材に支持されており、前記リング状部材から前記第1弁体の中心に向かって延びるようにそれぞれ形成されることが好ましい。
前記流路と前記吐出口を連通する開状態の前記第2弁体の先端部が、前記ノズル部の先端よりも内側に位置するように構成されることが好ましい。
本発明によれば、点眼時における大気圧と容器の内圧の圧力差を緩和して、内容液が外部に過剰に噴出することを防止し、吐出量を正確にコントロールできるとともに、内容液の特性を設計に容易に反映できるシンプルな構造の点眼容器を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る点眼容器の内部を模式的に示す断面図である。 第1実施形態の点眼容器が備える吐出部を示す断面図である。 第1実施形態の第1弁体の平面図である。 第1実施形態の第1弁体の側面図である。 第1実施形態の第1弁体及び第2弁体が閉鎖位置にある状態の吐出部を示す拡大断面図である。 第1実施形態の第1弁体及び第2弁体が開放位置にある状態の吐出部を示す拡大断面図である。 第2実施形態の点眼容器が備える吐出部及びその近傍を示す拡大断面図である。 第2実施形態の第1弁体の側面図である。 第3実施形態の点眼容器の内部を模式的に示す断面図である。 第3実施形態の第1弁体及び第2弁体が閉鎖位置にある状態の吐出部を示す拡大断面図である。 第3実施形態の第1弁体及び第2弁体が開放位置にある状態の吐出部を示す拡大断面図である。 第3実施形態のノズル先端部の様子を示す拡大断面図である。 第4実施形態の点眼容器が備える吐出部を示す断面図である。 第4実施形態の第1弁座の断面図である。 第4実施形態の第1弁体の側面図である。 第4実施形態の弾性部材の平面図である。 第4実施形態の弾性部材の側面図である。 第4実施形態の第1弁体及び第2弁体が閉鎖位置にある状態の吐出部を示す拡大断面図である。 第4実施形態の第1弁体及び第2弁体の両方が開放位置にある状態の吐出部を示す拡大断面図である。 第5実施形態の点眼容器が備える吐出部を示す断面図である。 第5実施形態の第1弁体のシール部と第1弁座が接触している状態を示す拡大断面図である。 第5実施形態の第2弁体と第2弁座が接触している状態を示す拡大断面図である。 第5実施形態の第1弁体及び第2弁体が開放位置にある状態の吐出部を示す断面図である。
以下、本発明の点眼容器の好ましい各実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、第1実施形態の点眼容器1の全体構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る点眼容器1の内部の様子を示す断面図である。
図1に示すように、点眼容器1は、容器2と、吐出部3と、キャップ4と、を備える。点眼容器1が備える各構成について説明する。
容器2は、内部9に点眼液(内容液)を収容する空間を有する筒状部材である。第1実施形態の容器2は、いわゆるデラミネートタイプのものであり、点眼液が収容される内層袋5と、内層袋5を覆う外層6と、を有する2重容器として構成される。この構成により、吐出時に、点眼液が収容される内層袋5の内部9に外気が流入するのが阻止され、点眼液への細菌、埃等の混入が防止される。
吐出部3は、点眼液を点眼容器1の外部に吐出する部材である。吐出部3は、容器2の上部に取り付けられる。次に、第1実施形態の吐出部3の詳細な構成について説明する。図2は、第1実施形態の点眼容器1が備える吐出部3を示す断面図である。
図2に示すように、吐出部3は、ノズル部10と、第1弁座20と、第1弁体40と、第2弁座50と、第2弁体60と、を備える。吐出部3の各構成について説明する。
ノズル部10は、ノズル基端部11と、ノズル基端部11から突出するノズル先端部12と、を備える。
ノズル基端部11は、容器2に固定される部分である。ノズル基端部11の外側面には、容器2に嵌合するノズル嵌合部13が配置される。容器2の外層6の上端部には、ノズル嵌合部13に対応する容器嵌合部7が形成されており、この容器嵌合部7とノズル嵌合部13によってノズル部10が容器2に固定される。
ノズル先端部12は、ノズル基端部11から先細状に突出しており、その先端に点眼液を外部に吐出する吐出口14が形成される。
ノズル部10の内部には、ノズル基端部11からノズル先端部12に進むにつれて狭まる空間が形成されており、この空間が吐出口14と容器2の内部9とを接続する流路15となる。
第1実施形態の流路15は、ノズル先端部12の内部では吐出口14側に進むにつれて徐々に狭まる形状になっている。吐出口14の開口面積や流路15の内径や長さは、点眼液の表面張力や粘度等の特性を考慮して設定されることが好ましい。
第1弁座20について説明する。第1弁座20は、流路15の上流側の端部(容器2の内部9側)に配置される。第1実施形態の第1弁座20は、中央に開口21を有するリング状に形成される。第1弁座20の内周面の吐出口14側は、吐出口14側に近づくにつれて内側から外側に広がる面取り形状になっている。
第1弁座20は、ノズル基端部11の内壁に形成される凸部16によって固定される。凸部16は、ノズル基端部11の内壁から水平方向に突出しており、第1弁座20はこの凸部16とノズル基端部11の内壁に挟持されている。
第1弁体40は、容器2の内部9側で流路15の開閉を第1弁座20と行う。第1実施形態の第1弁体40の構成について、図3及び図4を参照して説明する。図3は、第1実施形態の第1弁体40の平面図である。図4は、第1実施形態の第1弁体40の側面図である。
図3及び図4に示すように、第1弁体40は、基部41と、突出部42と、複数の板状部43と、を備える。基部41、突出部42及び複数の板状部43のこれらの部材は、弾性を有する材料によって一体的に成形される。
基部41は、第1弁座20の開口21よりも大きい径の円板状に形成される。この基部41に突出部42が形成される。
突出部42は、基部41における容器2の内部9側の平面部分から突出しており、円柱状に形成される。第1実施形態の突出部42における基部41との接続部分は、第1弁座20の内周面の形状に応じてテーパ状に形成される。また、突出部42の先端は、容器2の内部9側に近づくにつれて外側から内側に狭まる面取り形状になっている。
また、突出部42は、その径が第1弁座20の開口21の径に対応している。第1実施形態では、突出部42が第1弁座20の開口21に差し込まれている状態で、突出部42の外周面と第1弁座20の内周面の間にほとんど隙間が生じないように突出部42の径が設定されている。突出部42の周面の高さaによって吐出部3の吐出量が調整される。なお、周面の高さaの違いによる圧力差の調整については後述する。
図3に示すように、板状部43は、平面視において、扇形状に形成されており、基部41の外周面に等間隔に複数配置される。第1実施形態の板状部43は、互いに重なり合うことなく隙間をあけて3枚配置される。図4に示すように、板状部43は、基部41の周面から吐出口14側(第1弁座20から離れる方向)に延びており、基部41の周面に沿う螺旋状になっている。基部41から延びる板状部43は、平面部分が捻じれたようになっており、第1弁体40はプロペラのような形状になっている。
図2に示すように、第1弁体40がノズル部10の内部に組み込まれた状態では、板状部43の吐出口14側の端部は、ノズル基端部11の吐出口14側に位置する内壁に接触している。板状部43がノズル部10の内壁に接触するように、ノズル部10の内部空間及び板状部43の大きさが設定されている。第1実施形態では、ノズル部10の内壁に接触する板状部43が板ばねとして機能することにより、基部41及び突出部42が第1弁座20側に付勢される。
第1実施形態の第1弁体40には、第2弁体60を取り付けるための挿入孔44が形成される。挿入孔44は、基部41及び突出部42の中央を軸方向に貫通して形成される。
なお、第1弁体40の板状部43の弾性は、板状部43の厚み、長さ、材料及び枚数等によって調整可能である。特に、板状部43を構成する材料としては、本機能を発揮するために充分な弾性を有すればよく、エラストマーのような柔軟性の高いものから硬い性質のものまで、点眼液の特性に応じて適宜の樹脂を採用できる。例えば、吸着し易い成分を有する点眼液を用いる場合には、点眼液の内容成分の吸着が少ない傾向がある比較的硬度の高い材料の樹脂を選択することが好ましい。比較的硬度の高い材料の樹脂としては、ポリプロピレン(以下「PP」と称する)、ポリエチレン(以下「PE」と称する)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(以下「ABS」と称する)、ポリカーボネート(以下「PC」と称する)、ポリエチレンテレフタレート(以下「PET」と称する)、アクリロニトリルスチレン(以下「AS」と称する)、ポリアミド(以下「PA」と称する)等である。
また、点眼液の特性に応じて柔軟性の高い材料を用いる場合は、スチレン系・オレフィン系エラストマー及びこれをブレンドした樹脂や、シリコンゴム等を採用することが好ましい。また、第1弁体40は、内部圧力の上昇によって吐出口14側に移動するときに、突出部42の周面が第1弁座20の開口21の内側面に接触し、摺動する。そのため、第1弁体40の突出部42及び第1弁座20を構成する材料は、ある程度の硬度を有するとともに、その表面が滑りやすく構成されることが好ましい。第1弁体40の突出部42と第1弁座20の開口21のクリアランス、液体の粘性及び潤滑性に応じて適宜の材料を選択する。例えば、第1弁座20については、ポリアセタール(以下「POM」と称する)樹脂やポリブチレンテレフタレート(以下「PBT」と称する)樹脂等によって構成することで第1弁座20からの第1弁体40の離間をスムーズにすることができる。また、第1弁体40の突出部42を別体としてPOM樹脂やPBT樹脂等によって構成することもできる。
第2弁座50について説明する。第2弁座50は、流路15における第1弁座20よりも吐出口14側に配置される。第2弁座50は、流路15の内壁に形成されており、第2弁体60の形状に対応するように構成される。第1実施形態では、第2弁座50は、流路15の内壁から突出するように形成されている。
第2弁体60は、流路15の吐出口14側で流路15の開閉を第2弁座50と行うとともに、第1弁体40に連動する。図2に示すように、第2弁体60は、全体として棒状に構成される。第1実施形態の第2弁体60は、流路15の上流側(容器2の内部9側)から下流側(吐出口14側)の順に、差込部61と、軸部62と、テーパ部63と、先端部64と、を備える。
差込部61は、第1弁体40に接続される部分であり、最も細い径の軸状部分である。軸部62は、差込部61より大きい径で、流路15に沿って細長に形成される。テーパ部63は、軸部62から吐出口14側に近づくにつれて径が大きくなるように形成される。先端部64は、その周面がテーパ部63から吐出方向に沿うように形成され、先端面が球面状に形成される。
第2弁体60は、そのテーパ部63が、流路15における吐出口14の手前に設けられる第2弁座50に吐出口14側から接触することで、吐出口14と流路15を隔てる。第2弁体60は、その軸部62を介して第1弁体40に接続されている。第1弁体40は第1弁座20側(容器2の内部側)に付勢されているので、第1弁体40と一体的になっている第2弁体60についても、容器2の内部9側に付勢される。これにより、吐出口14と流路15を接続する経路が隔てられ、外気の流入を原因とする点眼液の汚染が防止されている。第1実施形態の第2弁体60は、その先端部64が開放位置においてノズル部10の先端よりも外側に露出するようになっている。
第1実施形態の第2弁体60は、その先端部64が外部に露出している。外部からの汚染を防止する観点から、第2弁体60は、抗菌作用のある材料で構成することが好ましい。より具体的には、樹脂に酸化チタンや銀を練り込む又は塗布(コーティング)する等して抗菌作用を第2弁体60に持たせることができる。また、第2弁体60を構成する樹脂としては、第2弁体60と第2弁座50のシール性を高める観点から柔軟性のある材料で構成されることが好ましい。例えば、スチレン系・オレフィン系エラストマー、シリコンゴム等を第2弁体60の樹脂として用いることができる。また、シール性能の更なる向上という観点からは、硬度の高いPP樹脂等にエラストマーをブレンドしたものを採用することも考えられる。なお、第2弁座50を柔軟性のある材料で構成し、第2弁体60が閉鎖位置にあるときのシール性を高めることもできる。
ノズル部10の主要な構成は以上の通りである。第1実施形態の点眼容器1が備える吐出部3は、ノズル部10と、第1弁座20と、第1弁体40と、第2弁体60と、を部品として組み付けることによって構成でき、少ない部品点数で無菌性を維持する構造が実現されている。また、部品点数が少ないことに加え、弾性部材がシンプルに構成されるので、位置決め等も容易に行うことができ、製造効率の向上も実現されているのである。
次に、キャップ4について説明する。キャップ4は、点眼容器1を使用しないときに吐出部3をカバーするものである。点眼容器1に取り付けられた状態では吐出部3と外部を隔絶するように構成される。
第1実施形態のキャップ4は、その内側にノズルカバー71と、キャップ突出部72と、が形成される。ノズルカバー71は、吐出部3にキャップ4を取り付けた状態でノズル部10の先端の外周面に水平方向で当接する。キャップ突出部72は、吐出部3にキャップ4を取り付けた状態で第2弁体60の先端部64に垂直方向に当接する。これにより、吐出部3の先端がカバーされるとともに、キャップ4を取り付けた状態では第2弁体60が吐出口14側に移動しなくなるので、キャップ4取り付けた状態で意図せず容器2の側面が押された場合における液漏れが防止される。
なお、キャップ4は、外部からの汚染を防止する観点から、第2弁体60と同様に、抗菌作用のある樹脂で構成されることが好ましい。例えば、PP、PE、ABS、PC、PET、AS、PA等の樹脂に、酸化チタンや銀を練り込む、塗布(コーティング)等して抗菌作用を持たせる構成とすることができる。
第1実施形態の点眼容器1の主要な構成は、以上の通りである。次に、本実施形態の点眼容器1の吐出時の動作について説明する。図5は、第1実施形態の第1弁体40及び第2弁体60が閉鎖位置にある状態の吐出部3を示す拡大断面図である。図6は、第1実施形態の第1弁体40及び第2弁体60が開放位置にある状態の吐出部3を示す拡大断面図である。
点眼液の吐出は、図5に示すように、キャップ4を点眼容器1から取り外し、点眼容器1を吐出部3を下に向けて倒立させた状態で容器2をスクイズし、容器2の内部圧力を高めることによって行う。
吐出時の第1弁体40の挙動を説明する。第1弁体40の第1弁座20からの離間は、容器2の内部9の空間に接している基部41から始まる。内部圧力の上昇によって基部41が吐出口14側に移動すると、板状部43が吐出方向に撓み始める。この時点では、突出部42によって第1弁座20の開口21が閉じられたままであり、流路15と容器2の内部9が第1弁体40によって隔てられている状態である。
図6に示すように、第1弁体40が、吐出口14側に所定量移動すると、第1弁座20から第1弁体40が離間し、流路15と容器2の内部9が連通される。第1実施形態では、突出部42と第2弁座50の開口21との間に隙間が生じるまでに要する第1弁体の移動量が、突出部42の周面の高さaとなっている。即ち、流路15と容器2の内部9が連通されるまでに必要な移動量は、突出部42の周面の高さaに基づいて決まる。従って、点眼液の吐出に必要なスクイズ力の調整も、突出部42の形状を調節することによって容易に行うことができる。
また、突出部42の周面の高さaに基づいて第1弁座20から第1弁体40が離間したときに容器2の内部から流路15に流入する流入量も決まるので、突出部42の高さ(第1実施形態では、周面の高さa)を調整することで、表面張力等の点眼液の特性に応じて吐出量の調整も容易に行うことができる。例えば、表面張力が高く流れにくい点眼液の場合は、高さaを短くすることで点眼液の十分な吐出量を確保することができる(図4参照)。また、表面張力が低く、流れ易い点眼液の場合は、高さaを高くすることで、点眼液が流路15に過剰に流れ込む事態を防止できる(高さaを高くした第1弁体としては例えば図8参照の第1弁体)。このように、第1実施形態の第1弁体40の構成によれば、点眼液の特性に応じて吐出量が適切に設定された点眼容器1の設計を容易に行うことが可能になっている。
次に、吐出時の第2弁体60の挙動について説明する。上述の通り、第2弁体60は、第1弁体40に固定されており、第1弁体40と同じ吐出方向に一体的に移動する。第1弁体40の移動によって、第2弁体60もノズル部10の先端側に移動し、第2弁座50から離間する。
第1実施形態では、第1弁体40が第1弁座20から離間する前に、第2弁体60のテーパ部63が第2弁座50から離間するように、第2弁体60の軸部62、テーパ部63及び第2弁座50の形状が設定されている。即ち、第1弁体40が距離aだけ吐出口14側に移動する前に、第2弁体60のテーパ部63と第2弁座50の接触が解除されるように、テーパ部63及び第2弁座50の形状等が構成される。
以上説明したように、内部圧力の上昇によって、第2弁体60が第2弁座50から離間して吐出口14と流路15が連通されるとともに、第1弁体40が第1弁座20から離間して流路15と容器2の内部9が連通される。図6に示すように、点眼液は、第1弁体40の基部41を迂回するようにして流路15を進む。第1弁体40が備える複数の板状部43は、吐出方向で見たときに隙間をあけて配置されているので、基部41の周囲を通ってノズル部10の先端側に移動する。第1実施形態では、板状部43は、吐出口14に向かって螺旋状に延びているので、流路15を流れる点眼液は、板状部43の吐出口14側の平面部分を通過するときでも流路15の下流側に滑らかに導かれる。
ノズル先端部12まで進んだ点眼液は、第2弁体60のテーパ部63と第2弁座50との間を通過して吐出口14に達し、外部に吐出される。流路15は、ノズル先端部12の内部で細長く形成されており、外気と容器2の内部圧力との圧力差が緩和される。これにより、容器2の外部の圧力(大気圧)と内部圧力との差が大きいために、スクイズしたときに点眼液が過剰に吹き出す事態が防止される。
吐出が完了し、容器2に対する押圧が解除されると、内部圧力が低下し、第1弁体40が板状部43による付勢力によって容器2の内部9側に移動し、第1弁体40の突出部42によって第1弁座20の開口21が閉鎖される。そして、第1弁体40の移動に伴って第2弁体60が容器2の内部9側に移動し、テーパ部63が第2弁座50に接触する。第1弁体40及び第2弁体60の両方が閉鎖位置に移動することによって、吐出口14と流路15が隔絶されるとともに、流路15と容器2の内部9が隔絶され、容器2の内部9への空気の流入が確実に防止される。
以上説明した第1実施形態の点眼容器1によれば、以下のような効果を奏する。第1実施形態の点眼容器1の吐出部3は、ノズル部10と、第1弁座20と、第1弁体40と、弾性部材としての複数の板状部43と、第2弁座50と、第2弁体60と、を備え、容器2の内圧の上昇によって、第1弁体40が第1弁座20から離間して容器2の内部9と流路15を連通し、第1弁体40と連動する第2弁体60が第2弁座50から離間して流路15と吐出口14を連通する。
これにより、吐出時は、流路15に配置される第1弁体40と第2弁体60の間の空間によって、大気圧と容器の内圧との圧力差が緩和され、点眼液が噴出する事態を防止できる構成をシンプルな構造で実現できる。また、流路15と容器2の内部9とを開閉する第1弁体及び第1弁座の形状を調整することにより、流路15に導入される点眼液の流入量を調整できるので、使用される点眼液の特性を考慮した吐出量を点眼容器1の構造に容易に反映することができる。
第1弁体40は、第2弁体60が第2弁座50から離間して流路15と吐出口14を連通した後に、流路15と容器2の内部9とを連通する。
これにより、流路15と吐出口14が連通される前に流路15と容器2の内部9とを連通されることによって、流路15内に点眼液が充満し、流路15と吐出口14が連通された瞬間に吐出口14から外部に点眼液が噴出する事態を確実に防止することができる。
第1弁体40は、第1弁座20の吐出口14側に配置される基部41と、基部41から容器2の内部9側に突出する柱状の突出部42と、を有し、第1弁座20には、突出部42の形状に応じた開口21が形成され、突出部42によって開口21が閉じられることにより流路15と容器の内部9が隔てられる。
これにより、容器2の内部9と流路15の隔絶を確実にすることができるとともに、突出部42の周面の高さa(図4参照)によって吐出量や吐出するタイミングを容易かつ適切に反映させることができる。従って、流れ易い性質の点眼液については突出部42の高さaを高くして吐出量を制限したり、流れにくい点眼液については高さaを低くして十分な吐出量を確保したりする等、より容易かつ適切に点眼液の特性を点眼容器1の設計に反映することができる。
第2弁体60は、第2弁座50の吐出口14側に配置される弁部としてのテーパ部63と、テーパ部63と第1弁体40を接続する軸部62と、を有する。そして、第1弁体40は、第1弁座20の吐出口14側に配置されている。
これにより、第1弁体40が吐出口14側に移動することによって、第2弁体60が吐出口14側に連動する構成をよりシンプルな構造で実現できる。
複数の板状部43は、第1弁体40の基部41に一体的に成形されている。また、複数の板状部43は、平面視において第1弁体40の基部41の周囲に間隔をあけて配置される。そして、複数の板状部43は、第1弁体40の基部41の側面から吐出口14側に向かって螺旋状に延びるようにそれぞれ形成される。
これにより、板状部43が螺旋状に形成されることにより、限られた空間でも板状部43の板長を大きく確保できる。また、板状部43は、吐出方向に直交する方向に拡がることなく吐出方向に撓むので、板状部43を配置するためのスペースを小型化できる。また、複数の板状部43は、平面視において間隔をあけて配置されているので、板状部43の間から点眼液が吐出口14側に流れることができ、板状部43を避ける流路を別途形成する必要もなく、ノズル部10の構造をコンパクトにまとめることができる。また、弾性部材としての板状部43と第1弁体40とが一体的に成形されているので、組み付け作業の工数及び部品点数の削減を行うことができ、製造コストを低減することができる。
第1実施形態の点眼容器1は、以上のように構成される。なお、上記実施形態において、材料の説明を述べなかったものについては、点眼液の成分の吸着や溶出物を考慮して適宜の材料を採用することが好ましい。例えば、熱可塑性樹脂として、PP、PE、ABS、PC、PET、AS、PA等を採用することができる。
次に、第2実施形態の点眼容器201について説明する。図7は、第2実施形態の点眼容器201が備える吐出部3及びその近傍を示す拡大断面図である。図8は、第2実施形態の第1弁体240の側面図である。なお、上記実施形態の構成と同様の構成のものについては、同じ符号を付してその説明を省略することがある。
図7に示すように、第2実施形態の点眼容器201が備える容器202は、デラミネートタイプのものではなく、フィルタ211によって容器202の内部への外気の流入を原因とする点眼液の汚染を防止するタイプである。
第2実施形態の容器202の構成について説明する。容器202は、容器弁210と、フィルタ211と、通気口212と、ノズル嵌合部213と、を主要な構成として備える。
容器弁210は、弾性変形可能な材料によって、その断面形状がL字状に形成されており、容器202の上端部に配置される。第2実施形態のノズル部10は、容器202の内側で垂直方向に延びる外壁部205を有しており、容器弁210の一側の端部は、この外壁部205を外側から内側に付勢する。
フィルタ211は、空気を吸引する経路に配置され、外気の流入による点眼液の汚染を防止する。第3実施形態では、フィルタ211は、容器弁210の上方に配置される。
通気口212は、容器202の外側面に溝状に形成されており、容器202の内部9と外部とを連通する。上述のフィルタ211は、この通気口212と容器202の内部9とを連通する経路途中に配置される。
ノズル嵌合部213は、ノズル部10を容器202に嵌合するためのものであり、このノズル嵌合部213を介して吐出部3が容器202に固定される。第2実施形態では、このノズル嵌合部213の内側面の一部と容器202の外側面の一部とによって、外部から容器202の内部へと空気を導入する導入経路が構成される。
第2実施形態の容器202の主要な構成は以上の通りである。点眼液の吐出によって容器202の内部9が減圧状態になると、通気口212及びフィルタ211を通過してきた空気によって、容器弁210がノズル部10の外壁部205から離れる方向(図7における鎖線の位置)に押され、容器弁210と外壁部205との間に隙間が生じる。これにより、容器202の内部にフィルタ211を通過した清浄な空気が流入する。このように、第2実施形態の点眼容器201は、フィルタ211を通過させることで容器202の内部9の無菌状態が維持されているのである。
また、点眼容器201が備える第2弁体60は、基部241と、突出部242と、板状部243と、挿入孔244を備え、第1実施形態の第2弁体60と同様に構成されるものの、突出部242の高さaは、第1実施形態の第2弁体60よりも長くなっており、比較的表面張力が低く、流れやすい点眼液に対応するようになっている。
以上のように構成される第2実施形態においても、第1弁体40及び第2弁体60は、第1実施形態と同様に機能し、適切な吐出量の点眼液の吐出が可能になっている。このように、フィルタ211によって無菌性を担保する構造の容器202についても本発明は有効である。
次に、第3実施形態の点眼容器301について説明する。図9は、第3実施形態の点眼容器301の内部を模式的に示す断面図である。図10は、第3実施形態の第1弁体340及び第2弁体60の両方が閉鎖位置にある状態の吐出部を示す拡大断面図である。図11は、第3実施形態の第1弁体340及び第2弁体60の両方が開放位置にある状態の吐出部を示す拡大断面図である。図12は、第3実施形態のノズル先端部312の様子を示す拡大断面図である。なお、上記実施形態の構成と同様の構成のものについては、同じ符号を付してその説明を省略することがある。
図10に示すように、第3実施形態の点眼容器301は、容器302が第1実施形態のようにデラミネートタイプのものではなく、第2実施形態のようにフィルタ等の構成も有しない、シンプルな構成の容器である。第3実施形態のノズル部10が有するノズル基端部311が容器302の上端部に内挿されることにより、吐出部3が容器302に固定される。
第3実施形態の第1弁体340は、基部341と、突出部342と、板状部343と、挿入孔344を備え、第1実施形態の第2弁体60と同様に構成される。第3実施形態の第1弁体340は、基部341から突出部342が垂直に立ち上がるように構成されており、突出部342の先端面も面取りされていない点が、第1実施形態の第1弁体40及び第2実施形態の第1弁体240と異なっている。
図10及び図11に示すように、第3実施形態においても、第1弁体340及び第2弁体60は、容器302の内部圧力の上昇によって一体的に移動し、容器302の内部9と流路15が連通されるとともに、流路15と吐出口14が連通され、点眼液が吐出される。なお、第3実施形態の第1弁体340においても、突出部342の周面の高さによって、点眼液の吐出量及びスクイズ力の調整が可能である。
図12に示すように、第3実施形態のノズル先端部312は、吐出口14を形成する内壁が、第2弁体60が開放位置にある場合でも、第2弁体60の先端部64よりも外側に位置するように構成される。従って、開放位置の第2弁体60の先端部64と、ノズル部10の先端と、の間に距離bが設けられることになる。距離bが設けられるようにノズル部10のノズル先端部312が構成されることにより、テーパ部63と第2弁座50の間を通過した点眼液は、ノズル部10の先端側の内壁(距離bに相当する部分)に接触するので、吐出時の勢いが殺され、液切れよく滴下できるようになっている。
以上説明した第3実施形態の点眼容器301によれば、以下のような効果を奏する。
第3実施形態の点眼容器301は、流路15と吐出口14を連通する開状態の第2弁体60の先端部64が、ノズル先端部312よりも容器2の内部9側に位置するように構成される。
これにより、第2弁体60と第2弁座50との間の隙間から吐出された点眼液が、ノズル部10の先端部の内壁に接触して液滴となる。点眼液が勢いよく吐出される事態をノズル部10によっても防止することができ、液切れの良い点眼容器301を提供できる。
次に、第4実施形態の点眼容器401について説明する。図13は、第4実施形態の点眼容器401が備える吐出部3を示す断面図である。なお、上記実施形態の構成と同様の構成のものについては、同じ符号を付してその説明を省略することがある。
第4実施形態の点眼容器401は、デラミネートタイプの二重構造の容器2に吐出部403を取り付けたものである。第4実施形態の吐出部403は、上記実施形態の第1弁体とは異なる構造の第1弁体を適用したものである。
図13に示すように、第4実施形態の吐出部403は、ノズル基端部411及びノズル先端部412を有するノズル部10と、第1弁座420と、第1弁体440と、第2弁座480と、第2弁体460と、弾性部材450と、を備える。以下、第4実施形態の点眼容器401のノズル部10の流路15に配置される各構成について主に説明する。
第1弁座420について説明する。図14は、第4実施形態の第1弁座420の断面図である。図14に示すように、第1弁座420は、中央に開口421を有するリング状に形成される。第1弁座420の吐出口14側の面には、リング状の溝422が形成される。また、第1弁座420の容器2の内部9側の面であって、開口421の周囲には、内側から外側に向かうにつれて吐出口14側に近づくテーパ部423が形成される。以上のように構成される第1弁座420は、流路15における容器2の内部9側に配置される。
第1弁体440について説明する。図15は、第4実施形態の第1弁体440の側面図である。図15に示すように、第1弁体440は、基部441と、突出部442と、差込部444と、を備える。
基部441は、円板状に形成される。基部441における容器2の内部9側の面には、略円柱状に形成される突出部442が配置される。また、基部441における突出部442の周囲にはリング状の溝443が形成される。
突出部442は、その径が第1弁座420の開口421の形状に応じて形成されており、この突出部442が第1弁座420の開口421に嵌まることで容器2の内部9と流路15が閉鎖される。
差込部444は、基部441における吐出口14側の面に、円錐台形状に形成される。差込部444の先端面には、第2弁体460が挿入される挿入孔445が形成される。
また、第1弁体440には、突出部442、基部441を貫通し、挿入孔445に連通する凹部446が形成される。この凹部446は、容器2の内部9側から吐出口14側に進むにつれて段階的に径が狭まるようになっている。凹部446における最も吐出口14側に近い部分では、挿入孔445の径より小さくなっている。挿入孔445に第2弁体460が挿入されることにより、凹部446と流路15とは空間的に隔てられている。このように、容器2の内部側に凹部446が形成されることにより、内部圧力による押圧力を受け易くなるとともに、第1弁体440自体の重量が軽くなるので、第1弁座420からの第1弁体440の離間がスムーズに行われる。
第2弁体460は、全体として棒状に構成され、軸部462と、テーパ部463と、先端部464と、を備える。第2弁体460は、その軸部462が、第1弁体440の挿入孔445に差し込まれることで、第1弁体440と一体的な移動が可能になる。第2弁体460は、そのテーパ部463が第2弁座480に接触することで、吐出口14と流路15を隔てている。
弾性部材450について説明する。弾性部材450は、第1弁体440を第1弁座420側に付勢する部材である。図16は、第4実施形態の弾性部材450の平面図である。図17は、第4実施形態の弾性部材450の側面図である。
弾性部材450は、リング部451と、複数の板状部452と、を備える。図16に示すように、板状部452は、リング部451の吐出口14側の面から中央側に向かって突出している。板状部452は、平面視において、リング部451の同一円上に等間隔に隙間をあけて配置されている。図17に示すように、板状部452は、吐出口14側に近づくにつれて中央側に傾斜しており、その先端側には、断面が略半円状の凸部453が吐出口14側に突出している。
吐出部403の主要な構成は、以上の通りである。次に、各部品の組み付け状態について説明する。
第1弁体440は、第1弁座420の吐出口14側に配置され、第1弁体440の溝443と、第2弁座480の溝422と、が噛み合う状態となる。
弾性部材450は、第1弁体440の吐出口14側に組み付けられ、第1弁体440と一体的になっている。弾性部材450は、板状部452の凸部453がノズル基端部411の内壁に接触しており、第1弁体440を第1弁座420側に付勢する。これによって、第1弁体440の突出部442が第1弁座420の開口421を塞いだ状態となり、容器2の内部9と流路15が隔てられる。
第2弁体460は、第1弁体440に接続されており、第1弁体440が弾性部材450によって第1弁座420側に付勢されているので、第2弁体460についても容器2の内部9側に付勢される。この付勢力によって第2弁体460のテーパ部463が第2弁座480に接触することで、吐出口14と流路15とを連通する経路が閉じられ、容器2の内部9の無菌状態が維持される。
次に、第4実施形態の点眼容器401における吐出部403の挙動について説明する。図18は、第4実施形態の第1弁体440及び第2弁体460の両方が閉鎖位置にある状態の吐出部を示す拡大断面図である。図19は、第4実施形態の第1弁体440及び第2弁体460の両方が開放位置にある状態の吐出部を示す拡大断面図である。
点眼容器401を倒立状態にし、容器2をスクイズすることで容器2の内部圧力が上昇する。容器2の内部圧力の上昇によって、突出部442が吐出口14側に移動し始める。第4実施形態の突出部442には、凹部446が形成されており、吐出口14側への力を受け易くなっている。突出部442の移動によって、板状部452が撓み始め、第1弁体440の溝443と第2弁座480の溝422との間に隙間が生じる。第1弁体440の移動によって生じた隙間によって、容器2の内部9と流路15が連通される。この第1弁体440の移動によって第2弁体460も一体的に移動し、第2弁座480から離間し、吐出口14と流路15が連通される。
容器2の内部9の点眼液は、第1弁体440を迂回するように流路15に進入し、板状部452の隙間を通過して吐出口14から外部に吐出される。点眼液の吐出が完了し、容器2の押圧を解除すると、板状部452の弾性力によって第1弁体440が第1弁座420とともに容器2の内部9と流路15を隔てる閉鎖位置に移動し、第2弁体460についても第2弁座480とともに吐出口14と流路15を隔てる閉鎖位置に移動する。
以上説明した第4実施形態の点眼容器401によれば、以下のような効果を奏する。
第4実施形態の点眼容器401は、弾性部材としての板状部452が、平面視において第1弁体440の周囲に間隔をあけて複数配置される。
これにより、複数の板状部452は、平面視において間隔をあけて配置されているので、板状部452の間から点眼液が吐出口14側に流れることができ、板状部43を避ける流路を別途形成する必要もなく、ノズル部10の構造をコンパクトにまとめることができる。
複数の板状部452は、第1弁体440に固定されるリング部451に支持されており、リング部451から第1弁体440の中心に向かって延びるようにそれぞれ形成される
これにより、複数の板状部452がリング部451に支持されているので、第1弁体440を適切に付勢する位置に容易に組付けることができる。
次に、第5実施形態の点眼容器501について説明する。図20は、第5実施形態の点眼容器501が備える吐出部503を示す断面図である。なお、上記実施形態の構成と同様の構成のものについては、同じ符号を付してその説明を省略することがある。
第5実施形態の点眼容器501は、第4実施形態の点眼容器401の吐出部403の内部構成の一部を変更したものである。以下、第5実施形態の吐出部503の内部構成を中心に説明を行う。
まず、第1弁座520について説明する。図20に示すように、第1弁座520は、中央に開口521を有するリング状に形成される。第1弁座520の吐出口14側の面には、リング状の溝522が形成される。また、第1弁座520の容器2の内部9側の面であって、開口521の周囲には、内側から外側に向かうにつれて吐出口14側に近づくテーパ部523が形成される。第5実施形態の第1弁座520は、第4実施形態に比べ、テーパ部523のテーパ角度が大きくなっており、開口521の径も大きくなっている。
第1弁体540について説明する。第1弁体540は、基部541と、突出部542と、差込部544と、シール部590と、を備える。
基部541は、円板状に形成される。突出部542は、基部541における容器2の内部9側の面に配置される。また、基部541における突出部542の周囲にはリング状の溝543が形成される。差込部544は、基部541における吐出口14側の面に、円錐台形状に形成される。差込部544の先端面には、第2弁体560が挿入される挿入孔545が形成される。
第5実施形態では、基部541における差込部544との接続部分の周囲に、薄肉部591が形成される。薄肉部591は、その厚みが周囲に比べ薄くなるように形成されている。なお、第5実施形態では、薄肉部591は、突出部542を形成する壁の厚みや差込部544を形成する壁の厚みよりも薄くなるように形成されている。
また、第1弁体540には、突出部542、基部541を貫通し、挿入孔545に連通する凹部546が形成される。この凹部546は、容器2の内部9側から吐出口14側に進むにつれて段階的に径が狭まるようになっている。凹部546における最も吐出口14側に近い部分では、吐出口14側に進むにつれて狭まるテーパ状に形成されている。
シール部590について説明する。図21は、第5実施形態の第1弁体540のシール部590と第1弁座520が接触している状態を示す拡大断面図である。シール部590は、リング状の溝543の外側の全域にわたって形成される。図21に示すように、シール部590は、その断面形状が、基部541における容器2の内部9側から突出した後、外側に向かって屈曲する略L字状に形成される。シール部590の端面は、第1弁座520のリング状の溝543に水平方向で接触するように構成される。
第5実施形態での第1弁体540と第1弁座520の接触面である第1接触面540a(図21における2点鎖線で囲まれる部分)は、第1弁体540が第1弁座520から離間する離間方向(図21の矢印の方向)に対して傾斜している。即ち、吐出口14側に進むにつれて中心から外側に離れるように傾斜している。また、シール部590は、弾性変形可能に構成されており、その端面が第1弁座520のリング状の溝543に密着することで、容器2の内部9に対して流路15がシールされた状態となり、この状態では点眼液が容器2の内部9側から流路15に流れなくなっている。
第5実施形態では、第1弁体540が閉鎖位置にある状態では、突出部542と第1弁座520の間には若干の隙間が形成され、リング状の溝543と第1弁座520によって形成される空間にも隙間が形成されている。これらの隙間は第1弁体540の容器2の内部9側であって、最も外側に配置されるシール部590よりも内側に位置している。この構成により、第1弁体540を第1弁座520から離間させる方向の押圧力を受けるための面積を大きく確保することができ、点眼液を吐出させるための動作をスムーズに行うことができるようになっている。
また、リング状の溝522の内側の側面522aと、第1弁体540のシール部590と、の間に形成される空間により、上述の隙間に流入する点眼液の流量が調整されている。即ち、側面522aの傾斜角度とシール部590の内側の端面の角度をそれぞれ調整して設計することによって、流路15に導入される点眼液の流れを正確に調整することが可能になっているのである。
次に、第2弁体560について説明する。図22は、第5実施形態の第2弁体560と第2弁座580が接触している状態を示す拡大断面図である。第2弁体560は、第4実施形態の構成と同様に、全体として棒状に構成され、軸部562と、テーパ部563と、先端部564と、を備える。第2弁体560は、そのテーパ部563が第2弁座580に接触することで、吐出口14と流路15を隔てている。
第5実施形態では、第2弁体560と第2弁座580の接触面である第2接触面560bが、離間方向に対して傾斜している。即ち、吐出口14側に進むにつれて中心から外側に離れる方向に傾斜している(図22における2点鎖線で囲まれる部分)。そして、この第2接触面560bが離間方向となす角度α(図22参照)は、第1接触面540aと離間方向がなす角度β(図21参照)よりも大きくなるように設定されている。即ち、第2接触面560bの傾斜の方が、第1接触面540aの傾斜よりも緩やかになっている。
第1弁体540は、以上のように構成される。弾性部材450は、第4実施形態と同様の構成であり、第1弁体540に組み付けられる。第2弁体560は、第1弁体540の差込部544に形成される挿入孔545に固定される。次に、第5実施形態の点眼容器501における吐出部503の挙動について説明する。図23は、第5実施形態の第1弁体540及び第2弁体560が開放位置にある状態の吐出部を示す断面図である。
容器2がスクイズされることにより、容器2の内部圧力が上昇すると、第1弁体540に対して吐出口14側への押圧力が加わる。差込部544の周囲に薄肉部591が形成されることにより、差込部544が吐出口14側に変形し易くなっている。これにより、差込部544に挿入される第2弁体560の第2弁座580の離間が速やかに行われ、点眼液が噴出する事態が防止される。加えて、第1弁体540の一部を薄肉状に形成することで、第1弁体540を軽量化でき、第1弁体540の第1弁座520からの離間をよりスムーズなものとしている。
上述の通り、第1弁体540は、凹部546に加え、突出部542とシール部590の間に形成される第1弁体540と第1弁座520の間の空間からも押圧力を受ける。図23に示すように、第2弁体560が第2弁座580から離間し、第1弁体540が第1弁座520から離間することによって、流路15と吐出口14が連通し、点眼液が吐出される。上述の通り、第2接触面560bの傾斜の方が、第1接触面540aの傾斜よりも緩やかに形成されている。従って、第1弁体540と第1弁座520の間に形成される隙間に比べ、第2弁体560と第2弁座580の隙間が離間方向で先に大きくなるので、第1弁体540及び第2弁体560の離間が近いタイミングで行われたとしても点眼液が吐出口14から噴出する事態を確実に防止できる。
以上説明した第5実施形態の点眼容器501によれば、以下のような効果を奏する。
即ち、第5実施形態の点眼容器501は、第1弁体540と第1弁座520の接触面である第1接触面540aは、吐出口14側に近づくにつれて第1弁体540の中心から外側に離れるように傾斜している。また、第2弁体560と第2弁座580の接触面である第2接触面560bは、吐出口14側に近づくにつれて第2弁体560の中心から外側に離れるように傾斜している。そして、第1弁体540及び第2弁体560の移動方向に対する第1接触面540aの傾斜角度βは、第2接触面560bの傾斜角度αよりも小さく構成される。
これにより、第2弁体560と第2弁座580の間の隙間が、第1弁体540と第1弁座520の間の隙間に比べ、移動距離に応じた変化量が大きくなるので、点眼液が吐出口14から噴出する事態を防止する構造を容易に実現できる。
以上、本発明の点眼容器の好ましい各実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
第1実施形態等では、第1弁体40は、第2弁体60が第2弁座50から離間して流路15と吐出口14を連通した後に、流路15と容器2の内部9とを連通するように構成されているが、この構成に限定されない。例えば、第1弁体及び第2弁体が同時に流路を開く構成や第1弁体が第1弁座から離間した後に、第2弁体が第2弁座から離間するように構成することもできる。また、第1実施形態の第2弁体60は、その先端部64が開放位置においてノズル部10の先端よりも外側に露出する構成であるが、第3実施形態と同様に、その先端部64が開放位置においてノズル部10の先端よりも内側に位置するように構成することもできる。これにより、第1実施形態において、液切れ性能が更に向上する。また、第5実施形態では、第1弁体540の薄肉部591は、突出部542を形成する壁の厚みや差込部544を形成する壁の厚みよりも薄くなるように形成されているが、この構成に限定されるわけではなく、薄肉部591の厚みや範囲は適宜変更することができる。このように、各実施形態の第1弁体及び第2弁体は、その構成を適宜変更することができる。
上記実施形態では、板状に形成される弾性部材を例にして説明したが、この構成に限定されるわけではなく、弾性部材の構成は適宜変更することができる。例えば、第1実施形態の第1弁体40に一体的に形成される板状部43を第1弁体とは別体として構成することもできる。また、第1弁体を第1弁座に付勢する弾性部材にコイルばね等、他の形状や材料で構成されたものを採用することもできる。
1 点眼容器
2 容器
3 吐出部
10 ノズル部
14 吐出口
15 流路
20 第1弁座
21 開口
40 第1弁体
41 基部
42 突出部
43 板状部(弾性部材)
50 第2弁座
60 第2弁体
62 軸部
63 テーパ部(弁部)
201 点眼容器
202 容器
240 第1弁体
241 基部
242 突出部
243 板状部(弾性部材)
301 点眼容器
302 容器
312 ノズル先端部(ノズル部の先端)
340 第1弁体
341 基部
342 突出部
343 板状部
401 点眼容器
420 第1弁座
440 第1弁体
441 基部
442 突出部
450 弾性部材
451 リング部(リング状部材)
452 板状部(弾性部材)
460 第2弁体
462 軸部
463 テーパ部(弁部)
480 第2弁座
501 点眼容器
520 第1弁座
540 第1弁体
540a 第1接触面
560 第2弁体
560b 第2接触面
580 第2弁座

Claims (9)

  1. 液体が収容される容器及び前記容器に取り付けられる吐出部を備える点眼容器であって、
    前記吐出部は、
    液体を外部に吐出する吐出口及び前記吐出口と前記容器の内部を接続する流路を有するノズル部と、
    前記流路に配置される第1弁座と、
    前記流路の開閉を前記第1弁座と行う第1弁体と、
    前記第1弁体を前記第1弁座側に付勢する弾性部材と、
    前記流路における前記第1弁座よりも前記吐出口側に配置される第2弁座と、
    前記流路の前記吐出口側で前記流路の開閉を前記第2弁座と行うとともに、前記第1弁体に連動する第2弁体と、
    を備え、
    前記容器の内圧の上昇によって、前記第1弁体が前記第1弁座から離間して前記容器の内部と前記流路を連通し、前記第1弁体と連動して前記第2弁体が前記第2弁座から離間して前記流路と前記吐出口を連通する点眼容器。
  2. 前記第1弁体は、前記第2弁体が前記第2弁座から離間して前記流路と前記吐出口を連通した後に、前記流路と前記容器の内部とを連通する請求項1に記載の点眼容器。
  3. 前記第1弁体は、
    前記第1弁座の前記吐出口側に配置される基部と、
    前記基部から前記第1弁座側に突出する柱状の突出部と、
    を有し、
    前記第1弁座には、前記突出部の形状に応じた開口が形成され、前記突出部が前記開口に挿入された状態で前記流路と前記容器の内部が隔てられる請求項1又は2に記載の点眼容器。
  4. 前記第2弁体は、
    前記第2弁座の前記吐出口側に配置される弁部と、
    前記弁部と前記第1弁体を接続する軸部と、
    を有し、
    前記第1弁体は、前記第1弁座の前記吐出口側に配置される請求項1から3までの何れかに記載の点眼容器。
  5. 前記第1弁体と前記第1弁座の接触面である第1接触面は、前記吐出口側に近づくにつれて前記第1弁体の中心から外側に離れるように傾斜しており、
    前記第2弁体と前記第2弁座の接触面である第2接触面は、前記吐出口側に近づくにつれて前記第2弁体の中心から外側に離れるように傾斜しており、
    前記第1弁体及び前記第2弁体の移動方向に対する前記第1接触面の傾斜角度は、前記第2接触面の傾斜角度よりも小さく構成される請求項1から4までの何れかに記載の点眼容器。
  6. 前記弾性部材は、板状に形成され、平面視において前記第1弁体の周囲に間隔をあけて複数配置される請求項1から5までの何れかに記載の点眼容器。
  7. 複数の前記弾性部材は、前記第1弁体と一体的に成形されており、前記第1弁体の側面から前記吐出口側に向かって螺旋状に延びるようにそれぞれ形成される請求項6に記載の点眼容器。
  8. 複数の前記弾性部材は、前記第1弁体に固定されるリング状部材に支持されており、前記リング状部材から前記第1弁体の中心に向かって延びるようにそれぞれ形成される請求項6に記載の点眼容器。
  9. 前記流路と前記吐出口を連通する開状態の前記第2弁体の先端部が、前記ノズル部の先端よりも内側に位置するように構成される請求項1から8までの何れかに記載の点眼容器。
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